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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、rikoさん(40代・専業主婦)からのご相談にお答えします。

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いつも、メールマガジン拝読しております。

先日の相談者、他人からの反応が怖いとの相談者への回答に、
過去に大切な人(おそらく親)から日常的に、あるいは、強烈に怒られた
経験がおありかもしれません。とありました。苦しくなりました。
私が今、その大切な人、親同様の事をしてきてしまった母親なのです。

中一の娘は一学期から不登校になりました。向き合って三ヶ月、芯の理由
はまだまだ吐き出せず、本人もわからない状態で、コントロールできない
強烈なイライラや癇癪のような怒り、「この状況をなんとかして欲しい」
という叫び。先日口論になった時は、「ママがずっと怖くて、言いたい
ことも言えずに我慢してきたんだ、こうなったのはママのせいでもある」
と、泣きながら訴えました。

不登校になってから、極力怒らないように努めてきました。
初期は猛烈に責めてしまいましたし、今も時々怒ってしまうことも事実です。
否定するような意見をしてしまう事もあります。学校へ行けない要素は、
「勉強がとにかく嫌でやりたくない」とのことですが、本当は、私が与え
た影響が隠れているのだと思います。

娘と信頼関係を取り戻したいのですが、その方法が分かりません。
思い通りにいかない怒りが消えないのかと思います。娘が甘えてくる事に、
身体がそっと避けてしまう自分をどうしたらいいのでしょう。
目を合わせて話せない時もあります。これでは娘との距離を縮めることも
難しい……

娘は私のことが大好きで、一番に理解して欲しい気持ちは充分に伝わって
きます。もちろん娘は大切です。でも無条件に愛せていない自分に
ショックもあります。信頼関係を取り戻せる自信がありません。
娘の愛し方、娘に与えてしまった傷を癒す方法を教えてください。
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rikoさんの苦しみ、そして娘さんへの深い愛情が伝わってくるご相談内容
です。

娘さんに対して、思い通りにいかなくて怒りが出てくるということ。

母親には、「娘にはこうなってほしい」という理想がありますね。
そのことによって、理想の母親になれる、自分を認められるという思いが
rikoさんの中にもあるのではないでしょうか。そして、この価値観は、
おそらくrikoさんもお母様から、お母様はおばあさまから、受け継いできて
しまっているのではないかなと思います。

娘さんは、勉強が大嫌いと、とても素直に、正直におっしゃっているよう
ですが、ここは本当に救いだと私は思います。

勉強が嫌いで行きたくないということは、もしかすると、rikoさんが娘さんに
「勉強をしっかりやりなさい。いい成績をとりなさい。学校でいいパフォー
マンス上げなさい。そうしたら、そういういい子になれたら、私はあなたを
愛してあげますよ」というような、条件付きの愛情を、無意識のうちに表現
してしまっているのかもしれません。

いかがでしょうか?

それは、rikoさんのお母様にもさかのぼることができます。
いい母になるために、あるいは、いい嫁になるために「娘にしっかりして
もらわなきゃ」と、自分自身を娘のrikoさんに投影していたかもしれません。
そして、その流れで、rikoさんも自分自身を娘さんに投影して、ここまで
頑張ってこられたのかもしれませんね。

ここで、代々の悪循環を自分で絶ち切るという決意をされてはいかがでしょう。

rikoさん自身も、「私自身も、娘も、唯一無二の個性を備えた価値ある人間だ。
学校にちゃんと登校しているかどうかや、勉強がどれぐらいできるかで価値が
決まるわけではない」と捉えてみるのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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某国立大で6年目を迎える、
登校できない息子のことで悩んでいます。

真面目に通学できたのは入学後半年ほど。

文化祭サークルで不名誉な事を起こしてから立ち直れず、
10年来夢だった資格取得も挫折し、5年目になります。

休学手続きも勧めて、親が用紙を入手しても、
フェイドアウトを望み、除籍も覚悟のようです。

その後は自殺をほのめかす言葉を発し、
家族会議をしたものの、何も進まず9月になってしまいました。

大学の相談システムも、学部長さんや教授達の面談も、
全てキャンセルします。

自暴自棄で、趣味のための外出や、
チケット物品購入のアルバイトでの外出はできますが、
心療内科を勧めても5年間放置。

往診してくれる心療内科は近くでは見つかりません。

後期の手続き期限が近づいており、家族皆、心を痛めています。

中高の6年間は特待生でした。
彼は、誰も責めもしない、本来とても穏やかな性格です。

ただ、ゼロか100かしかなく、プライドがとても高く、
自分のあるべき姿になれない事を自分で責め、人と関わりたくなくなり、
世捨て人のような5年間を過ごしています。

近くで見ていて切ないです。

【みづき・50代・会社員】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

これまで優等生であった息子さんが
大学でのひとつの事件から立ち直れず、引きこもってしまっているのですね。

親として子どもが辛そうにしているのを見るのは大きな試練ですね。

みづきさんもご指摘されていらっしゃるように、
完ぺき主義が災いして、なかなか前進できないようですね。

本人の人生は、最終的に本人の思うようにしか行かないわけですが、
家族にできることは、「完璧でなくても大丈夫」という安心感と信頼感
を与えることになると思います。

みづきさんは、息子さんを思っているが故に
復学を願っていらっしゃることと思いますが、
大学を卒業することへの執着は逆に「大卒」という完璧を貫く姿勢の
後押しとなってしまいます。

逆説的ですが、復学してくれたに越したことはないけれども
「大学に行かなくても大丈夫よ」「人生機能するわよ」という鷹揚な姿勢が、
彼を苦しめている完ぺき主義からの解放の助けになることでしょう。

これもまたご縁で何かの学びであると、
ご自身と息子さんの人生への深い信頼感を育むことは、
息子さんの復学への執着心を解消してくれることと思います。

親は口だけではなく、
本当に自分が完璧であろうがなかろうが、受け入れてくれて、
愛してくれているのだと、息子さん感じることができれば、
心にゆとりが出てくるのではないかと思います。

息子さんが趣味や外出でリフレッシュしてきているのなら、
そのことを肯定的に受け止めて、むしろ奨励して、
息子さんのニーズを理解するために愛ある好奇心を持って
そのことについて話してみたり、共感したりしてみることも
大事かもしれません。

そのことで、息子さんは受け入れられていると感じることが
できるかもしれませんし。

今の状態は決して敗北ではなく、大事なことを学び取るための
プロセスであるということを知ることです。

失敗を犯さないように生きるのではなく、
失敗から学びながら生きる姿勢を家族全員で共有できたなら、
息子さんもより軽やかに前進できるのではないでしょうか。

その結果、息子さんが大学に復学するか、それともやめるかは、
本人に委ねるしかありません。

社会に出てから学び直したって、全然遅くはありません。

ストレートにこだわらず、個性豊かな息子さんの唯一無二の人生を
愛ある眼差しで見守ってあげてください。

ーーー
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【Q】娘が保健室登校になりました

小中学生時代に成績も良くリーダー的な存在だった娘が、
念願の高校に入って2学期頃から保健室登校になり、
最近では不登校になってしまいました。

原因は、些細な友達関係や小さい中学校から大きな高校
へ入りプレッシャーを感じている事の様に思います。

学校の先生方も色々気にかけて対応してくれていますが、
本人は勉強もあまりしなくなり、学校にも行かずの状態です。
学校に行くように促したり、じっとしていないて
何かを始める様に言うのですが聞く耳をもちません。

学校の先生は
【家では本人が寛げる環境と、必要な時の手助けを】
と言われているのですが、何かを言わずにいられません。

子供にどう対応してよいのか、アドバイスをお願い致します。

【40代 主婦 あみまー様】

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FROM 川畑のぶこ

不登校の原因は様々ですが、あみまーさんの娘さんの場合、
きっと色々なことを頑張って背負い込みすぎて、
限界が来たのかもしれませんね。

成績も良く、リーダーシップもある優等生だった娘さん。
きっかけが何であれ、もうこれ以上頑張れないと、
張りつめた糸がプツンと切れたのでしょう。

お母さんが何か言わずにいられない気持ちは十分理解します。
ですので、何も言うなとは言いません。

ただし、言う言葉は変えてみてください。
「もう頑張らなくていいよ。」と。
「頑張ろうが頑張るまいが、
 あなたは私にとって大切な存在だよ。」と。

「いまは休むことが仕事だから、
 ゆっくり存分に休みなさい。」と。
「なんにもしなくていいよ。」と。

信頼してください、
彼女はその気になれば頑張って優等生でいることができます。
そのような能力はあるのです。

但し、それが彼女の幸せに結びつくとは限りません。
いま、娘さんは
頑張りが報われない=自分が得たいものをもたらさない
ことに落胆しているのではないでしょうか。

もしそうであれば、さらに頑張ることを促すのは的外れな
サポートとなりますし、状況を悪化させることもあります。

無理をしない自分でも、愛する者たちが自分を受け入れて
くれることがわかれば、そして娘さん本人が頑張らない自分
を受け入れることができるようになれば、
癒しは促進されることでしょう。

今は学校とのコミュニケーションを密にとりつつも、
彼女は必要なプロセスの中にいて、彼女なりのペースやタイミング
で前進することを信頼して見守ってあげてください。

娘さんがこの世に生まれてきてくれた日を覚えていますか?

なんにも出来なくても、彼女が生まれてきてくれたこと、
ただそのことが祝福だったはず。
そんな気持ちをぜひ思い出してみてください。

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【Q】中3の娘が不登校です

中学3年生、娘の悩みです。
中学1,2年生の時、女友達からのひどい裏切りにあい
現在不登校です。

不登校になって7ケ月が経ちました。
不登校専門のカウンセリングをうけていますが、
まだ再登校できない状態です。

私は常識にとらわれず、
『今、私たちに与えられた試練だ』と
なんとか精神状態を保っていますが。。。
正直、内臓がえぐられるような毎日です。

子供が学校に行くのは普通で当たり前の事ができない。。。
本当に辛く悲しいです。

娘がこのような状況でも何もできない自分(親なのに)。。。
無力を感じます。

【50代 女性 Pineapple様】

―――――――――――――――――
【A】FROM 川畑のぶこ

愛する我が子が不登校になる…とても心が痛みますね。
このような時に、Pineappleさんはじめ周囲のサポーター(とくに家族)
がどのように娘さんに接するかは、娘さんの癒しの過程において
とても大きな役割を担っていると思います。

まず、第一に育んでいただきたい姿勢があります。
それは、「子どもが学校に行くのは普通で当たり前」という姿勢を
手放すことです。

これは決して娘さんにそういう姿勢を育ませるさせるということでは
ありません。もちろん、そうできたに越したことはありませんが、
それよりもまず周囲がそのような姿勢を育み接するということです。

ではどうそのかわりにどのような姿勢を育めば良いかというと、
「我が子は唯一無二の個性ある人生を歩んでいる」と受け止めて、
今、娘さんに起こっていることの全てを受け入れ、
痛みを包み込むことです。

大変な事件に巻き込まれた惨めな我が子ではなく、
大変な試練を懸命に乗り越えようとしている勇者としての我が子を
ケアしてあげてください。

「もう7ヶ月も経っているのに」という周囲の姿勢は、
言葉にせずとも非言語的なエネルギーで伝わるものです。

娘さんも自らに同様のプレッシャーを与えています。
そこに周囲から同様のプレッシャーが加わることは、
状況を悪化させるだけで、何の解決にも結びつきません。

どうか、「彼女の個性に沿って、必要な課題を必要な時間をかけて
癒えていく」と信頼してみてください。

平均的、あるいは標準的に生きる事が人生を幸せに生きること
だとは限りません。
痛みを伴うことが人生に起きたことは残念なことではあります。
ところが、それをバネにしてより良き人生を送ることは可能です。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉を私たちはよく耳に
すると思います。ところが、PTG(心的外傷後成長)というものも
存在します。

辛い試練を乗り越えて、その人が人間として大きく成長する
ということです。これは、以前の状態に戻ることではなく、
以前以上に人間的に大きく成長することを意味します。

精神科医学者のフランクルは強制収容所の中でさえも、
希望を持って、日々を送る人がいたと報告しています。

そのような人々は、人の痛みがわかるが故に、
真に大切なものは何かを知り、自らの経験を人々や未来の社会に
役立てようという福祉の精神をもって豊かに人生を切り開いている
ことが特徴的です。

娘さんが、Pineappleさんご家族にとって今回の事件が苦しみを
伴うことは間違いないでしょう。
ところが、痛みを伴う大きな事件を乗り越えて、大きく成長する
機会ともなり得るのです。

周囲の人々の温かさに触れることはこの成長を促進させる
大切な要素です。
また、娘さんだけでなく、ご家族も大きく成長することでしょう。

どうか、希望を持って前進されますように。

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