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Q:父は7年前に、母は4年前に他界し、
私(独身)はその実家(一軒家)に引き続き住んでいます。

私は3人姉妹の真ん中で、
姉と妹は結婚してそれぞれ家庭を持っています。

実家に住んでいる私が主に親の遺した遺品を整理していますが、
4年になる現在もなかなか終わりが見えてきません。

特に、母はいわゆる超タメコミアンで
実際に「賞味期限が昭和の日付の食品」や
「今年35歳の妹が生まれた時の、友人たちから貰った出産祝いの
全く手をつけてないもの」が、母亡き後に見つかり、泣きそうになりました
(情けなくて)

バックヤードから、母の衣類の尋常じゃない量がわんさか出てきて、
何度埃でむせたことか…

私は、ここで「人間の命はモノより短い」
「溜め込んだモノのツケは、本人でなく残された者が背負うものだ」
ということを思い知り、断捨離の大切さを改めて実感したのであります。

「そんなに、遺品整理が大変なら業者に頼めばいい」という意見もありますが、
私としては本音はそうしたいのですが、それは現実難しいです。

というのは、嫁いで行った姉妹の存在です。

実際に母のものと思って処分した本棚が、
実は姉のものだったりしたこともあったりして、
処分できるものの線引きが曖昧なのです。

現実、遠方だったり、子供が小さかったり
配偶者の仕事の都合上、ウチになかなか来てくれなかったりするので、
相談もままならないです。

そして、母の遺伝子を引き継いだかのようなタメコミアンの姉妹で、
姉にいたっては、嫁いで10年になるのに
部屋一つ分埋まるくらいの荷物がまだ残っています。

「もう嫁いで行ったのだから、なんとかしてほしい」と言っても、

「ウチは転勤族で、そんなに広い家に住めないし、いつ引越しになるか
わからないから、持って行くことはできない」
「近いうちに、姑と同居する二世帯住宅を建てる計画がある。
そのときに持っていく」

と、言いながら、その建設予定地より、どんどん遠いところに、
転勤が決まっていきその計画が実行できるめどなんていつのことやら…

現実に姉が置いていった荷物が私の生活スペースを占領しているので、
「他人のものは勝手に捨ててはいけない」の断捨離の鉄則を守ってるにしろ、
姉のモノを隅の方にまとめておいて、私のスペースを作ろうとしては、
「私のモノをぞんざいに扱わないで!」と怒られる始末…

私は、「自分の身の回りの事で精一杯なので、
それ以外のモノにまで気を使う事はできない!」と言いますが、
「それは自分勝手」と言い返されます。

「妹の生活スペースをおびやかしてまでも、
10年も家を物置にしている方が自分勝手」と腹の底では言いたいところですが、
水掛け論になるだけなので、こらえています。

断捨離は素晴らしい片付け法とは思ってますが、
私ひとりではどうしようもないことを痛感しています。
私自身のモノの断捨離は、殆ど済んでます。

そして、一日も早く家の整理を終わらせたくて、
今年に入ってから、ほとんど遊びに行ってません。

平日は仕事、土日祝日は片付け。
五月の連休もずっと片付けしてました。
気がついたら今年も半分が過ぎていきこのまま年末になりそうです…

たまに少し遊びに出掛けても家の事が気になって、楽しめません。
このまま片付けばっかりして過ごすのは嫌です。

嫌ならやめてしまえばいいかもしれませんが、
やめたら汚部屋、ゴミ屋敷の生活が待ってるだけで、
それはもっと嫌なんです。

アドバイスがあればよろしくお願いします。

【まこと・41歳・会社員】

―――――――――――――――――
A:

FROM 川畑のぶこ

まことさんとご姉妹とのモノを介したバトル。
なかなか一筋縄ではいきませんね。

そう、人は相手を支配するときに
相手の罪悪感に漬け込むという術を知っています。

「あなたに思いやりがあるのなら取っておけるでしょう」
「相手をリスペクトするならそのままにしておくでしょう」
といった具合に。

その際、自分のモノで苦しんでいる相手のことは想像ができず、
ひたすら被害者意識が働いてしまうのですね。

整理すること=悪
取っておくこと=善

という不文律が根底にあることと思います。

まことさんの姉妹はお二人ともタメコミアンとのことで、
モノが溢れていることに慣れていらっしゃるので、
そのことで苦しむ人のイメージができにくいことが考えられます。

ですので、本当に大変で苦しんでいるのだということを知ってもらうために、
口頭ではなく、手紙で伝えてみてはいかがでしょうか。

また、モノを溜め込み、そのことで自分を満たそうとする傾向がある人
というのは、自分の持ち物を己の延長線上のように考えてしまい、
相手がそれを大切にしてくれるか否かで
相手が自分を認めてくれているか、または受け入れてくれているか否か
を図ろうとすることがあります。

これは無意識のうちに行われています。

まことさんは、不要になったモノを整理しようとしているだけなのに
「私が不要だというの!」と、モノと自分を同一化してしまっている状態ですね。

また、この時、自分が丁寧にそれらのモノを扱っていないことは
棚上げとなっています。

まことさんは、あくまでも本人が丁寧に扱わず、放ったらかしにしているものを
整理したいということを伝えているのであり、姉妹を大切にしないということではない
ということをはっきり伝えておくことは大事なプロセスであると思います。

まことさんは、ご姉妹のことは大事にされていると思いますので、
(それ故にこのことに真摯に向き合い、悩んでいらっしゃることと思います)
そこは自信を持って良いと思います。

モノを取っておくことで、相手への思いやりやリスペクトを表現したり証明したり
する必要はまったくありません。

今ご自身がこのことでとても困っていることを、
この問題をできるだけ早く解決したいことを、
そして、姉妹のことは大切に思っていることを、
誠実に伝えてみてはいかがでしょうか。

まことさんがご実家をご両親の遺産として全て相続されている場合は、
ご実家のスペース全てを自由にされたら良く、
ご姉妹のものはそれぞれの住まいに送ることが健全ですが、
姉妹3人が3分の1ずつ相続しているのなら、
ご姉妹にもその空間を自由に使う権利はあります。
(たとえ物置にしたとしても)

その場合は、どこからどこを物置として使うかということも
話し合ってみてはいかがでしょうか。
そしてそこに「丁寧に」保管することを伝えてみてはいかがでしょうか。

ただし、開かずの間に埃や菌が堆積し、衛生状態が悪化したなら、
それはまことさんの健康や人生の質を落とすこともきちんと主張し、
それ故にどのように管理するかも話し合いをして
クリアにしてみることをお勧めします。

どうか、相手への敬意と愛情を持ってコミュニケーションをスタートしつつ、
主張すべきことは引かずに主張してください。

主張は決して批判ではありません。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、まいんさんという55歳の女性(サービス業)からいただいた
「親子共依存の連鎖」というご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~

いつも気づきを、有難うございます。
親子間の連鎖についてお尋ねしたいです。

私は母親と共依存性と診断されものすごく納得。
二十代からそれには気づいていて、でも母親を幸せにせねばと生きてきました。
宗教やセミナーに過剰なまでにひかれ、関わり、結婚も根底にそれがあり、結果離婚。

そんな中、振り返ると自分と子供の関係がまたそのようで、
知らぬ間に連鎖している気がします。メンタル面を子供に過剰に頼った日もあり、
親として的確なアドバイスできず、子供が今、人生で仕事など苦労しているのを
みると、後悔が募り、みんな私のせいに思え、苦しいです。

母親は難産で私を生み、以後体調すぐれず、「あんたを生んでから具合が悪い」と
毎朝体調不良を訴えながら、私を育ててくれました。私にできることは、
そんな母の不平不満・怒り・不安、全てを聴く事で、今だ同じです。
結果この人に「幸せ」と言わせる事が、私の人生目標になっていました。

月日が流れ、無力感と子供たちへの罪悪感で一杯になります。
心療内科の先生は、幼少からの刷り込みはとれないといいます。
連鎖は人類の課題ともききます。

今は親の介護と仕事のなか、趣味を持ち、自分の世界を作りつつありますが、
時に世の中の悪い事全てが自分のせいに思え、苦しくなります。

あと、小さい頃から「終わりたい願望」が強く、すぐに死にたくなる自分に疲れます。
根底にあるこの願望が逆に強みにもなりますが、自殺する人達をひきとめるのは
何故だろう?と疑問に思ったりします。

結局、私がしんどいのは、存在の全否定があるからかもしれません。
仮死状態で生まれた私ですが、スピリチュアルの人に、あなたは今回この体に
入ろうかやめようかずうっと迷っていて、迷ったまま生まれてきていると
言われたとき、びっくりと同時に納得したのを覚えています。

精一杯頑張ってみたけれど、苦しくて、「もういいよ。わかったよ」と
誰かに肩をたたかれたいです。子供を信頼してどっしりと見守るには、
この罪悪感をどう処理したらいいのでしょうか?
怖くてたまらなくなる自分がいます。

~~~~~~~~~~~

親子共依存の連鎖による苦悩、これは臨床でも本当によくあるケースです。

親の感情や人生、幸せに、子どもが必死に責任をとろううとする。
そして親も、ほとんどの場合、無意識的に、「あなたのせいで、私の人生は
不幸なのよ。だから、あなたは私の人生を幸せにする責任がある。
あなたはいい子で、私を幸せにしてちょうだい」というような、
言語的・非言語的コミュニケーションをして、子どもを共依存状態にさせる。

子どもは親を幸せにすることで自分の価値を見出そうとし、親は子どもを
コントロールすることで自分を満たそうとするという共依存関係に
入ってしまうのですね。

私たちの人生における心理的な発達としては、共に自立していくことが健全です。
私が私として、相手が相手として、子が子として、親が親として自立し、
きちんと親離れ、子離れをして巣立っていくということが大事になってきます。

が、この巣立ちがうまくいかなかったとき、特に親の呪縛が強いときは、
なかなか巣立ちがうまくいきません。今、まいんさんは55歳とのことですが、
これまでずっと共依存状態が続いてきたことが見受けられます。

ただ、まいんさんは素晴らしいなと私が思ったのは、苦悩の渦中にありながらも、
それを自分から少し離れたところから「客観視」できている点です。それが、
今まで死にたいぐらい苦しくても、なんとか乗り越えてきた、まいんさんの姿勢
なのだと思いますし、それは今後も常に持ち続けていただきたいと思います。

この「客観視」という物事の捉え方は、その時々のご自身の状況把握にはもちろん、
今回のご相談のテーマである、お母様の生き方や価値観、行動パターンの把握・解釈
にも適用できます。そして、それによって、まいんさんの心理的苦痛を緩和させる
ことが可能になるでしょう。

子どもが自分を犠牲にしてまで、親を幸せにしなければいけないことなどありません。
親の感情や、健康状態の責任をとらなければいけないことなどありません。
その人の人生や幸福、感情の責任は、その人本人にしかとれるものではないのです。

そこをきちんと区別して、今回のケースで言えば、お母様のコントロールの背景に
あるもの、すなわち、お母様の価値観や思いを改めて「理解」してみてください。
「理解する」イコール「その価値観で生きる」ということではありません。
深い理解をもって、でも毅然とした態度で、そこからは離れる、ということです。

まいんさんご自身が苦しんでいらっしゃる「終わりたい願望」についても、
少し視点を変えて捉え直してみるとよいかもしれません。

詳しくは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、かっこさんという50代の女性(パート勤務)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
主人の心理的な問題の事でご相談させてください。

主人は小さい頃から、横暴な父の振る舞いで子供心を傷つけられてきました。
父親が亡くなって7年以上経つのですが、その傷が乗り越えられていません。

父親は家では常に不機嫌で、子供や妻が楽しそうにしていると
いやがらせをとことんやり、嫌な気分にさせられていたそうです。

どこか遊びに連れて行くと自分から誘っておきながら、
子供だから嬉しくてウキウキしてはしゃいでいると、
決まって「うるせー。もういかねーぞ」と言われ、
すごくがっかりさせられたそうです。

すっかり諦めて次の楽しみを見つけて遊んでいると、また急に
「おい、行かなくていいのか」と何度か繰り返されたので、
しまいには、本当に行きたい時は心がウキウキ嬉しい気分を押さえ込み、
つまらなそうにしていたほうが連れてってくれると子供心に悟り、
反対の反応をする様になったそうです。

今でも仕事が上手くいきかけると心がざわつき始め、
壊す方向に行動してしまうそうです。

妻である私が出来ることをアドバイスお願いします。
~~~~~~~~~~~

幼少期の親との関係というのは、
私たちのその後の人生の価値観に大きく影響を及ぼしますね。
価値観、ひいては対人交流のスタイルに多大な影響を及ぼすと思います。

ご主人はお気の毒にも、お父様の威圧的なふるまいや、子ども達の心を
もてあそぶような言動と関わり合ってきたことで、かなり混乱をされて
しまったようですね。

私たちが大人になって、もう父親や母親の監視下にいなくなってもなお、
日常生活の中で似たようなパターンが出てきてしまうことを、心理学用語で
「転移現象」と言いますが、ご主人にはこの現象が起きているようにお見受けします。

例えば職場に行ったとき、父親と似たような雰囲気の上司や先輩から何か
言われときに、父親と重なってしまう。自分の父親を投影してしまって、
過去に父親に抱いていたような感情を同じように抱いたり、父親に対して
とったのと同じ態度を再現してしまうというようなことは、転移現象の一つです。

仕事でうまくいくと、わざと壊す方向に行ってしまうというのであれば、
また、それをわざとやってしまっているということにご主人が気づいているのであれば、
一回一回、意識的に「ああ、またやってるな」と、自分自身を客観視し、
一呼吸置く時間を持つとよいでしょう。

そして、「なるほど。いつも父親との関係で起こったようなことが必ずしも
今の自分の状況下で起こるわけではないんだ」という認知の修正が、
行動と共にでき始めてくると、ご主人もだんだん楽になってくると思います。

このとき、「アファメーション」が有効です。
アファメーションというのは、大切な信念を自分自身に定着させるために
言い聞かせていく、宣言文のようなものです。

傍にいらっしゃる、かっこさんのサポートもとても有効です。
このようなご主人と向かい合っていくには大変なエネルギーを要するかもしれませんが、
これも何かのご縁と捉え、人間の複雑なところや弱いところ、それでも可能性を秘めて
いる部分などに光を当てて、希望を持って、少し忍耐強く、向かい合ってみていただき
たいなと思います。

アファメーションの具体的な方法や、サポートの仕方について、
続きは、ビデオでお話しします……

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Q:断捨離によって、嫌な人間関係を切ることは可能でしょうか?

やましたひでこさんがある動画でホワイトボードに
「へんなおじさん、おせっかいなおばさん」とお書きになって、
そういう人たちと、人間関係を切ることができる、、、。
というようなお話をされてましたように記憶しておりますが、
まさしく私も、そのような悩みをかかえております。

悩みだしてからもうずいぶんの年月が経っております。
ずうっと(その人たちとは)切りたい、切りたいと思っているのです。
もうこれ以上苦しむのは、まっぴらごめん!!と考えているのです。

【べにこ・50歳・専業主婦】

――――――――――

A:
FROM 川畑のぶこ

べにこさんのように、断捨離で人間関係を改善したいという
ご相談はとても多く受けます。

断捨離というのは、ただのモノの片づけにあらず、思考の整理法
なのですね。モノと向き合い、それらとの関係性を問い直すことで、
思考の整理ができるようになります。

私自身、断捨離にハマったのは、
それまで提唱されてきた数々の片づけ技術とは違い、
人生の整理につながる心理療法的な側面を実感したからです。

モノとの関係性を問い直した結果、
自分がしがみついていたもの(執着していたもの)が見えてきて、
不要と判断されればそれらを断っていく力が身についていく過程は、
断捨離の醍醐味です。

人間関係に関しては、過剰適応といって、必要以上に相手に合わせて
生きてしまう人、即ち、自分軸ではなく他人軸の人というのは、
モノとの関係性においてはモノ軸、即ち自分の本当の気持ちよりも、
モノを優先してしまう傾向が見られます。

部屋の断捨離をしていくうちに、モノ(他人)軸の日々であったことに気づき、
それを自分軸に戻して不要なモノを手放していった結果、
思考の整理法が身につきます。

そのことが、結果的に、モノのみならず、家事や仕事などの
日常の出来事との関わり方も変容させ、結果的に人間関係の変容にも
繋がったという報告は、数え切れないほどあります。

やましたさんの仰る、「知らないオジサン」や「おせっかいなオバサン」は、
モノを人間関係に喩えたなら、そのようなものが家の中にいっぱいある
ということを軽妙にわかりやすく表現されています。

友人が、職場の同僚から沢山もらったからとお裾分けしてくれた、
産地すら思い出せないエキゾチックな土産品「=知らないおじさん」や、
キッチンに山積する、数回使ったきりでそのままになっている〇〇メーカーや
〇〇焼き器などの便利グッズ「=おせっかいなオバサン」などと決別することで
そのような力が育めることでしょう。

まずは、身の回りの知らないオジサンやおせっかいなオバサンなどから
整理してみることによって、身の回りに大好きな家族や親友(のようなモノたち)
のみに絞り込んでいきましょうという提案です。

いきなり人間関係の断捨離というのはハードルが高いでしょうから、
さほど波風を立てずに済む、モノとの関係(例えば冷蔵の中の消費期限の
切れた食材や保冷剤など)から始めてはいかがでしょうか?
というのが断捨離の提案です。

家全体の断捨離が終わるころには、おそらく
断捨離識別眼(思考の整理力)が育まれてきていることと思います。
そこから自然と人間関係の問い直しが始まることが多いのです。

べにこさんも焦らずに、さほど傷ついたり傷つけたりしなくて済む、
目の前のモノたちとの関係性の問い直しから始めてみてはいかがでしょうか。
きっとべにこさんの心と人生を豊かにしてくれるはずです!

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160815

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ゆりさん(仮名)という50代の女性(社会福祉法人職員)から
いただいた「夫が嫌いでたまりません」というご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
結婚して26年になりますが、夫のことが嫌いでたまりません。

4歳年上の夫は自営業を営んでいますが、夫の収入だけでは回らず、
私の収入から補てんしている状態。それなのに何かあるとすぐ
『これは仕事に必要』と言ってカードで工具類を買い込み、
その支払いで毎月の生活費が減ってしまう、ということの繰り返しです。

仕事熱心ですが、時期によって仕事量に波があり、
ない時期は朝から自宅でダラダラしています。
時間はあるのに家事は一切しないので、見ているだけで腹が立ちます。

経理も私に丸投げで、ちょっとお金がないとぼやくと
「お前がずさんなことをしているからだ」と言われたこともあります。
無駄遣いをしているつもりはないのですが、
忙しくて夫の仕事のお金の出入りを毎日記帳できていないので、
ずさんでないことを示すことができないのが悔しいところです。

金銭的なことだけでなく、10年以上前の浮気のことも尾を引いています。
水商売の女性(フィリピンの方でした)に入れ上げ、隣県にあるその人
の店まで仕事帰りに高速を飛ばして週に1〜2回通い、そのたびにカード
で何万円も使って朝帰りするという生活でした。隠れて電話したり、
フィリピンへお金を送ろうとしていた様子もありました。
その女性の帰国後も、国際電話の契約までして連絡を取り合っていた
ようですが、結局自然に終わったようです。

子どもがまだ小さく手がかかるのに、協力するどころか、月に何十万も
お金を使うのでその支払いのためにわたしの貯金を崩さざるを得なくなりました。
この件以降、夫が何を言おうと信用できなくなりました。

明るい性格でよく言えば職人肌ですが、何か気に入らないことがあると
相手が誰であろうと大声で恫喝する・くどくどと同じことを繰り返し文句を
言うなどするので、怒らせないように気を遣う毎日です。
「お前は別格だから」「お前が一番」などと口では言いますが、
大事にされている実感は全くありません。

仕事の付き合いも自分は自由ですが、わたしの方には何かと難癖をつけて
制限しようとし、参加したらしたで途中で電話をかけて帰宅を促してくるなど、
うっとうしいことこの上ないです。

いずれ子どもが独立したら夫と二人で生活していくことを思うと
今からぞっとします。離婚を考えたこともありますが、子どものこともあるし、
年老いた親に心配をかけたくないのと、何より夫が怒り狂うのを想像しただけ
で恐ろしくて話を出したことはありません。

できれば以前のように、夫に対して穏やかな気持ちで接することができる
ようになりたいのですが、どうすればいいのでしょうか。
どこかで『自分だけが我慢させられている』と被害者意識を持っているのでしょうか。
それが夫に対する不満の原因なのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

結婚して26年間、ゆりさんは本当に耐え忍んできたのだなということが
伺い知れます。

まず、ひと言で言うと、これは精神的なDVです。身体的に殴ったり、蹴ったり、
傷つけるということはなくても、生活費を入れない、何かあると恫喝する等は暴力です。
浮気をしたときのお金が、ゆりさんの貯蓄を削って使われているというのもおかしいです。

また、自分の行動は自由だけれども、ゆりさんが外出しようとすると難癖をつける、
要は、行動や付き合う相手をコントロールしたり、うまくいかないと恫喝して、
何も言わせないようにして相手をコントロールするというのは、残念ながら暴力なのです。

そして、暴力というのは耐えてはいけないものなのです。どうやったら暴力に対して
穏やかな気持ちで接することができるようになれるか、夫に対して穏やかな気持ちで
接することができるようになれるか、と考えていらっしゃるようですが、
そのような努力は、暴力に対しては、残念ながらしないほうがよいでしょう。

暴力に対しては、毅然と「NO」という立場をとっていく必要があります。

ご相談の文面にある事柄一つ一つを見ていきながら、それらの捉え方、ご主人との関係性、
ひいてはご主人の事業との関わり合い方など、今後のゆりさんの進むべき方向性に
ついての考え方のヒントをお伝えしますので、ぜひご参考になさってください。

続きは、ビデオで……

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160810_FB_kawabata

Q:川畑先生、いつもメルマガ参考にさせていただいております。

私は以前こちらのメルマガで、
ギャンブル依存の主婦として相談にのっていただいた者です。
(※当時の記事 http://www.kawabatanobuko.com/blog/940

あれからまだギャンブルをしていますが、
今回、ギャンブルがやめられない心の溝となっているであろう夫との離婚
になりそうで、新たな悩みが発生したのでまた相談させていただきます。

夫は、喧嘩をすると私を殴る人です。
顔でも体でも、アザになるほど殴ります。
最初はとてもショックで、受け入れることはできないと悩みましたが、
全てを天秤にかけ、日常的に暴力があるわけではないので、
結婚生活の継続をしていました。

その中で、私は夫への見えない復讐心と言いますか、
殴られたことへの怒りの解消先として、
ギャンブルへとはまっていったのです。

私は夫に内緒で、こんな悪行をして、旦那の稼いだお金をこんなに無駄に
してやったぞ!という気持ちの為ギャンブルをしていました。

そんなこんなで、3人目の子供まで産まれ、
周りから見れば幸せな家庭と見えるような生活ができていました。

その後、夫は脱サラをして飲食店の自営業を始めました。
ほとんど私に相談はありませんでした。
決定していることを私に話し、有無を言わさない状態でことが進み、
今に至ります。

私は、3人目の子の産休があけたら元の職場にパートですが戻るつもりで
いましたが、夫の立ち上げた事業を手伝うしかなく、
仕事を退職し手伝っておりました。
全てが、私の望みではないのですが、仕方がない、やるしかない、
と心に決めてついてきました。

しかし先週、突然、夫から離婚を切り出されたのです。

もう、気持ちは固まっており、私の意見は受け入れられない感じでした。
元々、暴力があった時点で私から離婚したいと何度も話をしていましたが、
暴力男の典型で、俺が悪い、もうしないと、離婚には応じなかった夫です。

ここに来て夫から、喧嘩をしたわけでもなく離婚宣告。
こんなに嫌いだった夫なのに、離婚が決まるとなぜか彼の良いところ、
楽しかった思い出ばかりが思い出され涙が止まらないのです。

そして、多分不倫をしていて、早急に別れたいという感じですので、
これまで添い遂げてきた私を、自分の身勝手で切り捨てるというやり方に
本当にショックを受けており、パニックになっております。

夫はと言うと、私とはほぼ話もせずに、どこに行くかも言わず、
家に帰らないのを平気で繰り返しています。

この状況と子供達の生活は普段通りに進めなくてはいけないのとで、
本当に辛いです。夫から私のダメだったところをまくしたてられたときは、
本当に死にたい気持ちになりました。

今後に生活のためにも、自分を癒してからではないと
とてもシングルマザーで子供3人を育てていく気概はありません。

ありませんが、するしかない状況です。
心の整理がつくようにアドバイスをお願いします。

そして、ギャンブルですが、離婚を言い渡されてから途方に暮れて
朝から一日中パチスロをしました。お金もヤケでふんだんに持っていき、
結構当たりがでました。しかし、一切心は浮き立たなかったのです。

ショック状態で勝っても、全く嬉しいという気持ちにならず、
打ちながら色々考えてばかりで泣いておりました。

【タカハシ・34歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

以前にご相談いただき、再度のご相談であるとのこと。
いつもメルマガをご参考にしていただきありがとうございます。

さて、まずギャンブルに関しては、
前回(昨年)のメルマガで回答させていただいた対策の
サポートグループにはご参加されているでしょうか?

あるいは、ギャンブル依存症の治療をしている医療機関などには
かかっていらっしゃるでしょうか?

また、推薦させていただいた書籍はお読みになりましたか?

一般的に、ギャンブル依存症は、字数の限られたメルマガの回答一本で
治ることが期待できるものではありません。

まず、前回の回答に沿って、行動を起こしていただくことが大事ですので、
メルマガを参考にされつつ、実際にご自身で行動を起こしてみてください。

さて、ご主人から長きにわたり暴力を受けていたとのこと。
さぞお辛かったでしょうね。

一度の暴力ですら立ち直れないくらいの心の傷になりうるものを、
喧嘩をするたびに耐えてきたとのことで、苦しみは察するに余りあります。

タカハシさんご自身もギャンブル依存症はそのことに原因があると
わかっていらっしゃるようですので、
暴力から離れることは何より優先されることとなります。

お話を伺う限り、ご主人がタカハシさんの助力により更生することは
考えにくいようですので、ここは暴力から離れるのに
ご主人と物理的な距離をとることは好ましいのではないでしょうか。

理由は何であれ、暴力は許されないということを覚えておいてください。

日常的ではないから、時々だから我慢すれば良いといった類のもの
ではありません。

寂しさや夫の良いところなどを振り返ったり、
自分の悪かった点を振り返ったりすることがあるでしょうが、
DVの加害者はそういう被害者の性格を見越して暴力を振るいます。

原因は自分ではなく妻にあるという
双方の思い込みがある関係性によって成り立ちます。

そして暴力を振った後はいわゆる「ハネムーン期」と呼ばれる、
反省して優しい言葉をかけるなど、一気に反転した行動をとることも多々あります。

これによって被害者は「相手はやはりいい人だし私を愛してくれるから我慢しよう」と、
ハネムーン期こそ真の彼と思い込むようになり、
暴力の連鎖が断ちきれなくなってしまいます。

このようなパターンが繰り返されるうちに、
被害者の自己肯定感はどんどん低下して、
自分は相手のいう通りダメな人間で、
(暴力を振るう)相手くらいしか自分を愛してくれないとか、認めてくれないとか、
世話をしてくれないとかといった妄想を抱き始めます。

このような心理的な依存関係が形成されていくのです。

タカハシさんは、もちろん人間なので失敗もするでしょうし、
完璧ではないでしょうけれど、それでも暴力には値しません。

暴力は許してはいけないのです。

今回夫の日常的な暴力や不倫があり
夫から離婚を突きつけてきたにもかかわらず、
それを引き止めたいという心理が働いているということで、
タカハシさんの自己肯定感がかなり低いことがうかがわれます。

離婚が目の前に迫った時に、
悲しかったり寂しかったりするのは当然の反応です。

でもその一時の反応的な感情を過信して
未来の決断をすることは賢くありません。

このような時に、人間は不安になるものですし、
何にでもすがりたくなるものです。

まず一呼吸おいて、次のことを考えてみてください。

もし、自分の大親友が同じ状況にいたら
何と声をかけてあげるでしょうか?

自分がこの世の何をも愛する以上に愛する相手だったら、
いったいどのような言葉をかけてあげるでしょうか?

お子さんが同じ状況に立たされていたら、
いったいどのような言葉をかけてあげるでしょうか?

そのように決断や行動をされてみてください。

おそらく、今回の出来事は、暴力を受けずに離婚できる、
渡りに船のチャンス!とも取れるのではないでしょうか?

生活ができるか不安なら、経済的なリスクを背負わなくて済むように、
暴力や不倫の証拠を持って、法律家にきちんと相談してみてください。

慰謝料が請求できるでしょうし、子どもの養育費も請求できるでしょう。

この際、暴力に巻き込まれないように、自分で交渉しようとせず、
第三者(弁護士)を立てることが大事です。

DVから解放された女性の多くは、
暴力から離れてみて初めて目が覚めたように、
「何でもっと早く別れていなかったのだろう」と後悔します。

ほとんどの人が、自己肯定感の低さゆえ、
暴力夫無しでは生きていけないという幻想の中に生きているのです。

タカハシさんのように、ご主人の仕事を手伝っている場合などは、
なおさら世界が狭くなり、井の中の蛙状態に陥ってしまうことが
考えられます。

家庭の外にも目を向けて、友人や趣味、そしてもちろんDVや
ギャンブル依存症のサポートグループなど、サポートの輪をどんどん広げて、
いろいろな人や場とつながり、ご自身を満たす時間を増やしてみてください。

人生に困難は付きものではありますが、
暴力に耐えて蔑まれながら生きることほど辛いことはありません。

今が底付き、すなわち、それ以下は無いと考えてみることをお勧めします。

この困難を乗り越えることで、
未来はより良くなると信頼して前進してみてください。

また、

「私は幸せに値する人間です。」

と、鏡の中の自分を見て、大きな声で唱えてみてください。
何度も何度も繰り返し唱えてみてください。

応援しています。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、47歳の女性(会社員)からいただいた
「再婚相手の娘との関係性」というご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~

以前、「前妻が使っていた台所」というタイトルの
断捨離メルマガの中で、アドバイスを頂きました。
(お互い再婚同士、夫が前妻と暮らしていた家に住んでいます)
http://www.kawabatanobuko.com/blog/1553

その後、とても気持ちが楽になり、やれる事をやっていたところ、
夫から「親が歳を取ったので関西へ帰りたい。転職もする」と相談されました。

急な展開で驚きましたが、彼は長男で20代から関東に来て、
両親を妹一人に任せきりにしている事を気にしているのを知っていたので、
一緒に関西へ引っ越すことにしました。内心、この家とお別れして
二人で新しいスタートが切れるのが嬉しかったです。
関西には、中古で小さいですが素敵な住まいも購入しました。

夫の子供は30歳の息子と26歳の娘。彼が引き取り育てました。
私の子は、大学生4年と2年の息子二人。元夫が引き取りました。

引っ越すので、私の仕事の後任を探していたところ、夫の娘がやりたいと言いました。
彼女が小学高学年の時に両親が離婚して以来、父子家庭での生活。
私が後妻として入ってから、彼女との関係はうまくいかず、
高校卒業後フリーターとして一人暮らしを始めましたが、
その頃から心療内科にかかっていた様です。

フリーターでは未来が不安。正社員として勤めたいという彼女の希望。
メンタル面の不安について話し合った上、本気さが感じられたので
会社にお願いしたところ、雇ってもらうことができました。

この時点で、私としては、これまでできなかった何かを埋める機会を
もらえた気がして、本当に感謝し、仕事用の服を買ってあげたり、
仕事も一から、わかるように伝えていきました。

3カ月という異例の引き継ぎ期間も許され、若い彼女は着実に習得し、
会話も沢山できて、残り1カ月という時、安心したところで突然、
無断欠勤が始まりました。プレッシャーからか、メンタル面が悪化したと、
夫へ泣きながら電話があったようです。

そのまま仕事は辞め、ひきこもりになった彼女は一人暮らしをやめ、
夫と関西の新居で暮らすことに。
私は後任が決まるまで、関東に残ることになりました。

私が娘に買った服は、引っ越すとき、ゴミ袋に入っていました。
夫には、私といるのが一番の苦痛だと話したそうです。
お互い様だと思いました。私も傷つき疲れましたが、やれる事はやりました。

4月に夫と娘が関西へ行き、3カ月。娘は少し改善したようですが、
独り立ちできるのはいつのことか。私の後任はようやく決まり、
あと1カ月もすれば仕事は辞められます。
しかし、その後どうして良いのか、全くわからなくなっています。

関西は、夫や娘には親戚のいる所。実際、みんな喜んで世話をしてくれている様です。
関東には私の親戚も、築いてきた人間関係もあります。二人の息子もいます。
夫と二人で新しく生活をスタートする夢は無くなりかけています。

自分軸で考えようとして、真っ先にくじかれるのは経済力の問題です。
そして、治っていた喘息とアトピーが最近悪化し、いよいよ医者に
かからなくてはならないかという肉体的不安もあります。
夫の事は好きですが、娘の事も受け入れる、ケアする自信はないです。

考えをまとめる助けをお願いしたいです。

~~~~~~~~~~~

一難去ってまた一難ですね。
お互いが離婚を経ての再婚同士というのは、どうしても、それぞれが築き
上げてきたものを受け入れる覚悟が必要になりますから、新婚同士の結婚
とは話がまったく違いますよね。

ただ、たとえお互いに新婚で子どもがいなかったとしても、
結婚というのは社会的なシステムですから、相手の親や親戚、兄弟などは
どうしてもつきまとってくる課題になってきます。

それが今回のご相談者さんのケースでは、娘さん、息子さん。
特にご主人の娘さんとの関係が課題になってきたのでしょう。

また、たとえ血がつながっていたとしても、親子関係がなかなかうまくいかない
と言って悩む方もいらっしゃいますので、必ずしも、再婚同士で、相手が連れて
きた娘がいるから問題だということでもないかもしれません。

ここはひとつ、背景の違う二人が一緒になる結婚というイベントに起こり得ることが
起こっているんだと、いわゆる一般的なことなのだととらえ、一呼吸置いてみるのが
よさそうです。

また、娘さんの課題に関しては、現在26歳ということですので、これから何十年も
お父さんと一緒に暮らすということは考えにくいのではないでしょうか。そうなると、
物理的にも距離が開くことになりますし、娘さん自身が新たにつくり上げていく
社会的関係が、ご相談者さんと娘さんとの間に変化を起こすこともあるでしょう。

そのようなことを視野に入れ、機が熟すのを待ってみるのも大事かもしれません。

買ってあげた服を捨てられたという一件については、非常にショックだったことでしょう。
が、ここで勘違いしてはいけないのは、お母さんが、自分に価値がないから、
至らぬ親だからそうなったのではなく、彼女には彼女の課題があるということ。

心理学では「転移現象」と言ったりしますが、過去に持っていた非常に大事な人
(娘さんの場合なら、実の母親など)との関わり合い、その感情を、新たな、似たような
対象の人にぶつけてしまうというのは十分起こり得ることです。
ですので、あまりパーソナルに受け止め過ぎずに、
少し分離して考えていくとよいのではないかと思います。

ご相談者さんの今後の居住地については、関東でも関西でも、さまざまな問題がつきまとう
ことでしょう。最後は、ご自身の内なる声に従っていくほかはないのかなと思います。

また、ご主人との関係においては「適度な距離感」もキーワードです。

続きは、ビデオで……

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Q:断捨離したのに何も変わらない。

少しずつでも断捨離をしたいと思い
戸棚の食器を一段出して不用な食器を捨てました。
戸棚の中をきれいに拭いて必要と思われる食器を並べました。

あら不思議!
ただ単に並べなおしただけのように見えます。

次の段もその次の段も片づけて硝子戸を磨きあげたら
確かにきれいになりました。
でも「スッキリ!」とは程遠い状態です。

以前にタンスの中を断捨離した(つもり)ときも同じ結果でした。

以前よりきれいになった(はず)戸棚を眺めていますが
モチベーションが上がりません。

最初は少しずつでも、
断捨離は加速するはずではなかったのでしょうか?

【ぶち猫・57歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ぶち猫さんの断捨離奮闘記、
共感される方も多いのではないでしょうか。

断捨離はそれぞれの個性が反映されるプロセスでもあり、
タイミングやスピードもそれぞれの置かれている立場やライフスタイル
を尊重しながら行うことが大事になってきます。

たとえそれがぶち猫さんの望むタイミングやスピードでなくても、
必要なタイミングとスピード(=学びの過程)があることを
受け入れることも大事なプロセスとなるでしょう。

私自身は仕事もしていることもあるのと、日々コツコツと言うよりは
日程を定めて一気にというのが性に合っているので、
最初の大掛かりな断捨離はそのように取り組みましたが、
中にはコツコツが性に合っている、すなわち、
すぐに結果が見えない方もいらっしゃるでしょう。

ぶち猫さんは主婦とのことですので、
フルタイムで仕事をされている方たちに比べれば家にいる時間も多く、
断捨離の時間も融通がきくのではないかと思われます。

ただし、家にいる時間が多ければ多いほど、
その分家の中での生活を豊かにしようと物が増えてしまったり、
いつでもできると思うとなかなか手をつけなかったりもしますね。

断捨離をしたのにスッキリしないし何も変わらない(変わった感じがしない)
のであれば、もともとの量が圧倒的で適正量を大幅に超えているため、
本人的には断捨離をしたつもりなのに、実際は適正量に至っていない
という問題が考えらえます。

例えば、扉の付いた見えない収納なら、
適正量(収納スペースに対して70%)に対して倍のもの(140%)があった場合、
全体の約3分の1の量のものを捨てたとしても、まだ2割以上オーバーなのです。

自分としては3分の1も捨てたのに!なぜスッキリしないのか?
という感覚となるでしょう。

断捨離は空間に対して100%の収納を目指すのではなく、
「見えない」収納なら70%、
「見える」収納なら50%、
「見せる」収納なら30% 
を一つのガイドラインとして提示していますから、
ぶち猫さんの食器棚に扉が付いているのなら70%を意識し、
扉がなければ50%くらいを意識されるとスッキリ感が得られ、
モチベーションにつながることと思います。

ぜひご参考にされてください。

これはモノの通り道であり、呼吸空間をつくるということです。

モノだけでなく、日々のスケジュールなども
7割くらいを意識して、3割は自由なゆとり時間にすると、
空間だけでなく人生もスッキリしてくることでしょう。

このような規制を意識的に設けずにいると、私たちはついつい
100パーセント、あるいはそれ以上に人生を埋めようとしてしまい、
結果、息がつまる人生になってしまうので気をつけたいですね。

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こんにちは。川畑のぶこです。

momo様(50代・主婦)という方からいただいた
「『聞き役』が苦しい」というご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも参考になるメルマガをありがとうございます。
なるほど、そういう考え方か、そう動いてみるのか、
と気づきをいただいております。

さて、私の悩みです。
私は、友人に合わせながらお付き合いをしていて、
なかなか自分を出せません。

最近、相手の悩みを聞くことが多くなりました。
自分は聞くタイプの人間だ、と思っていたのですが、
人生も半世紀ほど生きていると重い悩みを聞くことが多くて、
だんだん自分の中で一杯一杯になってきました。

離婚する人、ガンの手術をする人、子供がアトピーからの鬱状態で
就職も辞退した人、小さなお孫さんが脳の大手術をしたり障害がある人、
熊本の被災者で高齢のご両親や鬱の妹さんなどを抱えている人など。
これは、何かを意味しているのでしょうか?

重い悩みを聞いて相手に共感してきたつもりですが、
それは傲慢なこととも思っています。
人の心を100%わかるわけなどないですよね。

もちろん私も悩みを友人達に聞いてもらうこともあり、
ありがたいことだと感謝しています。
でも、友人達から聞く悩みは重く、
自分の悩みがちっぽけな悩みに思えてしまいます。

これから私はどのように考え、どのように動けばいいのか、
悶々とした思いが溜まり苦しくなっています。

何か、アドバイスがあれば教えていただきたいと思っております。
よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

momoさんのように人の話を親身になって聞いてくださる方が
いらっしゃると、周りの人も安心して心をオープンにして、
悩みを打ち明けられるのだと思います。momoさんの周りの方たちは、
きっと、かなり救われたり、癒されたりしていることでしょう。

ところが、momoさんご自身がそれで重くなってしまっているのであれば、
おそらく周囲の人々も、そこまでして聞いてもらおうとは思わないはずです。
全てを自分が背負い込む必要はないのだということを知っておいてください。

私たちはみんな、それぞれ、人生の課題があります。
大きな悩みもありますし、問題も抱えます。

基本的に、人が悩みを抱えているのは、それを乗り越えるだけの叡智が
備わっているからだと、その人の問題解消能力を「信頼」することが大切です。

相手の能力が信頼できないと、すなわち、相手を非力化してしまうと、
自分が解消して「あげなければ」というような気持ちになります。

もちろんこれは、思いやりや慈悲の念からきていることだとは思うのですが、
やはりこれも程度問題で、momoさんが自分の許容量以上を抱えてしまった
場合は、お互いにとって、百害あって一利なしです。

ですから、オーバーキャバ気味になっている自分に、momoさんが気づいてあげて、
それ以上抱える必要はない、と割り切ってあげることが大事です。

そうすると、何が起きるでしょう?

また、momoさんが手放すことによって、悩みを抱えている本人と、
周囲の人々との間に、ある「調和」がもたらされます。

キーワードは「refer(照会)」です。
自分の手に負えないものはいったん「手放し」、一方でその受容力のある人や
世の中のシステムを照会し、活用するのです。

また、momoさんの苦しみの原因になっていると思われる「人に合わせる」という点
については、考え方や行動パターンにある種の「クセ」のようなものがあるかも
しれませんから、そこをよく見ていきましょう。

続きは、ビデオで……

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