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ひまわりさん(60代・女性・専業主婦)の
のご相談にお答えします。

【Q】川畑先生、こんにちは。

いつもYouTubeを拝見し、
自分自身を振り返るきっかけを
いただいています。

今日は夫とのことで相談させてください。

私は60代前半の専業主婦です。

夫は昨年定年退職し、
今は毎日家で過ごしています。

現役時代は朝から晩まで仕事で
家にいなかったので、最初は
「これからは夫婦でゆっくり過ごせる」
と楽しみにしていました。

でも実際にその生活が始まると、
思っていた以上に
息苦しさを感じています。

今年は特に暑い日が続き、
一日中エアコンの効いたリビングで
二人で過ごすことが多いのですが、

それだけでも
何となく気が休まりません。

夫には小さいながらも書斎があるのですが、
窓が小さく暗い部屋なのでほとんど使わず、
いつもリビングで過ごしています。

一方、私は自分の部屋がありません。

キッチンとダイニング以外では、
リビングしか居場所がなく、

気がつけば朝から晩まで
夫と同じ空間にいることも
少なくありません。

夫は暑がりで、エアコンの温度を
かなり低く設定したがります。

私は冷え性なので寒く感じ、
「少し上げてもいい?」と言うのですが、
「このくらいがちょうどいい」と
また下げられてしまいます。

そんな小さなことが毎日のように続き、
だんだんイライラしてしまいます。

食事の時間もテレビも生活のペースも、
何となく夫に合わせている自分がいます。

夫は特別わがままな人ではありません。

家事も以前より手伝ってくれますし、
私を困らせようとしているわけでも
ないと思います。

それなのに、一人でのんびりする時間が
なくなったことや、自分のリズムで
過ごせなくなったことが、
思っていた以上にストレスになっています。

こんなことでイライラする私は、
心が狭いのでしょうか。

これから先、夫婦二人で過ごす時間は
ますます長くなります。

お互い気持ちよく暮らしていくために、
私はどんなことを
意識すればよいのでしょうか。

【A】ひまわりさん、
ご相談ありがとうございます。

これまで日中は仕事に出かけていた
ご主人が定年を迎え、
毎日家にいるようになったのですね。

最初は「これからは夫婦でゆっくり
過ごせる」と思っていたのに、
実際に始まってみると、

思っていた以上に
息苦しさを感じてしまう。

でも、ご主人が
特別わがままなわけではない。

そんなとき、「こんなことで
イライラする自分が悪いのでは」と
思ってしまうかもしれませんね。

ひまわりさんは、
これまで気づかないうちに、
自分にとって一人の時間や、
自分だけの空間が大切だったことに
気づいたのかもしれません。

大切なのは、
ご主人に我慢してもらうか、
自分が我慢するかという
二択にしないことです。

「私はこう感じている」
「私にはこんな時間や空間が必要なの」

と、まずは自分のニーズを
丁寧に伝えてみてください。

エアコンの温度のような小さなことも、
我慢して飲み込むのではなく、
お互いにとって心地よい方法を
一緒に探していけるといいですね。

夫婦二人の新しい暮らしを、
これからどのようにつくって
いけばよいのでしょうか。

一人の時間や居場所を確保するための
具体的なヒントについても、
動画で詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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やまさん(20代・女性・公務員)の
のご相談にお答えします。

【Q】私は27歳で独身、実家暮らし、
公務員として働いています。

いわゆるクォーターライフクライシス
というものだと思いますが、

特別大きな障害や不満はないにもかかわらず、
常にこのままでいいのかという不安が
つきまといます。

以前は一人暮らしをしており
大変満足していたのですが、
貯金ができず
実家に戻ることにしました。

暮らしの満足度は
前よりも下がったと思います。

自分自身1人で過ごすことが好きなので、
家族と住むことは
多少のストレスはあります。

実家には両親と父方の祖母がおり、
認知症の祖母の世話など
大変なこともありますが、
それなりに仲違いせず暮らしております。

ただ、母親がため込み症の疑いがあり、
実家は空の段ボールや空き箱、

母の捨てられない昔の子供達の
おもちゃや服、古い新聞などのもので
溢れかえっており、
それも多少ストレスにはなっています。

勝手に捨てたりすると怒らせてしまう
ため周りは手をつけられません。

私には結婚願望もありますが、
出会いがないため、それも悩みの種です。

仕事では辛いこともありますが、
多少のやりがいも感じながら
それなりに向き合っています。

性格上、表面では笑顔で振る舞うのが
得意なので、人に悩みを打ち明けるのが
苦手なところがあります。

恋人がいるときは
自然にそれができますが、
相手がいなくて吐き出す相手がおらず、
辛く感じるのも原因かと思います。

本を読むのが好きで、
悩んだ時はいろんな本を読みます。

そこで、「感情をそのまま見つめる」とか、
「あるがままを受け入れる」などの
言葉を見て、

いざ自分の内面に向き合ったときに、
かなり汚いところがあると
気づいたりします。

それでまた悩んでしまったり、
疲れを感じてしまいます。

体も以前より疲れやすくなって、
好きなことに対する情熱ややる気も
なくなってしまっている感覚があります。

前には欲しかったものとか
行きたかったところも「もういいや」と
思ってしまったりします。

日常の周りで起きる些細なことに対する
不安も、感じることが増えてきました。

今まではあまりなかったのですが、
旅行に行く前にも、電車やホテルを
決めるときに先延ばしにしてしまったり、

以前上司に咎められたことを思い出して、
また何か言われるのではないかと心配したり、
余計な心配をしたりしてしまいます。

心配事に対して、起きるわけがないとか、
失敗しても大丈夫とはわかっていても、
どうしても不安に感じてしまうことが
あります。

そして、「自分が今やっていることは
これで正しいのか」「このままで、
幸せに生きていけるのか」と、
負のループに入って抜け出せなくなります。

それが生理の周期などで
余計にひどくなったりすることで、
気分の落ち込みが大きくなってしまうこと
も辛いと感じます。

日々生活している中で、
自分の感情や気分に振り回されて、

今できることをやるべきなのは
わかっているのですが、
心がしんどくてついていきません。

軽やかにしなやかに生きていきたいです。

【A】やまさん、
ご相談ありがとうございます。

「このままでいいのか」と、
常に考えてしまうのですね。

特別大きな問題があるわけではないし、
仕事もそれなりにやりがいがあって、
家族とも大きく揉めているわけではない。

それなのに、
将来のことや周りの人のことを考え始めると
不安がどんどん膨らんでしまう。

そんな状態が続くと、
心も疲れてしまいますよね。

やまさんは、一人で過ごす時間が好きだ
と書いてくださっています。

以前の一人暮らしのほうが
満足度が高かったのであれば、

まずは「一人の時間」を、
心のエネルギー源として
意識的に確保してみてください。

実家暮らしだからといって、
家族に合わせ続ける必要はありません。

そして、もう一つ大切なのは、
「あるがままを受け入れる」ということを

自分の中にある嫌な感情まで
無理に肯定しなければならない、
という意味にしないことです。

「ああ、今の私はこんなことを
感じているんだな」と、
そのまま気づいてあげる。

それだけでも十分なのです。

動画では、やまさんが
「このままでいいのか」と
不安になったとき、

何を基準に自分の人生を見ていけば
いいのか、

そして「自分にとって大切なもの」を
見つけるための具体的な方法について、
もう少し詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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【Q】川畑先生、こんにちは。
いつもメルマガを楽しみにしています。

58歳、会社員です。
長年続けてきた趣味についての相談です。

私は15年以上、
コーラスサークルに通っています。

歌うことが好きで始めた趣味でしたが、
仲間にも恵まれ、毎週の練習を
とても楽しみにしていました。

発表会やイベントもあり、
「仕事以外にも自分の居場所がある」
と感じられる、大切な時間でした。

ところがここ1〜2年、
サークルへ行くのが
少しずつ億劫になってきました。

先生や仲間との人間関係が
悪いわけではありません。

皆さん親切ですし、
居心地が悪いわけでもありません。

それなのに、練習の日になると
「今日は休みたいな」と思ってしまいます。

行けばそれなりに楽しいのですが、
帰ってくるとどっと疲れてしまい、
「前はこんなことなかったのに」
と感じます。

歌そのものが嫌いになったわけでは
ありません。

好きな歌手の新曲が配信されると
繰り返し聴いて一緒に歌いますし、
以前からよく見ている合唱団の
YouTubeも今でも楽しみにしています。

音楽と触れ合っている時間は、
今でもとても楽しく、
心が満たされるのです。

だからこそ、「歌は好きなのに、
どうしてサークルには行きたくないん
だろう」と、自分でも戸惑っています。

年齢のせいなのか、
仕事で疲れやすくなったのか、
自分でもよく分かりません。

親しい友人には、「少し休んでみたら?
また行きたくなったら戻ればいい
じゃない」と言われました。

私もそうできたら
気が楽なのかもしれません。

でも、15年も続けてきた趣味を
休んだり、やめたりすることに、
どこか後ろめたさがあります。

これまで「続けること」に意味がある
と思ってきたので、
「途中でやめる私は根気がないのでは」
と思ってしまう自分もいます。

もしかしたら、今の私はこの趣味を
卒業する時期なのでしょうか。

それとも、一時的な気持ちだから、
もう少し続けた方がいいのでしょうか。

好きだったことや趣味も
「断捨離」するタイミングが、
人生にはあるのでしょうか。

【みさき・50代・会社員】

【A】みさきさん、こんにちは。
メルマガをいつも楽しみにしてくださって
いるとのこと、ありがとうございます。

みさきさんが15年続けてこられた
コーラスサークルへの気持ちの変化が
とてもよく伝わってきましたし、

ご自身の内側の声にとても正直に、
繊細に耳を傾けていらっしゃるのが
伝わってきました。

あんなに好きだったものがなぜ?
私は何かおかしいの? と
ご自身を疑ってしまうのでしょうが、

人生とは無常、
私たちの体も心も、自然と一緒で、
常に移り変わるものですね。

大切なのは、今・ここ・私。

今のみさきさんにとって大切なものを
常に選び抜く姿勢をぜひ大切にしてください。

58歳ともなると、
以前に比べて気力も体力も落ちて、
活動レベルも変わります。

これまでの活動が億劫に感じるようになる
のも当然ですので、まずは自然の摂理を
受け入れる勇気が必要ですね。

それでも、みさきさんは
決して歌が嫌いになったわけではなく、

新曲を繰り返し聴いて口ずさむ時間、
合唱団の映像を見る時間など、
歌や音楽との関わりは豊かなままのようです。

ここでみさきさんに覚えていただきたいのは、
「歌うこと」と「サークルに通うこと」は、
似ているようで
実は別のものだということです。

サークルには、そこまでの移動、
練習の拘束時間、仲間との関わり、
発表会への準備など、音楽そのもの以外にも
たくさんの要素が重なっています。

物理的にも心理・社会的にも
それなりの負荷はかかっているのです。

さらに、ご自身の仕事の負荷、睡眠、
ホルモンバランスなど、さまざまな要因で
以前とはエネルギーの使い方が
変わることがあります。

もしコーラスに限らず、
以前楽しめたこと全般への興味が薄れたり、
疲労感や気分の落ち込みなどが
続いたりするなら、
心身の状態を一度確認することも大切です。

過去には許容範囲だったことも、
今の自分にはオーバーキャパということが
考えられます。

疲労感は、「今の私に合った関わり方」を
教えてくれている大切なメッセージだと
受け止めてみてください。

「今日は休みたい」「帰るとどっと疲れる」
という体の声を無視し続けて頑張ることは、
かえってご自分を追い込んでしまいます。

「継続は力なり」という考えがある一方で、
「勇気ある退陣」もまた
人生の大切な戦略です。

もちろん、卒業か継続かを、
今すぐ白黒つける必要はありません。

お友達が言われたように、
まずは「少し休む」という選択肢は
悪くないのではないでしょうか。

せっかく15年もやったのに、と思うかも
しれませんが、サークルを離れることは
決してその15年間が
無駄になることではありません。

心理学や行動経済学には
「サンクコスト(埋没費用)」という考え方
があります。

すでに費やした時間やお金、労力を惜しむ
あまり、今の自分にとって最善ではなく
なった選択を続けてしまうことなのですが、

「15年も続けたのだから」という
過去の15年と、
「これからの私がどうしたいか」は、
本来別の問題です。

むしろ、15年やってきたからこそ
至る境地がありますし、離れたからこそ
改めて知る価値もあるのです。

サークル活動をひとつの軸に、
ご自分の心身の変化に気づき、

それにしなやかに、
正直に向き合えることは、
人生の豊かさであり成熟した智恵です。

歌や音楽が好きでなくなったわけではなく、
それらと関わる形態が変わっただけ、

「サークルというかたち」で歌に関わる
季節が終わっただけではないでしょうか。

みさきさんの音楽への愛情は、
形を変えてこれからもみさきさんの中に
あり続けることと思いますし、
その関係性は大切にしてください。

どうか、まずはご自身の体の声に従って、
これまでの15年間を称えてあげてください。

断捨離は不要なものをただ手放すだけに
留まらず、今の私との関係性を問い直し、
大切なものを選び抜くことで
人生を輝かせる智慧です。

ー川畑のぶこ

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かおりんさん(40代・女性・自営業)の
のご相談にお答えします。

【Q】私は49歳で、自営業をしています。

開業して半年ほどで乳がんが見つかり、
治療を受けました。

現在もその影響と向き合いながら
生活しています。

心の不調は、
元夫の浮気がきっかけでした。

浮気を知ったショックで自殺未遂をし、
そのとき、元夫は私を支えるのではなく、
見捨てるように家を出ていきました。

その出来事は
今でも心に深く残っています。

さらに、
私が乳がんの闘病中にもかかわらず、
元夫は浮気相手の家族と
誕生日会を開くなどしていました。

そのことは大きな裏切りとして
心に刻まれています。

その後、
双極性障害と診断されました。

現在は治療を続けながら
生活していますが、

気分の波や不眠、疲れやすさがあり、
人の反応にとても敏感になって
しまいます。

返信が遅い、態度が少し違う
といったことでも、

「見捨てられるのではないか」
という不安が強くなり、頭の中で
悪い方向へ考えてしまいます。

仕事では人の役に立ちたいという思い
が強く、つい無理をしてしまいます。

収入への不安もあり、
自分を追い込みがちです。

私は、過去の出来事に今も
心が縛られているように感じます。

「見捨てられ不安」に振り回されず、
人との関係を安心して築けるように
なりたいです。

そして、過去を少しずつ受け入れ、
自分を責めずに穏やかに生きていける
ようになりたいと思っています。

私には今、どのような考え方や
心の向き合い方が必要なのでしょうか。
アドバイスをいただけたら幸いです。

【A】かおりんさん、
ご自身のつらい経験や今の状態を
ここまで丁寧に言葉にして
伝えてくださったこと自体が、
大きな一歩だと私は感じました。

そして何より、

「見捨てられ不安に
   振り回されずに生きたい」

「人との関係を安心して築きたい」

「自分を責めず穏やかに生きたい」

と、ご自身が本当に望んでいることを、
すでにしっかり見つめていらっしゃいます。

元ご主人からの裏切りは、
かおりんさんの存在そのものを
否定されたような、
とても深い傷になったことでしょう。

でも、その出来事と、
かおりんさん自身の価値は
決して同じではありません。

相手の反応や評価を基準に
自分の価値を測ってしまうと、
私たちの心はいつまでも
相手に左右され続けてしまいます。

本当にかおりんさんのことを
一番よく知っているのは、
かおりんさんご自身です。

「私は大切にされる価値のある存在だ」
と、自分自身が自分の味方に
なってあげること。

それが、安心して人と関わるための
土台になっていきます。

動画では、
過去の裏切りをどのように受け止め直し、

自分の価値を他人ではなく
自分自身の中に取り戻していくのか、

その考え方についてもう少し
詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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【Q】川畑先生、こんにちは。
58歳、会社員、独身です。

私は数年間、仕事と両立しながら
母の介護を続けてきました。

休日は病院の付き添いや買い物、
役所の手続きなど、
生活の中心はいつも母でした。

2年前に母を見送り、
先月、三回忌も終えました。

介護をしていた頃は、
「落ち着いたら旅行に行こう」

「その時が来たら、
 自分のために時間を使おう」
と思っていました。

ところが、いざ“その時”が来ても、
何もする気が起きません。

休みの日になると
何をしたらいいのか分からず、
一日家でボーッと過ごしてしまいます。

友人から食事や旅行に誘われても、
「また今度ね」と断ることが増えました。

2年という年月の経過は
私を確かに癒してはくれ、

母を見送った直後に比べれば、
今は特別落ち込んでいるわけでは
ないのですが、

何かを楽しもうという
気持ちが湧いてこないのです。

周りからは、
「そろそろ自分の人生を楽しみなさい」
と言われます。

その言葉はありがたい反面、
前に進めない自分だけが
取り残されているようで、
焦る気持ちにもなります。

母を忘れたくはありません。

でも、このまま時間が止まったように
生きていくのも違う気がしています。

私はこれからどんなふうに
自分の人生を歩んでいけば
いいのでしょうか。

【ヨーコ・50代・会社員】

【A】長い介護の日々を終えられ、
お母様を見送られてから2年、
そして先月、
三回忌を終えられたとのこと。

その歳月を、
本当によく歩んでこられましたね。

まずは、頑張ったご自身を
存分に労ってあげてください。

介護の間は
「落ち着いたら旅行に行こう」
「その時が来たら自分のために時間を使おう」

そう自分を励ましながら
日々を過ごしてこられ、
でも、いざ「その時」が来たときに
何も心が動かない。

これは、ヨーコさんに限らず、
長年介護をしてきた人や
他人に尽くしてきた人によくある状態です。

介護をしているとき、
私たちの心とからだは、常に自分以外の
誰かのために動くモードになっています。

次に何が必要か、何を優先すべきか、、、
ヨーコさんの生活の中心は、
ずっとお母様だったことと思います。

その状態が何年も続けば、
心はそのやり方をデフォルトとして
覚えてしまいます。

介護が終わったからといって、
スイッチが自動的に切り替わる
わけではないのですね。

ヨーコさんの長く張り詰めていた心が、
まだ「自分のために動く」という
新しいモードを見つけられずにいる、
ということなのだと思います。

この切り替えのタイミングは
人によって異なりますから、
どうか、ヨーコさん自身の
タイミングを大切にしてください。

「楽しむこと」に関しても、
その抵抗の奥には

「母を置き去りにすること」とか、
「母を忘れた証」という気持ちが
隠れているかもしれません。

介護を長く担ったことで、
無意識のうちに、

楽しむことと母を思うことを、
天秤の両端に置いてしまっているの
かもしれませんね。

でも本来、それら二つは
対立するものではありません。

長く自分の看病に付き添ってくれた娘が
穏やかに、自分の人生を楽しみながら
生きていくことは、きっと
お母様の真の願いのはず。

ぜひ、そんなお母様の気持ちとともに
日々を歩まれてください。

周りの言葉に焦りを感じてしまう
とのことですが、

無理に「楽しもう」とすることで、
かえって心が硬くなってしまうことも
ありますから、

ヨーコさん自身のペースを
大切にしてあげてください。

また、楽しむということは、
必ずしもワクワク、ドキドキするような
刺激的な体験を意味するわけではない
ことも覚えておいてください。

友人との旅行や食事に心が動かないから
といって、ヨーコさんが「楽しむ力」を
失ってしまったわけではありません。

長年、誰かのために動き続けてきた
ヨーコさんにとって、
今必要なのは、大きな刺激ではなく、

まず「心地よさ」を選び抜いていくという、
目の前の小さなことから始める、
静かなプロセスなのかもしれません。

介護をしていた頃は、常に頭で考え、
判断し、動いていたと思います。

何を「すべき」かで物事を判断する
ことに慣れてしまったことと思います。

いまはそのかわりに、
何を「したいか」
を優先してみてください。

それもわからなければ、
何を「心地よく感じるか」
を振り返ってみてください。

いきなり旅行や
大きな予定を立てようとすると
ハードルが上がりすぎてしまいますが、

まずは、友人からのお誘いに一度だけ
「行ってみる」のもよいでしょう。

楽しめるかどうかは考えず、
ただ「体験してみる」というくらいの
軽さで十分です。

それも気が乗らないのであれば、
今日はお気に入りの椅子に座って、

いつか読もうと思っていた本を
手に取って読書をするとか、
窓を開けて風を感じるとか、

そんな日常のささやかな一つひとつの
行為の中に、自分にとって快適なものを
選び直していくのもまた、

ヨーコさんが自分の人生を取り戻していく
確かな歩みです。

静かに、穏やかに、
何もせずくつろぐ時間や、心とからだを
ゆっくり充電するような時間。

それもまた、立派な
「楽しむこと」のひとつです。

最後に、
ヨーコさんが何をしようがしまいが、
今までとは違ったかたちで、常にお母様と
共にいることを意識してみてください。

そして、何か新しいことをする前には、
心の中でお母様に
「見守っていてね」と伝えてみる。

これは、母を忘れることでも、
母から離れることでもなく、

心の中のお母様と一緒に
自分の足で歩いていく、
という新しい関係の築き方です。

ぜひ、ご自分のペースで
小さな一歩を、お母様とともに
歩まれてみてください。

ー川畑のぶこ

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よつばさん(50代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】私は今も、夫の妹の息子
(=私の甥っ子であり、
子どもたちの従兄弟にあたります)の
結婚式のことが心に引っかかっています。

私たちの子どもだけが招待されず、
他のいとこたちは全員招待されていました。

中には、私たちより普段の関わりが少なく、
遠方に住んでいる親族も含まれていました。

義理の妹からは
「招待客を決めたのは新郎本人だ」
と聞いていますが、
本当にそうだったのかは分かりません。

娘は当時大学生で家を離れていたため、
この出来事に対する印象は
比較的薄いと思います。

一方、息子はこの家で暮らしており、
新郎とは同い年で、小さい頃から
一緒に育つ時間も多く、
私にとっても特別な存在でした。

親族が集まるたびに、私は
いとこたちをまとめて面倒を見ており、
みんな自分の子どものように
可愛く思っていました。

結婚式の後も、私は義母と
半二世帯で同居していたため、
義妹一家は何事もなかったかのように
家へ来ます。

そのたびに心がざわつき、
義妹夫婦への嫌悪感が強くなり、
一時期は無視していたこともあります。

さらに、出席予定者が一人欠席になった際、
「どう?」と私たちに声をかけられたことも
ありました。

最初から招待されなかった私たちへの
その言葉が、今も許せません。

本当は、甥にはこれまでどおり
優しく接したい気持ちがあります。

しかし、義妹だけでなく甥にも裏切られた
ような気持ちになってしまい、私自身も
心を閉ざして頑なになってしまいます。

そんな自分にも苦しさを感じています。

この出来事から10年以上経った今も、
許せない気持ちは消えません。

現在は、義母が認知症となり
施設に入居したため、
義妹一家との接点は減りました。

それでも心のしこりは残ったままで、
頭では「結婚式は本人たちの自由であり、
招待されないこともある」と
理解しようとしても、
感情が追いつきません。

私は、何にこれほど
傷ついているのでしょうか。

また、この出来事をどのように受け止め、
心を整理していけばよいのでしょうか。

【A】よつばさん、10年以上経った今も、
その出来事が心に残り続けているのですね。

それだけ、ご家族や甥御さんを
我が子のように大切に思い、
親身になって関わってこられたからこそ、

「裏切られた」というお気持ちに
なったのだと思います。

ただ、今回のお話を伺っていて私が感じたのは、
よつばさんご自身は結婚式に招待されていた
一方で、息子さんが招待されなかったことを、

「息子が傷つけられた=私が傷つけられた」
と受け止めていらっしゃるのではないか、
ということです。

また、息子さんと甥御さんとの間には、
大人からは見えない関係性や事情があった
可能性もあります。

もちろん、
それが事実かどうかは分かりません。

だからこそ、相手の真意を想像し続けるよりも、
これからは
「私は本当はどうしてほしかったのか」という
ご自身の気持ちを大切にしていただきたいのです。

「寂しかった」
「息子も呼んでもらえたら嬉しかった」

――そんな素直な思いを飲み込まず、
健全な形で伝えられるようになることは、
ご自身を大切にすることにもつながります。

動画では、
なぜこの出来事が長年心に残り続けたのか、
そして自分を大切にしながら人と関わるための
考え方について、
もう少し詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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【Q】61歳、専業主婦です。

2年前に夫が定年退職し、
現在は再雇用で働いています。

子どもたちは独立し、
住宅ローンも終わりました。

年金や退職金についても
ファイナンシャルプランナーに相談し、
「普通に生活する分には心配ありません」
と言っていただいています。

それなのに、
私はお金を使うことができません。

夫から旅行に誘われても、
「今はやめておこう」と断ってしまいます。

服もリサイクルショップで買うことが多く、
新しいものはもう2〜3年買っていません。

壊れかけた家電も、「まだ使える」と思うと
買い替えることができません。

夫からは、「そんなに我慢して、
何のために貯めているんだ」と言われます。

私自身も、その通りだと思います。
でも、お金が減ることが怖いのです。

若い頃は、教育費や住宅ローンのために
節約するのは当たり前でした。

でも今は、
その頃より生活に余裕があるはずなのに
節約することが当たり前になってしまい、

お金を使うことに
罪悪感のようなものまで感じます。

気づけば、「使わないこと」が
目的になっているような気もします。

毎月家計簿をつけていますが、
うまくやりくりできて貯金に回せた時は
とても大きな喜びと安心感を感じます。

でも、このままでは、
せっかく自由な時間ができても
何も楽しめないまま
年を重ねてしまいそうです。

私は、どうしてこんなにも
お金を使うことが怖いのでしょうか。

これから先、お金とどのように
付き合っていけばよいのでしょうか。

【サッチ・60代・専業主婦】

【A】サッチさん、
ご相談ありがとうございます。

長年にわたり、お子さんの教育費を
工面し、住宅ローンを返済し、
ご家族の生活を支えてこられたとのこと、

まずはご自身に
盛大な拍手をしてあげてください!

今ではお子さんも独立し、
ファイナンシャルプランナーからも
「普通に生活する分には心配ありません」
と言われているにもかかわらず、

お金を使うことが怖くて仕方がない。
サッチさんの不安がよく伝わってきました。

まず、私たちには生存本能から
「溜める」傾向があります。

近年、行動経済学の分野からも
「プロスペクト理論(=損失回避)」
という考え方があり、

人は何かを得る喜びよりも、
失う苦痛をおよそ2倍強く感じる
ということが報告されています。

特に定年後は、
「これから大きく収入を増やすことは
難しい」という意識も重なり、

「資産が減ること」が実際以上に
脅威として感じられやすくなることと
思います。

有史以来、人類は足りなくて困った歴史が
大半を占めているわけですし、

遺伝レベルでも私たちは祖先から、
生きる知恵として「蓄えること」を
学んできています。

モノも溜めますし、脂肪も溜めますね。

サッチさんは、遺伝レベルでも、個人レベル
でも、長年家族の生活や人生のために
貯めることを学んできたわけですし、

しっかりと貯蓄することは、
ご家族への愛情表現であり、
責任を果たす行為でもあったのでしょう。

何十年もその生活を続けていれば、
節約できる私には、「忍耐強い私」
「家族を思う良き妻・母」「慎ましい人間」
という自己像が育っていきますから、

それを簡単に手放すのは、
これまでの自分を否定してしまうような
気になるのではないでしょうか。

このように、サッチさんにとって
節約は単なる行動ではなく、
アイデンティティの一部なのかも
しれませんね。

ですので、今の状態は必ずしも
サッチさんの性格や意志の弱さの問題とは
限らないということも知っておいてください。

私たちにとって、アイデンティティーを
覆すのはこのうえなく恐怖ですから。

ただし、お金をご自身のために使うことは、
過去の価値観やアイデンティティーの否定
ではなく、
ステップアップと考えてみてください。

過去の自分と入れ替えるのではなく、
これまでがあったからこそ、
それを土台に次のステップに移行するのです。

過去の自分をきちんと含みつつ、
称えつつ、それを超えて未来に前進します。

心理学者アブラハム・マズローは、
人間の欲求には段階があると考えました。

ピラミッドの土台は、まずは食べること、
住むこと、安全に暮らすことといった
「生存」の欲求を満たすことで、

その土台が整ってはじめて、
人とのつながりや、人生の充実、
自己実現といった、より高次の
心理社会的欲求の充足へ移行していく
という考え方です。

サッチさんは長年、
ご家族の生活を守るために、まさに
生理的欲求の充足や安全欲求の充足など、
「生存」の段階は
ひとまずクリアできているわけです。

本来であれば、ここからは
人生の次の段階なのですが、
心だけがまだ以前のステージに
留まり続けているのかもしれません。

ですので、ここからはぜひ、
階段を上るイメージをしながら、

私はいま、「どう生き延びるか」から
「どう幸せに生きるか」へシフトする
段階を踏んでいるのだ、
ということを思い出してみてください。

これは、「いつかのため」から、
「今日という人生を豊かに味わう」
ことへのシフトでもあります。

単に節約をやめるということではなく、
人生のステージが変わったことに合わせて、
お金の役割もご自身とともに
成長させていくということなのです。

もちろん、ステージを上がってみて
「ちがうな」と思ったら、ステップダウン
して戻ったって良いわけです。

いちどステップアップしてしまったら
二度と取り返しのつかないことになる
わけではありません。

「使わないことが目的になっている
ような気もします」と
サッチさんご自身もお気づきの様子。

本来、お金は人生を豊かにするための
手段であり、私たちの人生の目的は
幸福を体験することです。

健康も、お金も、長生きも、
それ自体が目的ではありません。

それらは、自分らしく人生を味わう
ための土台です。

人生を支える道具が人生そのものに
なってしまうと、本来味わえるはずの
豊かさを失ってしまいます。

ですから、私は「もっとお金を使い
ましょう」とは言いません。

「私は何のために、このお金を貯めて
いるのだろう」と問い直してみてください。

そして、少しずつでいいので、
ご自身のために「お金を使う練習」を
身につけてみてください。

たとえば、壊れかけた家電を買い替えて
便利さをじっくり味わう。

季節に一着新しい服を買って、
旬を纏い、その感覚をじっくり味わう。

旅行の前に、ご主人と一緒に
「いつか行ってみたかった」レストラン
に行ってみて、
二人の時間にお料理を堪能するなどです。

そして、
そのあとに自分に問いかけてください。

「本当に困ったことは起きただろうか。」

「お金を使うと危険だ」という思い込みが
本当に現実なのかを、
小さな体験を通して反証してみてください。

そして、ステップアップした新しい経験
で上書きしてみてください。

家計簿にも新しい項目として、
人生を楽しむためのお金を
加えてみてください。

あらかじめ予算として確保したなら、
楽しむために使わなければいけないお金
というルールで運用します。

節約の記録を、「使ってよかったこと」
や「得られた幸せ」の記録にしてください。

旅行で見た景色。
ご主人と笑った時間。

お金は減ったのではなく、
人生の質へと姿を変えたのです。

私たちは呼吸をするとき、
吸うことだけはできません。

吐くから、また吸うことができます。

血液も流れているからこそ
生命を支えます。

お金も同じように
循環するエネルギーです。

サッチさんの喜びのエネルギーも
お金とともに循環することを
覚えておいてください。

人生の終わりに残すべきは
通帳の残高ではなく、素敵な思い出であり、
それこそが本当の財産ではないでしょうか。

どうかこれからは、お金に
人生を豊かにするためのパートナー
としても働いてもらってください。

ー川畑のぶこ

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ツナ缶さん(14歳・女子・学生)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。
現在、中学2年生で、
美術高校を目指しています。

私の悩みは、勉強のモチベーション
を保てないことです。

本当はもっと勉強しなきゃと
思っているのに、ゲームをしたり、
違うことを考えたりしてしまい、
なかなか机に向かえません。

やっと勉強を始めても
すぐに集中力が切れてしまいます。

クラスには勉強ができる子が多く、
周りと比べてしまうと
気持ちが沈んでしまいます。

テスト結果が返ってきた時、
点数の良い子たちが
楽しそうに話しているのを見ると、

「私は点数が低いから、その輪には
入れない」と思ってしまいます。

私は普段から
「どうせ自分はできない」
「私はバカだから」
と思ってしまうことが多く、

その気持ちになると
勉強もやる気がなくなってしまいます。

本当は行きたい美術高校があるので、
このままではいけないと思っています。
だから、自分を変えたいです。

周りと比べず、自分を信じて
勉強に集中できるようになるには、
どうしたら良いでしょうか。

答えていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

【A】ツナ缶さん、
まず私がお伝えしたいのは、

14歳で「美術高校に行きたい」という
夢がはっきり決まっていること、
本当に素敵だなということです。

夢があるからこそ、
「もっと頑張らなきゃ」と焦ってしまうし、
周りのできる人と比べて
落ち込んでしまうのですよね。

でも、人は誰でも比較をするものです。

比較すること自体が悪いのではなく、
その比較が自分を苦しめるものに
なってしまうと、
勉強への意欲まで奪われてしまいます。

ツナ缶さんにぜひ考えてみてほしいのは、
「今比べている相手は、本当に
比べる必要のある相手なのかな?」
ということです。

大切なのは、
クラスで一番になることではなく、
自分が目指している美術高校に合格する
ために、今どんな力を身につければ
いいのかを知ること。

その目標が見えてくると、比べる相手も、
頑張る方向も自然と変わってきます。

また、ゲームや好きなことを
「ダメなもの」と我慢するのではなく、
勉強するためのエネルギーチャージとして
上手に取り入れる方法もあります。

動画では、比較に振り回されずに
勉強へ向かう考え方や、
集中力を高めるための具体的な工夫について、
もう少し詳しくお話ししています。

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