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ゆりさん(58歳・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】最近、長年付き合ってきた友人
たちとの関係について悩んでいます。

学生時代からの仲良しグループがあり、
結婚や出産、親の介護など、お互いの
人生の節目を支え合ってきました。

若い頃は会うたびに楽しくて、
年に何度も旅行に行ったり、
時間を忘れて
おしゃべりしたりしていました。

ところがここ数年、
集まりに参加すると
以前ほど楽しめない自分がいます。

話題は健康のこと、病気のこと、
夫や子どもの愚痴、孫の話、
お金の不安などが中心です。

もちろん、この年代なら自然な話題
なのだと思いますし、私自身も
全く関心がないわけではありません。

でも、同じ話を何度も聞いたり、
誰かの愚痴に相槌を打ち続けたり
することに、だんだん疲れてしまう
ようになりました。

帰宅するとぐったりしてしまい、
次の約束が近づくと
少し憂鬱になります。

一方で、一人で本を読んだり、
愛犬と散歩したり、静かに過ごす
時間はとても心地よく感じます。

最近では、気乗りしない時は
誘いを断ることも何度かに一度
するようにしていますが、
断るたびに罪悪感があります。

友人たちが嫌いになったわけでは
ありません。

むしろ皆いい人だし、
大好きな友達です。

だからこそ、
「変わってしまったのは
私だけなのかな」と考えます。

長年続いてきた友人関係だから
大切にしたい気持ちもあります。

でも無理をして付き合うのも
違う気がしています。

一方で、ここ数年で習い事や
地域のボランティアを通じて
知り合った人の一部とは、

なんというか精神的な近さを
感じるというか、深く交流したい
という思いが湧いてきます。

人間関係の見直し時なのでしょうか、、、。

この年代になって抱き始めた
旧友への違和感と、
どう向き合えばよいのでしょうか。

【A】ゆりさん、
ご相談ありがとうございます。

長年大切にしてきた友人たちとの時間が、
以前ほど楽しめなくなってきた。

嫌いになったわけではない。
むしろ大好きな友人たちだからこそ、
その変化に戸惑ってしまうのですね。

今回のご相談に、私は思わず

「いい悩みですね」

と感じました。

年齢を重ねるにつれ、私たちは
限りある時間をどう使いたいのかを
無意識に問い始めます。

だからこそ、これまで心地よかった
人間関係に違和感を覚えたり、
一人の時間や新しい出会いに
価値を感じたりすることも、
決して不自然なことではありません。

今回の動画では、

人生後半に訪れる人間関係の変化や、
友人との距離感の見直し方、
そして多くの人が感じる「罪悪感」と
どう向き合うかについてお話ししています。

大切なのは、
人間関係を切り捨てることではなく、
自分が本当に大切にしたい時間や
エネルギーを見極めること。

友人関係にモヤモヤを感じている方にも
きっと参考になると思います。
 

続きはビデオでお話ししています……

ーーー

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ミドさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】川畑先生、こんにちは。
いつもYouTubeで
学ばせていただいています。

自分でもうまく説明できない不安
について相談させてください。

私は56歳の会社員です。
同い年の夫も会社員で、子どもは
社会人になり独立しています。

ありがたいことに、
今すぐ生活に困るような状況では
ありません。

住宅ローンもあと数年で終わりますし、
夫婦とも大きな病気もなく働けています。

それなのに、ここ数年、
老後のことを考えると
不安でたまらなくなります。

年金は足りるのだろうか、
病気になったらどうしよう、
親の介護が長引いたらどうなるのだろう、
一人になったら
どう生きていけばいいのだろう。

そんなことばかり考えてしまいます。

特に夜になると不安が強くなり、
スマホで老後資金や介護、
年金の記事を読み漁ったり
動画をいくつも見たりしてしまいます。

そして余計に不安になるという
悪循環です。

夫は「そんな先のことを心配しても
仕方ない」と言いますが、
私はそう簡単には割り切れません。

客観的に見れば、もっと大変な状況
の方もたくさんいると思います。
それでも、不安が消えないのです。

子どもの頃から心配性だったのは
事実です。若い頃、それで
苦悩したこともあります。

最近では、自分が本当に怖いのは
お金なのか、老いることなのか、
孤独なのか、
よく分からなくなってきました。

先のことばかり考えてしまい、
今を楽しめていない自分にも
焦りを感じます。

これから先の人生を
もう少し安心して生きるためには、
どんな考え方をしたらよいのでしょうか。

【A】ミドさん、
ご相談ありがとうございます。

住宅ローンもあと数年で完済予定。
ご夫婦ともに大きな病気もなく、
お子さんも独立されている。

客観的に見れば、老後への備え
は決して悪くない状況なのに、

「年金は足りるだろうか」
「介護が必要になったらどうしよう」
「ひとりになったら
 どう生きていけばいいのだろう」

そんな不安が次々と
湧いてきてしまうとのこと。

夜になるとスマホで老後資金や介護、
年金について調べ続け、かえって
不安が大きくなってしまう――。

同世代の方の中にも、
共感される方は
多いのではないでしょうか。

実は、不安そのものは決して
悪いものではありません。

私たちが生きていくために必要な
「備える力」でもあります。

ただ、その不安が暴走してしまうと、
まだ起きていない未来ばかりを心配し、
今この瞬間の安心や喜びを
見失ってしまうことがあります。

今回の動画では、

「備え」と「心配」の違い、
そして不確実な未来とどう付き合って
いけばよいのかについてお話ししています。

人生から不安をなくすことはできません。

けれど、不安を抱えながらも
安心して生きる力は
育てることができます。

老後への漠然とした不安に
心が占領されてしまう方は、
ぜひ参考になさってください。
 
 

続きはビデオでお話ししています……

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【Q】はじめまして。
いつも興味深く拝読しています。

19歳の長男と中学3年生の次男を
育てています。

私は昔から不器用で、要領の悪い人間です。

優秀な両親や兄弟に囲まれて育ち、
「自分は人の何倍も努力しないと
欲しいものは手に入らない」と
早くから感じていました。

そのため、人の何倍も努力してきました。
そして独身時代は、自分の願う幸せを
手に入れることができました。

結婚後は、夫婦関係も子育ても
思い描いていた通りではありませんでしたが、
その都度「今までのように精一杯やれば、
結果がついてくる」と自分を鼓舞し、
19年間頑張ってきました。

夫は自分が一番大切。
稼ぐこと以外には関心がなく、
子育て家事に非協力的です。

子どもたちは幼い頃には発達特性も
ありましたが、少しでも良い環境をと思い、
小学校から私立に通わせ、
お金も時間も全部子どもに使ってきました。

ところが、勉強はできると思っていた長男
は大学受験で全落ちし浪人。

次男に至っては、幼い頃から運動、勉強、
何をやらせてもできない上、
すぐ諦め努力すらしません。

友人にいじめられ、バカにされたり、
酷い成績表、提出物も出さない、
部活の試合での活躍しない姿と、
見たくないものばかりを目にする日々です。

長男の受験失敗。一向に変わらず、
ますます酷くなる次男の姿。

常に、周りの順調そうな人が
羨ましいと思ってしまう自分、、、。

何もしない主人からは、
私が与えすぎた結果だと言われ、
私の19年間が改めて否定され
大きなバツをもらったように感じています。

子ども達のためを思って、
頑張っても頑張っても上手くいかず、
どうすればよいのか分かりません。

頑張りすぎる自分が肩の力を抜いて
子育てしたら良かったのか。

周りの方に迷惑をかけず、
必要な時に努力をし、
人並みに物事ができる子に育って欲しい
という、子ども達への期待を
断捨離すればいいのでしょうか。

アドバイスをいただければ幸いです。

【おぎちゃん・40代・パート主婦】

【A】おぎちゃんさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。

19年間、ご自身の時間もエネルギーも
お金も、できる限りのものを
家族に注いでこられたのですね。

それにもかかわらず、
長男さんの受験のつまずき、
次男さんへの心配、
ご主人からの
「与えすぎた結果だ」という言葉。

まるでこれまでの努力のすべてに
「不合格」の判を押されたような気持ち
になってしまうのも無理はありません。

まず、おぎちゃんさんの19年間は
決して失敗ではありませんし、
誰もその歳月を否定することなど
できません。

文面から伝わってくるのは、
頑張りが足りなかった母親の姿ではなく、
精一杯愛し、精一杯支えてきた母親の姿
でしかありません。

まずはどうか、そのことを
ご自身でも認めてあげてくださいね。

おぎちゃんさんは幼い頃から、
「私は人の何倍も努力しないと欲しい
ものは手に入らない」という信念を
持って生きてこられたのですね。

そして実際に、その信念は
おぎちゃんさんの人生の多くの面で
機能していたことと思います。

努力して結果を出し、
努力して道を切り開き、
努力して幸せを手に入れてきた。

だから困難に直面するたびに、
「もっと頑張れば何とかなる」
と自分を奮い立たせてきた。

これはおぎちゃんさんの
大きな強みだと思います。

ところが、
人生には努力で変えられるものと、
変えられないものがあります。

自分の行動や選択は変えられます。

けれど、夫の性格、子どもの気質、
子どものやる気、受験の結果、他人の評価、
これらはおぎちゃんさんや他人が
完全にはコントロールできないものです。

子育てや夫婦関係は、
自分以外の人間と向き合う営みです。

そこでは、独身時代に成功をもたらして
くれた「努力すれば結果が出る」という
法則が、そのまま通用するとは限りません。

おぎちゃんさんが苦しんでいるのは、
子どもたちそのものではなく、

「こう育ってほしかった」という
おぎちゃんさんの抱く理想とのギャップ
でしょう。

本当は、勉強を頑張り、
友人とうまく付き合い、努力を惜しまず、
部活でも活躍し、人並みにきちんと
できる子に育ってほしかった。

もちろん、それは親として自然な願いです。

ただ、現実の子どもたちは
その理想とは違う姿を見せています。

すると私たちは、
子どもの存在そのものではなく、
理想と現実の落差に苦しみ始めます。

では、次男さんは
本当に努力していないのでしょうか。

次男さんは、発達特性があり、
勉強も苦手で、運動も苦手で、
友人関係でも傷つき、

幼い頃から成功体験より失敗体験のほう
が多かったのかもしれません。

そのような子が、
「努力しない子」に見えることがあります。

けれども実際には、
彼はそれらに耐えてきています。

また、「努力してもどうせうまくいかない」
という感覚を学んでしまっている可能性
もあります。

心理学ではこれを
「学習性無力感」と呼びます。

決して、怠けているのではなく、
挑戦する前から傷つくことを
恐れている状態です。

もしそうであれば、
必要なのは叱咤激励ではなく、
次男さんの「できたこと」に
光を当てる関わりかもしれません。

また、実はおぎちゃんさん自身もいま、
次男さんと同じように無気力な状態に
近づいているのかもしれません。

これだけ頑張った。
できることは全部やった。
お金も時間もかけた。
それなのに結果が出ない。

すると、「私のやってきたことは
間違いだったのではないか」、
「何をやっても無駄なのだ」という
気持ちになります。

でも、本当にそうでしょうか。

私たちは知らず知らずのうちに、
子どもを自分の作品のように
捉えてしまうことがあります。

良い学校に入った。
成績が良い。
活躍している。

そうすると、
「子育て成功!」と感じる。

反対にそうでなければ、
「失敗」と感じてしまう。

けれども、
子育ては作品づくりではありません。

親が作るものではなく、
子ども自身が生きる人生です。

親の役割は、理想通りの人間に仕上げる
ことではなく、その子がその子らしく
育つための土壌になることです。

そしておぎちゃんさんは、
その土壌づくりに十分すぎるほど
力を尽くしてこられました。

おぎちゃんさんのご相談の最後に、
「期待を断捨離すればいいのでしょうか」
とありましたね。

私は、そのような姿勢は
とても大切だと思います。

ただし、期待を断捨離するというのは、
子どもを諦めることではありません。

「あきらめる」とは本来、
「明らかに見極める」という意味です。

つまり、
「この子はこういう特性を持っている子
 なんだな」
「今はこういう状態なんだな」と、

理想のフィルターを外して
ありのままを受け入れることです。

もちろん、無理に親の希望を手放す
必要はありません。

ただ、「幸せになるためには
こうでなければならない」という
条件付きの期待は手放してみてください。

良い大学に行くことが幸せとは限りません。

部活で活躍することが幸せとも限りません。

人より遅く咲く花もあります。

学校では評価されなくても、
社会に出てから才能を発揮する人もいます。

人生は案外、親の思い描く
シナリオ通りには進まないものです。

今、おぎちゃんさんに必要なのは、
子どもたちの人生と自分の人生との間に
課題の分離をして、
健全な境界線を引くことかもしれません。

長男さんの浪人も、次男さんの提出物も、
最終的には彼ら自身の課題です。

もちろん親として支えることはできます。

でも、代わりに生きることはできません。

彼らが失敗から学び、痛みを経験し、
自分で立ち上がる力を育む機会を
奪わないことも大切です。

そして何より、これまで
家族に向けていた膨大なエネルギーを、
少しご自身に戻してあげてください。

おぎちゃんさんは、
「肩の力を抜いて子育てしたら
良かったのか」とおっしゃいました。

そうではなく、
「これから肩の力を抜けばいい」
のだと思います。

今まで十分頑張ったのですから。

子どもは、お母さんが
いつも心配そうにしている姿より、
お母さん自身が人生を楽しんでいる姿
から多くを学びます。

「私の人生もなかなか悪くないな」

ぜひ、そう思える時間を
増やしてみてください。

今度は、お母さんがご自身の幸せに
チャレンジする番です。

お子さんたちは、おぎちゃんさんが
思うほど失敗作ではありません。

そして、おぎちゃんさんの19年間も
決して失敗ではありません。

これからの課題は、
「どうやったら子どもを変えられるか」
ではなく、
「今のこの子をどれだけ信頼できるか」

そして、
「私自身の人生をどれだけ大切にできるか」
だと思います。

信頼は執着の解毒剤です。

子育ての後半戦は、
子どもを育てる時期であると同時に
親自身がコントロールや執着を手放し、
信頼を学ぶ時期でもあります。

おぎちゃんさんは、もう十分に頑張って
こられましたから、これからは、
「もっと頑張る」よりも「少し力を抜く」
を自分に許してあげてくださいね。

ー川畑のぶこ

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サムネ_2026川畑修正

あっちさん(60代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】33歳の娘との関係で悩んでいます。

2018年に、私は離婚しています。
夫の酒乱から逃げ、結果、私の不倫。
私が悪いです。

でも、娘たちは夫の酒癖を知っているので
私を非難しませんでした。

でも、それから私は
負い目と申し訳なさもあり、
娘たちには強い母ではなくなりました。

姉妹も些細なことで喧嘩して、
ずっと仲良しだったのに
お互い無視して3年経ちました。

長女は結婚して近くに住んでいるので、
何かと呼ばれて手伝ったり、
夫婦喧嘩したと言えば呼ばれ…
都合のいい母でした。

今年に入って、会話の中で
「自分はママに本心を言ってなかった。
ママは逃げてばっかり」と罵倒され、

思うところもあったけれど、
謝って、なんとかおさまりました。

そんな長女が、先日出産しました。

出産の当日も、
「実母は待合室で待つことができる」
という書類にサインしたにも関わらず、

「義母が来るので」と追い返され、
私は産まれてから呼ばれました。

原因は、私が怒らせたからです。

陣痛部屋からLINEで
いろいろお願いされている時に、
「もう3分間隔やから」と言われ、
それにビックリして「えー!」と返すと、

それがおかしい、と。
そんな感じなら来なくていい、と。

それでも、長女の旦那に
「産まれました」と呼ばれたので行くと、
そこには義母がいました。
ショックでした。

それからもなかなか会わせてくれず、
出産前は、退院したら私に通いで
来てもらうと言ってくれていたのに、
聞けば、義母がお世話に行っているとか…。

初孫の写真も送ってくれず、
LINEしても読んでくれません。

何を話してもねじ曲がって取られてしまい、
話すのも怖いので、
なかなかちゃんと伝えられません。

とても気を使います。
会えば何かと怒られます。

楽しみにしていた孫とも会えず、
娘からは何も教えてもらえず…

私も言いたいことがあります。
モヤモヤしています。

でも、凄い勢いで怒られると、
謝るしかないです。

悲しかったことを、言いたいです。
でも、きっと逆に怒られるのが
わかるので、言えません。

長女のイライラは他にもありますが、
私には何もできません。
妹との仲違いもひとつです。

心臓が痛くて、毎日本当に眠れません。

「いつか親の気持ちがわかるよ」と
アドバイスはもらいますが、
支えにもならないくらいに痛いです。

【A】あっちさん、お孫さんの誕生、
本来なら喜びにあふれるはずの出来事
なのに、とてもつらい時間を
過ごしておられるのですね。

娘さんとの関係に気を遣い続け、
何を言っても怒られてしまう。

楽しみにしていた初孫にも
なかなか会えない。

その苦しさは、
本当に大きなものだと思います。

ただ、今の娘さんは出産という
人生最大級の出来事の直後にいます。

出産後は、身体的にも精神的にも
大きな負荷がかかり、
ホルモンバランスも大きく揺れます。

普段なら気にならないことが気になったり、
感情的になったりすることも
少なくありません。

ですから今は、
「なぜそんな態度を取るの?」
と答えを求めるよりも、

「娘も今は余裕のない状態なのかもしれない」
と、一歩引いて見守ることが
大切かもしれません。

もちろん、あっちさんの悲しみや寂しさが
消えるわけではありません。

けれども、今は無理に関係を修復しようと
するより、「いつでも味方だよ」
「何かあったら言ってね」という
静かな愛情を届けながら、

娘さん自身に振り返る時間と余裕が
生まれるのを待ってあげてほしいのです。

そしてもうひとつ大切なのは、
娘さんやお孫さんだけを
心の支えにしないこと。

ご自身がほっとできる時間や人とのつながり、
楽しみや癒やしを日常の中に増やしていく
ことも、今のあっちさんには
とても大切だと思います。

焦らなくて大丈夫です。

今は「見守る愛情」が
必要な時期なのかもしれません。
 

続きはビデオでお話ししています……

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【Q】学生時代から30年以上付き合いの
ある友人との関係についての相談です。

彼女とは若い頃から仲が良く、
誕生日にはプレゼントを贈り合ったり、
旅行先のお土産を交換したり、

美味しいお菓子を見つけると
相手の分まで買って渡したり、
そんなやり取りを長年楽しんできました。

ところが50代になり、私自身の
価値観が少しずつ変わってきました。

断捨離を学び始めたこともあり、
以前のように「安いから」「可愛いから」
「せっかくだから」という理由で
物を増やさなくなりました。

本当に必要なものや気に入ったものだけ
を持ちたいと思うようになり、人に物を
贈ることも以前より慎重になりました。

そんな私とは対照的に
友人は今も昔と変わらず、
とても気前が良く、
会うたびに何かしら持ってきてくれます。

旅行のお土産、お取り寄せした食品、
テレビで話題になった便利グッズ、
健康食品、化粧品のサンプルなど、

「これ良かったから使ってみて」
「あなたも好きそうだったから」
と善意で勧めてくれるのです。

ありがたい気持ちはありますし、
私のことを思い出して選んでくれたこと
も分かります。

ただ正直に言うと、使わない物や
食べきれない物も少なくありません。

かといって断ると申し訳ない気持ちに
なりますし、「もう物はいらないの」と
言ってしまうのも角が立ちそうで
難しいのです。

最近では、友人からの連絡を見ると
「今度は何か持ってきてくれるのかな」
と少し身構えてしまう自分もいて、
そんな自分に罪悪感もあります。

価値観が変わったのは私の方ですし、
友人は昔から何も変わっていません。

だからこそ、相手を否定したり
傷つけたりすることなく、
上手に受け取らない方法や距離の取り方
があるのなら知りたいと思っています。

人間関係を大切にしながら
自分の価値観も大切にするには、
どのように考えればよいのでしょうか。

【ももっち・50代・女性・パート】

【A】友人思いのももっちさんの
苦しみが伝わってきます。

私たちはしばしば
「相手の善意を受け取れない自分」
に意識を向けますが、

本来、人間関係は一方通行ではなく、
お互いの価値観や生き方を
尊重し合うものです。

ここにひとつ例をあげてみましょう。

ももっちさんの友人が最近
ベジタリアンになったとします。

ももっちさんはそれを知らずに、
善意で高級な牛肉や干物を渡した
としましょう。

すると友人は
「ありがとう。でも私はベジタリアン
 になったから食べられないの」
と伝えます。

すると関係は悪くなるでしょうか?

それとも、次回からあなたは
肉や干物は持って行かなくなるだけで、
依然関係は保てるのでしょうか。

あなたがダイエット中なら、
友人はやはり毎回持参したケーキや
スイーツをやめるでしょう。

お互いのことを大切に思っているなら、
相手のニーズを理解し満たしたいはずです。

「ダンシャリアンになった」ことを伝える
ことで、モノが増えるやりとりは喜ばれない
ことを相手は直感的に理解するでしょう。

モノを減らそうと努力している人に
次々とモノを与えることは、
ダイエット中の人に毎回ケーキを持参する
ようなものですが、ケーキは
相手を喜ばせたい善意のカタチです。

友人には悪気はなく、ただ、ももっちさんが
モノを増やさない暮らしを大切にしている
ことを十分知らないだけなのです。

ですから、最近は本当に気に入ったモノだけ
を厳選して持つ暮らしをしていることや、
モノより体験を大切にしていることを
伝えたらよいでしょう。

お土産やプレゼントより、お土産話を聞く、
一緒に過ごす友人との時間こそが喜びである
ことを伝えたなら、友人も悪い気はしない
のではないでしょうか。

本音を伝えることは、相手を拒絶すること
ではなく、自分を理解してもらうことです。

長年の友人であればあるほど、
「本当は嫌だったけれど我慢していた」
よりも、

「実は今こんな価値観に変わってきた」
ことを正直に伝えてもらった方が
嬉しいのではないでしょうか。

ももっちさんの罪悪感の背景には、
「相手の好意を断ったら傷つける」
という思い込みがあるかもしれませんが、

親しい関係で本当に目指すべきは、
相手の期待に応え続けることではなく
お互いの変化を受け入れ合うことです。

30年前のままの自分でいる必要は
ありません。

50代のももっちさんには、
50代の価値観があります。

友人にも友人の価値観があります。

違いが生まれることは自然なことです。

その違いを隠して付き合うより、
「私は今こんな暮らしを大切にしている」
と伝え理解してもらえたなら、その友情は
より成熟したものになるでしょう。

間違えてはいけないのは、
抑圧は優しさではありません。

我慢を重ねることで相手への不満が蓄積し
やがて爆発してしまうなら、
それは双方にとって不幸なことです。

友人はきっと、
「そんなに負担になっているなら
 早く言ってほしかった」
と思うのではないでしょうか。

本当の友情とは、相手の好意を
無条件に受け取り続けることではなく、
変化した自分を安心して見せられる関係
なのだと思います。

ですから、ももっちさんに必要なのは
「上手に我慢する方法」ではなく、
「感謝を伝えながら、自分の価値観も
伝える勇気」なのかもしれません。

それは関係を壊す行為ではなく、
むしろ長い友情関係をこれからも続ける
ための行為です。

モノを断ることは友情を断ることではなく、
むしろ、自分らしく在ることで
より豊かな友情を育てるという視点を
育んでください。

人との関係を整理するのではなく、
人との関係のあり方を更新していく。

古い価値観を手放して、
いまの私に相応しい価値観を育むことも
また断捨離です。

断捨離は単なる片づけ術ではなく、
生き方そのものなのです。

ー川畑のぶこ

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アメリアさん(50代・女性・個人事業主)
のご相談にお答えします。

【Q】息子(19歳・大学1年生)
のことで相談です。

幼少期より慎重でマイペースな性格で、
新しい環境への適応が苦手な傾向があります。

興味のあることへの集中力は非常に高く、
幼少期から分析・分類・統計的なことを
好む特性がありました。

一方で、計算分野に学習困難さがあり、
発達特性を感じています。

高校1年頃から
「人体や生物学を研究したい」という
強い目標を持ち始め、かなり努力して
勉強するようになりました。

もともと成績は高くありませんでしたが、
補習塾の先生の支えもあり、
浪人も含めて大学受験に
全力で取り組みました。

しかしこの2年間で、家族内に
大きな出来事が重なりました。

高校3年時、総合型選抜直前に
祖母が倒れ介護状態となり、
浪人中には共通テスト直前に
祖母が亡くなりました。

本人は精神的負荷を抱えながらも
受験勉強を続けていました。

第一志望群だった大学(応用生物学部)
は不合格となり、追加合格候補まで
進んだ大学(バイオサイエンス)も
最終的には繰り上がらず、
現在は農学部へ入学しました。

しかし本人は、
生物学・人体・心理学・統計学などを
深く学びたい希望が強く、
現在の学部内容や大学環境への適応に
大きな苦痛を感じています。

また、浪人中に「心理学」にも
大変興味を持ち始め、心理学部への道
も考えるようになりました。

入学後より、自分が学びたかったことと
異なるカリキュラムへの拒否感、
過去の失敗への自己否定、
未来への強い不安などから
不眠と苛立ちなどが続いています。

ゴールデンウィーク明けから
大学へも行けなくなりました。

一方で、真面目で責任感が強く、
「単位を落としたくない」
「二年次編入の可能性を残したい」
という思いもあり、
自分を追い込み続けている状態です。

親としてどのように接するのが良いのか、
息子にとって「大学休学」は
回復につながるのか?
二年次編入の希望を支えに使うべきか? 

アドバイスをお願いいたします。

【A】アメリアさん、
息子さんのことを本当に大切に
思っていらっしゃるのですね。

ここまでの受験生活を振り返るだけでも、
息子さんは本当に
よく頑張ってこられたと思います。

ご家族の大きな出来事を抱えながら、
それでも目標に向かって努力を続けてきた。
その歩みは決して無駄になっていません。

ただ今は、
「思い描いていた場所にたどり着けなかった」
という喪失感や、
「本当に学びたいことが学べない」
という苦しさの中で、

息子さん自身が人生の大きな分岐点に
立っているのでしょうね。

私は、今の息子さんの悩みは
とても建設的なものだと思うのです。

なぜなら、「何もしたくない」のではなく、
「本当に学びたいことがあるのに、
それにたどり着けない」
と苦しんでいるからです。

人生は、ときに遠回りに見える道が、
後になって大切な意味を持つことがあります。

農学部に進んだことも、
第一志望に届かなかったことも、
今は失敗に見えるかもしれません。

でも、その経験があったからこそ
見えてくる景色や、新たな可能性も
あるかもしれないのです。

休学するか、編入を目指すか——。

その答えを急いで出そうとするよりも、
まずは「今は人生の途中にいる」
という視点で、少し大きな流れの中から
息子さんを見守ってあげてください。

そしてアメリアさんご自身も、
「これは無駄かもしれない」ではなく、
「ここから何かが見えてくるかもしれない」
という愛ある好奇心を
大切にしてみてくださいね。
 

続きはビデオでお話ししています……

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【Q】数年前に子どもが独立し、
今は夫と二人暮らしです。

夫は日中ほとんど家におらず、
私はパートと在宅の仕事をしながら
過ごしています。

ここ1〜2年ほど、隣りに住む
70代後半の女性との距離感に
悩んでいます。

もともとは感じの悪い方ではなく、
会えば挨拶をしたり、
ごくたまにではありますが
立ち話をする程度の関係でした。

ただ、近年、その方の“気配”を
強く感じるようになり、
だんだん息苦しくなってきました。

私が仕事に行こうと外へ出た時や、
ゴミ出し、玄関先の掃き掃除、
庭の水やりなどをしている時に、

隣りの窓や庭先に
その方の姿が見えることが多く、
「また見られているのかな」と
感じてしまうのです。

宅配便が来た日や
普段と違う時間に車を出した日なども、
何となく把握されているような空気を
感じます。

もちろん、直接何か嫌なことをされたり、
言われたりしたわけではありません。

相手に悪気があるのかも分かりませんし、
もしかしたら
私が気にしすぎなのかもしれません。

でも、一度気になり始めると、
「今カーテンを開けたらまた見られるかも」
「外に出たら顔を合わせるかな」
と考えてしまい、
家にいるのに気が休まらなくなってきました。

最近では、
物音や車の音にも敏感になってしまい、
自分でも少し疲れていると感じます。

夫に相談すると、
「考えすぎじゃない?」と軽く言われます。
確かにその通りかもしれません。

でも、毎日のことなので、
じわじわとストレスが積み重なっています。

私は昔から、人との距離感に
気を遣いすぎるところがあります。

近所だからこそ無下にもできず、
かといって今まで通り自然にも
ふるまえなくなってしまいました。

私はどのように相手と
距離を取っていけばよいのでしょうか。

気にしないようになれるなら、
そうなりたいです。

アドバイスをいただけたら嬉しいです。

【黒猫・50代・女性・パート】

【A】黒猫さん、ご相談ありがとうございます。

とくに、何かをされたわけではないけれど、
相手の行動が気になり疲れてしまうのですね。

このようなストレスは、
周囲から理解されにくいぶん、
孤独感も伴いやすいものかと思います。

人は、明らかな攻撃のみに疲弊するのではなく、
曖昧な緊張状態が長く続くことでも
神経を消耗してしまうものです。

黒猫さんは、とても感受性が高く
周囲への配慮ができる方かと思います。

だからこそ、

「相手に悪気はないかもしれない」
「私が気にしすぎなのかもしれない」

と、ご自身の気持ちを抑えながら、
なんとか折り合いをつけようとして
こられたのではないでしょうか。

ここで大事なのは、実際に黒猫さんが
お隣さんから見られているかどうかよりも、
そう感じることで実際に黒猫さんご自身が
疲れてしまっているということです。

事実よりも感じ方の問題であれば、
黒猫さんご自身でマネージできるものです。

私たちの脳は、「これは◯◯だ」と
一旦レッテル貼りをすると、無意識に
そのための証拠探しを始めてしまいます。

そして、エスカレートすると
その証拠が正しいかどうか検証することなく、
「常に◯◯だ」
と結論づけてしまうこともあります。

「また窓にいる。」
(実際は窓辺にいないときもある)

「またタイミングが重なった。」
(実際は重ならないときもある)

「こちらの行動を常に監視しているのだ」と。

すると脳は、
「常に見られている」と確信を強め、
さらに警戒モードに入ってしまいます。

これは危機管理のための人間の自然な
防衛反応でもあるのですが、

この状態が過剰になると、
本来くつろぐための家が
緊張する場所になってしまいます。

では、なぜ黒猫さんが
「他人の目」を気にしてしまうかというと、

「相手の評価=私の評価」という
思い込みからの可能性があります。

おそらく黒猫さんは、
昔から周囲に気を遣い、
「ちゃんとしている人」であろうとして
こられたのではないでしょうか?

「変に思われたくない」
「感じ悪く見えないように」
「常にきちんとしていなければ」

と、無意識に他人の視線の中で
自分を管理するクセが
身についているのかもしれません。

すると、「見られているかもしれない」
という感覚は単なる視線ではなく、
評価や採点に変わり、
緊張へと変わっていきます。

でも実際は、
お隣さんはたまたまタイミングが
合っただけかもしれないですし、

意図的であったとしても
評価しているとは限らず、
単に暇つぶしで娯楽的にご近所さん観察
をしているだけかもしれません。

万一、お隣さんが黒猫さんの評価を
していたとしても、それは相手の
好みや都合によるものであって、
黒猫さんの真の評価ではありません。

相手の価値観、性格、人生経験、
好み、気分などのフィルターを通した
その人なりの見え方ですね。

同じ人を見ても、
「しっかりしている」と感じる人もいれば
「神経質」と感じる人もいます。

「おおらか」と思う人もいれば
「ズボラ」と思う人もいます。

にもかかわらず、私たちはいつの間にか、

「常に他人から良く見られなければ
価値がない」と思い込み、
他者の視線を通して自分を測るように
なってしまい、消耗してしまいます。

でも、本当に黒猫さんを一番よく知って
いるのは、お隣さんでもなければ
それ以外の人でもなく、
黒猫さんご自身です。

ですので、

「私は私なりにやっている」
「完璧ではなくても、十分誠実に生きている」
「誰かの評価だけで、私の価値は決まらない」
「不器用なところもあるけれどいい人間」

と、ご自身を称え、
ご自身の味方になってあげてください。

すると、いい人であるために
常に相手の世間話に付き合わなくて良い
と気づくでしょう。

うっかり、相手に合わせて
話し始めてしまったとしても、
時計を見て「ごめんなさい、用事があって」
と数分で切り上げることができるでしょう。

自分が話したいときは話せば良いし、
話したくないときは話さなくて良い
と思えるかもしれません。

「全か無か」で徹底的に相手を切り離さず
とも、黒猫さんのほうから
にこやかに爽やかにご挨拶だけして、

忙しそうに出かけていったり、
ヘッドフォンをして(勉強中とか資料の
確認中など適当な理由をつけて)
ガーデニングに勤しむなどして
ご自身の世界に没頭することもできます。

相手を常に黒猫さんの心の庭に招き入れる
ことなく、聖域に垣根をつくること
=健全なバウンダリー(心理的な境界)を
設けることで、

自己コントロール感が芽生え、
相手に振り回されなくなっていきます。

常に相手の期待に応えなくても
黒猫さんは素敵な人です。

どうかご自身を大切にしてあげてください。

他人軸から自分軸の人生に切り替えるほどに、
黒猫さんがご自身への信頼度が深まり
安心感が得られるでしょう。

ー川畑のぶこ

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心さん(60代・女性・介護職パート)
のご相談にお答えします。

【Q】結婚・出産後に離婚した娘が、
うつで15年ほど休んでいます。

厳しい生活環境の中での子育てで
愛情のかけ方を間違っていたのか、

「毒親」「ネグレクト」「寂しかった」
と訴えていた時期があり、
EMDRの治療を受けたりしていました。

寝たきり状態が長く、
お世話をしながら受け止め、
「ごめんね」と謝ると、

娘は「お母さんには苦労ばかりかけて
申し訳ないね」と言ってくれました。

幼い頃から我慢が多く、おとなしく、
反抗することのなかった娘ですが、

一年少し前、
身体が回復しているように見えて以来、
反抗的な態度が出始めています。

半年前に「お母さんにばかり忙しい
思いをさせている」と、通院、買い物
等の用を父親に頼むようになりました。

夫も依頼されることだけは
対応しています。

そんな中、今年3月の初めに突然
「一方的に母とは縁を切る」と夫に伝え、
以来今日まで、顔を見ることも、
話をすることもしていません。

主治医からは
「寂しかった気持ちを分かってほしい」
と伝言されましたが、
娘は「母から虐待されていた」と
訴えていたそうです。

私としては良い関係を保てていたと
思っていたのですが、私は仕事柄、
人のお世話ばかりなのもあり、
娘は自分が大切にされていないと
感じていたのでしょうか、、、。

今の状態は、私は苦しく、
受け止めきれていませんが、

娘は怒りと憎しみの感情を出すことができ、
日常生活も自分のことだけはできている
ので、寝たきり状態だった時よりは、
私も安堵しています。

夫は「このままでは溝が深まる。
メールしろ、声掛けしろ」と、
不機嫌な毎日です。

両親に大切に育てられ、
平穏無事な日々以外、
何かあると耐えることができない、

思い通りにならないと怒る、
異常に過干渉でしつこい夫の
その態度が重くのしかかっています。

冒頭に「厳しい生活環境の中での子育て」
と書いたのは、当時同居していた
義理の両親が大きく関係しています。

義両親は二人とも、強くて厳しく、
自分の子どもだけを信じ大切にする人で、
亡くなるまで親中心で
実権を握っていました。

同居時代、私はそれに遠慮し、我慢して、
自分の子どもを大事にすることが
できませんでした。

娘のことはしばらく見守ってみようと
思っているのですが、、、

どのような関わり方をしたらよいのか、
川畑先生、アドバイスを
よろしくお願いいたします。

【A】心さん、とてもお辛いですね。

一生懸命育ててきた娘さんから、
突然「縁を切る」と言われてしまった。

しかも理由として伝わってきたのは、
「寂しかった」「虐待されていた」
という言葉。

親として、これほど胸が締めつけられる
ことはないかもしれません。

でも私は、今回のお話を伺っていて、
娘さんの中に何か大きな変化が
起きているようにも感じました。

これまで娘さんは、
自分の気持ちを抑え込み、
我慢し続けてきたのではないでしょうか。

長い間うつ状態が続き、
寝たきりのような時期もあった。

そんな娘さんが今、怒りや悲しみを
表現できるようになってきた。

もちろん、その矛先がお母さんに
向かうのはとても苦しいことです。

でも、心理的な成長のプロセスとして
見ると、自分の感情を外に出せるよう
になったこと自体は、
大切な一歩とも言えるんですね。

だから今は、
「どうしてこんなことを言われるのか」
「私の何が悪かったのか」
と答え探しを急がなくてもいいと思います。

娘さんが悪いわけでも、
心さんが悪いわけでもありません。

お二人とも、それぞれ厳しい環境の中で
精一杯生きてきた。

義理のご両親との同居生活。

その中で心さんも、
娘さんを十分に守りたくても
守れなかった苦しさがあったと思います。

一方で娘さんも、幼い心で寂しさや孤独
を抱えていたのかもしれません。

だから今は、
白黒をつけようとするよりも、

「私たちは同じ家族のシステムの中で、
 それぞれ傷ついてきたんだな」

そんな視点を持ってみてください。

そして何より大切なのは、
心さんご自身を労わることです。

ご主人から
「連絡しろ」「声をかけろ」
と言われても、

今は無理に距離を縮めようとしなくて
大丈夫。

娘さんが距離を必要としているなら、
その気持ちを尊重しながら
見守ることも愛情です。

私は今回、
娘さんの「縁を切る」という言葉を、
人生を前に進めようとする
不器用な自立宣言のようにも感じました。

だから心さんもまた、
「娘次第の人生」ではなく、
「自分自身の人生」を
大切にしていただきたいんです。

焦らなくて大丈夫。

時間という薬が、今は見えないものを
見せてくれることもあります。

苦しい時期だからこそ、
まずはご自身の心を癒やすことを
優先してください。
 

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