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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、まみさん(40代・パート)のご相談にお答えします。

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姉、私、弟の三人。小さい時から親に負担をかけまいと、ワガママも
言えず優等生気質だった私。姉はずっとしゃべっているような人で、
高校生一人をもつ専業主婦。小遣いほしさにパート中。
弟は家族に挨拶もしない人で、母から溺愛されて育ちました。

私と弟を虐待した父の介護が問題になったとき、父に唯一可愛がられた姉
がやりたくないと母に言いました。母も入院しないとならなかったため、
仕方なく私が休職をして地獄の日々を送りました。

その後、老健に入りましたが、姉は病院で父の素行の悪さを注意されるの
が嫌でいくのをしぶり、父が亡くなるまで私は何度も死にたくなるような
苦しい日々でした。

父の後は母が何度も入院騒ぎ。姉も弟も倒れたとメールをしても3日以上も
見ない、無視をしているようで、いつも私が対応してきました。
一昨年、母が骨折で動けなくなり1ヶ月付ききり。
そんなとき姉が私にケチをつけ、今までの事もあり爆発してしまいました。
母が私の味方をしてくれると思いきや、違いました。

昔から嫌と言えない私の良心に語りかけ、困り事は全て私に押し付けてきた
母。姉と弟は言ってもできないから仕方ない、私には教員をやるような人
だから出来て当たり前と、いつも差別されて苦悩しながら育ちました。

姉や弟が少しでも私に感謝してくれていたら不満はもちませんでした。
しかし、何かにケチをつけバカにしてきます。
母も二人を正さず調子をあわせていました。
皆が嫌がった父も介護したのに。私だけが仕事もお金も犠牲にし、
ストレスと過労から慢性腎炎になり退職しました。

最近母に、感謝されたいと思うほうがおかしい。やるというほうが悪いと
言われました。貴女がやってしまうから二人がやらないんだ、とまで。
二人には定期預金もしていました。

姉や弟、母ともこの先会いたくありません。親子関係を解消したいと思う
のですが、そういう行動にでてはいけないでしょうか。
~~~~~~~~~~~

まみさんの苦悩がひしひしと伝わってきます。同時に、まみさんの献身的な
部分、誠実な部分、良心も伝わってきました。その良心につけこまれて
しまったのですね。

この家族構成を見ていると、なんだかまみさんがお母さんみたいですね。
もしかしたら、家族のヒエラルキーというのは逆転していて、年齢的には
お父さんやお母さんの方が年上でも、精神的には、まみさんがの方が
ずいぶん先を行っていて、親のような役割をしているのではないでしょうか。

親子関係を解消したいということですが、感謝されないことに理不尽さを
感じていらっしゃるのですよね。こんなに努力をしているのに感謝もされず
に、なぜ文句を言われなきゃいけないんだ、と。

でも、もし、お母さんもお姉さんも弟も、まみさんを精神的に「お母さん」
と思っているとしたら、これは無意識でのことなので、本人たちも気付いて
いないはずです。お母さんという存在はふつう、子どもたちから感謝される
とは思わない、当たり前というのが、社会的な通年としてありますよね。

教師やる人なんだから、と書いてありましたが、おそらく教師をやるぐらい
しっかりしている人だから、あなたが家族の中ではいちばんしっかりしている
人だから、親のような立場だから、というような構図が出来上がってしまって
いて、そういう人がわざわざ感謝されるなんておかしいと、きっとこのような
ロジックに陥ってしまっているのではないかなと思います。

もちろん、まみさんがその通りに受け止める必要はまったくありません。
私だって甘えたかったんだ、私だってやりたいことはやりたい、やりたくない
ことはやりたくない、もっと自由奔放な子どもの世代を過ごしたかったし、
今だってその気持ちがあるんだ。これはとても健全な主張です。

今からでも遅くないです。「みんなのお母さんはもうやめた」と言ってもいい
のです。私だって、お姉ちゃんや弟みたいに甘えたかったんだ。私だって
お母さんみたいに自由にしたかったんだ、と。

本当に嫌だということを「嫌だ」と言う、大きな課題に向き合う、
まみさんにとっても、一つの大事な節目なのかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:今年、6年付き合った同い年の彼と結婚をしました。

もともと二人暮らしをしていたのですが、
マンションの契約が切れるため、
結婚式を行うまで臨時として
夫の実家にお世話になることになりました。

彼の親も快く受け入れて下さったのはよかったのですが、
古い考え方をお持ちでとても悩んでいます。

夫は月収30万の会社員で、
私は月収40万の在宅ワーカーです。

夫は会社員のため、毎日朝7時に出て21時に帰宅、
私は夫を送り出してからは帰ってくるまで仕事をしています。

夜は、夫の親とは別々に夕飯を食べているのですが、
夫の帰りが遅いため、帰ってくるころに眠ってしまってい、
ご飯が準備できていないことが度々ありました。

夫はそれを咎めることなく、料理が終わってなければ
なにか手伝うことある?と声をかけてくれて、
食器もお風呂も洗ってくれます。

お互い仕事をしているなら
家事は半分担うことは当たり前だと理解をしてくれます。

しかし夫の母はそれが快く思っておらず、
夫に「奥さんは旦那の帰りに合わせてご飯作るべきだ。
旦那のために家事をやらないのはおかしい。」と言ってきたそうです。

夫はそれに怒り
「家で仕事してるんだから、
 会社じゃない分、疲れて寝ちゃうことだって当然ある。
 お互い仕事をしてるんだから
 家事を半分やるのは当たり前だ。」
と言ってくれたそうなのですが、

「そうやって甘やかすから
 奥さんのあり方が勉強できないんだ。」
と言ってきたそうです。

私はとてもショックで言葉もありませんでした。

忙しいながらも家事を手伝い、
こちらにいる間はこちらのルールに従おうと歩みよっていたのですが、
夫の母は理解してくれようとせず、
私達夫婦の考え方にも意見をおしつけてきます。

在宅の仕事も暇だと思われているようで、とても悲しいです。

夫の親との付き合い方がわかりません。
どうしたらわかりあえるのでしょうか?

【ゆめ・30代・在宅ワーカー】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

ゆめさんの世代と親の世代ではジェンダーに関する価値観を含めて、
幸せに価値観にかなりのギャップがあることと思います。

このジェネレーションギャップは
大洋をまたぐ、「異文化交流」くらいに割り切らないと疲れてしまうでしょう。

「へぇ、そういう考え方をする国(時代)が存在するんだ」という、
好奇心が必要だと思います。

同じ地球でも、ある国ではつい先日まで
女性が車を運転することすら許されていませんでした。
そのような国にはいったいどんな歴史があるのだろうと。

裁くのではなく、好奇心を持つことは理解の始まりでしょう。

これは決して相手に合わせるということではありません。

なぜ、そのような価値観が形成されたのか、
あるいは形成されざるをえなかったのかの背景を
振り返ってみることです。

するとお義母さんも単なる加害者ではなく、
その時代や社会の犠牲者であることが分かってくるでしょう。

男尊女卑がまかり通る時代の日本は、
女性の仕事といえば家事や育児を切り盛りすることであり、
夫の帰りを忍耐強く待つことでした。

これが多くの人にとって「幸せ」の定義だったのです。

ですから、お義母さんはその定義にはまらない我が息子夫婦
を見て「不幸なのでは?!」と
反射的にとらえてしまったのでしょう。

論理的な判断からではなく、これまでの深い刷り込みによる
条件反射的な対応です。

この深い刷り込みを解除するのは一朝一夕では難しいでしょうし、
果たしてその努力が正しいのかもクエスチョンです。

ゆめさんにすぐにできるのは、そうならざるをえない背景を、
愛ある好奇心と思いやりをもって理解しつつも、
そこに巻き込まれない賢さではないでしょうか。

同時に、お義母さんの恐れは、
「条件が整わないので不幸にちがいない」
という思い込みにありますから、それを解除できるとすれば、
「条件が合わなくても二人は幸せだ」
という事実を提示し続けることでしょう。

もしかしたらお義母さんも新たな価値観を学ぶかもしれません。

ただし、高齢になるにつれ、考え方を変えるのは面倒で難しく
なってきますから、お義母さんの納得がいくいかないにかかわらず、
ゆめさんとご主人がそのことを十分わかっていることが大事で、
それだけで十分なのだということを知ることではないでしょうか。

ぜひ、結婚式までの期間、
異国にホームステイをし、多様性を学ぶ良き機会が与えられた
と受け止めてみてください。

そして、お二人の価値を大切に過ごすことができる、
新たな門出を十全に祝ってください。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ちよりんさん(30代・準公務員)のご相談にお答えします。

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川畑先生、いつもメルマガを楽しみにしています。
先生が教えてくださる新しい心の捉え方にハッとして、
心に風が吹き抜けるような爽やかさを感じることが何度かありました。

でも、今自分が抱えている悩みは、仕事を始めた2年ほど前から
ずっと解決されずに重くのしかかったままです。

職場にいる40代くらいの子育て中の女性たちの態度が意味不明です。
自分の悪いところやわかっていないことは「しょうがないじゃない」、
人が自分の思い通りに動いてくれないと責める、これが当たり前だと
思っているような態度に大変迷惑しています。

文句を言うことが、物事がわかっている証であるかのように、声高に
自分の意見を主張することが多々あります。作業効率を良くする
新しいアプリが出てきても、どうせわからない、と勉強もせずに
堂々として、そのくせ自分のやり方を人がしないと非難します。

自分のやり方を私に押し付けて、私がその通り動かないと私の上司に
文句を言い、上司も同じ世代で同じ年ごろの子供をもつ連帯感からか、
彼女の言い分をそのまま受け入れ、いつも私が悪いことになっています。

忙しいこともわかりますし、他にもご事情があるのかもしれません。
でも、だからといってなぜ私がターゲットになるのでしょうか? 
むしろ、ターゲットを必要とするのが恐ろしいと感じます。

子どもを育てること、結婚すること、一生懸命生きること、そのために
誰かに敵意や負の感情を向けなければやっていけない、そんな世界に
私は住んでいるのでしょうか。だとすれば目の前が真っ暗で夢も希望も
なく呆然としてしまいます。

自分に感じよくしてくれる人、ニュートラルにしてくれる人はたしかに
職場にいて、以前川畑先生のメルマガでそういう人たちに意識を向けている
といいとあったのは覚えているのですが、なかなかそれが実践できません。
また悪者にされるのかと心配で恐ろしいです。
~~~~~~~~~~~

30代のちよりんさんが、40代の子育て世代の先輩方、職場での人間関係で、
四面楚歌ではないですが、孤立したような状態になっているということが
伺えました。

まず、ちよりんさん、いつもメルマガをよく見て、読んでくださって、
ありがとうございます。

確かに以前、職場の中にいい人間関係もあるので、まずはそちらの方に意識
を向けてみる、というお話をしました。

今、身の回りで起こっていることで、ネガティブなこともあればポジティブな
こともあるけれど、どうしても私たちはネガティブな方に意識が行ってしまい
がちなので、ちょっと意識を切り替えて、良いことにエネルギーを注ぐ。

いいことの種に水やりをする、という表現を過去にしてきたと思いますが、
そのような姿勢を育めることが、一番はじめに大切なことになってくると思います。

ただし、そうは言っても、やはりネガティブな方がワッと覆いかぶさって
しまって、ポジティブなことになかなか目が行かないというとき、
蓋をするのではなくて、そこをちょっと見つめてみるというのはいいことです。

一方、ちよりんさんが書かれていた、「子どもを育てること、結婚すること、
一生懸命生きること、そのために誰かに敵意や負の感情を向けなければ
やっていけないのか」という、怒りが感じられる思いについて。

これはもしかしたら、ちよりんさんのバイアスがかかってしまっている部分
もあるのかなと思います。

もしかしたら、先輩たちのそのような姿は、もうオフィスの文化なのかも
しれませんよね。職場の風土というものがありますから、風土によってそう
なっているかもしれないし、例えば年功序列など、そこのリーダーシップを
とるような人たちの価値観というものが浸透しているのかもしれません。

必ずしも、結婚していることや子育てしていることが人に文句を言える立場に
いるということではなく、それは別のことだと考えてみる。そして、子育て
とか子どもを持つこと、結婚することに対して、ちよりんさんにはどのような
課題があるかというのも見てみると、過剰反応をしなくなってくるかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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