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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

先日、仕事で香港に行ってきました。

ゴンピン(昂坪)という街にある山をケーブルカーで25分間ひたすら登り切った所に、
ものすごく大きなお釈迦様、ブッダの銅像があります。

以前、やはり香港で仕事をしたときに高速道路からその銅像を見てびっくりし、
いつか行ってみたいと思っていたのですが、今回、仕事でご縁のあった方からお誘いがあり、
インターナショナル・マインドフルネス・コンフェレンスという、
マインドフルネス指導者の国際会議に参加するため、
その地を再訪するという巡り合わせとなりました。

5時起床。まずお寺でマインドフルネスの瞑想をし、みんなで歌を歌い、それから会議です。
世界各国から医療者やメンタルケアの臨床心理学者、教師、社会福祉士、世界平和の活動家
などが集まって、素晴らしい、実りあるレクチャーとパネルディスカッションが行われました。
その内容については、後日またどこかでシェアできたらいいなと思っています。

さて、今日は40代の女性からご相談いただきました。

「認知症へ向かう姑との付き合い方」。
これは、40代、50代になってくると、親あるいは義理の親に対して
多くの方が抱えるお悩みではないかと思います。

「軽度認知障害の義母と二世帯暮らし。
生活はほぼ自分でできますが、 物忘れがひどくなってきており、
何かが見つからなくなると、嫁の私が隠したり盗んだりしていると思っています。
病気なのだと頭では理解していても、心がついていかれません。
もう嫌だと思ってしまう自分を責めない、ということも含め、
いろいろな思いが出ては消え、me firstの精神でいても気分が上向きになれません」
とのことです。

経度の認知障害では、物忘れがひどくなるというのと、
誰かに物を盗まれたと言うのも症状の一つです。
病理の「正しい理解」、そして「冷静な態度」が必要になってくるでしょう。

「なくなって困っている」という患者さんの気持ちに耳を傾け、
寄り添う、具体的で時に有効な方法も、一つお伝えしたいと思います。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/ixtXUbkzGEs

―――お願い―――

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Elderly couple rest at tropical resort

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――――――――――
【Q】家内が老人ホームに入ったのですが…

私は86歳 家内は83歳
家内は2年前からアルツハイマー型認知症と診断され、
次第に家事もできなくなり、
失禁、徘徊ががあらわれるようになりました。

この二年間介護してきましたが、
耐え切れず、有料老人ホームに委託しました。

介護から解放され肉体的にも心理的にも楽になりましたが、
生き別れの状態では常に家内のことが気になり、落ち着かないし、
自分の生活をどうしていけばよいか悩んでいます。

家内の病は治る見込みはありませんので、自然に任せ見守ってやり、
自分は残された人生をゆっくりと過ごしたいと思いますが、
もう一つ納得できません。

【86歳 男性 tomy様】

―――――――――――――――――――――――――――――
【A

FROM 川畑のぶこ

tomyさんのように人生の伴侶が認知症を患い、
介護に苦労される方は多くいらっしゃり、
同じような苦しみを抱いていらっしゃいます。

tomyさんが、もう一つ納得がいかないのは、
どこかでまだ罪悪感や後悔が残るからではないかと察しますが、
人間が断腸の決断をするときは、どのような選択をしても、
少なからず後悔は伴うものです。

tomyさんが、その時点での、物理的、精神的、肉体的な限界を尊重し、
散々逡巡した上で下した判断であれば、
それはその時点での最善の選択であったということを
思い出してみてください。

物理的・肉体的・精神的な限界がないのなら
いくらでも理想を追い続ければ良いでしょうが、
私たちにはそれぞれの限界があります。

それを素直に受け入れず、
今の自分でない、誰かの限界を採用したり、
限界を知りながらも無視して無理をし続けたのなら、
かならず何れ破綻するでしょう。
奥様との関係性もいよいよ不健全なものになるはずです。

tomyさんはその時点でのベストを尽くされたのです。
人生には忍耐を必要とする場面が多々あります。

全体の流れを考慮した結果、互いにとって健全な判断をするときに、
手放さなければいけないものもあります。

生き別れではなく、心できちんと繋がっているということを
思い出してください。
会いたいときにはいつでも会えるのだと。

物理的にも、肉体的にも、精神的にもゆとりがない状態で、
質の薄くなってしまったサポートを日々行うのではなく、
物理的に関わる時間は少なくなったかもしれませんが、
精神的にゆとりをもっているが故、質のともなった濃い時間を
共に過ごせると考えてみてください。

一緒にいる時間の量よりも、その質が重要です。

奥様と一緒にいられない時間に焦点を当てるのではなく、
一緒にいられるその瞬間を、より生き生きと心を込めて関わり合い、
愛ある時間をじっくりと味わうよう心がけてみてください。

奥様にとっても、tomyさんの笑顔が何よりの薬となるはずです。

150622

紫陽花を買いました。
我が家の“狭小”ガーデニングスペースに植えるためです(笑)

以前はそこに雑草が生え、その後大好きなポピーがたくさん咲いた
ので、しばらくそのままにしていましたが、それもなくなった今、
何か植えたいなと思ったところ、季節柄、紫陽花がとてもきれいだった
ので、何鉢か買ってきました。

サイモントン療法のセラピストで仕事仲間のあずみゆきこさんが
先日、我が家に泊まった際、スコップを持って土を耕して
草花のベッドを作ってくれました。

こんな立派な紫陽花の鉢植え、近くの二子玉川(東京都)だと
4,800円ぐらいするようですが、これは車でちょっと足を延ばして
長津田(神奈川県)のホームセンターで1,000円で入手しました!

来年は花も増えるかな、と思うと今からとても楽しみです。

さて、今回のテーマは「子育てで後悔している人がやるべきこと」。

今回ご質問をお寄せくださったのは、小学4年生の男の子を持つお母様。

ご自身が常に抑制的で、お子さんと思い切り遊んであげることができず、
これまでずっと「頭で」子育てをしてきたことを後悔なさっている
ということです。

そして、今からでも息子さんとの向き合い方、接し方を変えていきたいと
思うものの、何をどうしたらよいのか分からない、というお悩みです。

子どもにとって、親は最強のサポーターです。

サポーターである親は「いつもあなたを思っているよ」という姿勢を
子に伝え続けることが大切です。
たとえ不器用であっても、「ずっとあなたの味方だよ」という
サポーターとしての姿勢を伝え続けることが必要なのです。

そして、それをスムーズに伝えることができる“魔法の言葉”があるのです。

続きは、こちらのVideoでご覧ください。

―――お願い―――

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Adorable little girl in blooming cherry garden

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【Q】娘に友達がいるのか心配です

いつもメールマガジンを有り難く読ませていただいています。
海外に在住しており、この夏で、まる12年になります。

私の悩みは、娘のこと、そして、自分の心のことです。

娘は小学一年生で、学校で友達が少なく、
それを私が(勝手に)不憫に思っているのです。

娘は、一歳半の時に、「軽度の脳性小児麻痺」
という診断を受けました。
彼女の脳のどこかが、通常とは異なる状態で、
それによって、「体の筋肉が弱い」という状況がもたらされています。

お陰様で、学校生活には支障のないレベルにまで、
彼女の身体機能は発達しており、
私が何も言わなければ、娘に脳性小児麻痺の状態があることは、
普通の人は、気がつかないと思います。

「ちょっと、運動神経の鈍い、どんくさい子」
としか映らないと思います。

ただ、「筋肉が弱い」ために、いまだに口からヨダレが出てきて、
それを彼女は人に言われない限り気がつきません。

数年前には、ヨダレのせいで、
1日に数回洋服を着替えなければならなかったほどです。
その頃に比べれば、最近のヨダレの量はとても少ない方です。

ただ、学校でクラスメートの子供たちは
彼女がヨダレを垂らしているのを見てビックリしています。

また、口の筋肉の発達も通常に比べて遅いため、
彼女が話す言葉は、慣れている家族には聞き取れますが、
同年代のクラスメート達には聞き取りにくいこともあるようです。

そして彼女の性格として、内気な方です。

私の心の中に、「友達がいないことは惨めなことだ。
誰からも相手にされないなんて悲しいことだ。」という思いがあります。

振り返ってみれば、私も子供の頃が内気で、
仲のいい友達は少なかったです。

仲良くしていた友達が他に仲のいい友達ができた時、
とんでもない絶望を子供ながらに感じたのを覚えています。
これではいけない、もっと面白い話をして、
その子を繋ぎ止めておかないと、と必死だったのです。

大人になって、子供ができて、ママ友というのでしょうか、
いろんな学校を通しての人間関係が増えていきました。
子供の頃は内気だった私も、年をとるにつれて、
人見知りをしない社交的な大人になっていました。

でも、こちらでは、大勢の中に居ればいるほど、
孤独を強く感じる時もありました。
(今も、時々感じますが、そんな時は自分に自信を持ち、
心の中で自分にちょっと話しかけたりします。)

たぶん、言葉の壁も、あったと思います。

そして、「普通じゃない、 脳性小児麻痺をかかえた」娘を、
受け入れられていない、追い詰められた自分がいたのだと思います。
そんな娘を受け入れられず、元気に産んであげられなかった
と自分を責めていました。

彼女が小さい時に、愛で包んであげれなかったかな、
と申し訳なく思うときもあります。

母親であると同時に、私は、
彼女にとって厳しい(厳しすぎる)セラピストであったと思います。
普通に、みんなと同じように、出来るように。

口では、「人それぞれのスピードがある。他人と比べるんじゃなくて、
昨日の彼女自身と、今日の彼女自身を比べよう」と言っていても、
自分に言い聞かせようとしても、なかなか難しかったです。
正直に言うと、今でも、難しいです。

それは、「私の子供なんだから、完璧じゃないといけない」という
思いが、心の奥底にあったように、思います。

ひどい母親だと思われることを覚悟で申しますと、
普通じゃない我が子を見て、
「どうして、この子が私の子供なんだ」と感じたこともありました。

そして、時が経つにつれて、「脳性小児麻痺という状態があって、
娘は可哀想」と思うようになりました。
娘は愛おしいけれど、脳性小児麻痺が憎いという、感覚でしょうか。

そして、ようやく、最近では、脳性小児麻痺の状態を含めて、
それが娘なんだ。全部ひっくるめて、愛したいと思っています。

学校で娘が、あるクラスメートに話しかけているのを見ました。
でも、その子は、娘に返事をしません。
明らかに、無視しているように私には見えました。
そんな状況を複数回、目にしています。

障害のせいなのか、見た目が違うからなのか
(私が在住しているところは98パーセントが白人で、
 娘は明らかにアジア人です)、
単にパーソナリティーが合わないだけなのか。

母親としては、無視されている娘を見るのは、とてもつらいです。
娘は、あまり気にしていないようです。
でも、あと数年も経つと、気がついて、傷つくようになるのでしょうか。

私は、娘に、まず自分自身を好きになってほしいです。
そして、仮に、仲良くなりたいと思っている子と仲良しになれなくても、
「ちょっと残念だけど、しゃーないな」と
キリッと出来る子になってほしいです。

私が、子供の頃に味わったような、
常に、誰かを追いかけ回さないといけないというような焦燥感を、
できれば味わって欲しくない。

もちろん、友のいない人生は、寂しいものです。
でも、友がいないような場面でも、その寂しさに潰されることなく、
自分を自分で愛していって欲しいと思うのです。

そして、私も、そうでありたいと思うのです。

今、娘は別に悩んでいるわけではなく、
私が勝手に、将来を不安で染めてしまっているのですね。
これでは、駄目ですよね。

私が、自分自身を愛し、キリッと上を向いて笑みを浮かべて、
生活をしていれば、それが、娘にも伝染するでしょうか。。。

なにか、アドバイスを頂けると、とても嬉しいです。

【41歳 ZAMMN様】

――――――――――――――――――――

FROM 川畑のぶこ

【A】
ZAMMNさんの娘さんへの愛が伝わってきます。

子どもには苦労して欲しくない、幸せになって欲しい
というのは親心ですよね。

どうしても人生には苦労がつきものですが、
ZAMMNさんも娘さんの病気を通して
苦労をされていらっしゃることが伝わります。

お母様も娘さんも、
ここまでとても頑張ってこられていると思います。

ただし、おっしゃる通り、親がそれを苦しみと捉えていても、
必ずしも子どもはそうとは限らないということはがありますね。

ZAMMNさんの娘さんの場合は、
ご本人は病気のことを当然のこととして受け入れて、
淡々と生活されていらっしゃるようですので、
不憫に思うより、娘さんの苦労をいとわない魂を
勇者として称えてみてはどうでしょうか。

友達に関しては、「友達がいない」のか
それとも「お母様の望むような数の友達がいない」のか、
区別をしてみてください。

友達との関わり合いも、ニーズはそれぞれで、
多くの友達を持つことが喜びのパーソナリティーの人もいれば、
少ない友達を大切にすることで満たされるパーソナリティー
の人もいます。

娘さんは内気なタイプとのことですので、
交友関係を広げることよりも、仲の良い友人が少しいれば
心が満たされるタイプではないでしょうか。

そうであれば、
「自分とは満たし方が違うのだ」ということを受け入れて、
娘さんなりの関わり合い方=幸せを尊重されることを
おすすめします。

平均的や標準的に生きることが必ずしも完璧でもなければ
幸せでもないということを深く理解されることが大切だと思います。

私たちは
「自分(親)が幸せと感じるやり方で 子どもに幸せになって欲しい」
と望んでしまいがちで、純粋に
「子ども自身が幸せと感じるやり方で子どもに幸せになって欲しい」
と望むことを忘れてしまいがちです。

真のサポートとは、自分が相手に出して欲しい結果ではなく
相手自身が出したい結果を援助することですので、
この辺をもういちど振り返ってみてください。

そのためにはエゴや執着を捨てる必要がありますね。
「平均的に幸せになるのだ!」という執着を捨てることですね。

これには大きな勇気を伴います。
特に日本人には難しく大きな課題だと思います。

娘さんはZAMMNさんの思い通りの人生を歩まないかもしれませんが、
娘さんなりの個性や課題に即した人生を歩み、
人生を切り開いて行くということ

そのことで、娘さん自身のみならず、周囲の人々や社会にも
学びや調和をもたらしていくということを
深く信頼してみてください。

ZAMMNさんやご家族、また娘さんの周囲の人々に、
娘さんの病気を通して起こっている、
(彼女の病気が無ければ 起こりようがなかった)
良い面に意識を向けてみて、その必要性を理解してみてください。

このことには創造力や想像力も必要となるでしょう。

Pink festive Valentine's day background

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――――――――――
【Q】同僚が乳がんの手術を受けます

同僚が、急きょ乳がんで全摘出手術をすることになりました。

みなに知ってほしいということで、お話があり、知りました。
以前にも一度手術をしたとのことです。

がんについての情報をネットで見てみたのですが、
生活習慣(食事・お酒・運動など)も影響しているようです。

手術前の今でも、高カロリーなものを食べたり、
お酒を飲んでいるのでびっくりしています。

本人は、
「食事に気を遣ったり、健康グッズをかって、気を付けている」
というので、注意するのも出すぎてるかと思い、悶々としています。

自身の親戚が、おととし、乳がんであっという間になくなって
しまったこともあり、いい方向に向かってほしいのですが、
どう接したらよいのでしょうか。

【40代 事務 匿名希望】

――――――――――――――――――――

FROM 川畑のぶこ

【A】
自分の友人や同僚、そして家族等身近な人が病気になると
とりわけがんのような私たちが「重篤」ととらえがちな(実際重篤でなくとも)
病気になると、とても心配でサポートしたくなりますね。

ここで、健全なサポートとはいったいどのようなものか
と考えてみると良いと思います。

私の師、サイモントン博士は真のサポートとは
自分が相手に出して欲しい結果を支持することではなく、
相手が出したい結果を支持することと説きます。

たとえば治療でも、自分は手術をしたほうが良いと思っているけれど、
相手はしたくないと思っていることもあります。

そのようなときに、手術をするよう説得するのは、
相手が自分の思いどおりになることで安心したいという
己の精神的なサポートにはなるかもしれませんが、
実際には相手のサポートになっているとは限らないのです。

もし、相手には相手なりの価値観ではなく、自分の健康に対する価値観
に沿って歩んで欲しいとコントロールが出ると、サポーター自身が
苦しくなってしまい、人間関係がいびつになってしまいます。

そこに癒しのエネルギーは存在しません。

食事や運動もしかりです。

がんはたしかに生活習慣が影響する病気でしょうから、
食事やお酒や運動は重要な要素ではあるでしょう。

ただし、中には食事もお酒も運動も、さして気を使っていないけれども
病気にならない人もいます。

タバコもお酒も呑まない、食事もそこそこバランスを気遣ってきたけれど
肺がんになったという話はよくカウンセリング現場で聞きます。

私の知人のおじいさんは、95歳で他界し、亡くなる2週間前まで
現役で仕事をしていましたが、このおじいさんの健康長寿の秘訣は
ビールにタバコにチーズにピーナッツというから驚きです。
自分の親なら「死ぬからやめろ!」と迫ると思います。

また、ある患者さんは医学的に成す術が無く、あとは余生を楽しく
過ごそうと、ストイックな食餌療法やストイックな生活を手放し、
やりたいことはなんでも自由に楽しく行い、
甘いものもお肉もお魚も、悔いの無いように丁寧に味わって楽しんで
いたら、半年後の検査でがんの消失が認められました。

人間のバランスというのは、あるひとつの側面からのみとらえること
はできず、ホリスティック(全体的)にとらえていく必要があります。

ライフスタイルにはものごとの受け止め方や感情の波など、
心のあり方も深く関係します。

食事や運動など、見えるものには積極的に取り組むのですが、
見えないこれらの領域は多くの人は野放しになりがちです。

相手に癒えて欲しいと望む場合、まずは自分と相手との関係性が平和で
癒えているものなのかどうかを振り返ってみることをおすすめします。

このひとと一緒にいると、安らぐとか、希望がもてるとか、元気になれる、
とかといったあり方で関わっているかどうかを振り返ってみてください。

また、食事など、気がかりなことをコミュニケーションするときは
「こうしなきゃだめだよ」と決めつけたり、指示したりするような伝え方
ではなく、「私はこう思うな」と、主語を相手ではなく「私」にして
伝えると効果的です。

あるいは、「こういう情報もあるよ」と、客観的な情報提供なども
思いやりや愛情を込めて提供してみるのも良いのではないでしょうか。

相手を裁いたり批判したりせず、思いやりややさしさのエネルギーで
包み込むことを心がけてみてください。

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sommerwiese

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【Q】子育てに後悔しています

大学院に入学した息子が大学に行かなくなり
1年以上経ちます。

大学に入学して1年ほどしてからだんだんと暗くなり、
うまくいかないのだろうかと思っていましたが
本人は何も言わない・・「大丈夫」を繰り返すだけでした。

今、付き合う友達もなく休学して実家に居ます。

楽しいはずの大学時代がどうして苦痛になってしまったのか。
毎日ネットで音楽を聴くだけの日々がいつまで続くのか。

ほとんどバイトもしたこともない子が
就職してこの先生活できるのか。

なによりなぜこんなことになってしまったのか、

親に話せないのは親に原因があるのではないか・・

小さい頃からのことを思い返し、母親の対応が息子を
追い詰めたのではないかと考え出すと
全てが当てはまる気がしてきます。

何よりこれからのことを話し出すと顔つきが変わり
別人のようになり、何をしたいのかわからないという

息子に何をしてあげればいいのか、
どうすればいいのかわかりません。

ただこうして流れていく日々が本人を
ますます追い詰めるのではないかとも思い・・

何をすれば本人が前向きに考えられるようになるのか
わからず、自分自身が冷静なのかも自信がなくなって
きてしまいます。

どう進んだらいいのでしょうか。

【50代 パート 匿名希望】

――――――――――――――――――――
FROM 川畑のぶこ

【A】愛する息子が大学院に通わず、
引きこもっていることを日々目にするのは
母親にとって辛いことですね。

病気や障害がなく無事生まれてきたことに感謝したのも
つかの間、私たちは子どもが理想通りに
―幸せそうに―人生を歩めていないと不安に陥るものです。

「母親として育て方を間違ったのではないか?」

このような後悔の念がわいてきたときは、
少し言葉を変えてみることをおすすめします。

「どのように関わり方を改善することができるか?」と。

これは、前者が過去に軸をもっているのに対して、
後者は今から未来に向けて軸をもつ姿勢です。

過去がどうであれ、私たちは自分たちの意識や姿勢次第
で今後の関わり方を改善することは可能です。

親子関係に関しては、まずは、干渉しすぎないこと
を意識してみると良いと思います。

親が子を心配するのは当然のことであり
仕方ないことでしょう。

ところが過ぎたるは及ばざるがごとし
―母親がナーバスになり過ぎたり、過干渉になりすぎることが、
子どもにとってはさらなる負担になっているケースが多いです。

親が心配すればするほど、子ども側には
「自分は素のままでは受け入れられないのだ」
という心理的刷り込みが強化されていきます。

息子さんがそっとしておいてほしいと思うのであれば、
そうしてあげることです。

これは母親がしてあげたいことではないかもしれません。
ところが、息子さんがお母様にしてほしいことです。

サポートとは決して自分が出してほしい結果へ相手を促すこと
ではなく、相手が出したい結果を促すことです。

このためには母親が子どもへの執着を手放す姿勢が
必要とされます。
そして、執着を手放すのに大切なのは信頼感を育むこと。

今、彼は私の好みの通りの生き方をしていないけれども、
彼なりの大切なプロセスにおり、学びの過程にいると。

これは決して諦めることではありません。
希望はもちつつも、執着を手放すバランスを
意識してみてください。

大学では学ぶことのできない、人生で大切なものを学んでいる
と信頼して、どっしりと見守る勇気を育んでいただきたい
と思います。

「もう一年」ととらえるのか、
「まだ一年」ととらえるのか、
これはその人次第です。

もしこれまで息子さんが頑張って走り続け
(たとえ周りからはそう見えなくとも)
人生に疲れているのなら、
数年のブランクがあって初めて
バランスを取り戻せるかもしれません。

そんなおおらかな気持ちで見守ってあげてみては
どうでしょうか。

「できることがあればいつでも言ってね」と
「求めたなら母親からの助けは常にある」
という状態だけ提供し、あとは見守る。

「自分がどんな状況でも、
 受け入れてくれる人はいるのだ」という
安心感や信頼感を自他に対して持つことができたのなら、
それは前進の原動力になることでしょう。

大変な時期だとは思いますが、
どうかひと呼吸いれて、ゆったり構えてみてください。

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【Q】夫ががんになりました

心の持ち方について質問です。

私は小さな事でくよくよするタイプです。
そして全ての原因は自分ができが悪いから
と思って生きてきました。

こんな私でも2度の結婚を経験し、
現在娘2人の母親で去年孫まで授かりました。
(上の娘は前の夫との子)

現在の夫とは20年連れ添ってます。
20年もの間、子育てや姑問題、
夫婦の問題に悩みはつきませんでした。

本当に毎日いっぱいいっぱいで楽しむ事も知らず
自分の気持ちを何処に持って行けばいいか
わかりませんでした。

そんな私の環境が変わりはじめたのは
断捨離を実践しはじめてからです。
(本当の意味もわからず、
何とか今の状況を変えたくて捨てまくりました)

一番驚いたのが、
元気な姑が娘の所へ勝手に出て行った事です。

主人は男1人で長い間母親と2人で暮らしており、
嫁姑のトラブルがあって別居を頼んでも
それだけは無理と聞き入れてくれなかったのに…。
私の中で絶対ありえない事だったんです。

前置きが長くなりましたが、
最初にお伝えした心の持ち方を教え頂きたいのは
2つ目の大きな出来事です。

それは夫に癌が見つかり、すでに手の施しようがない
と言う現実を突き付けられています。

余命数週間、後は本人のやりたい事をやらせて
あげて下さいと言われてます。
そう言われた時も私は自分をせめました。

もっとこうしてあげてたらとか
気遣ってあげてたらとか後悔ばかりです。

ずっと主人についててあげたいと思う反面、
何で私ばかりと言う気持ちが湧いてきます。

実際問題、家で泣いてばかり居られず仕事に行きます。

周りは主人の事を気にかけて下さり
私によく見てあげて支えてあげてといいます。
つらいのは主人だからと。

私だって辛い。でも、病気じゃないねんから
辛抱しないといけないと頭ではわかっていても
心がザラザワします。

自分の気持ちは自分で建て直さないといけないと
カラ元気出すのも疲れてしまいました。

病気の夫をかかえる妻の心の持ち方を教えてください。
こうしている間にも夫は死に近づいています。

どうか教えてください
宜しくお願いします。

【くぅちゃんママ様 40代女性】

―――――――――――――――――
【A】FROM 川畑のぶこ

一難去ってまた一難
まこと、私たちの人生には絶え間なく
課題が押し寄せてきますね。

くぅちゃんママさんも、これまでにたくさんの課題を
乗り越え、器を広げていらっしゃることが伺えます。

断捨離をされて、嫁姑問題がひと段落したかと思いきや、
ご主人の病気と余命宣告。あらたな大きな課題と
向かい合っていらっしゃるのですね。

大切な家族の重い病気や死と向かい合うときに、
どのような心持ちで接すればよいかと言うことに
関しては、おそらく周囲の人々は
ご主人を何より優先してと言うことでしょう。

もちろん、目の前に死を控え、物理的にも精神的にも
周囲からのサポートを必要とする相手に対しては、
自分の感情や気持ちはいったん横においておいて、
ケアに専念する必要がある状況も多々発生することと
思います。

ただし、手足は動いていても、心の中では
「自分も患者と一緒なのだ」ということを覚えておいて、
自分自身へのいたわりの気持ちを大切にしてあげてください。

患者の家族は「第2の患者」と言われます。

自分だって、辛い。
それは当然だ。
悲しんでいいし、落ち込んでよい。

周囲はどうであれ、自分だけは、素直な自分を受け入れ、
慈しんであげてください。

それをシェアできる人が周囲にいるのなら、
どんどんそうしてください。

患者さんにサポーターが必要なように、
サポーターにもサポーターは必要なのです。

苦しい気持ちを素直に認めたり、相手に受け取って
もらったりすると、逆に、心の負荷が軽くなり、
本来するべきことに淡々と向かい合うエネルギーも
出てくることも多いのです。

「しっかりしなきゃ」と苦しみや悲しみに抵抗をしていると、
結局その苦しみが続いてしまうことも少なくありません。
ご自身の中の苦しみを認め、優しく包み込んであげてください。

それと同時に、死生観についても少し振り返ってみることを
おすすめします。

くうちゃんママさんは、死に対してどのような信念を
お持ちでしょうか?

仏教では、人間をもっとも苦しめるものが執着であり、
私たちが最も執着するのは、モノでも、健康でも命でもなく、
「考え方」だと言われています。

実際に残りのいのちが数週間なのか数年なのか、
はたまた数十年なのかは誰にもわかりません。

ところが、いずれ私たちの全てに、平等に死は訪れます。

その死に対して、どのような考え方を持っているかは、
私たちの日々の質や、人生の質、そして大切な人との
関わり合いに大きな影響を与えます。

死んだら全ての終わりなのか、それとも私たちの存在の
本質は死後もまた違ったかたちで存続し、愛する者たちと
関わりつづけるのか…

死とは苦しみとともに闇に葬られることなのか、
それとも安らぎとともに光の中に導かれることなのか。

死とは人々から忘れ去られることなのか、
それとも人々の心の中に残ることなのか。

実際には死んでみないことには分からないかもしれませんが、
私たちは物証できないことに関してはなおさら、
信じたいことを信じる理由があり、その権利もあります。

無論、どんなに健全な死生観を育んでいても、
死の悲しみや寂しさを完全に取り除くことはできないでしょうし、
そもそもその必要も無いでしょう。

それでも、健全な死生観を育むことによって、
私たちはよりしなやかに困難を乗り越える勇気と希望を
持つことができます。

ある患者さんが死の床でこのような言葉を残しました。
「先生、私の生命の芽は大きくならないのですが、
希望の芽はどんどん大きくなるのです」と。
そして「死後もその芽は成長するのがわかるのです。」と。

私たちはどのような状況下においても
希望を持つことが可能なのです。

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【Q】姉妹が夫からモラルハラスメントを受けています

私の姉妹が夫からモラルハラスメントを受けています。

辛い様子で結婚前は70kgを超える体重だったのに、
結婚して約2年、現在は40kgにまでなってしまいました。
このままではうつ病、最悪は自殺するなど深刻な状況に
なりそうで心配です。

めったに愚痴を言わない姉妹ですが、夫からの口撃が辛い
とメールが来たりするようになりました。
姉妹は仕事をしているので離婚によって経済的に
立ち行かなくなることはないのですが
結婚したのだから我慢しなければと思い込んでいるようです。

メール内容も徐々に私が愚図だから、とか、
バカだから、ドジだから・・と、どんどん自分を卑下する
内容になってきています。

私自身のことではないし姉妹も大人なのだから愛を持って
見守りましょう!みたいなことはずいぶん考えたのですが、
このまま放置して姉妹がダウンするまで「見守る」のが
家族の愛なんだろうかと葛藤します。

大事な家族を失いたくないのです(自殺とかで)

求められてもいないのに手を出すつもりはないので、
「気付いていないかもしれないけど、
旦那のしていることはモラハラだよ!」とか
「DVに関してネットとかで調べてみたら?」など、
道はいろいろあるのでは?という情報は伝えています。

しかし、何年もモラハラを受けてきてそれが当たり前の
日常になりつつあるようなので、危機感もないようです。

いくら家族でも相手は大人なのだから、やっぱり王道の
「見守る」方がいいものなのでしょうか・・・

【40代 ふーみん様】

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【A】FROM 川畑のぶこ

愛する家族が苦しんでいることを知ることは
とても辛いことですね。

このようなときに、いったい自分には何が出来るのだろうか、
どこまでが健全なサポートで、どこからが出しゃばりのお節介
なのかと思い悩むのはふーみんさんだけではないはずです。

「賢明なサポート」ということを考える時に、
賢い親と子の関係、あるいは賢い祖父母と孫の関係と
いうことをイメージしてみるとヒントになるかもしれません。

まず、あまり賢くない親や祖父母というのは、
過干渉になって常に子どもに与えすぎます。
また逆に、無関心で放置したり与えなさすぎたりします。

賢い親や祖父母というのは、いつ与え、いつ与えないかを
見極めて行動する親といえます。

愛する我が子が困難に直面している時に、答えを教える
ときもあれば、ヒントを与えるときもある、
自ら答えを導き出すよう促す時もあれば、何も言わずに
その子が困難を乗り越えることを見守る時もある。

その子がより賢く人生を切り開くために、
どの状況において、どのサポートが適切かということを
見極めて柔軟に関わり合います。

相手は大人であって子どもではないと思うかもしれませんが、
私たちは人生において初めての経験に接する時は、
子ども同然です。

そして人生は常に新しい学びの連続です。

とりわけ、苦しんでいたり、痛みがあったりして相手が
叫びをあげているようなときは、相手を理性ある大人として
見ることは逆効果のこともあります。
歳は大人でも、心は脆い子どものようなこともあるのです。

無論、だからといって何でもかんでもしてあげるということ
ではないのは先述の通りです。

実際に姉妹さんがうつ病になったり、自殺したりするかは
わかりませんし、ふーみんさんの取り越し苦労のことも
あるかもしれません。

ただ、もしふーみんさんにとって、目の前で起こっている
ことがおっしゃる通りのDVであるのなら、
「姉妹が暴力を受けていることを見守る」という姿勢が
選択肢として本当に正しのか、しずかに心に聞いてみてください。

下記はDVに関する内閣府男女共同参画局の提供している情報です。

http://www.gender.go.jp/e-vaw/dv/index.html

状況を客観的に把握することができれば、
姉妹さんも一歩前進できるかもしれませんね。

「自分で調べてみれば」と伝えるのが正しいのか、
「ここにこんな情報を見つけたよ。
役立つかもしれないからチェックしてみてね。」なのか、
「一緒に相談所に行ってみよう。」なのかは
(あるいはその他のオプションなのかは)、
ふーみんさんが心の声に従って判断されれば良いでしょう。

最後に、夫はどうであっても、私は姉妹としていつも
あなたの味方だよというふーみんさんの姿勢とメッセージは
姉妹さんにとって何より大きな支えになるはずです。

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【Q】中3の娘が不登校です

中学3年生、娘の悩みです。
中学1,2年生の時、女友達からのひどい裏切りにあい
現在不登校です。

不登校になって7ケ月が経ちました。
不登校専門のカウンセリングをうけていますが、
まだ再登校できない状態です。

私は常識にとらわれず、
『今、私たちに与えられた試練だ』と
なんとか精神状態を保っていますが。。。
正直、内臓がえぐられるような毎日です。

子供が学校に行くのは普通で当たり前の事ができない。。。
本当に辛く悲しいです。

娘がこのような状況でも何もできない自分(親なのに)。。。
無力を感じます。

【50代 女性 Pineapple様】

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【A】FROM 川畑のぶこ

愛する我が子が不登校になる…とても心が痛みますね。
このような時に、Pineappleさんはじめ周囲のサポーター(とくに家族)
がどのように娘さんに接するかは、娘さんの癒しの過程において
とても大きな役割を担っていると思います。

まず、第一に育んでいただきたい姿勢があります。
それは、「子どもが学校に行くのは普通で当たり前」という姿勢を
手放すことです。

これは決して娘さんにそういう姿勢を育ませるさせるということでは
ありません。もちろん、そうできたに越したことはありませんが、
それよりもまず周囲がそのような姿勢を育み接するということです。

ではどうそのかわりにどのような姿勢を育めば良いかというと、
「我が子は唯一無二の個性ある人生を歩んでいる」と受け止めて、
今、娘さんに起こっていることの全てを受け入れ、
痛みを包み込むことです。

大変な事件に巻き込まれた惨めな我が子ではなく、
大変な試練を懸命に乗り越えようとしている勇者としての我が子を
ケアしてあげてください。

「もう7ヶ月も経っているのに」という周囲の姿勢は、
言葉にせずとも非言語的なエネルギーで伝わるものです。

娘さんも自らに同様のプレッシャーを与えています。
そこに周囲から同様のプレッシャーが加わることは、
状況を悪化させるだけで、何の解決にも結びつきません。

どうか、「彼女の個性に沿って、必要な課題を必要な時間をかけて
癒えていく」と信頼してみてください。

平均的、あるいは標準的に生きる事が人生を幸せに生きること
だとは限りません。
痛みを伴うことが人生に起きたことは残念なことではあります。
ところが、それをバネにしてより良き人生を送ることは可能です。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉を私たちはよく耳に
すると思います。ところが、PTG(心的外傷後成長)というものも
存在します。

辛い試練を乗り越えて、その人が人間として大きく成長する
ということです。これは、以前の状態に戻ることではなく、
以前以上に人間的に大きく成長することを意味します。

精神科医学者のフランクルは強制収容所の中でさえも、
希望を持って、日々を送る人がいたと報告しています。

そのような人々は、人の痛みがわかるが故に、
真に大切なものは何かを知り、自らの経験を人々や未来の社会に
役立てようという福祉の精神をもって豊かに人生を切り開いている
ことが特徴的です。

娘さんが、Pineappleさんご家族にとって今回の事件が苦しみを
伴うことは間違いないでしょう。
ところが、痛みを伴う大きな事件を乗り越えて、大きく成長する
機会ともなり得るのです。

周囲の人々の温かさに触れることはこの成長を促進させる
大切な要素です。
また、娘さんだけでなく、ご家族も大きく成長することでしょう。

どうか、希望を持って前進されますように。

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【Q】支えになってくれない夫

現在難治病で通院中2年目です。ただ、私の悩みは
病気のことというよりは、夫との夫婦関係です。
病気も夫婦関係のストレスで生じたと思っています。

夫は私が困っているときに支えになってくれない人間です。
これまで、育児のことや姑との問題など、私が辛いことを
吐露しても、そんなの大したことないとか、放っておけ
といって取り合ってくれません。

私が病気になっても、さほど心配している様子はなく、
大丈夫だとか気力のせいだなどと言って
目を背けようとします。

私は家族としてサポートして欲しいと思い、そう伝えても、
通じません。

家事などをする頻度は増えたものの、常に仕事優先で、
帰宅する時間も毎日遅いです。

最近はこんな夫婦関係に終止符を打ちたいと考えることも
増えてきました。

私はいったいどうすればよいのでしょうか。

【女性・40代・S子さん】

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FROM 川畑のぶこ
A:
S子さんのようなお悩みはカウンセリングルームでは
頻繁に受けます。

始めは病気のことに対する悩みの相談をしていても、
話しているうちに夫婦関係などの人間関係に行きつくこと
がほとんどです。

臨床経験から、悩みの9割以上は人間関係という感があります。
(これは自分自身との関係を含みます)

「病気のことでなくてすみません」と詫びを入れて話をする
人もいますが、病気は心理的ストレスと密接であるため、
そのストレッサー(ストレスをつくりだすもの)を解消する
ことはとても大切な過程となります。

さて、S子さんはご主人がご自身のことを親身になって考えず、
サポートをしてくれないことに落胆していらっしゃるようですね。

辛いときに必要なサポートが得られないというのはとても辛い
経験だと思います。

人間は楽しいことや嬉しいことが共有できないことよりも、
辛いことが共有できないことにより苦しみを覚えると思います。
とくに、健康や命に関わる、人生でもとりわけ重要な課題において、
そのことが共有できないというのはさぞお辛いことと思います。

ただ一つ、少し一呼吸おいて観察していただきたいのは、
もしかしたらご主人は、S子さんの望む形ではないかもしれない
けれども、彼なりに心配していたり、サポートしていたりしないか、
ということです。

これも臨床経験からの傾向ですが、S子さんのような問題に直面
している夫婦(男女)には、「サポート」のとらえ方に差異が
あることが多いのです。

女性はサポートと言えば、情緒的なサポートを意味することが
多いのに対して、男性は物理的なサポートを意味することが
多いです。

女性はフィーリングに重きを置きますが、
男性は合理性に重きを置く傾向があります。

「体調が悪い」と訴えた際、女性は、背中を撫でて大丈夫かいと
眉をひそめて心配して欲しいと望み、それを真のサポートと
とらえることに対して、

男性は「病院へ行ったか?薬は飲んだのか?」といった合理的で
物理的な解決策を見つけようとします。

女性側は、これは「愛していない証拠」と鬼の首を取ったように
訴えるのですが、実は「合理的な解決法」は愛情表現であり
サポートなのです。

額に汗して仕事をして稼ぎ、家族が経済的に困ることなく生活や
医療サービスを受けられるようにするというのも、
合理的・物理的で立派なサポートです。

要するに、彼は愛していないのでも、サポートしてくれないの
でもなく、「彼なりに」愛しているし、サポートしている
ということです。

残念ながら、それが妻の求める愛し方やサポートの仕方でない
ということです。

問題解決法も、女性の多くは誰かと気持ちをシェアすることで
解消しようとするかもしれませんが、男性は独りでじっと考え、
自分のことは自分で解決しようとする傾向があります。

ですので、夫は妻が問題に直面しているのを見て
「何もしない」のではなく、自分がそうして欲しいように
「そっと、自己解決することを見守っている」のかもしれません。

どうでしょう、ご主人は何か問題があったときに、
あなたに解決策を求めるでしょうか?

求めない場合、それはあなたを信頼していないからではなく、
自分で解決することこそ能力と思っているからかもしれないのです。

私達はそれぞれに「自分のやり方」があります。
ところが「自分のやり方」にあまりにも固執することによって、
知らずして人間関係を損なってしまうことが少なくありません。

もし、やり方に問題があり、それを改善したいのであれば、
「私は物理的なサポートよりも、情緒的なサポートを求めている」
ということを明確に伝えることが大切となります。

そしてその際には具体的な例も提示することです。
たとえば、先述の「体調が悪い」と訴えたときのケースなど、
実際に背をさすりこのように声掛けをしてほしいなどを伝えるのです。

そんなこと、言わなければわからないのかと憤りを感じる女性も
多いですが、そこはぜひ、「言いさえすればわかる」という風に
切り替えてみてください。

多くの女性にとって「以心伝心」は生得的かもしれませんが、
多くの男性にとっては「どこの道場へ行けば学べるのだ?」
という感覚かもしれません。

私たちはみな完璧ではありませんから、学ぼうとする姿勢を称える
ことが大切であり、思いやりではないでしょうか。

これは単純に差異だと認識してみることをおすすめします。
無論、本当に愛情や思いやりがなく、非人間的な扱いを受けている
ケースであるならば、対応はこのような流れに限りませんが、

ぜひ、もういちど、一呼吸おいて、本当に関心や愛情がないから
生じている言動なのか、それとも単なる認識の差なのかを
観察してみてください。

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