1212.webp

FROM 川畑のぶこ

今日は、Naoさん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

 
【Q】いつも動画を拝見し、学びをいただいています。

私の育った家族は、父がアル中で早くに他界しました。
母親は毒親そのものだったということに、最近気がつきました。
 
子どもを自分のイメージ通りに育てたくて
暴力的、支配的、かつ依存的、

兄は母親の洗脳から逃げるべく、
小学校の頃から不登校、家庭内暴力や借金問題など、
常に問題を持ち込んできては母親に尻拭いをさせていました。

母親が育った家庭は学歴が一番、男尊女卑、
パワーゲームてんこ盛りの両親だったため、
母親はそれをまるっきり写して
私たちに教育していたのだと思います。

私はそんな兄と母親の関係を見ていたためか、
よくない意味で「良い子」で育ってきてしまいましたが、

当然と言おうか、
そんな家庭環境で自分というものを捨てて、
母親の欲望のままにしているうちに心を病み、
10代で自殺未遂、自傷行為など
繰り返すようになってしまいました。

母親は、男性にコンプレックスがあるのか、
とにかく男性に仕返しをしたかったのか、
私をコントロールしながらも
私に付き合う彼ができるとそれを邪魔しに入り、

彼に長々と電話をしたり、実家に行って喧嘩を売ったりし、
私はそれに負けてしまい別れてしまうこともありました。

以来、母には心の深くから憎悪が募り、
自分の人生を歩むことができなくなってしまいました。

…とはいえ、そんな彼女に負けてしまう
ということも悔しいのですが。。。

そして、好きだった彼と別れて
そのまま海外に逃亡するように移住して、
付き合い始めた彼は、実はアル中であり、
依存心べったりのマザコンという、
今までにはない人でした。
ですが以来、その人と別れられずにいます。

母親とはもう20年以上、連絡を取ったのは
片手で数えるほどの絶縁状態で、
あちらからも、今では連絡はきません。

家を出た時は探偵を雇って追いかけてきたり、
とにかく自分の言うことを聞かせたくて必死でしたが、
海外に出て来てからは
さすがに追いかけてくることはありません。

途中で私は、親との関係の歪みが
今の私の人生の全てを作っていることに
徐々に気づき始め、愕然としました。

兄は、私が実家を出た後に結婚したらしいのですが、
今はどこに住んでいるのかもわかりませんし、
家族を作っているのか、何の仕事をしているのかも知りません。

母親は引っ越しをして一人暮らしをしていることは
わかっていますが、連絡は取っていません。

私は、今後自分の人生を作ってきた母親からの洗脳、
彼女によって形成された信念を反転させ、
死ぬ瞬間に「生まれてきてよかった」
と思える人生にしていきたいです。

とはいえ、長年親をどこかで恨み、
本音をぶつけたことがない良い子ちゃんできた私が、
そのような人生に変えることができるのかどうか、
また、そのために何ができるのかということもわかりません。

今の、アルコール依存のパートナーとも
区切りをつけていきたいと思っています。

自分の中で、あるいは現実的に、
親と向き合い直すということもよく考えますが、

母親からの手紙を読むだけで
頭の中が真っ白にフリーズしてしまうような自分も同時にいて、

こんなヘタレな状態で親と向き合い直すこと、
言いたいことを伝えることなんてできるのだろうか、
とも思います。

親と自分の人生を切り離し、
未だに無意識に期待に沿って生きようとしてしまう
自分の無意識の癖を手放し、
本当の意味での自分の人生を生きたいと思っています。

パートナーとのことを一区切りつけるためには、
自分の中の母親像を何とかしないと
超えられないような気がしています。

今の私にできること、
越えるためにしなければならないこと、など
アドバイスがあればぜひお伺いしたいです。
よろしくお願いします。​​

 
【A】本当に大変な歴史を乗り越えていらしたNaoさん。
未だに課題をお持ちであるということに
まず、ご自身が気づいたところが
とても素晴らしいと思います。

ここに来てようやく、
お母様が毒親だったとことに気づいて
それを乗り越えたいと思われたことは
本当に大きな一歩ですね!

こんな状態で来た私が変化できるのか
人生を変えることができるのか
死ぬ瞬間に「生まれてきて良かった」と思う人生にできるのか、
ということに関しては、「できます」!

Naoさんが、もし本当に諦めていて、絶望していたら、
このようなご相談もなさらなかっただろうとも思います。

もしかしたらNaoさんは、
もっと早く気づいて、もっと早く楽になっていれば……と
思っていらっしゃるかもしれませんが、
人生には、絶妙なタイミングというものがあるのだと思います。

その人が、そのような状況にならなければ気がつけなかったこと。
これはNaoさんだけではなく、
Naoさんを取り巻く社会や、お母様についても、です。

続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

160727_FB_kawabata

Q:実母との関係についてご相談です。

母80代私(娘)40代です。
母とは別居、父は他界しており母は一人暮らしです。
私は夫と子供と生活しています。

母はいわゆる毒親でした。
子どもの頃、母から褒められた記憶は全くありません。

「のろま、グズ。何をやらせてもだめだね。取り柄がない」など言われ続け、
いつもよその子を褒めている母でした。

思春期以降、母との関係に悩み沢山本を読みました。
親との対峙、自分を受け入れる、親は変わらない、
自分の心の持ち方を変える、など、あれこれ試みて今に至っています。

今は「過去は変わらない。母への憎しみも無理に無くさなくていい。
母へ優しくしなくてもいい。それによる罪悪感も持っていい。
自分と自分の家族の幸せだけを求めていい」
と思えるところまで至りました。

私からは母へ会うアクションはしませんが、
自営業であるため週に数度、母が私のところへやってきます。
これは避けようがありません。
来ないでと伝えまた悪態をつかれたくないため黙っています。

母が来ることにも心を波立たせず
出来るだけフラットな感情でいるように心がけていますが、
母の顔を見ると体調が反応してしまうようになりました。

動悸がし汗が出てパニック障害の発作のような症状になります
(薬は飲んでいます)
母が来るとほぼ必ずです。

このような症状になることを伝えること、来てもらいたくないことを
伝えると、また過去の悪夢のような母の口撃にあい、
私の心が穏やかでいられなくなるのでそれはしたくありません。

母へ何か言う、する、のではなく
私の心の持ち方でなんとか回避してゆく方法はありませんでしょうか。
よろしくお願い致します。

【匿名希望・40歳・女性】

――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

毒母を持つ子にとって、人生は大きな試練の日々となりますね。

言葉の暴力は肉体的な暴力同様、私たちの中に深い傷を負わせます。
理由は何であれ、暴力は許されるものではありません。

よって、精神的な暴力に対して匿名さんが憎しみを抱いたり、
そのような親に対して優しくなれないのは当然のことでしょう。

その人の本質ではなく、許してはいけない「行為」というものは
ありますから、そのような自分に罪悪感を抱く必要はないということを
知っていただきたいと思います。

ただし、匿名さんが苦しいのは、やはりどこかで「親なのだから」
なんとかうまくやっていけないかという期待があるからではないでしょうか。

未だ相手の反応を気にしてしまっており、
それに支配されてしまっていることが伺えます。

暴力的で憎むべき相手との関係は、親であれ誰であれ、清算して良いと
心底許可が与えられたら、そして、残念ではあるけれども、
暴力的な人というのは暴言を吐くものだ、ということをシンプルに認められた
のであれば、不快感こそあれ、過剰反応する必要はなくなるかもしれません。

そして本当に暴力と決別しようと決心し、距離を取れたのであれば、
自分は他人によってではなく、自分自身で人生を切り開いていくことが
可能なのだという自己効力感が得られることと思います。

匿名さんはお母様と一緒にお仕事をされているということでしょうか。

職場に母親が来ることが不可抗力で、その変更の権限が匿名さんにない
場合、そして受け止め方を変えることで感情のコントロールができない
場合は行動を変えること、すなわち、匿名さんがその仕事やポジションを
手放すこともオプションです。

社会的な立場を維持しようとするあまり、
身体的、精神的バランスを崩してしまうようであれば、
やはり人生を損なうことに変わりはありません。

パニック発作が起きるとのことですが、
病気は日常の心理社会的な痛みや苦しみから離れなさいという
メッセンジャーでもあります。

今の状態ではきちんと距離が取りきれているとは言えないでしょう。

病気はそれを理由に
そのポジションや職を休んだり離れたりしやすくしてくれます。

病気の恩恵を理解して、しばらく休む、あるいは離れるなど、
勇気ある決断と行動をとることをお勧めします。

いったんきちんと距離をとったことで、母娘関係をより俯瞰的に
見渡せるようになり自分自身や相手への理解が深いレベルで進んで、
親子関係が健全化することもあります。

ぜひお互いのためにも、
適切な距離を取ることが重要な時もあるということを思い出してください。

PS
メンタルの整え方がわかる!人生が輝く!
川畑のぶこ公式メルマガ(無料)
ご登録はこちらからどうぞ♪

PPS
あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。