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【Q】主人との関係と年下の男

川畑先生 こんにちは。

結婚20年目の主婦です。
結婚10年目ぐらいに主人の浮気が発覚して、
私はこんなショックなことがあるのか・・と言うほど傷つき、
二年間はだれにも言わず一人で陰で毎日泣き、
子供や主人の前では笑って明るく過ごしてきました。
帰ってきて欲しかったからです。

そんな風にしていると主人は私にきつく当りだして、
今度は言葉でも傷つけるようなことを言いだし、
私も我慢ができず、浮気をしている事を知っていたと、
言いますと、はっきりと認めました。

それでも謝ることはせず、私にも向き合ってくれず。
今は別居中。
私の感では、彼女の影は今はないようです。

そんな中、私に一回りも下の好きな人が出来、毎日毎日、
ときめき、こんな懐かしい気持ちを思い出させてくれた人。

彼の何を知っているわけではありませんが、パート先に
毎日3分程出入りする営業マンでバリバリと働く姿や誠実な態度
と空気感が好きで好きでどうしようもないこの気持ち。

私は今まで白黒はっきりとして生きてきました。私が今、
私の立場もわきまえず、こんな風に人を好きになってしまうなんて・・
思いもしませんでした。

人の気持ちはわからないものですね。
この人とどうこうとは思いませんが、仲良く話し相手になって
欲しいな・・とは思っています。

それよりも主人との事をきっちりとしたいと思っています。

今の私を保てているのは、今の好きな彼の存在。
これも依存?

その彼とは何通かのメールのやりとりはあり、
私のご飯の誘いは今の所忙しいとやんわり断ってきました。
メールの返事も来なくなりました。

でも毎日顔を合わすのでお互い何もなかったようにしています。
お互いに何も知らない仲です。
これからは爽やかに友達として付き合っていきたい人です。

私は罪なことをしていますか?

彼を思えばやる気が出るし笑っていられる・・心の励み。
彼と出会えた事と、彼の存在と、私が彼を思う気持ちは
大切にしていきたいと思っています。

【40代 女性 パート 匿名希望】

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【A】FROM 川畑のぶこ

永遠の愛を誓った相手の浮気を知るというのは
とても苦しい出来事ですね。
その後の努力も虚しく、夫の言葉の暴力を受けることになる。

なぜ私がこのような対偶を受けなければいけないのかと
叫びたい思いではないでしょうか。

私たちは人生で時として大きな試練を体験します。
病気であったり、事故やけがであったり、信頼していた相手
からの裏切りであったり…誠実に生きることが馬鹿らしく
思えてくるような出来事と遭遇することがあるものです。

ただし、このようなとき、覚えておいていただきたいのは、
「自分の器以上の問題は入ってこない」という姿勢を持ってみる
ということです。

そして、起きていることをただ罵るのではなく、
その問題や課題にきちんと向かい合い、取り組むことで、
私たちのたましいがより成長する機会が与えられているという
視点をもってみることをおすすめします。

信頼という問題に関しては、「相手が自分の理想通りに生きる」
とか、「予め計画や約束していた通りに誠実に生きる」と信頼
するのではなく、「私の理想通りではないかもしれないけれど、
相手の人生で必要な課題に直面しながら、相手なりの人生を生きる」
と信頼してみると、狼狽することは減るかもしれません。

残念ながら、約束やルールというものは、常に裏切られる可能性
を秘めているものです。そうでなければ、そもそも契約やルール
をつくる必要がありません。

浮気や言葉の暴力というのはとてもショッキングですし、
注意が偏りがちな出来事ですが、もしかしたらそれらの事象は
あくまでも表面的なものに過ぎず、既に互いの中で何か大切な
バランスが崩れていたことの象徴に過ぎないかもしれません。

無論、中には最初から病的で不誠実な人もいるでしょうが、
稀なケースです。

もちろん、相手がもともと病的で不誠実な人だったのであれば、
そのような相手を選んだこと自体が間違いであったでしょうし、
離婚の検討は健全でしょう。

ショッキングな出来事に先立って、夫婦関係で違和感を覚えて
いたけれど、目をつむってきたことは無かったでしょうか。

意識的に、肯定的に大切な課題に直面する事を回避してきたので
あれば…内なる賢者とも言える、私たちの潜在意識やたましいが、
無意識的に否定的になってまでも、今回のような出来事を通じて、
それらに向かい合わざるを得ない状況を作り出していることも
考えられます。

大切な課題には、表面的なことや形式的なことよりも、
より本質的なものを大切にする心を持つことや、己に素直に正直に
なることの大切さも含まれるかもしれません。

ぜひ、これらの流れから何が学べたか、どのような姿勢を持てば
未来を豊かに生きることが出来るのか、俯瞰的視野からの今回の
出来事の意味を振り返り、探求されてみてください。

年下の彼に関しても、とても象徴的な出来事のように思います。
実際に彼との恋愛関係がどうこうということがポイントではなく、
純粋に「人間の心というのは移ろうもの」であり、どのような条件下
に置かれようが、「人というのは素敵な人に出会うと魅了されるもの」
ということを教えてくれているのではないでしょうか。

また、約束や契約で相手を繋ぎとめることよりも、
その人そのものがイキイキと輝きを放っていることで
人間関係は好ましいものになるということを学ぶ象徴でもある
のではないかと思います。

そうであれば、イキイキとした相手を繋ぎとめることで幸福感を
得ようと努めるよりも、自分自身がイキイキと輝いて生きるには
どうしたらよいかということに専念することが肝要となってくる
かと思います。

人の内面から放たれる輝きというものは、どんな契約よりも
強い力をもって、良好な人間関係を形成させることでしょう。

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【Q】実母との軋轢

実母との関係に悩んでいます。
母は70台後半で、ひとり暮らしですが、
家の中は完璧に片付けられており整然としています。

それが母の自慢です。
いつでも誰でも呼べる家です。

幼い頃から男女で育て方に差をつける人でした。
兄は2浪の末、大学院まで進学を許し、
わたしは県外の4年制大学を希望しましたが、
結局、地元の短大しか許されませんでした。

兄には学生の頃から留学を許し、車を買い与え
という感じでしたが、わたしは成人式の振り袖を
借りることもしませんでした。

生き生きと自分のつきたい職業で活躍する兄が
うらやましいです。

私は母の近くで母の雑用をこなす係。
正月にもお盆にも帰省しない兄を、
母はまるで憧れの人のように話します。

雑用係で便利な娘の私は結婚して家庭に入りましたが、
家の中は雑然として、ごちゃごちゃです。

そんな私をなにをやってもダメ娘、と言って
母は掃除をしたがります。何度拒否しても無断で
自宅までやってきて、一人で黙々と掃除をして、
母の好みの家にして帰ります。

先日とうとう大喧嘩をしてしまい、私は
お願いだから帰ってほしいと何度も懇願しましたが、
聞き入れられず、
とうとう実の親の頭からお水をかけて追い返しました。

それから罪の意識でよく眠れません。
母からは連日私を責める電話がきます。

これからどうしたらいいのか、わかりません。

【40代 女性 専業主婦 匿名希望】

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FROM 川畑のぶこ
A:
母は我が子から必要とされる(=散らかった家を片づける)
ことで己の価値を見出したい。

娘は母に愛されたいけれども、母の好みの通りでなくても
(=たとえ部屋が散らかっていても)そのままで愛してくれる、
価値ある存在であることを確認したい。

そんな母と娘の愛争奪戦を垣間見る気がします。

私たちは、互いに過度の依存関係に陥ることなく、己を愛し、
自立することが大切であり自らの発達に必要なことです。

その重要な自立が阻まれると本質的に不快感を得るものです。

今回の出来事は、子どものころに適切に反抗できなかった娘
と親の間に、ようやく母子分離が行われ始めようとしている
サインだと思います。

これは健全なことです。

人間は自己愛や自立など、真に大切なニーズ(心理的欲求)が
意識的かつ肯定的に満たされない場合、
そのニーズを取り下げるのではなく、無意識的にかつ否定的に
なってまでも満たそうとします。

自分で自分を愛することが出来なければ、
誰かから―多くの場合身近な人間から―愛されることで
そのニーズを満たそうとします。

お母様は時代的な背景も手伝ってのことと思いますが、
「女性とはかくあるべき」あるいは、「男性とはかくあるべき」
という価値観を大事に守ることで幸せになれると信じていたと
思います。

私たちは社会的な動物ですから、そのことで社会的バランスが
保たれることもあったのでしょう。そのことで、人からも
認められ、そのことで自己称賛もできるはずだった。

ところが、人生のいたずらとも言いましょうか、時代のずれが
生じたため、それがままならなかった。

新しい時代の価値観に適応できる人もいれば困難な人もいる。
残念ながらお母様には適応が難しかった。

せっかくこんなに頑張ってきたのに…
まさか自分の努力は必要はなかったとは言わせないと、
否を認めたくないので、相手をコントロールしてまでも
認めてもらいたかったのでしょう。

無論、必ずしも彼女に否があったわけではなく、過去の時代には
正しい姿勢であり、必要な価値観でもあったのでしょう。

子どもはそんな親の苦悩や心理ドラマは知らないので、
無条件で自分を受け入れてくれない親を怨み責める。

この問題は、どちらの価値観が正しくどちらが悪いと裁く話
ではなく、違う価値観を持たざるを得ない、違う時代に生まれた
人間の間にずれが生じたという事実を、第三者の目を持って、
冷静に認識することから取り組む必要があるかと思います。

違う国に生まれたので違う価値観を持たざるを得なかったのと
一緒ですね。日本では「いいこいいこ」と親が子どもの頭を
なでることが褒める行為であるけれども、異国においては
不敬にあたるというような差ではないでしょうか。

お母様は不器用な彼女なりのベストを尽くしたのだと思います。
これらを理解し、踏まえた上で、互いの摺合せをしたいのか
したくないのかという次のステップに入ります。

無論、彼女のベストだったからと言って、現在の姿勢の全てを
受け入れるというのは母と娘両者の自立を阻むことになります
から不健全です。

血のつながった親子であっても、適度な距離感というものは
必要です。
その距離は時と場合によっても変化するものでしょう。
適切な距離があることで、相手に敬意を払えたり、
愛情が湧いてきたりすることも多いのです。

今は相手を理解しつつも、「親離れ・子離れ」を意識して
心理的な巣立ちをしてみてください。

今この時点においては、毎日かかってくる電話に応える必要も
ないでしょう。

不器用な巣立ち方であることも、「いたし方ないこと」と
受け入れてみてください。

好みのかたちではないにせよ、互いにとって必要なプロセスが
起きていることを信頼して、まずはご自身が親への
コントロールを手放してみてください。

親が思い通りにならなくても、あなたは愛に値する存在で、
唯一無二の個性をそなえた魅力的で価値ある存在なのですから。
自分に最も近いご自身がそれを受け入れてあげてください。

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