170621_FB_kawabata

Q:子供に関わる保護者との人間関係で悩んでいます。

断ち切ってスッキリしたいのですが、会う機会もあるためそうもいかず、
何年もモヤモヤしてます。

まだ、あと数年あるかと思うと憂鬱な気持ちになりますし、
身体の不調もあります。

モヤモヤを消してスッキリしたいです。
不要、不適、不快を手放してご機嫌で暮らしたいです。

【ゆるふわ・40歳・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

いわゆるママ友との人間関係のお悩みですね。
ゆるふわさんに共感される方も多いのではないでしょうか。

ママ友との人間関係がなぜ苦しみとなるのか、
ゆるふわさんの詳しい情報がないので、なんとも言えない部分もありますが、
関わるか関わらないかの前にどのように関わるかを問い直すのも
ひとつではないかと思います。

ママ友との交流を苦痛に感じる方の多くは、
過度に相手に合わせすぎていることが多いです。

本当は断っても良いイベントなども、子どものためと思って、
心の中の声はノーであっても、相手にはイエスと言ってしまう、
といった具合です。

いわゆる、雰囲気に流されやすい人ですね。

もし、ゆるふわさんがそのような状況であれば、
すべての人間関係を断つまでもなく、
適度にノーと言うということが解決策となることもあります。

過度に合わせるのではなく、適度に合わせるのです。

ノーというと、相手の気分を害してしまうとか、嫌われてしまうとか
といった不安を抱く方も多いようですが、
イエス・ノーをはっきり言ってもらった方が付き合いやすい
と思っている人は世の中にたくさんいます。

とくに仕事をしていたり、介護をしていたりする場合は、
ノーと言わざるをえない人もいるはずですが、
そのような人たちが、付き合いが悪いという理由で
ママ友等と不調和をきたしているかというと、そんなことはないでしょう。

それを理解せず、ノーを言わせない相手なら、
もちろんそもそも付き合う必要もありません。

仕事や介護でなくとも、趣味や一人の時間が大事な人は、
用があるからいつも付き合うことはできない姿勢を保っていれば
相手も期待しないでしょう。

ママ友関係を第一優先にしなければいけない理由はどこにもないことも、
皆わかっているのではないでしょうか。

また、「ママ友」とひとくくりにせず、付き合いたいママ友とは
それなりに付き合い、そうでないママ友とは接触の頻度を下げる、
という工夫もできるのではないでしょうか。

もし、ゆるふわさんが、これまではママ友に対して、
心に反して「いい顔」をしてきてしまっているのなら、今後は、
いい顔をやめて、「適度」を意識してみるとよいのではないかと思います。

「最近は忙しいのかな」とか、「付き合うゆとりがなくなったのかな」
などとママ友たちは思うかもしれませんが、
相手が思いたいことを思うだけで、
ゆるふわさんにさしてダメージは無いのではないでしょうか。

持ちすぎても、持たなすぎても不調和をきたすのは、
モノも人間関係も一緒かもしれませんね。

まずはゆるふわさんの「適度」を問い直してみてください。

すべてを切り捨てるのはそれからでも遅くないように思います。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、リズムさん(仮名・45歳・看護師)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
初めまして。
お恥ずかしい悩みですが、よろしくお願いします。

長年勤めた近所の病院を、2年前に退職しました。
苦情処理や上司の責任逃れに心身が疲弊したからです。
うつ状態でした。

その後、別の病院に勤めました。
病棟の人間関係は良好で、仲間もできました。
しかし、夜勤が多いのと、他の病棟の仕事内容がハードで、
異動が不安でたまらなかった、また、近所の知り合いも
何人か勤務されており、いつかは一緒に仕事するのかと思うと、
情けない話ではありますが、嫌悪感が強く、このまま勤続
することに対して、不安と焦燥感でいっぱいでした。

夜勤のない好条件の求人を探しては応募し、中には非現実的
な他県にも応募し、家族を巻き込み、現実逃避を繰り返して
しまいました。そして、通勤範囲内で、夜勤もなく、良さそうな
求人があり、身内の勧めもあって、5月から転職しました。

しかし、勤め始めると、中身はイメージとは全く異なり、
職員の質も良くはなく、転職を後悔しています。
人間関係のよい病棟にいた仲間を裏切ってしまったし、
わがままな自分の選択が、情けないです。

家庭もあるし、前を向かないといけないとは思いますが、
対人恐怖感が強く、クヨクヨし、死にたいくらいに辛いです。
こんな自分とどう向き合えば良いでしょうか?
~~~~~~~~~~~

対人関係、特に職場の人間関係が
リズムさんの悩みの中心になっているようですね。

まず、「後悔」に関して。
私たちは未来を完璧に読むことはできませんから、
それが、その時点でのリズムさんなりの最善の選択だった
ということはきちんと受け入れてあげてください。

人間というのは失敗もあれば、繰り返しながら学んでいくことも
ある生き物です。今はその学びの過程にいるのだ、と
捉えてみてはいかがでしょうか。

リズムさんの元の職場についても、出てみなければ分からなかった
良さがあったということですよね。いったん距離をとってみて
初めて見えてきた良さ、これは出てみなければ分かりようがなかったの
だと、これも学びだったのだと、前向きに受け止めてみてください。

また、対人恐怖感やうつ状態について、これは一度しっかり診察を
受けて、治療をすることをお勧めします。その上で、状況の受け止め方、
対処の仕方を少しずつ健全化されていくとよいでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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170614_FB_kawabata

Q:優先席に座って、携帯ゲームに興じたり、
おしゃべりしたり寝たりして、周囲にその席を必要としている人
がいることに無関心な方々に、苛立ちを感じます。

今、2歳の子がおりますが、妊娠中に通勤していたときも、
平然と座っている人達を見て、苛立っていました。

現在はベビーカーで電車を利用しますが、
ベビーカー優先マークの貼ってある通路にも、
ゲームやおしゃべりの人達が陣取っていることに苛立ちます。

混んでいるときは、通路の真ん中にいると、
乗降りする方の邪魔になるので、隅にいたいけれど、
隅にはもたれてゲームをしている方々が。

足を手術し杖を使っている母と一緒に乗車したときは、
躊躇している場合ではなかったので、

「すみませんが、どなたか母に席を代わって下さい」
と声をかけたら、快く代わってくれる方がおりました。

そのように、ストレートに言うことが良いのだろうと思いますが、
自分や、見知らぬ方のためには、そういうことを言う勇気が
ありませんし、毎回そんなことをするのは疲れるように思います。

悠然と座っているこの方々は、もしかしたら心臓疾患など、
一見そうは見えないけど優先されるべき方々なのかもしれない、
と考えてみたりもしますが、
現実的でないその考えは、自分を納得させるに至りません。

かくして、電車に乗るたびに、苛立ち、そのイライラを気づけ!と
ばかりに、ジッと見たりにじり寄ったりしている私ですが、
大変建設的でないことに、心を消耗しているなぁという自覚があります。

どのような心持ちで、電車に乗っておればよいのでしょうか。

【はな・40歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

はなさんの誠実さと正義感が伝わって来るご相談内容です。

私たちは、「~べき」であるという思いが強いときに、
そして、その通りにならない時に怒りを感じます。

おそらく、はなさんの中には
意識的であれ、無意識的であれ、

「相手がそれを伝えなくても、
 誰が妊娠していて、
 誰が体調が悪くて、
 誰が怪我をしているか、
 席に着いたからには、
 常に自分の周囲に注意を払って
 率先して気づき、
 席を譲るべきである」

という思いがあり、その思いの強さが怒りにつながっているのでは
ないかと推測されます。

もちろん、そのように皆が率先して動ける社会なら、問題も起きず、
理想的でしょうし、いわゆる正論なのだと思います。

ところが、理想は必ずしも現実に即しているとは限りません。
また、人がみな正論に従って生きるというわけでもありません。

ここで、なぜ、「席を譲りましょう」という啓発をわざわざしなければ
いけないか、という根本的な問題について
考えてみるのも良いと思います。

これは、人間は基本的に、皆、「楽」をしたい存在であるということ。

特に、自分が疲れている時や考え事をしている時などは、
人のことを構うゆとりがなく、私と周囲とどちらがより「楽」を
”必要”とするか、ということに対して注意がいかなくなり、
自己充電を優先することがあります。

私たちは、友達と楽しい時間を過ごしたいという欲求がありますし、
もちろんその権利を持っています。

ところが、時として、楽しさのあまり、
周囲が見えなくなってしまうことがあるのも事実です。

そうあるべきでない、と頭でわかっていても、
なかなか常にそういうわけにはいかない。

残念ながら、これは人間の性質でしょう。

この性質を否定するのではなく、理解して、認めているからこそ
啓発の意義があるのではないでしょうか。

当然のことであれば、啓発する必要もありません。

たとえば、病院の待合室には、
「患者さんに席を譲りましょう」という啓発はありません。
これは、当然のことと皆が受け止めているためでしょう。

ところが、電車やバスなど公共の交通機関などは、
一見、階段を上ったり降りたり、電車の乗り降りができるなど、
日常に支障のない人が多くおり、病気であっても、見るからに
病気の人でない限り、また、座っている本人が率先して
周囲に注意を払っていないと気づきにくい場面も多くなります。

私は日頃、がん患者さんのカウンセリングを行っていますが、
カウンセリングに訪れることができるような患者さんは
抗がん剤の副作用が辛くても、見た目にはわからない程度の人
が多いです。

毛髪がなければ周囲も気づくかもしれませんが、
最近は、ウィッグも技術が進み、
一見健康な人と判別のつかない患者さんが多いです。

公共の交通機関では、座りたくても座りにくく、
座っていても、周囲からは元気そうに見えるので、
他の人に譲らないといけない気がするとおっしゃる人たちもいます。

こればかりは、本人が声を出さない限り、
周りにはわかりようのないことです。

ですので、全員が率先して気づくに越したことはないけれど、
前提を、「放っておくと気づきにくいものなのだ」と変えてみると、
都度、頭に来ることもなくなるかもしれません。

「理想通りに全員が行動したに越したことはないけれど、
 必ずしも全員が理想通りに生きるわけではない。
 たとえ理想通りでなくても、その都度対応して、
 場を機能させることはできる」

と、自分とは全く異なる背景を持っているであろう、
それぞれの心理的・社会的・知性的・身体的な限界を受け入れながら
対応していくのはしなやかな姿勢ではないかと思います。

そして、「言わなくてもわかるべき」という姿勢を
「言いさえすればわかる」と切り替えることも大切かもしれません。

皆、楽をしたいですし、面倒な作業はしたくないですが、
世の中や社会をよりよく変えたいと思うときは、時には
自ら率先して行動を起こす必要があります。

はなさんも、思いやりを啓発する一員として、
困っている人がいるのに気がつかない人がいる、と気づいた時は、
どうか率先して周囲にそのことを伝え、
席を譲ることを促してみてはいかがでしょうか。

これは、座っている人が率先して気づくことと、
同じ取り組みなのかもしれません。

そんなはなさんを見た周囲の人が、
「私も次はそうしよう」と行動するかもしれません。

そんな思いやりの輪が、はなさんの知らないところで
少しずつ広がっていくかもしれません。

そうなれば素敵なことですね。

ーーー
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170612

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、吏那さん(仮名・55歳・パート)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも、なるほどなと共感しながら拝聴しております。

私は55歳の主婦で、89歳の姑と主人との3人暮らし。
姑は長男を亡くしており、末っ子の主人に対する思いが強く、
普通のことから子供のことから、全てに口を出さずにはおられない性格の上、
気性も激しく、逆らうと大変なので、揉め事になるのが嫌で、
自分の思いをいつも押し殺して暮らしてきました。

ところが、ここ何年か、隣の土地も嫁には関係ないと二人が勝手に売り、
全て使い果たし、キャッシングや親類、知人に借金をしては、
もうしないと言って尻ぬぐいをして、
もう借金はないと言いながらまた発覚する、の繰り返しです。

姑の年金を主人が無心したり、姑も息子可愛さに小遣いを渡しては、
年金がなくなったからどうにかしてくれと切れまくったり、お手上げ状態。

姑は足が悪くなって手がかかるようになり、私がほとんどしているのに、
二人の親子関係は何度話し合ってもどうすることもできず、
まともな話し合いもできないような状況です。

私はストレスから血圧も上がり、カウンセリングにもかかったりしています。
どうすればいいのか、助言いただけると助かります。よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

大変な状況の中で、吏那さんが一生懸命、二人のケアをしようと、
寄り添おうとしている、思いやりの精神がよく表れているご相談内容です。

それに相反して、姑さんやご主人は、文面を見る限りでは、
やりたいようにやっていて、吏那さんの辛さや気持ちをなかなか
汲めていないような流れで、とてもお辛い状況ですね。

まず、この借金やキャッシングに関しては、いったいどのくらいのレベル
のものであるのかを確認する必要があるかと思います。
また、いったい何に使っているのか。

これが生活費や家のローンということであれば、生活自体を見直す必要も
総合的には出てくるのかもしれませんが、パチンコやギャンブルに使って
しまっているとか、日常生活をしていくのには必要のないものに使って
しまっているという場合は、依存症など、かなりの問題が考えられます。

また、ご主人と姑さんの親子関係も、共依存といって、
お互いがお互いに依存している状態ですね。可愛い息子が「お金をくれ。
お金がないんだ。大変だ」と言えば、親は「ああ、息子が私に頼ってくれて
いる。私を必要としてくれている」と、寂しさが紛れたり、愛を感じることが
できたり、といった状態で、共依存の関係性ができているのではないでしょうか。

そして、そこに吏那さんが巻き込まれてしまっている状態ですので、
まず、吏那さんが自分一人で抱え込もうとすることは、やめたほうが賢明です。

具体的にどのように対処していくのがよいか、私なりのアドバイスを
させていただきます。どうぞご参考になさってくださいね。

続きは、ビデオでお話しします……

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170607_FB_kawabata

Q:自分の性格のひがみっぽいところ、
いじけるところが克服できずにいます。

私は人が好きで、来る人は拒まない方ですが、
自分から積極的に友達を作ったり声をかけることが出来ません。

また、若い頃から「冷静だ」と周りから言われてきましたが、
それは私にとって、「自分は冷たい人間なんだ」という
負い目になっていました。

そう考えるのは、私が物心つく前に父親が家を出て行ったことが
影響しています。

母は私が20才の時に病気で他界しています。

私の心の中には、父親に捨てらた、だから私は
愛情に薄く満たされていない、クールにしか生きられなかった、
そのせいでひがみっぽく、いじけやすいのではないかという思いがあります。

結婚はしていて、夫婦仲は良い方ですが子供はいません。

現在、会員サークルの中でアドバイザーの仕事をしておりますが、
顧客の相談を受け喜んでいただくと、私自身が喜びと生きがい感じます。

しかしその私の喜びは、
自分が親から得られなかった承認欲求が満たされたからではないか、
だとしたら顧客を利用して、自分が癒やされているのではないか、
それは正しくないのではないか、という思いがあります。

父親から捨てられたためにこの性格が出来上がり、それは変えられない。

でも、人に対しては温かい人でありたい、寄り添ってあげたい。

バランスを欠いているだろうこの私がどうしたらいいのか悩みます。

中学の時、親友から「笑顔を見たことがない」と言われ、
社会人になってからは、「本当に褒めるのが苦手なんだから」と言われ、
努力をしてきました。

今はおそらく、笑顔と、相手の良いところを褒めるのは
半分くらいは出来るようになっています。

心の奥底で自信が持てない自分に、かけてあげる言葉が見つかりません。
アドバイスをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

【いじけ子・60歳・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

物心つく頃に父親が家を出ていったということ、
とても辛い経験でしたね。

そのような困難を乗り越えて、あるいは、乗り越えてきたからこそ、
常に周囲との調和を省みながら人生を歩もうとする、
いじけ子さんの誠実な姿勢が伺われます。

いじけ子さんは生前のお母様との関係は如何でしたでしょうか。

お母様に手を合わせたり、
心の中で語りかけたりすることはありますか?

そのとき、どんな気持ちでしょうか。

お母様は生前、いじけ子さんを大切に育ててくれましたか?
お母様の愛は、感じることが出来ましたか?
あるいは、今も感じられますか?

もし、お母様がいじけ子さんを一生懸命育ててくれたのなら
そのことに注意を向けるようにしてみてください。

同時に、父親は、いじけ子さんを捨てたのではなく、
人生の大きな問題を抱えていて、自分のことで精一杯だった
ということを理解する努力もしてみてください。

溺れている人は、目の前に溺れている人がいても、
残念ながら助けることはできません。

相手が嫌いだからでも、薄情だからでもありません。
純粋にそのゆとりがないのです。

飛行機の緊急避難指導では、
まず子どもではなく、親自身の酸素を確保するよう指導します。

お父さんは、いじけ子さんを愛していなかったのではなく、
残念ながら、自分の人生が沈まないようにするのに必死で、
ゆとりがなかったのででしょう。

私たちはみな、生まれながらにして愛に値する人間です。

親の愛し方は、不器用でいびつかもしれませんし、
子どもが愛を感じられるように
親が子を愛すのは簡単なことではないのかもしれません。

理想の父親像とはかけ離れているであろう、そんな父親の不器用さを、
いびつ子さんの優しさと慈しみの心で包み込んであげてください。

冷静であることと、冷たい人間であることは異なります。
冷たい人間とは相手のことはどうでもいいという姿勢の人です。

冷静であることは、落ち着いていることです。
相手が落ち着いていると、自分の心も落ち着き易くなります。

これはいじけ子さんの長所でしょう。

父親のこともあり、冷静に生きるようになったのであれば、
それもまたご縁である恩恵と受け止めることもできます。

たとえ性格は変わらなくても、
性格に対する受け止め方や、生きる姿勢を変えることは出来ます。

お母様の愛とともに、ご自身の中にある良い部分に目を向けて、
これからも周囲の人々とあたたかく関わりあってみてください。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ミーシャさん(仮名・50代・パート)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
息子のことで悩んでいます。

夫は5年前に死亡。現在は、私の親の家に住んでいます。
息子は子供の頃から学力は低く、中学時代も通知表は1ばかり。
どうにか短期大学卒業で就職して9年。
金銭に関する知識を得ようとしたり、貯金をしたりする気もなく、
使ってしまいます。

見ればスマホでゲームをやっていて、1か月のケータイ代は、
5万円は当たり前、7万円近くのこともありました。
手取りは20万円。通帳がその辺に放置してあったので、
私が持っていて、記帳しては心配になっています。
以前は、女の子とメールのやり取りでお金を取られる
サクラサイト詐欺に引っかかりました。

姉に言われ、家には月5万円を入れています。
数年間全然貯金をしないので、強制的に始めさせましたが、
昨年の車の買い替えでほとんどなくなりました
(車通勤なので、初めの車は買い与えました)。

基本的な費用は親が出しているため、
今まで金銭的に困ったことはありませんが、
私も働いているとはいえ、先々、親が亡くなった後、
大変になるのは目に見えています。

息子にお金の使い方の事を言うと、怒ります。
話さなくなったり、机をたたいたり。
自分のお金を使っているのだからと、放置がいいのでしょうか? 
毎日お弁当、沸かしたお茶を持たせています。
世話など、何もしてやらない方が、いいのでしょうか?

部屋は、お菓子の空き袋や空ペットボトルでごみだらけ。
親からは、息子の結婚のことも言われますが、
まるでそんな気配もありません。
先々の事を考えると、気が滅入ります。
~~~~~~~~~~~

ミーシャさんの、息子さんへの愛がひしひしと伝わってくる
ご相談内容です。

まず、学力が低いことを問題視されていましたが、
最終的に短大を卒業されているということですから、
それなりの学力はおありなのだと思います。

また、就職して9年が経っているというとのこと、
半年で辞めてをずっと繰り返しているわけでもありませんし、
それなりの感覚を持って社会生活を適応的に営んでいらっしゃるよう
ですから、そこはあまり問題視しなくてもよいのではないでしょうか。

次に、お金の使い方について。息子さんはもう30歳ぐらいになられる
わけですよね? お母さんがちょっと過保護かなという感じがします。
もう巣立って、自分のことは自分でできてよい、自立した一人の人間で
なければいけないときかなと思います。

が、今の状態では、何ら不便・不自由を感じていないどころか、逆に
彼にとっては都合のいい状態、温かい場所にいるような状態でしょう。
彼にもっと緊張感を持ってほしい、自立してほしいと思うのであれば、
親としてとるべき姿勢があります。

ミーシャさんには少し勇気の要ることかもしれませんが、
ここは勇気を出して、息子さんとの関係性を再構築してくださいね。

続きは、ビデオでお話しします……

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170531_FB_kawabata

Q:子供がやろうとしていることの結果があまり良くないと想像できる時、
つい「こうなるからやめた方がよくない?」と言葉をかけてしまいます。

子供がそれに従うことはほとんどなく「それでもいい。こうしたい」と、
自分の選択したことを選ぶことがほとんどです。

結果から子供自身が学ぶことも理解できるので、
なるべく子供の選択に任せるようにしていますが、
私の気持ちはモヤモヤしたままなので、
私の想像した通りになった時、「だから言ったじゃない」と責めてしまいます。

子供に選択させた後、モヤモヤせずに見守るには
どのような気持ちを持てばいいでしょうか。

モヤモヤして責めてもいいじゃない、と自分を許してみましたが、心の中に
「失敗するからやめればいいのに、言うことをきかないからこんな結果に…」
という気持ちを持ったままなせいか、つい、長々と責めてしまいます。

先生なら、お子様が「やめておいた方がいい」と親が思う選択を
しようとしている時、どうなさいますか?

【アキ・40代・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

アキさんのご相談内容、5歳児の母として、
「うん、うん!」「そう、そう!」と、大きく頷きなら拝読いたしました。

子どもの「自分の思うようにやってみたい」という自由と、
「失敗させたくない」という親の思いとの葛藤ですね。
我が家も日々葛藤しています。

もちろん、子どもに痛みや苦しみを味あわせたくない、というのは
親心として当然のことと思います。

では、すべての痛みや苦しみを取り除けば良いかというと、そうでもなく、
どこまで苦労をさせないようコントロールするのかという程度の問題に
なるかと思います。

もちろん、子どもが炎や深水に近づく時など、
命や生命の危機が迫る状況や、明らかに他人に迷惑をかけるなど、
社会的な不調和をもたらす場合はそのコントロールを強める必要があるでしょうし、
時として子どもが泣き叫んでも制止しなければいけないこともあるでしょう。

では、日常のお手伝いや勉強、遊びなど、命や健康、また周囲への迷惑など、
さほど関係のない状況ではどうでしょうか?

私は「失敗する権利を与える」と考えるようにしています。

我が子が成功を通して学ぶように、我が子が失敗を通して学ぶ権利を与え、
机上の「知識」だけでなく、体験を伴った「智慧」を身につける過程にいる
と捉えるよう努めています。

そのためには、私が日頃から子どもに対してだけでなく、自分自身に対しても、
「私は失敗を免れない存在である。そこから学ぶことができる。」と、
失敗を認め、受け入れる姿勢が重要になってきます。

「常に失敗は許されない」という基本姿勢があると、
自分にも他人にも厳しくなり、イライラするようになってしまいます。

また、自分の失敗に目を背けたり、自分以外に原因を求め、ごまかそうとしたり、
責任転嫁をしようとしやすくなります。

失敗を認めない姿勢は、結果として関係性や人生の質を損なってしまいます。

失敗は許されないのではなく、失敗は免れないのです。

人間は成功からよりも失敗から学ぶことの方が大きいと言われます。

お母さんの忠告を無視して失敗をした場合は、学びのインパクトも
言われたままにして失敗を回避するよりは数段大きいと思います。
これは知識でなく、生きる智慧として身につくことでしょう。

子どもが何度言っても聞かないのであれば、
そして、そのことにイライラして、自分や子どもを責めてしまい、
生活の質や関係性の質が低下しているのであれば、
ある意味それも失敗と言えます。

その失敗を繰り返すことをやめて、新たな向き合い方を模索する姿勢は
大切になってくることと思います。

アキさんも、息子さんに対して
「適度に、安全に、失敗させる」姿勢を育んでみることをお勧めいたします。

ちなみに、わが子が4歳の時に、
コップの中に小さなコップを入れて水を張って凍らせるとどうなるか
実験したいと申し出ました。

私は「氷は膨らむからコップが割れちゃうよ」と忠告しましたが、
息子はそれでも構わない。実験して確かめたいと言いました。

息子が胸に抱えたファミレスのおまけでもらったマグカップに目をやり、
私は「いいよ」と頷きました。

さて、翌日です。
冷凍庫の扉を開くと、ペコちゃんとポコちゃんが微笑んでいます。
ドシンとしたマグカップの中の水は凍って膨らんでいたものの、
マグカップの強度はそれにしっかりと耐えていました。

ところが、その中の小さなグラスはどうでしょう。

マグカップの圧力と氷の膨張力によって、
しっかりと、真っ二つに割れていました。
ふふ、これで息子も学ぶだろう。しめしめ…と、割れたグラスを凝視すると…
江戸切子のおちょこです。

「え!?IKEAじゃなくて!? 江戸切子~~っ!?」
無論、4歳児が江戸切子は高価でIKEAは安価だなど知る由もありません。

そうなんです。
食器洗いの時もそうですが、割れるときというのは、
必ずと言って良いほど、高価なものの方が割れるのです。

ショックを隠しきれない私の姿を見て息子もショックだったようです。

この体験では、私も息子も学びました。
私は最後まで確認を怠らないことを、
息子はママはOKでないのにOKを出すことがあることを、
そして、ママの中には、高いものと安いものの区別があって、
高いものの方を失うとショックを受けることを。

それからというもの、
息子は実験のときは、細かく、繰り返し確認するようになりました。
また、「これは高い?安い?」と尋ねる知恵を身につけました(苦笑)

こんな失敗談も、1年経った今となっては微笑ましい思い出です。
江戸切子でなければインパクトも薄く、そこまで記憶に残らないと思います。

また、江戸切子のおちょこが1個割れても、
私たちの人生が壊れた訳ではありません。

失敗は時として人生の良きスパイスにもなります。

苦い思い出も人生計画のうち、失敗して学ぶ息子を見守る、
それができたのなら、それは成功♪
ぜひアキさんもそんなふうに受け止めてみてはいかがでしょうか。

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