200706

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、幸さん(40代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
初めて相談させて頂きます。
2児を抱えるシングルマザー、48歳です。

今は子供達に反対されるので婚活していませんが、あと5年辛抱すれば、
次女が高校を卒業します。子供が自立した後、残りの人生、
再婚できるならしたいのですが、もう二度と失敗したくもありません。

夫の不倫が原因で離婚して10年、別れた夫は、時々、子供に会いにきます。
離婚する前から、夫は不倫相手と同棲していましたが、二人は10年経った
今でも、結婚こそしていませんが、幸せに暮らしているようです。

二人には随分ひどいことをされました。裁判には、時間もお金もたくさん
費やしましたし、心も病みました。

今でこそ、母娘3人、どうにか落ち着いて暮らしていますが、先のことを
考えると不安しかありません。不倫した人達が幸せに暮らしているのに、
捨てられた私だけがいつまでも不幸なままでいるのが、悔しいです。

再婚イコール幸せ、ではないかもしれませんが、見返してやるためにも
再婚したいです。

相手が見つからないことにはどうにもなりませんが、再婚よりもまずは、
私の心の中にあり続けるこの悔しさ、怒り、といったようなものと、
どう決着、折り合いをつければいいのか、アドバイス頂けないでしょうか。
 
よろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~
 
幸さん、一生懸命、娘さん二人を育ててこられたんですね。

女手一つで頑張ってきたのに、その苦労が、前夫には全然伝わらず、
なんで私ばっかりこんな思いをしなきゃいけないのかという悔しさや怒りが
とてもよく伝わってくるご相談内容です。

幸さんには本当に幸せになっていただきたいですし、
私なりのアドバイスをさせていただきたいのですが、
まず大事なのは、その不倫相手と自分とを比較して優劣や勝ち負けに
意識を向けたり、夫を見返してやりたいと思うする気持ちに焦点を当てて
しまうと、自分軸ではなく他人軸の人生になってしまうということ。

とても難しいのですけれどね。

心理学用語でアンカリングと言いますが、そこを中心に物事の良し悪しや
勝ち負けを決めてしまうと、真の癒し、心の平穏はやってこないということ
なんです。

幸さんが本当に得たいのは、一時的な優越感や達成感、爽快感などではなく、
いからなる状況からでも人生を切り開いていける自信や自己効力感、
そしてそれらのベースになる心の中の穏やかさではありませんか?
 

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_1289761783

Q:シフト勤務のある職場で働いていました。

ベテランスタッフの退職者数が異常に多いのに、
トップが直属の上司をかばうので、退職者が後を経ちません。

努力が評価されるのでなく、
トップや上司のお気に入りが昇格するあからさまな人事に、
このままいても未来は無いと判断し、私も退職することにしました。

無視や過重業務のパワハラもありましたが、トップに訴えても、
無視については「おしとやかだから声が小さいのよ」、
過重業務については「あなたしかできないのよ」、
と結局上司を庇うので、何の改善にもなりませんでした。
 
辞めたらすっきりするかと思っていたのに、
退職者の人数だけすぐに中途採用で欠員補充するので、
 
私(たち)が辞めても、痛くも痒くもないように見えて、
結局何のお咎めも反省もない上司に腹が立っています。
 
もうあの職場で、いいように使われてパワハラ受ける日々
から解放された!と嬉しかったのは1日だけで、
厚顔無恥でのうのうとのさばっている上司への
恨みの消化の仕方がわかりません。
 
時間ができたので、断捨離だ!と昼間は張り切っても、
ベッドに入ると思い出して、
あの人も苦しんでほしい!と憎しみが湧いてしまいます。
  
愚痴を言い合っていた元スタッフは、
気持ちの消化をがんばったのか、最近は感謝、感謝と言うので、
私だけ文句や愚痴が言いづらくなってしまいました。
 
せっかく解放されたのだから、
違う事にもっと集中すれば憎しみは消えるものなのでしょうか?
 
憎んだところで、苦しいのは私なので、
あんな人の為にもう苦しみたくないので、
次のステップに進む方法を教えていただきたいです。
   
【はなはな・40代・専門職】
 
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

職場にパワハラや過労、不公平な人事があり、
それを伝えたにも関わらず改善されなかったのですね。
 
どのような場や状況で伝えたかにもよりますが、
 
もし、はなはなさんが、フォーマルに書面や面談などで、
すなわち、相手が正式なクレームとして受け取れるような
場や状況において報告がされたにもかかわらず、
トップや上司がなんの対策も講じないのであれば、
残念ながらそういう組織文化の会社ということでしょうから、
 
無駄にエネルギーを消耗せずに、退職するのは
賢明な判断であったと思います。
  
はなはなさんがその組織に忠誠心を持っており、
なんとしてでも良い組織にしたいという強いコミットメントがあるのなら、
 
あるいは、権利が著しく侵害され、ダメージが大きく
訴訟のエネルギーを費やすくらいの価値があるというのなら、
訴訟もひとつの選択肢となることと思いますが、
 
文面からも、そこまでエネルギーを費やしたい組織の対象には
なっていないことと思います。
  
確かに、退職者の人数だけ中途採用で補充すれば
痛くも痒くもないと思っているかもしれませんが、
そうであればなおさらそのような職場には、
はなはなさんはいない方が良いでしょう。
  
苦しみには、向き合って乗り越えるべきものもあれば、
ただただ離れた方が良いものもあります。
  
今回の状況は、すくなくともはなはなさんにとっては後者でしょう。
 
厚顔無恥でのうのうとのさばっている上司への恨みに関しては、
お咎めはないかもしれませんが、十分に罰は受けているように見えます。
  
はなはなさんはじめ、先に辞めていった人々、またもしかしたら、
現在働いているひとたちの中にも同じように思っている人がいるかもしれませんが、
  
そのような軽蔑の眼差しで見られるような存在になっていること自体が
もうダメージなのです。
 
はなはなさんからみて、
表面的にはダメージがないように見えるかもしれませんが、
見えないエネルギーレベルでは、
人々からの負のエネルギーをたくさん集めていることでしょう。
  
より高い職位で働くことができたら幸せかもしれませんが、
どのような人間関係の中に自身が存在するか、
他者からどのように受け止められているかは、
さらにその人の幸せを決定づけるのに重要な要素ではないでしょうか。
 
ハラスメントや不正を働く人は、
安心して深いところで繋がり合える人間関係を形成するのは難しいでしょう。
 
これは人生における大きなロスです。
 
もう、彼ら彼女らは十分損をしているのです。
 
そのような人たちがギャフンというところを見たら
少しは清々するのかもしれませんが、
そのようなことに執着することもまた損です。
 
はなはなさんは、尊敬できない人々の経過を見守り続けることよりも、 
尊敬できる人々と関わり合うことに
時間とエネルギーを注いだ方が賢明です。
   
自分の大切にしている価値に関心のない相手の土俵で戦おうとしたり、
ましてや自分の土俵にそんな相手を引っ張り込もうとしたりしないことです。
 
はなはなさんの課題は、どちらが正しいか白黒決着をつけることではなく、
よりご自身にふさわしい場を見つけ、どんどん前進することなのかもしれません。
     
    
          
ーーー

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200629

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みみぃさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも参考になるお話を有難うございます。
53歳、専業主婦。大学生の娘と夫の3人暮しです。

私の悩みは,夫に対して心を開けない事です。

きっかけは、3年程前に娘が不登校になってしまった時に、
夫に言われた言葉です。不登校になったのは全て私の過干渉のせいだ、と。

実際、娘が心の力をなくしてしまったのは私達、親2人の対応が大きな
原因だと思いますが、今は新しい家族関係を始め、娘は少しずつ力を
とり戻しています。

でも、私は夫の当時の言葉にとても傷つき、今も棘が刺さっている如く
胸がちくちくします。せめて、一緒に一生懸命子育てをしてきた夫だけには、
私なりに精一杯やってきた事を理解してほしかったからだと思います。

自分のことは棚に上げて一方的にそう言う夫の神経に驚き、
私は何も言えず、無意識の内に心のシャッターが降りてしまいました。

私からみると夫の態度にも思う所はあるのですが、当時から今も夫は
適応障害で通院し、私は夫の負担になる言動を慎しむ様にしています。

娘の辛さを感じ悲しむ私の気持ちは、なぜか夫には共感してもらえず、
私一人で泣き、カウンセリングを受けて聞いてもらいました。

夫のそのような態度には、メンタルの薬の影響も関係あるのでしょうか?  

もともと夫は、人といると疲れてしまう敏感なタイプらしく、メンタル通院
以来、一緒に出かけたり、楽しい時間を共有するという事もありません。

シャッターを上げるチャンスもなく、今の私は、夫とお茶をしたり
同じ部屋にいるのも少し緊張し、嫌です。

家族が喜ぶように、としてきた家事も買い物も、やる気が失せてしまいました。

自分ファースト、自分のコミュティを持とうと外で交流し、
元気に帰ってきて夫に話しても、共感も関心もなく、寂しくなります。
もう自分の情報を夫に何も伝えたくないと思ったり。
夫と娘が話している場にも加わりたくなくなりました。

共感されなくても心を開くには、まずどの辺りから心持ちを変えていけると
良いでしょうか? アドバイスをよろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~
 
みみぃさん、誠実な方ですね。うまくいっていなくても放り投げず、
ご家族、ご主人との関係を機能させようと真摯に取り組もうとしている
お姿が目に浮かびます。
 
まず、娘さんの不登校。これは親としてはすごく心が痛いですよね。
みみぃさん自身も、やっぱり自分が悪かったんじゃないかと、
ものすごく罪悪感に浸ったり、後悔したりしたのではないでしょうか。

そこへ、夫からの、あなたのせいだという決めつけ、、、
落ち込むのは当然です。

そんな中でも、娘さんが少しずつ新しい家族関係の中で力を取り戻している
というのはすごくいいことだと思いますし、これは、みみぃさんの努力の
おかげだと思いますよ。そこはぜひ評価してくださいね。
 
家族というものは、相互に影響し合いながら前進したり後退したりします。
誰か一人のせいで、ということはありません。全てがみみぃさんのせいで、
ということではないのです。

もちろん、その過程や結果を「反省」することはよいことです。
「批判」や「ダメ出し」ではなく、「反省」ですね。

人間は失敗を免れない存在です。精一杯やっているつもりでも、道を外れたり、
不健全な状態に陥ったりしてしまうこともありますが、でも、そこから
またちゃんと道を取り戻して、前進する力もみな併せ持っているのです。

ただ、その前進のタイミングや方法、スピードなどがみな違うので、
そこの理解が必要です。

ご主人に関しては、私から見ると、本当にみみぃさんを認めていないとか、
全てみみぃさんが悪いと思っているかというと、決してそんなことはない
のではないかと思いますよ。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_793940824

Q:35歳、女、会社員です。

夫の浮気で悩んでいます。
浮気といっても、体関係の証拠はまだありません。

夫は同じ職場の同じ班の女性と
ラインでラブラブな連絡を毎日しています。

6年前に携帯を見て発覚し、
やめてと言ってもラインをやめません。

先日朝帰りをし、浮気してると思い
ラインを見せてと私は激怒をしました。

見せる瞬間に履歴を削除してしまい、
見れなかったのですが、ちょうど返事がきて、
やっぱり連絡をとっていました。

朝4時にも関わらず、連絡を取っていて、本当に呆れました。

言い訳は仕事で朝4時までかかり、
心配してくれた女性に報告していたとのことです。

問い詰めても好きじゃないと言いますが、
ライン上の連絡では下の名前で呼び捨てをしているし、
ラブラブな連絡です。

お金があれば探偵にお願いをして
証拠写真を撮ってもらいたいですが、
こんな2人のために大切なお金を使いたくないです。
  
6歳の子どもがいます。パパが大好きなので
離婚をすると可哀想だという気持ちがあります。
  
私も好きだから、連絡を取っているのが許せなくて
怒っているのだと思います。
   
連絡はやめそうにありません。
連絡を承認して毎日我慢して過ごすか、
離婚をしてスッキリするのかも分かりませんが
離婚をして楽になりたい気持ちもあります。
   
どうしたら良いでしょうか。
宜しくお願いします。
   
【ゆゆ・30代・会社員】
  
  
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
  
信頼していた人生のパートナーの浮気は、
女性としての価値や自分の存在価値を
否定するような辛い経験だと思います。
  
ゆゆさんも深く傷ついていることでしょう。
  
ゆゆさんは夫と女性のあいだに
体の関係の証拠はないとおっしゃいますが、
肉体関係がなければ解決する問題でもなさそうです。
  
恋愛感情の有無、単なるコミュニケーションスタイル
なのか否かにかかわらず、
現在の夫と女性との関係性そのものが、
ゆゆさんに不安や不調和をもたらしていることは
否めない事実です。
    
この不安や恐れを取り除きたい、というのが
ゆゆさんにとって大きな課題ではないでしょうか。
 
そのことを認識され、ご主人とも共有すべきこと
と明確にされるとよいと思います。
  
私たちはどうしても、一般的な行動規範や道徳観
から相手の行動を批判し、裁きたくなります。
 
その行動さえ取り除かれれば問題が解決するかの
ごとくふるまいがちですが、
これは医療でいうなら対症療法にしかならず、
根本治療にはつながりません。
 
夫がラインをやめたり朝帰りをやめたなら、
心に平安は戻るのでしょうか。
 
そうではなく、再発を恐れるのではないでしょうか?
 
結局、問題の根本である不安自体は
取り除けていないわけです。
  
まず、自分がいったい何に恐れを感じているのか、
そして、夫婦関係や家族関係において、
何を大切にしたいのかということを見定めて、
それを素直にご主人に伝えてみてください。
 
恐れとは凡(およ)そ、
自分自身の女性としての魅力や、
自分が大切に愛される価値への疑いや、
子どもの人生へ責任がとれないこと、
また、夫は何をしても変わらないだろうから
自分が我慢し続けなければならない見通し
などに対してでしょう。
  
まず、夫の行動の正誤善悪に対する批判だけでなく、
ゆゆさんご自身がこのような不安を抱いており、
いても立ってもいられないことを正直に伝えてみてください。
  
同時に、夫が自分をどう思っているかよりも、
ゆゆさん自身が自分をそのように評価して
しまっていないか、自分は裏切りには値せず、
愛される価値のある人間だと思えているか
を問い直してみてください。
  
自分の存在価値に疑いをもっていると、
相手の評価で自分の価値を決めようとしてしまいます。
  
この場合、相手自身に問題があったとしても、
理想的な評価が感じられなければ
過度に落ち込んだり、憤りを感じたりするものです。
 
夫が好ましい行動をしないからといって、
ゆゆさんご自身は女性としてまた人間として、
大切に愛される価値のある人間だということを
忘れないでください。
  
たとえ、誰かがゆゆさんに魅力を感じなかった
としても、それは万人にとって魅力が無い
ということでもありません。
  
もし夫がゆゆさんに魅力も愛も感じないという
のであればそれは潔く別れた方が良いでしょう。
  
ところが、女性との関係を否定し、
ゆゆさんや家族との関係を維持したいと思っている
のであれば、彼にとってゆゆさんもお子さんも
大切な存在なのではないでしょうか。
  
ただし、愛の表現はいびつかもしれません。
  
ゆゆさんが夫婦関係や家庭に求める愛ある関係は
どういうものであるか、それを明確にして
ご主人と共有してみてください。
  
同時に、ご自身がご主人に対して
それらを実践できているのかも振り返ってみてください。
 
自分が大切にされていると感じるために、
何が必要なのかを伝え、それを自分も夫に対して
行えているかを振り返ります。
   
ゆゆさんご自身が実践できていないものは、
ご主人にとっても実践が難しいことが考えられます。
  
お互いに、相手が変わりさえすれば、
自分も変われると思っている場合はなおさらです。
  
ゆゆさんご自身は、誠実に努力をしているけれども、
相手には届かないし理解されていない場合は、そのことも伝えます。
  
たとえば、自分の身の回りのこともおろそかになるくらい
一生懸命に、夫や子どもの健康を考えてメニューを考え、
欠かさず食事の準備をしたり、
 
大切な夫とのあいだにできた大切な子どもの世話をしたりしていると、
私にとっての夫婦や家族に対する誠実さや愛とは
このように表現されているということを伝えるなどです。
   
また、彼も彼なりに愛や誠実さを表現していながら、
その努力がゆゆさんに届いていない可能性があることも振り返ってみます。
  
夜遅くまで、ときとして朝方まで仕事をしているのは、
一生懸命稼いで家族が苦労せず生活ができるよう努める
彼なりの愛情表現かもしれません。
  
これらのことが、相手に伝わらず、努力が報われないと感じたなら、
落胆や絶望を覚え、自分の努力や価値を理解してくれる
第三者を求めるようになるかもしれません。
  
これは自己承認の問題でもあります。
   
自分で自分を認めていない、
あるいは自分の価値に疑いを持っている人は、
他人の評価を常に必要とします。
   
自分を評価してくれたり
優しい言葉や態度で接してくれる人を必要とします。
  
確かめないことにはわかりませんが、
もしかしたら会社の女性はそんな役回りなのかもしれません。
   
人間は、大切なニーズが満たされないと、
そのニーズを簡単にあきらめるのではなく、
否定的にでも満たそうとします。
  
そして、これは無意識なうちに行われます。
   
自分の価値が無いことを認めることは耐え難く、
自分はOKなんだ、価値があるんだと
感じられる場をさまよい求めます。
  
ときとして社会的ルールを逸脱しても。
  
無論、彼の行動が、病的(依存的)な性癖からくるのであれば
話は別で、その場合彼に必要なのは批判ではなく治療です。
  
そうではなく、機を逸してそれらのニーズを
確認しないまますれ違っているのなら、
今から解決に向けてコミュニケーションや
愛ある態度を育むことは可能だと思いますし、
そのことで関係性が変わることは考えられます。
  
  
波風が立たず現状を維持することが、
必ずしも子どもへの最善とも限りません。
  
子どもは両親が問題をなおざりにせず、
いびつであっても真摯に取り組む背中から
学ぶことも多いのではないでしょうか。
  
結果がどうであれ、今起きていることを表面的に整えようとせず、
核心部に真摯に向きあうことは、
ゆゆさんにとっても、ご主人にとっても、
お子さんにとっても大切なプロセスでしょう。
  
ぜひそのことを信じて前進されますように。
  
応援しています!
   
 
 
          
ーーー

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200622

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みかんさん(30代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
3歳と0歳の母親です。

家事も子育ても苦手で、いつもイライラしてしまいます。ご飯を食べずに
おやつばかり食べる3歳の息子に、ついつい怒ってしまいます。その他にも、
しつけをしなくちゃと思い、ついきつい口調で注意してしまいます。

先日、息子に「僕はいつも怒られてばっかりいる」「お母さんはずーっと
怒ってる」と言われてしまいました。 ショックでした。

このままではいけないと思います。イライラするのをやめたいです。

自分の時間を取ろうとしますが、なかなか満足できるほど、時間はとれま
せん。 どうしたら、イライラしなくて済むようになるでしょうか。
また、怒るのとしつけは、どうしたら良いでしょうか。
~~~~~~~~~~~

子育てというのはままならないものですね。

完璧な育児法さえあれば、あるいは完璧な母親としてのハウツーを
自分がマスターしていればイライラしなくなるのかというと、
残念ながら、そのような魔法のハウツーはないんですよね。

子育てにはイライラはつきものですから、ある程度あきらめも
必要だとは思います。

でも、“リーズナブル”にイライラすることはできると思いますので、
みかんさんがご自身で納得できる範囲で感情のコントロールをできる
ようになる、そこを目指しましょう。

イライラを減らすための4つの方法をお伝えします。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_1097947544

Q:川畑さん、初めまして。
断捨離を通じて川畑さんのメルマガを読み、
現状から抜け出すきっかけが欲しいという気持ちで、メールしています。
 
現在、夫と9歳・6歳・2歳の3人の子ども、実母、の6人暮らしをしています。
 
実母は7年前に老人性うつ病と診断され、
その後認知症との診断が付いて、現在に至ります。
  
物忘れなどはなく、ただただ日常生活の中で不安が強い
といった症状が主で、私が正社員で働いているため、
日中はデイサービスを利用しています。
  
育児等でヘルプを頼める親族は少なく、
夫婦で協力して何とかやっています。
 
悩みは、何事についても、
「自分に責任があるように感じて、自分を責めてしまうこと」です。
 
母の在宅介護で至らない部分がたくさんある点も、
自分をとても冷たい人間に感じて、自分を責めてしまう。
 
3人の子育てで、感情的に怒ってしまったことに
ついても、感情をぶつけた自分を幼く感じ、責めてしまう。
 
仕事場でたくさんの理不尽なこと、
適当にあしらわれたような扱いをされた時も、
自分に能力がないせいだと責めてしまうのです。
 
冷静に考えれば、「そうじゃないはず」と思うのですが、
自分を責める思考がクセになり、
自分を覆ってしまっているようで、常に苦しいです。
 
自分を責める思考のせいで、どんどん自信もなくなっていき、
自分が弱く小さい・とりとめもない存在に感じてしまうのです。
 
いつもどこか苦しくて、純粋に今の楽しさを感じられていない気がします。
 
子ども達も可愛いし、夫とも仲が良く、家族をとても大切に思っています。
親身になってくれる大切な友人もいます。
 
40歳を迎え、人生の折り返し地点だと考えると、もっと気を楽に、
どうせなら同じことでも楽しく明るく考えていきたいのですが、
一体、どこをどうしていけば良いのか、整理できません。
 
何かアドバイスをいただけるとありがたいです。
 
【つーママ・40代・事務職】
 
 
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

お仕事に、育児に、お母様のサポートに頑張っていらっしゃる
つーママさんの姿が浮かびます。
  
ご自身の時間の多くを犠牲にしながら過ごされていることと思います。
 
そのような中でも、夫婦で協力しあいながら
育児ができているのは好ましいことですね。
 
親族の支援はあてにできないとのことですが、
夫婦共働きで手が回らない場合は、親族だけを頼りにせず、
託児サービスなどの利用も検討されると良いと思いますし、
視点を変えてみると、ママ友パパ友らで
互いにサポートしあっている人たちもいます。
 
託児はある程度経済的な負担もあるかもしれませんが、
その分、つーママさんが充電でき、ゆとりをもって
子どもたちに愛情の眼差しを向けることができたり、
仕事の効率があがったりすることが考えられますし、
その価値はあるでしょう。
 
とはいえ、「すべて自分のせい」にしてしまうつーママさんには
ハードルが高いのかもしれませんね。
 
「すべて自分がやらねば」という具合に、
抱える役割も増えているのではないでしょうか。
 
抱える役割が増えれば増えるほど、
行き届かない部分も出てくるのは当然です。
 
その行き届いていない部分に焦点をあてて、
「私のせいだ」とか「自分はダメだ」とかといった
悪循環に陥ってしまっていないでしょうか。
 
まず、本当にそれは自分の仕事や役割なのか、
また、自分の責任なのかを問い直してみてください。
 
判断が難しければ、つーママさんの親友が
同じ様に悩んでいたらどうかと考えてみてください。
 
親のうつ、介護、家事、育児、すべて自分のせいだと、
親友が落ち込んでいたら、どのように言葉をかけるでしょうか。
 
在宅介護でずっと思いやりをもって接することができない自分を
「冷たい人間だ」と責めている親友にどんな言葉をかけてあげるでしょうか。
 
それは表面的な言葉でしょうか、
それとも誠実な気持ちからの言葉でしょうか。
 
親友にかけるであろう真の言葉を、
親友よりも近い存在の自分自身にかけてあげてください。
 
介護はエネルギーを要するものです。
 
エネルギーが枯渇すると、人間はストレス下に陥り、
人に与えるゆとりがなくなるのは当然のことです。

これはつーママさんが本質的に冷淡な人間であることが
原因なのではなく、タスクが多すぎて
エネルギーが枯渇しているから起きていることです。
 
相手に優しくなれないのであれば、まず自分自身に
優しさをかけ、セルフケアすることが大切です。
 
今はデイサービスを利用されているとのことですが、
仕事の前後は家事、育児にプラスして
介護も一気にのしかかってくるわけですから、
お母様の入所を検討するのもひとつでしょう。
 
認知症が進行していくと負担も大きくなってきますので、
共働きが変わらないのであれば、その準備は必要かと思います。
 
介護意外にも、家事代行や、くりかえし託児などのサービスと
定期的に活用することで子どもにも親にも自分にも
優しくなれる可能性もあります。
 
これは「怠慢」ではなく人生を機能させる「戦略」として取り入れるべきです。
 
賢い母であり、妻であり、娘としての選択です。
 
起きていることの犯人さがし(=私のせい)をするのではなく、
その状況とどのようにうまく付き合う、あるいは
変化を起こし切り抜けるか(=私(たち)にできること)に
意識を向けてみてください。
 
誰かの人生のケアはできても、
その責任をとることは本人意外の人にはできません。
 
それは相手が親や子であっても一緒です。
 
相手の人生の責任を自分がとれると思ったら、
それはある意味高慢な姿勢かもしれません。
 
母には母の、子には子の人生の課題があり、
すべてが思い通りにいかずとも、それなりに乗り越える力を
生まれながらにして備えていることを信頼してみてください。
 
相手の人生の課題を奪わないことも大切です。
 
もちろん、思いやりをもってケアすることは今後もしつづけてください。
 
ケアとは敬意と愛情をもって接するということであり、
必ずしも相手のすべてを背負い込むということではありません。
 

相手の人生の責任をとることで、
つーママさんの価値を見出す必要はありません。
 
そうでなくとも、つーママさんは生まれながらにして
かけがえのない大切な存在なのですから。
 
それをご自身が認めてあげてください。
   
 
 
          
ーーー

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心理療法家でサイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこによる、皆さんからの質問へのアドバイスや、メンタルの整え方、実生活に役立つ心理学のお話。日本における「サイモントン療法」の第一人者であるほか、「断捨離アンバサダー」としての顏も持つ川畑のぶこ。この2つのメソッドをベースに、一般の方のストレスマネジメントやメンタルケアについて、わかりやすくお伝えしています。

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200615

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ドンパルさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
初めて相談させていただきます。

現在、50歳パート勤務(扶養内)中1の娘がおります。

去年の6月から旦那と別居しております。なのに毎朝来てはコーヒーを
入れ、私の嫌いな水素水で氷を作り、ゴミ出しまでして会社へ行きます。
生活費をもらっていて家に住まわせてもらっているので、
来ないでくれと言えず困ってます。

私も旦那も、お互いにもう愛情はありません。
旦那は自由な身で快適だと言っています。

私は体力もなく、正社員で働く自信がありません。
でも、早くスッキリして自立したいとも思います。

娘も反抗期で困っています。
せめて高校受験までは離婚しないほうがいいのかと思い、悩んでいます。

周りに相談すると、このまま生活費をもらって別居していればいいと
言われます。

自分でどうしたらいいのか、決められません。強い信念と行動力が
持てればいいのですが…。

アドバイスよろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

さらっとシンプルに書いてありますけれども、
もう、ドンパルさんご自身の課題にはお気づきのようですね。
強い信念と行動力、これがドンパルさんの課題なんですね。

今まできっと、周りの人に左右されて、あるいは人の顔色を伺ったり、
相手がよければそれでいいというようなところで生きてきたりしたけれど、
今ここにきて、それでいいのかと思い始めてしまったのかなと想像します。

まず、ご主人はきっと、ドンパルさんのことをすごく気にかけて
いらっしゃるんでしょうね。コーヒーを入れに来たり、ゴミ出しをして
くれたり、生活費を入れたりすることで、ドンパルさんと娘さんへの
愛情表現をなさっているのだと思います。

もうお互いに愛情はないと言っていらっしゃいますが、
もちろん、男女の恋愛的な感情、愛情や情熱のようなものは
長く一緒にいるとフェードアウトしていく傾向はありますけれども、
それがどのように家族愛や人間愛に変わっていくかというのも
私たちが結婚をしたり家庭を持ったりするときの課題なのでしょうね。

今、ドンパルさんはおそらく、ご主人に対して
そのような家族愛や人間愛が持てない状況なのだと思います。

そして、それはご主人だけが理由なのかもよくわかりません。
 
もしかしたら、ドンパルさん自身が課題を持っていて、
その課題に向き合うことを避けているので
ご主人の良さが見えてきていないということもあるかもしれないし、
あるいはもう本当に、ご主人もドンパルさんも惰性でここまできて
なんとなくつながっているだけなので、
お互いに決着をつけるということが課題なのかもしれません。

離婚について、ドンパルさんの強い動機がどこにあるのかということが
詳述されていないので、私の方ではなんとも言えませんが、
これまでの、そして現時点での、夫婦関係におけるドンパルさんの
ニーズがどういったものなのかを、今一度自分自身に問い直してみる
タイミングかもしれません。
 

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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shutterstock_713097418

Q:現在、高校2年生の息子です。
中学生の頃は同じ部活の子にいじめられていましたが、
高校生になってからは学校が楽しいと、
嫌がることなく行けておりました。
 
部活もいじめられながらも続けてきた甲斐あって
新人戦で好成績を収めました。
 
部活や高校生活を頑張っている反面、
ゲーム(戦争、撃ち合いをする)にも
のめり込んでいるふしがありました。
また高校生になった時に与えたスマホを
片時も離すことができないでいます。
 
学校に行っている時は
スマホを使用する時間が決まっていましたし、
部活も忙しかったので、
一日中ゲームをする日などありませんでした。
 
新型コロナウィルスの対策で学校に行けなくなってからは
ほぼ一日中ゲームをしています。
 
ゲームをやりすぎた後に、
人格が変わるというか粗暴になり、
先日もイライラして物に当たり家具を壊しました。
 
そうかと思うと突然小さい子の様に甘えてきたりします。
  
ひとりっ子で他と比べることができず、今に至ってしまいましたが、
小学3年の時、担任から片付けができない、行動が遅いと
家庭訪問の時に注意を受けました。
 
今も片付けができず、何一つ自発的に物事を進めることができず、
アドバイスも受け入れる事ができません。
嫌と思ったら絶対に行動しません。
 
ここまでくるとただの頑固とは思えなくなってきました。
人と付き合いづらいと本人の口から聞いたこともあります。
 
もし、発達障害の類であれば今から対処する方法はあるのでしょうか。
幼少の頃から喧嘩の絶えない家庭環境で育ってきたせいも
あるのでしょうか(後天的な原因)。
 
今のままでは進学も就職も結婚もできないのではないかと思います。
 
アドバイスよろしくお願いします。
 
【レモン・40代・会社員】
 
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
愛する一人息子さんの行く末を案じる
レモンさんのお気持ちが伝わってきます。
 
もし、息子さんが日頃から、
コミュニケーションや人付き合いが苦手で、
何かにのめり込むと他が見えなくなってしまう、
また片づけや段取りができず、そのことで
日常に支障を来しているというのであれば、
いちど発達障害の検査を受けてみることをおすすめします。
 
ただし、上記が当てはまるからといって、
即発達障害とは限りませんし、
とくにこの自粛期間中のコロナ禍で、
ティーンエイジャーが自宅でゲームばかりするのは、
障害や本人の自己管理不足のせいとは言えません。
 
このようなストレス下における対処法などの教科書を
持たない彼らなりに、無意識にバランスを保ち
適応しようとしているのでしょう。
 
自体が収束し、学校が始まったときに、
元に戻ることが十分に考えられます。

また、今は、親もこの非日常でストレス下にいるはずです。
 
ずっと子どもと顔をつき合わさなければならず、
必要以上に我が子を観察ならぬ
監視してしまうのではないでしょうか。
 
ストレスがたまっているときは、
良いことよりも悪いことばかりに目がいきがちです。
 
戦っているのが実際に戦場や友人相手ではなく、
ゲームの中のキャラクターで良かったとか、
ルールを守り自粛できていることで感染リスクを免れて
良かったなどとは思えないのですね。
 
ですから、その分も差し引いて状況に向き合う冷静さが
大切になってくるでしょうし、
いま起こっていることで好ましいことにも
意識を向けてみてください。
 
受診して、発達障害であることがわかれば、
専門家や福祉と連携して、
将来への対策を講じていくことができます。
 
発達障害だからといって、就職できないわけでも、
結婚できないわけでもありませんし、
彼の唯一無二の個性を能力として
伸ばすこともできますから安心してください。
 
ただし、周囲の理解は必要となりますので、受診は大切です。
 
発達障害の人がそうと知らされないままでいると、
周囲からはただのだらしない人とか怠け者とか
変わり者などと偏見の目でみられ、
ますます生きづらい人生となってしまうでしょう。
 
また、息子さんが発達障害であった場合、
それはレモンさんやご主人のせいでも
二人の喧嘩のせいでもありません。
 
発達障害は、遺伝や器質など先天的なものが主な要因です。
 
もちろん、環境がトリガーとなって、
いままで表面化してこなかった症状が出てくることはありますが、
もともとそのような特性があったことが考えられます。
 
ですので、ご自身を責めないでください。
 
ただし、「喧嘩が原因なのでは?」と省みたのであれば、
息子さんの障害の有無や原因に関わらず、
ご自身や夫婦、また家族の人生における課題であることは
間違いないでしょうから、
放ったらかしにせず、善処するべきでしょう。
 
責めるのではなく善処するのです。
 
子どものことばかりでなく、
ご自身に引っかかりのあることにも
きちんと注意を注いで対処していくことが、
結果的にご自身のみならず息子さんにも、周囲にも
良い影響を与えるのは間違いないでしょう。
 
レモンさんご自身が、そのような課題を乗り越えることによって、
「息子にも同じように彼自身の人生の課題に向き合い、
乗り越えるちからがきちんと備わっている」という
信頼感を育むことができるようになるはずです。
 
この信頼感こそが困難を乗り越える鍵となるでしょう。
 
 
          
ーーー

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