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Q:相談したいのは2番目の長女の事です。
他は皆男子です。
   
長女は大学卒業までは家にいました。
大学時代にアルバイト先で知り合った3歳年下の彼と
現在まで7年くらい一緒に住んでいます。
  
今年2月に長女から電話があり子供が出来たとのこと。
   
本人たちは来年あたりに結婚しようと計画していた
と言うので、少し早くなったけど良かったね、と言いました。
   
私の夫は長女が彼と一緒に住んでいることも知らずにいました。
そこで、長女と彼が家に挨拶にくる日を長女と決めて
夫にその事を話しました。
   
夫は賛成はしましたが、
先ずは長女と二人で話がしたいというので、
その事を長女に電話で話したところ
嫌がり、怒って電話をきってしまいました。
  
電話してもメールも返信がないので
ハガキで家族皆んなが賛成している事を知らせました。
  
その後、夫が長女に電話をしました。
籍は入れたとのこと。

その後、腹帯、お守りと送りましたが何の連絡もありません。
 
長女はこれまで、何か困ったことがあると私に連絡してきました。
 
彼はとても優しい人です。

長女は人と付き合うのが苦手だといい
職場でもお昼は一人で取るといっていて、
年に1,2度家に帰ってきても弟達と会うのが恥ずかしいと言って、
会わずに帰るような性格です。

緊急事態制限が解けた夜遅くに彼から電話があり
挨拶に行きたいと言ってくれたのですが
遅いので明日にしてね。と言いました。
  
次の日夕方、夫が長女に電話をしたのですが、
お父さんの言い方が上から目線で気に入らないというので、
口喧嘩になったそうです。
 
それとずっと気にかかっているのが
長男と長女はもう15年も口を聞いていません。
 
長男が悪かった事を直ぐに何度も謝ろうとしましたが、
受け入れようとせずに現在まできています。
  
こんな長女にどうやって接していけば良いか困っています。
お力を貸していただけると助かります。
  
【バタコ・60代・派遣社員】
  

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

家族が不仲なのは辛いことですね。

ただ、そんな中、バタコさんと長女さんが連絡を取り合える仲
であることは幸いなことではないでしょうか。
 
家族同士仲が良いというのは理想形ではありますが、
家族だからこそ感情を包み隠さず、
ぶつかり合えるということもあります。
  
家族というのは、お互いの人生や人間関係の課題が
浮き彫りになりやすい場でもあります。
  
故に、課題に取り組みやすい場でもあるのです。
  
娘さんご自身が認識されているように、
娘さんは人間関係で不器用なところがあるのでしょう。
 
おそらく、とても繊細な部分を持っており、
人の意見や指摘を、批判と受け止めてしまう傾向が
あるのかもしれませんね。
 
自分のやり方がすぐに受け入れられないことを、
多様性と考えることはできず、
自分の存在価値の否定と考えてしまっているのかもしれません。
 
 
父親や長男など、自分より立場が上と感じるような人物に
意見されると萎縮したり、過剰反応してしまい、 
自分の存在価値が傷つけられたと思ってしまうような出来事が
あったのかもしれませんし、
それで自信を失ってしまったのかもしれません。
 
夫は、そのような娘さんを受け入れ、
優しく包み込むことができる人物だったのでしょう。
娘さんが「私は私で良い」と思えるような。
 
 
娘さんが過剰反応した挨拶に関しては、
父親からすれば、まずは家族水入らずで、と
親密さからの提案だったかもしれませんし、
父親なりの段取りへのこだわり(まずは親へ報告)
からだったかもしれませんが、
 
娘さんからすれば、
自分の大切な夫をすんなり受け入れてくれない
=私の価値を受け止めてくれない父、
と受け止めてしまったのかもしれません。
 
これは、父親と娘さんの、また長男と娘さんの取り組むべき
課題の顕れであり、時間がかかるプロセスかもしれません。
  
子どもが生まれ、育て、成長する家庭で、
親の苦労を娘さんなりに知ることになるかもしれませんし、
和解のタイミングはそれぞれです。
  
バタコさんにできることは、平和な結果を急ぐことなく、
いまは母親と娘との関係を良好に保つことに注力するということです。
 
父親や長男がどうであっても、
母は私の良き理解者であるということが伝われば
今は十分ではないでしょうか。
  
「家族なのだから父や長男と仲良くしなさい」というメッセージを
(言語的にも非言語的にも)伝えるのではなく、
  
「そうならざるを得ない理由があるんだね」と受け入れ、
彼女の特性もふまえたうえで心情を理解し、
それを示してあげることは
娘さんの癒しにつながることと思います。
 
それでもよい、と受け入れられると、
頑なだった心が軟化することもあるのです。
           
       
          
ーーー

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200810

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、りんごさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
夫はどうやら浮気をしているようです。
子供との関係もうまく行っていません。曰く、私のせいだと言うことです。
仕事上も裏切られてしまいました。

今まで自分はごく普通の人だと思っていたのですが、なんだか、実は、
自分はあまり人から好かれない人なのかなと思うようになりました。

唯一、本音を語ることができた実母も亡くなり、誰とも本当の気持ちを
語り合うことができません。友達にはこんな重い内容の話は、
申し訳なくてできません。

時々、思いかけず、涙がバスや電車の中でも出てしまいます。
夜眠れなくなることもありますが、深刻なほどではありません。

また、過敏性腸症候群ですが、これは若い時からのもので、
今このストレスでなったということでもないので、
特にこのことで体に不調をきたしているわけではありません。

なので、心療内科を受診するのも違うと思うのですが、どこか心の支え
になるような、ただ単に、話を聞いて頂けるような場所がないものかと
思っています。

こんな私は、どうしたらいいのでしょうか。また、このような話は
どこにすればよいのか、教えていただけたら幸いです。
~~~~~~~~~~~

まず、「こんな話、友達とか知り合いには重くて話せない、どこで話せば
いいんでしょうか」ということに関しては、ずばり、カウンセリングに
行くことをお勧めします。

りんごさんが通いやすい地域の精神科や心療内科で、
カウンセリングルームが併設されている所にぜひ行かれてください。

臨床心理士や公認心理士は、話を聴くプロですし
また、りんごさんのいいところを引き出してくれるプロです。

そういった専門家と話をすることによって、自分が思うことを思ってよい、
話したいことを話してよいのだという感覚、受け入れられている感覚、
自己肯定感を育むとよいでしょう。

そして、それは、これから先りんごさんが一般社会に出たときに
どう対応してゆけばよいかのレッスン、シミュレーションになります。

専門家のいいところは、自分の好みからジャッジしないということ。
友達や家族だと、多かれ少なかれ各自の都合や利害関係が絡んできますが、
プロのカウンセラーですと、りんごさんとは良くも悪くも適度な距離が
ありますので、客観的なアドバイスが得られます。

また、りんごさんが書いていらした「普通」という概念について。
これも一度振り返ってみるよい機会かもしれませんよ。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:毎日虚しくて困っています。
  
会社の体質と合わなくなり、28年間勤めた会社を辞め、
その後心臓に欠陥が見つかり手術をし、
ありがたい事に今は普通に暮らせています。
  
病気を機に、これからは好きなことをして
楽しく暮らそうと思っていたのですが、
いざそうなったら好きな事が見つからず愕然としています。
  
周囲の人が楽しそうに笑っているのを見ては
「楽しいってどういう感じだった?」と思う自分がいて、
何か新しい事に向かうエネルギーも枯渇して、
ただただ毎日の家事をこなしてぼんやりして
一日が過ぎていきます。
  
何かしなければと気持ちは焦るのに、
何をするにも億劫で気持ちと身体が一致していません。
   
毎日ダラダラしているので身体は疲れていないはずなのに
何かをする気力が沸いてこないのです。
   
こんな私に何かアドバイスがあればお願いします。
既婚で子供はいません。
   
  
【ももんが・50代・専業主婦】
  
  
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
  
病気はメッセンジャーであり、病気に先立ち、
ストレッサー(ストレスとなる出来事)が重なることが多いというのは、
私の師であるカール・サイモントン博士の教えです。
   
おそらく、ももんがさんも、
会社で大変な苦労に耐えながら過ごされてきたことと思います。
  
手術が無事成功したことは何よりでしたね。
  
病気のメッセージには、
   
『無理しすぎず、我慢しすぎず、頑張りすぎずに生きてください。   
もっと自分自身にやさしく生きてください。   
あなたの真のニーズを満たしてください。  
あるがままのあなたを受け入れてください。』
  
というものが含まれるというのもサイモントンの教えです。
  
病気を通して人生を振り返り、
自分の好きなことをしようと思ったのは良いスタートだと思います。
  
いざそうなったら好きな事が見つからず
愕然としていらっしゃるとのことですが、
これはグッドニュースでもあるんですよ。
  
なぜなら、これから白紙のキャンバスを
好きなように描くことができるということでもあるからです。
  
いま自分の喜びがわからないからといって、
それは決して、今後も真っ白のままということではありません。
   
私たちひとりひとりに、生まれながらにして、
人生を楽しみ喜びを見出す力が宿っているということを信じてください。
   
私たちは見ることを信じるかもしれませんが、
信じることを見るというものまた事実です。
  
「喜びがない」という前提で世と関わるのか、
それとも「まだ気づいていないだけで喜びはある」
と信じて生きるのか。
  
これは、ももんがさん次第です。
  
錆びていたかもしれない喜びセンサーのアンテナを立ててみたなら、
やがてその錆びも取れ始めてセンサーが磨かれ始めるでしょう。
  
何か新しい大きなことが喜びとは限らず、
もしかしたら喜びは日常に散りばめられていて、
それまでそのことに気がついていなかっただけということもあります。
  
ぜひ、そんな視点ももちながら、
新しい自分の旅を始めてみてください。
   
たとえ、ももんがさんが人生に希望を見出せなくても、
ももんがさんの人生はももんがさんを裏切りません。
  
気長に待ってくれていますよ。
  
そのことを信じて、すこしずつでOK、
一歩一歩前進してください。
           
       
          
ーーー

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200803

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、いちじくさん(50代・家業手伝い及び主婦)のご相談に
お答えします。

~~~~~~~~~~~
強い主人や姑に気を遣いながら子どもを育て、
自分では相当な苦労をしていると思い込んで、苦しんで生きてきました。

末の子が中学生で登校拒否になり、高校に入学するも一週間で行けなく
なり、家庭のあり方を考えた時、自分の中で何かが壊れ、
今までの生き方では誰も幸せになれないのではないかと思いはじめました。

自分の考えのみを貫き、時には怒鳴り、間違いだったと思うと言い訳を
する代わりに全く違う事を言い出す、そんな主人に家中が振り回され、
押さえつけられて来た家庭。

その父親からの束縛を逃れようとして一度は家を出たけれど、自立した後、
私の近くに帰り、離れず私を守ろうとしてくれる子どもたちがいます。

今振り返ると、若くして家業を継ぎ、主人も強くあろうと必死だったのかな
と思い、思うようにならない妻や子供に当たっていただけたったのかも
知れないと考えられるようになってきました。

姑を見送った今、姑の妹や息子夫婦と同居していますが、今まで見失って
きた自分をどう取り戻し、これからを生きるためにはどうやって自分と
向き合っていけば良いのか。アドバイスをお願いしたいです。
~~~~~~~~~~~

耐えて耐えて、ここまでいらっしゃったのであろう、
いちじくさんのご苦労が伝わってくるご相談内容ですね。

姑さんがお亡くなりになった今は、姑さんの妹さん、義理の叔母さんです
よね、あと息子さん夫婦と同居していらっしゃるとのこと。舅姑と一緒に
いるだけでも苦労している人がいる中で、姑さんの兄弟姉妹との同居。

おそらく、いちじくさんは許容範囲が広く、包容力が高い方なのでしょうね。
だから、やってこられたのだと思います。

「今まで見失った自分をどう取り戻し」というあたりは、
これまでは、エネルギーを周りにばかり注いできたたけれども、
今後はその注ぎ方や方向性を変えていきたい、ということなのでしょう。
ぜひ、ご自分を取り戻していただきたいなぁと思います。

これまでいちじくさんは、誰かの人生を機能させるために必死に頑張って
こられたと思いますので、それはもう卒業し、方向性をシフトする。
一緒にいることが苦痛であれば、別居という選択肢もあっていいかも
しれませんが、いきなり大きな変化を起こすことが難しければ、
スモールステップで少しずつ、という方法がよいですね。
 
エネルギーや時間の「配分」を少しずつ変えていってみましょう。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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200727

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ネネさん(60代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
こんにちは。3年前に脳腫瘍手術をして、命を助けてもらいました。

今は普通の生活ができている事に感謝しています。
しかし、術後すぐに始まった顔面麻痺の1年に及ぶリハビリの甲斐もなく、
3年間ずっと左半分は麻痺しています。

痛みや気持ち悪さもあるので、治った!とはいいがたく、
一人頑張ればいいのかなと思う毎日です。

執刀医は「気にしないで生活して」と言ってくれます。
命を救って下さった先生だから、それ以上は何も言えません。

家族は主人と独立している一人息子です。二人ともとても優しいから、
なおさら、私はいない方がいいのではと死ぬことを考えたり、
夫には離婚しようと言いましたが、離婚できません。毎日が辛いです。

今はコロナの自粛もあり友人にも会えませんが、顔面麻痺を話しても、
家族と同じく「大丈夫よ」と言ってはくれますが、本当のところは
なかなか理解してもらえません。

ポジティブに頑張ろうという心が折れそうです。
何を信じていいかわかりません。

どのような心で余生を過ごしたらいいでしょうか? 教えて下さい。

喋らないで黙っていると、顔面麻痺はないように見えるらしいです。
~~~~~~~~~~~

ネネさん、大変ですね。顔というのは自分のアイデンティティだと
私たちは信じています。きっと毎日、鏡でご自身の顔を見ながら、
苦しい思いをなさっているのだろうとお察しいたします。

病気になると、今まで普通だったこと、当たり前だったことが、
ある日突然、失われてしまいますね。

特にがんというのは、ネネさんのように脳腫瘍で手術をしなければ
いけなかったというような状態であればなおさらのこと、ある日突然、
白から黒に転ずるような生活の変化をもたらすと思います。

それが、毎日自分が向き合わなければいけない顔というところに
このような苦しみがあるというのは、人生の質が低下したと感じて
しまうのも当然のことですね。

ネネさんが余生をどのような心持ちで生きていったらいいのかということ
に関して、これは、私がネネさんに人生の何たるやを、おこがましく
語れる立場にはないのですが、がん患者さんたちから私が学んだことを
シェアさせていただければと思います。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:川畑さん、様々な相談に対する温かな返答に
毎回勇気づけられています。
いつの間にかとても身近に感じています。

結婚して約10年、専業主婦であり子供は3人います。
2年前からパートに出ました。
 
久しぶりに社会に出てやっと、
自分は自己肯定感が低いのではないか、
自分をさらけ出すことが苦手なこと、
人と距離をとってしまうことなど、
様々な課題を自覚しました。
 
それから様々な本を読んだり、断捨離に出会い、
少しずつ自分が変ってゆくのを感じています。
 
小学3年生の次男が不登校気味になり、
夫の両親も心配をしてくれています。
 
そんな両親が、私が真面目過ぎるから、
もっとおおらかになったらいいと助言をしてくれました。
 
真面目であることは、自分にとって大切な部分だと思っていたので、
そこを変えるように言われたので、反応してしまいました。
 
横で聞いていた夫曰く、
かなり冷静さを欠いたやり取りを両親としていたようです。
 
真面目さは自分の一部で、それを変えることは難しいように思います。
けれど、真面目過ぎることは変えていきたいです。
  
どのような心持ちでいたらよいか助言をいただけたらありがたいです。
  
【のびのびのび・40代・パート保育士】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
いつもメルマガをご活用いただきありがとうございます。
身近に感じていただけているとは、嬉しい限りです(^-^)
 
のびのびさんは、久しぶりに社会に出られたとのこと。
 
誰でもしばらくは緊張するでしょうし、
適応するのに時間がかかることと思います。
   
ただ、2年立っても自分をさらけ出せず、
距離をとってしまうのであれば、
人の目(=人の評価)を気にしすぎてしまっているのかもしれませんね。
  
もちろん、人に合わせることは悪いことではありませんし、
社会人としてむしろこの要素がないとやっていけないでしょう。
 
ただし、それも程度問題で、
過ぎると人はバランスを崩して病んでしまいます。
  
真面目さはのびのびさんの長所であるというのは間違いないでしょう。
それは今後も大切にし続けたら良いと思います。
 
同時に、何事もコインの裏表です。
 
優しさが甘やかしになることもあれば、
誠実さが頑固さになることもあります。
 
真面目さが裏目にでると、
「波風を立ててはいけない=問題を起こしてはいけない」、
「失敗してはいけない=完璧にしなければ」
というような囚われが生じて、
自分にも周囲に緊張感をもたらす可能性があります。
  
波風を立てたり失敗したりすることが許されないのなら、
人間は皆許されない存在になってしまいます。
 
それこそ自己肯定感が低くなり、窮屈な人生ですね。
 
まず、ご自身に、
「ときとして失敗しても良いし波風を立ててもよい」
と許可を与えてあげてください。
 
それでも、人生はそれなりに機能すると、信頼してください。 
   
このような姿勢は自由をもたらしてくれます。
   
  
息子さんの不登校もしかりです。
  
おそらくのびのびさんが思い描いていいた「普通」、
すなわち、「毎日いきいきと通学する息子」とは違うので、
その差を修正しなければと
プレッシャーが働いているのではないでしょうか。
  
でも、何があっても毎日元気に通学することは、
「普通」とは呼ばず、「無理」と呼びます。
  
辛かったり、苦しかったり、落ち込んだりすることがあったら、
休む、というのが普通です。
  
そしてその休み方は人それぞれです。
  
ですので、理想の「普通」の型に自分や家族をはめこもうとせずに、
唯一無二の個性をそなえた息子さんに合った型をみつける作業を
大切にされてください。
  
それぞれにバランスの取り方があります。
  
また、問題を解決する過程でも、
「誰が悪い」とか「悪くない」とかといった、
犯人探しモードで行わないことです。
  
このような姿勢は、
さらに窮屈で窒息しそうな日々をもたらすでしょうし、
誰も犯人にはなりたくないので防衛的になり、
周囲との調和どころかどんどん距離が深まります。
  
さまざまな状況(個人のパーソナリティー以外にも、
家庭内のシステムや社会システム)が絡み合って、
今起こるべきことが起こっています。
  
悪いのが何か(誰か)ではなく、
いいことは何かに意識を向けてみてください。
  
息子さんが登校することばかりにエネルギーを注ぐのではなく、
まずはいかに息子さんが安らいで充電できるかを考え
取り組んでください。
  
また、非の打ちどころのない母になろうとせず、
まずはご自身が安らいで充電できることに意識を向けてください。
 
一呼吸おいたら、今与えられている目の前の課題から、
いったい私や息子は何を学べるのか、
愛ある好奇心をもって観察してみてください。
  
そして、この学びがのびのびさんにとっても息子さんにとっても、
人生の肥やしになることをぜひ信頼してください。
   
かならずしも失敗しないことが成功とは限らず、
失敗から学びとることが成功というのも事実なのです。
  
恐れずに前進されますように!
        
     
       
          
ーーー

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200720

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、マツコさん(40代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生 こんにちは。

離婚と親権のことで、悩んでいます。 結婚して22年になりますが、
主人は単身赴任でほとんど家におらず、義母に助けてもらいながら、
三人の子どもを育てました。ですが、気の強い義母と上手くいかず、
限界がきました。

もちろん、私が至らない部分があったのもわかっています。
主人は常に義母の味方でした。お前が謝るべきだ、といつも言われて
きました。子育ての事など、いつも責められ、また、モラハラではないか
と思われる言動もたくさんあり、精神的に参って身体も不調が続き、
他にもいろいろあって、 離婚を決意しました。

上の娘は成人していますが、下の息子は小学4年で、
離婚するにあたってどちらが引き取るか、揉めています。 

主人はこれまで育児に協力的ではなく、すべて私がやってきました。
息子は、私が引き取る以外に考えられなかったのですが、コロナで休校
になり、義母と息子が主人の所へ泊まりに行く日が多くなりました。

主人も仕事が少し減って時間ができ、息子と一緒に勉強したり、
ご飯を作ったり、よく面倒を見ていたようです。

今まで、わりと穏やかな息子でしたが、最近は反抗期らしく、私への
反発が強い中、主人の言うことは素直に聞き、急になつき始めました。

そんな様子を見て、もう幼い頃とは違うので、やはり父親の方が良いの
だろうか…と考え始め、正直なところ、自信もなくなってきました。 

先日、息子が主人の前で私への否定的な言葉を言っていた時はショック
でした。息子と離れることを考えると、胸が張り裂けそうですが、
主人の方が経済的に苦労はないことなどを考えると、私が身を引くべき
なのかとも思います。

主人は、ちゃんと教育してあげたいから自分が引き取りたいと言っています。
私が今のまま耐えればいちばん良いのでしょうが、もう身体も精神も
持ちそうにありません。私はダメな母親でしょうか。辛いです。
~~~~~~~~~~~

マツコさん、本当にお辛いですね。

育児はものすごく大変ですし、正解がありません。
誰かにとっての正解がマツコさんにとっての正解とは限らないですし、
その逆も然りですよね。

だからそんな中で、その時のできる精一杯を尽くしてこられたと思いますし、
お姑さんの助けも借りながら、頑張ってこられたと思います。

ご主人の単身赴任が長かったというのは、とても大きな溝を夫婦の中に
作ってしまったのかもしれませんね。

まず、何が正解かというのは本当にないので、あまりご自身を責めすぎない
ようにしてください。

ご主人はマツコさんのことを責めるようなことを言うということですが、
今まで外野にいて深く関わってこなかった人は、言いたいことが言えると
思うんですね。

でも、ずっと現場で一緒にいると大きな苦労がある。もしご主人が今後
息子さんとずっと一緒に住むとなれば、それを今後感じるのではないで
しょうか。

そして、マツコさんがいちばん心を痛めていらっしゃる親権については、
今この時期の状況だけで判断するのではなく、少し時間をかけて
息子さんの気持ちの方向性を見ていくのがいいのではないかと思います。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:私には、47歳の長男、44歳の次男、40歳の長女がおります。
次男と長女は各々家庭を持ち孫もおります。
 
長男は独身で、早くから同じ市内でアパートを借り、
現在は整体の資格を得て
バイクで訪問を主にした仕事をしている様ですが、
幼少時より訳あって私には心を閉ざしております。
 
父である主人には辛うじて必要な連絡程度には交信が取れるものの、
日頃の様子が分からない私には『元気にしてる』とだけで、
母として唯々陰ながら無事幸縁な未来を希うばかりです。
 
古希を超えた今も、自育をと自らの心に言い聞かせつつ
日々過ごしてはおりますが、人の与命を思えば
親として果たしてこのままで良いものか、と
悩んでしまいご相談させて頂きます。
 
短略ですがどうかよろしくお願い致します。

【子を思う母・70代・施設清掃員】
  
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ
 
ご長男が幼少期から母親に対して心を閉ざしていて、
今もほぼ音信不通とのこと。
 
親として、子との繋がりが絶たれることほど
辛いことはないと思います。
 
そのような中、ご主人を通してお仕事も頑張り、
元気にしていることがわかるのは、
せめてもの安堵なのでしょうね。
 
ご長男が心を閉ざした理由はわかりかねますが、
文脈から、子を思う母さんご自身にも、
当時を振り返ってみて、その態度は当然と
思える部分があることと察します。
  
過去に、そのことに関して息子さんと面と向かって
コミュニケーションをされたことはあるでしょうか。
 
あるいは、たとえ息子さんが拒否しても、
そのことを繰り返し試みているでしょうか。
 
もし、悪かったと思う部分が、
子を思う母さんご自身にあるのであれば、
そのことを誠実な姿勢で詫びたことはあるでしょうか?
 
手紙を書いたことはあるでしょうか?
 
そのコミュニケーションの内容は、
言い訳や自分を正当化することではなく、
息子さんの辛さを理解し、共感するものであったでしょうか?
 
彼の立場になって、辛さを拭おうとする努力が
感じられるものだったでしょうか。
 
それとも、「私」の辛さをわかって欲しい、
受け入れてほしい、あなたの態度を改めて
私の辛さを拭って欲しいと訴える内容だったでしょうか。
  
このあたりをもういちど振り返り、
真に息子さんの立場になって向き合ってみると、
もしかしたら変化が出てくるかもしれません。
 
おそらく、お母さまはお母さまなりに、
さまざまな制約がある中で、
または、まったくゆとりの無い中で、
その時点でのできる限りをご長男に対して
尽くしてきていると思います。
  
日本の伝統的な家庭であれば、
「長男」に対する期待やプレッシャーは、
次男や娘に対するそれとまったく異なることもあるかと思います。
 
それはご長男本人のみならず、
長男を立派に育てなければという母の使命感にも
強くのしかかってくるものでしょう。
 
そのような意味で、二人とも犠牲者なのでしょう。
 
育児は正解がありませんから、迷いがあって当然です。
 
ご自身を責めることなく、かつ、過剰に防衛しようとすることなく、
このような濁流に巻き込まれてしまった自分たちを
俯瞰視したうえで、改めて関わりを試みてください。
 
実際にコンタクトがとれなくても、誰を責めるわけでなく、
息子さんに対してあたたかい念を送り続けることは、
 
息子さんにとっても、子を思う母さんにとっても、
寂しさの中にも平穏をもたらしてくれることと思います。
 
手放すレッスンが新しい何かをもたらすことがある
ことを信じてください。
        
     
       
          
ーーー

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200713

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、あざみさん(40代・介護職)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
職場で人に誉めてもらいたい。そんな思いになります。
同僚が上司から頼られている姿を目にして、
「私も頑張っているのに…頑張りが足りないのか」そんな思いになります。
そして同僚への嫉妬心、うらやましさを感じます。

一目置かれる存在の同僚を見ていると、自分は頼りにされる存在ではない
のだ、どうしたら認めてもらえるのだろうか。
どこまで頑張れば、誉めてもらえたり、認めてもらえるのか…
そんな思いになり、自分が辛くなります。

その同僚のような才能はないし、
頼りにされる存在ではない自分であることは分かっています。

気づいた事やできることを頑張ってすればいいんだ、と思える時は
よいのですが、いつも心穏やかではいられません。
何もかも嫌になってしまうのです。

「頑張ってるね、いつもありがとう」と上司に言われても、
認めてもらえた実感を感じることができません。

認めてもらえなくても、ただひたすら目の前のことに一生懸命
取り組むためには、どうしたらよいでしょうか?
~~~~~~~~~~~

介護職や医療の現場には、人の役に立ちたいという動機の強い人が
多いですね。

あずみさんは基本的に、認められたいという承認欲求が強いということを
ご自身で気づいていらっしゃるようですから、その課題にどうやって取り
組んだらよいか、どうやって向かい合ったらよいかというご相談ですね。

これは、結論から言うと、あざみさん自身があざみさんをどう思っているか、
ということです。相手がどうであれ、自分が自分をどう思ってるかという
部分が、いちばんのネックです。

あざみさんに最も近いのはあざみさん自身ですから、あざみさんが、
自分の事を、私どうせ大した人間じゃないのよ、と思っていたとしたら、
たとえ上司が、あざみさん、すばらしいですね。ありがとうございました、
今日の仕事は本当に助かりました、と言ってくれたとしても、
どうせ私は大したことなくて、同僚の誰々さんの方がよっぽどできて、、、
と自己評価しているわけなので、他人の評価や承認を素直に受け取ることが
できなくなってしまうのです。

現に、頑張ってるね、いつもありがとうって言われても、認められた実感が
ないとおっしゃっていますよね。

あざみさん、おそらく同僚からも、過去にねぎらいの言葉や感謝の言葉を
得たことはあると思うんですね。でも、あざみさん自身に、自分なんて大した
ことないのよという気持ちがあると、そういった賞賛・承認も拒否してしまっ
ていて、受け入れることができていないのではないかと思います。
 

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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shutterstock_1146185018

Q:結婚して13年目になります。
小3の息子と年長の娘を育てながらフルタイムで働いています。
 
出産後から私の夫に対する不満がたくさんあり、
さまざまな形で伝えてきたのですが、
いつしか何か私が言うと、そのことで子どもに暴力をふるい、
私のせいにするようになりました。
 
3年前に、家族で出かける前に私が気が乗らない発言をしたら
「死ね!」と子供の前で言われ、その日以来
「うるせーだまれ、バカアホ」など暴言が増えました。
 
しかし、夫はそのことを覚えていない、むしろ私が悪い、
という認識なので夫婦関係は修復不能です。
 
また、上の子が勉強したがらないことを心配し、
無理矢理暴力を行使して勉強させようとしたり
叱責したりして毎日見ているのが辛いです。
 
夫は家族が大事、別れるなんてとんでもない、
子どもにも悪影響と考えていて、離婚する気がありません。
 
私は夫と分かれるのは躊躇ありませんが、
夫が離婚の危機に直面して暴言がエスカレート
するかもしれないという恐れがあり、
仕事をしながら乗り切れる自信がありません。
 
また、子どもたちが慣れ親しんだ学校や保育園などの
人間関係が変わることへの影響も
自分自身が受け止められるか不安です。
 
もし、私が子どもを育てるとしても、
夜の会議出席や仕事の成果を十分に出せないことで
新卒以来続けてきた私の仕事をやめなければ
いけなくなるかもしれない、
安定した収入を失う可能性などが頭をよぎります。
  
地域での人間関係も含め、今まで築き上げてきた
色んなことを手放さないといけないと思うと、
足がすくんでしまいます。

【朝のミルクティー・40代・団体職員】
 
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
  
ご主人の暴力に悩んでいるとのことで、
これまでのミルクティーさんの大変な苦労がうかがわれます。
 
日本では、7人に1人の女性が配偶者から度重なる暴力
を受け、またそのうちの7人に1人が命の危険を感じた
と言うデータがあります。
 
暴力とは、殴る蹴るなどの身体的な暴力のみならず、
人格を否定されたり、罵声を浴びさせられたり、
脅されたり、といった心理的なものもあれば、
生活費を渡さないなど経済的な暴力もあります。
 
このことからも、暴力は身近で起こり得ることがわかると思います。
  
今回、ミルクティーさんの言葉で気になるのは、
離婚の話を切り出すと、ご主人の暴力がひどくなる
のではと恐れて切り出せないということです。
 
これでは暴力に屈することになってしまいます。
 
そのような脅し以外にも、
「私にも非があった」とか、「私さえ我慢すれば」とか、
「子どものために」とかと考えるかもしれません。
 
しかし、暴力はいかなる理由であれ、
許されるものではありません。
 
また、ミルクティーさんが我慢さえすれば
問題が解決するものでもありません。
  
暴力は、長引くほどに心の傷を深めていきます。
  
ミルクティーさんだけでなく、
暴力を見たり受けたりしているお子さんも、
成長過程の発達に問題が出たり、
PTSD (心的外傷後ストレス障害)などを引き起こす
可能性もあります。
 
これは経済的ストレスよりも深刻な問題になり得ます。
  
暴力をやりすごしたり我慢したりせず、
暴力は許さないと言う毅然とした態度を育むことは、
ミルクティーさんがご自身やお子さんたちを
大切にするという誓いを立てることです。
 
ぜひ、勇気を持ってその誓いを立ててください。
 

とはいえ、このような問題に取り組む事は、
とても大きなエネルギーを使うことですね。
 
とりわけ、ひとりでこの問題に対処しようとしている
のであればエネルギーの消耗も激しいことと思います。
 
ひとりで問題に取り組もうとせずに、
有効なリソースをどんどん活用することです。
 
ここに相談してくれたことは大きな一歩だったと思います。
 
同時に、このことをぜひ身近な相談窓口にも相談してください。
  
配偶者暴力防止支援センター
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/pdf/center.pdf
は、そのひとつです。
 
同じような問題を抱えている人には、
カウンセリングや自立支援、また保護などの支援を行なっています。
 
また、同じケースを扱う法律家に相談するのもひとつです。
 
このように、第三者へ相談するとなると、
大事(おおごと)にしたくないという気持ちが働く
かもしれませんが、冷静にならなくてはいけないのは、
事はすでに大きいということです。
 
多くのDV被害者が、起こっていることを過小評価してしまうことで、
問題に適切な対処がされず、苦しみ続けています。
  
相談所や専門家はプライバシーを守ってくれますし、
現場で多くのケースの解決に取り組んでいるので、
情報や知恵も豊富です。
  
また、ミルクティーさんのような人の力になりたいと待っています。
 
このようなリソース、差し伸べられている助けの手を取り、
どんどん役立ててください。
  
最後に、離婚というと、敗北のイメージが付き纏うかもしれませんが、
暴力による離婚は敗北ではありません。それは善処です。
  
よりよいミルクティーさんとお子さんの人生のためにも、
ぜひ勇気ある一歩を前進されますように。
     
       
          
ーーー

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