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Q:シフト勤務のある職場で働いていました。

ベテランスタッフの退職者数が異常に多いのに、
トップが直属の上司をかばうので、退職者が後を経ちません。

努力が評価されるのでなく、
トップや上司のお気に入りが昇格するあからさまな人事に、
このままいても未来は無いと判断し、私も退職することにしました。

無視や過重業務のパワハラもありましたが、トップに訴えても、
無視については「おしとやかだから声が小さいのよ」、
過重業務については「あなたしかできないのよ」、
と結局上司を庇うので、何の改善にもなりませんでした。
 
辞めたらすっきりするかと思っていたのに、
退職者の人数だけすぐに中途採用で欠員補充するので、
 
私(たち)が辞めても、痛くも痒くもないように見えて、
結局何のお咎めも反省もない上司に腹が立っています。
 
もうあの職場で、いいように使われてパワハラ受ける日々
から解放された!と嬉しかったのは1日だけで、
厚顔無恥でのうのうとのさばっている上司への
恨みの消化の仕方がわかりません。
 
時間ができたので、断捨離だ!と昼間は張り切っても、
ベッドに入ると思い出して、
あの人も苦しんでほしい!と憎しみが湧いてしまいます。
  
愚痴を言い合っていた元スタッフは、
気持ちの消化をがんばったのか、最近は感謝、感謝と言うので、
私だけ文句や愚痴が言いづらくなってしまいました。
 
せっかく解放されたのだから、
違う事にもっと集中すれば憎しみは消えるものなのでしょうか?
 
憎んだところで、苦しいのは私なので、
あんな人の為にもう苦しみたくないので、
次のステップに進む方法を教えていただきたいです。
   
【はなはな・40代・専門職】
 
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

職場にパワハラや過労、不公平な人事があり、
それを伝えたにも関わらず改善されなかったのですね。
 
どのような場や状況で伝えたかにもよりますが、
 
もし、はなはなさんが、フォーマルに書面や面談などで、
すなわち、相手が正式なクレームとして受け取れるような
場や状況において報告がされたにもかかわらず、
トップや上司がなんの対策も講じないのであれば、
残念ながらそういう組織文化の会社ということでしょうから、
 
無駄にエネルギーを消耗せずに、退職するのは
賢明な判断であったと思います。
  
はなはなさんがその組織に忠誠心を持っており、
なんとしてでも良い組織にしたいという強いコミットメントがあるのなら、
 
あるいは、権利が著しく侵害され、ダメージが大きく
訴訟のエネルギーを費やすくらいの価値があるというのなら、
訴訟もひとつの選択肢となることと思いますが、
 
文面からも、そこまでエネルギーを費やしたい組織の対象には
なっていないことと思います。
  
確かに、退職者の人数だけ中途採用で補充すれば
痛くも痒くもないと思っているかもしれませんが、
そうであればなおさらそのような職場には、
はなはなさんはいない方が良いでしょう。
  
苦しみには、向き合って乗り越えるべきものもあれば、
ただただ離れた方が良いものもあります。
  
今回の状況は、すくなくともはなはなさんにとっては後者でしょう。
 
厚顔無恥でのうのうとのさばっている上司への恨みに関しては、
お咎めはないかもしれませんが、十分に罰は受けているように見えます。
  
はなはなさんはじめ、先に辞めていった人々、またもしかしたら、
現在働いているひとたちの中にも同じように思っている人がいるかもしれませんが、
  
そのような軽蔑の眼差しで見られるような存在になっていること自体が
もうダメージなのです。
 
はなはなさんからみて、
表面的にはダメージがないように見えるかもしれませんが、
見えないエネルギーレベルでは、
人々からの負のエネルギーをたくさん集めていることでしょう。
  
より高い職位で働くことができたら幸せかもしれませんが、
どのような人間関係の中に自身が存在するか、
他者からどのように受け止められているかは、
さらにその人の幸せを決定づけるのに重要な要素ではないでしょうか。
 
ハラスメントや不正を働く人は、
安心して深いところで繋がり合える人間関係を形成するのは難しいでしょう。
 
これは人生における大きなロスです。
 
もう、彼ら彼女らは十分損をしているのです。
 
そのような人たちがギャフンというところを見たら
少しは清々するのかもしれませんが、
そのようなことに執着することもまた損です。
 
はなはなさんは、尊敬できない人々の経過を見守り続けることよりも、 
尊敬できる人々と関わり合うことに
時間とエネルギーを注いだ方が賢明です。
   
自分の大切にしている価値に関心のない相手の土俵で戦おうとしたり、
ましてや自分の土俵にそんな相手を引っ張り込もうとしたりしないことです。
 
はなはなさんの課題は、どちらが正しいか白黒決着をつけることではなく、
よりご自身にふさわしい場を見つけ、どんどん前進することなのかもしれません。
     
    
          
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