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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

宣伝というか、予告です(笑)。
今週金曜日(2月5日)発売の雑誌『日経ウーマン』に、ちょこっと登場します。

『日経ウーマン』は、年に一回「バッグの中身」特集をやるんですね。
OLさんのバッグの中にいったい何が入っているか、
そして無駄なモノはどんどん断捨離していこうという企画です。
ビフォーとアフターでいったいどのくらいバッグが軽くなるかという、
毎回非常に人気のある特集だそうです。

ここ何年か、毎年関わらせていただいているのですが、
今年もお声掛けいただき、監修をさせていただきました。

先日ここで取材があったのですが、
編集者の一人がご自身のバッグの中身を全部出して、
今の自分にとって本当に必要で、適切、快適なモノを
選び抜いていくという作業をしました。

その結果、もともと5キロぐらいあったバッグが、なんと3.2キロに
減りましたから、1.8キロの減量、断捨離に成功したわけです。
ポーチやバッグ自体が重たかったので、それらを替えれば、
もう少し軽くなったのではないかと思います。

後日、編集者さんからは「仕事に行く足取りも軽くなり、なんだか人生が
軽やかになったような気がします」という、うれしいご報告がありました。
モノを絞り込むと、もちろん重量が軽くなって、肉体的な負担も減りますが、
心が軽やかになる、フットワークが軽くなるというのが、すごくいいですね。

バッグの中身の断捨離。皆さんもぜひしてみてください。
いつも持ち歩いているモノ、本当に今日必要なのか、今の私に必要なのか、
適切か、快適か。ぜひ見直してみてくださいね。

さて、今日は50代の主婦、つぶあんさんという方から
「だまされやすい私。人生を変えたい。」というご相談です。

~~~~~~~~~~~~
いつも拝読しております。現在50代後半の専業主婦です。

小さい頃より20代前半で結婚するまで、
世間体を重んじる両親から、かなり抑圧された生活をしてきました。
周囲の顔色を伺い、自分を主張する事もせず、結婚してからも、
婚家の中でまるで使用人の様に生活してきました。
主人は、全てにおいて私に関心がなく、
精神的に頼る人も肉親以外なく、現在に至っています。

そのような人生を送ってきた事が原因かわかりませんが、
人にだまされやすく、そのうちの何回かは金銭が絡み、
家一軒新築できるくらいの金額をだまされました。
みな友人からのすすめでした。

また、中学以来ずっと親交があり私の中では「親友」と思っていた友人には、
「たくさんいる友人の一人で、私は広く浅くしか付き合わない」
と言われ、傷つきました。

この性格を変えたい、人生を変えたい、と思うのですが、今一つ上手くいきません。
私が変わるには、何をどうすればいいのか、ヒントを頂けたら嬉しいです。
~~~~~~~~~~~~

切実なお悩みです。
家一軒新築できるくらいのお金をだまされてしまったと。
しかもそれが全部友人からだったということで、これは本当に心が傷つく、
辛い経験だったのではないかとお察しします。

まず、つぶあんさんにとって、友人って何だろう、友達って何だろう
ということから、もう一度振り返ってみるとよいでしょう。

今までは周囲の顔色を伺って、自己主張することなく来たということですので、
親子関係でのいわゆる「良い子」が板についてしまっているのかもしれませんね。
そのため、友人関係でも「良い子」でいて、常に相手に合わせてきたため、
辛いことが起きているのかもしれません。

また、自己主張のないつぶあんさんなら話を聞いてくれて、お金を払ってくれる
だろうと、格好のターゲットになってしまったのかもしれませんね。

つぶあんさんにとって、友達とは何か。どういう友達が欲しいのかということを
振り返り、今からはそういう友達を作るんだと、決意をしてみてください。
この「決意をする」ということがとても大事で、
おそらく、つぶあんさんにとっては勇気のいることだと思います。

「アファメーション」といって、日々自分自身に繰り返して宣言する方法があります。
人に言う必要はなく、自分自身に宣言するのです。

具体的にどのようにすればいいのか、また宣言した内容を実現してゆくために、
日々、心がけるとよいことがあります。
「自己主張」というキーワードをもとに、ビデオで詳しくお話ししします。

人間関係においては、価値観の同じところもあれば違うところもある者同士、
お互いへの好奇心を持ち、「違いがあって当然」という前提で関わってみることを
お勧めします。

そして、人間関係は時間とともに変わっていきます。何か一つのことや関係性に
しがみつくことなく、無常さや変化も楽しむ余裕が持てると、なお良いですね。

今の自分にとっての適切な関係、好ましい関係といったことを意識しながら、
つぶあんさんにとって心地よい人間関係をつくり始めてみてください。

50代、これからまだまだ新しい友達をたくさん作ることができるはず。
ぜひ勇気を持って自己主張をしてみてくださいね。

詳しくはビデオをご覧ください。
https://youtu.be/6QG8HNVBkso

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「いい人」でい続けると、疲れてしまいますね。
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Mother and daughter

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
Q:92歳の買い物依存症のご婦人

いつも楽しみにしております。
回答の中に普遍的な生きる姿勢を教えられ、気づかされています。

92才のご婦人のマンションに、家政婦に月に1〜2回出向いています。
ケアマネージャーさんから買い物依存性と聞き、とにかく物で溢れています。

20年位前に最愛のご主人を突如亡くし、子供もなく寂しいと言っていました。
2DKの一部屋は物で埋まり、入れません。

ご主人の背広など、高くて新しいとタンスに入れたままです。
布団が一枚ひいたままで、回りは衣類などでいっぱいです。

ご本人は執着とわかっているけど、物に囲まれて死にたいと言います。
戦争を体験したからもったいないと捨てられないといいます。

奥さんに出会い3〜4年になります。
本人次第で私は何も言う資格はないのですが、
物からご婦人が解放されるお手伝いをしたいのですが、
なにかよい言葉がけなどがないでしょうか?

自分を棚にあげての質問ですが、よろしくお願い致します。

【56歳 家政婦 ソン様】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ソンさんのご婦人への思いやりが伝わってきます。
相手の苦しみを取り除いてあげたい。より楽に生きてもらいたい。
慈悲の精神ですね。

ソンさんのケースを読みながら、
私と母のケースに重なることが多いと感じましたので、シェアさせていただき、
そこから何かを学び取っていただけたら嬉しいと思います。

私の母は昭和9年生まれの80代です。
私が断捨離を実践し始めた頃、母も私と同様の溜め込み性でした。
溜め込みが遺伝するなら、それは確実に母の遺伝だと確信していたものです。

母の場合、収納の技術が高く、モノはそれなりに整頓されているのですが、
なにせ量がスペースのキャパを圧倒的に上回っているので、
全然部屋は片づいておらず、いわゆるゴミが堆積しているわけではありませんが、
人様の目に触れない「開かずの間」などは一見ゴミ屋敷の体をなしていました。

ある日、溜め込み性共同体である娘の私が断捨離に目覚め、
自宅のガラクタをどんどん捨て始めたのには、母も大きな衝撃を受けたようです。

自分自身の人生の課題とも重なるため、興味津々、
けれども明治・大正の祖父母から受け継ぐモッタイナイ精神は
断じて手放すまいと、私と断捨離に対して警戒もしていました。

断捨離の話を聞きたがるものの、
私がひとしきり話して「手伝おうか?」などとオファーしようもんなら、
「いいえ、大丈夫!」ときっぱりさらりとかわしました。
私は母の防衛をひしひしと感じたので、
そこは不可侵条約で踏み込まないよう気をつけました。

モノはものであってモノではない。
これは断捨離を通じて私自身深く気づきを得たことです。
母にとってモノを手放すということは、とりもなおさず彼女の人生や思い出、
また価値観そのものを捨てるということでした。

なので、「お母さんの部屋のモノ捨てようか?」という私の提案は、
「あなたの価値観や人生の思い出はとっておく必要なんてないよ」と
聞こえてしまうのです。

もちろん娘の私は母を否定したり攻撃したいから断捨離を勧めているわけでは
ありません。全てはケアの精神からの提案です。
ケアとは敬意と愛情を持って接するということです。

私はそのつもりでいても、母がそう受け止めなければ意味はありませんから、
母がケアされている、すなわち娘は私に敬意と愛情を持って接してくれていると
感じられるにはどうしたらよいかという視点からアプローチをしました。

モノが減るにはどうしたら良いかではなく、
母は私にとって大切な人だから苦しみから解放され、楽になってもらいたい
ということが伝わる関係性やコミュニケーションというのはどのようなものであるか?
ということを大事にしました。

母は私に断捨離の話を尋ね、私がそれに応えてシェアするたびに
「でもね、私の場合はこういう障壁があって、
それが解消されてもああいう障壁があって…」と、
不可能を訴えるお馴染の言い訳を延々繰り返していました。

私は説得したい気持ちがふとよぎるものの、
じっくりと母の立場になってさまざまなことを理解するよう努めました。
結果、母の価値観は母にしかわからないという姿勢を大切に、共感に徹しました。

「そりゃそうだよね、大変だよね。」
「お母さんたちの時代はトラウマなまでに
モノが足りなくて苦しんだんだから当然の反応だよ」
「無理する必要は無いよ」
「心を切り裂いてまで捨てる必要なんてないよ」
「別に部屋にモノが溢れていたって生きていけるしね」
「思い出の価値はお母さんにしかわからないのだから大切にしたら良いよ」
と、徹底的に母よりの姿勢、彼女の今の状態を全肯定しました。

もちろん、母は母の価値観で、私は私の価値観で生きる、
それで人生回る。という姿勢を貫きました。

母は、娘がそれまでと違い「相手の生き方や価値観を変えようとする」執着
をも手放したのを感じたのでしょう。

清々しくもおおらかになっていく娘に乗り遅れてはなるまいと
母が断捨離を始めました。

これまで父や妹が何度も説得を試みても、
さらには、いちどは彼らが全て外に出したガラクタも、
全て翌日には家の中に戻っているという状態であった母でしたから、
母が死ぬまでは家の片づけは無理だと家族みんなが諦めていました。

山が動くとはまさにこのことでした。
今、実家はすっきり呼吸空間です。

「開かずの間」は無く、いつでも誰でも通せる状態です。

母の「捨てたくない」という気持ちを真っ向から否定するのではなく、
徹底的にどこからその気持ちがくるのかを深く理解しようと耳を傾けたのなら、
そして母が「自分の気持ちを受け取ってもらえた」と感じたのなら、
そのとき初めて人の心が動くのではないかと感じました。

『寂しさをモノで埋める必要はない』

そう気づかせてくれるのは、厳しさではなく、
思いやりややさしさではないでしょうか。

深いところでみんなつながっているということを感じることができたのなら、
そしてそれがたとえ死んだ人との関係であっても、
見えない心の中でちゃんとつながって
今でも生きていると感じることが出来るのであれば、
たくさんのモノへの執着は無くなっていくのだと思います。

堆積したモノはあくまでも表面的な自己表現。

その内にあるメッセージに耳を傾け、深い理解を示すことが出来たのなら、
相手の寂しさは少しずつ埋まっていくのかもしれません。

もちろん、全てをソンさんが担う必要はなく、
ソンさんはソンさんに出来るパートや役割があると思いますので、
その部分での最善をつくされてみてください。

これからも、ソンさんのご婦人に対する思いやりや愛情を
表現されてみてください。

PS
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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

先週、先々週と動画配信ができず、
テキスト版メルマガを配信させていただきました。

実は、4歳の息子が急性肺炎にかかり、緊急入院となり、
この2週間はスケジュールがひっくり返るような状態でした。

周りの人々にご迷惑をおかけしてしまいましたし、
メルマガの配信もままなりませんでしたが、
一方で、病気の恩恵もありました。

本当に久しぶりに、子どもと24時間どっぷり、一緒にいる
ことができました。これはおそらく子どもにとっても、
深いニーズが満たされるイベントになったことと思います。

私自身は、病院と家を行ったり来たり、また病院に泊まり込んだり、
物理的にはわさわさしていましたが、
ずっと子どもの傍らにいる時間というのは、その瞬間、瞬間は
非常に穏やかさがあり、豊かなときでもありました。

これまで比較的好き嫌いが多かった息子ですが、退院後は
「もう病気にならないように」と言って何でも食べるようになりましたし、
夜更かしせずすぐにベッドに入るようにもなりました。

子どもらしい健康的な日々を取り戻したということも、
とても大きな恩恵です。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
季節が変わってきて、風邪も引きやすくなってきていると思いますので、
どうか皆さん、くれぐれもご自愛ください。

さて、今日も、皆さんからお寄せいただいたたくさんのご相談の一つを
ご紹介させていただき、
僭越ながら私からアドバイスをさせていただきたいと思います。

今日は、娘さんを干渉し過ぎてしまうという、40代の女性。
ヘルプ様からお便りをいただきました。

ーーーーーーー

「はじめまして。私は最低な人間(母親)です。

今まで娘(20代)の恋愛に反対した事はなかったのですが、
今回の恋愛に猛反対する事(年齢差、学歴等)で、
自分が過干渉であると思い知らされました。

娘が反抗すると、感情が抑えられず、酷い言葉で攻撃し、追い詰めてしまいます。
娘の行動を探るためにプライバシーにも踏み込んでしまいます。

そのため、嘘はつかないと信じていた娘が平気な顔して嘘をついている事も
知りました。私がそうさせている事も分かっています。

娘には娘の人生があると何度も言い聞かせてみるのですが、
どうしても受け入れられません。
こんなに娘を苦しめて、悲しませている自分に嫌気がさします。

今までは、とても仲が良く友達親子のように何でも話せる関係だったのですが、
それが原因でこうなってしまったのかもしれません。
最近は「意地になってる?」と思う事もあります。

こんな最低な人間(母親)にお説教して頂けたらと思い、
メールを送らせていただきます。」

ーーーーー

本当に仲のいい母と娘なのだなということが伝わってきますね。
娘さんのことを、自分のことのように、大親友のことのように思っている
からこそ、出てくる悩みなのでしょう。

今回のことで、ご自身に起こっている問題や課題についても浮き彫りになって、
問題意識はおありのようですので、頭にきたときではなく冷静なときに、
一度、時間をつくって娘さんと話すのがよさそうです。

まず、言葉の暴力やプライバシーに立ち入りすぎていることに関しては、
ちゃんと詫びることが大切です。

その上で、ご自身のニーズを「私はこう思う」という言い方で伝えましょう。
あくまで「健全な伝え方をする」ことがポイントです。

お母様から見た、娘さんの「嘘」については、おそらく娘さんご自身の意図、
目的があるはず。決して、お母さんを欺こうとか、ないがしろにしようと思って
しているのではないはずです。ここを見極められるといいですね。

そして、ヘルプさんご自身もお気づきのように、
娘さんには娘さんの人生があるというのはまったくその通りです。
が、その前に、忘れてはならない大切なことがあります。

続きは、ビデオでお話ししています。
https://youtu.be/5O024uNGrwg

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Save time.

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――――――――――

Q:時間にアバウトになれたのはいいですが…

私は、最初の発病で、「もう頑張るという言葉は使わない」と決め、
自分に出来るだけ負荷をかけないようにしてきました。

そして、2度目の発病で、
何でも完璧にせねばとか急がねばと己を駆り立てる癖が
完璧に消えました。

時間に支配されないよう、腕時計をせず、
行動計画もアバウトに、マイペースを意識してきました。

ところが今、その「時間」について、困ったことが起きています。

つまり、約束時間をあまり気にしなくなったのです。

あれほど時間でキッチリ動いていたのに、
「遅れちゃったー」と、ケロリとしている自分に唖然です。

これは、社会性の欠如でしょうか?

時間を守るとは、社会人としての基本中の基本である、
と職員教育してきた自分が信じられないのです。いい意味で。

今までがキッチリし過ぎで、今はチョッと問題が・・・
というところでしょうか。

どのように捉えたらよろしいでしょうか?
ご助言をいただけましたら、幸いです。

【40代・女性・匿名】

―――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

自分自身に対して完璧を求めたり、常に急ぐことを強いたりすることは
心身共に疲弊することですね。

病気を繰り返しながら、それらを解除できるようになったのであれば、
それはすばらしい恩恵ではないでしょうか。

ただし、過ぎたるは及ばざるがごとし、
両極端になるのであれば、結局それは不調和を招いてしまいます。

もしも、社会的な調和は自分の人生から削ぎ落としてよいという潔さ
があれば、それはそれでよいと思います。

あるいは、時間の観念に縛られない文化や価値観を持っている人も
世の中にはいますから、
そのような人たちと調和的に生きることも選択肢の一つでしょう。

人生の価値観はさまざまです。

もし、そうではなく、時間や約束を守ることは大切だと思っているし、
願わくば、そのような価値観を持つ人たちと関わり合いたい
というのであれば、課題を乗り越える必要はありそうですね。

今は、これまでがあまりにもきっちりしすぎていたので、
そのことへの反発から一気にバランスを取ろうと、
勢い余って対極に振れている時期かもしれません。

北極に行ったら寒かったので、一気に南へ向かったら
今度は南極に到達してしまったという状態
に似ているのではないでしょうか。

そうであればまた北へゆったり向かってみると良いでしょう。

ちょうど赤道直下あたりで
心地良い南の島にたどり着くかもしれません。

まだ自分はそんな旅の途中にいる、
二度目の発病が2ndステージであるとするなら、
3rdステージに向かっているプロセスと考えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、そのステージをわざわざ病気でクリアする必要はありません。
病気を使わなくても、率先して自分が心理的にも社会的にも
心地よいと思えるような領域を見つけてみてください。

時間を守るか破るか、白黒はっきりさせる必要はなく、
ときにはきっちり引き締め、ときにはゆったりと緩めるなど、
試行錯誤しながら前進してよいと許可を与えてあげてください。

「なんとなくこのあたりが調和的で良いな」
という感覚が得られたのであれば、その感覚を大切に、
その域に入ることを心がけてみると良いかと思います。

ぜひ気楽に取り組まれますように。

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川畑のぶこ+本道佳子(国境なき料理団・湯島食堂)コラボ!
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――――――――――
Q:時間に厳しすぎる私…

時間に変なこだわりがある自分に悩んでいます。

私は何にせよ、約束の時間より早くその場に着いていないと気が済みません。
大学生の時も好きな席に座れないのが苦痛で、誰よりも早く登校していました。

結果、私が一番学校から遠かったにも関わらず、
皆の席取りの役を任されていました。

病院や美容院の予約、人との待ち合わせなどの場合は
常に15-20分前には着いているので、間際まで近場で調整して
丁度良い頃合いを見計らってその場所に行くようにしています。

時間にルーズな友人とは関係も長続きしません。

また、主人が人と約束のある日になかなか出かけないと、
間に合わなかったらどうするのかと私の方が不安になり、
イライラしてしまいます。

私は全く几帳面な性格ではなく、どちらかと言えば抜けているタイプです。

それなのに時間に対してだけ異常にナーバスになる自分がよくわかりません。

時間が余分にかかって勿体無いし、やはり気持ちも疲れるので、
この変なこだわりを手放したいといつも思います。

でも、そうせずにいられない理由がわからないため、
長年変われないままです。

一体、どうすればよいでしょうか?

【40代 自営業 まりりん様】

―――――――――――――――――――――――――――――

FROM 川畑のぶこ

まりりんさんのように、
約束の時間より早め早めに行動することを好む人というのは
世の中に多く存在します。

周囲からはとても誠実で信頼できる人として映ることと思いますし、
このこと自体は、むしろ社会面からもプラスにはたらくことでしょう。

早く行動しないと気が済まないことを
「変なこだわり」ととらえていらっしゃいますが、
「それが私のニーズ(心理的欲求)であり、個性」ととらえることも出来ます。

段取りやタイムフレームを狂わせること無く、計画通りにいくことに
充足感を得ることは私たちの大切な欲求です。

ただしこれも程度問題で、
これが強い人もいれば、そうでない人もいるわけですね。

「私はその欲求が強いのだな」と
そこにジャッジを加えずに受け止めてみます。

そして、周囲には、まりりんさんが時間に関して
「早め早め」というニーズを持っているのと同じように、
出来る限り時間に縛られず、ゆったり自由に過ごすことを
心の欲求としている人たちもいます。

どちらが良い悪いではなく、それぞれの人生に求めるニーズが違うのです。

このこと自体はOKです。

苦しみは、互いに自分のニーズの方が正しいとか、間違っているとかと
判断を下してしまうことにあります。

これはあたかも、お腹を満たすのには米が正しいのだ、いや、パンだ、
いやいや、ジャガイモだという議論に似ています。

お腹の満たし方に何が正しい間違っているは無く、ただ違いがあるように、
人生の満たし方も違いがあり個性があります。

ジャガイモは嫌いなら食べないと決めるのも良いでしょうし、
たまには味わってみるかというのも良いでしょう。

ところが、繰り返し、いずれもどちらが正しくて間違っている
ということではありません。

世の中の不和は、概ねこのような関係性を俯瞰視できないことによるもので、
どちらが正しくどちらが間違っているか、
あるいはどちらが優れていてどちらが劣っているか、
白黒はっきりさせたいという心理的な駆り立てによって生じています。

問題は時間にきっちりしている人がいることでもなく、
時間に頓着が無い人がいることでもありません。

互いに自己正当化がはたらき、
相手への、そして自分自身への理解が薄く寛容になれないことです。

時間にまつわる私の個人的な経験をシェアしますと、
日本国内でも地域によって、時間に対する姿勢が違うように感じます。

沖縄では、講演が始まる10分前になっても会場に人が集まらないことは
ざらですが、時間になると席が埋まります。
ときには10分遅れで満席になることもあります。

東北では10分前には殆どの人が席についています。

それでも講演自体は機能しますし、参加者の人生も機能しているのです。

友人にほぼ毎回の約束に20-30分くらい遅れてくる人がいますが、
そのことに対して「不誠実だ!」「私の段取りを狂わすとんでもない人間!」
とイライラすることもできれば、決別することもできます。

しかし、単に「それが相手のニーズなんだな」と理解することもできます。

時間の価値観は違っても、私はその友人を人間として好きなので、
うまくつきあいたいと思っています。

ですので、その相手と約束するときは、
20ー30分前倒しで約束をするように心がけています。

もし相手が時間通りにきたら20-30分のゆとりができますし、
遅れて来ても予定通りです。

対人交流をするときに、
何が正しいかとか間違っているという価値感からではなく、
何が機能するかな?という視点から関わってみると良いと思います。

ちなみに、私が本日から出張するイタリアは
電車が20ー30分遅れても誰も文句を言わないそうです。

イタリアに留学していた友人は、
講師が2時間遅れてきて何も無かったように授業が始まったと言っていました。
それでも地球は回っているのですね。

無理に変わろうとせず、
自分も相手もそれぞれのニーズがあるということを受け入れてみてください。

まずは、自分にやさしくなってあげてください。

PS
★自分と相手に慈悲を育む
ー チベット仏教僧侶・ダライラマ法王主治医
Dr. バリー・カーズィン来日イベントのご案内★
(川畑のぶこも登壇)

【1】11月3日(火・祝)10:00 -17:00[1-DAY]
ハートシェアリングフォーラム
『共に病に臨みいのちの大切さを知る私たち』
※どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申込み ⇒ 【 http://peatix.com/event/113683

【2】11月7ー8日(土日)[2-DAY]
『幸せの処方箋』慈悲を養う瞑想研修会
※どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申込み ⇒ 【 http://peatix.com/event/113762

150824

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

5月の終わりから 6月にかけて、無料のオンラインセミナー3回講座をしました。
(受講くださった皆さん、ありがとうございました!)

手前味噌ながら(笑)かなり充実した内容をお届けすることができました。
お陰様でとても大きな反響があり、「もっと知りたい」「これについてはどうなの?」
とたくさんのお声をいただきました。

これは本当にうれしいことで、そうであれば、
もっと教育的な内容で講座の製品を作ろう!という話になりました。

そして、それならば、実際に皆さんが抱えている悩み、リアルな事例を
ケーススタディとして盛り込もうということで、
3回講座をご受講くださった方の中からご自身の事例を提示してもよいという
20余名の方に、計6回にわたって、お話を聞かせていただくことになりました。

今日はその第1回目。
今まではオンラインやメルマガでしかつながっていなかった皆さんに、
実際にお目にかかれるうれしさと、皆さんのご好意に感謝する気持ちでいっぱいです。

今回の製品企画については、後日あらためて事務局から案内させていただきますので、
ご興味のある方はぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

さて、本日のご相談者は、
「職場で毎日イライラする自分が嫌です」という50代の女性会社員の方です。

「構造設計の職場で20人程度。経理、総務の仕事と雑用を全部任されています。
社内の人は、朝あいつさしても声が小さく、あいさつしない人もいます。
若い社員の掃除当番はありますが、無視する人もいて、お願いしても反応がありません。
社内で報告連絡、整理整頓、気の利く人は2〜3人くらいです。
この自分と違う感覚が受け入れられずに病んでいます。
どうしたら毎日ご機嫌に暮らせますか。」

というご相談です。

とても真面目な方で、いろいろなことに誠実に対応されているのだろうな
ということが伝わってきます。
きっと仕事のできる方なので、周りからもいろいろなことを依存されてしまう
のではないでしょうか。

お茶くみやゴミ拾いが苦痛ということですが、
もし、それらの仕事を低く見ていて、それをしている私は低い立場だ
というような信念が働いているのであれば、まずはそれを取り除くことです。

そして、これをする人もいればしない人もいるということに関しては、
ふさわしい方向性を「提案」してみてはいかがでしょう?

思ったことを飲み込まずに、また批判せず、不平不満を言わず、
健全に提案してみる。

キーワードは「健全なコミュニケーション」です。

また、あいさつに関しては「価値観」が関係してきます。
人それぞれ価値観が違う世の中、ある程度の割り切りも必要です。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/b6w0C5LIcsQ

 

PS
「自分と違う他人の言動が気になってイライラしてしまう」
「常に気がかりなことがあって、機嫌よく暮らせない」、、、
そんな方には、こちらのプログラムが役立つかもしれません。

http://123direct.jp/tracking/cr/Pl2OCD8S/200715/14547363

 

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先日、サイモントン療法のセラピストで仕事仲間の
あずみゆきこさんと等々力渓谷に行ってきました。

車の往来が激しい主要幹線道路(環状八号線)を歩き、途中、
渓谷への入口から階段を下っていくと、そこは別世界。

鳥がさえずり、川のせせらぎが聞こえ、
都会のオアシスとはこういうことを言うのだと思いました。

先月は多忙を極め、ずっと風邪気味で、
この日も咳が続いており、軽い頭痛と肩凝りもあったのですが、
渓谷へ踏み入ったとたん、全て消えてしまいました。

1時間ほどの散策の後、等々力不動尊でお参りもし、
この日を境に体調が好転しました。

西洋医学の父・ヒポクラテスは
「自然から離れると病気に近づく」と言ったそうですが、
病気になったときは自然に還ることがとても大事なのだ
ということを体験しました。

さて、今日のメルマガでは、
「母親との上手な付き合い方」についてのご質問にお答えします。

心配症の母親のプレッシャーから解放される方法を教えてほしい、
という方です。

シンプルなテーマですので、いろいろな捉え方があるかと思います。

この方にとってどんぴしゃりの的確なアドバイスができるか
分かりませんが、今まで私のカウンセリングルームにいらっしゃった
方々のケースと併せながらお答えしていきたいと思います。

一般的に、男性と女性とでは、
母親との付き合い方がずいぶん違うようです。

カウンセリングの現場で、
男性から「母親との付き合い方」についての相談はあまりなく、
ほとんどの場合、女性が悩んでいらっしゃいます。

私には兄と妹がいますが、兄と母との付き合い方と、
妹や私と母との付き合い方とは違います。

親子関係でのキーワードは「距離感」。

息子と母親との距離感。
娘と母親との距離感。

娘(女性)は、母親との距離感が短いからこその悩みが出てくる
ようです。

そして、「価値観」。

母親には母親なりの幸せの価値観が、
子には子の価値観、生き方がありますね。

「距離感」と「価値観」
それぞれどのように捉えていけばよいのでしょう?

続きは、Videoでお話ししています。

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Ruderer in der Abendsonne

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――――――――――
【Q】35歳の息子とパートナーの将来について

35歳の息子は、自分の夢・目的を持ち
現在パートナー(大学時代の同級生)と生活を共にしています。

アルバイトの息子と正社員で働いている彼女、3年になります。
世間体では、昔の同棲でしょうか。

夢に向かいコツコツと努力をしている息子、
とはいえ将来が見えない35歳。
安定した職業に、きちんと入籍を…と周囲から見られ、
親としてけじめを付けさせるべきだ、なぜ、そうさせないかといわれます。

また、結婚の形にこだわり、内縁関係でいいのか、子供はいらないのか…と。

私たち夫婦は、安定した生活・入籍・子ども・将来はもちろん気がかりですが、
二人の問題だと思っています。

親の気持ちは伝えるが、答を出すのは二人。
幸せは二人が作っていくもので、傍から見える幸せを押し付けたくない
と話しています。

夢の実現を応援し、ともに生活してくれているパートナーに感謝し、
二人がどのように生き方をしていくのか見守りたいと思っています。

これは、親としてはおかしいでしょうか?
友人との価値観の違いに唖然としています。

【60代 主婦 匿名希望】

――――――――――――――――――――

FROM 川畑のぶこ

【A】
35歳の息子さんの不安定な職業に結婚問題。

安定した職業につき、結婚したのなら、
人生の目的である幸福を体験することが出来るでしょうか。

まず、周囲の意見が気になるということに関して、
周囲の人々は息子さんのパーソナリティや幸せの価値観を
深く理解している方たちでしょうか。

その上で、職を変え結婚した方が息子さんが幸せになれると
アドバイスしているのでしょうか。

その人たちは、息子さんのモデルになるような幸せな人生を
生きていらっしゃるでしょうか?

そうであれば、それらの意見に耳を傾けるのは
価値があるかもしれませんね。

無論、だからと言ってその人たちの価値観が息子さんにとって正しい
ということではありませんが、参考にはなるでしょう。

もし彼らがいわゆる「一般論」をかざしてジャッジしているのであれば、
「自分なりに生きる」ことよりも「一般的に生きることが幸せ」という
価値観の人たちもいるということを、しなやかに受け止めて、
果たしてそれが息子さんに合う価値観なのかどうか
振り返ってみてはいかがでしょうか。

安定ということに関しては、パートナーと助け合いながらバランスが
とれているのであればそれで良いという考え方もあるでしょう。

パートナーと別れて不安定になって、これではいけないと思ったので
あれば、そこから変化を起こすことも可能でしょう。

息子さんは決して何もせずにフラフラしているのではなく、
夢に向かってコツコツと努力をしているわけですからね。

素晴らしいことではないでしょうか。

親は子どもに苦労や失敗をしてほしくないと臨みますが、
子どもには失敗や苦労をする権利があります。

親たちがそうであったように、それらの経験からいきいきと学び、
賢く自分自身の人生を切り開く権利があります。

親や周囲はその権利を奪うことは出来ません。

周囲は色々というでしょうが、
息子さんの人生の責任をとってくれるわけではありあせん。

ただし、相手にも相手なりの価値観で生きる権利があるのも
また事実です。

ですから、その違いに過度に反応せず、
自分たちにとって好都合ではないけれども、
そのような人も世の中には存在するし、
そうであっても、自分の人生も息子の人生も機能する、
よってそのような価値観があってOKと、
しなやかに受け入れるが吉でしょう。

周囲の言うことを流すことができず、過剰反応している場合は、
ご自身の中に存在する彼らと同じ価値観が刺激されてのことと
思いますが、そうであれば、もういちど「幸せってなんだろう?」と、
静かに、そして丁寧に振り返ってみることをおすすめします。

自分の幸せと相手の幸せは違っていてOKと、
どちらかが常に正しい必要はないのだと、
心底受け入れることができたのなら、
母親が周囲の意見に煩わされることも無くなるのではないでしょうか。

失敗しないことが幸せではありません。

失敗を恐れずに自己実現にチャレンジし、
たとえ失敗しても、それを学びとしてしなやかに人生を切り開けた
のであれば、そこに幸せの体験があるのではないでしょうか。

がんの臨床で、もし今日が人生最後の日だったらという問いを
投げることがあります。

後悔することのトップは
「周囲を気にしすぎて自分を大切にしなかったこと」
が挙げられます。

もう一度人生を送ることができるのであるとすれば、
真に大切なことは何かとの問いには
「自分に素直に正直に生きる」
というものが最も多く挙げられます。

どうぞ、参考にされてください。

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――――――――――
【Q】私の子育ては間違いでしたか?

高三男子・高一男子・小六女子の母親です。
フルタイムで働き、保育所や実家の両親に助けられて
子育てと勤務と家事をしてきました。

何とか両立して続けてきたのですが、実はどれも中途半端
ということがこの一年で形となってきています。

夫はまじめで厳しく(時間にも結果にも)、
中途半端な結果となった子どもの学業や生活に
怒りを隠せなくなっています。

早朝5時半起床、学年で◎番以内でならなければ
部活をやめさせる、守れないときは坊主になれ・・など
マイルールを決め、家族が守れないと怒り、
怒鳴ることも多く、従っている状態です。

モラルハラスメントの状況と考え
「怒鳴らないでほしい」と訴えるのですが、
「正しいことを言っているのを守らないのがいけない。
怒鳴らせているのはお前たちの方だ。
ちゃんとしてれば怒らない」と言われ反論ができません。

子どもの生活態度(片付けや早起きができない)や
成績が規準に及ばないことを指摘され
私も仕事をやめるよういわれますが、
子どもが幼いころから忙しさにかまけていた負い目がある
ため何も言えません。

高校3年生はほぼ浪人が決定し、
小6も中学受験に良い結果が出せませんでした。

今問題なのは高校1年男子です。
昨年の高校受験は地元のトップ高校の受験をするよう
親から言われましたが、成績が及ばないこと等で
その高校へは行きたがらず、他の高校を志望し合格しました。

文化部に入部して熱心に活動しています。
しかし、起立性調節障害と考えられる頭痛や吐き気で
休むことが多く、成績も底辺まで落ちてしまい、
履修単位も足りなくなる可能性がある状況となっています。

一方で男親から「志望校のランクを下げたから
トップグループに入らなくてはならない。
50番以内でなければ部活をやめさせる」と入学直後に言われ、
順番の締め付けが時とともに厳しくなっています。
欠席しがちなことも成績が芳しくないことも隠している状態です。

先日、テスト結果提出を責められて
自分で偽造した順位結果を男親に渡していました。
部活を続けたい、責められたくない気持ちがわかるだけに、
子どもが間違ったことをしたことを私は注意できませんでした。

偽っていることが判明した時、男親がどのように怒り、
罰を与えれるのか、恐ろしいです。
家から追い出されても構わないとも思いますが、
その時、小6の子はどうなるのか・・。

相当なストレスがかかってしまっている子どもを守りたい、
しかし間違ったことをしている、
やり直すためには私は仕事を辞めるべきなのか・・
何をすべきかわからなくなっています。

長い文章で申し訳ありませんでした。

【匿名希望様 49歳 医療従事者】

――――――――――――――――――――
FROM 川畑のぶこ
A:
保育所やご実家のご両親に助けられながらの
3人の子育て、よく頑張ってこられましたね。

子育ては人の手を借りること無しにはできません。
保育所やご両親には感謝ですね。

父親の理想通りではないにしろ、お母様ご自身がここまで
「その時点でのベスト」をつくしながら一生懸命やって
きていることは間違いないと思います。
そのことを認め、どうかご自身を褒めてあげてください。

さて、これまでを振り返って今後どうするかということ
に関しては、どうするべきかと考えるより、
ご自身がどうしたいかということを軸に考えてみること
をおすすめします。

子育てに「正解」を見つけることは安易なことではなく、
全ての子どもにとって、また全ての親に取って、
これが正解というものも無いでしょう。

あるとすれば、愛を持って育てる、ということにつきる
のではないでしょうか。

無論、愛は甘やかしではありませんし、愛の表現は
人それぞれ違うでしょう。
ただし、正論をかざして、他人の権利を奪うことを
してはいけません。

「成績がトップであることが正しい」という父親の論理は、
あくまでも個人的なものであって、本当にその論理が
家族の全てや世の人々の人生を豊かに幸せにするかという
視点ではNOなのです。

父親からすれば、
「将来苦労して欲しくない。幸せになって欲しい」という
気持ち、すなわち彼なりの愛の表現かもしれません。
ただし、それが我が子にとって正解かどうかはわかりません。

あくまでも「我が子のケース」「我が家のケース」を
丁寧にみていく必要があります。

人生の目的は幸福を体験すること。
この視点に立ったときに、どの選択が正しいのか、
振り返ってみていただきたいです。

ご自身の怖れは「父親の言う通りで、成績が芳しくないのは
私の育て方が間違っていたから」と思いにあるかと思いますが、
それは心のどこかでお母さんご自身も
「成績がトップであることが正しい」という父親の非合理的な
価値基準を採用してしまっていることによってわき起こってくる
罪悪感でしょう。

事実は、世の中には成績の良い人もいればそうでない人もいる。
ただし、成績が良い人間だけが幸せになるわけではなく、
成績に関わらず、子どもはそれぞれの豊かで魅力的な個性を
もって、それぞれの人生を切り開く能力を生まれながらにして
持っている。

彼らなりに幸せに生きることは可能だ。
ということが事実で健全ではないでしょうか。

「私(たち)」のケースはいったい
何が健全かといまいちど考え直してみて欲しいと思います。

また、人生における大切な判断を下すのに逡巡した結果、
どうしていいか分からないときには、頭で答えを出そうとする
のではなく、心で答えを出してみることです。

どうか母親の直感を使ってみてください。
直感とは知性以外からくる叡智です。

* * * * * * * *
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Purple Lavender and Yellow Flowers

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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【Q】非協力的な夫に限界です

夫・娘二人の四人家族です。
娘たちはそれぞれ精神疾患を抱えています。

夫は子育ては全て私任せで
不登校になったときも、学校はおろか、
カウンセリングに一緒に行ったこともありません。

自分の親のためなら会社を休んでも、
私が大怪我をしたときも、娘たちが大変だったときも、
一回も会社を休みませんでした。

今も、病院に同行するのも家族に会に行くのも
病気の勉強会に行くのも私だけです。

何の話だったのか聞きもしません。
むしろ聞きたくないと言われました。
自分は自分で勉強しているそうです。

一緒にいても孤独感しか感じません。
いっそのこと何もかも投げ出したくなります。

最近は、昔に言われた嫌なことを次から次に思い出し、
怒りで爆発することもしばしばです。

娘たちの病気のために悪いことは分かっているのですが、
夫を許せないと思う気持ちが続きます。
我ながらしつこいなと思います。

夫は私より忍耐強く子どもには接しています。
それは以前より変わってきたと思います。

夫が変わるよう働きかけるのにはもう疲れました。
私が変わるしかないのでしょうか・・・。

でもどうすればよいでしょうか?

川畑先生 よろしくお願い致します。

【60代 パート 匿名希望】

―――――――――――――――――
FROM 川畑のぶこ

【A】結婚観の摺合せのないまま結婚し、
その後数十年共に暮らす。

その間お互いに、あるいは片方がずっと忍耐を続け、
ある時点でその忍耐も限界に達してすべてを投げ出し
たくなるというのは珍しいケースではありません。

とくに、大きな病気や怪我、また事件や事故などの、
人生でも比較的大きな出来事において、
このような問題は浮き彫りになりやすいですね。

このようなときに、夫婦が直面することを避けること
なく、意を決してフォーマルな話し合いの場を持ったり、
夫婦カウンセリングをするなどして、価値観の摺合せ
をしてみると、それはお互いの勘違いや理解不足で
起こっていると気づくことも多いものです。

妻の思い通りのかたちで、夫は家族のことを理解したり
協力したりしていないにせよ、
夫なりに(時として妻の好まない形で)家族のことを
理解していたり、協力していたりすることがあります。

それでも、「彼なりに思いはあったんだ」ということ
が確認できると、安心感につながるものです。

男性は女性に比べ、問題を解決するときに、
人に頼らずに自分自身で解決に挑むという人が多く、
相手が問題を抱えているときにも、自分がして欲しいように、
すなわち、自己解決するのに任せる、という姿勢をもつ人
が多いものです。

それはある種、尊重の姿勢でもあるのです。

一方、女性は率先して周囲と相談したり助け合ったり
しながら問題解決することを好む人が多く、
相手にとってもそれが良いと思っていることが多いため、
相手の「任せている」姿勢を「放棄」ととらえてしまう
ことがあります。

それぞれの問題解決のパターンや、コミュニケーション
スタイルの好みを把握しておくことは、
すれ違いを減らしたり無くしたりするために大切な
プロセスとなってきます。

まずは、頭にきた時の流れからではなく、普段の冷静な
とき、またできれば比較的互いの機嫌が良い時に
フォーマルな話し合いの時間を設定することをおすすめします。

できれば、話し合いの時間もあまり長すぎず、
20-30分の時間で設定し、話し合いの要点をまとめておく
ことをおすすめします。

もちろん、本当に相手が家族関係や夫婦関係を放棄している
場合もあるでしょうし、そうであれば、見過せる問題では
ありませんので、夫婦関係を継続するのか否かを含めて
検討していくことが大切になってくるかと思います。

相手が「いかなる状況下においても」話し合い自体をしたく
ない、という姿勢を決めているときは、夫婦関係そのもの
について考え直す機会でもあるかもしれません。

ただし、まずは、自分自身のエネルギーを整えたうえで、
機嫌よく話し合いの提案や、話し合いそのものをすること
を心掛けてみてください。

自分のエネルギーを高めるためのポイントとしては、
夫と別居や離婚となったなら、
どのように自分自身を満たしていけるか?
という問いに対する答えを、今日から始めることです。

夫が居ても居なくても、自分自身のニーズを満たせることが
わかると、問題解決も楽になってくるはずです。
中には忍耐や無理をやめて、自分を満たす生き方をしはじめたら、
離婚する必要すら無くなったというケースも多々あります。

相手そのものの問題ではなく、相手に対する期待や依存心が
強いことがストレスの原因のこともあるのです。

まずは、相手が思い通りになることで満たされるという姿勢
を手放し、相手がどうであれ、自分を満たすための時間や場
を出来る限り確保することから始めてみてください。

* * * * * * * *
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