本日は、川畑のぶこからの春のメッセージ
と特別なご案内をお届けします。
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FROM:川畑のぶこ
桜の便りが届き始めるこの季節、
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
新しい始まりへの期待の一方で、
ニュースから流れる不穏な社会情勢や
物価の高騰、あるいは
鏡を見るたびに感じる年齢の変化など、
正体のわからない「漠然とした不安」
に心が揺らぐことはありませんか?
今日は、そんな不安の波に飲み込まれ
そうなときにこそ思い出してほしい、
私の大切な二人の師のエピソードを
お話しさせてください。
今から25年前、
2001年9月11日の翌日のことです。
アメリカ全土が未曾有のテロの衝撃に震え、
ロサンゼルスの街も言いようのない
混乱と恐怖に包まれていました。
世界が一変してしまったかのような
重苦しい空気の中、私は、
予定していたセーリング・セッションは
当然中止だろうと思い、
師であるカール・サイモントン博士に
電話を入れました。
ところが、受話器の向こうから返って
きたカールの言葉は、
あまりにも静かで、意外なものでした。
“Why not ?” (なぜ?もちろん行くよ)
呆気に取られつつも、
近所マリナ・デルレイにある
ヨットハーバーへ向かうと、
海の上には私たちの他に誰もいません。
驚くほどのベタ凪、
そして吸い込まれるような快晴。
最高のセーリング日和でした。
世界中がパニックに陥り、
悲劇的なニュースが駆け巡っていると
いうのに、カールは一言も
テロの話題を口にしませんでした。
彼はただ、ひたすら波と向き合い、
風を読み、帆と対話をしていました。
いつもなら
セーリングの技術を教わりながら
ミーティングをする習わしでしたが、
その日の私は、言葉を超えた
もっと大事なものを学んだ気がします。
「外側の世界がどれほど激しく
揺れ動いていても、
自分自身の真ん中にある『静寂』は、
誰にも奪わせない」
カールのあの背中こそが、
私が目指すべき「最高の安心」の体現
だったのです。
このエピソードを思い出すとき、
私の中でもうお一人の
大切な先達の姿が重なります。
カール・サイモントン博士と
深い魂の交流を持たれていた、
日本ホリスティック医学協会名誉会長で、
90歳にして現役医師の帯津良一先生です。
帯津先生と私のご縁もまた、
26年(四半世紀)に及びます。
かつて帯津先生は、私の著書に
寄せてくださった推薦文の中で、
初めてカールに会った時の印象を
こう綴られました。
「彼の口から景気のいい話は
一切出てきません。
このことから、
『現場の人だな』と思いました。
現場で、いつも心底苦労している人
というものは、決して断定的で
景気のいい話はしないものです。
つまり、歯切れがよくないのです。
その歯切れのよくない話を
聞いているうちに、彼の眼の中に、
哀しみが宿っていることに
気がつきました。
精悍な風貌の中にある哀しみ──」
帯津先生は、カールが単に
「明るく前向き」なだけの人ではない
ことを見抜いておられました。
何万もの「いのち」の現場に立ち、
死の淵にある方々と向き合ってきた
二人だからこそ分かち合える感覚。
それは、
「明るく前向きな心ほど
脆いものはない」
という厳粛な事実です。
帯津先生はこう続けます。
「人は、哀しみの大地に
希望という木々を育てて生きます。
希望が達成されたとき、心がときめく。
ときめきが重なると、
人は放っておいても
明るく前向きになります。
この明るく前向きな哀しみから
出発しているからこそ、
人はそれほど脆くはないのです」
90歳を迎えられた今も、
現役医師として「攻めの養生」を
説き続ける帯津先生。
講演も毎回スライドも使わず、
原稿も読まず、立ったままで
与えられた時間ぴったりに、
心打つお話をしてくださります。
内容もさながら、私は毎回
帯津先生のその姿勢に
インスピレーションを得ます。
先生の存在そのものが、
まさに「ときめき」という
生命エネルギーの塊です。
私たちの周りには、これからも
不安の種は尽きないかもしれません。
しかし、カールの示した
「Why not ?」の不動心、
そして帯津先生が説く、
哀しみを受け入れながらも
細胞をときめかせる「養生の智慧」
を知っていれば、
私たちはどんな波も
自分自身のリズムで乗りこなして
いくことができると感じています。
そして今回、尊敬する帯津良一先生
と共に登壇させていただく
ありがたい機会を得ました。
帯津先生と私とで、医学と心理学の
両面から、ホリスティックに
人生と健康にアプローチします。
一時的な解決策ではない、
一度根を下ろせば誰にも奪われること
のない「一生モノの智慧」を、
ぜひ受け取りに来てください。
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【帯津良一×川畑のぶこ講演会】
90歳の現役医師・帯津良一と川畑のぶこが
いくつになっても健康で元気に過ごす
生き方についてお伝えします。
「豊かな日常をつくる
ホリスティック養生訓
─ 心から健やかになる暮らしかた ─」
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