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Q:初めまして

私の悩みは父です。
人の粗を探し 噂話や同じ話を何度もし、
他人のことは悪くいう、自分の現状にも不満ばかり。

そして、時には母や私にも癇癪を起こして当たり散らします。

自分の思い通りにならないとイライラを振り撒いて
なのに悪びれる事なく
『かわいんぼで育ったから』
と自分は可愛がられて育ったと自分を正当化。

父に嫌悪感しかありません。

【なないろ・30代・ボランティア】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

自分の親に対して嫌悪感を持たなければならないのは辛いことですね。

私たちは、家族ほどに大切なものはないと知っています。

ところが、近い人間であればあるほど、遠慮がなくなり、
感情的に接しやすいのも事実です。

身内だと「わかってもらえる」という甘えが出てきてしまうのでしょう。

それが、適度に距離がある人間であれば、敬意をもって接したり、
たとえネガティブな感情が湧いてきたとしても、
冷静に対応したりできるものです。

そして、適度な距離というのは相手が家族であっても一緒です。

なないろさんがお父さんの言動が気になるのも
距離が近すぎるせいかもしれません。

言い換えるなら、このような出来事やなないろさんの抱く気持ちというのは、
そろそろ親と適度な距離をとりなさいというサインかもしれません。

なないろさんは
親との同居から卒業して生活することを考えたことはあるでしょうか。
もしなければ、それを考える時なのかもしれません。

もし、ご両親あるいはお母様のことが心配で
ずっとなないろさんがそばにいて
ケアし続けなければいけないと考えているのであれば、
その姿勢を見直す時期かもしれませんね。

親のケアは必ずしも常に同じ家にいることでしか果たせないわけではありません。
適度な距離をとりながら、ケアすることも可能です。

物理的な距離ができると、心理的にも適度なゆとりができて、
お互いに敬意をもって接しやすくなります。

お仕事がボランティアとのことですが、
もし、なないろさんが、経済的な課題もあって
現在ご両親と同居されているのであれば、
その課題を必要な時間をかけて克服していくための
試練のときでもあるかもしれませんね。

経済的な自立と適度な距離で
親子間のバランスがとれることもありますので、
ぜひそのことを意識して関係性を構築されていくことをおすすめします。

この出来事を、お互いの関係性を健全化するための
よき転機と受け止めてみてください。

ーーー

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心理療法家でサイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこによる、皆さんからの質問へのアドバイスや、メンタルの整え方、実生活に役立つ心理学のお話。日本における「サイモントン療法」の第一人者であるほか、「断捨離アンバサダー」としての顏も持つ川畑のぶこ。この2つのメソッドをベースに、一般の方のストレスマネジメントやメンタルケアについて、わかりやすくお伝えしています。

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181203

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★★2019年頭企画「なりたい私」大募集!!★★

ビデオ内、川畑からのコメントおよびメール最後の
募集記事をご覧いただき、ぜひぜひお寄せください!
=======================

今日は、くまたんさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
私の中の捨てたいものは、多量のぜい肉です。今年こそダイエットすると
毎年宣言していますが、いつも三日坊主で終わってしまいます。

もともと自己肯定感が低い方なのですが、さらに太っていることが
コンプレックスになって、本当に自分に自信がありません。

痩せていたら、もっとオシャレできるのになーとか、子どもに
こんなお母さん恥ずかしいと思われているんじゃないかな、とか
思ってしまいます。こんな自分を変えたいです。
~~~~~~~~~~~

なんだか、私も身につまされる思いで読んでいましたが(笑)、ダイエット、
減量ですね。英語だと「ダイエット」というと食事療法になりますが、
ぜい肉を落としたいということなので、おそらく減量だと思います。
減量しようと思ったときに、三日坊主で終わってしまうのですね。

うんうんと頷きながら聴いている人もいらっしゃるのではないかなと
思います。私も頷きながら聴いています。

三日坊主で終わってしまう理由というのは、きっとモチベーションが維持
されない、やる気が湧かないということだと思うのです。

自分自身に自己動機づけをするのって、すごく難しいですよね。
何か差し迫った理由や期限でもない限り、私たちなかなか行動しませんし、
それよりも本当にやるべきこと、やる必要のあることというのが、日常生活
の中にはたくさんあります。

主婦といっても、やることは本当にたくさんあると思いますから、
自分のために時間を使うよりは、家族のために、家事をしたり、
外に出て買い物をしたり、、、そのようなことに時間を使ってしまうのでは
ないでしょうか。

そして、やっと時間ができれば、「ちょっとリラックスしたい」となるわけですよね。

ここで例えば、家事をするように、洗濯をするように、買い物をするように、
「減量」のための時間を入れるとなると、やはり、強制力というものが必要に
なってくると思うのです。

強制力、、、どうしたらいいのでしょう? 

続きは、ビデオでお話しします……

====================
★★2019年頭企画「なりたい私」大募集!!★★
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「ココロの学校」ビデオメルマガでは、現在、
「なりたい私」というテーマでご相談を募集しています。

あなたは、2019年、どんな自分になりたいですか?
そのためには何が必要でしょう? 
どんな生き方を志せばよいのでしょう?

「なりたい私」「こんな私になってみたい!」について、
ぜひ川畑のぶこに教えてください!

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Q:いつも川畑先生のメルマガを拝見して、
参考にさせて頂いております。

本日ご相談させて頂きたいのは、27歳になる長男の事です。

息子が発達障害なのか、精神障害なのか、鬱なのか、
それとも何か心の病気なのか…
何処で受診したらいいのかが分からないまま、
時間だけが流れて行きます。

大学中退後、3年間引きこもりでしたが、
もう一度挑戦したいと申しまして、
遠回りしましたが志望校に合格し
今度こそ頑張ってくれると思いました。

それでも途中で大学へ行かなくなり、
中退しろ、と主人が言うと、泣きながら卒業したいと申します。

その頃受けさせていたカウンセリングの先生からは、
本人が9歳の時から中学生の間に受けた壮絶ないじめがトラウマとなり、
それが今現在の人間関係構築にも影響を及ぼしている事。

その過去に遡ってその時の彼の心を解きほぐす事から始めなければ、
先へ進む事が出来ないので、少し時間はかかるが、
確実に好転しているから信じてあげてほしい。

つい最近も、誰も居ない公園で、今までにない位に20分くらい大泣きした。

どうして何をやっても続かないのか?
このままではいけない…という事を誰よりも本人が感じ、
悩み、苦しみ、自分を責めている。

時間はかかるが、家族の愛情が一番の治療薬です。
と言われました。

留年しながら今も大学へ行っておりますが、
毎日毎日ゲームばかりしており、私自身が精神的に参っております。

息子は私の言動で、心が壊れてしまった。
鬱ならどんなに楽かわからない、と申します。

カウンセリングの先生の言葉を信じながらも心の中で息子を責め続け、
傷つけて息子の芽を摘んでしまったのは他ならない私なのだ…
と毎日自分を責めております。

どうぞアドバイスをよろしくお願い致します。

【ナム・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

27歳の息子が学校へ行かずに毎日ゲームばかりしているところを
目にするのは親として辛いことですね。

もちろん、いちばん辛いのは息子さんご本人ですが、
母親にとって愛する我が子が苦しむのを目の当たりにしていれば
親もやがて心理的に病んでいくことがあります。

そのような意味からも、家族は第二の患者のようなものでもあります。

息子さんは怠慢だったりやる気がないのではなく、
やる気を出したくても出せない状態にいるのでしょう。

トラウマというのは、このような状況を生み出すものです。

いじめの被害者であれば、おそらく「自分は自分のままではいけない」
という無意識の強い刷り込みがされているでしょう。

そうであれば、彼が、自分は自分のままで良いと肯定できるような
安全で安心な場を確保するのは何よりも重要になってきます。

このことを家族が深く理解し、温かく見守ることは
大きな課題となるでしょう。

他人との比較から、普通に大学に行って普通に大学を卒業して、
普通に就職してほしいというのは親の願いかもしれませんが、
ときとしてその姿勢が、普通でない自分は
ダメで受け入れられないという気持ちを強化させてしまいます。

「大学に行けば(卒業すれば)安心」というメッセージが伝わるのは
逆効果かもしれません。

そうではなく、愛するあなたが辛いことがナムさんにも辛いということ、
大学に行こうが行くまいが、周囲がどう言おうが、
ナムさんにとって息子さんは唯一無二の大切な存在で、
息子さんが息子さんらしく幸せに生きてくれればよい。

そのためにナムさんも支援するというメッセージが伝わることが
大事ではないかと思います。

幸い、信頼できるカウンセラーがいるようですので、
カウンセリングをトラウマケアを続けつつ、
彼なりのペースやタイミングで前進するのを待つのも大事かと思います。

ただし、カウンセリングだけでなく、
精神科にも相談に行かれるのが良いでしょう。

神経学的な問題で、薬物療法が功を奏することが多々ありますし、
正確な診断と治療やケアを受けることは、
息子さんの苦しみの低減につながるでしょう。

また、精神科などには、サポートグループという、
同じ状況の者同士があつまり、語り合う場などの情報なども
提供してくれることが多いので、
そのような場を活用することもお勧めします。

息子さんが、苦しいのは自分一人ではなく
自分の状況を理解してくれる人がいると感じられることは重要です。

このような絆は癒しを促進させるでしょう。
いきなり精神科を受診させるのに抵抗があるなら、
まずは市町村の福祉課に相談するのも良いでしょう。

抱え込まずに、サポートの輪をどんどんひろげてください。

ーーー

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今日は、みいさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつもメルマガ拝読しております。
「捨てたい私」というテーマと知り、捨てたいところを考えるといろいろ
出てきて、全部捨てたら私がなくなってしまうのではないかと思うほどです。

アプリのゲームがやめられず寝不足になってしまう私、嫌な人の不幸を
願ってしまう私、等々。捨てたい私はたくさんいるのですが、
今一番捨てたいのが、人のことを気にし過ぎて落ち込んでしまう私です。

特に職場の人に対して、嫌われるのではないかとビクビクしている私が
います。何か気の利いたことを言わなきゃと感じたり、 逆に、
こんなこと言って図々しいと思われたんじゃないかと思ったり。
人の顔色を見て一喜一憂している私がいます。

たまに、人づきあいなんて面倒だから喋らないでいた方が楽かなと思う
こともありますが、一人は寂しいです。一人は寂しい。けど、人といると
緊張してぎこちなくなっている私がいて、多分、他の人も居心地悪いのでは
と感じます。特に、仲良くなりたい人といると緊張します。

こんな私ですが、アドバイスいただけると嬉しいです。
~~~~~~~~~~~

みいさんは、周りに気を配る、配慮するなど、おそらく常に自分よりも
相手のことを優先するパーソナリティなのでしょう。みいさんと一緒に
いらっしゃる人々は、ケアされている、配慮されている、あるいは
リスペクトされていると感じられることが多いのではないかなと思います。

ただ、みいさんも気にされているとおり、それが過剰になると周りも
ギクシャクするんじゃないかなと、それは確かにあるかもしれませんね。
あまりにも気を使われすぎると、逆にこちらも気を使ってしまうので、
お互いに気疲れしてしまういうことは出てくるかもしれません。

これがおそらく、みいさんが捨てたい部分なのでしょう。

私たち人間はみんな寂しい動物ですし、一人で生きていくことは不可能
です。人とはつながっていたい。だから私たちは良く見られようとして、
いい評価を得ようとして、相手に合わせるということを一生懸命するわけ
なのですが、じゃあ、本当に全員に合わせないと、つながりや絆は保て
ないのかと問い直してみると、答えはノーなのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:新しい環境に慣れるか不安です

いつも楽しみに読ませていただいています。

今を生きる、過去や未来に気をとられすぎないなど、
勉強させていただいて、その通りだなと思って
普段はだいぶ実践できるようになってきました。

私には夫、小学生、保育園児と私の四人家族です。

私は地方公務員としてフルタイムで働いています。

夫は研究職として働いているのですが、昇進のため
ここ1、2年のうちに他県に転職することになっていきそうです。

私は子供の時、転校、引っ越しをしたことがなかったので、
いろいろ考えてしまい、不安でいっぱいになります。

子供の心配もあります。
新しい環境になれことができるかなど、考えてきりがありません。

上の子は過敏なところがあり、慣れるまで時間がかかり、
下の子はじっとしていられないところがあります。

子供のことを知ってくれている環境で
ずっと過ごせたらよいなと思ってしまいます。

私のことは、新しい環境になれるか、もありますが、
がんばって採用された仕事を退職してキャリアが途絶えること、
子どもがまだ小さく慣れない土地に行くのに
また採用試験を受け直して
フルタイムで働くことにも迷いがあります。

まだ決まっていない未来に気をとられてしまっていて、
何かおちつきません。

知っている場所、家、いつも行くお店、職場、学校など
1からやっていく自信がもてなくって。

先生にご相談できたらうれしいです。

【おまめまま・40代・公務員】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

これまでつくりあげてきたものを手放して
新しい環境に適応していくのには、
エネルギーを要するものですね。

私たちは変化よりも現状を維持しようとする傾向がありますが、
それは今の状態を維持さえすれば、
少なくともそれ以下になることはないという
心理的防衛からくるのかもしれません。

おまめままさんも、
いろいろ考えてしまって不安になるとのことですが、
考える内容の質によって、私たちの感情は
ポジティブにもネガティブにもなります。

不安は、新しい環境に馴染めない、
また、馴染んだとしても今よりはよくならない、
などという思いやイメージから湧いてくるものでしょう。

ところがどうでしょう、今住んでいる場所は生まれた時から
おまめままさんが馴染みのあった場所でしょうか。

今の場所に引っ越してくる前も同じような不安はあったけれど、
時間をかけて徐々に適応し、人間関係や住み心地の良い場所を
つくりあげてきたのではないでしょうか。

そうであれば、おまめままさんには
新しい土地でもそのように馴染みのある人や場所を
つくりあげる力があるということです。

子どもたちも一緒です。
幼稚園から小学校、小学校から中学校と、
関わる人や場所が変わっても、
その場その場で新しい場や友達との関係をつくりあげ、
それなりに適応してきているはずです。

子どもの個性によっては、
適応するのに時間がかかる子もいれば、早い子もいます。

それも大事な個性として、急ぐ必要はありません。

もちろん、明らかにその引っ越しが
おまめままさんやお子さんたちにとって不利益や不都合をもたらす
という場合、どうしても今の場所に留まりたい場合は
ご主人の単身赴任を検討されるのも良いのではないでしょうか。

新しい土地で新たな関係をつくりあげていくことは
エネルギーを要するものの、
私たちのライフスキルを高める絶好の場でもあります。

私たちに問われるのは、変化しないことではなく、
変化にいかに柔軟に対応していくかということです。

子どももおまめままさんも、この機会をスキル向上の場として
受け止めてみてはいかがでしょうか。

新しい土地には想像もしなかった素敵な出会いや場が
待ち受けていることだってあるのです。
どうかその希望をもって、前進されますように。

ーーー

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今日は、柿の種さん(40代・自営業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
どうやら私には、すぐに「自分がなんとかしなきゃ」と思ってしまう
クセがあるようです。

特にそんなことは考えずに50年近く生きてきたのですが、
先日、とある人から、「あなたは何でもすぐに、自分がなんとかしなきゃ、
その場を丸く収めなきゃと思っちゃうでしょ? それで気がついたら
疲れちゃってるでしょ?」と指摘されました。

言われてみれば確かに、小学生の頃は、陰でいじめが横行していれば
被害者の子をなんとか救おうと子どもなりに必死に思案してみたり、
誰もやりたがらない地味で面倒な係を自ら買って出たり、
社会人になってからは、シーンと静まり返った会議の場がいたたまれなくて、
何とか自ら意見を出そうとしてみたり……。

今年4月には、息子が入学したばかりの中学校PTAで、どうしても決まらない、
誰が見ても面倒な委員を、しかも委員長を、その場の雰囲気が嫌で、
気がついたら「私やります」と言って手を挙げていました。

自分が本当にやりたいと思っているなら、いいのです。でも、困るのは、
私自身も心の底では「嫌だ」「できることならやりたくない」と思っている
のに、その場が一向に動かなかったり、皆が困っていたり不快な思いをして
いると察知すると、つい「自分がやれば済むのだ」と思ってしまうこと、
また場合によっては「無意識のうちに」自分で自分をそちらに仕向けて
しまっていること、そして後日、どっと疲れることです。

見て見ぬフリをするのではなく、でも加担しすぎることもなく、ストレスなく、
ほどよい距離感で物事に接するためのヒントを、教えてください。
~~~~~~~~~~~

柿の種さんのとても誠実で正義感あふれるパーソナリティが伝わってきます。

おそらく、こういう人がいると周りは安心できて、信頼できて、一緒にいたい
と思う人なのではないでしょうか。自分の困ったことを助けてくれたり、
助言が得られたり、周りが膠着状態になったところにもブレークスルーを
起こすような人ですから、きっとその勇気は称えられるものだと思います。
いじめられっ子を、被害者を救ってあげようという正義感あふれるところも、
人々の心を打つのではないでしょうか。

まず、私たちが「嫌だな」と思っていることを何でやるかというと、確かに
そこに労力も使っているのですが、どこかで恩恵もあるはずなのです。
得していることですね。その得している部分は何かなと、冷静に考えてみる
ことがまず大事です。

人間というのは社会的な動物ですから、繋がりや絆なしには生きていくことが
難しいです。もちろん、そんなものなくても大丈夫という一匹狼も中には
いるでしょうが、柿の種さんのように、人の嫌なことを買って出る人、面倒
臭がることを地道にやる人というのは、それなりの評価をされているものです。

そして、そのことによって周囲から信頼や信望を得、頼りにされ、絆を持てて
いるはずですので、そこは自分が「嫌なもの」と対峙することによって、
得ている恩恵はあるのだということを認めることが大事です。

同時に見ていくべきは、今度は、これを捨ててまでも自分は楽したい、嫌なこと
は嫌だと言いたいんだという勇気がちゃんとあるかどうか。ここなのです。
私たちが得たいものがある、無意識にそれを得ようとしている、でもそれを
捨ててまでも、自分の気持ちに素直で正直でいたいという、この勇気があるか
ということの問い直しをしてみるといいのです。

続きは、ビデオでお話しします……

====================
★★年末企画「捨てたい私」大募集!!★★
====================

ビデオの中で川畑のぶこからもお願いさせていただきましたが、
「捨てたい私」についてのエピソード、ご相談を募集します!

あなたは、今年、どんなものを得て、どんな自分になりましたか?
そして、何を、どんな自分を「捨てたい」ですか?

「捨てたい私」「私のこんなところを捨てたい!」について、
ぜひ川畑のぶこに教えてください!

いただいたご相談の中からいくつかを、後日配信の
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ご相談の冒頭に「捨てたい私」とご記入くださいね!

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Q:私は都内の企業で事務の仕事をしていますが、
数年前に私の部署に入ってきた後輩の態度
についてどうしたらよいか悩んでいます。

彼女は現在、私のアシスタント的な仕事をしています。

多少ミスはあるものの、普段はハツラツと仕事をしており、
さして問題もないのですが、
機嫌が悪い日は、私の指示に返事をしないとか、
ふてくされて対応するというようなことがあります。

また、影で気に入らない人の文句を言っている
ということを耳にしたこともあります。

私自身は先輩に対しては敬意を払うよう心がけており、
絶対に彼女のような態度をとることはないので、驚いていましたが、
最近は良くも悪くも慣れてきてしまっています。

彼女とは、職場でのランチだけでなく、
就業時間以外にも一緒に食事に行ったり、
飲みに行ったりすることもあります。

互いに付き合っている相手の相談などもする仲ですので、
職場で雰囲気が悪くなるのもよくないと思い、
彼女の態度が多少悪くても、逆なでせぬよう、
私が彼女に気を使っている状態です。

自分で仕事をした方が早くて正確なこともあり、
彼女の機嫌や効率が悪そうなときは、
彼女へ振ろうと思っていた仕事を
私自身が済ませてしまうことも多々あります。

ただ、このままでは彼女の成長にも繋がらないし、
私自身の負担も増えてきてしまうので、
いけないなと思っております。

私自身、どのような姿勢で
彼女に接したり対応したりすればよいでしょうか。

【31歳・ミーコ・事務職員】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

周囲との調和を重んじるミーコさんの姿勢が
伺えるご相談内容ですね。

プライベートでも時間を共にすることが多い後輩との問題となると、
その調和を崩したときの全体に及ぶ影響や心地悪さよりも、
自分が我慢することを選んでこられたのですね。

ミーコさんは、その後輩とは職場が変わったとしても
ずっと付き合っていたい相手でしょうか。

すなわち、ミーコさんの人生に大きく影響を及ぼす、
選ばれし友人となる人でしょうか。

それとも、職場が変わったなら会う頻度は薄れ、
そのうち会わなくなることも考えられる関係でしょうか。

おそらく、後輩がミーコさんにとって大切な友人や親友となる人間
であったなら、職場での態度が不適切だと感じたときに、
遠慮なく素直に思いを伝えることができる仲でもある
でしょうから、おそらく後者ではないでしょうか。

ミーコさんが仕事の責任や評価を犠牲にしてまででも、
維持したいかけがえのない友情であれば、
それはそれで価値のある選択なのかもしれませんが、
きっとそこまで深く意味のある友情でもないのではないでしょうか。

職場で友情が芽生えるのは素晴らしいことですが、
職場は本来プロジェクトを遂行することが第一の目的の場です。

友情は大切ではありますが、仕事に付随する付加価値的なものです。

後輩やスタッフの顔色を伺って、
仕事の本来の機能を失ってしまっては本末転倒です。

後輩の感情の責任は本人がとるものであり、
ミーコさんが先輩だからといって、
あるいは仲が良いからといって取れるものではありません。

プライベートなこともあり、
なんとなくなぁなぁな関係になってしまったのであれば、
毅然とした態度でそれを仕切り直すことが大事でしょうし、
ミーコさんの課題はその勇気を持つことなのかもしれません。

後輩は、ミーコさんが後輩の態度を容認してしまえばしてしまうほど、
職場や社会とはこういうものと勘違いしてしまうかもしれませんし、
それは彼女にとっても良くないことです。

もし、ミーコさんが彼女の態度に指導を入れたことで
友情に亀裂が入るのなら、それまでの友情だったのでしょう。

表面的に繕っていなければ維持することのできない関係は
真の友情とも言えないかもしれません。

波風を立てずに調和を保ちたいミーコさんかもしれませんが、
人生ときとして波風をたててこそ
その後に健全な調和がもたらされることもあります。

どうか、そのことを忘れずに
毅然とした態度で後輩に接する勇気を持ってください。

ーーー

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