160518_FB_kawabata

Q:結婚して10年です。
仕事をしたい思いを夫に伝えましたが、
子どもが小さい時は子どものために家にいてほしいと言われて諦めました。
また、自身もカギっ子で寂しかったため、
四年生くらいまでは子どもを家で迎える母になろうと思い、専業主婦をしています。

経済的には、夫の収入では間に合わない部分は、私の貯金を崩して来ました。
その金額は一千万を越え底をつき始めています。

経済的にも、もう働かなくてはならないのですが、専門職なので、
ブランクが出来たことへの不安。
経済的に余裕がないので、ずっと自分にはお金をかけないできたのに
貯金がなくなったこと。
すべてにおいて子ども優先にし続けてきたこと。

いろんな気持ちで、自己犠牲感にさいなまれていると感じます。
夫だけが時間を気にせず仕事をして自己実現して、
私の貯金と、専業主婦のサポートを受けているという、
腑に落ちない思いもあります。

夫が働いてくれるから生活出来てきたので、感謝の思いもあるのですが、
モヤモヤは生まれます。
この気持ちをどう処理したら良いか、アドバイスして頂けないでしょうか。
尊敬する川畑先生の考えを是非、よろしくお願いいたします。

【しまちゃん・40代・主婦】

―――――――――

A:
FROM 川畑のぶこ

お子さんのために自己犠牲を厭わずここまでやってこられたのですね。
お子さんも、ご主人もそんなしまちゃんに支えられて幸せですね。

4年生くらいまではお子さんを最優先にすると決めておられ、
そのことに納得がいくのであれば、
その価値は大事にされたら良いかと思いますが、
そのことで経済バランスが崩れ、生活がままならなくなるなら
やはり策を講じなければいけませんね。

今しまちゃんのお子さんがおいくつかはわかりませんが、
4年生までまだまだなら、
そしてそれでもやはり子どもと一緒にいることをしまちゃんが優先するなら、
生活を縮小させなければいけませんから、ご主人と話し合いが必要ですね。

ご主人と一緒に冷静に数字をはじき出して、
その範囲内でやっていけるか検討してみることはもっとも重要だと思います。

夫ばかりが楽をして、しまちゃんのお金を好きなように使っている
という思いがあるのなら、その不公平さをストレートにコミュニケーション
してみることも大事だと思います。

この時、怒りからではなく、淡々とそう受け止めているので改善したい
(あるいはして欲しい)と伝えてみます。
しまちゃんの大切なニーズをご主人にきちんと伝えてみてください。

おそらく、しまちゃんにとって、お子さんを優先したいことは、
働きたいことよりニーズが高いでしょうから、
ご主人に対しては節度を持ってお金を使って欲しいことを
真剣に誠実に伝えることが課題となるのかと思います。

話したところで変わらない、と思うかもしれませんが、
コミュニケーションは相手を思い通りにするためにするのではなく、
自分の思いを共有すること自体に価値があります。
たとえ、ご主人がしまちゃんの理想通りに変化しなくても、
しまちゃんの思いを理解していることは大事です。

また、お子さんのケアに関しては、自分がそうであったように、
鍵っ子で寂しい思いをさせたくないということであれば、
鍵っ子にならない程度に働くオプションもあるのではないでしょうか?

専門職なのでブランクに不安があるとのことですが、
専門職だからこそ、ブランクさえ埋めれば戦力になるのも事実です。

まずは、責任の少ない、そして勤務時間が柔軟なパートから始める
ことも可能です。
慣れてきてお子さんが4年生になった時点でフルタイムで復職することも
良いのではないでしょうか。

しまちゃんは子どもを蔑ろにしているのではなく、
子どものことを大切に思うからこそ、家庭内の様々なバランスを取り戻そうと
頑張っているのだということを忘れないで欲しいと思います。

子どもはそのことをなかなか理解できず、
自分の欲しいものを親に求めてばかりかもしれませんが、
やがて大きくなった時に自分自身の経験も重ねながら、
母であるしまちゃんの苦悩と愛を認めてくれる日が来ることでしょう。

どうかご自身のことも、お子さんを大事にするように大事にされてください。

ーーーーーー

PS
メンタルの整え方がわかる!人生が輝く!
川畑のぶこ公式メルマガ(無料)
ご登録はこちらからどうぞ♪

PPS
あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

160516

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、認知症で少々わがままなお母様との距離のとり方に悩んでいらっしゃるという
あさひ様(50代・主婦)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
実家の母のことでご相談です。

昨年6月配信の『母親との上手な付き合い方』
(http://www.kawabatanobuko.com/blog/1351)を拝見し、
私も適度な距離感を取れたらなと思うのですが、
そうもいかなくて悩んでいます。

母は現在85歳。12人兄弟の末っ子に生まれ、
小さい頃からワガママに育ってきたようです。
父は、大人しく優しい人だったので、それなりに母と
上手くやっていたようですが、1年前に亡くなりました。
と同時に、母も一人暮らしになり、認知症も進んできました。

片目が失明しており、もう片方も緑内障が進み、
眼科の先生からは『そろそろ老人ホームに入られては?』
と勧められ、7軒程見学にいったのですが、
『あんな所は死ににいくようなもの』と完全拒否。

週3日は実家を訪ね、家事手伝い、病院への付き添いをしたりています。
(週1ディサービス、週1ヘルパー利用)

電話は毎日頻繁にかかってきて、
『誰も一緒に住んで面倒もみてくれない』と責められ、せかされ、
そして、いろいろなことが私のせいにされます。
時々、『このまま自殺してもしらんからね』と脅かしてきます。

弟も仕事帰りに寄って、ヘルプしている状態なのですが。

私は今専業主婦で、仕事はしていませんが、
昨年娘が離婚し近くに住んでいるため、
時々孫の幼稚園の送迎をしたり、預かったりしています。

母に娘の離婚のことを話そうかと思ったのですが、
周囲からは『言わないほうがいい。言っても責められるだろうし、
パニックになるから、やめておいたら』と言われます。

母が寂しいのはわかりますが、娘や孫のこともあり、
一緒に住むのは今のところ無理です。

今後どういう風に付き合っていけばいいのか。
娘のことも正直に話した方がいいのか、悩むところです。
~~~~~~~~~~~

あさひさんの優しさや思いやりが伝わってくるお悩みですね。

このように周囲に優しさをかけてあげるように、
どうか、あさひさんご自身にも時々、
優しさをかけていただきたいなと思います。

周りのリクエスト全部に応えられるに越したことはありませんが、
私たちには限界があります。
肉体的な限界、物理的な限界、精神的な限界をきちんと尊重して、
その中でできるベストを尽くすということが大事です。

今、週に3日は訪れていらっしゃるということなので、
十分にベストを尽くしていらっしゃるのではないかと思います。

そして、お母様がそれを承認してくれないように見えても、
それは病気のせいもあるかもしれません。認知症の病理で、
子ども返りしたり、周りに悪態をついたりすることがあります。

娘である自分のサポートが不十分だから、お母さんを苦しめ
不幸にするんじゃないかと、自分を責めてしまいがちな場面もあると
思いますが、そうではなく、認知症の病理がそうさせているということを、
まず一つ理解し、区別するとよいでしょう。

お母様はきっと、娘のあさひさんのコントロール術には
長けていらっしゃるので、それに乗らない強さ、毅然とした態度も
必要になってくると思います。

これは別に相手を切り離すということではなく、
全体性に対する思いやりであるという前提で、
お母様を包み込むように「NO」と言うべきことは言ってよい、
という意味です。

続きはビデオで……
https://youtu.be/50Z8dXfkKuU

PS
母親との適度な距離感。難しいですね。
世は無常。人間関係も日々変化しますから、
周囲との付き合い方も、しなやかに変えていきたいですね。
こちらのプログラムをぜひお役立てください。
こちらのプログラムがお役に立つかもしれません。
 ↓
http://www.kawabatanobuko.com/sp/CPD_KSM/index_kw.php

PPS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

shutterstock_219971116

Q:
楽しく過ごすことに後ろめたさを感じるような時、
どんなふうに考えたらよいか、教えてください。

人から、悩み相談を受けることが多いです。

助けになるなら、と私なりに答えられることをと話していくと、
泣いてしまう友達も多くいます。

昨夜も、何度か話したいとメッセージが来ていたオランダ人の友と
Skypeで話すと、乳ガンの治療中だということ。

どう言葉をかけてよいか戸惑いながら、
努力家の彼女が病院での放射線治療以外にも、
ハーブなど自分でできることを実行していることを知りました。

彼女とは、不妊治療をしていた時期も同じ、また夫が不倫をしたのも同じ。

彼女は、離婚を決意し、今は新しいパートナーと暮らしている。
私は、夫と少しずつ、歩み寄ることを選びました。
今でも、夫に対して、許せないという思いや、信用できないという気持ちが
時々出ますが、助け合って暮らしているように感じています。

私たちはたぶん、二人とも努力家で似ています。
不妊治療で子供ができなかったとき、
仕事でいろいろなことを努力して手に入れてきたけれど、
世の中にはがんばりようがないこと、望んでも手に入らないこともあると知ったというか、
逆に私自身がこの世に生まれてきたことが奇跡なんだなぁと、
話したことを覚えています。

「なにかやりたいことを見つけなければ!」という彼女に、
「あなたは今までにいっぱい努力してきたし、もう今、もってるもので十分だから、
そんなにがんばらなくていいよ」と言うと、泣き出してしまいました。

昨夜の会話の中で、彼女は私がハッピーかどうか?とても知りたがりました。
どんな時に幸せと感じるか?と。

私の答えは、「朝、散歩をするか、ヨガをする時に最近は瞑想を同時にできるような
心地になり、しあわせだなぁと思う。また、バルコニーでお茶を飲みながら
本を読んだりしているときもしあわせだなぁと思う」

そんなふうに伝えた時、彼女が不満そうに見えました。
どちらかというと、私にも何か不幸がないか?知りたかったように感じ、
人の不幸で安心する、自分だけが困難な道にいるわけではない、
そういうことってあるなぁ、しんどいんだろうなぁと思いました。

話が飛ぶように思われるかもしれませんが、
楽しく、しあわせに過ごすことにうしろめたさを感じるようなことがよくあります。

楽しく過ごすことに後ろめたさを感じるような時、
どんなふうに自分と折り合いをつけ、
つらい状況にいる方にはどんなふうに声をかけたらよいのか、
ご指南いただけますか?

長い文章を読んでくださって、ありがとうございました。

よろしくお願いいたします。

【サンデー・52歳・美術家】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

共に苦しみを分かち合ってきた友との友情にひびをいれずに、
良好な関係を保ちたいサンデーさんの気持ちが伝わって来るご相談ですね。

そんなサンデーさんの温かさやオープンさが、周囲の人々の心もオープンにして
悩みを相談したい気持ちにさせるのではないでしょうか。

辛い不妊治療を通して、人生には努力だけでは得られないものがあり、
ご自身がこの世に生まれてきたことが奇跡なんだなぁという気づきを得た
サンデーさんには、人生をしなやかに生きるセンスが伺えました。

ご友人は、もしかしたら同志であるサンデーさんに
置いてけぼりにされるような気がして、不安なのかもしれませんね。

もちろんサンデーさんご自身にはそんなつもりは無いかと思いますが、
そのことが気になって、自分ばかり幸せを感じてはいけないという罪悪感から、
相手に合わせようとしてしまう癖があるのではないでしょうか。

もしそのことで、ご友人が幸せになれるのならその努力は報われるでしょうが、
残念ながら刹那的な安堵感は与えても、
深い喜びや充足感につながるものではありません。

私たちの生きる目的は、幸福や喜びを体験することですから、
まず、大事な人生の仕事に取り組むのだと決意をしてみてください。

もちろん、幸福とは自分だけが幸せを感じられれば得られる、というものではなく、
周囲の大切な人々にも(本来大切な人だけではないのですが)
平和や喜びがあって初めて成立するものでしょう。

なので、相手から見ればサンデーさんの幸せは、
相手の幸せにも大切な要素となるわけです。

ご友人を幸せにするために、サンデーさんが不幸である必要はありません。

ただし、大切な相手が劣等感に苛まれて苦しんでいる時に
コミュニケーションをするのには、
その部分を刺激しないように、少しだけ工夫する智慧も必要かもしれません。

例えば、幸せに関して質問された際に、
「苦しい時に分かち合えるあなたのような友がいることは幸せで有難いことだ」
といった内容が返事に含まれていたのなら、
ご友人はサンデーさんの幸せに自分の存在を感じることができ、
自己承認もできるかもしれません。

また、苦しみの中にも喜びがあるという、
サンデーさんが不妊治療から命の尊さ=自分の尊さに気づいたような、
非二元的なものの見方ができるようになるかもしれません。

ぜひ、今後もサンデーさんの思いやりと優しさを相手に表現しながら、
ご自身も幸せにしてあげてください。

ーーーーーー

PS
メンタルの整え方がわかる!人生が輝く!
川畑のぶこ公式メルマガ(無料)
ご登録はこちらからどうぞ♪

PPS
あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

maxresdefault

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、「夫のDVや浮気癖で離婚後、今度は息子が不登校気味」という、
toshidaiさん(48歳・歯科衛生士)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~

先生、はじめまして。

私には中学一年生の息子がいます。
息子が5歳の時に夫の、私や息子へのDV、浮気癖で離婚しました。
息子と安心して暮らせるはずが、後々危ない物を宅配で送られたりして、
怯えて暮らしていました。

今は解放されましたが、今度は息子が不登校気味になりました。
朝腹痛、気分が悪い、不眠などです。

夫も仕事をよく休むタイプでした。
私は、息子に、その夫みたいになって欲しくない気持ちがあるのと、
息子がダラけてるようで腹が立ち、
毎朝、怒りの感情を息子にぶつけてしまいます。

どんな風に息子と向き合えば良いのか。教えていただけますか?

宜しくお願い致します。

~~~~~~~~~~~

ご主人のドメスティック・バイオレンスがあったり、浮気癖で悩まされたりと、
本当に大変なところを、よく乗り越えていらっしゃいましたね。

危ない物を宅配で送られたとのこと、すごく恐ろしかったことでしょう。
DVの人は、恐怖で相手をコントロールしよう、脅してコントロールしようという
支配欲があります。

でも、そこで屈することなく、きちんと離れて、息子さんと二人で新しい人生を
歩み出そうとしたことは、とても立派な決意だったと思いますし、
息子さんとご自身の後の人生を健全なものにするために賢明な選択だったと思います。

息子さんの不登校についてですが、家庭内でのいろいろな経歴がありますから、
息子さん自身、ものすごく心をたくさん使って、疲れているのかもしれません。

また、特に中学生という時期は、心身ともにいろいろな変化が起こるとき。
ホルモンや神経などのバランスが乱れるときでもあります。

そのようなときに、学校での何かちょっとしたきっかけが不登校にさせてしまうことも
ありますが、この時期、お母さんは、我が子をひたすら大きな胸に抱くような気持ちで、
「休みなさい」という姿勢で、迎えてあげるのがよいでしょう。

かつて、ご主人が仕事を休みがちだったこともあり、息子さんの不登校がだらけて
いるようで嫌だということについては、息子さんは怠けて行かないわけではなく、
辛くて行けない、心が折れてしまって苦しんでいる状態だということを、
受け止めてあげてください。

「怒り」の感情は、「〜ねば」「〜べき」という思考、またそれらに対する不安や恐怖に
由来することが多いです。toshidaiさんの怒りも、もしかしたら「息子はこう育てねば」
「子育てはこうあるべき」という、ご自身の思考や、それらが順調にいっていないことの
プレッシャーや不安から来ているかもしれません。そのあたりはいかがでしょう?

まずは、「怒り」の感情を、ご自身や息子さんへの思いやり、優しさに変換するところ
から始めてみませんか。

続きはビデオでお話しします。
https://youtu.be/cXoRiXdwwwo

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

160504_FB_kawabata

Q:
母親(68歳)と弟(35歳)の不仲に悩んでいます。
おととし、皮膚アトピー持ちの弟のお嫁さんが、
2週間の予定で湯治にでかけました。

皮膚アトピーがかなり悪化して、お嫁さんも精神的に
かなりまいっていたらしいのですが、
母親に相談もなく予定を決めてしまったにも関わらず、
当時4歳の甥っ子の面倒を母親がひとりで見ることになりました。

甥っ子の面倒を見ることは、母親にとって苦痛ではなかったようですが、
相談もなく湯治の日程を延ばすなどがあり、
母親が楽しみにしていた同窓会やイベントに参加することができなかったそうです。

弟も家のことを手伝っていたようには思えませんが、
妻の不在はそれなりに負担だったのかもしれません。
甥っ子のことで、母親にキツくあたることがありました。

普段からお小言の多い母親ではありますが、
この件は感謝はされても文句をいわれる筋合いはない!と
一挙に関係が悪化してしまいました。

お嫁さんが戻ってきてから、なんとか関係修復がはかれないかと取り組みましたが、
2人とも自分は悪くない、相手が悪いと思っているので
修復どころかますます悪化していきました。

去年、弟が母親に対して「人間として嫌いです」というコトバを発したらしく、
これが決定打となり今は絶縁に近いです。

家族なんだからできれば仲良く過ごしたいのですが、どうしたらいいのでしょうか。
母親が孤立をしているのが心配です。

【あかいこい・38歳・会社員】

―――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

あかいこいさんの家族愛がひしひしと伝わるご相談内容ですね。

家族だから仲良く過ごしたい。たしかにそうですよね。
家族ほど自分に近い人間関係はありませんし、
それが幸せと調和に満ちたものであるに越したことはありません。

しかしながら、家族だからこそ表面的な付き合いではなく、
本音でぶつかり合えるというのもまた事実です。

家族にはいろいろな役割があると思います。
愛や思いやりを実践する役割。
自分の影の部分を浮き彫りにしてくれ、その課題に取り組む機会をあたえてくれる役割。

おそらく、あかいこいさんのご家族の場合、
いまは後者が前面に出ている時期なのではないかと思います。

あかいこいさんの文章から、お母様も弟さんも、お互いに
「認めてくれ」と叫び合っているようなイメージが浮かびました。
そして、「あなたが認めてくれないから、自分もあなたを認められない」と
駆け引きをしているのではないかと。

病気というのはメッセンジャーであり、
時として無意識で否定的な問題解決者の役割を果たします。

ニーズ ーたとえば周囲の思いやりを感じるとか、ゆっくり休んで自分自身の時間を取るなど-
を満たしてくれたり、先延ばしにしていた大切な課題を浮き彫りにして
取り組みやすくしてくれたりもします。

お嫁さんの病気は彼女自身、それが個人的なことなのか、
それとも家族との関係においてなのかはわかりませんが、
またそれが物理的なことなのか、身体的なことなのか、
それとも精神的あるいは社会的なことなのか、
それともそれらの複合的なものなのかはわかりませんが、
ストレス下に晒されている状態から、何がしかの調和を取り戻すための
大切な機会であったのではないでしょうか。

それと同時に、彼女の家族、すなわち、夫であるあかいこいさんの弟さんや、
義母であるあかいこいさんのお母様との課題を浮き彫りにする機会でも
あったのではないでしょうか。

家族の中の心理社会的不調和が、家族メンバーの誰かの身体的不調和に
現れることはよくあることです。

すなわち、あかいこいさんにとって、問題はお嫁さんの湯治の予定が
予め調整されなかったことのように見えるかもしれませんが、
それは問題の本質ではないということです。

湯治の予定が延びたと言う出来事が、家族が先延ばしにしていた課題に
取り組むきっかけを作ったというのが本質のように思います。

それがアトピーであれ、がんであれ、病気というのは残念ながら、
私たちの予定通りには癒えてくれませんし、
入院や治療が本人の希望より延びることは一般的にありうることです。

大切な者が、病んだり、傷ついたりした時に、
緊急で助け合うのもまた家族の役割でしょう。

お母様もご自身の娯楽よりも、孫や家族の苦しみを取り除くこと、
すなわち慈悲の実践を自らの意思で優先されたのではないでしょうか。
母親の心理、祖母の心理としては至極自然なことであり、
健全であるかと思います。
もしも娯楽を選択していたら、後々罪悪感で苦しんだのかもしれません。

いずれにせよ、お母様はお母様の意思で選択をする権利がありますし、
そこには敬意を払ってあげることが大切だと思います。

時として痛み(娯楽を諦めるなど)が伴うかもしれませんが、
人生においてすべての痛みが取り除かれる必要は必ずしもないかもしれませんし、
そこから私たちは忍耐という智慧を身につけるのかもしれません。

このように、お母様と弟さんの本質的な課題は、嫁の素行ではなく、
互いをどのように健全に認めあうか、さらに掘り下げるなら、
それぞれが相手(親や子)を使うことなく、自分自身を健全に認めるかということ
にあるように思います。

どこかに「私を認めてよ!でないと良い母親だと自分で認められないのよ!」
あるいは、「俺を認めてくれ!でないと俺は親思いの良い息子だと自分を認められ
ないんだ!」という苦しみの叫びがあるのではないでしょうか。

あかいこいさんご自身は、自分の好みや都合のよいかたちやタイミングでないにせよ、
母親には母親の、弟には弟の課題があり、今彼らに必要なプロセスにいる。
そして、いつかその課題をクリアしていくと信頼して、
表面的な仲良し家族への執着を手放すことが、楽になるための近道かと思います。

このような時に大切なのは、たとえお母様と弟さんの仲が悪くても、
あかいこいさんご自身が、二人を泣き叫ぶ我が子のように暖かく包み込む気持ちで
見守り、それぞれに愛情をかけていくことではないかと思います。

弟さんがどうであれ、お嫁さんがどうであれ、
あかいこいさんがお母様に愛情を注ぐことは可能です。
また、お母さんがどうであれ、
あかいこいさんが弟さんに愛情を注ぐことはできるはずですから。

ーーーーーー

PS
メンタルの整え方がわかる!人生が輝く!
川畑のぶこ公式メルマガ(無料)
ご登録はこちらからどうぞ♪

PPS
あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

160502

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、いちごいちえさんという女性(50代)から
「年下の友人に礼節を求める自分」というご相談です。

~~~~~~~~~~~

いつもメルマガを拝見しています。
印象に残った言葉をノートに書きとめて、自分へのメッセージとして、
生きるためのヒントとさせていただいています。
ありがとうございます。

私の悩みは、10才年下の友人との関係、そして自分自身の性格です。

もうすぐ50歳を迎える私は、彼女とは15年超のつき合い。
お互いDVで家を出て、メンタルクリニックのグループミーティングで
知り合い、子供たちの成長を励まし合い、喜びも悲しみもシェア
しながらの、シングルマザーの良い友達です。
最近その友達の言動にイライラしてしまうのです。

例えば、喪中だった彼女に誤って年賀状を出してしまいました。
遠方のおじいさまのご不幸ということもあり、私の完全な失念でした。
彼女からは「喪中はがき出したよね」と連絡がきたのですが、
そこで、私はカチンときてしまったのです。
「私の失敗はゾッとするようなミスだったのかしら?私もそれなりの
常識は持ち合わせているつもりだし、年下のあなたにそんな言い方
をされるのは正直心外」と内心思っていました。

その他、子供との関わり方など、アドバイスをくれるのですが、
すでに心がけてやっていることも多く、似たような、上からの言動が
原因で彼女にイライラすることが増えました。

彼女は私を対等な関係だと思い、アドバイスをくれているのでしょうし、
それ自体、悪いことだとは思わないのに、「失礼なやつ」と
心のどこかで思う自分がいます。

彼女を自分よりも下にみているから腹がたつのでしょうか?

笑いのツボも合うし、彼女のいいところもたくさん知っています。
時間をおけばそのイライラは落ち着いてくると思うし、
私のつまらないプライドだとも、うすうすわかっていて、
年上の私がサラッと受け流すことがベターなのだろうとも思っています。

私は10歳以上年上の友達も多く、どんなに仲良く楽しい時も、
あくまでも自分は年下で、相手は目上の人という意識とふるまいを
忘れずに接しているつもりです。
年下の彼女にも同じ礼節を求める自分がいます。

心の持ちようをアドバイスしてください。よろしくお願いいたします。

~~~~~~~~~~~

辛い時を共に、シングルマザーでお互いに励まし合いながら歩んできた
ということで、非常に絆が強いご友人なのだなということが伺えます。

一緒にグループミーティングに参加していた頃や自分のことで精一杯
だった時は、そういったことが気にならなかったのでしょうが、
15年経った今、イライラしてしまうということは、おそらく、
いちごいちえさんにも、相手の言動に注意がいき、自分の価値観を
主張するゆとりが出てきたという証かもしれませんね。

時間の経過とともに人間関係や価値観も徐々に変化した結果、
合わないことが出てきて、そこに「礼節」という理由をつけていること
もあるかもしれません。

まずは、そのご友人と今後も今までどおりお付き合いしていきたいかどうか。
そういう相手なのかどうかということについて、いちごいちえさんの
正直なお気持ちを、ご自身に尋ねてみるとよいと思います。

イエスの場合は、自分自身で心の持ちようをどのように変えていくか
という課題が出てきますし、ノーの場合、今後は適度な距離をとる
というのも一つです。

また、年上には礼節をというのは儒教の精神でもあるかと思いますが、
現代は価値観も多様です。特に年代が違えば、違う価値観があるんだ
ということを理解していくことは、苦しみの解消につながるでしょう。

そのご友人はご友人なりのやり方で、いちごいちえさんに
「敬意」を表してくれてはいませんか?
敬意って何だろうということを、もう一度深く掘り下げてみるのも
よいかもしれません。

そして何より、いちごいちえさんご自身が、自分は尊敬に値する、
私は敬意を払われる価値のある人間である、ということを
きちんと認め、信じてあげることが必要です。

続きはビデオでお話しします。
https://youtu.be/X9cqvVZlASE

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

160427_FB_kawabata

Q:私は、「頑張るのが嫌い」です。

今時の言葉で言うと「ゲスいなあ」とも思うのですが、
そう思うようになったきっかけが二つあります。

学生時代の受験のとき、私は行きたい学校があり、その学校に行けるのを夢見て、
元々勉強嫌いで苦しかったけれど勉学に勤しみ、成績が上がりました。

しかし、それを母親が「そこまでできるなら、もっと上の学校を目指せる」
と、当初志望していた学校は受験できずに、
別の上の学校を受験する羽目になりました。

必死に抵抗したのですが、受け入れてもらえず、
母の望んだ学校は超進学校で、入学したものの、
最終的には校風や授業についていけずに落ちこぼれてしまいました。

受験勉強で頑張ったことが親を勘違いさせてしまった様ですが、
母はそんな私を「期待外れやったわ」と言い放ちました。

勝手に期待されても困るのですが…でも、期待させたのは自分なんですね。

ちなみに、当初入りたかった学校は、
そこの学校にしかないクラブ活動や学校行事があり、
勉強よりも学校生活を楽しみたくて志望してましたが、

母は「学校は勉強するところ!遊びに行くところじゃない」との事でしたし、
「あの学校に入っていい事がなかった」と言うと
「人のせいにするな」と言われるだけです

二つ目は営業職に就職した時で、
入社当初はなかなか数字が取れず、給料を貰っているのに申し訳がないのと、
やはり上の人から叱責されるので、とにかく数字が取れる努力に勤しんだのですが、
数字が取れる様になれば、今度は
「やればできるじゃないか?だからもっと頑張れるはずだ」とより高いレベルを求められ、
それは私にはキツいので正直に、
「最低限のことはやりますが、それ以上は無理です」と言うと、
「会社はあなたの為にお金を掛けてるのに、あなたは自分勝手で社会人として最低だ!」
とこれまた叱責されました。

結局耐えきれずに1年で退職しましたが、退職するときに「こんな事も頑張れないなんて、
人として情けない」と会社の上司にも親にも言われてしまいました。

頑張らなければ、頑張らないで辛いですが、頑張ったら頑張ったで苦しいです。

「頑張らなきゃ」と思うと、この二つの出来事が頭をかすめてきます。

そのうち頑張ったことが、自分をより苦しめ、周りに迷惑を掛けるのではないかと
思えて仕方がありません。

川畑様、こんな私にアドバイスをお願いします。

【まこと・40代・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

人生には努力を必要とするときも忍耐を必要とするときもありますね。

何か大切な目標に向かって頑張ること自体は健全なことであり、
私たちの心に躍動感をもたらしてくれることと思います。

まことさんのお話を伺っている限り、
頑張ることに疲れたというよりは、「人の期待に応えるために頑張る」のに疲れた
ということであるかと思います。

すなわち、頑張ることをやめるというよりは、頑張り方を修正することをお勧めします。

自分が関心の無いことや情熱を捧げられないこと、あるいは意味を見出せないこと
ばかりにエネルギーを費やし続けていると、やがて人間は病んでいきます。

それは「そんなに頑張りなさんな」「無理しなさんな」というサインです。

ところが、自分に喜びをもたらすものや充足感をもたらすものに向かって
頑張っている時というのは、疲れ知らずではないでしょうか。

まことさんも、志望校に入ることを夢見て頑張っていたときの時間の質や心の状態は、
モチベーションの無い進学校や仕事を頑張っているときと比べてみると
まったく異なりませんか?

おそらく、これまで「頑張れ」と言われ続け、それに対して「NO」が言えなかったことが
苦しみをもたらし、「頑張らねば」とご自身を追い込んでしまったために、
「頑張る」ことに対するアレルギー反応が出るようになってしまったのかもしれませんね。

頑張るか頑張らないかを白黒はっきりさせる必要はなく、
どのように頑張るか、すなわち、エネルギーを注ぐ対象、その質、量、頻度を
もう一度精査してみることをお勧めします。

要は、適切に頑張るということですね。

まことさんが自然に喜びを感じたり情熱を注げられる、また、充足感が得られることに
意識を向けると、心のエネルギーが充電されてくるはずです。

すると、多少苦手なことでも難なくクリアできるようになることも考えられます。

ぜひ、周囲の期待に応えるチャレンジよりも、
まことさんの心に応えるチャレンジをされてみてください。

ーーーーーー

PS
メンタルの整え方がわかる!人生が輝く!
川畑のぶこ公式メルマガ(無料)
ご登録はこちらからどうぞ♪

PPS
あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

160425

こんにちは。川畑のぶこです。

先日、出張で沖縄に行きました。
現地ではちょうど「清明祭(シーミー)」という伝統行事の時期でした。

「シーミー」とは、ご先祖様と共に時間を過ごすお祭り、先祖を祭る儀式です。
子孫たちは、御座とお重、お酒、三線などを持ってお墓に集まり、
先祖へのお供え物を、その場でみんなで一緒に食べて、飲んで、歌ってと、
ピクニックのようなことをするのです。

私は実家が沖永良部島ですが、そこでもお盆にはこのようなお墓での行事を
やっていて、とても好きだったのですが、
沖縄では4月5日頃から2週間ほどが、この「清明祭」なのだそう。

スーパーへ行っても、シーミー用のお供え物がたくさん売っていて、
なんだか外国に来たような、異文化に触れたような気がしました。

また、先祖と一緒に過ごす時間というのはとても素敵だなと思いました。
私たちは死んでも、愛する者とちゃんと関わり合い続けることができるという、
一つの形ですね。こういう行事があるというのは、とても豊かなことだなと、
あらためて死生観というものを見つめ直すきっかけにもなりました。

さて、今日は、さかなさんという女性(40代・主婦)から
「無視され続ける相手への接し方」についてのご相談です。

~~~~~~~~~~~

小学校で同じ学年のママから自分と友人二人が露骨に無視されています。

きっかけは、隣のクラスの役員同士で、意見の食い違いから、
ちょっとした言い合いにはなりました。

でも、お互い様で、これはこれ。相手はフルタイムで働いているママなので、
割りきりがいい人と思っていましたが、違っていました。
その後、挨拶をしても目をそらし、あからさまに無視してきます。

こちらは挨拶だけはしようと思っていましたが、毎回するたびに無視され続ける
のにも、嫌な思いになり、つらく、こちらも避けるようになってきています。

相手にしない、気にしない、としても、
参観日など顔を合わせる場面に出るのが、つらいです。

周りに愚痴も言いたいところですが、悪口を言うのと同じになりそうなので、
言いふらすのはやめています。

仲直りしたいとまでは思っていませんが、露骨に無視をする相手に対して、
こちらがどう心を持って対していけばいいのかアドバイスをお願いします。

~~~~~~~~~~~

子を持つ親は、望む・望まないに関わらず、子ども達を通して構築しなければいけない、
保護者たちとの関係というものがあります。
自分の友人であれば選ぶことができますが、
このような保護者同士の関係というのは、なかなか取捨選択ができません。

ただ、職場などと違って、それも毎日のことではありませんから、
踏ん張ってやり過ごすのも一つかなと思います。

接し方については、ここで「いい人」をやる必要はない、ということを
申し上げておきましょう。

好感情を抱いていない相手からも挨拶してもらおうとか、いい人と思われよう
という考え方は、手放すほうが賢明です。

ご相談の中に「意見の食い違いから言い合いになった」とありましたが、
結果として無視されるぐらいの言い合いになったということは、
その根本がどういうことだったのか、少し気になるところではあります。

相手がいて、何かを導き出すために話し合いをする際、意見の伝え方で
気をつけるべき点があります。

「主張」と「攻撃」をきちんと区別し、相手の「立場」を理解するということです。

臨床心理学者のマーシャル・ローゼンバーグという臨床心理学者が提唱する
「NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)」による
コミュニケーション・ステップは、さまざまな場面でとても役立つと思われます。

相手のことを攻撃することなく、自分のことをおとしめることもなく、
きちんと健全な主張ができるようになるステップです。

続きはビデオでお話しします。
https://youtu.be/4bTxGSJO_JU

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

160420_FB_kawabata

Q:人との関わりが上手くできません。
このメールマガジンを読み始め、
今を大切に生きていこうと頑張っているのですが。

2年半働いた契約社員の仕事を半年前に辞めました。
辞める直前は原因不明の頭痛で病院へ通いましたが、
仕事を辞めてから、頭痛はすっかり治りました。

が、職場で体験した、理不尽なこと(職員の人の態度)、嫌がらせをした同僚
の態度や表情、見て見ぬ振りをする同僚・・のことが許せません。

働いている時は、このくらいのことは、どの職場でもあるのだろう、
気にしないようにしよう。とか、あの人(嫌がらせをする人)は病気だし、
なるべく関わらないようにしよう。と思って働いていました。

今思うと、心の病気になる前に辞めて良かった、とつくづく思います。
(病院の先生には、薬を処方するので飲みながら仕事を続けるか、
思い切って辞めるか、と言われてました)

今、なぜあんな嫌な人が今も仕事を続けているんだろうという思いが
頭から離れません。特に、「〇〇さん(私)のことを、そういう相手として
決めたんだろうね」という同僚の言葉には、びっくりしました。

その時はわからなくて、後から怒りが込み上げてくることがよくあります。
思い返すと、今までもそういうことがありました。
健全な心の働きではないと思っています。

どうしたら、健全な心になり、健全な心を保てるのでしょうか。
好きな事をしようとしても、嫌な事を忘れる事ができません。

アドバイスお願いします。

【匿名希望・45歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

職場の同僚の心無い言動に傷ついてしまったのですね。

確かに、そういう人はどの職場でも一定の割合で存在するとは思いますが、
職場自体が文化を持っていることもありますので、
もしご自身が職場を離れて体が楽になったのであれば
それは離れて正解だったと思います。

頭で考えて分からない時には、
身体の声に耳を傾けることはとても有効です。

ですので、辞職に関しては、自分は正しい判断をしたのだと
褒めてあげてください。

さて、仕事を辞めたにもかかわらず、過去の思いを引きずってしまって
今のことに集中できないとのこと。

私たちは過ぎてしまったことに心を引き戻されたり、
まだ起きていない未来に心を連れ去られたりして苦しむものですね。

今、この瞬間に意識を向けて心をすっきりさせるのには、瞑想が有効です。

とりわけマインドフルネス瞑想は多くの医学的なデータによって、
不安やストレスを解消するのに有効であることが証明されています。

アメリカでは主な医学大学にはマインドフルネスセンターがありますし、
ビジネスの世界でもマインドフルネス瞑想を職員研修に取り入れている
大企業がたくさんあります。

マインドフルネスは呼吸に丁寧に注意を払う呼吸の瞑想から、
歩く瞑想、座る瞑想、食べる瞑想など、
日々の生活の中でいつでもどこでも誰でもお手軽に実践できるものです。

禅僧ティク・ナット・ハンによるマインドフルネスの実践手引書
お薦めですので是非ご活用ください。
http://goo.gl/7S6ooY

このような手引きに従って、ご自身で実践されても良いとは思いますが、
仲間と集まって定期的に瞑想会に参加できればなお効果はあると思います。

全国にサンガと呼ばれる、マインドフルネス瞑想の実践会があるので、
興味があれば是非足を運んでみてください。

全国のサンガ
http://tnhjapan.org/sangha/

そのような会を通じて、同じように穏やかさを分かつ人々と、新たな人間関係が
形成されて、社会的な調和が取り戻されることもあるでしょう。

ソーシャルサポート(周囲のサポート)は私たちの健康に大きな影響を与え、
そのようなつながりのある人はない人に比べて寿命が長いこともわかっています。

是非、ご自身にとって機能するサポートシステムを新たに構築し、
そこに意識を向けてみてください。

ーーーーーー

PS
メンタルの整え方がわかる!人生が輝く!
川畑のぶこ公式メルマガ(無料)
ご登録はこちらからどうぞ♪

PPS
あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

160418

こんにちは。川畑のぶこです。

熊本の震災で心が痛む日々です。
仕事仲間や友人たちが震源地地区に住んでいるため、自分にできることはないかと
思いを巡らすも、交通や流通ルートが遮断されているので物理的に手を貸すことが
難しく、もどかしさとの戦いです。

東日本大震災のときも同じでしたが、
このようなときに自分の非力さをまざまざと感じさせられます。

ただ、離れている私にもできることがあります。それは祈りと愛を送ること。
辛い時に、希望となるのはつながり=絆。
一人ではない、みんな見えないところで繋がっている、思いやっているということは
救いになります。
慈悲や愛をコミュニケーションしたり、祈りに込めることは離れていてもできます。

実際に祈りはその対象となった者、また祈っている者に好ましい生体反応や
安らぎをもたらすという研究結果もあります。

被災地の方に愛と祈りを送ります。

さて、今日は、ももくろさんという女性(50代・主婦)から
「寂しさと心配でいっぱいです。」というご相談です。

~~~~~~~~~~~

三人の息子は自立し、夫婦二人の生活をしています。

相談は主人の妹(私の1歳下)のことです。
彼女はアメリカ人と熟年離婚をし、5月にニューヨークから帰って来ます。
彼女は、英語が堪能なのはもちろん、積極的で社交的で、私とは真逆な人です。

財産分与で億の金額を持っているそうで、老後は悠々自適だと言っていました。

そんな彼女が、私の息子夫婦の住むマンション(私の家からは電車で10分位)
に住むことになってしまったのです。
そして、私の2才の孫に英語を教える事を楽しみにしているようです。

私は、家業の手伝いや子育てで忙しかった、というより自分の性格からきたのか、
あまり友人もいません。そして、少ない友人が二人続けて亡くなったりと、
寂しさいっぱいの時に、息子の嫁や可愛い孫まで取られそうで、心配でなりません。

主人は私の気持ちよりも、離婚をした妹が不憫なのでしょう、
当然の事かもしれませんが。

こんな心の狭い事を思っている自分が嫌ですが、どうしても頭から離れません。

とても寂しいです。

~~~~~~~~~~~

ももくろさんの寂しさが全面に滲み出ていて、また同時に、劣等感が非常に
刺激されて悩んでいらっしゃるのかもしれないなと感じるご相談内容です。

また、母親として子育てを献身的に行ってきて、それも一段落したとき、
心にぽっかり穴が開いたように寂しくなる状況のことを、「空の巣症候群」などと
言ったりしますが、おそらく、現在のももくろさんにその症状が表れていることも、
寂しさを助長させている要因の一つかと推察します。

まず、<寂しさ>をどうやって克服するかということに関して。
義理の妹さんのことが本当に問題なのかどうかというと、
それがトリガーになってはいるようですが、本質的な問題の素ではないように見えます。

ももくろさんは、今、劣等感を抱いていませんか。
「自分は駄目なのよね、惨めなのよ」と思わせるような部分を刺激する一つの材料に、
妹さんがなってはいるかもしれませんが、
では、妹さんが息子さんのマンションに引っ越して来なくなった、遠くに住むことに
なったとしたら、果たして、ももくろさんの人生はバラ色になるでしょうか?

物事を見るとき、人と向かい合うとき、世の中と関わり合うとき、
もし、ももくろさんが他人や周囲と自分を比較して、そこに劣等感を持ち、嫉みの感情
を持ってしまうことがあるようですと、それは人生の質を低めてしまいますから、
「関わり方」というものを正していく必要があるでしょう。

文面から、妹さんはとても明るくて、社交的で、華やかで、あたかも、あらゆるものを
手にした万能な人のような印象を受けますが、そこも、いったん冷静に、落ち着いて、
じっくり見てみることをお勧めします。

キーワードは<透明な目>。

そして、<自分ならではの豊かな個性>に気づくことも、
ももくろさんの精神状態をずいぶんと楽にしてくれるものと思います。

どのように取り組んだらよいでしょう?

続きはビデオでお話しします。
https://youtu.be/fd4bu85djEQ

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4