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レモンさん(30代・女性・看護師・岩手県)
のご相談にお答えします。

【Q】私は38歳、夫35歳、10歳長女、
5歳長男の4人家族です。

よくある話かと思いますが…
夫は家事や料理など、非協力的であり、

仕事以外全てを私に任せっぱなしで、
体力的に限界が来ていることに
悩んでおります。

洗濯、お皿洗い、掃除、食材の買い出し、
学校や保育園、習い事の準備・送迎や書き物、
連絡類も全て自分1人で背負っています。

実は問題点は持病が悪化したことで、
今までの家での家事と、仕事の両立がきついと
感じるようになったことが問題です。

私は最近、重症気管支喘息となり、
風邪などが悪化するたび仕事も病休となり、
自分で稼ぐ金額も、体力も
減ってきてしまいました。

2年前にお腹に難病も見つかり、疲れが出ると
そちらも悪化しやすい身体になってしまい、
本当なら仕事もしない方が良いのでは?
と思うような身体ですが、

働く事が生きがいなので、
身体はきついと感じますが、
自分の意思で看護師を続けております。

稼げる金額が減ったことで、
金銭的な話を夫へしようとすると、
「あなたが買いすぎてるから悪い。
無駄な買い物が多いんだ」と責められます。

ですが、
ほとんどみんなが食べている3食の食材や
子ども達が好むおやつやアイスであり、
特に浪費はしていないと感じております。

DVのような気も感じておりますが、
何か訴えるような気もしておりません。

子どもとは良く遊んでくれますが、
私1人でせかせか家で働いており、
病み上がりの疲れが酷い時はさすがに
助けて欲しいと思います。

夫が転勤族のため、実家の両親や兄妹は、
車で2時間かかる場所に住んでおり、
なかなか会えません。

夫との関係の悪さだけが問題なのですが、
私は今後どうやって生活したら良いのか、
本当にわからないため、教えて頂きたく、
メールを送らせて頂きました。

【A】レモンさん、本当によくここまで
一人で抱えてこられましたね。

ご相談文を読むだけで、
どれほど無理をしてご自分を後回しに
してきたかが胸に迫りました。

体が「もう限界だよ」と必死に伝えてきて
いる今こそ、助けを求めていい時です。

ご主人に伝えるときも、
「あなたがやらないから」ではなく、
まずは “私の体がもうもたない” という
事実から。

怒りや責めではなく、命と健康に関わること
として、静かに、丁寧に伝えてみてください。

そして、夫婦だけで
全部を背負う必要はありません。

医療・福祉・地域のサポートを頼ることも、
家族を守る大切な選択。

「助けて」と言えることは弱さではなく、
大事な力です。

具体的な伝え方や、今後の支援の広げ方については
ビデオでお話しします……

ーーー

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今日は、まるさん(30代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】子ども2人と大好きな旦那と
4人で暮らしています。

こんなに幸せで充実した日々を
過ごしているのに、一つだけ過去の恋愛
のことで手放せないことがあります。

それは昔付き合っていた彼のことです。

この元彼に対して、好きであるとか、
もう一度よりを戻したい気持ちは
もう全くありません。

旦那以上の人はいないと
思っているくらいです。

彼の写真も、もらったものも
すべて断捨離しました。

この恋愛の終わりは、
彼が進路をもう一度考え直す時期と
私の大好きな祖父が亡くなることが重なり、

落ち込む私を支えきれなくなり、
当たり前ですが彼が自分の進路を優先させて
私と別れたというものでした。

別れの理由は
他にも様々あったと思いますが、

私と別れた後、彼が私の親友と
付き合ったりしているのを聞いて
彼と親友を失った気持ちになり、

人間不信に陥ったりして、
絶望した期間がありました。

様々な大切な人が
自分から離れていった時期でした。

高校3年生の頃で、卒業もあり、
別れと出会いがあった時期だったので
私も気持ち的に不安定な時期だったと
思います。

でも、このままではいけないと
自分磨きをしたり、自分のやりたいこと
を思いっきりやってみたり、

仕事に打ち込んだりしているうちに
そのことも忘れ、他の人とも恋愛をし、
今の旦那と結婚しました。

それから子どもも生まれ、
断捨離に出会い、片付けられなかった私が
家中がスッキリもしたし、
今は家中をきれいにする私になっていて
たくさんのものを手放せました。

でも時々、元彼の名前が
無意識に口から出るのです。

人とトラブルになりそうになると、
1人になった時、口から出てきます。

人間不信だった頃の私が
まだ手離れていないから
そうなるのでは?と思うのです。

「助けて!ピンチ!」
そんな言葉のはずが、
元彼の名前が出てくる。

執着しているとは思っていないけれど
無意識に名前が出ています。

もう10年以上も前のことで、
忘れたいです。

彼と同じ名前の人に反応したりする
自分もいます。意識しないようにしよう
と思うと、さらに意識してしまいます。

子育てに奮闘していたら
大概はそんなこと忘れているのに、
無意識に名前が出てきてしまうので
この引っ掛かりが取れません。

とことんこの気持ちと向き合って
みたこともありますが、お手上げです。

どうしたらいいのでしょう。
何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

【A】初恋の人や、真剣に恋をした人との
思い出というのはなかなか
忘れられるものではないですよね。

途中、辛い時期もありながら、
でも、時間の経過とともに
徐々に薄れていって、

そして、今のご主人とのご縁が
つながったのだと思いますから、
それはとても幸せなことですね。

恋人のことに限らず、過去に心に
深く刻まれたことが思い出される
ということは誰にでもあります。

ネガティブなことはだんだん薄れて
良い部分だけが美化されて
デフォルメされて思い出される
ということもあるんですね。

まるさんの元彼さんとの思い出は
まさにその状態だと思うんです。

ポイントは、過剰反応しないこと。

「そんなふうに感じている自分」
がいるんだということを
まるさんの一部として受け入れて
しまうことをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

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今日は、ミントさん(30代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】もうすぐ40歳になる独身女性です。
22歳で今の会社に就職、
以来、病気以外では欠勤もなく
地道に勤めてきました。

ですが、ここ数年ほど、
仕事や人間関係でストレスフルな状態になると、
決まって身体の不調が出始め、
受診すると、いろいろな病名を付けられる
ことが2回ほどありました。

今年の夏は、暑さのせいもあるのか
これまでにない倦怠感と不調が出たので
受診したところ、

原因ははっきりわからないが
ストレスに起因するものだろうという
診断でした。

自分で言うのもなんですが、
私は真面目な上にスーパーポジティブ、
何でも一生懸命、全力でやり、
手抜きができないタイプです。

辛くても、誰かから理不尽なことを
されたり言われたりしても、
「真面目にやっていればきっと報われる」
と、常に自分に言い聞かせながら
やってしまう癖があります。

でも、それも何だか疲れてきて、
今年に入ってからは「もしこの仕事を
私が放棄したらどうなるのかな」
「仮病で休もうかな」というような思いが
しょっちゅう湧いてくるようになりました。

でも、思うだけで、勇気がなく、
実際には行動には移せません。

頑張りすぎてしまうのは、
見栄っ張りで負けず嫌いな性格が
影響しているのだろうとも思います。

自分のキャパを超えることでも
いつの間にか引き受けてしまっています。

本当はもっと怠け者だし
ダメなところもたくさんあるはずなのに、
それを周囲に知られることが
怖いのかも知れません。

怠け者でダメな自分のことを受け入れて
もっと楽に生き
たいです。

どんなふうに自分を変えていけばいいのか
アドバイスをお願いします。

【A】とても真面目で誠実なミントさん
のご相談ですね。ミントさん、すでに一歩、
大きな前進をされているように思いますよ。

怠け者でダメな自分のことを受け入れて
もっと楽に生きたい。

これ、もう本当に心の叫びですよね。
受け入れちゃいましょう!

なので、ここでの課題は
どうやったら受け入れられるのか
ということですね。

実は私も10代の頃は
ミントさんみたいに
何でも頑張ることがいいこと、
ポジティブにやることがいいこと
と思って、時々ダウンしていました。

ダウンすれば頑張った証みたいな
感じがして、それまで頑張ったんだから
病気なんだから、休むの許されるよねと、
正当化するような自分がいました。

なので、ミントさんの気持ちは
ものすごく共感できるところがあります。

病気はメッセンジャーです。

体調に不具合が出てきた時は、
それはミントさんご自身の心の奥底から
ミントさんに聴いてほしいことがあるから
なんですよね。

ご自身との向き合い方を
今このタイミングで見直してみること
は有効です。

続きは、ビデオでお話しします……

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今日は、ららさん(30代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
時々、ひどく仕事を辞めたくなります。

以前は仕事と子育て、家事がどうにもしんどく、
またもともと人間関係が得意ではなく、
人が怖い、とすら感じていたので、
特に辞めたくなっていました。

今はいろいろな本を読んだり実践したりして、
最終的に今は、川畑さんが書かれた
『幸せになるための心の技術』という本を読んで、

納得する部分というか、
なるほどと思う部分があったのでとり入れて、
少し自分を許せる所が増えたかなぁという感じです。

そうすると、仕事や夫との関係も
少し楽になる部分があって、

このままなら何とか頑張れるのかな…なんて思った
矢先に、子どもの発熱が重なり、
先週もかなり休みをもらったのに、
今週もまた同じような感じになりそうです。

子どもの病気は仕方のないこと、とは分かっていても、
今日は学校の行事で休みをもらったばかり。

明日また休みの連絡をしなければならないのか…
と思うと気が重いし、
子どもの病気のたびに各所に連絡して、ということが
本当に負担に感じることがあります。

また、ここ最近、気候のせいもあるかもしれませんが、
2人の子どもが体調などを崩しがちで、
でも他の子は元気にしているように見えて、
私が何か悪いのか?とも考えてしまいます。

きちんと面倒を見ることができていないのか、
寂しい思いをしているのがこんなことになるのかしら?
……などなど。

人生思い通りにはならないとはいえ、
私なりに頑張っているつもりのところに
イレギュラーな事が入ってくると、
本当に仕事を辞めて楽になってしまいたくなります。

とはいえ、辞めたとて、
今度はお金の問題が出てくるのかな…など考えると、
身動きが取れない感じにもなってしまい、悲しくなります。

子どもの病気は仕方のないこと。
今までも職場ではそれなりに
温かく出迎えて下さったと思います。

でも、続くと怖いし、子どもの病気ももっと気持ちを
楽にして看てあげたいとも思います。

いろいろ考えると、
どうしてこんなに思い通りにいかないのだろう。

私の選択肢がやはり間違えていたのか?
もっと違う自分ならもう少し楽に生きれているのか?
など悲しくなってきたりもします。

下の子も保育園に積極的に行くタイプではないので、
それだけでも手を焼いているのに、
そこに病気が入るとストレス値がひどいことになってしまいます。

一体どう考えていけば良いのでしょうか。

祖父母も高齢だったり、
特に病気の時はうつしてはいけないので、
なかなか頼れません。

仕事は、好きなものではありませんが
多少慣れてはきたので、
続けられるなら続けた方が良いのかな、とは思います。

でも時々、本当に辞めて楽になりたくなります。

今は週5ですが、本当は週3くらいで働ける所が
ありがたいので、いっそ辞めて、
そういう所を探した方が良いのかとも思いますが、
現実は甘くないか…とも思ってしまいます。

夫も手伝ってくれる面もありながら、
子どもが病気だとか保育園に行かないから
ということに振り回されることなく働きに出かけられるので、
そこも考えるとストレスです。

いったいこれから、どうすればよいのでしょう。
自分の気持ちに素直になる方がよいのでしょうか?

【A】子育て真っ盛りなんですね。

そして、お仕事も週5とのこと、
パートとはいえ、ほぼフルタイムというような形で
働いていらっしゃるのしょうか。

本当によく頑張っていらっしゃるなと頭が下がる思いです。

ご相談を読ませていただくと、
ららさん、ご自身でだいたい答えが
出ているのではないかなと思いますね。

ちょっと休みたいんですよね。

だけど、ららさんの中に
やるんだったら徹底的にやらなきゃ、
やらないんだったら、もういっそのこと
投げ出してしまいたいという、

0か10かというような、
白黒はっきりつけないと気が済まないというところが、
ららさんのどこかにあるんじゃないかな
というのが少し心配でした。

子どもというのは、病気になることは
もう織り込み済みなんですよね。

これも想定内のこと、日常の中に
ちゃんと組み込んでおかないと、
私たちはその都度狼狽してしまいます。

子どもほどままならないものはないですよね。

私たちは生まれた以上、みんな老いたり、
病んだり、死んだりします。
「生老病死」という人生の4大苦と
仏教で提唱されているものですが、

私たちは、病気とか老いるということも
無意識にですが、自分とは関係のないこと
と切り離してしまうことが多いんです。

運の悪い人だけがなるんだとか、あるいは、
徹底的にコントロールさえすれば病気にもならないし、
老いも死も避けられるんだと。

無意識のうちに徹底的なコントロールをしようと
してしまっている私たちがいます。

この「ままならなさ」というのを受け入れるという、
ここが、ららさんにとっても私たちみんなにとっても、
レッスンなのではないかなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

*川畑のぶこ DVDブック
心理療法家が教える 幸せになるための心の技術

 

 

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今日は、ラベンダーさん(40代・女性・無職)
のご相談にお答えします。

 
【Q】川畑先生こんにちは。
ご相談させてください。

78歳になる父がいます。
とても元気だったのですが、先日急に倒れて
今は脳梗塞で入院しています。

コロナ禍で面会はできません。
電話で聞いたところ、片目が見えなくて、
右半身が不自由な状態とのことです。

今まで私は、親の病気や死から目をそらして
考えないようにしてきましたが、

現実を見なくてはいけなくなり、
毎朝起きた時とても沈んだ気持ちになります。

川畑先生の死生観についてのYouTubeを
拝見して、とても勇気づけられました。

病気や死に対する不健全な信念を手放し、
あるがままを受け入れられる
健全な信念を持ちたいと思っていますが、
具体的にどうしたらいいのか悩んでいます。

アドバイスいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

 
【A】お父様が脳梗塞で急に倒れたのこと、
ものすごく大きな衝撃が
あったのではないでしょうか。

徐々に体調を崩していくのと違って、
こういった血管性のものは突然来ますから
本当にびっくりしてしまいますよね。

ただ、ラベンダーさんもおっしゃるように
親というのは、多くの場合
私たちより先に旅立って行きますから、
どこかで心の準備はしておかなければいけませんね。

私たちは、死というと、忌み嫌って、避けてしまって、
見ないように見ないように、
日常から切り離してしまいがちです。

切り離すことによって、
本当に死が訪れないようにできるのなら
それも良い対処法かもしれませんが、

私たちは死を免れない存在ですから、
見ないようにする、避けるというのは、
あまり賢い方法ではありません。

いつでもその準備ができているということの方が
むしろ、とても健全なことなんですよね。

ラベンダーさんには、ぜひ、
お父様との<見える>繋がり、
<見えない>繋がりをイメージすることで、

ご自身の死生観をより健全なものに
育んでいただけたらと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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20220321

FROM 川畑のぶこ

今日は、白いつばささん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
昨日、がん告知を受けました。
医師は淡々と話すし、看護師さんは手続きに忙しく、
そんな様子も見て
自分が怖い病気に襲われたと、とてもショックでした。
頭が真っ白、今が止まった感じでした。

心配した知人が川畑先生のことを教えてくれたので、
ネットやブログを読み、
病を治すのも、病のきっかけになったことも、
自分の心持ちが大いに影響すると気付き、
手術前に、自分の心のために何がいいかを考えています。

私の生活は介護とともに過ぎています。
介護を始めて11年目。
介護、入退院、葬儀が繰り返してあり、
やらなければと、自分のことは後回しにして無理をしました。

多くのストレスを抱えていたのに、心も体も後回し、
疲労困憊、ついに限界に達したと気づきました。

自分のことを振り返り、
私は、がんには手術だけでなく
心の治癒力がとても大切だと思いました。

手術は3月23日です。
手術が間近に迫った今、短期間ですが、
どのようにして、心の治癒力を上げ
メッセージと向き合えばよいか、教えていただけますか。

【A】
心と体は常に連動しています。
昨今では、精神神経免疫学という学術的観点からも、
私たちの精神的な状態が免疫や神経系、ホルモン系に
影響を及ぼすことがわかっています。

心の状態をととのえることは
私たちの生体システムに良い影響を与えることにも
つながりますので、

今回、白いつばささんが手術を受ける傍ら、
ご自身の心の中でできることをなさろうとしているのは、
とても素晴らしいことだと思います。

私の心理療法の師匠であるカール・サイモントン博士は、
がんは攻撃者ではなくメッセンジャーだと言っています。

私たちは生まれながらにして
本質的に健康な存在なのだけれども、
その自分の本性から離れていってしまうと
病気を通じて、「本来の道に戻りなさい」
というメッセージをくれるという考え方です。

続きは、ビデオでお話しします……

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今日は、白いつばささん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
昨日、がん告知を受けました。
医師は淡々と話すし、
看護師さんは手続きに忙しく、
そんな様子も見て
自分が怖い病気に襲われたと、
とてもショックでした。
頭が真っ白、今が止まった感じでした。

心配した知人が
川畑先生のことを教えてくれたので、
ネットやブログを読み、
病を治すのも、病のきっかけになったこと
も、自分の心持ちが大いに影響すると気付き、
手術前に、自分の心のために何がいいかを
考えています。

私の生活は介護とともに過ぎています。
介護を始めて11年目。
介護、入退院、葬儀が繰り返してあり、
やらなければと、自分のことは後回しにして
無理をしました。

多くのストレスを抱えていたのに、
心も体も後回し、疲労困憊、
ついに限界に達したと気づきました。

自分のことを振り返り、
私は、がんには手術だけでなく
心の治癒力がとても大切だと思いました。

手術は3月23日です。
手術が間近に迫った今、短期間ですが、
どのようにして、心の治癒力を上げ
メッセージと向き合えばよいか、
教えていただけますか。

【A】
心と体は常に連動しています。
昨今では、精神神経免疫学という
学術的観点からも、
私たちの精神的な状態が
免疫や神経系、ホルモン系に
影響を及ぼすことがわかっています。

心の状態をととのえることは
私たちの生体システムに良い影響を与える
ことにもつながりますので、

今回、白いつばささんが
手術を受ける傍ら、ご自身の心の中で
できることをなさろうとしているのは、
とても素晴らしいことだと思います。

私の心理療法の師匠である
カール・サイモントン博士は、
がんは攻撃者ではなくメッセンジャーだ
と言っています。

私たちは生まれながらにして
本質的に健康な存在なのだけれども、
その自分の本性から離れていってしまうと
病気を通じて、「本来の道に戻りなさい」
というメッセージをくれるという考え方です。

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20210524

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今日は、しらすさん(30代・女性・看護師)のご相談にお答えします。

【Q】
母が末期がんで亡くなりました。

私は、本人の思いや意思を支えたいと思って、
そこだけは同じ方向を向きたいと思っていました。

ですが、私の言動は母を優先しすぎている。
一緒に生活してるのは父なのだから、
父の気持ちをもっと思いやれ、
ひとりよがりの言動はやめてくれと家族に叱責されてしまい、

父の想い=母にとってもよい選択という関わり方に、
くやしさと、苦しさ、家族から孤立した感覚をぬぐえないまま、
家にいたいという母の願いは叶わず、
自宅ではなく病院で最期を迎えるという結果になりました。

私と母は同じ看護師で、病気と向き合うこと、
生きることの価値観が父や姉弟とは違ったのだと思います。

ですが、人生の最期を母が望む形で迎えられなかったことに、
後悔と家族を恨めしく思う気持ちが湧いてきて苦しいです。

家族をとても大切にしてきた母の思いを
踏みにじっているような気持ちにもなり、
家族とは距離を置いてしまっています。

このままでは良くないと思い、話をするのですが、
話の途中でやっぱり理解してもらえないと感じてしまい、
責められている気持ちにしかなれず、
気持ちを立て直せずにいます。

気持ちを少しでも切り替えて対話していくには
どうしたらよいでしょうか?

 
【A】
ナイチンゲールの精神を感じられる医療者、看護師としての、
しらすさんのとても誠実な姿勢が伺えます。
そして、お母様への深い愛が伝わってくるご相談です。

これは、本当に難しい問題ですね。
お母さんと同じ病気を体験していない家族は、
本当の意味でお母さんの気持ちはわかりようがありません。

病人にとって何がベストなのか、
しらすさんのように職業でトレーニングされているわけでもない
素人にとっては、試行錯誤の連続だと思います。

とりわけ、お母さんのいちばん近くにいるお父さんにとっては
とてもショックが大きく、負担も重い出来事ですよね。

そんなお父さんは、「第二の患者」でもあります。
お父さんも患者であると考えたとき、
意見が異なる家族・兄弟はどうしていくべきなのか、、、

そこには、相互理解、相手の立場を理解するという姿勢が
とても大切になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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今日は、マミさん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】
主人が開業してから、病院の受付および雑用の
手伝いを合間にしてきて、15年がたちました。

その間にいろいろな看護師さんが入れ替わり、
常に募集はしているのですが、
なかなか難しい状況です。

経営者としては、はじめにマニュアルを渡して
仕事の流れなどを説明しているのですが、
人によって様々であり、

何か言っても、何か不都合を指摘をしても、
現場を押さえない限り言い逃れをしてくるので、
一向に改善されず、でも辞められると困るので、
こちらが我慢するしかない状態がずっと続いています。

看護師の人間性?と諦めて、
このまま目をつぶるしかないのかと思うと、
毎日顔を合わせることが苦痛でなりません。

これが原因かは分かりませんが、
8年前には胃がんになり、
今年は腸重積で手術しました。

体力的に自信もなくなり、
医療以外のことについては無頓着な主人なので、
私が確認しない限り、
好き放題な状態になってしまうと思っています。

私は医療従事者の経験はないので、
今後、私は病院でどのように関わることが
患者さんはじめ病院のためになるのか分からず、
考えが行き詰まったまま流されている状態です。

こんなに人に振り回される人生はもうウンザリです。
心が元気になって、前向きな自分に戻りたいです!

【A】
マミさんのご苦労、切実な思いが伝わってきます。

看護師さんは、もう長いこと人手不足ですね。
人数そのものは増えてきてはいるようですが、
高齢化社会においては
需給バランスが合わない状態です。

また、看護師さんは離職率が高いことも
問題になっていますね。
売り手市場の世界ですので、
過酷な労働条件下では好条件の所に
どんどん流れてしまうのは仕方のないことです。

そのような状況を
マミさんがどうにかできるのかというと、
どうしようもないですよね。
これはもう社会全体の問題です。

また、今、マミさんがそこに積極的に取り組んで、
経営改革をしていきたい思いがあるのかというと、
それもまた違うのではないでしょうか。

職場のストレスが直接の原因かはわかりませんが、
病気になってしまった経緯もおありとのこと。

病気はメッセンジャーであると、私の師匠、
カール・サイモントン博士は言っています。

ここは一旦、今のお仕事が
本当に自分に合っているのかどうかを
一歩引いて見てみることをおすすめします。

職場の看護師さんやご主人との
コミュニケーションの取り方も
とても大切なポイントになってきますので、
同時に意識されるとよいでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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FROM 川畑のぶこ

今日は、サミーさん(40代・公務員)のご相談にお答えします。

【Q】
SNSで知り合って仲良くなったばかりの友達から、
ステージ4の胆管癌で手術もできない状態と
告白されました。

私は数年前に親友を骨肉腫で亡くし、
その時の後悔をまだ引きずっています。

病気の再発は薄々知ってたのに、
連絡がないから大丈夫だと勝手に都合よく解釈して、
彼女の夫から最期に会いに来て欲しいと
電話が来るまで、こっちから連絡もしていなかった。

苦しい息の中、驚いたように私を見て
目を見開いた彼女を思い出すたび、
不誠実な自分をずっと後悔しています。

そして今、せっかく仲良くなれた友達を、
何もできないまま失いたくない。

会ったこともない、リアルな関係でもないし、
住んでいる場所も遠いけど、
何か、できることをしてあげたい。

でも何か思いついても、それが意味があるようには
思えなくて、実行に移せません。たまらないです。

どうすれば、彼女を支えてあげられるでしょうか。

【A】
サミーさんの優しさと思いやり、誠実さ、そして、
だからこその苦しみが感じられるご相談内容です。

以前はご親友を骨肉腫で亡くされたとのこと、
サミーさんご自身もとても辛い思いをされたことでしょう。

不誠実だった自分をずっと後悔していると
おっしゃっていますが、相手から見て、
そのときのサミーさんが不誠実だったかどうかは
分かりませんね。

実際は、もしかしたら、そのご親友も
こんな辛い状態の自分を見せたくないし、
見てほしくないと思っていた可能性もあるわけです。

身体状態が悪くエネルギーが低下しているような
患者にとっては、
サポーターの「行ってあげなきゃ」という正義感や
あるいは自分から見た誠実さからとった行動が、
実はとても大きな負担になってしまうことがあります。

「サポート」とひとくちに言っても、その方法は様々です。
重い病気と闘っているお友達のために
サミーさんができる真のサポートとは何でしょう?
続きは、ビデオでお話しします……

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