160831_FB_kawabata

Q:父は7年前に、母は4年前に他界し、
私(独身)はその実家(一軒家)に引き続き住んでいます。

私は3人姉妹の真ん中で、
姉と妹は結婚してそれぞれ家庭を持っています。

実家に住んでいる私が主に親の遺した遺品を整理していますが、
4年になる現在もなかなか終わりが見えてきません。

特に、母はいわゆる超タメコミアンで
実際に「賞味期限が昭和の日付の食品」や
「今年35歳の妹が生まれた時の、友人たちから貰った出産祝いの
全く手をつけてないもの」が、母亡き後に見つかり、泣きそうになりました
(情けなくて)

バックヤードから、母の衣類の尋常じゃない量がわんさか出てきて、
何度埃でむせたことか…

私は、ここで「人間の命はモノより短い」
「溜め込んだモノのツケは、本人でなく残された者が背負うものだ」
ということを思い知り、断捨離の大切さを改めて実感したのであります。

「そんなに、遺品整理が大変なら業者に頼めばいい」という意見もありますが、
私としては本音はそうしたいのですが、それは現実難しいです。

というのは、嫁いで行った姉妹の存在です。

実際に母のものと思って処分した本棚が、
実は姉のものだったりしたこともあったりして、
処分できるものの線引きが曖昧なのです。

現実、遠方だったり、子供が小さかったり
配偶者の仕事の都合上、ウチになかなか来てくれなかったりするので、
相談もままならないです。

そして、母の遺伝子を引き継いだかのようなタメコミアンの姉妹で、
姉にいたっては、嫁いで10年になるのに
部屋一つ分埋まるくらいの荷物がまだ残っています。

「もう嫁いで行ったのだから、なんとかしてほしい」と言っても、

「ウチは転勤族で、そんなに広い家に住めないし、いつ引越しになるか
わからないから、持って行くことはできない」
「近いうちに、姑と同居する二世帯住宅を建てる計画がある。
そのときに持っていく」

と、言いながら、その建設予定地より、どんどん遠いところに、
転勤が決まっていきその計画が実行できるめどなんていつのことやら…

現実に姉が置いていった荷物が私の生活スペースを占領しているので、
「他人のものは勝手に捨ててはいけない」の断捨離の鉄則を守ってるにしろ、
姉のモノを隅の方にまとめておいて、私のスペースを作ろうとしては、
「私のモノをぞんざいに扱わないで!」と怒られる始末…

私は、「自分の身の回りの事で精一杯なので、
それ以外のモノにまで気を使う事はできない!」と言いますが、
「それは自分勝手」と言い返されます。

「妹の生活スペースをおびやかしてまでも、
10年も家を物置にしている方が自分勝手」と腹の底では言いたいところですが、
水掛け論になるだけなので、こらえています。

断捨離は素晴らしい片付け法とは思ってますが、
私ひとりではどうしようもないことを痛感しています。
私自身のモノの断捨離は、殆ど済んでます。

そして、一日も早く家の整理を終わらせたくて、
今年に入ってから、ほとんど遊びに行ってません。

平日は仕事、土日祝日は片付け。
五月の連休もずっと片付けしてました。
気がついたら今年も半分が過ぎていきこのまま年末になりそうです…

たまに少し遊びに出掛けても家の事が気になって、楽しめません。
このまま片付けばっかりして過ごすのは嫌です。

嫌ならやめてしまえばいいかもしれませんが、
やめたら汚部屋、ゴミ屋敷の生活が待ってるだけで、
それはもっと嫌なんです。

アドバイスがあればよろしくお願いします。

【まこと・41歳・会社員】

―――――――――――――――――
A:

FROM 川畑のぶこ

まことさんとご姉妹とのモノを介したバトル。
なかなか一筋縄ではいきませんね。

そう、人は相手を支配するときに
相手の罪悪感に漬け込むという術を知っています。

「あなたに思いやりがあるのなら取っておけるでしょう」
「相手をリスペクトするならそのままにしておくでしょう」
といった具合に。

その際、自分のモノで苦しんでいる相手のことは想像ができず、
ひたすら被害者意識が働いてしまうのですね。

整理すること=悪
取っておくこと=善

という不文律が根底にあることと思います。

まことさんの姉妹はお二人ともタメコミアンとのことで、
モノが溢れていることに慣れていらっしゃるので、
そのことで苦しむ人のイメージができにくいことが考えられます。

ですので、本当に大変で苦しんでいるのだということを知ってもらうために、
口頭ではなく、手紙で伝えてみてはいかがでしょうか。

また、モノを溜め込み、そのことで自分を満たそうとする傾向がある人
というのは、自分の持ち物を己の延長線上のように考えてしまい、
相手がそれを大切にしてくれるか否かで
相手が自分を認めてくれているか、または受け入れてくれているか否か
を図ろうとすることがあります。

これは無意識のうちに行われています。

まことさんは、不要になったモノを整理しようとしているだけなのに
「私が不要だというの!」と、モノと自分を同一化してしまっている状態ですね。

また、この時、自分が丁寧にそれらのモノを扱っていないことは
棚上げとなっています。

まことさんは、あくまでも本人が丁寧に扱わず、放ったらかしにしているものを
整理したいということを伝えているのであり、姉妹を大切にしないということではない
ということをはっきり伝えておくことは大事なプロセスであると思います。

まことさんは、ご姉妹のことは大事にされていると思いますので、
(それ故にこのことに真摯に向き合い、悩んでいらっしゃることと思います)
そこは自信を持って良いと思います。

モノを取っておくことで、相手への思いやりやリスペクトを表現したり証明したり
する必要はまったくありません。

今ご自身がこのことでとても困っていることを、
この問題をできるだけ早く解決したいことを、
そして、姉妹のことは大切に思っていることを、
誠実に伝えてみてはいかがでしょうか。

まことさんがご実家をご両親の遺産として全て相続されている場合は、
ご実家のスペース全てを自由にされたら良く、
ご姉妹のものはそれぞれの住まいに送ることが健全ですが、
姉妹3人が3分の1ずつ相続しているのなら、
ご姉妹にもその空間を自由に使う権利はあります。
(たとえ物置にしたとしても)

その場合は、どこからどこを物置として使うかということも
話し合ってみてはいかがでしょうか。
そしてそこに「丁寧に」保管することを伝えてみてはいかがでしょうか。

ただし、開かずの間に埃や菌が堆積し、衛生状態が悪化したなら、
それはまことさんの健康や人生の質を落とすこともきちんと主張し、
それ故にどのように管理するかも話し合いをして
クリアにしてみることをお勧めします。

どうか、相手への敬意と愛情を持ってコミュニケーションをスタートしつつ、
主張すべきことは引かずに主張してください。

主張は決して批判ではありません。

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Q:実母との関係についてご相談です。

母80代私(娘)40代です。
母とは別居、父は他界しており母は一人暮らしです。
私は夫と子供と生活しています。

母はいわゆる毒親でした。
子どもの頃、母から褒められた記憶は全くありません。

「のろま、グズ。何をやらせてもだめだね。取り柄がない」など言われ続け、
いつもよその子を褒めている母でした。

思春期以降、母との関係に悩み沢山本を読みました。
親との対峙、自分を受け入れる、親は変わらない、
自分の心の持ち方を変える、など、あれこれ試みて今に至っています。

今は「過去は変わらない。母への憎しみも無理に無くさなくていい。
母へ優しくしなくてもいい。それによる罪悪感も持っていい。
自分と自分の家族の幸せだけを求めていい」
と思えるところまで至りました。

私からは母へ会うアクションはしませんが、
自営業であるため週に数度、母が私のところへやってきます。
これは避けようがありません。
来ないでと伝えまた悪態をつかれたくないため黙っています。

母が来ることにも心を波立たせず
出来るだけフラットな感情でいるように心がけていますが、
母の顔を見ると体調が反応してしまうようになりました。

動悸がし汗が出てパニック障害の発作のような症状になります
(薬は飲んでいます)
母が来るとほぼ必ずです。

このような症状になることを伝えること、来てもらいたくないことを
伝えると、また過去の悪夢のような母の口撃にあい、
私の心が穏やかでいられなくなるのでそれはしたくありません。

母へ何か言う、する、のではなく
私の心の持ち方でなんとか回避してゆく方法はありませんでしょうか。
よろしくお願い致します。

【匿名希望・40歳・女性】

――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

毒母を持つ子にとって、人生は大きな試練の日々となりますね。

言葉の暴力は肉体的な暴力同様、私たちの中に深い傷を負わせます。
理由は何であれ、暴力は許されるものではありません。

よって、精神的な暴力に対して匿名さんが憎しみを抱いたり、
そのような親に対して優しくなれないのは当然のことでしょう。

その人の本質ではなく、許してはいけない「行為」というものは
ありますから、そのような自分に罪悪感を抱く必要はないということを
知っていただきたいと思います。

ただし、匿名さんが苦しいのは、やはりどこかで「親なのだから」
なんとかうまくやっていけないかという期待があるからではないでしょうか。

未だ相手の反応を気にしてしまっており、
それに支配されてしまっていることが伺えます。

暴力的で憎むべき相手との関係は、親であれ誰であれ、清算して良いと
心底許可が与えられたら、そして、残念ではあるけれども、
暴力的な人というのは暴言を吐くものだ、ということをシンプルに認められた
のであれば、不快感こそあれ、過剰反応する必要はなくなるかもしれません。

そして本当に暴力と決別しようと決心し、距離を取れたのであれば、
自分は他人によってではなく、自分自身で人生を切り開いていくことが
可能なのだという自己効力感が得られることと思います。

匿名さんはお母様と一緒にお仕事をされているということでしょうか。

職場に母親が来ることが不可抗力で、その変更の権限が匿名さんにない
場合、そして受け止め方を変えることで感情のコントロールができない
場合は行動を変えること、すなわち、匿名さんがその仕事やポジションを
手放すこともオプションです。

社会的な立場を維持しようとするあまり、
身体的、精神的バランスを崩してしまうようであれば、
やはり人生を損なうことに変わりはありません。

パニック発作が起きるとのことですが、
病気は日常の心理社会的な痛みや苦しみから離れなさいという
メッセンジャーでもあります。

今の状態ではきちんと距離が取りきれているとは言えないでしょう。

病気はそれを理由に
そのポジションや職を休んだり離れたりしやすくしてくれます。

病気の恩恵を理解して、しばらく休む、あるいは離れるなど、
勇気ある決断と行動をとることをお勧めします。

いったんきちんと距離をとったことで、母娘関係をより俯瞰的に
見渡せるようになり自分自身や相手への理解が深いレベルで進んで、
親子関係が健全化することもあります。

ぜひお互いのためにも、
適切な距離を取ることが重要な時もあるということを思い出してください。

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こんにちは。川畑のぶこです。

40代の女性(匿名希望・会社員)からいただいた
「生きる目的の見つけ方がわかりません」というご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~

特別‘大きな悩み’と言えるものは持ち合わせていないのだと思うのですが、
私はこのまま、今の状態でい続けても良いのか、という不安があります。

仕事は正社員で、結婚もせず自由気ままな独身でいます。
一人でいることが気楽で、友人もほぼいません。

今は良いです。しかし、今が良いからといって、このままで良いのかという
漠然とした不安が残ります。

情熱を持って何か行えることがあると良いんだろうな、気心の知れた仲間が
いたら楽しいんだろうな、と、そんな事がふと頭を過ぎります。

大きな悩みを抱えている人から見たら、贅沢なんだろうと思います。
しかし、やりたい事や生きる目的の見つけ方が最近わからず、途方に暮れてしまいます。

~~~~~~~~~~~

バリバリと働いてきて、不自由なく気ままに生活されてきた方に比較的多い
お悩みだと思います。

悩みの大きさや質に大小というのはありません。
それぞれが置かれた状況で課題があり、悩みもあるはずですので、
「大きな悩みを抱えている人から見たら贅沢」ということは決してないと思います。

まず、私たちは日々変化するということ。
ご相談者さんの過去、20代、30代は、過ごしてきたとおりでよかったのです。

私たちはみな、気ままに、思い通りに人生を動かしたいという基本的ニーズが
ありますから、それはそれでOKだったと肯定していただきたいと思います。
過去をむやみに否定する必要はないということです。

そして今、40代になって、これから50、60と老後のことも視野に入ってくる時期
に来られたのでしょう。

私たちは共同体の中で存在しています。人との関わり合いなしに、人の助けなしに
生き得ることはできない社会的動物ですから、それに向けてどうしたらいいのか、
と考えてみるのは意義あることですね。

今後自分が体調不良になることもあるし、病気になったときに自分の身の周りのこと
全部できるとは限りません。人生の「ままならなさ」が徐々に出てくると思います。

もちろん、結婚したらしたで、ままならないこと、思い通りにならないことが出て
きますし、子どもが生まれたら生まれたで、人生最大のままならなさというのも
体験するわけです。

ただ、一人でいても怪我をしたり病気になったり、「ままならなさ」は感じますから、
どの道人生は「ままならない」のです。

一人で生きていくのか、人と関わって生きていくのか、どちらを取るのかということを
考えていく時期に、ご相談者さんは今、いらっしゃるのだと思います。

考え方のヒント、具体的な動き方を、お伝えしますね。

また、「人生の目的の見つけ方」については、私の師匠であるサイモントン博士が
常に言っていた「人生の目的とは、幸福を体験することである」という観点から、
お話しします。

続きは、ビデオで……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、海外からご相談いただきました。
ニュージーランドにお住まいの、ごめんねハリー様という女性(40代・専業主婦)
からいただいた、「野生のハリネズミを死なせてしまった罪悪感」についての
ご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
私は今年で海外生活20年目、ニュージーランド人の夫と8歳と6歳の娘達、
猫一匹と暮らしています。

この度ご連絡させて頂こうと思ったのは、私の愚かさから、
生き物を死に追いやってしまったからです。

ニュージーランドの路上で見かける動物の死骸のほとんどは、
ポッサムとハリネズミなのですが、先日、自宅前の路上に
20cm位のハリネズミが歩いていました。
生きているハリネズミを見るのが初めてだった次女は大喜びで、
のんびり歩く可愛らしい姿を1時間くらい観察していました。

夜行性のはずのハリネズミがどうして昼間いたのかは不明ですが、
どんどん大通りの方へ歩いて行ってしまうので、
ダンボール箱に入れて一旦家の横の山に移動させました。
その場にいなかった長女にも後で見せてやりたいと思い、
夕方彼女を迎えに行く間だけフェンスの付いた自宅の庭に入れました。

長女は、友達の家の庭に住み着いているハリネズミがいることから、
うちの庭にもこのまま住んで欲しいと言い出しました。
そこで、環境を整え、ペットとして面倒を見ようと思い、
飼育方法をネットで調べ、週末にはフェンスを付けたり、
枯れ葉を集めたり、小屋を作ったりする計画を立てていました。

こちらは日本とは季節が逆なので、今は初冬。
ハリネズミが来た日と翌日の二日間、ひどい土砂降りで、
濡れてないか心配で、エサや水あげのついでに藁を持ち上げ、
丸まって息をしていることだけを確認しました。

ダンボール箱に入れて移動した時にも、体を丸めて固くしていたので、
その時も人間の気配に身を固くしているのであって、
5分もすればまた動くだろうし、夜行性だから今は寝ているだけだろう
と思っていました。

ところが、翌朝になんと死んでしまっていました。
金曜日にはあんなに元気に歩き回っていたのに。

日本のサイトで飼い方を調べた時、暖房器具が必要と書いてあったにも関わらず、
この子は野生でいつも野宿しているし、隣に藁を入れた防水の箱を置いたので、
雨が嫌なら自分で移動するだろうと高を括っていました。
ハリネズミは寒いと冬眠して、そのまま死んでしまうこともあるという記事を、
後から読みました。

我が家に連れて来なければ、自力でどこか暖かい場所を探すことができた
に違いありません。子供たちにちゃんと話をして、山に返すという選択肢が
あったのにも関わらず、あまりの愛くるしさに私もペットとして飼いたいという
エゴと、野生動物に対する考えの甘さの結果として、あの子を死なせてしまいました。

本当に取り返しの付かない大変なことをしてしまいました。
どんなに後悔しても反省しても、あの子はもう死んでしまっているのに、
自分だけが楽しく笑顔で過ごしていると、とても罪悪感に苛まれます。

私は大変冷え性で、以前に冷えが原因の一つで体調不良になってしまったことも
あるので、真夏以外はウールの靴下を重ね履きして、体が冷えないように
気を付けています。でも今回の事があって以来、特に暖かくしている時に、
罪悪感を強く感じてしまいます。私や飼い猫がぬくぬくと家にいた時に、
あの子は寒さの中凍えて死んでいったのだと思うと、本当に申し訳なくて、
悔やんでも悔やみきれません。

私が後悔して辛いのは、自業自得なので仕方がないと思います。
ただ、今私にできること、すべきことは何なのかを教えて頂きたく、
また、とても悲しんでいる娘に、川畑のぶこ様ならどのようなお言葉を
おかけになるのかを、教えて頂けましたら幸いです。
~~~~~~~~~~~

動物愛・家族愛が感じられるご相談内容です。
生きものやファミリーをとても大切にされる、ごめんねハリーさんなのですね。

私たちがペットを飼うとき、少なからずこのような事故はつきものですね。

まず、動機がどこにあるか。本当に己の怠慢で死なせてしまったのであれば、
飼おうと決めたのに餌をやらないとか、ケアもしないということであれば、
これはもう大いに反省をしたらいいと思いますし、後悔もしたらいいと思いますが、
内容を拝見する限り、本当にハリーさんのミスで死なせてしまったかどうか、
ちょっと不明確なのではないかな、という印象です。

気になるようであれば、本当に自分が死なせてしまったのかどうか、
事実確認をなさることをおすすめします。

例えば、獣医さんなどに聞いてみる。これこれ、こういう状況だったのだけれど、
やはり私たちの過失だったのだろうかと。そして、もし「そうです、あなたたち
の過失ですよ」と言われたのであれば、反省して、次回同じようなミスが起こら
ないようにするということが大事になってくると思いますが、

もし獣医さんが、例えば「それはかなり死期が迫っていて衰えているハリネズミ
だから、人間ができることは何もありませんよ」と言われれば、おそらく
ハリーさんやご家族はその罪悪感から解放されるのではないかなと思います。

ですので、まずは認をする。確認をする相手も、専門家。
そして、本当に自分の過失だったかどうかということを見ていくとよいでしょう。

その結果によっては、「ハリネズミの最期を、私たちの愛で見守り、見届けた」と
捉えることもできますし、「今回の体験を知恵に替える」ことで、今後同じような
出来事が再発するのを防ぐことも可能になりますね。

娘さんたちへのアプローチについても、私なりの提案をさせていただきますので、
ぜひ参考になさってください。

続きは、ビデオで……

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160620

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、50代の女性から
「定年間近の夫との関係性に悩みます」というご相談をいただきました。

~~~~~~~~~~~
夫が定年をひかえ、勤務頻度が少なくなりました。
週1日ぐらいの出勤で、ほぼ毎日自宅にいます。

結婚して30年以上、専業主婦歴が長く、
朝、夫が出勤したてから夜遅くに帰宅するまで、
マイペース、マイルールでやってきたので、
どういう関係性を新しく作っていくか、試行錯誤しています。

夫は自立していますので、私がどうこうは余り関係なく、好きにしている感じです。
私にも「好きにすれば」とは言いますが、なんだか気を遣ってしまって、
妙に疲れることも多く、「一人でゆっくりとしたい!」が最近の望みです。

夫とは仲良く、いい関係性だと思っていたのですが、接触頻度が多過ぎるようです。
関係性は常に変わるとは理解していますが、
方向性のヒント、実用的なアイデアなどを頂けたらと思います。
~~~~~~~~~~~

ご主人が定年をひかえたり、あるいは実際に退職されたりして、ペースが乱れる
という話は、本当によくある悩みであり、よく受けるご相談です。

でも、この方はラッキーだなと私は思いました。

なぜかと言うと、こういったご相談の中には、
ご主人が常に自分自身を構ってほしいとか、自分のために朝昼晩ご飯を作って、
出かけるときも一緒で、、、等、わりと束縛されてしまうような雰囲気を
ご主人の方から醸し出すので、それに疲れてしまうという内容も多いのですが、
今回の方のケースは、ご主人が自立していて、「好きにすれば」と実際に言ってくれて
いるということですから、非常にラッキーなケースではないでしょうか。

「なんだか気を遣ってしまう」ということですので、おそらく、ご自身の心の持ちよう
が問題になっているのではないかと推察します。

まず、ご主人の言葉を額面通りに受け取って、実際に、自分が好きにしたらどうなるのか、
考えてみるとよいでしょう。お互いが快適に過ごせそうですか?
それとも、何か問題が起こりそうでしょうか?
「気を遣ってしまう」というのは、もしかしたら、問題が起こりそうと漠然と思っていたり、
好きにすることへの罪悪感があるからかもしれません。

これから先の夫婦関係を健全に、調和的に保つためには、
「我慢」したり「罪悪感」を抱いたりすることは好ましくありません。
それがいつの日か相手への悪感情へと発展し、最終的には
自分自身を苦しめてしまうことにもなりかねません。

ぜひ、夫婦それぞれが「自分に帰る時間と場所」を持ってください。

一つひとつの事象に対してではなく、この機会にぜひ、俯瞰的に、全体設計を見渡して、
ご主人との関わり合い方を再構築なさってください。その際、留意すべきポイントについて、
また、日常生活で手軽に実践できる、ちょっとした知恵や考え方のヒントもお伝えします。

続きはビデオで……
https://youtu.be/VNLl351dXVA

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は「自閉症の子供を持つ友人への対応に苦慮している」という、
リオさん(女性・50代・調理師)からのご相談です。

~~~~~~~~~~~
重い自閉症の子供(10歳)を抱える友人への対応に苦慮しています。

私は、長い海外生活で一人の知り合いもいなかった頃を忘れるほど、
今は友達がたくさんできました。それでも日本人、特に「同郷」と
言える人はやはり貴重で、同郷・同年代の彼女と知り合えたのは
奇跡に近いと考えています。

その彼女の、長い不妊治療の果てに授かった子供に重い自閉症があり、
付き合い方が難しくなってきています。

年の離れた彼女の夫は、7年ほど前に心臓発作で亡くなり、福祉や親族
の補助はそれなりにあるとは言え、実質彼女が一人で育てています。

彼女自身、結構な年齢で産んだ事もありますが、子供の年齢が進むにつれ、
「普通の子供(障害のない子供)」とのギャップが大きくなり、
『普通の子』への妬みと言える感情が意識・無意識両面で大きくなり、
故に、別の意味で「自己中心的」「攻撃的」になってきていると感じます。

(中略)

私自身、機能不全家族の間で育った後に、モラハラ夫との20年近い生活、
離婚後は思春期の娘の暴力などいろいろありましたが、やっと去年あたりから
心身共にそれなりに安定してきたのと、「年の功」もあり、彼女の愚痴や叫びは
「とにかく(彼女が言いたい時に)聞いてあげる」ことをスタンスに付き合って
きました。が、最近は私の方が不愉快な事が多く、苦痛です。

(中略)

また「自分の考えに間違いはない」と考えているようなところがあり、
私のすることに「ああしろ、こうしろ」という態度で接して来ることも
多くなってきました。

ある人の言葉で「長い付き合いの中で嫌になって来る人は本当に嫌な人」とある
のを知ってから、自分の人間関係でも「長い付き合いだから…というだけで
我慢する必要はない」と割り切れる場合が多くなったのですが、

彼女の場合、今の状況で私が疎遠になったり、態度を変えたりすると
「やっぱり『普通の人』は自分を見捨てて行く!」と
彼女の自暴自棄に拍車が掛かりそうで怖く、私が混乱しています。

お互いが快適になる距離感や方法、アドバイスがあれば宜しく御願いします。
~~~~~~~~~~~

リオさんのお友達思い、優しさが伝わってきますね。

みんな離れて行ってしまったけれど、自分だけは彼女を裏切らない、
友達でいようという姿勢も見えますし、また、過去にいろいろな共通点が
あって育んできた絆というものも伺えます。

人間関係というのは、時の経過とともに変化します。
また、私たちの状況や精神的発達、あるいは置かれた状況によっても、
人間関係は変化しますから、私たちは人生で常に試されるのは、
いかに変化にしなやかに対応していくか、ということだと思います。

昔こう決めたから、昔ご縁があったから、じゃあ一生続くかというと、
そういうケースもあれば、そうではなく疎遠になり、時期が経って
互いに成長したら、またどこかで会うということもあるんですよね。

なので、まず、今のリオさんがどういう気持ちなのか、
ご自身のハートに訊いてみてください。

「長い付き合いの中で嫌になってくる人は本当に嫌な人」という言葉が
響いたということですから、少なくとも今のリオさんにとって、
今の彼女との関わり合うことは非常に負担で、適切でないというのが
答えなのではないでしょうか。

(中略)

ここで彼女としばらく距離をとることは、罪悪感を伴うかもしれません。
が、だからと言って彼女の言いなりになったままでは、彼女に気づきを
促さなくなってしまいますし、そういった意味では、リオさんは被害者
のようでいて、彼女が変化を起こさないための加害者にもなってしまい
かねません。

(中略)

私たちの人生には、たくさんの痛みを伴います。重度の自閉症の子どもが
生まれたことにも、すごく痛みがあると思います。
ところが、苦しみが長びくというのは、何か抵抗があるから、
それを受け入れられずに抵抗があるから、ということもできるのです。

今の彼女には「これが私の人生だ」ということを受け入れることが、
とても重要になってきます。

そして、リオさんにはリオさんの、人生の課題があるはずですから、
そこに取り組むエネルギーを、ぜひとも確保なさってください。

続きはビデオで……
https://youtu.be/TTMvad2Rt6Y8

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Elderly couple rest at tropical resort

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【Q】家内が老人ホームに入ったのですが…

私は86歳 家内は83歳
家内は2年前からアルツハイマー型認知症と診断され、
次第に家事もできなくなり、
失禁、徘徊ががあらわれるようになりました。

この二年間介護してきましたが、
耐え切れず、有料老人ホームに委託しました。

介護から解放され肉体的にも心理的にも楽になりましたが、
生き別れの状態では常に家内のことが気になり、落ち着かないし、
自分の生活をどうしていけばよいか悩んでいます。

家内の病は治る見込みはありませんので、自然に任せ見守ってやり、
自分は残された人生をゆっくりと過ごしたいと思いますが、
もう一つ納得できません。

【86歳 男性 tomy様】

―――――――――――――――――――――――――――――
【A

FROM 川畑のぶこ

tomyさんのように人生の伴侶が認知症を患い、
介護に苦労される方は多くいらっしゃり、
同じような苦しみを抱いていらっしゃいます。

tomyさんが、もう一つ納得がいかないのは、
どこかでまだ罪悪感や後悔が残るからではないかと察しますが、
人間が断腸の決断をするときは、どのような選択をしても、
少なからず後悔は伴うものです。

tomyさんが、その時点での、物理的、精神的、肉体的な限界を尊重し、
散々逡巡した上で下した判断であれば、
それはその時点での最善の選択であったということを
思い出してみてください。

物理的・肉体的・精神的な限界がないのなら
いくらでも理想を追い続ければ良いでしょうが、
私たちにはそれぞれの限界があります。

それを素直に受け入れず、
今の自分でない、誰かの限界を採用したり、
限界を知りながらも無視して無理をし続けたのなら、
かならず何れ破綻するでしょう。
奥様との関係性もいよいよ不健全なものになるはずです。

tomyさんはその時点でのベストを尽くされたのです。
人生には忍耐を必要とする場面が多々あります。

全体の流れを考慮した結果、互いにとって健全な判断をするときに、
手放さなければいけないものもあります。

生き別れではなく、心できちんと繋がっているということを
思い出してください。
会いたいときにはいつでも会えるのだと。

物理的にも、肉体的にも、精神的にもゆとりがない状態で、
質の薄くなってしまったサポートを日々行うのではなく、
物理的に関わる時間は少なくなったかもしれませんが、
精神的にゆとりをもっているが故、質のともなった濃い時間を
共に過ごせると考えてみてください。

一緒にいる時間の量よりも、その質が重要です。

奥様と一緒にいられない時間に焦点を当てるのではなく、
一緒にいられるその瞬間を、より生き生きと心を込めて関わり合い、
愛ある時間をじっくりと味わうよう心がけてみてください。

奥様にとっても、tomyさんの笑顔が何よりの薬となるはずです。

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【Q】私の子育ては間違いでしたか?

高三男子・高一男子・小六女子の母親です。
フルタイムで働き、保育所や実家の両親に助けられて
子育てと勤務と家事をしてきました。

何とか両立して続けてきたのですが、実はどれも中途半端
ということがこの一年で形となってきています。

夫はまじめで厳しく(時間にも結果にも)、
中途半端な結果となった子どもの学業や生活に
怒りを隠せなくなっています。

早朝5時半起床、学年で◎番以内でならなければ
部活をやめさせる、守れないときは坊主になれ・・など
マイルールを決め、家族が守れないと怒り、
怒鳴ることも多く、従っている状態です。

モラルハラスメントの状況と考え
「怒鳴らないでほしい」と訴えるのですが、
「正しいことを言っているのを守らないのがいけない。
怒鳴らせているのはお前たちの方だ。
ちゃんとしてれば怒らない」と言われ反論ができません。

子どもの生活態度(片付けや早起きができない)や
成績が規準に及ばないことを指摘され
私も仕事をやめるよういわれますが、
子どもが幼いころから忙しさにかまけていた負い目がある
ため何も言えません。

高校3年生はほぼ浪人が決定し、
小6も中学受験に良い結果が出せませんでした。

今問題なのは高校1年男子です。
昨年の高校受験は地元のトップ高校の受験をするよう
親から言われましたが、成績が及ばないこと等で
その高校へは行きたがらず、他の高校を志望し合格しました。

文化部に入部して熱心に活動しています。
しかし、起立性調節障害と考えられる頭痛や吐き気で
休むことが多く、成績も底辺まで落ちてしまい、
履修単位も足りなくなる可能性がある状況となっています。

一方で男親から「志望校のランクを下げたから
トップグループに入らなくてはならない。
50番以内でなければ部活をやめさせる」と入学直後に言われ、
順番の締め付けが時とともに厳しくなっています。
欠席しがちなことも成績が芳しくないことも隠している状態です。

先日、テスト結果提出を責められて
自分で偽造した順位結果を男親に渡していました。
部活を続けたい、責められたくない気持ちがわかるだけに、
子どもが間違ったことをしたことを私は注意できませんでした。

偽っていることが判明した時、男親がどのように怒り、
罰を与えれるのか、恐ろしいです。
家から追い出されても構わないとも思いますが、
その時、小6の子はどうなるのか・・。

相当なストレスがかかってしまっている子どもを守りたい、
しかし間違ったことをしている、
やり直すためには私は仕事を辞めるべきなのか・・
何をすべきかわからなくなっています。

長い文章で申し訳ありませんでした。

【匿名希望様 49歳 医療従事者】

――――――――――――――――――――
FROM 川畑のぶこ
A:
保育所やご実家のご両親に助けられながらの
3人の子育て、よく頑張ってこられましたね。

子育ては人の手を借りること無しにはできません。
保育所やご両親には感謝ですね。

父親の理想通りではないにしろ、お母様ご自身がここまで
「その時点でのベスト」をつくしながら一生懸命やって
きていることは間違いないと思います。
そのことを認め、どうかご自身を褒めてあげてください。

さて、これまでを振り返って今後どうするかということ
に関しては、どうするべきかと考えるより、
ご自身がどうしたいかということを軸に考えてみること
をおすすめします。

子育てに「正解」を見つけることは安易なことではなく、
全ての子どもにとって、また全ての親に取って、
これが正解というものも無いでしょう。

あるとすれば、愛を持って育てる、ということにつきる
のではないでしょうか。

無論、愛は甘やかしではありませんし、愛の表現は
人それぞれ違うでしょう。
ただし、正論をかざして、他人の権利を奪うことを
してはいけません。

「成績がトップであることが正しい」という父親の論理は、
あくまでも個人的なものであって、本当にその論理が
家族の全てや世の人々の人生を豊かに幸せにするかという
視点ではNOなのです。

父親からすれば、
「将来苦労して欲しくない。幸せになって欲しい」という
気持ち、すなわち彼なりの愛の表現かもしれません。
ただし、それが我が子にとって正解かどうかはわかりません。

あくまでも「我が子のケース」「我が家のケース」を
丁寧にみていく必要があります。

人生の目的は幸福を体験すること。
この視点に立ったときに、どの選択が正しいのか、
振り返ってみていただきたいです。

ご自身の怖れは「父親の言う通りで、成績が芳しくないのは
私の育て方が間違っていたから」と思いにあるかと思いますが、
それは心のどこかでお母さんご自身も
「成績がトップであることが正しい」という父親の非合理的な
価値基準を採用してしまっていることによってわき起こってくる
罪悪感でしょう。

事実は、世の中には成績の良い人もいればそうでない人もいる。
ただし、成績が良い人間だけが幸せになるわけではなく、
成績に関わらず、子どもはそれぞれの豊かで魅力的な個性を
もって、それぞれの人生を切り開く能力を生まれながらにして
持っている。

彼らなりに幸せに生きることは可能だ。
ということが事実で健全ではないでしょうか。

「私(たち)」のケースはいったい
何が健全かといまいちど考え直してみて欲しいと思います。

また、人生における大切な判断を下すのに逡巡した結果、
どうしていいか分からないときには、頭で答えを出そうとする
のではなく、心で答えを出してみることです。

どうか母親の直感を使ってみてください。
直感とは知性以外からくる叡智です。

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【Q】ものに責められている気になるんです

こんにちは
断捨離について。
捨てるものに対して、どう考えればいいのかわかりません。

私は50代で、小さな時から祖母・母から、
「物を粗末にするといけない」とずっと教え込まれてきました。
使えなくなるまで、使ってこそ物が成仏する、なんて考え方でした。
「もったいないお化け」・・・まさにこんな感じです。

一度、30代の時に物を大々的に処分しました。
もう使わないブランド物のバック。
買ったけど、続かなかったゴルフセット。
あれやこれやとフリーマーケットで売りました。

ここからが、問題なのですが、処分したもの達が追いかけて
くるような夢でうなされてしまったのです。

昔から物に意思があり、私を責めるような気がして仕方ないのです。

それでどうしても及び腰になり思いっきり断捨離できません。
自分の問題とわかっていながら、いい考え方ができないかと
悩むことが多いです。

何かいい方法はないのでしょうか。

【50代 女性 Keiko様】

―――――――――――――――――
【A】FROM 川畑のぶこ

まさに、「もったいないお化け」世代ですね。
私たちの母親や祖父母は物質に乏しい時代を過ごしているので、
モノを最後まで大切に使い切る、また、リユースやリサイクルの
精神も身につけていたことでしょう。

私自身も母の断捨離を手伝った際に出てきた鉛筆ホルダーに
入った残り1センチほどの鉛筆を手にして、
美しい精神だなと心に染み入りました。

ただし、私の母の場合はそれ以外に使いかけや新品の鉛筆が
何十本も出てきましたが…

皮肉にも、母が生きているほんの数十年のあいだに
モノが足りなくて困る時代から溢れて困る時代に移行して
しまいました。

過去の価値観と行動では、うまく適応ができなかったのです。
先達の知恵、「もったいない精神」はいつの時代も大切な概念です。
モノを慈しみ、そのモノの命をまっとうすることで、
無駄使いをする精神を戒めるこの概念は、仏教に由来するものです。

さて、それではKeikoさんが捨てて夢に出てくるモノたちは、
Keikoさんが捨てずにとっておけばもったいなくなかったでしょうか?
大事に使い切って、それらの命は輝き全うされたのでしょうか?

もしKeikoさんの言うようにモノに意識があったとして、
よく考えてみてください。

主から大事に使われているわけではなく、罪悪感を免れるために
漫然ととっておかれているだけで、ときにはお蔵入り…、
いったいどんな気持ちになるでしょうか?

Keikoさんが、特に自分のことを好きな訳ではないし、
むしろ相性は合わないと思われているけれど、
一度縁があったからという理由だけで義理で年に数回声をかけてくる
ような知人がいたなら、どんな気持ちになるでしょうか?

心を偽ってでも関係をキープしてもらいたいでしょうか?
それともそのような人たちとは早々に縁を切って、
自分と気の合う人々との時間を大切にしたいでしょうか?

気に入っていない、あるいは必要のないモノたちのいのちが全うする
ことを優先したことでKeikoさんのいのちは全うできていますか?

終わっている関係性のモノたちがひしめいている空間で、
ろくに使っていないことに罪悪感を抱きながら暮らし続けたなら、
Keikoさんの人生がもったいなくありませんか?

リサイクルすれば必要とされる人々のもとへいけたかもしれないモノ
たちが必要とされないままKeikoさんのもとにあることのほうが
もったいなくありませんか?

モノは使ってこそ価値が出ます。
モノは人間が使うものであって、人間がモノに使われては本末転倒です。

生きた関係性は私たちのいのちを輝かせます。
死んだ関係性は私たちのいのちをくすませます。

親たちの世代は、モノがなくて困っていました。
私たちの世代は、モノが溢れて困っているのです。

親や先祖は子孫が豊かに幸せに、そして賢く生きるために智慧を
携えたかったはずです。

ない時は溜めるのが智慧。
では、溢れた時の智慧は何でしょう。

ぜひKeikoさんのいのちを輝かせる選択は何かを
もう一度問い直してみてください。

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