1027(大)

トムトムさん(50代・女性会社員・東京都)
のご相談にお答えします。

【Q】結婚30年目、58歳の女性です。
1年半前から夫と別居しています。
息子はすでに独立しており、
隣県でひとり暮らしをしています。

私たちは学生時代からの付き合いで、
長い時間を共にしてきました。

ここに至るまでにはいろいろありました。

関係が冷え込み、もう一緒に生活するのは
難しいと感じ、互いの同意のうえで
別居という形をとりました。

原因の一つには
夫の複数回の不貞行為もあったので、
当時は怒りや失望が大きかったのですが、

離れて暮らすようになってから、
私の方は気持ちが不思議と落ち着いて
しまったことを感じています。
夫はどうかはわかりませんが、、、。

離婚届を出してけじめをつけるべきか、
このまま「卒婚」という形で、
夫婦としての籍は残しつつ
別々の人生を歩むのか。

はっきりとした答えが出せずにいます。

別居中の今も、
お互いの近況をたまに伝え合ったり、
共通の趣味の話をしたりと、
完全に縁を切った関係ではありません。

離婚すれば、人生の大半を共に過ごして
きた相手を失うという現実に直面するし、
かといって今さら一緒に暮らす気持ちにも
なれない…。気持ちは揺れ続けています。

この年齢からの人生をどう歩むのか、

・離婚してけじめをつける
・卒婚という形をとる
・あるいは別の道もあるのか、、、

自分でも整理がつかず、
考えてばかりではらちがあかないと、
夫にも話をしてみようと思うものの、

いざとなると当たり障りのない話で終わり、
肝心のことを切り出すことができずにいます。

心のどこかで夫から「離婚」を提案される
のを恐れているのかも?という気もします。

私はどうしたいのか、
何を恐れているのか、、、。
わからなくなってしまいました。

【A】トムトムさん、
ご主人とは結婚30年とのこと、
学生時代も入れると40年近いお付き合い
ということになるのでしょうか。

長期にわたったパートナーシップでは
心が揺れ動くことがあるのは当然ですし、
特にトムトムさんの場合は、
夫の裏切り行為も経験しているのであれば、
なおさらだと思います。

恋愛至上主義で言うと、恋愛感情、
愛しているという感情がないのに
一緒にいるのは辛いかもしれませんが、

結婚というのは必ずしも恋愛だけに
依存するものではないですよね。

「選択的パートナーシップ」という言葉が
ありますが、様々な結婚の形態というのが
あります。

すでにトムトムさんも「卒婚」という
言葉を出してくださいましたが、
それも一つの形だと思うんです。

ですから、必ずしも相手に対する
昔のような情愛というか情念というか、
熱い思いがないからといって、
それに対して罪悪感を持つ必要はないと
思います。

結婚というのは社会的な意味で
いろいろな制約がある代わりに、
メリットもありますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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株式会社経営科学出版

shutterstock_591868226

【Q】はじめまして。
55歳、未婚です。

父が亡くなってもうすぐ1年、
83歳の母と2人で暮らしています。
兄弟はいません。

母は寂しさもあってか
とにかく話し相手が欲しいようで、
朝から晩までご近所の話や愚痴など、
とりとめのない話を延々と続けます。

最初はうんうんと聞いていても、
途中で私の返事が少なくなると
「ちゃんと聞いてない!」と怒り、
不機嫌になり、テレビを大音量に
してずっと無言で見ています。

毎日のことなので、
正直、私もかなり疲れています。

父が大病をした数年前、
私は看病のため、契約社員として
勤めていた会社を辞めたので、
今は定職も収入もありません。

本当は母と別居すれば
少しはラクになると思うのですが、
経済的にその余裕がありません。

家の中のことや母の相手をしていると
なんだかんだとやることも多く、
1日はあっという間に終わります。

私も年齢的に気力・体力が少しずつ
衰えているのか、新たに仕事を探す
気力もなかなか湧かず、

結局この生活をダラダラと
続けてしまっている自分にも
嫌気がさしています。

母に対して「このまま一緒に暮らす
のはしんどい」と思う一方で、
仮に今から別居をするとなれば
それだけの収入を得なければならないし、

何より、老齢の親を見捨てるような
罪悪感があり、どうしたらいいのか
途方に暮れています。

年老いてわがままになっていく
母との距離感を、
どう取っていけばいいのでしょうか。

【モモンガ・50代・女性・無職・愛知県】

【A】とても正直なお気持ちを
言葉にしてくださいました。
これだけでも大きなステップでは
ないでしょうか。

親の老いと向き合いながら、
自分自身の人生も見つめなおす――
これは多くの人がぶつかる
大きなテーマです。

とくに一人っ子で、親と長く
同居されてきた方にとっては、
心身の負担と「罪悪感」が
複雑に絡み合いやすい状況です。

まず、 母の寂しさとモモンガさんの
疲れは共存して当然ということを
覚えておいてください。

お母様が愚痴や世間話を繰り返すのは、
「話を聞いてほしい」「ひとりが怖い」
という寂しさの裏返しかと思います。

でも、それに四六時中付き合うことは
モモンガさんの心身のエネルギーを
すり減らします。

ここで大事なのは、「母の寂しさを
すべて受け止める責任がある」という
思い込みを手放してみることです。

モモンガさんが疲れているのは
冷たいからでも親不孝だからでもなく、
お母さんのすべてを一人で抱え込んで
しまっているからではないでしょうか。

そして、相手とのあいだに
境界線(バウンダリー)を引くことは
冷たさではなく「健全な距離」です。

人間関係には、どんなに近い間柄でも、
たとえ親子であっても、
適度な距離が必要です。

特に親子関係では
この線が曖昧になりやすく、
「全部応えなければ」という気持ちに
なりがちですから注意が必要です。

たとえば、こんな工夫をしてみるのは
いかがでしょうか?

・母とのおしゃべりタイムを
あらかじめ時間で区切る
 (「夕食後30分」など)

・それ以外の時間は、
「今は自分の時間ね」と
 やさしく線を引く

・一方的な愚痴には
 「へえ」「そうなんだ」と短い相槌で返す
(全部に丁寧に反応しなくてもいい)

最初はお母様が反発するかも
しれませんが、これは決して
モモンガさんの冷たさではなく
行動パターンの変化に対する
一時的な反応で、

習慣化することで、少しずつ受け入れ
られるようになる方も多いです。

そして、モモンガさんご自身の
生活の軸を取り戻すことを
大切にしてください。

母のことを最優先にしていると、
自分の時間も気力も削られ
消耗してしまいます。

自分の時間を持つことは
決してわがままなことではなく、
共倒れを防ぐために必要なことです。

たとえば、

・1日10分でも、自分のための時間
(例:散歩・読書・友人との連絡など)
 を確保する

・すぐに働き出さなくても、
「生活を母中心から少しずつずらす」
意識を持つ

・近隣の地域包括支援センターや
ケアマネジャーに相談して、
今後の介護や支援体制について
情報を得ておく

などはどうでしょう。

将来のことを見据えて、
即「別居しなければ」といった極端な
選択だけでなく、

距離をとりつつ共存する
グラデーションの選択肢を広げること
が、心の自由度を上げてくれます。

罪悪感が湧くかもしれませんが、
それは「あなたが悪い」というサイン
ではありません。

「親を見捨てるようでつらい」という
気持ちの裏には、
モモンガさんの深い優しさがあります。

でも、その優しさを「自己犠牲」で
燃やし続けると、

モモンガさんが先に壊れてしまい、
結局、あなたのためにも
お母様のためにもなりません。

その罪悪感に振り回されることなく
「これは私の優しさの証」と理解して、
冷静にご自身のための行動を
選んであげてください。

変化や決断をするときは、
いきなり大きな変化や決断をする
必要はありません。

「1日中話を聴く」生活を
「夕方30分だけ」に変える――

その小さな変化でも、自分の心身が
回復していくのを感じられることでしょう。

その余裕が、新しい仕事や
ライフプランを考える気力に
つながっていくことでしょう。

ご自身を大切にすることは、
周囲の人を大切にすることにも
つながることをどうか忘れずに。

ー川畑のぶこ

       
        
ーーー

 
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おもちさん(30代・女性・会社員・東京都)
のご相談にお答えします。

【Q】外国籍のパートナーと
交際して数年になりますが、
母に猛反対されています。

両親ともに彼に会ったことはありますが、
彼が中華圏出身であることが不安なようで、
「絶対に苦労するから“ちゃんとした日本人”
にしなさい」と言われています。

これまで彼の人柄を知ってもらうよう
努力してきましたが、

「あなたのためを思って言っているのに」
「親を不安にさせるな、許さない」
「養育費を返せ」

などとヒステリックに言葉を返され、
心がとても傷付き、
自分を責めてしまうこともありました。

親戚や友人に相談したり、
カウンセリングを受けたり、
書籍を読んだりするうちに、

これは母の心の問題であると
気づくことができたため、
今は距離を置いています。

この経験から、母に対する強い恐怖や
不信感が芽生えてしまいました。

私が小さいころから両親は不仲で、
母は精神的に不安定なところがあることから、
兄弟のうち一人娘である私に対する
愛情が強すぎるのだと思います。

近いうちに彼との結婚を予定しており、
父からは「まずはお互いに話し合いを
したら」と言われますが、

これまでの経験から、私の気持ちや
話は冷静に聞いてもらえず、
「話し合い」にならないと感じています。

課題の分離は終わっているし、
私の心は決まっているのですが、
まだまだ親に対する罪悪感や怖さが
出てきてしまいます。

どのように乗り越えたら良いでしょうか。

【A】こちらまで胸が痛くなってくる
ようなご相談ですね。

おもちさんの、お母様に対する優しさ、
思いやり、誠実さがあるからこそ
罪悪感が出てきてしまうのだろうなと、
そんな親子関係が見えてきます。

今回のご相談に関しては、
すでにおもちさんが大正解の答えを
出していらっしゃるように感じますので、
おそらく、背中を押して欲しくて
ご相談してくださったのかなと思います。

「課題の分離」というのはアドラーの
すばらしい概念ですが、そうなんですね、
母には母の、私には私の、人生の課題がある。

他人の感情の責任は
誰にも取ることができないのです。

ですから、罪悪感については、
ご自身を責めることなく、
お母さんのことを大切に思っているが故の
反応なのだと、ちょっと俯瞰視して
いただきたいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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【Q】以前、3年ほど付き合っていた
彼氏に浮気をされていたことがわかり、
別れました。

その時はかなり落ち込み、
仕事終わりによく泣いていました。

その後、新しい彼氏を作ったり、
親密になった男性が自分に近寄ってきたり、
手を握られたりするのが苦痛になりました。

普段、仕事上で男性に触れる際には
何とも思わないのですが、

恋愛関係や親密な関係の男性が近くに来る
だけで、息が詰まるようになってしまい、
手も繋げなくなってしまいました。

どうしたらいいですか?

【ピーマン・20代・女性・医療従事者】

【A】ピーマンさん、こんにちは。

真剣に3年間お付き合いしてきて、
信頼していた彼氏の裏切りは、
ピーマンさんの心に
深い傷をつくったことと思います。

そのような失恋のあとに、
心と身体が親密な関係そのものに
拒否反応を示すことは、
実はとても自然な反応です。

ピーマンさんが弱いわけでも、
愛する力を失ったわけでもありません。

むしろ、深く傷つくほどに
相手を愛していた証でしょう。

このような状態から回復するのは
簡単ではないかもしれませんが、
必要な時間をかけながら
癒しの道を前進することは可能です。

まず、ピーマンさんに
心がけていただきたいのは、素直に
身体の声に耳を傾けるということです。

心の傷は、
感情だけではなく身体にも刻まれます。

恋愛関係におけるスキンシップや
近い距離感が苦しくなるのは、
あなたの身体が「再び傷つきたくない」と
全力で守ってくれている証拠でもあるのです。

理性では「大丈夫」と思っても、
身体が拒否しているときは、
無理に状況に合わせようとしないでください。

まずはその反応を否定せずに尊重すること、
「拒否していいよ」とご自身に許可を与える
ことからスタートしてみてください。

「手をつなげない私っておかしいのかな」
などと思う必要はありません。

人それぞれ、回復のスピードも、
再び心を開くタイミングも違います。

3年真剣にお付き合いした人からの裏切りは、
大きなダメージを与えます。

そのような状況からの回復は、
半年から人によっては数年くらいかかっても
おかしくありません。

自分を責めることなく、
「今の私に必要なのは、優しさと安心」
と心の中で繰り返してみてください。

失恋で傷ついたピーマンさんの心が、
ちゃんとあなたを守ろうとしてくれている
のだということを覚えておいてください。

そして、安全な関係性を再び築くためには、
一気に苦手を克服しようとせずに、
スモールステップでの回復を意識します。

たとえば:

・信頼できる異性と、あいさつや軽い会話など
 「安全な距離」で接する練習をする

・手をつなぐなどのスキンシップを焦らず、
 心地よい距離を自分で選び、
 その距離を保ちたいだけ保つ

・「今はまだ近づかない」という意識的な選択
 も、自分を守る大切な行為と自覚する

恋愛に限らず、安心できる人との関係性を
少しずつ築いていくことで、身体も徐々に
「大丈夫」と感じられるようになります。

ピーマンさんが感じている
「息が詰まる感覚」も、自分を守るための
体からの大切なサインです。

まず、「ああ、息が詰まる感覚があるんだな」
と気づいてあげてください。

その詰まりは
体のどのあたりで感じるでしょうか?

喉でしょうか?胸でしょうか?

いずれにせよ、その感覚を否定せず、
そこに注意を向けて、
包みこんであげてください。

泣き叫ぶ赤ちゃんが
母親に必死に何かを訴えているときに、
母親が優しく赤ちゃんを抱くように、
詰まる感覚にやさしいまなざしを
注いでください。

息を吸いながら詰まる感覚に気づき、
息を吐きながら微笑んでみます。

そして、身の回りの心地よい感覚に
意識を向けてみてください。

たとえば座っている椅子のクッションの
心地よさや、部屋の温度の心地よさなど。

このように、痛みを抱きながらも、
身体に安心の記憶を
少しずつ取り戻していきます。

親密な場面で息苦しさを感じたときは、
マインドフルな(丁寧に注意を向けた)呼吸を
しながら、身体を過去から今に戻すことで、
過去の記憶に巻き込まれることを防げます。

また、セルフタッチによる
安心の感覚を育てることも有効です。

誰かとのスキンシップに抵抗があるとき、
まずは「自分との触れ合い」で
心地よさを再教育していくのが効果的です。

1. 両手で自分の二の腕や肩を
やさしく包み込むように触れます。

2. そのまま3-5回程度、
マインドフルな呼吸をします。

3. 心の中で「大丈夫」
  「私はいまここにいる」「私は安全」
と自分に語りかけます。

身体は“安心の感覚”を
少しずつ覚え直します。

これは、他人との距離を回復する
前段階として有効です。

恋愛トラウマからの回復は、誰かと
「すぐに距離を縮める」ことではなく、
まず「自分の身体と心の距離」を
再び近づけることから始めてみます。

焦らずに、自分のペースで大丈夫です。

もし今後、信頼できる相手ができたときには、
そのペースを相手に伝えることも大切で、
回復のプロセスとなります。

それでも苦しいときは、
カウンセリングや心理療法(たとえば
EMDRやソマティックエクスペリエンスなど
のアプローチ)が、恋愛トラウマの回復を
助けるケースもありますから、

一人で抱えず、専門家と一緒に
心の傷を少しずつ解いていくことも
選択肢にいれてみてください。

どうかご自身を大切に、
ピーマンさんが相手に優しくしてきたように、
傷ついたご自身に
優しく接してあげてください。

優しさは弱さではなく強さです。

ー川畑のぶこ
       
        
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リラックマさん(50代・女性・パート・茨城県)
のご相談にお答えします。

【Q】昨年、夫が66歳で亡くなりました。
肺癌でした。
見つかったときは手遅れで、
半年の闘病の後、旅立ちました。

ひとりでも大丈夫だなと思っていますが、
未だ仏壇に手を合わせることができません。
おはよう、行ってくるね、ただいま、
など、話しかけています。

泣いて暮らしているわけでもありません。

それに気がついたのは、
先月実父が癌で亡くなった後でした。
家族みんなで父に寄り添い、
見送ることができました。 90歳でした。

実家の仏壇に手を合わせている自分に、
夫には手を合わせられないのに
父には合わせられるのはなぜなのだろうと。

夫の納骨をする気になれず、
まだ家にあります。
このことも関係しているのでしょうか。

夫に対して、
もっと早く病院に行っていればとか、
その後の治療にも後悔はありません。

夫への反応と、父へのそれと、
この差はいったい何なのでしょうか。

特に困っているわけではないのですが、
気になり、相談させていただきました。

よろしくお願いします。
 

【A】リラックマさん、
ご主人様ととても仲良しで、
いい関係を築いてこられたんですね。
ご相談文からそのような印象を受けました。

実のお父様には手を合わせられるけれど
夫には合わせられないということで、
もうリラックマさんもお気づきだとは
思うのですが、

リラックマさんの心の中で、
夫が旅立っていったということが
まだ完全に受け入れられない、
完了していない、
ということの表れだと思います。

仏壇で手を合わせるためだけに
納骨を急ぐことはありません。

仏壇よりもっと手前で
リラックマさんならではの方法で
供養することもできると思うのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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【Q】15歳と13歳の息子がいる、
45歳のシングルマザーです。

5年前に離婚し、それまでの家を出て、
今は2DKのアパートで3人で生活しています。

正社員で働いており、家計は私ひとりの収入
でなんとかやりくりしていますが、
仕事と家事・育児の両立で精一杯の毎日です。

成長期の息子たちはどんどん体も大きくなり、
部活や趣味の道具も増えて、手狭な間取りは
ますます片づかなくなっています。

もともと私自身も物が多く散らかりやすい
タイプでしたが、断捨離の本を読み、
「他人のモノに手を出してはいけない」
という言葉にドキッとしました。

というのも、
離婚前に夫婦仲が悪化していた頃、
夫の持ち物を勝手に処分してしまったことが
あり、今では深く反省しているからです。

その思いもあって、息子たちが散らかし放題
でも手を出せず、見て見ぬふりをしています。

ただ、息子たちの部屋は、衣類やわけの
わからないもので床が見えないほど散乱。
「しつけの問題」と言われても
仕方ない状態です。

思春期のせいか、片づけ以外でも口を出すと
反抗的な態度を取るので、ここ1〜2年は
生活態度や勉強のことも含めて
一切口を出さないようにしています。

するとますます散らかりはエスカレートし、
私は自分のエリアだけを断捨離して
整える日々です。

「自分がやっていれば家族もそのうち
やり始める」と聞きますが、今のところ
その気配はまったくありません。

仕事で疲れて帰ってきて、
さらに家の散らかりを目にすると、
心底げんなりしてしまいます。

これは思春期・反抗期と割り切るべき
でしょうか。
それとも、息子たちを傷つけず、
効果的に片づけへ促す方法はあるでしょうか。

アドバイスをいただけたら嬉しいです。

【悩めるシンママ・
    40代・女性・会社員・千葉県】

【A】悩めるシンママさん、
正直に、そして丁寧にご自身の状況を
共有してくださりありがとうございます。

お話から、
仕事も家事も子育ても背負いながら、
さらに断捨離を通してご自身の内面とも
向き合っていらっしゃる姿が伝わって
きました。

まずは、
その頑張りと誠実さに敬意を表したいです。

15歳と13歳という思春期の男の子にとって、
自分の部屋や持ち物は
「自分の城」であり「自己表現の場」です。

つまり、
縄張り意識が強く働き始める時期ですね。

ですので、多少散らかっているのも、
自己主張や親からの独立の表れでもあります。

このような時期は、親が一方的に片づけを
押しつけたり片づけ出したりすると、
ますます反発したくなってしまいます。

これは「片づけの問題」というより
「自立のプロセスの問題」と捉えてみると、
少し気持ちが楽になるかもしれません。

思春期や反抗期は嵐のようなものですから、
嵐のときは抵抗せずにひたすら過ぎるのを
待つというのも大事な対策となります。

また、断捨離の原則の一つは
自分の持ち物に責任を持つことです。
人のモノに勝手に手を出してはいけません。
(人のモノを勝手に捨てるのは暴力行為です)

そのときに大切にしていただきたいのは
「共有スペース」と「個人スペース」を
区別することです。

リビングや玄関、キッチンなど共有する
空間は、みんなが快適に過ごせるよう
最低限のルールをつくってみてください。

たとえば、
危機管理からも床にモノは置かない、
通路は確保するなどです。

ただし、個室や子ども自身の収納は
個人スペースですから彼らに任せ、
散らかっていても原則ノータッチとする。

共有スペースに関しては
「私が疲れて帰ってきたときにここだけは
片づいていてほしい」と正直に伝えるのは、
しつけではなく「共に暮らす人間としての
お願い」になります。

片づけを「やりなさい」と指示すると
反発されますが、

「私は散らかっていると
 疲れが倍増してしまう」
「整っていると安心できる」と、

自分のフィーリングをシェアする形で
伝えると、

子どもたちも
「母さんのために少し協力するか」と
思える余地が生まれるかもしれません。

モノの整理を「対話のきっかけ」にする
ことも、この時期の
しなやかなコミュニケーションに
つながるかもしれません。

部活や趣味の道具は、彼らにとっては
「夢」や「未来」とつながる大切なモノです。

もし片づけを促すとしたら、

「今のあなたにとって大事なモノって何?」
「これはこれからも使う?
 それとも卒業した?」

と問いかけ、モノを通して自分を振り返る
時間にしてあげると、
ただの片づけが「自己確認の作業」になる
のではないでしょうか。

また、母親は自分と自分のモノに敬意がある
ことが伝わります。

この時期は「散らかし放題」も一つの通過点
と受け止め鷹揚に構えてみてください。

息子さんたちも社会に出れば、
いやでも整理や管理が必要になります。

そのときに「お母さんが自分のエリアを
整えて生きていた」姿が、
必ず彼らの潜在意識に残っています。

今は表に出なくても、数年後に
ふっと芽を出すこともあります。

このように、思春期の息子たちと向き合う
際には、割り切りと信頼が必要です。

ティーンエイジャーの男子2人の成長と
ともに家が狭く感じるなら、
カフェや図書館なども自分の家の
「離れ」と思って活用してください。

悩めるシンママさんがくつろげる時間や場所
は、必ずしもご自身が所有している必要は
ありません。

賃貸住宅が月極の支払いなら、
カフェは飲食を提供してくれるだけでなく、
時間単位で自分のスペースを提供してくれて
いると考えればよいのです。

住む街全体もシンママさんの拡張自己として
意識を広げてみてください。

このように、
ご自身の空間を整えて背中を見せつつ、

• 共有スペースには最低限のルールを
• 指示ではなくフィーリングを伝える
• モノを通じて対話する
• ご自身のパーソナルスペースを確保する

この4つを意識しながら、
「たとえ散らかっていても彼らの成長の一部」
と割り切ることが、母としての心の平穏にも
つながることと思います。

悩めるシンママさん、
どうかご自身の安らぎを最優先に。

ご自身が整っていれば、きっと息子さんたち
にもそのエネルギーは伝わっていくことを
信じて前進してください。

応援しています!

ー川畑のぶこ

       
        
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枝豆さん(60代・女性・専業主婦・山形県)
のご相談にお答えします。

【Q】61歳の主婦です。
自分の話し方の癖について、悩んでいます。

きっかけは母の影響です。
母は根は明るい人でしたが、
昔から何かと嫌味っぽく、
本人に悪気がなくても
ネガティブな言い方ばかりしていました。

気づけば私も同じような言い回しを
していることがあり、夫に聞いたら
「かなりそういう発言が多い」と言われました。

さらに思い切って30代の息子と娘にも
聞いてみたところ、「子どもの頃から
そう感じていたけど、言うとお母さんが
怒るから言わなくなった」と打ち明けられました。

正直ショックでしたし、
もっと早く自分で気づいていたら、
あるいは繰り返し指摘してもらえていたら
直せたのでは…と後悔しています。

自分では普通に話しているつもりなのに、
嫌味っぽく聞こえてしまうことがあります。

例えば「今日は片づけたのね。
でもいつまで続くかしらね」と言ってしまう。

本人を励ましたい気持ちもあるのに、
結果的には相手を不快にさせてしまいます。
こういう言葉が無意識に出てしまうのです。

家族だけでなく、ご近所の方や友人との
会話でも、ふとした一言で
「失礼だったかな」と後から気になり、
引きずってしまうことがあります。

改善のため、できるだけ
「口に出す前に一呼吸おく」という工夫を
していますが、会話の流れで、考える間もなく
口にしてしまうこともあります。

考えてから言ったつもりでも、しばらくして
「あの言葉は失言だった」と気づくことも多いです。

これは、私の何が影響しているのでしょうか? 
また、どうすれば嫌味っぽさ・愚痴っぽさをなくし、
もっと温かい言葉を自然に使えるようになるでしょう?

今からでも間に合うでしょうか。。。 
アドバイスをいただけたら幸いです。

【A】枝豆さんの、ご自身をちゃんと
振り返って反省する力、とても素敵です。
はい、もちろん今からでも間に合います!

長い間、何十年もやってきたからこそ、
気づけることもありますね。

枝豆さんが人間的にも丸くなって
成熟したからこそ、内省する力を育めた
ということもあると思います。

ですので、もっと早く気づけばよかった
と思う必要はなく、今が適切なタイミング
だったんだと受け止めてください。

具体的にどのようなステップで
言い方・伝え方を変えていけばよいか、、、

続きは、ビデオでお話しします……

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【Q】片づけしたい気持ちはあるのですが、
どこから手をつけたら良いか
迷うばかりで、行動に繋がりません。

(実は、片づけだけじゃなく、
行動の全てに焦りや迷いがあります)

そこには、過去に執着して
捨てきれない洋服を全部捨てたら、
いま着る服がない。

すると、
着ていく服がないから出不精になって、
ますます自分を構わなくなっていく。

悪循環を断ち切りたいけど、
部屋を見回すと萎える。

部屋が古いからとか、
掃除ができてないからとか、
自分がやってないのが原因なのに
前向きに気持ちを切り替えることが
できていません。

落ち着ける空間作りをしたいです。
行動する自分に変わりたいです。
自分にストップをかける物を
取り除きたいです。

できていた時もあったのに、
パタリとしなくなった自分になって
もどかしいのです。

親を見送るタイミングが来ているのに、
悲しい現状を変えていきたいです。

【ミライ・アラ還・主婦・東京都】

【A】ご相談くださりありがとうございます。

片づけしたいのに動けず、
過去に執着してしまう――
ミライさんのもどかしさや焦りが
よく伝わってきました。

まずお伝えしたいのは、
できない自分をどうか責めないで
いただきたいということです。

片づけや整理は、単なる作業ではなく、
心の整理と深くつながっています。

親御さんを見送る時期が近づくという
大きなライフイベントもあり、
心の中にはさまざまな思いが
渦巻いているでしょうから、

すぐに動けないことがあっても
自然な反応でもあります。

人は変化が怖いものです。

ただ、ミライさんの場合、
不要にハードルを上げてしまっている
可能性がありそうです。

すなわち、
「全部捨てたら今着る服がない」と、
やるとなったら「全て」と
思い込んでいるようですが、
その必要はありません。

断捨離はあくまでも
「不要・不適・不快」なモノを取り除き、
「要・適・快」なモノを選びぬくため
のプロセスです。

今の自分が着ない服は手放しましょう
という提案であり、
今着る服は捨ててはいけません。

捨てる行為はあくまでも手段であり、
すべてを捨てることが目的ではありません。

「今着る服がなくなる」なら、
それは断捨離ではないのです。

また、ミライさんは捨てることで
今着る服がなくなり出不精になり、
さらにご自身を構わなくなるという
悪循環に陥ることを
恐れていらっしゃるとのことですが…

はたして、まだそれらのモノを
捨てていない現在、
ミライさんは今着る服とともに
生き生きと外出されているのでしょうか?

もし、今も出不精なら、それは
モノを捨ててしまったせいではなく、
逆に、居住空間がモノで詰まってしまって
いるので、着たい服が見つけ出せないせいか、

あるいは、そもそも今のミライさんが
着たい服がそこにはもうないから
ではないでしょうか?

過去にはそれを着てウキウキしながら
外出した服も、いまは旬も過ぎて、
心ときめかないため
「着られる」けれど「着ない」服に
成り下がってしまってはいないでしょうか?

そうであれば、今のミライさんに
ふさわしい服を発掘するか、
そのような服がないのなら、
今のミライさんの心を躍動させ
輝かせてくれる服を新調する、

新しい服を迎え入れるためにも
旬が終わった服たちは
手放してみてはいかがでしょうか?

すると新しい服とともに
みずみずしいエネルギーが
ミライさんに舞い込んでくることでしょう。

「着る服がなくなるから捨てない」
から
「お気に入りの服をみつけ出すために捨てる」
というふうに
意識を切り替えてみてください。

また、部屋が古いとか
掃除ができていないのが原因と
ありますが、それは逆です。

モノが多いから掃除もしたくなくなりますし、
古びた部分の修繕にも
意識が向かなくなるのです。

何もない体育館のフロアに
ホコリが堆積していたら
自然とモップをかけたくなりませんか?

では体育館の物置はどうでしょう?
モノが多いと掃除する意欲も
削がれるのではないでしょうか?

立ちはだかるものがない白い壁が
煤けていたり壁紙が剥がれたりしていたら
塗り直したり貼り直したりしたく
なりませんか?

ところが壁の前に
モノが立ちはだかっていたらどうでしょう?
「そのうちやればいい」と
先延ばしになりませんか?

露出している平面の面積が多いほど
ホコリや汚れも目立ち、
簡単に掃除ができるので、
心理的に誘われるように
掃除がしたくなりますが、

モノが多くて立体面が増えると、
ホコリも汚れも目立たなくなり
掃除も面倒になります。

掃除のモチベーションを高め、
掃除を機能させるためにも
まずはモノを減らすことが必須です。

親御さんをお見送りされる
大切なタイミングとのこと、
ぜひご自身とご家族のためにも
清々しい生活の場を整えるべく、

不要・不適・不快なモノを手放して
要・適・快なモノに囲まれますように!

ー川畑のぶこ

       
        
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