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FROM 川畑のぶこ

ザワザワさん(50代・女性・会社員・東京都)
のご相談にお答えします。

【Q】数年前に母が亡くなり、今は
実家で85歳の父が家で85歳の父が
一人で暮らしています。

今年に入り体調を崩し、
身の回りの最低限のことは
なんとかできているものの、
掃除や洗濯、炊事などの家事は
難しい状態です。

私は夫と子ども2人との4人暮らし、
東京都内で働いていますが、
会社に頼み込み、
春からは隔週で自宅と実家から
リモートワークをさせてもらっています。

隣県に一人暮らしをしている妹と交代で
毎週2〜3日はどちらかが
実家に行くようにし、
父のサポートをしているのですが、

私が行くと、
妹が帰った翌日にもかかわらず
シンクには洗い物が溜まり、
床には細かいゴミやほこりが
そのままだったりすることがあります。

妹は父の食事もスーパーで買ってきた
惣菜や宅配の弁当で済ませることが多く、
最低限の洗濯などはするものの、
掃除などはほとんどしていないようです。

日によっては昼まで寝ていることもある
と父から聞きました。

妹は私より5歳下で、
昔からちゃっかりしていて要領がよく、
うまく人に甘えるタイプ。

私は真面目で不器用。
小さい頃から正反対でした。

大人になっても、その差は埋まらず、
話し合ってもすれ違うだけなので、
今はもう何も言いません。

毎回帰ると、ある程度の作り置きを
してくるのですが、父の話を聞くと、
どうやら、父が食べるよりも
妹が食べていることの方が多いようで、
それ以来、作るたびに
心がザワついてしまいます。

「これは父のためにやっていること。
父の口に少しでも入ればそれでいい」。

そう自分に言い聞かせながら
作るようにはしています。

でもふと、「どうせ父は食が細いし、
妹が食べるんだろうな…」という考えが
頭をよぎってしまい、
それ以上手を動かすことが
苦痛になることもあります。

本当は、誰が食べようがどうでもいい。
父のためにやっているのだから、
そこだけに意識を向けるべきだと、
頭ではわかっています。

だけど…感情がついていきません。

妹のズルさや、自分だけが損している
ような気持ちがぬぐえなくて、
苦しくなります。

そんな自分にもまた、
嫌気がさしてしまって。

父が自宅で暮らす以上、このサポートは
きっとこのまま続いていくことでしょう。
長丁場です。

妹と話し合う気力が、今はありません。

どう気持ちの折り合いをつければ
よいでしょうか?

【A】とっても家族思いのザワザワさん。

お父様に手料理を食べさせてあげたい、
家族として血の通ったサポートをして
あげたいという献身的なザワザワさんの
誠実さが伝わってきます。

一方で、妹さんへの気持ち、
不公平だということに心がざわついて
しまうのですね。

パーソナリティーが真逆の妹さんとの
対話を、ザワザワさんは
諦めてしまっているようですが、

私としては、ぜひここは、
ザワザワさんの思いや考えを
妹さんにシェアしてみるということを
していただきたいなと思います。

ザワザワさんにはザワザワさんの
理想や価値基準があるように、
妹さんにも妹さんなりの基準や限界
というものがあるはずです。

そして、その中で妹さんなりに努力をして
いる可能性もあるわけです。

その実態を理解することができると、
ザワザワさんが今後どのような心持ちで
お父様の介護にあたっていくのかが
明確になり、心が無駄にざわつくことは
減っていくでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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【Q】62歳の主婦。
一軒家に住んでいます。

子ども達2人は数年前に独立して
出ていき、夫との2人暮らしです。

物が多くて、捨てない夫、
が悩みです。

私は2年ほど前から断捨離を学び、
少しずつですが
マイペースで実践しています。

私自身のものはだいぶ
整理・処分ができてきたのですが、
とにかく、夫の物が多く、
その後は一向に進みません。

夫は昨年定年退職し、
その後は自宅で仕事をしていますが、
仕事部屋は2階にあり、
仕事関係のものはそちらにあります。

捨てない人なので、
もう使わないであろうと思われる
前職からの書類や本も、そのままです。

1階のリビングには、夫の趣味である
ゲーム機やソフトがたくさん。
通販で買った健康器具や
マッサージグッズも多いです。

そんなに広くもないリビングに
大きな厚手のじゅうたん。

座れるスペースが広くなるようにと、
夫の好みで10年位前に買ったものを
今も使っています。

私は、断捨離的視点からも、
洗濯機に入れて頻繁に洗える
&干しやすいサイズで、
薄手のものがいいのですが、

夫と意見が合わず、
買い替えようにも話が進みません。

意見が合わないものはまだまだあり(苦笑)
大きな3人掛けのソファもそうです。

主人はここでごろんとするのが日課。

どうせじゅうたんの上でも
ごろんとするのだから、
ソファはなくてもいいし、
ないほうが広くなるよね?と言っても、

夫にとっては、ソファにごろんと
床にごろんは別物だそうで、、、。

ここに書いたのは一部で、
他にもとにかく
ことごとく意見が噛み合わず、
私が思うようには
断捨離がはかどりません。

もっとも、断捨離がなんたるかも
夫はほとんどわかっていないので、
本当に理解を得ようと思ったら
そこからわかってもらう必要が
あるのでしょうが、

何からどう伝えれば
理解してもらえるのか、
考えるのもなんだか面倒で、

結局、私ができる所だけをして、
たいして物が減らない部屋を眺めて
ため息をつく、、、の繰り返しです。

このような夫、我が家以外にも
いるのではないかと思うのですが、
皆さん、どのように話をしたり、
協力を仰いだりしているのでしょうか。

断捨離を実際にやってみて
初めてぶつかる壁、、、
乗り越え方を教えてください。

【まさみ・60代・女性・主婦・三重県】

【A】2人のお子さんがそれぞれに
巣立たれたとのことで、

まずは、まさみさんが人生における
大きな、そして素晴らしいお仕事を
成し遂げられたこと、
心からおめでとうございます!

このような人生の大きな区切りは
断捨離に最適ですね。

そして、
まさみさんが抱えていらっしゃる悩み
―家族のモノとの関係― は
多くの人に共通する悩みです。

おそらく、まさみさんご自身も、
今までは子ども達のことにも
意識が向いていたこともあり、

身の回りのモノや夫への注意が
さほど向けられていなかったかも
しれませんが、

子どもたちの巣立ちをきっかけに
ゆとりが生まれたことで、

これまで意識してこなかった身の回りの
モノや退職して家にいる時間の長くなった
夫の存在が改めて意識化されてきている
のではないかと思います。

まさみさんが夫(他人)のモノが
気になり始めたのは、ご自身の
断捨離が進んでいる証でもあります。

「私は断捨離に真摯に取り組んで
きているから目が肥えてきたんだな」
とご自身を承認してあげてください。

同時に、
私たちは近い人間であればあるほど、
価値観を共有したいどころか、
同じ価値観を持っていて当然かのごとく
ふるまいがちですが、

夫はまさみさんが断捨離を知る前の段階
と同じような状態にいるわけですから、
まさみさんの価値観についてこれて
いなくて当然と受け止めてください。

自分の気づきやペースを強要してしまうと
人間関係はぎくしゃくしてきてしまいます。

おそらくまさみさんもそのことに
気づかれているので夫に言えない状況が
続いているのではないでしょうか。

モノとの関係にはその人の人生や
人間関係が投影されますから、
まさみさんがこれからの夫婦関係を
あらためて問い直す良いきっかけにも
なることと思います。

相手のモノを好きに扱えるのであれば、
夫は妻のモノを、妻は夫のモノを
断捨離すれば
家は一瞬にして片づくことでしょう。

でも、モノはモノでありながら、
拡張された自己であることもありますから、
相手の一部として丁寧に扱う必要がある
モノもあります。

まず、まさみさんが一呼吸おいて
夫のモノや夫と向き合えるために、
自分の聖域を確保することをお勧めします。

お子さん2人が巣立ったので、たとえば
その一部屋はまさみさんが自由に使える
ご自身の部屋にして、そこは選びぬかれた
モノだけに囲まれた断捨離空間にします。

そのようなエネルギーを充電できる空間
を確保したうえで、リビングなどの
エネルギーを消耗しがちな共有スペースに
向き合ってみます。

共有スペースはもちろん
夫のスペースでもあるわけですから、
夫の同意が得られない限りは
すべてをまさみさん好みにするわけには
いきません。

そこで、まさみさんの
「すっきり暮らしたい」というニーズを
丁寧に夫に伝えてみてください。

その際
「あなたのモノが多すぎるから片づかない」
と眉をひそめながら批判しないように
気をつけてください。

まさみさんが、夫婦ふたりで暮らすことに
なったこの機に、仲良く、身軽に、健康的に、
スッキリした生活をしたいと望んでいること、

これまで自分自身のモノが多くてストレス
だったが、断捨離をしてみてとても快適で
幸せな気分になれるし体調も良いなど、
ポジティブな部分を、微笑みを湛えながら
シェアしてみてください。

また、この感覚を大切なあなたと
共有できたら嬉しいと思っていること。

夫の大切なものは大切にしたいこと、
むしろ大切なものを選び抜いて
より輝かせるためにも

今となっては不要となったものは
断捨離して快適空間をつくりたいので
協力してもらえないかと
依頼をしてみてください。

奥さんが優しい微笑みで、幸せそうに
断捨離の経験をシェアしたなら、
そして、夫と良い時間を持ちたいという
気持ちがあることを知ったなら
夫も悪い気はしないのではないでしょうか?

また、リビングにあるものなどは
分別の協力を提案しても良いでしょう。

たとえば、ゲームソフトをかごにまとめて
すべて見えるようにして、

「この中であなたのお気に入りのゲームは
どれ?」

「一軍をリビングに、あなたがより取り出し
やすく収納して、めったに使わないものは
あなたの書斎に大切に保管する、

まったく使わなくなったものは
使う人に譲るなんていうのはどうでしょう?」

などと提案してみるのも良いですね。

このことで、夫は拡張自己が
無価値で棄て去られるのではなく、
大切にされている感覚が
得られるのではないでしょうか。

すべて大事だと主張するのなら、
コレクション棚をつくってきれいに
陳列してみるのも良いかもしれません。

そのことで夫は妻に大切にされ
尊重されている感覚が得られるでしょう。

夫の「くつろぎの場」も奪ってはいけません。
「あなたの居場所」を大切にしたいこと
を伝えつつ、それがよりスッキリした空間
で実現できないか話し合ってみてください。

たとえば、ソファは妥協するので、
厚手のカーペットはダニやホコリも気になる
から、お互いの健康管理のためにも、
より衛生的な薄手のものにしてもいいか?
と尋ねてみてもよいかもしれませんね。

いずれにせよ、まさみさんが
ご自身のニーズを満たしたいように、
夫にもニーズがあるわけですから、

お互いのニーズを俎上に載せて
それらを最大限に満たしながら
スッキリ暮らすにはどうしたらよいか
コミュニケーションをしてみてください。

面倒くさいと思うかもしれませんが、
人生とは面倒くさいものです。

モノがなくなったはよいですが、
コミュニケーションや関係性まで
寒々しいものになってしまっては
本末転倒です。

和やかな空間や人生をクリエイトするには
どうしたらよいかという視点から
夫との対話を始めてみてください。

応援しています!

       
        
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0818(大)

FROM 川畑のぶこ

のりちゃんさん(50代・女性・自営業・岡山県)
のご相談にお答えします。

【Q】1年半ほど前に精神的な病にかかり、
そのストレスから身体にも不調をきたして
いる大学生の息子がいます。
現在、東京のアパートで
一人暮らしをしています。
病識はあり、信頼できる医療機関で
受診は続けていますが、今のところ
目に見える改善は見られません。

友人関係も広くはなく、
体調が優れなければ登校もままならず、
一週間、誰とも言葉を交わすこともなく
過ごすこともあるようです。
食事をまともに摂っているのかも
わかりません。

いつでも戻ってきていいんだよと
伝えてはいるのですが、
親元に戻ることは頑なに拒んでいます。
私も可能な限り様子を見に行こうと
してはいますが、距離と時間の制約から
頻繁に通うのは難しい状況です。

金銭的には十分な仕送りをすることは
できているのですが、
本人の心身の状態は常に不安定で、
生活習慣も整っているとはいえず、
このまま一人暮らしを継続させるのは
無理があるのではと感じています。

ただ、本人の「東京で暮らしたい」
という気持ちは非常に強く、
環境を変えた方が良いと思っても、
実家に戻ることはもとより、
東京以外に移ることは
今のところは受け入れられないようです。

そんな中で、たとえば
心に不調を抱えた若者が
少しでも安心して暮らせるような、
見守りのある居場所、あるいは
家族以外の誰かとつながりながら
生活できるような共同生活の場が
東京にないものかと模索しているのですが、
これという決定打が今のところありません。

いわゆるルームシェアでは、
相手に迷惑をかけてしまうのでは
という懸念があり、できれば
受け入れ側に理解や支援の意識が
あるような環境が望ましいです。

医療ともつながっていられると
さらに安心ですが、
そこまで望むのは難しいのでしょうか。

本人の意思を尊重したい気持ちと
親としてのケア、
そのバランスに悩む毎日です。
母としてできることは何でしょうか?

【A】のりちゃんの親心が伝わってくる
ご相談ですね。

離れた所にいるとなお、ちゃんと
食べているのかな、と心配になりますね。

ただ、ご相談文の中にあったように
息子さんご本人に病識があって
信頼できる医療機関で受診できている
ということ、これは大きなセーフティ
ネットになると思います。

また、息子さんが、
社会的ニーズからであれ、
心理的ニーズからであれ、
今の東京暮らしを
続けたいと言っていること、
このニーズがとても明確で、そこに
希望を持っているということは、
良い兆候だと思います。

彼なりの希望であり、
頑なさなのではないでしょうか。

そして、こうした時に
親にできることというのは限られています。

もちろん経済的な援助はしたうえで、
あとは、尊重して見守るという姿勢を
貫いていただけばいいのではないかなと
思います。

すでに、のりちゃんもなさっていますが
「いつでも戻ってきていいんだよ」という
オープンな姿勢もとても大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

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【Q】いつもメルマガを読ませて
頂いています。62歳の会社員です。

いつも私の悩みなど小さなものだな
と思っていましたが、主人が突然、
今年の5月「急性骨髄性白血病」
と診断されました。

低血圧だったため、目眩は前から
よく起こっていたようですが、
息切れがひどくなり、
仕事等の事情により1ヶ月ほどして
から病院を受診して発覚しました。

すぐに寛解を目指し
抗癌剤治療を開始しましたが、
1クール目で副作用がひどく出て、
何とか乗り越えたのですが、

抗癌剤を開始して、3週間目ぐらいから
芽球の数値が上がりだし、
骨髄検査でも芽球が元に戻っていて、
寛解になりませんでした。

なんでも遺伝子異常がとても複雑とのこと。
抗癌剤のタイプを変えて2クール目の
抗癌剤治療を開始しました。

副作用はあまりなかったのですが、
やはり3週間目頃よりブラストが
上がって来て、骨髄検査でもまた、
芽球が元に戻ってしまいました。

やっぱり厳しいようで、
このままでは年を越すことは難しい
と言われました。

次どうするか、先生と話し合った結果、
主人が歩けるうちに家に帰りたいと
言ったので、それを第一目標に、
同じ抗癌剤で3クール目を開始しました。

副作用は少しあったものの、
状態が維持できていることから、
血球は低いままですが
退院させてもらい、

発熱したら即病院に行くことを約束し、
週2回の通院で、輸血をして
状態を維持しています。

もうすぐ3クール目の3週間目が来ます。
数値が下がり切らず上がっているようで、
心配です。少し動くと息切れがして
しんどいらしいです。

もうどうすることもできないのか? 

私は何をすれば良いのか
わからなくなってきました。
このままだと後悔ばかりが残りそうです。

入院すると、
輸血をする限りもう会えなくなります。

サイモントン療法を思い出し、
今本を読み直しています。

今、私にできることは何でしょうか?
今からでも変化を起こすことで
間に合うのでしょうか?

アドバイスをお願いいたします。

【ふくちゃん・60代・女性・会社員・京都府】

【A】突然のご主人の診断と余命宣告に
さぞショックを受けられたことと思います。

おそらく、ご主人ご本人もふくちゃんも、
頭が真っ白になったのではないでしょうか。

このショックをともなう時期は特に、
ご主人にだけでなく、
ふくちゃんご自身にもどうか
優しさをもって接してください。

急遽開始せざるを得なかった
抗がん剤治療も、
ご主人は副作用に耐えながら
3クール目も頑張っていらっしゃるのですね。

そのような中、
家に帰りたいという目標を持って、
ふくちゃんが献身的にサポートをされ、
実際に帰宅できていることは
とても素晴らしいことで、
ご主人の救いになっていることと思います。

ふくちゃんはこのような状況下で
サポーターとしてできることが
いったいあるのかと
考えていらっしゃるようですが、

まず、この困難なときに、
ふくちゃんがご主人の側で
寄り添っていること自体が
大きなサポートであることを
覚えておいてください。

多くの人はこのような状況下で
何もできることがなくて
虚しいと言いますが、
決してそんなことはありません。

思いやりと優しさのエネルギーを
もって接すること自体、すなわち、
ふくちゃんの存在そのものが
大きな癒しとなり得るということを
どうか知ってください。

また、いったい何ができるだろうか?
と問うとき、私たちは、
何か「する」ことや「やり方」ばかりを
考えがちですが、

それよりも、「どのようにあるか」という
「あり方」はより大切であることも
覚えておいていただきたいです。

困難な状況の中にも、ふくちゃんが
穏やかに優しさを湛えて接することは
ご主人の心身にも穏やかさを
もたらしてくれることと思います。

今から変化を起こすことで
間に合うかどうか…

人の寿命に関しては
最後の最後まで誰にもわかりません。

個人的な話ではありますが、ご参考まで、
私の父はがんで余命3ヶ月の宣告を受けてから
一旦は抗がん剤治療に取り組みましたが、
副作用がひどく中止し、
その半年後にがんが寛解しました。

ただし、いうまでもなく
永遠の命を得たわけではなく、
その5年後には他界するのですが、
死を迎える2ヶ月前まで日常生活に支障なく
旅行もして家族と元気に過ごしていました。

死ぬ瞬間もその寸前まで
家族とコミュニケーションをとっており、
家族は感謝と愛を伝えて父を見送りました
(私は父の好きな沖縄民謡を三線を奏で
ながら枕元で歌って見送りました)。

父の場合、余命宣告を受けてからは、
死なないようにとか
病気を消そうと生きるのではなく、

いつ死んでも良いように
その日その日を丁寧に生きることに
専念していました。

ですので、がんが寛解したときも
医師や家族は驚いて祝福したのですが、
父はまるで風邪でも治ったかのように、
あまり関心がなく、相変わらず
日々のことに勤しんでいました。

もちろん、これはあくまでも
私の父個人のケースで、他の人が
同じになるかどうかはわかりません。

ただ、ふくちゃんも、
ご主人が今生きていらっしゃるのは
事実で、その間により良い癒やされた
関係を育むための変化を起こすことは
十分できると思います。

ご主人の日々の質に違いを起こすのに
決して遅すぎることはありません。

ご主人がしたいことはあるか、
日々をどのように過ごしたいか、
どうか積極的に尋ね、可能な限り
それらを満たすためのサポートを
してあげてください。

そして、
その日その日の質が高まることは、
心を穏やかにさせたり
気分を良くしてくれるだけでなく、

生体にもよい影響を与えることは
さまざまな研究でも明らかにされている
ことも知っておいてください。

どうしたら死なないでいられるか?
ではなく、期間がどうであれ、
与えられている日々を
どのようにより良く生きるか?
ということに意識を向けてみてください。

インディアンの教えに、

「命が永遠であるかのごとく生きよ、
 そして
 今日死を迎えてよいかのごとく生きよ」

というものがあります。

これは決して死と隣り合わせの患者さんに
向けたものではありません。

私たちは生きている以上、
日頃意識していないだけで、
常に死と隣り合わせです。

もし、ふくちゃんのいのちが
永遠であるなら、
どのようにこの日を過ごすでしょうか?
ご主人とはどのように関わるでしょうか?

また、ふくちゃん自身が
今日死を迎えるなら、
今日この日をどのように過ごすでしょうか?

ご主人とどのように接するでしょうか?
何を伝えたいでしょうか?

きっとその答えがふくちゃんが
今日この日にするべきことであり、
ご主人にもふくちゃんにも
豊かさをもたらしてくれる変化となる
ことと思います。

どのような瞬間にあっても、
私たちは静かにいのちを輝かすことが
できるのですね。
       
        
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0811(大)

FROM 川畑のぶこ

みんとさん(40代・女性・パート勤務・福島県)
のご相談にお答えします。

【Q】結婚して15年、
中学2年生の男の子が一人いる
主婦・45歳です。
平日は月曜から金曜まで、
10時から16時まで
パート勤務をしています。

私は昔から、一人の時間がないと
心のバランスが崩れてしまうタイプで、
自分のペースで過ごす時間が
何より大切です。

けれど最近、毎日家族のリズムに
合わせて生きることに
すっかり疲れてしまい、
「なぜ私は結婚なんてしてしまった
のだろう」とさえ思ってしまいます。

夫は、家事にも協力的で穏やかな人です。
でも正直、今の私には「息子の父親」
でしかなく、結婚当初のような
夫婦としての愛情はもう感じていません。

夫は仕事がある日でも夜8時前には帰宅
するため、パート帰りに少しひとり時間
を楽しみたいと思っても、それも叶わず、
結局そのまま夕飯の支度に取りかかる
日々です。

自分はお腹が空いていないのに、
夫と息子のために毎日食事を作ることが、
どうにも苦しくなっています。

夕食後、ひとりで気分転換しようと
自分の部屋にこもっていても、
夫や息子が何気なく話しかけてくると、

「せっかくひとりでいたのに」と
苛立ってしまい、自分でも嫌になります。

家族団らんの時間よりも、
ひとりで過ごす静かな時間を
優先したいと思ってしまうのです。

夫は仕事上での付き合いなどは少なく、
飲み会や外食もあまりなく、
ほとんど毎日家で夕食をとります。

家計のこともあるので
「たまには外で食べてきたら」とも
言えません。

経済的にも、私のパート収入だけでは
とても子どもを育ててはいけないので、
離婚や一人になることは現実的ではなく、
今の生活を送るしかないとわかっています。

ただ、このまま気持ちを押し殺して
毎日を過ごすことに限界を感じています。

どうすれば
心の余裕を取り戻せるのでしょうか。

【A】みんとさんは一人の時間が
とても大事で、それが心のエネルギーに
なっている方なのですよね。

パーソナリティは一人一人違って、
反対に、常に誰かと交流することで、
エネルギーの充電をする人もいます。

みんとさんのご主人や息子さんも
もしかしたらそうかもしれないし、
また全く違うパーソナリティかも
しれません。

でも違っていて当然ですし、
その違いを理解し合うことが大切です。

また、ご主人に対して
「結婚当初のような愛情はない」
ということについても、
気にすることはないと思います。

時間の経過というものも、私たちには
大きな変化や違いをもたらします。

「今」のみんとさんにとって「何が」
最も大切なのかを、しっかり
見つめるようにしてくださいね。

そして、それは伝え方を工夫すれば
きちんと必要な人に伝わり、
理解を得られることでもあります。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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shutterstock_1119414410

【Q】43歳、独身です。
片づけと掃除ができません。
子どもの頃からそうでした。

現在は一人暮らしですが、
部屋は完全にゴミ屋敷。

さすがに生ゴミは出していますが、
それ以外は手つかずで、
水回りもお風呂もひどい状態です。

先日、仲のいい女友達が家に来たのですが、
あまりの汚さに絶句されました。

「彼氏でもできたら、嫌でも片づけるように
なるんじゃない?」と言われましたが、
「いない歴」がもう10年以上ですし、
今のところそんな気配もまったくありません(笑)

よく「病的に片づけができないのは精神的な問題」
や「発達障害の一種」だとも言われますが、
私は普通に働けていて、趣味もあって、友達もいます。

空気も読めますし、人間関係で
トラブルを起こしたこともありません。

学生時代もそこそこの成績でしたし、
前の会社は20年勤め、そこを退職して独立、
今はフリーランスで一応生活はできています。

「掃除と片づけだけ壊滅的にできない」以外、
自分は社会的には普通以上だと思っています。

ただ、これまではごまかしごまかし
やってきたけれど、年齢を重ねるにつれ、
「このままだと将来、他人に迷惑をかけるかも
しれない」と思うようになりました。

精神科に相談すべきかとも思うのですが、
「単にだらしないだけ」かもしれないと思うと、
受診していいのか迷ってしまいます。

川畑さんなら、こんな私のことを理解くださり、
アドバイスいただけるのではないかと思い、
恥を忍んで相談させていただきました。

よろしくお願いいたします。

【ナナミ・40代・女性・フリーランス・兵庫県】

【A】このたびは、「恥を忍び」、
勇気を出してナナミさんの胸の内を
お聞かせくださり、ありがとうございます。

ご相談内容から、ナナミさんがとても客観的に、
そして誠実にご自身と向き合って
いらっしゃることが伝わってきました。

現在は20年勤めた会社から独立され、
フリーランスとしてご活躍されており、
ご友人とのつながりや趣味もおありとのことで、
ナナミさんが社会性豊かで、多くの才能と魅力を
お持ちであることも伝わってきました。

ただし、「掃除と片づけだけが壊滅的に苦手」
とのことで、ナナミさんの人生の大きな課題
としてのしかかっているのですね。

まず、片づけられない背景は
複合的な要因が絡み合っていることがありますので、
単に「だらしなさ」で片付けたり、
ご自身を責めたりしないようにしてください。

実は、この「できる/できない」や「正常/異常」と、
白黒はっきりつけたがるクセ、すなわち完璧主義が、
気軽に片づけをさせない心理的要因になることも
あるのです。

「やるなら完璧に」
「一気に全部やらなきゃ意味がない」と思うあまり、
スタート地点に立てなくなってしまう方も多いです。

これはとても真面目な方に多い傾向で、自ら
ハードルをぐんと高く上げてしまうパターンですね。

私たちの心や行動は常に白黒はっきりできるわけ
ではなく、グラデーションです。
そのグラデを受け入れる姿勢も大切にしてください。

即でも完璧でもなくても、たとえ少しずつでも
着手することに意味があると、
新たな価値を定めてみます。

そのような、片づけが苦手な背景にある心の動きや
認知(ものごとの受け止め方)のクセにも
気づいてあげてください。

ナナミさんが触れていらっしゃった発達障害も、
たしかに可能性のひとつかと思います。

空気が読めて、たくさんの友人がいても、
ADHDの方は段取りを組むことや
ものごとを整理して処理する力が
他の能力に比べて偏りがあり、

日常生活の中でその部分だけが
極端に苦手に感じられることがあります。

ADHDの方はむしろ刺激や人とのふれあいが好きで、
周りの人を楽しませるちからを持っていることも
多いです。

同時に、いろいろなものを抱え込みやすく
オーバーキャパになりコントロール不可能になる
こともあります。

だからといってそれは必ずしも
「劣っている」からではありません。

むしろ、その要素こそがそれ以外の部分で、
たとえばフリーランスでクリエイティブに
仕事をするなど、社会にうまく適応する
のに役立っている部分でもあるのです。

ですから、全か無かではなく、
コインの裏表の問題でもあるということも
知っておいてください。

キャパがオーバーしてしまうことが問題なら、
キャパの範囲内でご自身がコントロールできる
レベルにモノを絞り込むことは大切です。

片づけは「取るに足らないこと」とか、
「時間が余ったならそのときにすればよい
こと」などと過小評価しがちですが、

刺激的な人生を好む人は
時間が余ることはめったにありませんから、
「そのとき」はいつまでも訪れません。

また、精力的にいろいろなことに取り組む
ナナミさんは、仕事にも多くのエネルギーを
注いでいらっしゃることと思います。

そのため、家のことに向ける余力が残らない
という問題もあるのではないでしょうか。

そうであれば、やはりナナミさんは
だらしないのではなく、がんばりやさんで
エネルギーを他のことに使い切って
しまっているだけですから、
エネルギーの配分を意識して変えていくこと
が大切になってくるでしょう。

楽しいことを存分に楽しみ
イキイキと過ごすためにも、
まず断捨離が大事なのだと
優先順位と意識を切り替えて、
自らそのための時間を作り出してみてください。

もしADHDが気になる場合は、
精神科の受診もお勧めします。

敷居が高く感じるなら、
地域の保健センターやカウンセラーに
相談してみるのも良いと思います。

専門家のちからを借りて、
ナナミさんがご自身の傾向を理解するだけでも、
見通しが立ちやすくなるかもしれません。

また、苦手をすべて克服せずとも、
片づけが得意な人や断捨離トレーナーなど、
専門家のちからを頼ることで
いったんリセットを図ることも、大切な選択です。

「苦手なことを任せて、得意なことに集中する」
ことは、自分らしく生きるための戦略でもあります。

どうか一人で抱え込まず、助けを求めて、
サポートを活用しながら、小さくても構わないので
一歩を歩みだしてみてください。

心の整理と空間の整理は必ずつながっています。

ナナミさんをとりまく空間を整えることは、
ナナミさんの人生そのものを整えること
なのだということをどうかお忘れなく。

ナナミさんの清々しく健やかな日々を応援しています!
       
        
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0804(大)

FROM 川畑のぶこ

めるもさん(50代・女性・パート勤務・兵庫県)
のご相談にお答えします。

【Q】50歳、既婚、子どもはいません。
結婚して20年近くになりますが、
最近、夫や実母から
「態度が顔に出すぎる」「気が強すぎる」
と言われて落ち込むことがあります。

たとえば、夫とは
たまにちょっとした世間話をしていても
噛み合わないことがあります。
 
先日は「男と女の友情は成立するか」
という話題で意見が分かれました。

私は「あなたの考え方も理解できるけど、
私は違う意見。それでいいじゃない?」
と伝えました。

ところが夫は「でもさ…」
「じゃあ、こういう場合はどう?」と、
延々と反論してくるのです。

私は「価値観は人それぞれ」で済ませたい
のに、夫は納得させようとしてくるので、
まるで私の考えや経験を否定されている
ように感じてしまい、
だんだん感情的になってしまいます。

その結果、険悪な空気になり、
「気が強すぎる」「言い方がきつい」と
言われてしまいます。

母からは「バカ真面目に張り合わずに
『そうだね』って言っておけばいいのよ。
謝るが勝ちよ」とアドバイスされます。
でも、なんだかそれは負けを認めるようで
モヤモヤしてしまう自分がいます。
私としては、ただ意見を共有したいだけ
なのですが、どうしても最後は
対立のような形になってしまいます。

夫婦関係を円満に保つためには、
やはりこちらが一歩引く方がいいので
しょうか? 

どうすれば張り合わずに、
穏やかに話せるようになるのか、、、
女友達とは苦労なくできるのに、
夫との関係になるとうまくできず、
自分でもわからなくなっています。

【A】めるもさん、ご主人のことを
とても愛していらっしゃるんですね。
愛があるからこそ、思いを共有したい、
価値観や感情を共有したいという
気持ちになるのだと思います。

そして、それはご主人も
同じなのではないでしょうか。
めるもさんに関心がなければ、
「君はそう考えてるんだね、あ、そう」
で終わりだと思うんですよね。

意見をすり合わせようとすること自体は
決して悪いことではないですし、
互いに関心があるからこそ、
違いに敏感になるのだと思います。

私たち人間は、自分が大切にしているもの
を相手とも共有したいと思うからこそ、
ぶつかり合ってしまうのでしょうね。

では、具体的にはどんなふうに
やりとりをしていけばいいのか、、、。

続きは、ビデオでお話しします……

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