0630(大)

FROM 川畑のぶこ

ぴろこさん(50代・女性・会社員・埼玉県)
のご相談にお答えします。

【Q】52歳、独身です。
もともと悩みや不安をため込みやすい性格で、
若い頃からずっと心の中にモヤモヤを
抱えて生きてきました。
親や2つ上の姉には、
今も昔も、気軽に相談できません。

それでも、30代くらいまでは
周りの友だちに相談したりして、
なんとかやってきました。

けれど、だんだんと
皆それぞれの人生を歩むようになり、
40代になると周囲もみな忙しく、
友人にも気軽に相談できるような
環境ではなくなりました。

心から信頼する親友というものが
いないので、その時々、
近くにいた友だちに思い切って
相談したことも何度かありましたが、

「そんなことで悩んでるの?」とか
「あなただけじゃないよ、みんな悩んでるよ」
とあっさり返され、解決するどころか、
かえってモヤモヤしてしまったこともあります。

そんな孤独感から、気づけば、
不安になるたびに占いに電話するように
なりました。

占いが本当に当たるとは思っていません。
ただ、有料で愚痴や悩みを聞いてもらって
いる感覚です。

私の存在価値を認めてもらったり
励ましてもらったりするとホッとして、
次の日は比較的元気に会社に行けます。

その場しのぎの安心のために
お金を使い続けるのは自分でも良くない
とわかっています。

けれど、銀行に残高がある限り、
つい頼ってしまい、やめられません。

借金をするほどではありませんが、
このままではいけないという気持ちが
あります。

どうしたら占いに頼らず、自分の力で
前向きに問題と向き合える強い人間に
なれるのでしょうか? 

身近に話を聴いてくれる人が誰もいない今、
どこに心のよりどころを見つけたら
いいのか分かりません。

【A】ぴろこさん、人の目を気にして
しまう方なのでしょうか。

同時に、人に不快感を与えたくない、
自分の悩みなど取るに足らないことを
さらけ出して、場の雰囲気を壊しては
いけないと、気を使っていらっしゃる
のかもしれませんね。

占いが良いとか悪いとか、
一概に言うことはできません。
ぴろこさんもおっしゃっているように、
そことの関係性が健全かどうか
ということが大事です。

占いであれ、カウンセリングであれ、
お友達やご家族への相談であれ、
その結果でぴろこさんが勇気づけられる、
元気になる、生活の質が高まる、などと
いったことがあるのであれば、それは
大いに活用したらいいと思います。

気をつけなければならないのは
そこに頼りすぎてしまうこと、
依存してしまうことです。

続きは、ビデオでお話しします……

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0623(大)

FROM 川畑のぶこ

けんけんさん(50代・女性・自営業・東京都)
のご相談にお答えします。

【Q】実母についてご相談いたします。

実母80代。娘の私は50代、
夫と息子との3人暮らしです。
昨年末から実家の建て替えで、
実母が我が家に同居をしています。

自宅完成までの仮住まいで迎え入れました。

高齢者が知らないマンションでひとり暮らし
するのは不安だろうと思ったからです。
夫も息子も快諾してくれました。

完成まであと3~4ヶ月ほど。…なのですが、
私が、精神的に限界です。

結婚後25年ぶりに母と同居しましたが、
とにかく衝突します。

もともと母は気が強く、
私を支配したがる人でした。

私の結婚後、別で住んでから状況はかなり和らぎ、
私自身も過去のことは許し流せていると
思っていました。

けれど、久しぶりの同居で、母はかつてのように
私に干渉し暴言を吐いたり、怒るとモノを投げたり…
昔のことがフラッシュバックしてとても辛いです。

もちろん、そのような態度に出た時は私も
『それはやめて欲しい』と繰り返し伝えますが、
逆ギレしてきます。

また、母には個室を与え、テレビやベッドや
ソファを設置し日当たりも良いので、
この個室を大いに活用してもらいたいのですが、
母は一日のほとんどをリビングで過ごします。
ずーーーっとリビングにいます。

テレビを大音量で付けたり、
気づくとソファでグーグー昼寝をしたり。

私は自宅でも仕事をするので、
リビングでひとりゆっくり休憩する時間を
とても大切にしてきました。

その大切なリビングが乗っ取られたようで悲しく、
それを母にも伝えると多少は理解してくれ
「リビングを使いたい」というと
自室に行ってくれることもあります。

でも、基本的にはリビングにいたがるのです。
それが本当に鬱陶しく、強いストレスを感じます。

母が我が家に来てから
「家族水入らず」の時間もなくなりました。
これもとても嫌です。
母が私たち家族と常に過ごしたがる
気持ちが重く、邪魔と感じてしまいます。

もちろん家族の輪に入れて過ごす時間もあります。
旅行や外食に連れて行ったり、
私たちなりに母を受け入れて過ごしてきました。

けれど、母にとっては
それが”当たり前”と思っているのか、
「ありがとう」などの言葉はないです。

また、母が我が家に来てから
家電や雑貨類など様々なモノも壊されています。

使い方がわからず乱暴に扱うため壊してしまうのですが、
それに対する謝罪もありません。

壊れたのは自分のせいではなく
“たまたまだ”という態度でいます。

私たちは黙って修理するか、
買い直すことに腹が立ちます。

先日、度重なる暴言やモノを投げる行為に対して、
指摘をしました。

「あんな言葉を吐かれて、私はこれ以上あなたを
この家にいさせることはできない」と伝えました。

すると「あんたがそういう言葉を言わせるんだ!
あんたの言い方はキツイもんねー!」と
責任転嫁をします。

私ももう疲れてしまいました。

自宅が完成するまで同居の予定でいましたが、
すぐにでも解消し、残りの数ヶ月は
短期貸しのマンションに移ってもらいたい
と考えています。

この話をすると急に態度がしおらしくなるので、
この家から出されるのは不安なのでしょう。

夫は、私が辛いなら母に出てもらうのは仕方ない
と言ってくれています。

時々夫婦で別荘に行ったりして、なんとか母との
距離を調節しようとしてくれますが、
自分の家なのになんで私たちがこんな風にしなくちゃ
いけないのかと虚しくなります。

母に家を出てもらうのは薄情なのでしょうか。

ちなみに家事は全て私がしています。
食費と光熱費の実費のみもらっています。
デイサービスに週一回行っています。

アドバイスをいただけますとありがたいです。

【A】けんけんさんの切実な思いが伝わってきます。

文面から察するに、もう十分に
努力されてきたのではないでしょうか。
 
お母様に出ていってもらうのは薄情か、
と書いていらっしゃいますが、
  
物を投げるのは暴力ですし、
物理的・身体的ではなく言葉で
人を傷つけるのも暴力です。
  
そういった意味では、お母様の態度は
残念ながら、けんけんさんに対する
モラルハラスメントに相当します。
   
けんけんさんはご自身を守るためにも
お母様との距離感を健全に保つ必要が
ありますね。
   
実の親とのこういった話は
なかなかストレスが溜まるものですが、
ここを乗り越えることで、また新たな
関係性が見えてくることもあります。
 
ぜひ勇気と希望を持って、
コミュニケーションしていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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名称未設定のデザイン (1)

【Q】娘の持ち物についてのご相談です。

結婚しない、30代後半です。
キャンプ、焚火が趣味です。
趣味を持つことはいいことで、
私も趣味を持っています。

ただ、そのグッズが大量にあり、
和室2部屋、空き部屋やリビングにまで
物がいたるところに置かれています。

購入した空き箱まで保管(?)しており、
中には賞味期限が切れたキャンプ用の食材、
調味料、キャンプ用の衣類まであります。

床にまで置かれているので
掃除にも困っているのですが、
勝手に移動させると
烈火のように怒りますので、
数年放置状態です。

自宅での法事もあるので
大変困っています。

収納できるように
和室の押し入れも空けたのですが、
収納する気はなさそうです。

部屋を物で埋め尽くさないと
気持ちが落ち着かないのでしょうか。
対処方法を教えてください。

【ぴろろん・60代・女性・会社員・福井県】

【A】娘さんを尊重しながらも、
ご自身の日常生活や親族行事などとの
バランスに苦慮される
ぴろろんさんの様子が伝わってきます。

共同生活の場は
調和のためにも互いに妥協が必要ですが、
一方はやりたい放題で
一方はひたすら我慢となると、

我慢する方はフラストレーションが
溜まってしまい、
結果的に人間関係の不和や
心身の不調をきたしてしまいますね。

まず、ぴろろんさんもご自身の趣味が
おありでそれを大切にしているからこそ、
娘さんの趣味を楽しむ気持ちも
理解できるのだと思いますし、
それは素晴らしい姿勢だと思います。

娘さんもどこかでマーキングさながら、
自分の居場所を確保する無意識が
はたらいているのかもしれません。

そうであれば、片づけの提案は
「私の世界の崩壊!」と感じて、
ついつい怒りで反応してしまうのかも
しれませんね。

ですので、ぴろろんさんの理解と
思いやりとリスペクトをベースに、
若干フォーマルに娘さんと
コミュニケーションをしてみてください。

若干フォーマルにというのは、
イライラしたときにその勢いで話すの
ではなく、意図を持って場面をきちんと
設定して話をするということです。

お互いに機嫌のよいときに、
時間も20分以内を意識して
話ができるとベストです。

気がかりなことを
コミュニケーションする際は
どうしても批判的になりがちですが、

ここは批判ではなく
共感的で協力を求める姿勢で
向き合ってみてください。

ちょうど法事があるので、
「法事の準備のことで相談したいので
話す時間をもらえないか」と話を
切り出すのは自然ではないでしょうか。

そのうえで以下のことを意識して
コミュニケーションしてみると
効果的だと思います。

・法事を控え、故人を偲ぶ親族を
 気持ちよく迎えるのに家の中を整えたい
 と思っているので協力してほしいこと

・趣味は大切にしてほしいと思っているし
(私も趣味があるしモノもあるので
 あなたの気持ちもわかるので)、

・キャンプや焚き火の話もときどき
 聞かせてほしいと思っていること
(日頃からキャンプの話題で娘さんの
 興味関心をより深く理解することは
 良いことですし、キャンプ用品に対して
 もう少し愛おしく
 感じられるかもしれません)

・大切なものなので、私も手伝うから
 この機により取り出しやすくしたりして
 管理しやすくするよう一緒に整えてみないか

・自身も趣味のものがあるので
 気持ちがわかるし、
 整えてみたらストレスフリーで
 部屋だけでなく心まですっきりしたこと

・床の上のものがなくなると
 掃除もしやすくなるから
 衛生面でも良いこと

・モノの管理をするスペースのルールを
 一緒につくらないか提案する
(たとえば一人1部屋or2部屋以内に収め、
 リビングなど共有スペースには
 置かないかミニマムにするなど)

このように、娘さんが自分を理解して
もらえていると感じることができれば、
守りの姿勢から心をオープンにして
柔軟に対応してくれる可能性があります。

それでも娘さんが難色を示したら

・嫌な思いをさせてしまったなら
 そのことを詫びる

・勝手に決めず、一緒に話し合って
 いい形にしたいと思っていること

・ここはぴろろんさんの家でもあり、
 心地よく平穏に過ごしたいと思っていること

・リビングスペースにものが
 たくさんあると落ち着かないこと

・法事のあいだ限定でも構わないので
 使う部屋を空けてほしいこと

など、よりぴろろんさんの
ニーズの充足に焦点を当てて
コミュニケーションしてみてください。

繰り返し、
娘さんが物を手放せないのは
趣味への愛着だけでなく、
心理的な安全基地としての意味が
あるかもしれませんので、

あくまでも、本人が
より心地よく暮らせる方法として
アプローチしてみてください。

ぴろろんさんが気持ちよく
法事を迎えることを祈っています!
がんばってください!
       
        
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0616(大)

FROM 川畑のぶこ

アミさん(40代・主婦・群馬県)
のご相談にお答えします。

【Q】45歳の主婦です。
姉と私の二人姉妹で、私は妹です。

子どもの頃から
母は姉にはとても優しく、私は
厳しく育てられたと感じています。

それでも私は母が好きで、
結婚して家を出てからも
隣町に住む母には母の日や誕生日に
毎回、花束やエプロン、雑貨など
3千円~5千円ほどのプレゼントを
贈ってきました。

経済的にさほど余裕があるわけでは
ありませんが、日頃の感謝の気持ちを
込めて、一生懸命選んでいたつもりです。

ところが先日、母の日の後、
「もう母の日はいらないよ。
身につけるものはたくさん持っているし、
花なら飾りたい時に自分で買うから。
それより家のことに使いなさい」
と言われました。

我が家の経済状況を気遣ってくれたのかも
と思う一方で、私からのプレゼントを
否定されたようで、とてもショックでした。

物を一方的に選んで贈るのは
もしかしたら私の自己満足だったのかも
しれませんが、それでも私は
母に喜んでもらいたかったんです。

母との会話の続きで、姉は、最近は
現金を贈っていることを知りました。

母からも「現金は好きなものを自分で
買えるし、もらっても負担がない」
というような意味合いのことを言われ、
なんだか虚しい気持ちになりました。

けれど私としては、現金を贈るのは
どこか味気なく感じてしまいますし、
正直、姉と同じような金額を毎回
用意するのも難しいのが現実です。

無理して合わせることにも
抵抗があります。

一方で、父は私が贈るちょっとした品物
でも、毎回とても喜んでくれます。
実際に使っているかどうかはわかりませんが、
「ありがとう」と言ってくれるだけで
贈ってよかったと心から思えます。

今後はもう母には何も贈らず、
父だけに贈るのがいいのかなと思いますが、
それでも母にだけ何もしないのは
やはり寂しさを感じてしまいます。

姉と合同でプレゼントするという方法も
ありそうですが、私から姉に
それを切り出す勇気は今はありません。

まだ時間はあるのでゆっくり考えようと
思いますが、何かよい方法や考え方が
あれば参考にさせていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

【A】アミさんのお母さん思いの
優しい気持ちがひしひしと伝わって
くるご相談です。
アミさん、お母さんのことが
本当に大好きなんですね。

それだけに、心を込めて選んだ贈り物に
思ったような反応が得られなかったのは
ちょっと胸が痛くなりますね。
読んでいて、私もキュンとしました。

アミさんがお母様にプレゼントを
なさっていること自体は、
決して自己満足ではないと思います。

どんなものを贈ったらお母様が喜んで
くれるのかを毎回考えていらっしゃる
わけですから。
ただ、お母様も歳を重ねるごとに、
今後の人生に必要なものの質や量が変化
していることもまた事実だと思います。
アミさんがお金をかけてくれることに
罪悪感を持たれているかもしれません。
それがゆえの、「家のことに使いなさい」
という言葉なのかもしれませんよね。
それは、アミさんの望む言葉ではない
かもしれませんが、お母様なりの
アミさんへの愛の形である可能性は
高いのではないかと私は思います。

では、それに対して、アミさんが
どのようにすればお母様に気を使わせず
に気持ちを伝えることができるのか。

続きは、ビデオでお話しします……

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名称未設定のデザイン (1)

こんにちは。
心理療法家の川畑のぶこです。

今、私は伊豆高原の施設で
6日間のサイモントン療法の
リトリートの最中です。

目の前に広がるのは、
伊豆七島を見渡す雄大な海。

潮風が肌をなで、深呼吸するだけで
心が整っていくような場所です。

名称未設定のデザイン (1)

この美しい環境の中で、
病気の克服に取り組んでいる方をはじめ、

人生の意味を再構築したい方、
大切な人との関係を見直したい方、
仕事やお金の悩みを抱える方、
瞑想スキルを向上させたい方など、

さまざまなテーマを持った仲間たちが集って
自己探求と癒しの旅をともにしています。

リトリートの大きな特徴の一つは
「グループの力」による深い癒しです。

サイモントン療法では、
個人の内的作業ももちろん大切にしますが、
グループという“場”が持つダイナミズム

——つまり、参加者同士の共感的な
関わり合いの中で起こる“変容”——
を非常に重視しています。

この数日であらためて実感しているのは、
人は他者の物語を通して、自分自身の
真実に触れることができるということ。

一人が語る勇気を持つと、
もう一人が「わたしも同じ」と声をあげ、
そこに共鳴が起こります。

グループの中で自然に生まれる
この「共感のフィールド」は、
まさにホールディング(holding)
——安心して自分を開示できる場
を形成します。

誰かが流す涙が
自分の奥に眠っていた悲しみを揺さぶり、

誰かの気づきが
自分の視界をふっと開いてくれる。

そして誰かの笑顔が
私の人生に光を注ぎ込んでくれる。

この相互投影とミラーリングのプロセスは、
個別のセラピーでは得難い
深度と広がりをもたらします。

特に参加者が自分の傷や不安だけでなく
希望や再生への意志を語り始めた瞬間、
場全体のエネルギーがぐっと明るくなり、
まるで「癒しの共振」が起こっているか
のようです。

ここで生まれるのは
表面的な慰めではなく、
人生そのものを肯定しなおす体験です。

「私のままでいい」「ここにいていい」
——そんな感覚を取り戻しながら、
人はまた一歩、
前に進めるのだと思います。

気づきが深まるたびに、
表情がやわらぎ、どの方にも
新しい輝きが宿っていくのが分かります。

こうしたプロセスの根底には
「私たち一人ひとりの存在には意味があり、
病気や苦難にも何らかの
大切なメッセージがある」という、
サイモントンの教えが流れています。

人生には、病気を含め、
困難や迷いや悩みに立ち止まることが
あるかもしれませんが、
それは終わりではなく
新たな出発の入り口です。

今回集った仲間たちは、それを次々と
鮮やかに証明し始めてくれています。

毎日の瞑想も、あたたかで静かな
集合的エネルギーの中で、
私たちの深遠なる内なる世界への旅を
促進します。

伊豆の豊かな自然の恵みを活かした
お料理を堪能したり、
温泉に身を委ねるひとときも
楽しみのひとつであり、

心と体を解きほぐしてくれ
感謝に溢れる時間であり、
生きることの豊かさを
全身で感じられる時間です。

私たちの中にはみな等しく
癒しの受容体のようなものがあると
私は常日頃から感じています。

ただ、その潜在する受容体が
未開発な人もいて、
それが開発されることで
真の癒しを体験できるように見えます。

日常から一定期間離れ
自然の中に身を置きながら、
守られた環境の中で
自分自身へ優しさを向け、

どっぷりと自分の人生の課題に取り組む
ことで、この受容体が開発される。

いったん開発されると、
日常の中のこれまで気づいて来なかった
さまざまな癒しの要素に感応し始め、
癒しが促進されるように思うのです。

日々の生活の中ではなかなか味わえない、
深い静けさとのつながりの時間となる
リトリートはまさにそのような
癒しの源泉となるのだと感じています。

リトリートも終盤に差しかかり、
日ごとに参加者の表情が柔らかく
晴れやかになっていくのを見届けながら、

あらためて「人は人によって癒される」
という言葉の深さを感じています。

みなさんの日々が穏やかで豊かなもの
となるのに、ときにはこのような
リトリートでご自身をもてなして
みてはいかがでしょうか。

ーーー

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0609(大) 2

FROM 川畑のぶこ

モモさん(70代・女性・会社役員・宮城県)
のご相談にお答えします。

【Q】70代の夫と結婚して48年になります。

母親同士が知り合いという縁で
結婚したのですが、モラハラ夫でした。
身体的な暴力はないのですが、
些細なことで激怒するので
怖くてたまりませんでした。

自分の言うことは
全て正しいと思っているようで、
自分の価値観を押し付けてきます。

当時はモラハラという言葉もなかったので、
この人はどんな育てられ方をしたのかと
不可解でした。

夫は42歳で起業しましたが、
最近は売上も減り、
年齢的にももう会社を畳んだ方が良い
と私は思うのですが、本人は、
あと1年はやりたいと言っています。

私は会社の経理などの仕事をしています。

何度も何度も離婚を考えたのですが、
離婚して再婚してもまた同じ様な人と
結婚すると聞いていたので、
我慢してきました。

夫の性格は全く変わっていないのですが、
私は言いたいことは言うようにしよう
と思うようになりました。

でも、最近の私は、夫から一度
注意されてもすぐ忘れてしまい、
同じことをしています。

また、私が体の不調を言っても
夫の心には残らないようで、
「そんなことは聞いてない」
と言ってきます。

ひたすら夫に我慢する人生だったので
自分の人生を生きたいのですが、
夫の顔色ばかり見て暮らしてきたので、
自分の人生を生きるという意味が
分からないでいます。

自分のために生きる実感を持つには
何から始めれば良いのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

【A】48年間もご主人に連れ添って
いらっしゃったモモさん、
これまでよく頑張ってこられましたね。
拍手を送ります!

「自分のために生きる実感を持つには
何から始めれば良いのか?」
とご質問くださいましたが、

モモさん、すでに大きな一歩を
踏み出していらっしゃると思います。

「言いたいことは言うようにしよう
と思うようになった」とのことで、
これはとても大事なことです。

モラハラ夫に何かを言うというのは、
とても大変なことだし
怖かったと思うんです。

でも、それを実行し始めているのは
モモさんにとって
とても大きな変化ですし
素晴らしいことですので、
ぜひ続けていただきたいところです。

加えて、モモさんがこれからの人生を
ご自分のためによりよく生きるために、
今日からやってみていただきたいこと
があります。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_591868226

【Q】同居している義母についてのご相談です。

現在義母、主人、娘二人の5人で暮らしております。

わたしは少しでもモノを減らして
暮らしやすいようにしたいと思っておりますが、
84歳の義母はモノを溜め込み
『処分する』『減らす』ということに
抵抗を感じるようで
空間を作ることができません。

3月に義父が亡くなりましたが、
その直前いよいよ危ない、という時に
わたしは意を決して義母に
『片付けなきゃならないよ、
手伝うから一緒にやろう』と言って

主人と3人で一日で義母の部屋を片付けました
(いずれは仏壇を置かなければなりません)。
ゴミ袋20袋にも及びました。

すると病院から電話がきて、
あれよあれよという間に義父は亡くなりました。
間一髪でした。
義母はわたしに感謝してくれました。

スッキリした気持ち良さをわかってもらえたかと思い、
先日、リビングの二段になっている棚の上段部分を
主人が撤去しました。
窓を開閉するのに弊害があったためです。

すると『こうやって私の居場所がなくなって
いくんだな!』と義母が言いました。
わたしは驚きと共に、悲しくなりました。

連れを亡くしたばかりで淋しいのかも知れませんが、
私からすれば、25年前モノに占領された家に
嫁いだ私は、当時から居場所がなかった…
そう言いたいです。

どうしたら義母に抵抗なくモノを
処分してもらえますでしょうか。
苦痛な日々です。

【シャクヤク・50代・女性・会社員・宮城県】

【A】自分以外の人間のモノがひしめく空間に住む
というのは息苦しくストレスフルな経験ですよね。

シャクヤクさんがお義母さんと同居されて
25年にわたり忍耐と努力されてきたことが
ひしひしと伝わります。

お義父さんがご逝去され、お義母さんが
住まいの整理をするにはよいタイミングが
訪れていることと思います。

シャクヤクさんもお義母さんや家族が
健やかに暮らしてほしい思いから
モノを減らす提案をされているのですよね。

ただし、お義母さんの態度にも現れているように、
今は喪失後のとてもセンシティブな時期でもあります。

モノはその人の心がこもりやすく、ときに
自分のアイデンティティーという感覚も伴います。

ですので、このような時期はなおさら、
自分のアイデンティティーや夫の生きた証
を喪失してしまうようで不安も強まるため、

存在価値を否定されているかのように感じて
しまうので反発心も湧いてしまうのです。

まず、お義母さんにとって、それらのモノは
心の拠り所であることを理解してあげること
からスタートしてみてください。

そこが理解されていないと感じると、
空間はすっきりしても、人間関係まで
寒々しいものになってしまいます。

また、高齢になればなるほど、
新しい変化に適応するのは困難になります。
シャクヤクさんが想像する以上に
お義母さんにとって新たな変化は
精神的な負担がかかることも
覚えておいてください。

では、どうすればお義母さんの心を傷つけずに
片づけが進められるのかといえば、
まずコミュニケーションを
少し工夫してみてください。

お義母さんのモノへの気持ちを受け止め、
寄り添ってあげてください。

共感や理解なしに信頼関係を築くのは難しいです。

「お義父さんがいなくて寂しいですよね。
私も寂しいです。心にぽっかり穴が空いた
ような気がしちゃいますよね」などの
言葉かけをして寂しさに共感を示してください。

そして、断捨離を進めるときは、
「捨てる」ことにフォーカスを当てるのではなく
「大切なものを選びぬく」ことを強調し、

そのことでお義母さんにとって
大切なものを守るためなのだという
アプローチに変えてみてください。

捨てることで自分の存在価値を否定されるという
イメージを、自分が選びぬかれ大切に扱われる
イメージに変化させます。

お義母さんが安心して気持ちよくまた健康的に
暮らせるために、大切なものを選び抜いて、
きちんとそれらが生きるようモノの居場所を
つくりましょうと提案してみてください。

これはお義父さんの思い出のものも、
それらをきちんと大切にできるように整理する
ことをもちかけてみるのも良いでしょう。

このことでお義母さんの防衛的な姿勢が
緩和される可能性があります。

また、一気に行うのではなく、
スモールステップで徐々に慣らして
いくことも大切です。

手を付ける場所をいくつか区切り、
範囲を限定して、お義母さんに
いちばんどこが気になるか選んでもらい、

「一緒に手伝うのでそこから始めてみましょうか?」
と尋ねてみると良いでしょう。

そのことで、周囲からやらされている感が減り、
お義母さん自らの選択で行動した感覚が
芽生えることでしょう。

どうしたら家族全体の調和がとれるかを考え、
ご主人とも協力しながら
丁寧に取り組んでみてください。

お義母さんが大切だからこそ、
健康や清々しい人生のお手伝いをしたいという
気持ちが伝わるように寄り添ってみてください。
       
        
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0602(大)

FROM 川畑のぶこ

甘夏さん(50代・女性・パート・千葉県)
のご相談にお答えします。

【Q】86歳の義理の父のことです。
隣県に住む義父は、これまで車で
どこへでも出かける生活をしてきました。

年齢のわりに健康で、
本人も「まだまだ運転できる」と
自信を持っています。

確かに、若いころから
車が生活の一部だった義父にとっては、
車は自分の手足であり、自由であり、
自立の象徴なのだと思います。

3年前に最愛の妻に先立たれてからは
なおさら、買い物や身の回りのことは
全て自分でやる必要もあり、
車があるとないとでは大きく違うという
ことも客観的に見ていて、理解はできます。

ただ、ここ1年ほどの間に、
車庫入れを大きく失敗したり、
車を壁にぶつけたりというようなことが
何度か起きています。

私の夫やその兄弟が
「そろそろ返納も考えたら?」と
やんわりと勧めてみるものの、
本人は全く聞く耳を持ちません。

これまでの小さな事故では
幸い大事には至っていませんが、
これがいつ他人を巻き込むような
事故になるかと思うと、
家族としてはとても不安です。

とは言っても、
離れて住む子どもたちが必要な時に
いつでもサポートができるかと言えば、
そうではないので、免許返納を勧める
にも説得力があまりありません。

義父の住まいは決して田舎ではなく、
車で10〜15分も走れば駅やスーパー、
病院などが揃っています。
不便さを感じるほどではありません。

病院通いも今のところ月に2回ほどですし、
外出や買い物にはタクシーを使えば
十分対応できるのではと、
家族の間では話しています。

それでも本人は、
「車を手放したら外に出る気力もなくなる」
「人生が変わってしまう」
と強く反発します。
その気持ちも理解はできます。

でも、安全と向き合う必要がある年齢
なのも事実。

義父の尊厳を守りながら、どうすれば
納得して免許返納を考えてもらえるのか。
家族として悩む日々が続いています。

どんなアプローチがあるでしょうか?

【A】甘夏さんの切実なお悩みですね。
私も高齢の親がいますので
お気持ちよくわかります。

私の親は南の離島に住んでいますが、
バス停まで歩いて15分はかかりますし、
真夏の炎天下でも日陰がない、
なんていうことになると
「車を使うのも仕方ないよね」
と思ってしまいます。

甘夏さんのお義父様と同じように
行動的な親なので、
車を奪ってしまったら
「No Car, No Life」という状態に
なってしまいそうで、

兄弟の間では、そろそろ返納した
ほうがいいよ、と話すものの、
「あと1年」「来年ね」と先延ばしに
なってしまっています。

甘夏さんのお義父様については、
まず、交通事故の発生率や件数などの
データは冷静に見ること、

そして、何よりお義父様の人生の質、
QOLを大切に考えること、
この2つを意識して向き合って
いただきたいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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