FROM 川畑のぶこ

今日は、コ二さん(40代・女性・保育士)
のご相談にお答えします。

【Q】
いつも心に響くメッセージをありがとうございます。

県外にいる義理の姉について相談です。

先日、義理姉の中学2年生の息子が
自宅マンションから飛び降り、自ら命を断ちました。

義理姉夫婦は揃って教育熱心で、
一人息子でもあることから
本当に熱心に愛情を注いでいました。

しかし、有名私立学校に小学部から通い出してから
周囲が心配するほど厳しくなり、学習姿勢に対して
いつも怒鳴り声が飛び交うような状況だと、
義理の兄から相談されていた矢先のことでした。

彼はマイペースな性格でしたが、
両親を愛して、期待に応えようと頑張っていて、
成績も問題なかったのですが、
なかなか認めてもらえないことに
苦しんでいたのだと想像します。

両親ともに優秀なタイプなので、
周囲もあまり口を挟みませんでした。
もっとできることがあったのではと、
無念でなりません。

現在、私は義理の父母と、主人と、
小3の子どもと暮らしているのですが、
義理の姉は13階という高い所に住んでいること
もあり目が離せず、ご主人の希望もあり、
お葬式後、連れて帰って同居する予定です。

どんな生活になるのかと不安ですが、
身内としては受け入れなければならないと思います。

精神状態はかなり不安定な状態です。
専門家のお力も借りたいのですが、
どのような手立てがあるのでしょうか?

本人が頑なに医療機関の受診拒否を続けているのも、
どうすべきかと悩みます。

どのようなことを、
一緒にいる私達はするべきなのでしょうか。

【A】
辛いですね。本当に、子どもが命を絶ってしまう
ことほど、辛いことはありません。

親としては、胸が張り裂ける思いでしょうし、
自分自身の存在が否定されたような気持ちにもなって、
自分なんて生きるに値しないと思うような
苦しみがあるかもしれません。

今、教育虐待という概念も出てきていますね。
子どもの気持ちや、そのキャパをよそに
親がたくさん詰め込んでしまって、
子どもが苦しくなってしまって。

幸せになってほしいから、いい教育を受けてほしい、
いい教育を受ければ明るい未来が待っているから
という、親なりの愛情なのですが、
それが過剰になると歪んだ形になって、
子どもからすると愛ではなく、
虐待のように感じられてしまう。

そして、親の愛に、期待に応えることができない
と言って、自分には価値がないと思ってしまう。
義理のお姉さんの息子さんも、
そうだったかもしれませんね。

お姉さんの精神状態が落ち着くまでには
時間がかかると思いますので、
周りが優しく、責めることなく、
温かいエネルギーで包み込んでいくというケアが
大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

shutterstock_1256570848

Q.いつも気づきをいただくメルマガで
楽しみにしています。
 
職場での悩みです。
 
今の職場は、私は5年目になります。
周りの方とも適度な距離感がありながらも
お互いフォローしあい
雰囲気のとてもいい、大好きな職場です。
 
去年4月に新しい方がいらっしゃいました。
私よりもはるかに若く、控えめな感じの方です。
シフト上一緒に働く機会が多かったので
(彼女に特別に指導者はいません)
たくさん経験を積んでいただきたいと思い、
懇切丁寧に接してきたつもりでした。
 
ある時から急に避けられているような気がして
上司に相談、
私から「まだ(仕事を)覚えていないの?」と
きつく言われたとの言い分でした。
 
そんなことを全く思っていないし、
言った覚えもなく、正直腹がたちました。
ただ、私の方が歳も上だし、ここは謝り
丸く収めた方がいいかと考えました。
 
ところが、仕事に行こうとすると
動悸がしたり、行きたくない気持ちが
強くなってきていて驚いています。

彼女は私とすれちがうのさえ嫌らしく
用もないのに控室に入って
私が通り過ぎるのを中で待つような状態です。
 
謝ることができない自分は
人間として小さいのか?と気付くと
そのことばかり考えています。
 
周りの方も不自然さに気付く時が
くると思います。
 
今まで そんなトラブルもなく
平和な職場だったのにこんなことになり、
迷惑をかけていると思ったり、
自分は悪くないと思ったり
落ち着かない毎日です。
 
どう自分の気持ちを収めていけばいいのか
教えていただけたら幸いです。

【元気になりたい・50代・女性・大学図書館パート】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ

後輩への丁寧な指導の結果、
図らずも相手を傷つけてしまい、
そのことを詫びようと思っている
元気になりたいさんの誠実さと、
真摯に仕事やものごとに
取り組まれている姿勢が伝わってきます。
 
謝ることができないまま、
職場への足が重くなり、
動機もするようになってきたとのことで、
心身症の可能性がありそうですね。
 
病気は変化を促すメッセンジャーの役割
を果たしてくれますが、
このようなストレスフルな状況に
直面したときの対処法として、
問題を遠ざける(=回避)人もいれば、
問題に正面から向き合うことで
解決しようと試みる人もいるかと思います。
 
元気になりたいさんは、
自身が謝罪することで丸くおさめようと
思われたわけですが、だんだん気持ちが
重くなってしまったわけですね。
 
さて、元気になりたいさんは、心の底から、
自分が悪かったと思っているでしょうか?

もしかしたら、元気になりたいさんは
悪意なく、純粋に確認の意図で、
「もう覚えた?」とか
「まだ覚えられていない?」と
相手の置かれている段階を尋ねたかもしれません。
 
それを相手が己の劣等感から歪曲し、
厳しく批判されたと受け取った可能性はあります。
 
元気になりたいさんにとっては、
単なる確認で他意はないので、
その言葉すら覚えていない可能性も
あるかもしれません。
 
もし、相手がそのように誤解して受け止めて
しまうような物言いをした可能性があり、
そのことは申し訳なかったと思っているのであれば、
配慮不足を詫びるのは良いかもしれませんが、
 
本当は、後輩の受け止め方の問題で、
懇切丁寧な私の善意を踏みにじられたと
思っているのであれば、
自分の気持ちを飲み込んで謝ることで
とりあえずその場を丸く収めるのは
得策ではありません。
 
このような自分の真の気持ちと、
とろうとしている行動との乖離が、
心身の不調としてあらわれている可能性
があります。

ここは、無理をせずに、きちんと
ご自身も大事にしてあげてください。
 
そのためにも、率直に思っていることを伝え、
相手と確認をすることです。
 
互いの齟齬を丁寧に確認し、
そのような言動があったとすれば、
それは悪意ではなく「丁寧な確認」という
善意からの言動であった旨を伝え、
また相手のどのような心理メカニズムが
歪んだ受け止め方をしてしまっているのか、
理解を深める努力をされてください。
 
謝罪により表面的な波風を抑えることは
できても、互いの理解なしに、
真の調和が訪れることはありません。

もちろん、今後さほど会うことのない
薄い人間関係であれば、
放っておくとか適当に謝って
その場を凌ぐというのも良いですが、
 
毎日顔を合わせる職場の人間関係であれば、
そのしこりはいつまでも引きずってしまう
可能性があります。

ここはひとつ、これまでにないパターンの
後輩や部下を管理するスキルを上げる、
新たな成長機会が訪れたと
受け止めてみてください。
 
そして、真剣に向き合いつつも、
深刻になりすぎず、さわやかに、
率直に対応することを心がけてください。

「お話したいことがあるので
10分ほどお時間いただけますか?」などと
にこやかに、対話の時間を取られてみてください。

必要であれば、第三者(部下が報告した上司など)
を交えて対話するのも良いでしょう。

これは、元気になりたいさんのみならず、
部下や組織全体を大切にする行動です。

このような変化を起こすことには
ストレスはかかりますが、その後
心がスッキリして調和がもたらされるなら
価値のあるチャレンジです。
 
ぜひ勇気を持ってチャレンジしてみてください。

 
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

20210315

FROM 川畑のぶこ

今日は、コ二さん(40代・女性・保育士)
のご相談にお答えします。

【Q】
私は昨年、離婚しました。
そして、次男が不登校。
這いつくばるような日々を過ごしてしました。

いろいろな方と話したり講演会を聞いたりする中で、
私自身は、ずいぶん楽になり、そして断捨離に出会い、
次男もいろいろと気持ちを話してくれるようになり、
最近はほとんど悩まなくなりました。

ただ、幸せに話をされる方がいると、
ちょっとイライラしてしまう自分がいます。

それは、ご主人の話だからとか、
子どもが学校で頑張っている話だからではありません。
むしろそれは平気です。

落ち着いて、優しくて、幸せオーラに包まれたその様子や雰囲気に、
イライラしている感じです。

なので、そんな人と意見が違った時、妙に反発する自分がいるのです。

違う意見は違う意見で受け止めて、
自分の意見を言うのですが、なんでしょう、
意見がまた理想的なことを言われるからか、
マイペースだからか、なんだか腹が立ってきます。

その方には何も悪いところはない、それは分かっているのですが…。

確かにその方々は、ご主人もいて、祖父母の協力も厚く、恵まれている方。
子どもさんもいい子達で、だけどやっぱりマイペース。

マイペースなことって、幸せの鍵なのかもしれませんね。

マイペースにいられて幸せで、
でも私は苦労してぐちゃぐちゃで、なんだか悔しくて。

もちろん、その方にも苦労もあるのかもしれません。
私も、以前より少しは持ち直してきましたし、
あまり考えないようにしてはいるのですが、
やっぱり吐き出したい自分がいます。

その方は家に帰り、私と意見が違うことを
きっとご主人に話すでしょう。

私は話す人がいなくて、しかも夜だったりすると
少し惨めな気持ちになります。
なので、こうやってここに書かせていただきました。

こんなふうに感じることなく、その方を素直に、
いい人、優しい人だと受け止めるにはどうしたらいいのでしょうか。
自分がすごく性格悪いみたいに感じてしまいます。

【A】
コ二さん、素敵ですね。
これを率直に出せてしまうところが、とっても素敵だなと思います。

人間は誰でも、自分ができるようになりたいと思うことを
簡単にできる人がいると、本当に悔しくなったり、
それこそイラッときたりします。嫉妬ですよね。

羨望が嫉妬心に変わって、とっても複雑な気持ちになる。

そして、それを讃えることができない、
相手を素直に褒めてあげられない、喜べない、
そんな自分がなんだかまた小さい人間に思えて
イライラしたりなんていうことは、もう本当によくあることです。

コ二さん一人が悩んでいるわけではありませんから、
そんな自分はダメだと否定せずに、
「ああ、嫉妬している自分がいるんだな」と受け止めてしまいましょう。

それも人間。それもひっくるめて私なんだと。

そして、自分だってマイペースに生きてよい、と
許可を与えることも大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

Thoughtful,Mature,Woman,Sitting,In,Cafeteria,Holding,Coffee,Mug,While

今日は皆さまからのご相談にお答えするQ&Aはお休みにし、
川畑のぶこからのメッセージをお届けします。
 
* * * 
 
FROM 川畑のぶこ 
 
先週に引き続き、親子にまつわる話をさせていただきます。

先週、都内のとある幼稚園の保護者向けに、
育児の講座を依頼され講義をしてきました。

とはいえ、コロナ対策でライブ配信となったため、
私がもっとも楽しみとしている、会場での
保護者のみなさんとの触れ合いややりとりはできませんでした。

幼少期の親子関係や愛着関係は、
その後の子どもに大きく影響を与えます。

今回は一方通行の情報発信になってしまったのですが、
通常は、子どもとのよい関係性を構築するのに
どのような心持ちが大切かということを、
みなさんと一緒にディスカッションしたり質疑応答したりと
闊達(かったつ)にやりとりします。

育児とはままならないもの。

幼児の保護者からは、
イライラして子どもを怒鳴ってしまったり、
疲れや余裕のなさから、投げやりな態度をとってしまったり、
そして、そんなダメな自分にクヨクヨしてしまったり
といった悩みが多いです。

「良い親になるにはどうしたらよいか?」

このような質問をするとき、多くの親は、
自分自身を律する覚悟で問いかけていると思います。

でも、私からお答えすることは
「よい親であらねば」という執着を手放すこと、というものです。

律するという、ストイックな姿勢をすこし緩めて、
優しさを大切にということをお伝えしています。

その優しさとはとりもなおさず、ご自身への優しさです。

万人にとって唯一の完璧な親の定義など存在しないからです。

そのような、「ザ・完璧親」を目指すと、心は疲弊します。

親の心のゆとりのなさや、ギスギスしたエネルギーは
自ずと子に伝播するものです。

自分自身に優しさをもって接することは、結果的に
子どもを含む周りの人々にも優しさ溢れるエネルギーで
接することにつながります。

以前、講座をもった幼稚園は教育熱心な土地柄でもあり、
多くの保護者が参加されました。

その際、ご参加者に対して、日常で、どのようなときに
喜びを感じるかというシェアをしてもらったところ、
発表者10人中10人(すべての母親)が、
一人のゆっくりした時間やママ友らとのランチ会などをあげたのです。

驚くことなかれ、子どもとの時間をあげた人がゼロでした。

子どもが生まれる前は、
あれほど子どもとの時間を切望していたのに、
今は、子どものいない時間が喜びのリストのトップに君臨しています。

では、彼女らが子どもへの愛情がないかといえば
そんなことはありません。

あまりにも密着しすぎて息苦しくなっていたのです。

我が子が愛する対象であるということを意識しないくらい
同心円状態でした。

自分が思い通りにならないことほどイライラすることはないでしょう。

自分に優しくあるということは、たとえば、
自分の心のニーズを知って、それを適度に満たしてあげること。

まずは、満たして良いと許可を与えることから始まるでしょう。

1日子どもを預けて、リフレッシュしたなら、帰宅時には
子どもに会いたくて仕方なくなるという体験をした方は多いはず。

親子にも適度な距離感というものがあり、
親が健全に我が子と接するのには、
適度に自分自身でニーズを満たしている必要があります。

さもなければ、相手が自分の思い通りになることによって、
自分の心の欲求を満たそうとしてしまいます。

これはイライラの原因、そしてクヨクヨの原因になりかねません。

もちろん、育児には「ここいちばん」という場面、
すなわち、自己犠牲を払ってでも
子を優先するべきシチュエーションも多々発生します。

育児とは、そんなままならなさへの試練でもあるでしょう。

でも、常に自己犠牲をはらっていては、やがて疲弊し、
悪循環に陥ります。

ここいちばんのときに、力を十全に発揮できるためにも、
日頃からのセルフケア(自己充電)は大切です。

相手を思いやるのに、決して
自分自身に常に厳しくある必要はありません。

自他ともに思いやる親子関係こそ
互いに豊かさをもたらすはずです。

なお、私自身、9歳の子育て中の母親であり、
上記がすべて「完璧に」こなせているわけではありません。

ところが、そうあろうと自分に言い聞かせながら、
日々努力している一母親です(笑)

そして、4月から、親子関係ワークショップを開催します。

さまざまなジェネレーション(成人した親子同士も)の親子関係
について、みなさんと一緒に取り組みたいと思います。

興味のある方は、ぜひ一緒に学びを深めましょう。
    

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

FROM 川畑のぶこ

今日は、マミさん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】
主人が開業してから、病院の受付および雑用の
手伝いを合間にしてきて、15年がたちました。

その間にいろいろな看護師さんが入れ替わり、
常に募集はしているのですが、
なかなか難しい状況です。

経営者としては、はじめにマニュアルを渡して
仕事の流れなどを説明しているのですが、
人によって様々であり、

何か言っても、何か不都合を指摘をしても、
現場を押さえない限り言い逃れをしてくるので、
一向に改善されず、でも辞められると困るので、
こちらが我慢するしかない状態がずっと続いています。

看護師の人間性?と諦めて、
このまま目をつぶるしかないのかと思うと、
毎日顔を合わせることが苦痛でなりません。

これが原因かは分かりませんが、
8年前には胃がんになり、
今年は腸重積で手術しました。

体力的に自信もなくなり、
医療以外のことについては無頓着な主人なので、
私が確認しない限り、
好き放題な状態になってしまうと思っています。

私は医療従事者の経験はないので、
今後、私は病院でどのように関わることが
患者さんはじめ病院のためになるのか分からず、
考えが行き詰まったまま流されている状態です。

こんなに人に振り回される人生はもうウンザリです。
心が元気になって、前向きな自分に戻りたいです!

【A】
マミさんのご苦労、切実な思いが伝わってきます。

看護師さんは、もう長いこと人手不足ですね。
人数そのものは増えてきてはいるようですが、
高齢化社会においては
需給バランスが合わない状態です。

また、看護師さんは離職率が高いことも
問題になっていますね。
売り手市場の世界ですので、
過酷な労働条件下では好条件の所に
どんどん流れてしまうのは仕方のないことです。

そのような状況を
マミさんがどうにかできるのかというと、
どうしようもないですよね。
これはもう社会全体の問題です。

また、今、マミさんがそこに積極的に取り組んで、
経営改革をしていきたい思いがあるのかというと、
それもまた違うのではないでしょうか。

職場のストレスが直接の原因かはわかりませんが、
病気になってしまった経緯もおありとのこと。

病気はメッセンジャーであると、私の師匠、
カール・サイモントン博士は言っています。

ここは一旦、今のお仕事が
本当に自分に合っているのかどうかを
一歩引いて見てみることをおすすめします。

職場の看護師さんやご主人との
コミュニケーションの取り方も
とても大切なポイントになってきますので、
同時に意識されるとよいでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

Middle-aged,Mother,And,Her,Daughter,Hugging,In,Blooming,Spring,Garden.

今日は皆さまからのご相談にお答えするQ&Aはお休みにし、
川畑のぶこからのメッセージをお届けします。
 
* * * 
 
FROM 川畑のぶこ 
 
心理臨床の現場は
さまざまな心理的課題をもったクライエントが訪れます。

症状はそれぞれに違っていても、
心の深い部分を探っていくと、
多くは人間関係の課題にたどりつきます。

そして、人間関係の中でもとりわけ重要な人間関係で
私たちの人生に大きく影響を及ぼすのが親子関係です。

私たちは、言語的にも非言語的にも
親から多くのメッセージを受け取っており、
それぞれの状況に照らし合わせながら、
いかに愛を獲得していくか(あるいは愛を実現するか)
の人生ゲームを始めます。

器用に前進する人もいれば、
不器用に転んでは起きながら前進する人もいるでしょう。

あるがん患者さんは、当初、
病気に対する不安や恐怖の相談でしたが、
やがて一人娘との親子関係に悩んでいること、
それが人生のいちばんのしこりであり、
命があと僅かであるとすれば、
それが心残りであることを打ち明けられました。

反抗期の娘さんは、
最初は頑なにカウンセリングを拒んでいたものの、
まずは1対1で面談を、そして最終的に
親子カウンセリングを3人で行うようになりました。

母親から厳しく育てられた彼女は、
名門の女子中・高校を卒業し、大学に進学しますが、
途中から不登校になります。

心配する母親は、なんとか復学させたいと娘に対して
頑張って大学へ行くよう伝え続けますが、
そうするほどに娘は貝のように心を閉ざしてしまいます。

カウンセリング中の娘さんの口からは、
自分を受け入れない母親へ対する恨みが
堰を切ったようにドロドロと溢れ出ました。

三者面談では、娘の訴えを鬼の形相で見つめる母親の姿があり、
しばらくはそんな緊張感ある平行線のカウンセリングが続きました。

ただし、娘の恨みは、彼女自身が自分に完璧を求めるがゆえに、
そしてそれが出来ず、母親の期待に答えられないがゆえに、
自分を認められず、苦しくて溢れ出ているものだというのが
伝わってきます。

彼女は、本当はお母さんが大好きで、
期待に応え、認められ、愛されたかったのです。

恨みの大きさは愛の大きさの裏返しでした。

母は母で、娘に幸せになってほしいが故に、
良い教育を受けさせ、良い仕事について、
良い結婚をしてほしいと願っていました。

完璧な母になることを自身に厳しく課していました。
「娘のため」と信じて…

そんな過剰な厳しさもまた愛の裏がえしであり、
それは、娘が望んではいないかたちで表現されていました。

お互い、素直に愛を表現できれば楽になれるのですが、
なかなか素直になれません。

それが親子ってものかもしれませんね。

いかにも、わたしたちはいびつで、不器用で、愛すべき存在です。

月日が経って、
母親がいよいよ余命いくばくもないという宣告を受けます。

命に限りがあることを知ったとき、
母と娘の関係は一気に前進しました。

母は「もう、あなたは何者にもならなくていい。
ただ、あなたがあなたであればいい。
私はそんなあなたが大切で心から愛している。
いままでごめんね。」と。

娘は「お母さん、ごめんなさい。私もお母さんが大好き。
いままでも、一生懸命育ててくれてありがとう。
死なないで。どうか生きていて。」と。

心の底の言葉を柔和な表情で交わすようになりました。

二人の関係性は、「私を理解してほしい!」
と自分ばかり向けられていたものから、
真に相手を思いやるものに変化していきました。

やがて、娘は社会に飛び立つ心の準備ができ、
就職活動をするようになりました。

このように、親子の課題をクリアして、
母親は穏やかに旅立って行きました。

残された娘さんは、もっと自分が早く変わっていれば
お母さんを幸せにできたのにと後悔することもありました。

でも、すべては完璧なタイミングで計らわれています。

母親はそんな娘の思いをきっと、
天から優しい微笑みで見守っていることでしょう。

私たちは、「明日は今日の続き」と漫然と生きているので、
ときとしてこの親子のように病気や死を意識しなければ、
緊急性をもって必要な変化を起こせないこともあります。

その瞬間、瞬間が、二度と訪れることない
万華鏡のような時間だと知ったなら、
そして、今日この日が人生の卒業式と知ったなら、
関係性もまた変わってくるのかもしれませんね。

それが病気であれ親子関係であれ、
こんなことが私の身に降りかかるなんて、と、
一寸先は闇だと嘆くこともあるでしょうが、
おなじように、一寸先が光のこともあります。

その光を信じて前進することができたのなら、
人生は希望に満ちたものになるのかもしれません。
    

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

20210301

FROM 川畑のぶこ

今日は、ふうらいえきさん(40代・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
私の父は現在83歳。
昨年10月、前立腺がんが発覚して、治療中です。
 
悪性の中の悪性と言われ、主治医の先生には
もう治らない、手術もできない、
飲み薬で抑えながら、効かなくなったら
薬を変えながらやっていくしかないといわれました。
 
そして、今、血液検査の数値が良いので、
次から放射線治療を60日くらい毎日やっていくといわれ、
父はそのようにすると、言っています。
  
父は、骨に転移して痛みがでて辛くなるのは嫌だと、
不安な気持ちでいます。
 
私は、他に方法はあるはずだと思っています。
もちろん、父の穏やかに過ごせる気持ちが最優先だと
思ってはいます。良い方法があれば、教えて下さい。
 

【A】
お父様が83歳で前立腺がんがわかって治療中とのこと。
お歳のこともあって、ふうらいえきさんが
とても心配されていらっしゃるご様子が伝わってきます。
  
実は、私自身も、父が80を過ぎて胃がんがわかって、
肝転移もわかって…なんていうことがありましたので、
ご家族のお辛い気持ちは、とてもよくわかります。
 
まず、治療をどうしたらいいかということに
ついてですが、これは本当に正解がありません。
 
がんに関しては、
一人一人、治癒の道というのが全く違います。
 
お父さんにとって正解の道が
他の人にとっては不正解だったり、また逆も然り。
副作用がある人もいればない人もいます。
 
もし、お父様が放射線治療をするとしても、
副作用がなければ、それはそれでいいわけですよね。
 
効く部分だけ効いて、
副作用がなければいいのだと思うのですが、
 
おそらく、ふうらいえきさんは、
放射線治療なんかすると、
きっと体力が低下してしまって、
QOL(人生の質)が低くなってしまって、
 
お父さんも家族も辛い思いをするんじゃないだろうか……
こんな不安があるのではないかと思うのです。

ただ、放射線治療も、
痛みに関しては効いたりしますから、
痛みを取ることでお父様のQOLが上がる
ということもあり得るわけです。

ですから、治療に対して、もし不安があるのであれば、
ふうらいえきさんご自身も、放射線治療医と、
いったいどういう効果があって、どういう副作用があって……
という話を、納得のいくまでされたらよいと思います。

そして、最終的に何をするかを決めるのは、お父さんです。
お父さんが決めた結果がベストです。

ですが、場合によっては、周囲の者、特に家族にとって、
お父さんの選択が不都合なこともあるわけです。

そして、家族の想いを伝えれば伝えるほど、
時として、それが混乱を呼び起こしてしまい、
心の苦痛にもなってしまって、
サポーターと患者さんとの関係性が泥沼化してしまう……
などというのも、よくあることです。

真のサポートとは、
「相手が望む結果」をサポートするということ。
「私が出して欲しい結果」をサポートすることではありません。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

Female,Making,Symbol,For,Loving,The,Season

Q.私は母との関係に悩んでいます。

母は昭和8年生まれ、87歳、
私は長女で57歳、
兄妹は54歳の妹だけです。

母は6人兄妹の5番目で、引っ込み思案で
兄や姉は優秀、末っ子の妹は末っ子故に
人一倍可愛がられており、そんな中、
声も上げられず人の後を付いていく人
だったそうです。

多分劣等感が強いんです。
正直、何をやっても中途半端で、
思慮深さや他人への思いやりや
想像力が欠けているんです。

妹が生まれると病弱で小さくて
可愛い妹は母の愛玩物。
私はそのお世話係みたいなものでした。

幼心に妹ばっかり可愛がって!と
母の愛が欲しかったと思っていました。
正直に伝えると、激怒して、
親に向かってそんなこと言うなんて!!
と聞く耳をもちません。

現在私は離婚して実家に出戻り、
嫌だった母とまた暮らし始めて3年。
28歳の息子も一緒に戻ったんですが、
母の理不尽さに息子も呆れています。

離れて暮らしている時は
母を大切にしたいと思ったりしたけど、
優しくするとつけ上がってどんどん
偉そうにするのでそんな母の姿を
見たくないので優しく出来ないんです。

劣等感の塊のような母ですが、
そんな人間に育てられた私は
本当に自分に自信が持てなくて、
思春期の頃は自殺したいと
何度も思った位でした。

私は大人になって色々
他人の家庭を見たりしてきた経験から、
母にこういう所が普通じゃないよ、
直した方がいいよ、と言えば
昔と同じく親に向かって意見するなんて!!
と激怒してしまいます。

私にとって母は毒親だと思うんです。
考えずに言葉を発するため、
すごく不作法で失礼な事ばかり発している、
そんな言葉を聞くだけで嫌な気持ちになります。

戦時中育ちのため、
物を捨てることを極端に嫌い、
家の中は不用品で溢れています。
でも母にとっての道具である私が意見しても
怒りこそすれ聞く耳なんて持つわけ無いんです。

こんなに私を蔑ろにする
母とうまくいく事って出来るでしょうか。

【トモコ・50代・女性・看護師】
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
トモコさんのお母様への憎しみと同時に、
「私を愛して!」という切実な叫び声が
聞こえてくるようです。
 
それだけに、
トモコさんはお母さんのことを
本当は大好きなのだと思います。
 
本当にどうでもいいと思っている人が
自分に配慮がないからといって、
さほど気にならないでしょう。
 
好きだからこそ、
相手が思い通りにならないと、
腹立たしく感じるものですね。
 
自分にとって大切な相手であるからこそ、
私の理想通りに私を愛することで、
その「愛を証明せよ!」と
迫ってしまうのですよね。
 
それが得られないことは、
子どもにとって死活問題です。
 
私たちはこのようにして、
愛の証を見える形で
手に入れようと必死になります。
 
それはとりもなおさず、
相手がではなく、自分自身が、
「果たして自分は愛に値するか?」
と疑っていることに起因します。
 
自分も妹のように
(わかりやすい見えるかたちで)
愛されるためには、
不足しているものが多すぎる、
なので私は愛されない、
という具合にです。
 
親の愛が健全に表現されていると、
子ども自身が自分の価値を
認められるようになりやすいのは
疑いの余地がないでしょう。
 
もちろん、それも度が過ぎて
猫可愛がりをしたなら、
甘やかしとなり、それもまたその先に
苦しみが待つことになります。
  
トモコさんの切望する、
愛とはいったいなんでしょうか?
 
答えは人それぞれなのでしょうが、
不可欠な要素には相手への
思いやりや理解が入るでしょう。
 
それは最終的に
自分自身への思いやりや理解、
そして受容にもつながります。
 
お母様の行動を、その背景も含めて
理解しようとしたときに、
トモコさんへの態度は
愛のなさからくるのか、それとも
大切だからこそ、第一子だからこそ、
過度のプレッシャーの中、混乱しながら
育てたことは考えられないでしょうか。
 
お母様も、自分自身を
受け入れられていなかったので、
自分自身を我が子に投影し、
この子を立派に育てることで、
自分を認めようと、自分にも子どもにも
過度な期待を持って接していた可能性も
否めません。
 
トモコさんの訴えに、
過剰反応するところをみると、
お母様自身も「どうか、私を責めないで!
価値のない人間だなんて言わないで!」
と叫んでいるように思えます。
 
お互いに、理想通りに相手が振る舞うことで
「自分を認めてください!」という綱引きを
してしまっているかもしれませんね。
 
私たちは、健全な子育てについて
教育を受けて育ってきているわけではなく、
多くは先代(親や祖父母)を模倣したり、
反面教師にしたりして不器用に
人生初の子育てに取り組んでいることと思います。
 
お母さんも、最初から
正解を教育されているなど、
トモコさんに対して
健全に愛を表現する術を育むゆとりがあれば、
そうしたかったのではないでしょうか。
 
ただし、残念ながらそのゆとりがなく
術を身につけてこなかった。
 
それがお母様のその時点での限界であり、
最善であったことと思います。
 
母親の態度が、
愛のなさ故の態度なのか、それとも、
自身も親から健全な愛情表現を
獲得してこなかったことなどを含めた、
生育歴や環境による
ゆとりのなさによる態度なのか、
表面的な部分だけでなく、
トモコさんなりに理解を深める努力を
されてみてください。
  
自分を満たすよう相手が変わることを
試みる姿勢の延長線上に、
愛ある関係を育むのは難しいですが、
トモコさん自身が、
無自覚に受け継がれてきた流れを
自分の代で止め、
調和を取り戻すと立場をとり、
まず理解ある姿勢から自分を受け入れ、
相手を受け入れることができたのなら、
大きな変化が訪れるかもしれません。
 
今回、実家に戻ることになったのも、
そんなライフレッスンの意味が
あるのかもしれませんね。
 
忍耐強く、智恵をもって
そのレッスンに取り組まれますように。
 
応援しています。
   
 
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

20210222

FROM 川畑のぶこ

今日は、カフナさん(40代・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
双極性障害という精神疾患をもつ夫との生活
について悩んでいます。

夫とは遠距離交際後、約1年前に入籍し、
夫の地元で2人暮らしです。

交際中から精神疾患について
知らされていましたが、
定職もあるし、結婚は縁やタイミングだと、
病気のことはあまり深く考えずに
結婚生活をスタートさせました。

しかし、現実は甘くなく、
想像以上に病状はシビアで、
気分の浮き沈みが激しく、
不安定な言動に振り回されています。

アルコール依存気味でもあり、
酒量や飲酒機会はかなり減らせているものの、
酔うとさらに不安定になり、
「死にたい」と包丁を持ち出したり。

また、先日は突然、鍼灸師を目指すと言って、
働いていた会社を退職してしまいました。
その後専門学校を受験し、
合格までこぎつけるも気が変わり、
結局入学を辞退してしまいました。

この一連の行動にいちばん落ち込んだのは夫自身で、
無職になると一気に落ち着かなくなり、
とうとう医療機関に入院してしまいました。

もともと夫は頭が良く、性格も温厚です。
自身の病気についてもよく理解しており、
通院や服薬も欠かさず、
なんとか症状を落ち着けたいと努力し、
もがいています。
本人がいちばん苦しんでいるのだと思います。

そんな夫に自分が寄り添い、病気に共に向き合い、
支えていかなければならないのでしょうが、
慣れない土地で相談できる友人や頼れる家族もおらず、
とても孤独で余裕がない状態です。

また、私自身、この土地になかなかなじめず、
就職してもすぐ退職してしまいました。

自分の意思で嫁いで来たのに、
本音は以前の生活が恋しく、
「こんなはずじゃなかった」と
自分の地元に帰ってしまいたい心境です。

夫への愛情はありますが、
一緒にいると不安で気が休まらず、
喜びや幸せを感じることができません。

闇を嘆くばかりでなく、
日常の些細な幸せや光に目を向けて
自分なりに生活を楽しみたいと思いますが……。

どうかアドバイスをお願いいたします。

【A】
カフナさんのご主人への愛と、そして誠実さ、
また、自分が一度決めたことなのだから
きちんと初志貫徹しようという意気込み、
自分自身と相手へのコミットメントが伝わってきます。

まず、ご結婚前は遠距離恋愛だったということで、
一緒に生活してみてどういう状況かということを
具体的に知っていたわけではなかったんですよね。

結婚後、初めて分かったということのようですから、
あまり自分を責めすぎないでください。

誰も未来の予測など正確にできませんし、
ましてや双極性障害という病については、カフナさん自身も
ご主人と会うまではさほど詳しくなかったと思います。

精神的に悩んでいる人が世の中にいることは知っていても、
それはあくまでもイメージの中でのことであって、
具体的に一体どういうことが起きるのかというところを
明確に想像できる人は少ないと思うのです。

カフナさんもご主人と初めて一緒に生活をしてみて、
この病気の実際というのを知ったことでしょう。

もし、仮にそれを結婚前に知っていたら
本当に一緒になったかどうかというのは、
わからないわけですよね。

おそらく、その点でカフナさんは
悩まれているのだと思いますが、
ただ、ご主人に対して愛情はあるということですので、

愛って何だろう、
どのような愛の形を自分は望んでいるのだろう……
このように考えていくとよいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

Loving,Mother,And,Daughter,Gently,Hug,Each,Other,,They,Smile

Q.出産後、子どもや若い女性が
被害に遭う犯罪のニュースを見ると
強い不安を覚えるようになりました。
 
うっかりそのようなニュースを見てしまうと、
不安で不安で、そのことについて
何時間も検索してしまい辛くなります。

我が子がそのような被害に
巻き込まれて傷つくのを絶対に避けたい
という動機だと思います。

でも、我が子はまだ幼児で
一人で出かけることはまずありません。
 
いずれは犯罪に巻き込まれることを
避けられるよう教育していくことは
必要だと思いますが、

自分は神経質になり過ぎているのではないか、
もっと穏やかでおおらかな気持ちで
子育てを楽しみたいという思いもあります。

このバランスをどのように
取ったら良いでしょうか?
 
私自身も子供の頃、
母親に物凄く心配されて育ちました。
その影響もあるのかなと思います。

母が私が出かける時や一人で留守番を
するときにあまりに心配するので、
かえって不安で怖い気持ちになっていたので、
そのような関わり方を子供にするのも
避けたいと思っています。

【とも・40代・女性・主婦】

―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
不安という感情は否定的で
好ましくないと感じてしまいますが、
時には危険を回避するのに
役立つ感情でもあります。
 
高い場所や深い水や燃えさかる火に
近づいたときに私たちが不安を感じるのは
命や健康を守るのに役立ちます。
 
ただし、危険な場所にいないときに、
ずっと危険な場所のことを考えていては
精神的なエネルギーは消耗してしまいますし、
日々の質は低下してしまいますね。
 
ともさんが不安を感じるのは、
我が子を事件や事故から回避し守りたい
という危機管理の動機からとのこと。
 
もちろん、過去の事故や事件のケースを
ある程度把握しておくことは健全な態度です。
   
ただし、過ぎたるは猶及ばざるが如しで、
常にそのことばかりに囚われてしまったら、
火のないところで火災報知器が
なり続ける様な状態になってしまい、
心は常に緊張状態で消耗してしまいます。
 
メディアはアテンションエコノミーと言って、
人々の注意を奪うことによって
情報に触れさせ(ときとして溺れさせ)、
その注意をつなぐことで経済が成り立っています。
 
無論、有用で誠実な情報は多くあります。
 
ただし、注意を奪うことが優先されている
ものが多いのもの事実です。
 
とくに、恐れや怒りの感情というのは、
人々を惹きつけ、焚き付けます。
 
そのような経済システムや利害の中に
置かれていることを理解しながら、
情報は活用しつつも、飲み込まれない
という立場をしっかり築くことが大切です。
 
漫然としていると、
飲み込まれてしまいますからね。
 
ともさんが、何時間も否定的な情報を
検索しつづけた結果、好ましい結果、
すなわち、より良い危機管理や安心に
繋がっているのであれば、それは
ともさんにとって役立つ情報でしょうから
大いに活用するべきでしょう。
 
ところが、検索を深堀するほどに
不安が助長され、自分や我が子の人生が
信頼できなくなってきているのなら、
それは情報に飲み込まれている証拠でしょう。
 
アテンションエコノミーに
翻弄されない様に気をつけましょう。
 
「飲み込まれない!」と立場どりをするのです。
 
サーチしながら自分の気分や状態を
きちんとモニターしてみてください。
 
この情報に触れ続けることで、
危機管理の強化や安心できる日々の構築など、
私が本当に得たい結果をもたらすのか、
気分は良くなっているのか、問い直してみます。
 
ノーであれば、「飲み込まれている!」
と気づいてください。
 
そして、情報と適度な距離をとるとか
役立つ情報や気分が良くなることに
意識を向けるなど、
ご自身で立場を取り直してください。
 
流され続けず、舵を取るという
自身へのコミットメントが必要です。
 
子どもは刻一刻と成長していきます。
 
「あー、あのとき否定な情報とばかり
向き合わず、もっと可愛い我が子と
もっと向き合っていればよかった」
 
と後悔しないように、
今、この瞬間、私の腕の中にいる我が子に
愛のエネルギーを送り、同時に
愛のエネルギーを受けてください。
 
愛や思いやりのエネルギーに注意を向けて
その中に身を浸すことは、
私たちを不安から遠ざけ、
信頼感や安心感をもたらしてくれます。
 
人生から否定的な出来事のすべてを
なくすことはできませんが、
肯定的な出来事に意識を向けることで
世界は変わって見えてくるでしょう。
   
 
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから