20210215

FROM 川畑のぶこ

今日は、じん坊さん(60代・男性・無職)
のご相談にお答えします。

【Q】
私64歳、妻64歳、結婚35年、同い年の夫婦です。
子どもはいません。二人とも健康な年金生活者です。

私は60歳で公務員を退職しました。
今は運動や趣味で、毎日をアクティブに過ごしています。

妻は50歳で民間会社を退職し、今はほとんど家にいて、
ソファに寝転がりテレビドラマを見る日々です。

妻は、もともと大雑把な性格で面倒くさいことが大嫌い。
しかも勝気で感情的、衛生観念もあまりありません。

現役時代、仕事のケアレスミスで
会社から減給処分を受けたことがあります。

退職後は、ある資格取得を目指して
通信教育で勉強していますが、
15年たった今も、朗報は届いていません。

一方、私のほうですが、気が小さく、論理的で合理的、
心配性できれい好き、何事もキチッとしていないと気がすみません。
おそらく妻からは好かれていないと思います。

私が、妻の家事のやり方について、恐る恐る意見すると、
「気に入らないなら、自分でやってよ」が口癖です。
自分の非は絶対に認めません。

例えば、洗濯のやり方ですが、
妻は、洗濯機に容量以上の洗濯物をぶち込みます。
当然、洗濯物は回りません。

「分けてやったらどうだ」などと言おうものなら、例の一言です。
一事が万事このありさまで、私は黙りこむしかありません。

このため家事は、いつのまにか、料理以外は私の役割となりました。

ちなみに、妻の料理ですが……毎日同じメニューです。

調理後のキッチンは、消化不良を誘発させるに十分な光景。
いずれ洗い物も私の仕事になりそうです。

妻のこのような行動や性格は35年我慢してきましたが、
ここにきてつくづくイヤになりました。

私自身、自分の考え方、心の持ちようを変えるよう
何度も試みましたが、なかなかうまくいきませんでした。

このような妻と、
今後どのように付き合っていけばいいか悩んでいます。

この歳になって本当に恥ずかしいのですが、
アドバイスいただければ幸いです。

【A】
じん坊さん、とても優しくて誠実な方なんだなぁというのが
伝わってきます。そして、忍耐強いですね。

これ、決して恥ずかしいことではなくて、
みんな同じような課題を持っていますよ。

夫婦というのは、全くパーソナリティの違う者同士が惹かれ合って、
一緒になることも多いのではないかなと思うんです。

じん坊さんは、論理的で合理的で、
心配性できれい好きで、何事もきちっと…なんて、
本当に自己分析がよくできていらっしゃると思います。

一方、奥様は、おそらくおおらかで、エンジョイするのが好きで、
細かいことを気にしないタイプではないですか?

そうであるがゆえに、お互い違うところがあって、
惹かれ合ったのではないでしょうか。

そして、じん坊さんも奥さんも、若くて、
まだエネルギーを外に向けることがあった時であれば、
ニーズが外から満たされているので
全然問題なかったと思うんですね。
多少の違いがあっても、有り余る心理的なエネルギーで
そういった課題に対処することができたと思うんです。

それが、今は向き合う相手がお互い、
妻は夫、夫は妻という状態になってしまっていますから、
この相手から自分のニーズを満たして、
かつ相手の問題とも向き合うという、
大変な状況が起きてしまっているわけですね。

問題のタネとなっている相手からは
自分のニーズというのは満たしにくいですよね。

では、どうすればいいのか?

これがじん坊さんの課題になってくると思います。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

Young,Woman,Feeling,Good,And,Inspired.,Freedom,A,Spirituality,Concept.

今日は皆さまからのご相談にお答えするQ&Aはお休みにし、
川畑のぶこからのメッセージをお届けします。
 
* * * 
 
FROM 川畑のぶこ 
 
「私たちは出来事によってではなく、
出来事の受け止め方によって悩まされているのだ」
これは哲学者エピクテトスの言葉です。
 
シェークスピアの代表作ハムレットの中で、ハムレットは
“There is nothing either good or bad
but thinking makes it so.” と言います。
 
すなわち、物事には本来、良いとか悪いとかはなく、
思考がそうさせているのだということです。
 
私たちの抱く思考や信念は、使い方によって、
私たちの人生を効果的に切り開く優れた道具にもなれば、
自分たちを陥れる凶器にもなる、諸刃の剣です。
 
ところが、私たちは日頃、
己の思考を精査することなく漫然と過ごしています。

思考は呼吸の如く常に私たちと共にあるので、
あまりにも無自覚であり、その存在に
注意が向けられることはなかなかありません。
 
それは私たちが子どもの頃から、
周囲の大切な人間関係や出来事の影響を受けながら、
知らず知らずのうちに刷り込まれ、パターン化されていきます。
 
先の、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の
森喜朗会長の女性蔑視の発言は、
如何にも無意識から発せられているものですが、
これは決して彼個人が独自に作り上げた価値観ではなく、
歴史・文化を反映した社会から刷り込まれたものでもあるのは
想像に難くないでしょう。
 
なので「不快な思いをした人には申し訳ない」と
特定の誰かへの詫びがされてしまうという失態が繰り返されます。
 
彼の中ではいまだに、自分の思考・信念・行動が
完全に非合理であったことへの反省はなく、
「え?!あれで嫌な思いをした人がいたの!?
ならば、すみませんでした。」という意外な感じなのでしょう。
 
今回の森氏の場合、その(蔑む)価値の矛先は
自分以外の誰かに向けられたものでしたが、
厄介なのは、私たちは往々にして、自分自身に対して
軽んじるような態度をとっていることも多いのです。
 
かくいう私自身かつて、
女性は男性に比べて価値がないという価値観を持っていました。
 
これは、親の態度から、長男の兄ばかり大事にされていて、
その理由は男だからだという解釈をしたことによる
幼少期からの刷り込みによるものです。
 
もちろん、私の両親も十二分に先代の刷り込みを受けており、
何の疑いもなく伝統に乗っ取って
「ちゃんと」子育てをしていたのです。
 
その「ちゃんと」が
男女にはきっちり差をつける、ということだったのですから。
 
驚くことなかれ、森さんでなくとも、
うちの親もちゃんとやっていました。
 
そして、私もちゃんと受け継いでいました。
 
子どもの私は、これを「自分は(女なので)親に愛される価値がない」
と無意識のうちに解釈していたのです。
 
すると、自分だけでなく、相手に対しても、
『あんたも所詮女なんだからさ、余計なことしなさんな』
なんて余計な助言をしたくなっていたものです。
 
これらのすべては悪意無く、無意識のうちの行われるやりとりです。
 
私の場合、転機が訪れたのは、
通訳を通したサイモントン博士との出会いから。
 
自分の思考・信念・態度と向き合い、
丁寧に問い直すということから始まりました。
 
そのことで、30歳近くになって初めて、
女性であることの受容と豊かさを体験できるようになりました。
 
すると、周囲の差別的な発言や態度に、
無闇に反応し続けるのではなく、
健全に立ち上がる基盤も持てるようになりました。
 
思考や感情に使われることなく、
それらを使うことができるようになったのです。
 
これは自分を好きになれる大きな要素です。
 
私たちの思考は個人の特性以外にも、
文化・社会の影響を受けています。
 
それが効果的にはたらき、人生を豊かにさせているのであれば、
その思考や信念は持ち続ければ良いですが、
自分や相手の人生を損なってしまうものであれば
変容させることが大切です。
 
仏陀は執着ほど人間を苦しませるものはなく、
さらには、人間が最も執着するのは思考だと言います。
 
執着するものというと、物質やお金を連想しがちですが、
それらはおろか、命や健康ですらなく、
「考え方」であるというのです。
 
それほどに、考え方への執着を手放すことは難しいということであり、
思考変容は私たちの日々の、ひいては人生の課題ということでしょう。
 
ぜひみなさんも、いったい自分はどんな思考や信念をもっていて、
それを効果的に使えているのか、それとも使われているのかを、
振り返ってみてください。
    
  
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

20210208

FROM 川畑のぶこ

今日は、みぃさん(50代・看護師)
のご相談にお答えします。

【Q】
息子は、小学5年生頃から中学は不登校。
通信高校に入学しましたが、
結局、自動除籍になり、現在ずっと家にいます。

先日、突然「僕、HSPだと思うねん」
と打ち明けられ、私はその時初めて
HSPという言葉を知りました。

私は、日夜問わず不規則な勤務で留守がちなので、
家にいる時はなるべく息子との会話を大切にしたい
と考えています。

もっとも、それは息子が私と話したい時、
聞いて聞いて、という感じの時に限ります。

私が話したくても、息子がそうでない時は、
反応がすこぶる悪く、
「はぁ~?それがどうしたん?おかん、
説明下手やねん」と言われてしまいます。

彼は、頭の回転はものすごく速いと思います。
私の話は聞いていてイライラするみたいです。

私は、どういうことに気をつけて、
息子と接したら良いかわからなくなっています。

話したい気持ちは山々なのですが、
最近、会話をするのが恐怖です。

HSP、繊細な人と言っていますが、
HSPの人の言動が、
周囲の人に嫌な思いをさせたり、
気を使わせたりしているとしたら、
それってどうなの?と思うこともあります。

先日、息子が私の意見を全否定して、
バカにしてきたので
「お母さんだって人間なんだから、感情あるよ。
もう、話すのイヤになってくるわ。
そんなつもりで言ったんじゃないのに。しんどい」
と言ってしまいました。

それは、今週公開の草彅剛さん主演の映画が観たい
と2人で話していたときのことでした。

観たいというところまでは息子も私も同じ気持ち
でしたが、私が「とかくキムタクが目立っている
けど、ツヨシ君の方がいろんな役ができるし、
頑張って欲しいな~」と言ったら、

息子が「キムタクだって頑張ってる。
ジャニーズ事務所に残ったのも、それはそれで
キムタクの信念で、キムタクは何も悪くない。
比べるのはおかしい」と、
ものすごく感情的になりました。

単に、他のメンバーもそれぞれのキャラで
頑張って欲しいな、というおばちゃんのつぶやきが、
息子には全く通らずの一件でした。

そんな息子と、
私はどう向き合っていけばいいのでしょうか。

【A】
みぃさんの母心がビシビシ伝わってくるご相談です。

息子さんが愛しいがゆえに、
そして、繊細な息子さんを傷つけまいとして、
いかに調和的に親子関係を保っていったらいいのか、
でも、私にだって限界があるわよという、
そんな叫びが聞こえてくるようです。

看護師さんということで、
昼夜逆転などもありお仕事は不規則でしょうし、
おそらく、みぃさんの中に、
ずっと子どもに寄り添ってこられなかった自分にも
非があるのではないかと、罪悪感のようなものも
少しおありにあるのかなとお察しします。

まず、HSPについてですが、
最近では本当によく聞くようになりました。
感受性が高く、繊細で、刺激にとても敏感な人
のことを指します。

詳しくは動画の中で解説しますが、
みぃさんの息子さんはHSPに加え、年齢的に
今ちょうど反抗期の最中なのかもしれませんね。

文面を拝見する限り、
みぃさんの息子さんに対する態度は
とても共感的だと思いますし、
親子で一緒に映画に行けるなんて
すごく素敵だなと思いますが、

親子が同心円になりすぎてしまって、
相手に対してあたかも自分のことのように接して
しまった場合、互いに消耗してしまうというような、
ネガティブな面も常につきまとうことになるのも
また事実で、それには注意が必要です。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

Senior,Woman,Walking,With,Dog,In,Park

Q.3人の息子と娘の4人子どもがいる50代の主婦(パート)で、
今は主人と2人暮らしです。
 
いわゆる「空の巣(からのす)症候群」だと思っていますが、
 
空の巣症候群の対処法、
・仕事をする
・趣味を持つ
・ペットを飼う
・主人や友人と出かける
を全てしています。
 
最近長男に子供が産まれ、初めての孫が出来ましたが、
ずっと嫁の実家にいるので、ほとんど会えず、
より寂しくなっています。
 
息子だけの友人から「娘がいるからまだまし」と言われますが、
娘は遠方で仕事をしており、
実家の近くでと思ってくれるタイプではないので、
余計に寂しく思っています。
 
独身の息子もたまに実家にものを取りに帰ってきても、
親の顔を見るわけでもなく…
息子なんて3人もいても、今になっては寂しいだけです。 
 
この寂しさはどうすれば無くなりますか?
 
子供が自立し、立派に成長してる事を喜ぶべきだとも、
贅沢な悩みであることも充分にわかっています。
 
【つじもと・50代・女性・パート】
  
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
子育ては大変ですが、ひとたび子供が巣立つと、
心にぽっかりと穴が開いたようで寂しくなりますね。
  
つじもとさんのように、
4人もお子さんを育てられた方ならなおさら
子どもへ投入したエネルギーは大きかったでしょうし、
ロスは大きいことと思います。
  
つじもとさんなりに、
仕事に趣味にペットにご主人や友人との外出に、
色々と取り組んでいらっしゃるけれど、
寂しさが埋まらないとのこと。
  
心にぽっかり空いた穴が満たされるか否かは、
何をするか=Doing(すること)によってではなく、
どのようにあるか=Being(あること)によって変わってくると思います。
  
すなわち、ただ仕事をするとか、ペットや友達といるのではなく、
どのような姿勢で、心を込めて相手と関わりあい、
関係性に価値を見出そうとするか、
ということが重要になってくると思います。
  
子どもとの関わりが特別であるのはまちがいありません。
  
でも、私たちの虚しさは、それ以外の関係性に
意味を見出そうとしなくなったときに襲ってきます。
  
子どもとの関係以外に深い喜びなどない、という姿勢で
ある限り、いつまでも相手と深く心を通い合わせる
豊かな関係性は育めないでしょう。
  
そしてこのような姿勢は無意識のうちに育まれています。
  
ですので、あらゆるものと意図を持って関わりましょう。
  
これまで予想したことのない、
豊かな関係性が育まれる可能性を意図して
相手や物事と関わり合ってみてください。
 
相手が期待通りに動くことによってではなく、
自分の姿勢によって相手との関係性に
違いをつくれると知ってください。
  
そして、相手だけでなく、何より自分自身と
豊かに思いやりを持って関われるかどうかは、
大きなちがいをつくります。
  
子どもに注いできた愛や思いやりを、
今ぜひご自身にもかけるよう努めてください。
  
外的なものによって心のエネルギーを満たすのではなく、
自らを満たせる、いうなれば自家発電できる
自立した自分になるということです。
  
親のニーズをよく汲める子どもは、
格好のエネルギー供給源で、いい子であればあるほど、
親の好みとおりに親を満たすこともできるでしょう。
  
ただし、いつまでも
「あなただけが頼りだから、これからもあなたが私を
満たしつづけてください。私は自分を満たすことができませんから。」
という依存的な姿勢でいると、
巣立つ子どもにはときに重く感じられ、
やがて無意識に距離を取るようになってしまいます。
  
母親が自ら光を放ち輝いていれば、子どもも周りの人々も
そんなつじもとさんの輝きに引き寄せられることでしょう。
  
その力がご自身に宿っていることをぜひ信じて前進してください。
   
 
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

FROM 川畑のぶこ

今日は、サミーさん(40代・公務員)のご相談にお答えします。

【Q】
SNSで知り合って仲良くなったばかりの友達から、
ステージ4の胆管癌で手術もできない状態と
告白されました。

私は数年前に親友を骨肉腫で亡くし、
その時の後悔をまだ引きずっています。

病気の再発は薄々知ってたのに、
連絡がないから大丈夫だと勝手に都合よく解釈して、
彼女の夫から最期に会いに来て欲しいと
電話が来るまで、こっちから連絡もしていなかった。

苦しい息の中、驚いたように私を見て
目を見開いた彼女を思い出すたび、
不誠実な自分をずっと後悔しています。

そして今、せっかく仲良くなれた友達を、
何もできないまま失いたくない。

会ったこともない、リアルな関係でもないし、
住んでいる場所も遠いけど、
何か、できることをしてあげたい。

でも何か思いついても、それが意味があるようには
思えなくて、実行に移せません。たまらないです。

どうすれば、彼女を支えてあげられるでしょうか。

【A】
サミーさんの優しさと思いやり、誠実さ、そして、
だからこその苦しみが感じられるご相談内容です。

以前はご親友を骨肉腫で亡くされたとのこと、
サミーさんご自身もとても辛い思いをされたことでしょう。

不誠実だった自分をずっと後悔していると
おっしゃっていますが、相手から見て、
そのときのサミーさんが不誠実だったかどうかは
分かりませんね。

実際は、もしかしたら、そのご親友も
こんな辛い状態の自分を見せたくないし、
見てほしくないと思っていた可能性もあるわけです。

身体状態が悪くエネルギーが低下しているような
患者にとっては、
サポーターの「行ってあげなきゃ」という正義感や
あるいは自分から見た誠実さからとった行動が、
実はとても大きな負担になってしまうことがあります。

「サポート」とひとくちに言っても、その方法は様々です。
重い病気と闘っているお友達のために
サミーさんができる真のサポートとは何でしょう?
続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

shutterstock_730885267

Q.自分に関係がないような話の時も
読み進めるとなんらかの気づきを頂け、
このメルマガにはいつも助けて頂いております。

さて、まもなく結婚33年を迎え、仕事も一緒にしています。

なんとなく夫婦関係に不満を持っていたらしい主人が
昨年元カノと再会しました。

不倫のようなそうでないような、
どう言う状態かよくわかりませんが、
今も月に一度くらいのペースで二人で会っています。

最初は主人も浮き足立っているような感じで私も気が気ではなく、
頭ではとやかく言っても主人が変わるわけでもないとわかりつつ、
会わないで欲しいと泣き叫んだり自分を見失い、
自己否定をしていましたが、

徐々に落ち着いてものを考えられるようになり、
自分を取り戻しつつあります。

当初から離婚はしないと言っていた主人も、
私がジタバタしていた時は突き放す感じで、
私の何もかもが気に入らないとばかりに
文句ばかり言っていましたが、
最近は優しく、愛を注いでもらっていると感じます。

主人の言い分としては、
私に嫌な思いをさせているかもしれないが、
夫という立場を離れて、自分の時間を大切にしたく、
たまたまそこに彼女が現れ、
ときに一緒に時間を過ごしているとのことです。

一年以上私もいろいろ悩み、気づきもあって
今は、その元カノとあってることも含めて
主人の全てを受け入れたいと言う境地になっています。

でも頭ではわかっていても、心がついていかず、
主人が彼女と会う日が近づくと気持ちがざわざわしていまい、
ときに刺のある発言をしてしまいます。

どうしたら気持ちに折り合いをつけ、
何があっても穏やかに主人を見守れるのか、
ご意見を伺いたいです。

よろしくお願いします。

【じゅんこ・50代・女性・自営業】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

じゅんこさんの逡巡が痛いほどに伝わってきます。

頭でわかっていても、心がついていかない。
相手のことを思えば自由にさせてあげたい、
でも自分の気持ちをどうしたらよいの?という叫びが聞こえてきます。

今はじゅんこさん自身、
落ち着きを取り戻されているということで何よりです。

ご主人が離婚をする気がないということで、
状況を整理してみると、ご主人は決して、
じゅんこさんを大切でないとか愛していないということではなく、
生活に変化や刺激を求めた結果、元カノと会うようになった
ということなのでしょう。

好奇心旺盛で人生に刺激を求めること自体は
悪いことではありませんが、それがひとたび
大切な人との約束事を破るということになると苦しみが生じますね。

永遠の愛の約束が破られたとき、私たちは
自分が大切にされるに値しない、また愛されるに値しない人間だと
嘆かわしく思うことかもしれません。

でも、ご主人の行動は、
じゅんこさんが愛に値しないから起きていることではないということを
しっかりと覚えておいてください。

そもそも愛とはなんだろう?という課題に
互いに取り組む機会でもあるのかもしれません。

そして今回の問題は、そのような夫婦間の未着手な課題を
浮き彫りにしてくれているのかもしれません。

それはコミュニケーションの課題かもしれませんし、
性生活に対する価値観、さらには、
基本的な人生観や結婚観のすり合わせかもしれません。

結婚した当初のままアップデートされることなく
(ときとして結婚当時にもすり合わせておらず)、
なんとなく時が過ぎてしまったということも多いものです。

うまくいっている夫婦であれば、言わずもがな、
わざわざそのような価値観のすり合わせは不要なのかもしれません。

ただし、うまくいっている「はず」と信じている夫婦には、
ときとしてサプライズが訪れることもあります。

そのようなとき、ある日突然と多くの人がいいますが、
無意識はどこかで「そんな気がしていた」と
うっすら知っていたりもします。

私たちは、恐れに向き合うことは
膨大なエネルギーを要することを知っていますので、
失敗を避けるべく無かったふりをするか、
大丈夫なふりをすることで現状維持を試みます。

これは否認という心理的な防衛規制です。

そのようにして、やがて、「めんどうなことは先延ばし」のつけが
回ってくるときが訪れます。

じゅんこさんは過去に、ご主人との関係で違和感を感じつつも、
そしてそれはきっと大切なことだろうとお腹の底では感じつつも、
目を瞑ってきた部分はありますか?

そうであれば、いまそこに勇気をもって
自分は取り組み始めたんだと、どうかご自身を称えてください。

今回のことは、未来にじゅんこさんが
ネガティブな出来事をきっかけとしてようやく変化を起こすのではなく、
自分(たち)にとって大切なことはうやむやにせず、
率直に向き合う力を育む修練になっていることと思います。

そして、結果を恐れず、相手の全てを受け入れるというのは
とても高貴な姿勢だと思います。

もちろん、行きつ戻りつはあるでしょうし、それが人間でしょう。

それでも、そのようなあり方が大切だからと悟り、
それを意図して生きるじゅんこさんの姿勢は
周囲の人々の心を動かすことと思います。

33年間、ご主人とともに歩んできていることは何一つ無駄ではなく、
今の学びに繋がっていることと思います。

私たちは変化が苦手です。

過去からのパターンの繰り返しは
自分を十全に満たすものではないにせよ、
楽で、そちらへ逃げ込みたい衝動に駆られます。

でも人生は変化だらけで、ときとして
私たちにそれらへの適応を迫るものです。

ここからじゅんこさんがご主人との関係を、そしてなにより
ご自身との関係を、どのようにアップデートしていくのか。

そのことに自ら気づき、
取り組みはじめていること自体が讃えるべきことです。

この困難を乗り越えることで、じゅんこさんがより進化し深化し、
豊かな人生を築いていくプロセスにいるということを
深く信じてあげてください。

いつか「あんなことがあったね」と、
ほろ苦い経験を微笑んで話せる日がくることでしょう。
   
 
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

20210125

FROM 川畑のぶこ

今日は、りんごさん(40代・事務員)のご相談にお答えします。

【Q】
こんにちは。私の職場は介護施設で、
管理職が介護経験者ではなく
病院勤務していた看護師が担っています。

そのため、医療知識や経験は豊富でありますが、
介護特有の言葉掛けや働きかけで
高齢者にやさしく労りながら接するというよりは、

体調管理面からも日常生活においても、
厳しく接し、時に怒鳴りつけ、
嫌味を言うことが多々あります。

周りが聞いていて不快感に陥る発言や態度で、
高齢者が精神的にも負担を感じるレベルです。

経営者が注意しても改善しないまま
毎日が過ぎていきます。

個人の人間性の問題と思い、
例えば「自分のしたことは自分にかえってくる」
と言われるように、
本人の成長のためにも気付きを得られるような
出来事が起これば…と考えますが、
そううまくはいかないものなのでしょうか。

この管理職のヒステリックな態度言動がなくなれば、
他の職員は穏やかな人ばかりで平和に過ごせるのに、
と思ってしまいます。

先生はどのように捉えられますか?
教えていただけると幸いです。
宜しくお願い致します。

【A】
りんごさんの誠実なお人柄、そして
介護のプロフェッショナルとして入所者の方々へ
しっかり寄り添おうとする姿勢が伺えます。

新しく入ってこられたその看護師さんは、
きっと医療現場の厳しい所で
テキパキやってこられたのでしょうね。

りんごさんもおっしゃっているように、
この方のパーソナリティゆえの厳しさなのかな
という気もします。

また、医療現場で働く人々の中には、
その忍耐力や献身性などが高いがために、
自らがストレス下に陥った際、
自分自身や相手に対して必要以上に
厳しくなってしまう傾向のある人もいます。

人として良い所もたくさんあるのに、
ストレス下に陥ると、その良い部分、
ゆとりのある部分が出てこなくなり、
厳しさばかりが前面に出てきてしまうことが
あるのです。

ただ、このことと、
介護従事者が現場でとるべき態度、
入所者の方々に対して向ける姿勢とは別ですし、
実際にどんなことが大事なのかは、
おそらくご本人も理解はしていると思うのです。
管理職であればなおさらですね。

りんごさんがいらっしゃるような職場では特に、
職員同士のコミュニケーションは
とても大事になってきますから、
その方に直接伝える機会を持てるのなら
伝えるに越したことはないと思いますし、

もしそれができない場合は、
人事担当者にもう一度話をして
経営者からきちんと指導してもらう必要があります。

それも、一度だけではなく、
何度か繰り返す必要があるかもしれませんね。

内集団バイアスと言って、身内にいると、
なんとなくなぁなぁになり、大丈夫大丈夫と
問題を先送りしてしまいがちですので、
そこは今いちど俯瞰的な視点を持って、
入所者の方々にとって最適な環境を用意するために
行動を起こすことが大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

shutterstock_1673172736

Q.いつもあたたかいメッセージありがとうございます。
 
職場の人間関係に傷ついています。
 
少し前に社内の配置替えがあり、私の部署ごと移動し、
今まで関わることのなかった人たちと隣になりました。
 
そこの主任の女性ともう一人の女性が、
私にだけとてもきつく当たり、とても傷ついてます。
 
私も同じ主任という立場なので、できれば仲良くしたい、
相談などもできればと思っていたのですが、
 
部署の雰囲気が正反対で、
私のところは和気あいあいとしているのに対し、
隣はとてもピリピリしています。
  
こっちが羨ましいから同じ主任同士だし、
嫉妬してるんじゃない?と同僚は慰めてくれますが、
どうしても心が傷つき、家に帰ってからも悲しくなります。
 
それでもできる限り明るく挨拶したり、
言われたことには「はい」「すみません」と、
失礼のないようにもしているつもりです。
 
一度上司にも相談しましたが、
それからさらにひどくなった気がします。
 
距離をとり、あまり関わらないようにはしていますが、
何かと文句を言ってきます。
 
関係の修復は無理としても、
何とか自分の心が少しでも傷つかない方法はないでしょうか?
 
よろしくお願いします。
 
 
【秋桜・50代・女性・会社員】
 
  
―――――――――――――――――
  
 
A:FROM 川畑のぶこ
  
これまで和気あいあいとやってきた職場が
そうでない部署と隣り合って
がらりと雰囲気が変わってしまったのですね。
 
出来る限り調和を保とうと努力する
秋桜さんの周囲への配慮が伝わってきます。
 
今までうまくいってきたことがうまくいかなくなったとき、
私たちは以前の状態に戻りたいと思うのは当然のことと思います。
 
これは、自分がこの状況に耐えられない
=新しい変化に適応できない、
という思いから湧いてくる態度でしょう。
 
でも、もしかしたら、秋桜さんに今起きている出来事は、
ご自身が次のステージに入って、
より大きな課題にチャレンジする器ができたので
起こっていることかもしれません。
 
職場では、仕事の内容レベルや地位が上がれば上がるほど、
責任も重くなりますが、人間関係も、ステージが上がるほどに、
多様な人々としなやかに付き合う試練が訪れるのだと思います。
 
そのような意味では、
慣れ親しんだ環境や人間だけと付き合えれば、
心地よいのは間違いありませんが、
様々な場面で多様な人々としなやかに向き合える自分になることで、
人生がさらに豊かになることもあります。
 
自分は、もしかしたらそんな次のステージにきたのかも、
と受け入れると楽になるかもしれません。
 
そして試練に向き合っている自分自身を
きちんと称えてあげてください。
 
秋桜さんはきっと自分が思っている以上に、
大きな課題に取り組める勇者なのですから。
 
ただし、相手の暴力にはきちんと立ち上がってください。
 
それが上司であれ同僚であれ、
いわれのない精神的暴力があるのであれば、
それは許してはいけません。
 
毅然とした態度で接してください。
 
例えば、隣の部署の主任が言っていることが、
明らかに職務を超えた私的な意地悪なのであれば、
なぜそのようなことを自分がされなければならないのか、
本人と直接対峙することです。
 
関係が悪化するのでは、と心配されているようですが、
すでに十分関係は悪い状態にあるということも
素直に受け容れてしまうことです。
 
その器をご自身が持っていることを信じて。
 
あってはいけないことが起きているわけではなく、
人生にあり得ることが起きているだけです。
 
謂れのないことに文句をつけられた場合、
ただ「すみません」とその場凌ぎに謝るだけでは何も解決しません。
 
それどころか、相手の正当性を認めることになり、
相手が態度を変えるどころか
エスカレートする可能性もあります。
 
謙遜は、相手側にもその美徳があって初めて成り立つものです。
 
相手が高慢なのに自分だけ下手下手に出ていると、
相手の高慢さを助長するだけです。
 
これは誰のためにも良くありません。
 
ここは、波風を立てないことにこだわらず、
人生ときとして波風立つものと悟り、
毅然とした態度で立ち向かうことを大切にしてみてください。
 
傷つかないためには
「私はあなたの言葉や態度に傷ついているのだ」
と訴えることが有効なこともあるのです。
 
自分や相手を大切にするために、遠回しでなく、
率直なコミュニケーションをすることこそ、
秋桜さんが新たなステージで取り組む課題なのかもしれませんね。
  
みんなに好かれ仲良くする必要はありません。
  
秋桜さんを理解できる人が理解してくれれば十分ですし、
何より秋桜さんご自身が自分を理解し、好きでいてあげてください。
  
そうすれば、周りのみんなが好意的であることで心を埋める必要が
無くなり、自家発電できるようになるでしょう。
  
   
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

202101018

FROM 川畑のぶこ

今日は、えみねむさん(60代・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
いつも拝読しております 心に響き、腑に落ち、
納得でき、前向きに生きる力を頂いております。

3年ほど前から習い事に通っています。
数年前から、他の場所でも
いろいろ学んでおりました。

今いるクラスで一緒のA子さんは、
私がいろいろ知っていることと、
私の性格が穏やかであることなどからでしょうか、
すぐに話しかけてきて、友達になりました。

それだけならよいのですが、
だんだんと私を独占して、いつも私を側に置き、
私の行動を支配するようになってきました。

あるイベントで、
クラスが二分される事件が起こりました。

すると、A子さんがまとめ役を買って出ました。
私は友達として、
そのまとめ役の補佐をやっていました。

ところが、A子さんは
自己都合で突然それを降りたのです。
そして、彼女と私は
クラスから疎外されてしまいました。

A子さんは、とても熱心で勉強家で、
尊敬しています。しかし、最終的には、
自分のためだけに頑張っていて、
人を選別して、上に上りつめたいだけで、
私を友人だと言っていましたが、
結局、私を利用していただけなのではないか
と感じるようになりました。

私は友達として、時には励まし、
悩みは相談にのり、助言もしてきました。
私の知識を、惜しみなく提供してきました。

しかしながら、A子さんからは
その半分も返ってきていないことを、
悲しく思うようになりました。

彼女は、私がクラスで目立つことを嫌います。
私を励まさず、相談にものらず、
自分だけの新しい知識の提供もなく、
ひたすら一番をめざしています。

クラスに素敵な先生がいらっしゃるのですが、
その先生を独占しています。

「してあげたことは忘れて、
受けた恩は一生忘れるな」と言われたりしますが、
私は小さな人間なのでしょうか?

先日、習い事は卒業式を迎えました。
クラスは同窓会として存続されます。
また顔を合わせることもあるかと思います。

私は、この経験をどう受け止め、
また、A子さんとどのような顔で
付き合っていけば良いのでしょうか?

【A】
えみねむさん、とても真面目で、
嫌な相手にもちゃんと向き合おうとしている
姿が浮かんできます。

習い事自体は終わられたとのことで、
それはよかったですね。えみねむさんも、
肩の荷が下りたのではないでしょうか。

ただし、えみねむさんが
内面的に抱えていらっしゃる課題自体は
この段階でクリアしておかないと、
今後、A子さん以外とであっても
似たような状況になったときに、
同じような行動をしてしまう可能性がありますね。

相手を思いやるとか配慮するということは
どういうことかということを、
もう一度本質的に考えてみるとよいと思います。

A子さんにはA子さんなりの課題があります。

欲しいものを独占して、いつも一番でいて、
目立っていたい。
そうでないと自分自身が不安で、満たせない、
自分にOKを出せない、そのような価値観を
育まざるを得ない状況がこれまでにあったのでしょう。

そこに、えみねむさんが、
付き合わ「ねば」いけないのかというと、
そんなことはありません。

A子さんのことを本当に思うのであれば、
ずっとA子さんに合わせることが良いことなのか
というと、そうではないのです。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

shutterstock_115951456

【相手を気にして自分を抑えてしまう…】
    
Q.主人を気にしている自分を変えるにはどうしたら良いでしょうか?
 
いろいろ考えたり断捨離を少しやってみたりするうちに、
いつも私は主人を怒らせないように気にしていると改めて思いました。
 
母も父に対して同じようにしていました。
男性を立てる。
怒らせたら何をするかわからないから、
怒らせないようにいつも配慮した行動をとっていました。
 
相手を尊重するのは大切ですが、
気にして自分を抑えるのを変えたいです。

【ひよこ・40代・会社員】

 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
私たちには社会的な調和をもたらしたいというニーズがあります。
 
相手への心配りや気遣いはそんなニーズを満たしてくれますし、
それにより、心地よい環境に身をおくことが可能になります。
 
ただし、心配りと気遣いは似ているようでいて非なるものです。
 
心配りが相手への思いやりからの行動であるのに対して、
気遣いは不安や恐れから自分を守るために行われていることが多いです。
 
ひよこさんの場合、波風を立てることへの恐怖から、
ご主人に気を遣われていることと思います。
 
気遣いは度を超えると気疲れになり、
それが慢性的となるとストレスが蓄積されてしまいますね。
 
ひよこさんもおっしゃるように、相手を尊重しつつも、
自己表現をする姿勢を育むことは大切です。
 
相手を大切にするのと同じように
自分自身も大切にするとコミットすることです。
 
そして、どんなに気を遣ったり配ったりしたところで、
相手は怒るときには怒るし、不機嫌なときは不機嫌である
ということも受け入れること。
 
徹底的に自分の感情を押し殺せば、
相手の感情もコントロールできるはずと思いがちですが、
ひよこさんが悪意を持って接するのでない限り、
相手の感情は基本的に相手にしかコントロールできません。
 
怒らせると何をするかわからないというのは、脅しであり暴力です。
 
これに屈してはいけません。
 
相手を傷つけたり貶めたりする意図でなく、
基本的に相手への敬意や思いやりを大切にしつつ、
自己表現をした結果、ご主人が怒ったのなら、
それはご主人側の問題であって、
ひよこさんにはどうすることもできません。
 
ひよこさんにはご主人の感情の責任をとることはできないのです。
 
なぜなら、感情の大半は事実をどのように受け止めるかという、
その人の信念や思考に依存するからです。
 
ものの受け止め方や考え方はそれぞれの課題です。
 
今のご時世、男女平等と対等なパートナーシップを育むことが大事
と考える人もいれば、全時代的な感覚で女は常に男を立てるもの
という考え方の人もいることでしょう。
 
互いに敬意があれば、このような価値観を話し合うこともできると思います。
 
まずは、「どうするべきか」ではなく「どうしたいか」を振り返り、
ひよこさんのしたいこと=ニーズを明確にしてみてください。
 
それは、相手を傷つけたり迷惑をかけたりすることですか?
 
おそらくそうではないでしょう。
 
そうであれば、
自分のニーズを満たすための行動をおこしてみてください。
 
自分で自分のニーズを満たせるようになり、
エネルギーがチャージされてくると、
相手の機嫌次第で自分を満たしたり枯渇したりすることが
なくなってきます。
 
断捨離で、ぜひ古い過去の自分の価値観も手放してみてください。

 
〜〜〜〜〜〜〜〜

★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

  
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから