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Q:すごくささいな事でカチンときて、すぐ怒り、ののしる夫との
付き合い方を教えてほしいです。

普段はとても優しい主人ですが、すごく些細な事で怒ります。

例えば、ドライブで
私がカーナビの指示を繰り返しながら案内して行くのですが、
道を一本手前で曲がってしまうなど、間違えると
「使えないバカ」「クソだな」など暴言を吐きながら怒ります。

知らない土地でわからないし、
たかが道一本間違えただけでなんで
こんなに暴言を言われなくてはいけないのかと思いますが、
怒られたり、ののしられると怖いし、腹は立つし、
ヒートアップするので黙ってやり過ごします。

でも、なんでそこまで言われなくてはならないのだろうと
怒りやせつなさで胸が苦しくなります。

言いたいこと、お願いしたいことも、
気に入らないとまた怒られると思うと怖くて言えないこともあります。

どうしたら言いたいことをうまく言えたり、
心穏やかに付き合っていけるのでしょうか?

どうしたらいいのか、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

【マロン・30代・主婦】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

夫の暴言や罵倒に傷つきつつも、
それに耐えてここまでやってきているマロンさんの苦悩が伺えます。

まず、「使えない馬鹿」とか「クソだな」という、
人を人として扱わない態度は、
口が悪いとか不機嫌で済まされるものではなく、
「暴力」であるということを知っておいてください。

暴力には身体的のみならず、心理的な暴力もあります。

そして、何があっても暴力は許さない、
私は暴力に値しない、という屈しない態度を育んでください。

さらなる暴力が恐ろしいからと、暴力に屈しているなら、
それは相手の思う壺で、さらなる暴力を生んでしまいます。

自分が被害者でいつづけることも、
夫が加害者でいつづけることも止めなければいけません。

これはマロンさんも望むことではないでしょう。

まず、夫が妻を罵るのなら、
「これは暴力なのだ」ということを知らせてください。

そのような暴言を吐く夫は多くの場合
それを暴力と認識していませんし、
そこまで相手が傷ついていることもイメージできていません。

伝えるタイミングは、相手が怒っているときではなく、
機嫌が良いときや冷静なときに
「伝えたいことがある」と毅然と伝えるのが効果的です。

穏やかに、毅然として、
「あなたの言葉に深く傷ついている」こと、
「罵りは心理的暴力である」こと、
「暴力は許せない」こと、

そして「私は暴力に値しない」こと、
「人として大切に扱われる権利がある」こと、
「尊厳をもって接してほしい」こと、などを伝えてください。

口頭で伝えるのが難しいのなら、手紙で伝えるのもひとつです。

大切な相手だからこそ、今後もうまくやっていきたいからこそ、
変化を起こすことが大事なことを伝えてください。

日本ではいまだに「妻は夫に従っていればいい」という
女性差別的な古い信念を持っている男性も存在します。

頭ではそうではないとわかっていても、
自分の親の関わり合いが無意識に刷り込まれ、
自分と妻との関わり合いのモデルとなっていることも多いです。

何でも自分の言うことに従う、
しもべのような妻を持つことが幸せの条件とすら、
知らず知らずのうちに思い込んでいる人もいるかもしれません。

そうであれば、妻を人としてでなく、
自分がどうにでも扱える物のように扱ってしまう危険性も出てきます。

意識的に新しい関わり方を学んでいかなければなりません。

もし、夫の暴言が車に乗っているときに限って多いのなら、
運転というのは生死に関わる危険性がある行為のため、
無意識のうちに心身が緊張状態に陥っており、
自分自身やものごとを俯瞰的に見るゆとりがなくなることも
覚えておいてください。

「いい人」や「優しい人」人が、車の中で性格が豹変するのは、
車という他者から隔絶された(鎧に守られた)中で、
日頃の抑圧が解き放たれて爆発している可能性もあります。

日頃から自己肯定感や自尊心が低い人ほど、
このような傾向に陥りやすいでしょう。

だからといって暴言が許されるわけではありませんが、
そのような極限的な状態にある人の一言一言を
いちいち個人的に受け止めないことも学んでほしいと思います。

何より大切なのは、マロンさんご自身が、
自分に対して敬意や愛情をもって
接することだということも忘れないでください。

   
    
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みいさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
毎回、メルマガで多くの気づきを与えていただいております。
ありがとうございます。

「me first」でいたい、と願いながら なかなか実践できないのは
どうしてだろうと考えておりました。本当の私がバレたら嫌われるという
恐怖心があることが原因ではないかと感じるようになってきました。

思っていることを言って自分勝手だと思われないか、人と仲良くなれそう
な時も、せっかく仲良くしてくれてるのに これ以上付き合ってガッカリ
されたらと思うと、一歩が踏み出せなくなります。

50代にもなったのに、全然しっかりしてない自分が恥ずかしく、
物分かりのいいフリをして皆に合わせてしまう私がいます。
自己肯定感を持てるようにする方法を教えてください。
よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

自己肯定感を持つという課題は、私たちの、それこそ人生のゴールと
言ってもよいくらいではないでしょうか。

ですから、簡単な問題ではないことに、みいさんは取り組んでいるわけ
です。ここはもうちょっと気長に構えて、忍耐強く、結果を焦らずに、
取り組まれるとよいと思います。

一生をかけて取り組んでもいいくらいの大きな問題に、今取り組んでいる。
それを避けようとせず、真摯に向き合おうとしている自分を、
きちんとたたえてあげてくださいね。

かくいう私も、みいさんと一緒で、自己肯定感をどう維持するのか、
育むのか、というのは日々のテーマです。

自信のない自分、ダメなんじゃないかという思い、、、
そのような葛藤は誰にでもあると思います。そして、それが時として、
きちんと調和的に生きられているかどうかを省みるポイントにもなって、
よい方向に機能することもありますね。

まず、「me first(ミー ファースト)」というのは「only me(オンリー
ミー)」ではないということを、まず知っておいてください。

多くの人が「me first」でなく「me only」、自分の事だけやっていれば
よいのだと勘違いしているようですが、そうではありません。

みんなのニーズが健全に満たされる、調和的に満たされるということは
本当に最終的な目標ですが、自分が自分自身のニーズをきちんと知らずに、
それが満たされることなしに、誰かを幸せにしてあげよう、満たしてあげ
ようというのは、とても難しい課題だということです。

自分が自らのニーズ、心の要求を知っていて、それを満たすことができて
いたのであれば、相手のニーズにも敏感になります。私がこのように
ニーズを持ってそれを満たしているように、相手もニーズを持ってよいと、
許可が与えられるようになるのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:いつも先生のお答えをとても興味深く
読ませていただいています。
ありがとうございます。

私は若い頃から痛みと共に生きてきたという感じです。

思春期の頃は頭痛や肩こり、そして旅行や合宿などに
行った後はドッと疲れが出て寝込むことが多かったです。

みんなと同じように動けない自分はなんて弱い人間なんだろう、
みんなも同じようにこんなに痛くても我慢して頑張ってるんだ
と思っていたので、
痛いことや辛いことなど友だちたちに言えずにいました。

どうしても行動に制限がかかり、
それ故何かにつけ自信が持てずにいました。

子育て中も子どもと共に寝込むことも多く、
私ってどうしてこんなに弱いんだろうと思いながら40代を迎え、
ほとんど家にはいない主人に頼ることも出来ず、

息子二人をなんとか育ててきましたが、
息子が不登校になり、自分を見つめる時間を過ごしながら、
50を過ぎた頃からあちこちの痛みが増してきて、
52才の時には乳がんを患いました。

でも、この病気をしたことで色々と気付かされた事も多く、
心も以前よりグッと軽くなり、
心とカラダのつながりについても考えるようになって、
おのころ先生、川畑先生とつながった次第です。

自分の痛みはこころの問題に起因するところが
大きかったんだとわかってきたのですが、
まだなかなか痛みからは解放されていません。

なぜか以前から、昼間より就寝中の痛みが強いです。

痛みから逃れようとしていた私ですが、
最近は、いつもこうしてくっついてくるこの痛みは
何か私へのメッセージなのだろうと思うようになってきました。

私に与えられた宿題なのだろうかと…
しかし痛いのはやっぱりイヤですね。

どうしても行動に制限がかかってしまいます。
痛みのない軽やかな私になって
まだまだ目一杯自分を発揮したいです!

【ココロ・50代・パート】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

「皆んなと同じように動けない私は何て弱いんだろう」
というココロさんの嘆きに、
その痛みのコアとなるものを見るような気がします。

皆んなと同じことが正しくて、
異なることは間違いであったなら、
人生は痛みに満ちたものになってしまうと思います。

私の師である、カール・サイモントン博士は、

「病気(苦しみ)はあなたが自分の本性から離れて
しまったことを教えてくれるメッセンジャー」
と教えてくれます。

ココロさんが、自分らしさを捨て、
「皆んなと同じ」になろうとすれば、
それは自然から離れることになります。

「皆んなと違うところがあって良い」と、受け容れる姿勢は
痛みを和らげてくれることと思います。

ココロさんには、人に合わせる努力でなく、
自分に合わせる努力が必要なのかもしれませんね。

人と一緒にいることが苦手だから、それを克服しようと、
あえて無理に人のいる場にいる努力をするより、

まずは一人の時間や休む時間をしっかりとり、
心身を充電することで、
人との関わりもさほど苦痛でなくなるかも、
と受け止め直してみてはいかがでしょうか。

また、問題に目を向けるだけでなく、
自分がどのようなときに安らいだり、楽しんだり、
充足したりできるのかを意識してみてください。

そして、そのようなことにより多くの時間を割いてみてください。

ココロさんに喜びがあるときは、
ココロさんがココロさんらしいときです。

苦しみを取り除くことよりも、
喜びを取り入れる努力をして欲しいと思います。

喜びは痛みを和らげたり、
取り除いたりする力があるのです。

ココロさんはどんなときに喜びを感じますか?

   
    
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190722

こんにちは! 川畑のぶこです。

7月12日から14日まで、「沖永良部島心のケアフォーラム ~空と海の瞑想の旅 3-dayワークショップ~ 2019」というイベントがありまして、私の故郷・沖永良部島に行っていました。

先週と今週のビデオメルマガは、そのイベントでご一緒させていただいた、スペシャルな方々とわたくし川畑との対談をお届けしています。

さて、今回は、断捨離のやましたひでこさんにお付き合いいただきます。

「今」「ここ」「私」を軸にして進める断捨離は「片づけ」という行為を通して行う認知行動療法だと、やましたさんはおっしゃいます。たかが片づけ、されど片づけ。目の前のモノと向き合い、自分との関係性を問い直すことで、心の中に潜む執着心を手放し、自らをケアし、私らしく生きることにつながっていきます。

「心のケア」と断捨離の関係、奥が深そうです。
どうぞ、じっくりご覧くださいね!

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:こんにちは。いつもありがとうございます。
 
私は、40代主婦。夫と2人の子供の4人家族です。
姑と夫に対しての悩みです。
  
長期連休のたびに夫の実家に帰省し、
その度に姑から気分の悪くなる言葉を言われ、
帰省の時期が近づくと無性にイライラしてきます。
  
「〇〇さんは、ワガママだよね~」とか
「子供を私物化したらダメだよ」と至近距離で突然言ってきたり、
 
家族写真など私も写っている写メを見るたびに
「どこのオバさんかと思った。
どうしたの?そんなに老けて…」など嫌みも度々。
 
夫に言っても、「ほっとけ」の一言。
 
たまに夫の携帯に電話があり、舅と姑は順番に
夫と子供2人と楽しそうに会話して、
私の声を聞くことなく電話を切ります。
のけもの扱いです。
 
すがる思いで夫に相談しても、
親のことを悪く言われるのが気分悪いのでしょうか?

私とは言い争いしますが、自分の親との間では
「〇〇さんは、ほっときなさい」で済まされている状態です。
 
気持ちが消化できない私は、思い出しては、
一人でイライラしてる日々がしんどいです。
 
ごきげんな日々を送りたいのですか、
私はどうやって前向きに考えたらいいのでしょうか?
 
【むーみん・40代・パート】
 
———————————–
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
 
結婚するとき、
私たちは結婚相手のことはよく知ろうとしますが、 
相手の家族の性格や日々の振る舞いまで見極めた上で
結婚を決断することは稀ではないでしょうか。
 
嫁姑問題はよくある話ですが、
夫が味方をしてくれないというのは辛いことですね。
 
むーみんさんも、よくここまで耐えてこられていると思います。
 
人生にはそれぞれに課題があると思います。 
姑には姑の、夫には夫の、そしてむーみんさんには
むーみんさんの課題があるのでしょう。
 
姑は相手の気持ちを思いやり言葉を慎むことが課題かもしれませんし、 
本当の意味での子離れが課題かもしれませんね。
 
子どもを私物化しないよう、むーみんさんに伝えているようですが、 
それはもしかしたら自分の息子や孫を私物化したい
無意識の心理を認めたくないので、自己防衛的に
相手(むーみんさん)の問題として投影しているのかもしれません。
 
夫は、大切な妻と大切な母親の不仲という、
彼にとっても大きな苦しみや痛みを伴う問題に直面しきれず、 
それは大したことではないと合理化したり、否認したりする心理が
はたらいてしまっているかもしれません。
  
問題を問題と認め、向き合い解決に努めることは
彼の課題なのかもしれません。
  
むーみんさんは、良い妻の評価を得るために、
感情を抑圧してことを荒立てないようにすることをやめ、
  
嫌なことは嫌と、私は傷つくんだ、ということを
本人に伝えることは課題かもしれません。
  
おばさんとか老けたなどと言われたなら、
間髪入れずに、「お義母さんキッツい!」とか、
「うわ!傷つくぅ〜」などとポップに伝えたっていいのです。
   
真剣に対応するときに、必ずしも深刻になる必要はありません。
    
「誰それがこう言っていた」という
トライアングルコミュニケーションは、
人間関係を悪化させるための常套手段です。
   
ご主人を通すことなく、
自分で気持ちを伝える努力もしてみてください。
   
そのときは、相手を批判するのではなく、
自分がどう感じるかを伝えることから始めてみてください。
  
もちろん、姑さんが日頃から誰に対しても毒舌であるのなら、
ご主人の言うとおり、それをあまり個人的なことと受け止めず、
彼女のパーソナリティーの問題と冷静に受け止めることも大切です。
  
ズバズバものを言う人は
相手からはっきりものを言われてもさして傷つかないでしょうから、
なおさらむーみんさんの思いを伝えたら良いのではないでしょうか。
 
逆に、むーみんさんにだけ明らかに意地悪なら、
 「私にはキツくあたるように感じるのですが、
私が何かお義母さんの気に触ることでもしましたか?」
 
と穏やかに確認して、相手に
問題行動を意識化させるのも良いかもしれません。
 
すっとぼけるかもしれませんが、
むーみんさんの毅然とした態度で相手が変わる可能性はあります。
 
それでも変わらないのなら、ご主人が対応したとしても一緒です。
 
それどころか、先述のように関係は悪化して
顔を合わせにくくなるかもしれません。
  
また、本当にお義母さんと楽しく会話をしたいと願っているのなら、
むーみんさんから楽しい話をもちかけたら良いのです。
  
「お義母さんとお話ししたくて」
「このような楽しい思いをして、お義母さんにもつたえたくて」と
思いを伝えてはいかがでしょうか。
  
相手は自分に心底関心と好意をもってくれていることが伝わると、
自然とその人とのコミュニケーションも調和的なものになるはずです。
 
形式的なことではなく、そのような血の通ったつながりを
むーみんさんが求めているなら、まずは自分から
そのように働きかけてみてはいかがでしょうか。
  
このように、むーみんさんが自ら行動することは、
自分を大切にする尊い行為です。
  
たとえ周りがどうであれ、
「私は自分を大切にする。私は大切にされる価値のある存在だ」
という感覚をもたらしてくれます。
 
周囲にさほど依存せずとも、
私は人生に違いをつくれるという自己効力感は、
私たちが生きる上でもつべきとても大切な感覚です。

   
    
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こんにちは! 川畑のぶこです。
今日は、いつもとだいぶ違う景色とメンバーでお届けします。

7月12日から昨日(14日)まで、
「沖永良部島心のケアフォーラム ~空と海の瞑想の旅
3-dayワークショップ~ 2019」というイベントがありまして、
私の故郷・沖永良部島に来ています。

今週と来週のビデオメルマガは、そのイベントでご一緒させていただいた、
スペシャルな方々とわたくし川畑との対談をお届けします。

さて、今回は、精神科医の保坂隆さんにお付き合いいただきます。
保坂先生は、サイコオンコロジー(がん患者さんと家族の心のケア)
の専門医でいらっしゃいます。

がん患者さんやご家族が、がんに関する不安や葛藤を乗り越えて、
生き生きと自分らしい生活を取り戻し、新たな人生を送れるように
一緒に考えていく診療を、ご自身のクリニックで提供されています。

そんな保坂先生に、「心のケア」についてお話を伺いますよ。
どうぞ、じっくりご覧くださいね!

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:こんにちは。いつもあたたかいメッセージをありがとうございます。
 
私は50代で離婚し、子どももいません。
 
ありがたいことに正社員として働かせて頂いています。
 
職場の雰囲気はいいのですが、最近イライラが止まらず、
そんな自分が嫌で落ち込むことが増えてきました。
  
後輩に子どもができる度に落ち込み、
あたたかい家庭を作ってて羨ましいなと、
でも健康で仕事もあるのだから感謝しないと、
 
と自分に言い聞かせて納得させてきましたが、最近、疲れてきました。
  
楽しそうな同僚の輪の中に入ることもできず、
忙しいオーラを放ってる自分の姿も嫌になります。
 
肩身の狭い想いです。
アドバイスをどうぞよろしくお願いします。
  
【ゆかり・50代・会社員】
  
———————————–
  
A:FROM 川畑のぶこ
  
  
離婚後、一人暮らしで、
フルタイムの正社員でお仕事をされているのですね。
 
ゆかりさんのおっしゃる通り、
経済的な基盤が与えられているというのは、本当にありがたいことですね。
 これからも大いに感謝しながらお仕事に勤しまれますように。
 
ただ、そのような経済的充足とは裏腹に、
後輩に子どもが出来るたびに落ち込み、
羨ましくなる、そんな自分に嫌気がさすなど、
心理社会的な面で、充たされないものがあるのですね。
 
ゆかりさんの率直なフィーリングが伝わってきます。
 
さて、日々臨床で色々な患者さんやクライエントさんに接していると、
人間とは、実に様々な状況によって、
時として正反対の状況によって悩まされるものだなぁと
つくづく感じています。
 
ある人は、パートナーさえいればと嘆き、
またある人は、子どもさえいればと不妊を呪う。 
ところが、ある人は、あとひとり子どもがいさえすればと嘆き、
かと思えば、子どもさえいなければと真剣に嘆く人もいるのです。
 
問題は、状況や対象が変わらないことではなく、
常に「この状況は不十分である」という
あり方が変わらないことにあるのですね。
 
今のままでは不十分、
すべての条件を整えなければ、幸せになれない、という、
Never Enough症候群とでもいいましょうか、
私たちのあり方が自分を苦しめてしまっています。
 
ですので、ゆかりさんも、
問題は実際に子どもがいないことや、
後輩が幸せ(に見える)ということではないかもしれない、と
もう一度ご自身に問い直してみてください。
 
私は「常に」「何かが足りない」ということに焦点を当てることをやめ、
今、与えられているものや可能なものに焦点を当てることで、 
何か大きな変化が起きるかもしれないと
ご自身の人生を信頼してみてください。
 
たとえば、自分の血を受け継ぐ子どもは持てなくても、
「母性を持って愛情豊かにはぐくむ」ことは、
今もこれからも出来ることではないでしょうか。
 
自分の子どもがいなくても(ときとしていないからこそ)
豊かな愛情や繋がりの中にいて、
感謝や幸せを感じながら生きるている人もたくさんいる
という事実に目を向けてください。
 
動物たちとの関わりの中に、人間以上の愛や繋がりを持って
豊かに生きている人も(たくさん)います。
 
紋切型でない、そんなさまざまな価値観を味わうために、
この人生が与えられたのかも、と好奇心を持つことが
できれば、きっと人生は追い風になるはず。

   
    
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