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Q:いつも適切で的確な先生のお答えを
参考にさせていただいております。

今日は私の悩み事にアドバイスを頂ければと思い
お便りさせていただきました。

私には知り合って長いお友達がいます。
彼女は明るく朗らかで、とても良い人です。
色々な面で長けていて周りにいつも刺激を与える人です。

彼女のそう言った才能は自他共に認めるところで、
彼女自身とても自信家です。

それはもう分かりきっていることで、
自信があるのは良いのですが、それがとても鼻につくことがあります。

付き合いの長い私と二人だけで話している時は良いのですが、
そこに新しく知り合った人や普段いつも会わない人が会話に加わると、
話している内容は彼女がすべて自分の事に持って行ってしまいます。

彼女自身の仕事の素晴らしさ、あるいは、
彼女の友達は「凄い人」「偉い人」だと言うことを
常に会話に持ち出して、自慢話になってしまいます。

また、そういった話がしたくてたまらない、という感じで、
人が話しているのを遮ったり、人が話しているのに、
自分の話を始めて会話をそちらに持っていったりすることが多々あります。

こんな時、私は自分の話をするきっかけが掴めないほどになってしまい、
会っていても楽しくなく、かえって疲れて帰ってくることが最近よくあります。

彼女は話足りないと、またすぐ会おうといって連絡をしてきますが、
私はしばらく時間をおかないとその気になれません。

彼女はとても良い人で尊敬されているにも関わらず、
友達が少ないのはそのせいだろうと私は睨んでいます。

そんな所をうまく彼女に伝えて、
これからより良い友情を築ければと思うのですが、
どうもその伝え方が分かりません。

何か良い言い方、方法がありましたら、ご教授ください。

よろしくお願いします。

【ぷっちん・40代・事務員】

―――――――――――――――――
A:FROM:川畑のぶこ

長年の友との関係が煩わしくなってきているのですね。

ぷっちんさんは今後そんな彼女と
うまくやっていきたいと思っているでしょうか?
それとも正直しばらく距離を置きたいと思っているでしょうか。

心の声に耳を傾けてみてください。

相手を変えるのは難しいかもしれませんが、
相手との関係性を変えることは比較的容易で、
ぷっちんさんの意思次第です。

もし、ぷっちんさんがご友人と
しばらくは距離を置きたいと思っているのであれば、
誘いに乗るのをやめたり、頻度や時間をミニマムにしたり
するのが効果的かと思います。

要するに、やんわりとNOというということです。
ご友人からすると、これまでいつでも付き合ってくれたぷっちんさんなのに、
最近付き合いが悪いなと思うかもしれません。

おそらく、ご友人のオプションは、
それでも大切な友人だから会えるときに会えれば良いと受容するか、
話を聞いてくれないのならぷっちんさんとは距離をとるようになるかの、
どちらかではないでしょうか。

前者であれば、その友情は長く続くでしょうし、
もともとぷっちんさんが無理に相手に合わせたり、
過剰に喜ばせようと努力しなくても続く関係であったということです。

万々歳ですね。

ところが、相手が常に我慢してくれて自分に合わせてくれるからこそ
付き合っている関係であれば、
もともと健全な関係ではありませんし、長続きしないでしょう。

ゆえに、ご友人が離れていくことはやはり万々歳ですね。

ん?そうでもないでしょうか? そうですね。微妙ですよね。

これまでのウン年間はいったいなんだったのかと。
ここがぷっちんさんの試されるところです。

「友人が離れていくこと=私に友人としての価値がないことの証明」
と受け止めると、辛くなってしまうでしょう。
自分の存在価値を証明するのに、無理をして
友人との関係を維持する無意識がはたらくかもしれません。

確かに「常に私の話を聞いて欲しい」というご友人のニーズを
ぷっちんさんは満たせないかもしれませんが、それはイコール
ぷっちんさんが友人としての価値がないということではありません。

私たちはみんな、それぞれの人生の課題を持っています。

ご友人には、それが単なるエキサイティングな近況のシェアではなく、
常に自分の話ばかりになり、相手の話を聞けないのであれば、
彼女の求めているものは友情や絆ではなく
自分の価値の確認かもしれません。

「自分はすごいことを成し遂げて、
  “凄い人”や“偉い人”とつながっているのだから、
  私だってすごいと認めて欲しい
  (なぜなら私自身がそうだと信じきれていないから…)」

と、どこかに優越コンプレックスを抱えていて、
それをクリアする課題があるのかもしれません。

すごいことをしなくても、すごい人が周りにいなくても、
私は私なりに価値のある存在で、他の人も同様である
ということに気づけたなら、
みんなの話をことごとく奪い、自分の話に持っていく必要が
無くなるかもしれませんね。

そのようなご友人の複雑な部分を
深い理解と慈愛の眼ざしで見てあげることができれば、
ぷっちんさんの痛みも薄れるのではないでしょうか。

逆に、そのような「優れた」友人に必要とされることで、
自分は価値のある人間だと確認したいという劣等コンプレックスが
ぷっちんさんの中にあるのなら、
彼女に必要とされようがされまいが、私は私なりに価値がある存在で、
他の人も同様であると、そのようなコンプレックスを克服することは
ぷっちんさんの課題となるでしょう。

「私の話なんて彼女の話に比べたら、
 取るに足らないもので語る価値などない」と思っていませんか?

友情を育むのに、話す価値の有無で話しをする必要はありませんし、
くだらないことでも笑いあえるのが友情でしょう。

ですので、やんわりNOを言う以外にも
「こんどは私の話も聞いてもらっていい?」と
率直に伝えることもひとつの対策です。

彼女から再度お誘いがきたなら間髪入れずに、
「こんどは私の話も聞いてね〜(^0^)/♪
 本当は私も話したいこといっぱいあったんだけど、
 時間切れで10分の1も話せなかったからー(笑)」
などと軽やかに伝えてみてはいかがでしょうか。

言いたいことが率直に伝えられたことで、
わだかまりが無くなることだってあります。

相手も「私ばかり話しちゃってごめん!
 今度はぷっちんの話を聞かせてね!」
とちょっと反省モードで返ってくるかもしれませんね。

今まで周りの人も何も言わないし、
話さないからそれで良いと思っている可能性もあります。

周囲が合わせすぎることで、
ご友人が気づき反省するきっかけを奪っていたとも考えられます。

もちろん、率直なコミュニケーションで関係がくずれるなら、
やはりそれは最初から長続きする人間関係ではなかったのでしょう。

そうであれば、しがみつく必要もないのではないでしょうか。

彼女以外にぷっちんにふさわしい友人関係を
大切にしてくださいというサインかもしれません。

ーーー
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180604

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ポン太さん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
夫が不快で、不快で、たまりません。
家族は、夫62歳、私56歳、息子が2人で、22歳と20歳です。


夫は、一見おとなしく、優しいイメージ。
確かにおとなしく、仕事は真面目、酒も飲まず寄り道もせず、7時前には帰宅、
即効でテレビをつけてトドのようにテレビ鑑賞。
夕食時も家族の会話は無く、私だけ息子達に会話を投げかけるも、夫は無反応、
気の利いた言葉が言えないコミュニケーション障害です。
長男も軽い自閉症で、夫からの遺伝と言われました。

気にしないよう、夫も障害者なのだと認め、受け止めようと思っても、
3日も持ちません。相手に多くを求めても人は動かないと理解していても、
感情がある限り不快さは消えません。

不快の原因は、加齢臭、無反応、品性の低さ、とにかく自分の興味がある事
のみしか話さない。私とは味覚も笑いのツボも合わず、共通点がありません。

私も主婦、妻として夫に頼り甘えたいし、話を聞いて貰いたいと思うものの、
夫を感じるだけで素直になれず、動悸や身体的にもバランスが悪いのは、
更年期もあるが夫が原因なのだと思っています。離婚する勇気も無く、
毎日の生活の不快をどうしたら良いのか、アドバイスお願いします。
~~~~~~~~~~~

一つ屋根の下で一緒に暮らす夫だから、愛おしい相手でいたいし、
お互いに理解し合いたいし、コミュニケーションも仲良くとりたいと思うのは
当然のことだと思います。

ここでちょっと注目したいのは、時期の問題。
今、ご主人が62歳でご自身が56歳、上の息子さんは22歳ということですから、
もう22年以上は結婚生活があるのだと思いますが、昔からこうだったのか、
それともこの時期、最近それが気になるようになったのか。

ご主人は、過去にはコミュニケーションしていたけれども最近しなくなったのか。
それとも、もともと無口で真面目な人で、気の利いた言葉を言えない人だったのか、
ということなのです。

おそらく、昔からそうだったのではないでしょうか。その場合、ポン太さんが
昔はそんなに気にならなかったのに、なんでこの時期になったら急に
気になり出したのだろう、というところに注目してみるとよいと思います。

いくつかポイントがあると思います。

ポン太さんもご自身でご指摘されているように、更年期の問題というのはある
かもしれません。ホルモンのバランスが乱れてくると、これまでと違った状態に
なるとイライラしやすくなったり、たわいもないことで怒りっぽくなったり、
動悸が出てきたり。

もしポン太さんが受診していらっしゃらないのであれば、更年期障害の外来へ
きちんと通って治療するということも一つかもしれません。
ぜひ一度受診をしてみてください。

そして、ご夫婦間のコミュニケーションは以前から変わらないのに、、、
という場合、息子さんたちのことが影響しているかもしれませんね。
22歳と20歳ということで、手がかからなくなりましたね。これまでポン太さん
が一生懸命注意を向けてきた対象が巣立ち始めているわけですよね。

そこで、何となく今までエネルギーを注ぐ対象であった息子さんmたちが
巣立ち始めたので、今度はその対象が、家の中に限定すると、ご主人になって
しまうわけですよね。そこも、ポイントかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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