170206

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、なこななさん(40代・女性・幼稚園教諭)からのご相談に
お答えします。

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中3・中2・小3の3人の子どもの母です。
成績のことで、必要以上に激怒して、暴言を吐いてしまいます。

特に、中3の女の子との関係は、以前から、自分と似ているところが
あるからなのか(人に頼る。自己主張ができない。自信のなさなど)
いつも不機嫌になってしまいます。

受験生でもあるので、”穏やかに接しよう”と、自分に言い聞かせるの
ですが、我慢すると……爆発して暴言を吐いてしまっています。
その後、自己嫌悪に落ちる毎日です。

間近に迫った受験生の娘に、なんとか力を発揮して、頑張ってほしいです。
成績は頑張っているわりに伸びません。
また、私のイライラした時の我慢の仕方を教えてください。

ちなみに小3の娘は学習がとても困難で、支援を考え中です。
その娘に対しては、”仕方がない。できるところから”と素直に対応
できるのですが……。
~~~~~~~~~~~

育児は1人でも本当に大変です。
3人を育てていらっしゃるなこななさん、尊敬いたします。

娘さんの成績が気になってイライラするとのこと。親心ですね。
子どもがちゃんと勉強ができて、ちゃんと進学できて、いい学校に行けて、
いい大学に行けて、いい会社に就職できて、幸せになってほしいと思う親心
ゆえの悩みですよね。

下の子にはおおらかでいられるのに、長女に対してはイライラしてしまう。
これはよく受ける相談です。多くの親が、長男や長女に対して期待が大きく
なってしまう傾向があります。

なこななさんも気付いていらっしゃるように、第一子には自分を投影しやす
いのです。自分のいいところを全部継いでほしい、自分の苦手なところは
矯正してより良くなってほしい。要は、自分ができなかったこと(=自己実現)
を子どもでしてしまおうという心理が、第一子には働きやすいのです。
両親が「自分たちの代表作品」というような感じで関わってしまうのです。

でも、子どもというのは、親とは違った魂と個性を持って生まれてきますから、
コントロールすることはできません。私たちは、自分自身でさえコントロール
することが困難です。自分以外の存在、それがたとえ我が子であっても、
コントロールは不能だということを、心しておきましょう。

ただ、ここで、なこななさんは、ご自身の「人に頼る。自己主張ができない。
自信がない」部分にすでに気付いて、俯瞰視していらっしゃいますね。
この力はとても素晴らしいと思います。

その俯瞰力を生かして、まずご自身が「人に頼らない。健全な自己主張を
できる。自信を持てる」自分になれるよう、努力をしてみましょう。
娘さんを責める前に、まず、なこななさんご自身が、人に頼るのではなく、
自分の足で幸せを感じられる人生を歩めるかどうかということが大切です。

具体的にはどうしたらよいでしょう?

続きは、ビデオでお話しします……

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170201_FB_kawabata

Q:主人と義父、24の娘、大学2年の息子と暮らしています。

息子は中学一年から不登校になり家に引きこもっていました。
高校は通信制に入学して、少しずつ外に行けるようになり
地元の大学に合格して現在元気に通っています。

私の兄は二人とも難関大学を卒業し、一人は大学教授をしています。
主人も難関大学を出ています。
私は勉強があまり得意ではなく専門学校しか出ていませんが、
好きな仕事をしておりそれほどコンプレックスはないつもりでした。

専門学校の時の友達や、職場の同僚の子供さんはみなさん優秀な成績で、
国立大学や地元でも難関な高校に通っている人が多いのに、
自分の息子は三流大学に通っていることが恥ずかしく思うことがあります。

そんな風に思う自分が情けなくて恥ずかしいです。
息子が引きこもっていた時は、生きていてくれるだけでいい、
普通に生活できてくれたら充分!と思っていたのに。

友達とのランチや、職場での同僚との会話で子供の話になると
辛くなることがあります。

息子は不登校になる前はとても成績が良く、
誰からも好かれる良い子でした。

あのまま不登校にならなかったら良い大学に行っていただろうと
思うこともあります。でも、今、精一杯頑張っている息子のことが
大好きだし、これで充分、よくやっていると思っているのですが。

しあわせは学歴ではないことも充分わかっています。なのに、
友人と子供の話になるのが辛くて、会いたくない時もあります。

こんな自分が嫌になるのですが、
どうしたら心の持ち方を変えられるでしょうか?

【コスモス・51歳・看護師】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

息子さんの学歴を恥じてしまう、そして、恥じる自分を責めてしまう、
揺れるコスモスさんなのですね。

中学の不登校から大学受験というのは本当に大きな変化であり、
大きな努力であったことと思います。
息子さんだけでなく、お母様であるコスモスさんの努力も大きかったことでしょう。
大いに息子さんもご自身も褒めてあげてください。

人間というのは、まことに無いものねだりですね。
あれほど欲していて、それさえ手に入れば望むものはない、と思っていたのに、
ひとたびそれが手に入ったのなら、
喜びもつかの間、また次の欲が湧いてきます。

エンドレスな欲とどう付き合うか、これは人生の大きな課題なのだと思います。

結婚さえ出来れば。
夫が優しくさえあれば。
子どもさえ出来れば。
子どもが大学さえ卒業してくれれば。
大学が一流でさえあれば。
就職さえ出来れば。
給与さえ高ければ。
昇進さえすれば。
人間関係さえうまくいけば。

内容は変わっても、あり方は変わらず、継続し続けてしまいますね。

楽を求めるが故に苦労する。
まこと苦楽は表裏一体ですね。

私たちの苦しみは、それに対する抵抗からくると言われています。

苦しみがあってはいけないと思うので、その原因を探して
それを滅しさえすれば、幸せが手に入ると思ってしまうのですね。

もちろん、問題を探してそれを滅すのは効果的なこともあるかもしれませんが、
人生から全ての苦しみを取り除いたり、全てを思い通りにしたりすることは
不可能です。

コスモスさんは、ご自身や家族には苦しみがあって、
同僚や同窓生には苦しみがないと思っているならそれは間違いです。

大丈夫です。
見えないところで、皆さんそれぞれに「ちゃんと」苦労されています。

いろいろなものを犠牲にされています。
楽を得るための、そんな見えない苦労にも目を向けてみてあげてください。

同窓生や同僚のお子さんは「みんな」良い大学を出ているというのは、
事実でしょうか?

そういう人もいればそうでない人もいる、
だけれども、コスモスさんは、どうもそういう人に目が行きやすい
ということはないでしょうか。

目が行きにくい人やことにも、どうか目を向けてみてください。

難関校を卒業して、穏やかに生きているひともいれば、苦労している人もいます。
難関校を卒業せず、穏やかに生きている人もいれば苦労している人もいます。

本当に難関校を卒業した、あるいはしていないことが理由で、
そうなっているのか、それとも、ただそれを理由にしただけなのか、
もう一度振り返ってみるのもいいかもしれません。

息子さんに自分を重ね合わせ、自分が取り組まなかった課題に
息子さんが代わりに取り組んでくれて克服することで、
自分を認めようとか、満たそうという思いがどこかにあるのなら、
その姿勢を手放す努力をしてみると良いのではないかと思います。

人生の課題は難関校の卒業ではなく、
「条件が整わない限り幸せにはなれない」という信念を手放すことに
あるのかもしれません。

あるいは、どんな条件下でも、与えられた場で豊かに生きる術かもしれません。

そのために、今無いものばかりに目を向けるのではなく、
今の条件だからこそ得られているものにも
きちんと目を向けてみることをお勧めします。

それを称え、味わうことができるのなら
今持っているこだわりも、やがて自然と消えていくのではないでしょうか。

人生に苦しみはつきものと受け容れつつ、そんな中にも、幸せはある。
幸せとは条件が整ったら感じられるものではなく、
それを見出す力であり、感じる力と信じて、
息子さんとコスモスさんの持ち備えた良さに目を向けてあげてください。

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