断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
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【Q】断捨離が実践できない!

はじめまして。2児の母、41才の専業主婦している者です。
とても断捨離には興味があり、
発売されている本は全部読破しております。

昔から、掃除や整理整頓が苦手で、本を読んでは
共感しますが、実践に移す事が出来ずにいます。

我が家は、16畳のリビングダイニング、8畳の寝室、
8畳の娘の部屋、6畳の和室(のち息子の部屋の予定で
現在は子供2人と私3人で寝ています)

とにかく、どの部屋も物に溢れていて、
とてもじゃないけど人を呼べる部屋ではありません!!

私の理想は、もちろん物が少なく、シンプルな生活です。

実母には、「汚いからお金貯まらない」と何度も言われました。
確かに、お金も貯まらず出ていく方が多く、実母に借りたり
しています・・・本当に情けないです。

掃除のあらゆる本も読んでいるので、頭では分かっているのに、
行動が伴わず自分でも悩んでしまいます。

掃除に対して、どうして掃除をしなければいけないんだろう、
掃除しなくてもいいのではないか・・・
とか掃除に対して悩んだ時もありました。

今年は娘の受験もあるので、綺麗な部屋にしたいです。
理想は、毎年大掃除をしない部屋です!!

とにかく、私がしないことには駄目なので、
やる気が欲しいです。

まとまりのない話になってしまい、すみません。
よろしくお願いいたします。

【41代 女性 専業主婦 ぱんだ様】

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FROM 川畑のぶこ
A:
ぱんださんのメッセージを読んでいて、
昔の自分を思い出しましました。

いえ、実際は私の場合は独身でしたが、
ぱんださんはお二人のお子さんがいらっしゃるので、
育児やお子さんたちのモノの管理を考えたら、
昔の私など比較にならないほど大変なことでしょう。
心中お察しいたします。

さて、これから綴ることは、本の内容と重複することと
思いますが、ぱんださんにとってとりわけ重要な部分
だと思いますのでお伝えします。

部屋の片づけに取り掛かる前に、まず頭の中を整理して
おくことが大切です。

「昔から、掃除や整理整頓が苦手」とありますが、
この時点ですでにぱんださんの頭の中に
混乱のあることが伺えます。

まず「掃除」と「整理」と「整頓」は全く別物です。

・掃除=場を掃き拭き磨き清める
・整理=モノの処分(居住空間外へ)
・整頓=モノを整える(居住空間内に)

私も以前は上記すべてを同列に考えていて、
全部をまとめて苦手なのだと思い込んでいました。

ところが、実は、上記をきちんと区別して考えて、
そのうちのある一つをクリアすれば、
後の二つは楽々対処できるのです。

その一つとは、「整理」です。
すなわち、モノを絞り込み処分するプロセスで、
断捨離でも重要なプロセスですね。

モノの絶対量が減らない限り、整頓(収納)も掃除も機能しません。

たとえば、フロアに何もない体育館のバレーボールコート
一面を想像してみてください。そしてそのコートにモップを
かけることを想像してみてください。
およそ3往復くらいでモップをかけ終えることができます。

どうでしょう、大変でしょうか?

では次に、そのコートに100個のボールがあることを
想像してみてください。
そして、その床にモップをかけるとなるとどうでしょう?

まず、ボールを収納しなければいけませんね。
ただし、ボールを収納するカゴは3つで各10個しか
ボールを収納できません。
すると70個はフロアに転がったままです。

ここをモップをかけることを想像してみてください?
どうでしょう?
一気にやる気がなくなるのではないでしょうか?

これがぱんださんのご自宅に今現在起こっている現象です。
鼓舞して掃除をしてみても、あちらこちらにボールが
転がっているので効率悪く、ボールの影にはいつまでも
埃が堆積している。

このような状態が続くと「掃除が苦手な私」のレッテル貼り
は必至です。今のぱんださんに必要なのは、掃除の技術ではなく、
取捨選択をして「不要」「不敵」「不快」なモノを捨てる勇気です。

モノときちんと向かい合い、「今」のぱんださんやご家族にとって
「必要」で「適切」で「快適」なもののみに絞り込むことが
できたのなら、ボールの数は減り、収納のカゴもさほど必要ない
かもしれません。

ちなみに、私の場合は、家にあるモノの実に6ー7割が
その時の私にとって不要なものでした。
よってモノ(ボール)だけでなく、収納グッズ(ボールカゴ)まで
処分することになりましたから、家はかなりスッキリです。

この様に、ぜひご自身の家がフロアにボールのないコートのように
なることを想像して片づけに取り組んでみてください。

床やテーブルやカウンターなど、水平面にモノがなくなると、
掃除が一気に楽になりますし、爽快感を味わえます。

また、「掃除をしよう!」と頑張らなくても、塵や埃が目立つように
なるので、自然に誘われるように掃除をするようにもなります。
掃除をしているという意識もないかもしれません。

掃除が上手に出来るようになることを目指すのではなく、
掃除や整頓をしなくて良い空間を目指してみてください。

いったんスッキリして爽快感を味わうことができると、
その後発生するモノのinとoutを意識しやすくなります。

これはお金のin/outに敏感になることにもつながります。

ぱんださんの勇気ある断捨離を応援しています!

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