Female,Making,Symbol,For,Loving,The,Season

Q.私は母との関係に悩んでいます。

母は昭和8年生まれ、87歳、
私は長女で57歳、
兄妹は54歳の妹だけです。

母は6人兄妹の5番目で、引っ込み思案で
兄や姉は優秀、末っ子の妹は末っ子故に
人一倍可愛がられており、そんな中、
声も上げられず人の後を付いていく人
だったそうです。

多分劣等感が強いんです。
正直、何をやっても中途半端で、
思慮深さや他人への思いやりや
想像力が欠けているんです。

妹が生まれると病弱で小さくて
可愛い妹は母の愛玩物。
私はそのお世話係みたいなものでした。

幼心に妹ばっかり可愛がって!と
母の愛が欲しかったと思っていました。
正直に伝えると、激怒して、
親に向かってそんなこと言うなんて!!
と聞く耳をもちません。

現在私は離婚して実家に出戻り、
嫌だった母とまた暮らし始めて3年。
28歳の息子も一緒に戻ったんですが、
母の理不尽さに息子も呆れています。

離れて暮らしている時は
母を大切にしたいと思ったりしたけど、
優しくするとつけ上がってどんどん
偉そうにするのでそんな母の姿を
見たくないので優しく出来ないんです。

劣等感の塊のような母ですが、
そんな人間に育てられた私は
本当に自分に自信が持てなくて、
思春期の頃は自殺したいと
何度も思った位でした。

私は大人になって色々
他人の家庭を見たりしてきた経験から、
母にこういう所が普通じゃないよ、
直した方がいいよ、と言えば
昔と同じく親に向かって意見するなんて!!
と激怒してしまいます。

私にとって母は毒親だと思うんです。
考えずに言葉を発するため、
すごく不作法で失礼な事ばかり発している、
そんな言葉を聞くだけで嫌な気持ちになります。

戦時中育ちのため、
物を捨てることを極端に嫌い、
家の中は不用品で溢れています。
でも母にとっての道具である私が意見しても
怒りこそすれ聞く耳なんて持つわけ無いんです。

こんなに私を蔑ろにする
母とうまくいく事って出来るでしょうか。

【トモコ・50代・女性・看護師】
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
トモコさんのお母様への憎しみと同時に、
「私を愛して!」という切実な叫び声が
聞こえてくるようです。
 
それだけに、
トモコさんはお母さんのことを
本当は大好きなのだと思います。
 
本当にどうでもいいと思っている人が
自分に配慮がないからといって、
さほど気にならないでしょう。
 
好きだからこそ、
相手が思い通りにならないと、
腹立たしく感じるものですね。
 
自分にとって大切な相手であるからこそ、
私の理想通りに私を愛することで、
その「愛を証明せよ!」と
迫ってしまうのですよね。
 
それが得られないことは、
子どもにとって死活問題です。
 
私たちはこのようにして、
愛の証を見える形で
手に入れようと必死になります。
 
それはとりもなおさず、
相手がではなく、自分自身が、
「果たして自分は愛に値するか?」
と疑っていることに起因します。
 
自分も妹のように
(わかりやすい見えるかたちで)
愛されるためには、
不足しているものが多すぎる、
なので私は愛されない、
という具合にです。
 
親の愛が健全に表現されていると、
子ども自身が自分の価値を
認められるようになりやすいのは
疑いの余地がないでしょう。
 
もちろん、それも度が過ぎて
猫可愛がりをしたなら、
甘やかしとなり、それもまたその先に
苦しみが待つことになります。
  
トモコさんの切望する、
愛とはいったいなんでしょうか?
 
答えは人それぞれなのでしょうが、
不可欠な要素には相手への
思いやりや理解が入るでしょう。
 
それは最終的に
自分自身への思いやりや理解、
そして受容にもつながります。
 
お母様の行動を、その背景も含めて
理解しようとしたときに、
トモコさんへの態度は
愛のなさからくるのか、それとも
大切だからこそ、第一子だからこそ、
過度のプレッシャーの中、混乱しながら
育てたことは考えられないでしょうか。
 
お母様も、自分自身を
受け入れられていなかったので、
自分自身を我が子に投影し、
この子を立派に育てることで、
自分を認めようと、自分にも子どもにも
過度な期待を持って接していた可能性も
否めません。
 
トモコさんの訴えに、
過剰反応するところをみると、
お母様自身も「どうか、私を責めないで!
価値のない人間だなんて言わないで!」
と叫んでいるように思えます。
 
お互いに、理想通りに相手が振る舞うことで
「自分を認めてください!」という綱引きを
してしまっているかもしれませんね。
 
私たちは、健全な子育てについて
教育を受けて育ってきているわけではなく、
多くは先代(親や祖父母)を模倣したり、
反面教師にしたりして不器用に
人生初の子育てに取り組んでいることと思います。
 
お母さんも、最初から
正解を教育されているなど、
トモコさんに対して
健全に愛を表現する術を育むゆとりがあれば、
そうしたかったのではないでしょうか。
 
ただし、残念ながらそのゆとりがなく
術を身につけてこなかった。
 
それがお母様のその時点での限界であり、
最善であったことと思います。
 
母親の態度が、
愛のなさ故の態度なのか、それとも、
自身も親から健全な愛情表現を
獲得してこなかったことなどを含めた、
生育歴や環境による
ゆとりのなさによる態度なのか、
表面的な部分だけでなく、
トモコさんなりに理解を深める努力を
されてみてください。
  
自分を満たすよう相手が変わることを
試みる姿勢の延長線上に、
愛ある関係を育むのは難しいですが、
トモコさん自身が、
無自覚に受け継がれてきた流れを
自分の代で止め、
調和を取り戻すと立場をとり、
まず理解ある姿勢から自分を受け入れ、
相手を受け入れることができたのなら、
大きな変化が訪れるかもしれません。
 
今回、実家に戻ることになったのも、
そんなライフレッスンの意味が
あるのかもしれませんね。
 
忍耐強く、智恵をもって
そのレッスンに取り組まれますように。
 
応援しています。
   
 
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20210222

FROM 川畑のぶこ

今日は、カフナさん(40代・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
双極性障害という精神疾患をもつ夫との生活
について悩んでいます。

夫とは遠距離交際後、約1年前に入籍し、
夫の地元で2人暮らしです。

交際中から精神疾患について
知らされていましたが、
定職もあるし、結婚は縁やタイミングだと、
病気のことはあまり深く考えずに
結婚生活をスタートさせました。

しかし、現実は甘くなく、
想像以上に病状はシビアで、
気分の浮き沈みが激しく、
不安定な言動に振り回されています。

アルコール依存気味でもあり、
酒量や飲酒機会はかなり減らせているものの、
酔うとさらに不安定になり、
「死にたい」と包丁を持ち出したり。

また、先日は突然、鍼灸師を目指すと言って、
働いていた会社を退職してしまいました。
その後専門学校を受験し、
合格までこぎつけるも気が変わり、
結局入学を辞退してしまいました。

この一連の行動にいちばん落ち込んだのは夫自身で、
無職になると一気に落ち着かなくなり、
とうとう医療機関に入院してしまいました。

もともと夫は頭が良く、性格も温厚です。
自身の病気についてもよく理解しており、
通院や服薬も欠かさず、
なんとか症状を落ち着けたいと努力し、
もがいています。
本人がいちばん苦しんでいるのだと思います。

そんな夫に自分が寄り添い、病気に共に向き合い、
支えていかなければならないのでしょうが、
慣れない土地で相談できる友人や頼れる家族もおらず、
とても孤独で余裕がない状態です。

また、私自身、この土地になかなかなじめず、
就職してもすぐ退職してしまいました。

自分の意思で嫁いで来たのに、
本音は以前の生活が恋しく、
「こんなはずじゃなかった」と
自分の地元に帰ってしまいたい心境です。

夫への愛情はありますが、
一緒にいると不安で気が休まらず、
喜びや幸せを感じることができません。

闇を嘆くばかりでなく、
日常の些細な幸せや光に目を向けて
自分なりに生活を楽しみたいと思いますが……。

どうかアドバイスをお願いいたします。

【A】
カフナさんのご主人への愛と、そして誠実さ、
また、自分が一度決めたことなのだから
きちんと初志貫徹しようという意気込み、
自分自身と相手へのコミットメントが伝わってきます。

まず、ご結婚前は遠距離恋愛だったということで、
一緒に生活してみてどういう状況かということを
具体的に知っていたわけではなかったんですよね。

結婚後、初めて分かったということのようですから、
あまり自分を責めすぎないでください。

誰も未来の予測など正確にできませんし、
ましてや双極性障害という病については、カフナさん自身も
ご主人と会うまではさほど詳しくなかったと思います。

精神的に悩んでいる人が世の中にいることは知っていても、
それはあくまでもイメージの中でのことであって、
具体的に一体どういうことが起きるのかというところを
明確に想像できる人は少ないと思うのです。

カフナさんもご主人と初めて一緒に生活をしてみて、
この病気の実際というのを知ったことでしょう。

もし、仮にそれを結婚前に知っていたら
本当に一緒になったかどうかというのは、
わからないわけですよね。

おそらく、その点でカフナさんは
悩まれているのだと思いますが、
ただ、ご主人に対して愛情はあるということですので、

愛って何だろう、
どのような愛の形を自分は望んでいるのだろう……
このように考えていくとよいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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Loving,Mother,And,Daughter,Gently,Hug,Each,Other,,They,Smile

Q.出産後、子どもや若い女性が
被害に遭う犯罪のニュースを見ると
強い不安を覚えるようになりました。
 
うっかりそのようなニュースを見てしまうと、
不安で不安で、そのことについて
何時間も検索してしまい辛くなります。

我が子がそのような被害に
巻き込まれて傷つくのを絶対に避けたい
という動機だと思います。

でも、我が子はまだ幼児で
一人で出かけることはまずありません。
 
いずれは犯罪に巻き込まれることを
避けられるよう教育していくことは
必要だと思いますが、

自分は神経質になり過ぎているのではないか、
もっと穏やかでおおらかな気持ちで
子育てを楽しみたいという思いもあります。

このバランスをどのように
取ったら良いでしょうか?
 
私自身も子供の頃、
母親に物凄く心配されて育ちました。
その影響もあるのかなと思います。

母が私が出かける時や一人で留守番を
するときにあまりに心配するので、
かえって不安で怖い気持ちになっていたので、
そのような関わり方を子供にするのも
避けたいと思っています。

【とも・40代・女性・主婦】

―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
不安という感情は否定的で
好ましくないと感じてしまいますが、
時には危険を回避するのに
役立つ感情でもあります。
 
高い場所や深い水や燃えさかる火に
近づいたときに私たちが不安を感じるのは
命や健康を守るのに役立ちます。
 
ただし、危険な場所にいないときに、
ずっと危険な場所のことを考えていては
精神的なエネルギーは消耗してしまいますし、
日々の質は低下してしまいますね。
 
ともさんが不安を感じるのは、
我が子を事件や事故から回避し守りたい
という危機管理の動機からとのこと。
 
もちろん、過去の事故や事件のケースを
ある程度把握しておくことは健全な態度です。
   
ただし、過ぎたるは猶及ばざるが如しで、
常にそのことばかりに囚われてしまったら、
火のないところで火災報知器が
なり続ける様な状態になってしまい、
心は常に緊張状態で消耗してしまいます。
 
メディアはアテンションエコノミーと言って、
人々の注意を奪うことによって
情報に触れさせ(ときとして溺れさせ)、
その注意をつなぐことで経済が成り立っています。
 
無論、有用で誠実な情報は多くあります。
 
ただし、注意を奪うことが優先されている
ものが多いのもの事実です。
 
とくに、恐れや怒りの感情というのは、
人々を惹きつけ、焚き付けます。
 
そのような経済システムや利害の中に
置かれていることを理解しながら、
情報は活用しつつも、飲み込まれない
という立場をしっかり築くことが大切です。
 
漫然としていると、
飲み込まれてしまいますからね。
 
ともさんが、何時間も否定的な情報を
検索しつづけた結果、好ましい結果、
すなわち、より良い危機管理や安心に
繋がっているのであれば、それは
ともさんにとって役立つ情報でしょうから
大いに活用するべきでしょう。
 
ところが、検索を深堀するほどに
不安が助長され、自分や我が子の人生が
信頼できなくなってきているのなら、
それは情報に飲み込まれている証拠でしょう。
 
アテンションエコノミーに
翻弄されない様に気をつけましょう。
 
「飲み込まれない!」と立場どりをするのです。
 
サーチしながら自分の気分や状態を
きちんとモニターしてみてください。
 
この情報に触れ続けることで、
危機管理の強化や安心できる日々の構築など、
私が本当に得たい結果をもたらすのか、
気分は良くなっているのか、問い直してみます。
 
ノーであれば、「飲み込まれている!」
と気づいてください。
 
そして、情報と適度な距離をとるとか
役立つ情報や気分が良くなることに
意識を向けるなど、
ご自身で立場を取り直してください。
 
流され続けず、舵を取るという
自身へのコミットメントが必要です。
 
子どもは刻一刻と成長していきます。
 
「あー、あのとき否定な情報とばかり
向き合わず、もっと可愛い我が子と
もっと向き合っていればよかった」
 
と後悔しないように、
今、この瞬間、私の腕の中にいる我が子に
愛のエネルギーを送り、同時に
愛のエネルギーを受けてください。
 
愛や思いやりのエネルギーに注意を向けて
その中に身を浸すことは、
私たちを不安から遠ざけ、
信頼感や安心感をもたらしてくれます。
 
人生から否定的な出来事のすべてを
なくすことはできませんが、
肯定的な出来事に意識を向けることで
世界は変わって見えてくるでしょう。
   
 
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20210215

FROM 川畑のぶこ

今日は、じん坊さん(60代・男性・無職)
のご相談にお答えします。

【Q】
私64歳、妻64歳、結婚35年、同い年の夫婦です。
子どもはいません。二人とも健康な年金生活者です。

私は60歳で公務員を退職しました。
今は運動や趣味で、毎日をアクティブに過ごしています。

妻は50歳で民間会社を退職し、今はほとんど家にいて、
ソファに寝転がりテレビドラマを見る日々です。

妻は、もともと大雑把な性格で面倒くさいことが大嫌い。
しかも勝気で感情的、衛生観念もあまりありません。

現役時代、仕事のケアレスミスで
会社から減給処分を受けたことがあります。

退職後は、ある資格取得を目指して
通信教育で勉強していますが、
15年たった今も、朗報は届いていません。

一方、私のほうですが、気が小さく、論理的で合理的、
心配性できれい好き、何事もキチッとしていないと気がすみません。
おそらく妻からは好かれていないと思います。

私が、妻の家事のやり方について、恐る恐る意見すると、
「気に入らないなら、自分でやってよ」が口癖です。
自分の非は絶対に認めません。

例えば、洗濯のやり方ですが、
妻は、洗濯機に容量以上の洗濯物をぶち込みます。
当然、洗濯物は回りません。

「分けてやったらどうだ」などと言おうものなら、例の一言です。
一事が万事このありさまで、私は黙りこむしかありません。

このため家事は、いつのまにか、料理以外は私の役割となりました。

ちなみに、妻の料理ですが……毎日同じメニューです。

調理後のキッチンは、消化不良を誘発させるに十分な光景。
いずれ洗い物も私の仕事になりそうです。

妻のこのような行動や性格は35年我慢してきましたが、
ここにきてつくづくイヤになりました。

私自身、自分の考え方、心の持ちようを変えるよう
何度も試みましたが、なかなかうまくいきませんでした。

このような妻と、
今後どのように付き合っていけばいいか悩んでいます。

この歳になって本当に恥ずかしいのですが、
アドバイスいただければ幸いです。

【A】
じん坊さん、とても優しくて誠実な方なんだなぁというのが
伝わってきます。そして、忍耐強いですね。

これ、決して恥ずかしいことではなくて、
みんな同じような課題を持っていますよ。

夫婦というのは、全くパーソナリティの違う者同士が惹かれ合って、
一緒になることも多いのではないかなと思うんです。

じん坊さんは、論理的で合理的で、
心配性できれい好きで、何事もきちっと…なんて、
本当に自己分析がよくできていらっしゃると思います。

一方、奥様は、おそらくおおらかで、エンジョイするのが好きで、
細かいことを気にしないタイプではないですか?

そうであるがゆえに、お互い違うところがあって、
惹かれ合ったのではないでしょうか。

そして、じん坊さんも奥さんも、若くて、
まだエネルギーを外に向けることがあった時であれば、
ニーズが外から満たされているので
全然問題なかったと思うんですね。
多少の違いがあっても、有り余る心理的なエネルギーで
そういった課題に対処することができたと思うんです。

それが、今は向き合う相手がお互い、
妻は夫、夫は妻という状態になってしまっていますから、
この相手から自分のニーズを満たして、
かつ相手の問題とも向き合うという、
大変な状況が起きてしまっているわけですね。

問題のタネとなっている相手からは
自分のニーズというのは満たしにくいですよね。

では、どうすればいいのか?

これがじん坊さんの課題になってくると思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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Young,Woman,Feeling,Good,And,Inspired.,Freedom,A,Spirituality,Concept.

今日は皆さまからのご相談にお答えするQ&Aはお休みにし、
川畑のぶこからのメッセージをお届けします。
 
* * * 
 
FROM 川畑のぶこ 
 
「私たちは出来事によってではなく、
出来事の受け止め方によって悩まされているのだ」
これは哲学者エピクテトスの言葉です。
 
シェークスピアの代表作ハムレットの中で、ハムレットは
“There is nothing either good or bad
but thinking makes it so.” と言います。
 
すなわち、物事には本来、良いとか悪いとかはなく、
思考がそうさせているのだということです。
 
私たちの抱く思考や信念は、使い方によって、
私たちの人生を効果的に切り開く優れた道具にもなれば、
自分たちを陥れる凶器にもなる、諸刃の剣です。
 
ところが、私たちは日頃、
己の思考を精査することなく漫然と過ごしています。

思考は呼吸の如く常に私たちと共にあるので、
あまりにも無自覚であり、その存在に
注意が向けられることはなかなかありません。
 
それは私たちが子どもの頃から、
周囲の大切な人間関係や出来事の影響を受けながら、
知らず知らずのうちに刷り込まれ、パターン化されていきます。
 
先の、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の
森喜朗会長の女性蔑視の発言は、
如何にも無意識から発せられているものですが、
これは決して彼個人が独自に作り上げた価値観ではなく、
歴史・文化を反映した社会から刷り込まれたものでもあるのは
想像に難くないでしょう。
 
なので「不快な思いをした人には申し訳ない」と
特定の誰かへの詫びがされてしまうという失態が繰り返されます。
 
彼の中ではいまだに、自分の思考・信念・行動が
完全に非合理であったことへの反省はなく、
「え?!あれで嫌な思いをした人がいたの!?
ならば、すみませんでした。」という意外な感じなのでしょう。
 
今回の森氏の場合、その(蔑む)価値の矛先は
自分以外の誰かに向けられたものでしたが、
厄介なのは、私たちは往々にして、自分自身に対して
軽んじるような態度をとっていることも多いのです。
 
かくいう私自身かつて、
女性は男性に比べて価値がないという価値観を持っていました。
 
これは、親の態度から、長男の兄ばかり大事にされていて、
その理由は男だからだという解釈をしたことによる
幼少期からの刷り込みによるものです。
 
もちろん、私の両親も十二分に先代の刷り込みを受けており、
何の疑いもなく伝統に乗っ取って
「ちゃんと」子育てをしていたのです。
 
その「ちゃんと」が
男女にはきっちり差をつける、ということだったのですから。
 
驚くことなかれ、森さんでなくとも、
うちの親もちゃんとやっていました。
 
そして、私もちゃんと受け継いでいました。
 
子どもの私は、これを「自分は(女なので)親に愛される価値がない」
と無意識のうちに解釈していたのです。
 
すると、自分だけでなく、相手に対しても、
『あんたも所詮女なんだからさ、余計なことしなさんな』
なんて余計な助言をしたくなっていたものです。
 
これらのすべては悪意無く、無意識のうちの行われるやりとりです。
 
私の場合、転機が訪れたのは、
通訳を通したサイモントン博士との出会いから。
 
自分の思考・信念・態度と向き合い、
丁寧に問い直すということから始まりました。
 
そのことで、30歳近くになって初めて、
女性であることの受容と豊かさを体験できるようになりました。
 
すると、周囲の差別的な発言や態度に、
無闇に反応し続けるのではなく、
健全に立ち上がる基盤も持てるようになりました。
 
思考や感情に使われることなく、
それらを使うことができるようになったのです。
 
これは自分を好きになれる大きな要素です。
 
私たちの思考は個人の特性以外にも、
文化・社会の影響を受けています。
 
それが効果的にはたらき、人生を豊かにさせているのであれば、
その思考や信念は持ち続ければ良いですが、
自分や相手の人生を損なってしまうものであれば
変容させることが大切です。
 
仏陀は執着ほど人間を苦しませるものはなく、
さらには、人間が最も執着するのは思考だと言います。
 
執着するものというと、物質やお金を連想しがちですが、
それらはおろか、命や健康ですらなく、
「考え方」であるというのです。
 
それほどに、考え方への執着を手放すことは難しいということであり、
思考変容は私たちの日々の、ひいては人生の課題ということでしょう。
 
ぜひみなさんも、いったい自分はどんな思考や信念をもっていて、
それを効果的に使えているのか、それとも使われているのかを、
振り返ってみてください。
    
  
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20210208

FROM 川畑のぶこ

今日は、みぃさん(50代・看護師)
のご相談にお答えします。

【Q】
息子は、小学5年生頃から中学は不登校。
通信高校に入学しましたが、
結局、自動除籍になり、現在ずっと家にいます。

先日、突然「僕、HSPだと思うねん」
と打ち明けられ、私はその時初めて
HSPという言葉を知りました。

私は、日夜問わず不規則な勤務で留守がちなので、
家にいる時はなるべく息子との会話を大切にしたい
と考えています。

もっとも、それは息子が私と話したい時、
聞いて聞いて、という感じの時に限ります。

私が話したくても、息子がそうでない時は、
反応がすこぶる悪く、
「はぁ~?それがどうしたん?おかん、
説明下手やねん」と言われてしまいます。

彼は、頭の回転はものすごく速いと思います。
私の話は聞いていてイライラするみたいです。

私は、どういうことに気をつけて、
息子と接したら良いかわからなくなっています。

話したい気持ちは山々なのですが、
最近、会話をするのが恐怖です。

HSP、繊細な人と言っていますが、
HSPの人の言動が、
周囲の人に嫌な思いをさせたり、
気を使わせたりしているとしたら、
それってどうなの?と思うこともあります。

先日、息子が私の意見を全否定して、
バカにしてきたので
「お母さんだって人間なんだから、感情あるよ。
もう、話すのイヤになってくるわ。
そんなつもりで言ったんじゃないのに。しんどい」
と言ってしまいました。

それは、今週公開の草彅剛さん主演の映画が観たい
と2人で話していたときのことでした。

観たいというところまでは息子も私も同じ気持ち
でしたが、私が「とかくキムタクが目立っている
けど、ツヨシ君の方がいろんな役ができるし、
頑張って欲しいな~」と言ったら、

息子が「キムタクだって頑張ってる。
ジャニーズ事務所に残ったのも、それはそれで
キムタクの信念で、キムタクは何も悪くない。
比べるのはおかしい」と、
ものすごく感情的になりました。

単に、他のメンバーもそれぞれのキャラで
頑張って欲しいな、というおばちゃんのつぶやきが、
息子には全く通らずの一件でした。

そんな息子と、
私はどう向き合っていけばいいのでしょうか。

【A】
みぃさんの母心がビシビシ伝わってくるご相談です。

息子さんが愛しいがゆえに、
そして、繊細な息子さんを傷つけまいとして、
いかに調和的に親子関係を保っていったらいいのか、
でも、私にだって限界があるわよという、
そんな叫びが聞こえてくるようです。

看護師さんということで、
昼夜逆転などもありお仕事は不規則でしょうし、
おそらく、みぃさんの中に、
ずっと子どもに寄り添ってこられなかった自分にも
非があるのではないかと、罪悪感のようなものも
少しおありにあるのかなとお察しします。

まず、HSPについてですが、
最近では本当によく聞くようになりました。
感受性が高く、繊細で、刺激にとても敏感な人
のことを指します。

詳しくは動画の中で解説しますが、
みぃさんの息子さんはHSPに加え、年齢的に
今ちょうど反抗期の最中なのかもしれませんね。

文面を拝見する限り、
みぃさんの息子さんに対する態度は
とても共感的だと思いますし、
親子で一緒に映画に行けるなんて
すごく素敵だなと思いますが、

親子が同心円になりすぎてしまって、
相手に対してあたかも自分のことのように接して
しまった場合、互いに消耗してしまうというような、
ネガティブな面も常につきまとうことになるのも
また事実で、それには注意が必要です。

続きは、ビデオでお話しします……

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Senior,Woman,Walking,With,Dog,In,Park

Q.3人の息子と娘の4人子どもがいる50代の主婦(パート)で、
今は主人と2人暮らしです。
 
いわゆる「空の巣(からのす)症候群」だと思っていますが、
 
空の巣症候群の対処法、
・仕事をする
・趣味を持つ
・ペットを飼う
・主人や友人と出かける
を全てしています。
 
最近長男に子供が産まれ、初めての孫が出来ましたが、
ずっと嫁の実家にいるので、ほとんど会えず、
より寂しくなっています。
 
息子だけの友人から「娘がいるからまだまし」と言われますが、
娘は遠方で仕事をしており、
実家の近くでと思ってくれるタイプではないので、
余計に寂しく思っています。
 
独身の息子もたまに実家にものを取りに帰ってきても、
親の顔を見るわけでもなく…
息子なんて3人もいても、今になっては寂しいだけです。 
 
この寂しさはどうすれば無くなりますか?
 
子供が自立し、立派に成長してる事を喜ぶべきだとも、
贅沢な悩みであることも充分にわかっています。
 
【つじもと・50代・女性・パート】
  
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
子育ては大変ですが、ひとたび子供が巣立つと、
心にぽっかりと穴が開いたようで寂しくなりますね。
  
つじもとさんのように、
4人もお子さんを育てられた方ならなおさら
子どもへ投入したエネルギーは大きかったでしょうし、
ロスは大きいことと思います。
  
つじもとさんなりに、
仕事に趣味にペットにご主人や友人との外出に、
色々と取り組んでいらっしゃるけれど、
寂しさが埋まらないとのこと。
  
心にぽっかり空いた穴が満たされるか否かは、
何をするか=Doing(すること)によってではなく、
どのようにあるか=Being(あること)によって変わってくると思います。
  
すなわち、ただ仕事をするとか、ペットや友達といるのではなく、
どのような姿勢で、心を込めて相手と関わりあい、
関係性に価値を見出そうとするか、
ということが重要になってくると思います。
  
子どもとの関わりが特別であるのはまちがいありません。
  
でも、私たちの虚しさは、それ以外の関係性に
意味を見出そうとしなくなったときに襲ってきます。
  
子どもとの関係以外に深い喜びなどない、という姿勢で
ある限り、いつまでも相手と深く心を通い合わせる
豊かな関係性は育めないでしょう。
  
そしてこのような姿勢は無意識のうちに育まれています。
  
ですので、あらゆるものと意図を持って関わりましょう。
  
これまで予想したことのない、
豊かな関係性が育まれる可能性を意図して
相手や物事と関わり合ってみてください。
 
相手が期待通りに動くことによってではなく、
自分の姿勢によって相手との関係性に
違いをつくれると知ってください。
  
そして、相手だけでなく、何より自分自身と
豊かに思いやりを持って関われるかどうかは、
大きなちがいをつくります。
  
子どもに注いできた愛や思いやりを、
今ぜひご自身にもかけるよう努めてください。
  
外的なものによって心のエネルギーを満たすのではなく、
自らを満たせる、いうなれば自家発電できる
自立した自分になるということです。
  
親のニーズをよく汲める子どもは、
格好のエネルギー供給源で、いい子であればあるほど、
親の好みとおりに親を満たすこともできるでしょう。
  
ただし、いつまでも
「あなただけが頼りだから、これからもあなたが私を
満たしつづけてください。私は自分を満たすことができませんから。」
という依存的な姿勢でいると、
巣立つ子どもにはときに重く感じられ、
やがて無意識に距離を取るようになってしまいます。
  
母親が自ら光を放ち輝いていれば、子どもも周りの人々も
そんなつじもとさんの輝きに引き寄せられることでしょう。
  
その力がご自身に宿っていることをぜひ信じて前進してください。
   
 
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
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FROM 川畑のぶこ

今日は、サミーさん(40代・公務員)のご相談にお答えします。

【Q】
SNSで知り合って仲良くなったばかりの友達から、
ステージ4の胆管癌で手術もできない状態と
告白されました。

私は数年前に親友を骨肉腫で亡くし、
その時の後悔をまだ引きずっています。

病気の再発は薄々知ってたのに、
連絡がないから大丈夫だと勝手に都合よく解釈して、
彼女の夫から最期に会いに来て欲しいと
電話が来るまで、こっちから連絡もしていなかった。

苦しい息の中、驚いたように私を見て
目を見開いた彼女を思い出すたび、
不誠実な自分をずっと後悔しています。

そして今、せっかく仲良くなれた友達を、
何もできないまま失いたくない。

会ったこともない、リアルな関係でもないし、
住んでいる場所も遠いけど、
何か、できることをしてあげたい。

でも何か思いついても、それが意味があるようには
思えなくて、実行に移せません。たまらないです。

どうすれば、彼女を支えてあげられるでしょうか。

【A】
サミーさんの優しさと思いやり、誠実さ、そして、
だからこその苦しみが感じられるご相談内容です。

以前はご親友を骨肉腫で亡くされたとのこと、
サミーさんご自身もとても辛い思いをされたことでしょう。

不誠実だった自分をずっと後悔していると
おっしゃっていますが、相手から見て、
そのときのサミーさんが不誠実だったかどうかは
分かりませんね。

実際は、もしかしたら、そのご親友も
こんな辛い状態の自分を見せたくないし、
見てほしくないと思っていた可能性もあるわけです。

身体状態が悪くエネルギーが低下しているような
患者にとっては、
サポーターの「行ってあげなきゃ」という正義感や
あるいは自分から見た誠実さからとった行動が、
実はとても大きな負担になってしまうことがあります。

「サポート」とひとくちに言っても、その方法は様々です。
重い病気と闘っているお友達のために
サミーさんができる真のサポートとは何でしょう?
続きは、ビデオでお話しします……

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