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Q:子どもが思春期の時に小児ガンを患いました。
再発や晩期障害の可能性はあり、
放射線や抗がん剤の影響なのかかなり疲れやすいですが、
今は元気に学校に通えています。

子ども自身も、数年経ってようやく
当時の事をポロッと口にする事も出来るようになりました。

1番大変なのは子ども自身、辛いのも子ども自身、
できる事なら変わりたい、
本人もどれだけ泣いたんだろう、怖かっただろう、
とかわいそうで申し訳なくて、
1人になると私も毎日泣いていました。

復学した学校で、先生や生徒から心無い言葉や扱いを受けた時は、
本人以上に怒りも湧きました。

おかげ様でもう5年以上経つのですが、
未だに「ガン」とか「子どもが病気」という話題や場面になると、
当時の気持ちが溢れてきて、泣いてしまいます。

子どもの気持ち、健康が1番である事に変わりはありません。

ですが、ふと、この泣いてしまう気持ちはいつまで続くのだろう?

蓋をしていても一向に消化されないようだ?
と疑問に思い、質問させていただきたく思いました。

今でも、医師から病名を聞かされた時の衝撃は昨日の事のようで、
感情はあの時のまま止まってしまっているようにも感じます。

親の私でさえこんなにショックなら、
本人は大丈夫かしら?と心配もあります。

ただ蓋をしておくのでなく、もし親自身乗り越え方があるなら
アドバイスいただきたいです。

【泣き虫・40代・専門職】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

我が子の病気、とりわけ、がんのような病気の告知は、
この上なくトラウマティックな体験だと思います。

おそらく泣き虫さんも、「なぜ、私の子どもが?」と、
ショックで頭の中が真っ白になったことと思います。

お子さんも同じであったことでしょう。

辛い治療を乗り越え、復学もされたとのことで、何よりです。

当時の辛かった体験を本人が話し始めるようになったのは、
心の整理がついてきている証でもあるかと思います。

感情の渦に巻き込まれるフェーズを脱し、
それを客観的に見て自分を語れるように
なってきているようで、良い流れだと思います。

泣き虫さんを不意に襲う悲しみに関して、
子どものがんに親が悲しむのは当然で、健全な感情です。
その感情に蓋をする必要はありません。

同じような境遇にいる人に触れて、涙が潤むのも、
無理に止める必要はありません。
悲しみを共感できるということは、豊かなことでもあります。

ただし、泣き虫さんが憂いているのは、
今はお子さんも病気を乗り越えながら、
日常生活も問題なく過ごしているのに、
そのことよりも過去を振り返りすぎて
苦しくなってしまうということかと思います。

感情を無理に押し殺すのは良くないですが、
過去を想ってばかりで、
その悲しみが、今このときを台無しにしてしまうのであれば、
これは対処が必要です。

まず、泣き虫さんには
「我が子はがんで惨めな人生を送る(送っている)かわいそうな人間だ」
という基本的な信念があるのではないかと思います。

たしかに、がんの闘病は困難を伴うことも多くあります。

ところが同時に、病気には苦しみのみならず、
かならず恩恵も存在します。

たとえば、泣き虫さんが他の闘病者に共感するように、
お子さんや泣き虫さんに深く共感し、
慈しみを与えてくれた人も多くいるのではないでしょうか。

このような周囲の人々からの思いやりや優しさは、
元気で楽しく人生を送っているときには
なかなか体験できないものです。
また、人生で最も大切にしたい美しい体験のはずです。

お子さんも、泣き虫さんも、
世の中には元気で問題ない人ばかりではなく、
人知れず苦しみや悲しみの中に生きている人々も
いるのだと気づいたことと思います。

我が子だけでなく、同じ病棟にいる子どもたちのように。

このように、苦しんでいる者への理解や共感が深まる
こともまたかけがえのない素晴らしい体験です。

このような困難を乗り越える体験は、
人生に奥行きや深みを与え、お子さんの人生を
一回りもふた回りも大きく成長させてくれるはずです。

困難に直面しているときに、
自分たちの味方になってくれる人とそうでない人も
明確になったのではないでしょうか。

味方になってくれた人たちが、
人生で大切にすべき人間関係です。

病気は人間関係を目に見えるようにふるいにかけてくれます。

私は患者さんやご家族に、
大きな病気をすると、人生にも「大きな人事異動」があるよ
と伝えています。

そして、この異動はしばしばショックを伴いますが、
結果的に私たちの人生を健全化してくれます。

病気になって失うものは多いかもしれませんが、
得られている好ましいものもあること、
すなわち、恩恵にも意識を向けてみてください。

病気は人生の結果ではなく、プロセスです。

お子さんも泣き虫さんも、
「惨めでかわいそうな人間」ではなく、
「困難に果敢に挑戦する、勇者である」こと、

また、「さまざまな経験を重ね、
人の痛みや苦しみを深く理解できる、慈悲深い人間である」こと、

そして、「滅多にないこの経験を、人々の役に立てることができる」
ということを繰り返し思い出してください。

涙は、困難を乗り越え、健気に頑張っているお子さんの姿に、
じんわり溢れる、切なくもあたたかい涙に変えてください。
         
   

ーーー

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191125

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、コテツさん(20代・サービス業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
私はかれこれ10年ほど、顔じゅうのニキビ・吹き出物で悩まされています。

初めは病院で、ストレスによる多嚢胞性卵巣症候群と言われ、
治療を続けていたのですが、どうしても体に合わずやめてしまいました。

そこから、ストレスの根源がなくなってマシにはなっていたのですが、
完治することはなく、常にあご、ほっぺた、最近はおでこにまでも、
小さいものから赤く腫れ上がるものまでたくさんできています。

化粧もままならないし、病院に行ってドクターズコスメを使い続けている
のですが、何をしてもきれいにはならないので困っています。
何を使うのも、食べるのも、これを食べたら、これを使うから……と
考えてしまいます。

この呪縛から解放され、きれいなお肌になって自分のことを大好きに
なりたいです。こんな私はどうしたらよいのでしょうか。
アドバイスをよろしくお願いいたします。  
~~~~~~~~~~~

20代ということで、外見の美、自分の見た目がとても気になる時期かも
しれませんね。

受診されていたけれどやめてしまったということで、これはお薬が合わな
かったのでしょうか、治療法がコテツさんには合わなくて、辛くなって、
それがさらにストレスになってしまったということですが、

もしかしたら、セカンドオピニオン、サードオピニオンなどを受けて、
ちょっと違った治療法を選択したり、薬を変えたり、などということも
可能かもしれません。

クリニックによって治療方針が違うこともあります。
ドクターショッピングと言うと聞こえが悪いかもしれませんが、
セカンド、サードオピニオンを聞いていくのもよいと思います。

以前、やはりニキビが多くてもう死んでしまいたいというくらい悩んでいる
20代女性のカウンセリングもしたことがありますが、

その方の傾向として、きちんとしていないといけない、
人に不快感を与えてはいけない、みんなからよく評価されなきゃいけない、
好かれなきゃいけないというような、強迫観念のようなものをお持ちで、
苦しんでいらっしゃったように感じます。

コテツさんはいかがでしょう?

また、化粧品に関してもなかなか合うものに出会えずご苦労をされている
ようですが、根気よくいろいろと試していくうちに、他の誰かには合わな
かったけれど、コテツさんには合うものにも出会えるかもしれません。
そういった希望も持ちながら、ぜひ諦めずに前進してください。
 
ご自身のメンタルケアについても、お伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Q:夫が今年の3月に、約1年半不倫していた事が分かりました。

原因の一つに、その6年位前に私が他の人に好意を持った事を
今でも許せないのだと言われました。

その時の私は好意を持ちましたが、
体の関係を持つなんてことはしませんでした。
好意を持ったけど、諦めるのに必死でした。

その時、本当に今の旦那を好きなのだろうかと
選んで良かったのだろうかと思ってしまったのは事実です。

なので、夫の不倫が発覚して、やり直そうと言いましたが、

夫は私の事をまた好きになれるか分からない。
夫婦としてやっていく自信がない。
私の事を許せない。
またこのことで大喧嘩をするのが嫌だ。
もう1人で生きたい。
と離婚条件の提示をしてきました。

ですが、その様に言っているのに、
炒飯を作ってくれたり、送り迎えをしてくれたり、
明るく話してくれたり、今までと変わりなく接してくれます。

なので、離婚はもういいのかと聞くのですが、
離婚の意思は固いみたいです。

話を聞くと、ネガティブにしか考えられておらず、
やり直す方法や気持ちの切り替えの方向に考えが向いていません。

私は、彼の中にある考えと
表面上の矛盾に気持ちがかき乱されます。

どうすれば、頑なになっている心を溶かせられるのか、
それとももう離婚した方が良いのか分かりません。

もう歳も歳ですし、子どもも欲しく、
愛し合える人を新たに探した方が良いのかとも思います。

私の中でも色んな想いが錯綜していてとても苦しいです。

すみません。よろしくお願いいたします。

【K・40代・ダンス関連】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

人生は折に触れて私たちを試してきますね。

夫婦の絆がはたして強いのか、弱いのかもまた同じです。

人間の心は縛ることができません。

好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌い、
これはいたしかたのないことでしょう。

ただし、結婚という社会的な契約は、
恋愛とちがって好き嫌いだけで
関係が維持できるわけではありません。

そこには強いコミットメントが伴います。

わざわざ大勢の前で一生の愛を誓い契約をするのは、
その遂行が簡単ではないからでしょう。

それまで見えていなかった、その人と自分の異なる部分、
合わない部分、嫌な部分も見えてくるでしょう。

これは結婚したからこそ見えてくるものでもあり、
結婚とはそのような体験もすべて含むものです。

結婚はゴールであり、幸せの象徴なのだから、
相手を何時も愛しく思えてしかるべき、
愛おしく思えないのはおかしいと思っている人も
多いですが、このような姿勢は苦しみを伴います。

結婚は、いろいろあるだろうけれど、
この人と一生添い遂げるというコミットメントです。
愛おしく思えることもあれば、
思えないことが発生するのも結婚です。

Kさんは過去に好きな人ができたけれども、
最終的に相手に流れなかったのは、
自分の気分や感情ではなく、
結婚というコミットメントを大切にされたからでしょう。

残念ながら、ご主人の場合、そうではなく、
感情が優先されたということです。

Kさんの他の男性への恋心は、
二人が困難を乗り越えられるか否かが試された事件であり、
二人の関係を振り返る良い機会でもあります。

もちろん、ご主人の不倫も同様です。

私たち人間はみな、弱い部分を持ち備える生き物です。

ご主人の場合、自分の恋愛を正当化するために、
Kさんの過去を理由にしていることも考えられます。

荒波ではありますが、このような出来事をきっかけに、
互いへの理解がより深まり、いままでよりさらに
よい関係が築けるケースもあります。

逆に、それを理由に関係が崩壊していくことも多くあります。

その結果に正解はありません。

関係を継続することが二人の成長を促すこともあれば、
別れた方が、互いの未来に寄与することもあります。

Kさんは今回の出来事で、
「やはり彼が大切だ!彼と一生一緒にいたい。」
と気づかされましたか?

それとも「あー、やっぱりな」と、ある種当然の流れと感じましたか?

それとも、相手との関係はさておき、
自尊心が傷つけられ許せないという気持ちになりましたか?
それが許せませんか?

自分は相手のことが大切かどうかわからないけれど、
相手からは自分が大切だと選んでもらうことで、
自尊心や己の価値を保とうとはしていませんか?

その結果次第で相手への対応を考えようとしていませんか?

ぜひ、静かに振り返ってみてください。

やはり、彼との関係が大切で、
どうしても彼と一緒に人生を添い遂げたいと思うのであれば、
そのことを伝え、離婚の申し出にNOと伝えたら良いでしょう。

これは、結果に関係なく伝えることが大切です。

彼が、相手の女性と恋愛が盛り上がっている最中の場合、
そして、離婚の意思が固い場合、

すくなくとも今は彼の心が変わることは難しいかもしれません。

その場合、少し時間をおいて、決定していくのも
良いのではないではないでしょうか。

同時に、彼がKさんばかりを悪者扱いし、
自分の行動を正当化する場合は、離婚となった際、
条件が不利に持ち込まれる可能性もありますから、
早めに法律家と相談し、
利害の確認や調整をされることも大切だと思います。

もし、今回の事件で離婚となったのなら、
それはKさんが新しい人生を切り開くための促進剤と
解釈してみてください。

なんで、私がこんな辛い目にあわなければいけないの
だろうと感じるのと同じくらい、
こんなに穏やかで幸せな思いをするとは思わなかった、
という日がくる可能性があるのです。

すべては必要なプロセスと信じて前進されますように。

応援しています!
   

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ねこままさん(40代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
4歳の娘を子育て中、48才の主婦です。40代になって結婚出産して、
20代頃から患っていたうつ病が治ったと思っていたら、今度はそれまで
元気だった同い年の夫が睡眠障害になり、仕事を休職してしまいました。
夫の実家で義母と同居しながら、子育てと家事で忙しくしています。

 
夫も義母も優しい人達ですし、娘も可愛いです。が、家の中をかなり
断捨離してもしてもごちゃごちゃしていて、居間に夫の物や義母の物、
自分の物もいろいろあり、子供もおもちゃを散らかすのでいつも
イライラしてしまいます。

娘は一人っ子なので、近所のお友達と遊べない日にはお人形遊びをして
くれと言ってきますが、私は自分が子供の頃の姉との人形遊びに良い
思い出がなく、あまり好きではないので憂鬱で、まともに付き合って
あげる事ができず、いつも家事を言い訳にして逃げてしまいます。

近所のママ友とはまあまあ仲良くして子供を一緒に遊ばせたりしています
が、コミュニケーションが苦手で口下手なため、遊びの約束をしても、
出かける前に憂鬱になります。

最近、私は発達障害なのではないか?と思うようになりました。
相手の人に関心を持ってその人のことを聞いたりするのが苦手なのです。

1対1では相手が困ってしまうようで、私を誘ってくれても、もう1人
話好きなママ友も誘わないと場が持たない感じです。私はその話好きな
ママ友と2人だと、当たりが強くダメ出しを食らうことが多くて、
とても疲れてしまう事が多々あります。

子供が学校に上がってから、私のような母親のせいでイジメにあいや
しないかと心配になったりもします。

日々の生活のこのようなごちゃごちゃした状況や気持ちを、
どう整理したら良いでしょうか?
何かアドバイスやヒントがありましたらお願いします。  
~~~~~~~~~~~

ねこままさんが、いろいろなことでちょっと混乱している様子が
伺えますね。

現在48歳、44歳のときに出産されたのですよね。
いま娘さんは4歳、きっとここまでも育児はものすごく大変だったと
思いますが、4歳だとまだまだ一緒に遊んでという、自立してオムツは
取れても、エネルギーを発散する場所を求めますから、お母さんが相手を
してあげなくてはいけない。

そんな中でご主人がちょっと睡眠障害になってしまった、休職してしまっ
たわけですよね。そして、家が片付かない、断捨離できていないという
こと、娘さんの遊び相手になれないということ、そしてママ友との
コミュニケーションの問題ですね。ここで発達障害なのではないかと
疑っているという。

この中で、4つのトピックスが出てきているのですが、ひとつひとつを
丁寧にアドバイスしていくと時間が足りませんので、今回は、人間関係
というところに絞っていきたいと思います。コミュニケーションとか
人間関係というところですね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:結婚し離れたところに住む娘のことで相談があります。

娘には子供が2人いて仕事もしながら婿を大学院にやりました。
婿もバイトはしていましたが、実質娘が家計を支えていたと思います。

子供も同じ保育園に預けられず、
2ヶ所の保育園にそれぞれ預け仕事に行き、また2ヶ所回って子供を迎えて、
食事を作り子供をお風呂に入れ寝かし洗濯をするといった生活で、
次々病気をして体を弱くして喘息になってしまいました。

婿も休みの日などは子供をみてくれたと思いますが、
医学部の大学院なので、日頃は帰りも遅く、
娘にとっては大変な日々だったと思います。

頑張り屋の娘なので私に助けを求めることもせず、
病気のことも後から聞かされました。

婿も働き始めましたので、
私は家事代行を数時間だけでも頼むように勧め、
娘もそうすると決めていましたが、
姑が反対したということで一旦断念しましたが、
うちが費用を出すからと再び勧め、やっと実現しました。

あちらのお母さんが口を出すこと自体信じられないし、
何より娘が働いていたのに。

体のことだから遠慮せず自分がしたいようにして
これからの人生をもう少し自分本位で
生きていくように助言したら、

私が書いたメールの内容が少なからず当たっていたのか、
娘は自分がしたいようにしているのだ、と怒りました。

周りに気ばかり遣う娘が心配です。
娘にどのように接していったら良いでしょうか?

【のん・60代・主婦】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

娘さんを案じる、のんさんの親心が伝わるご相談内容です。

おそらく、のんさんのこれまでの行動や、娘さんの反応からして、
のんさんが母親として伝えたいことは、
十分娘さんに伝わっていることと思います。

また、のんさんも、ご自身が抱いている心配を解消するために、
できることは十分に行っていると思います。

ですので、あとは、娘さんを信じ、
見守ることが得策ではないでしょうか。

信じるというのは、「娘が私の思い通りに生きる」
と信じることではありません。

「娘は、私の思い通りではないかもしれないけれど、
娘なりに人生を切り開いていく」と信じることです。

今はどうか、娘さんなりの選択を信じてあげてください。

また、お婿さんや姑さんとの関係性を
彼女なりに構築していくということも信じてあげてください。

多少それがいびつであっても、時間がかかっても、
彼女なりに切り開く力を持ち備えているでしょう。

姑さんの反対に関しては、
その場を見ているわけではないので、
必ずしも娘さんへの無配慮とは限りませんね。

もしかしたら、「それなら私が家事を手伝うから、
どうかお金を大事にしてください」という、
姑さんなりの配慮からの言動の可能性もあるのではないでしょうか。

そうであれば、悪意から口出しをしたのではなく、
提案をしただけかもしれません。

のんさんが、「私がお金をだすから家事代行を雇って」
と配慮から提案したのと、根は同じですね。

娘さんとしては、義母よりも実母の方が甘えやすいので、
のんさんのサポートを受け入れたということはないでしょうか。

同じ状況でも、解釈の仕方によって、
まったく異なるストーリーになってしまうことがあります。

また、離れていればいるほど、不安も募りやすいので、
状況を正確に解釈するには確認が必要です。

娘さんとお婿さんとのことも、
目標を持って大学院に通う夫への娘さんの愛は、
親の理解を超えているかもしれません。

それは、娘のために助力を惜しまない、
のんさんの愛と似ているかもしれません。

また、やがて夫が稼ぐようになるので、
そのときにバランスがとれると
希望を持っている可能性もありますね。

「自分がしたいようにしている」と娘さんが主張したのは、
本当に娘さんが多少の苦労も含め、乗り越えられる範囲で
自身の選択をしているからなのかもしれません。

娘さんへの愛情からとはいえ、
愛する夫やその家族を大切な母親から否定されるのは、
娘さんもそれなりに辛いのではないでしょうか。

たとえ、今は苦労しても、それも受け入れ、
人生を切り開こうとしている、それも
娘さんの個性あるプロセスと受け入れてみてください。

悪いことは、すべて娘さんが婿や姑の犠牲者に
なっているからとは限りません。

親としては苦労してほしくないし、失敗もしてほしくない
と思うのは当然のことかと思います。

ただ、苦労や失敗も、学びの過程であり、
人生の糧となることもまた事実です。

無理をしないよう、何か力になれるときはいつでも言うよう、
愛を込めて伝えたのなら、
あとはあたたかく見守り、陰から応援してあげてください。
それも大きな愛のかたちです。

   

ーーー

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191111

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、木の実さん(30代・会社員(育児休職中))
のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
1歳の娘がいる30歳既婚者です。ワンオペ育児に疲れています。
慢性的に、私自身が睡眠不足、休憩不足、息抜き不足を感じています。

娘は癇癪(かんしゃく)が激しく、夜もなかなか寝ない子です。
それに対して「どうして思うようにいかないのだろう」と、
とてもイライラしてしまいます。

日中も何をしても泣き止まないですし、やっと寝た、と思うと
2時間おきに起きて泣くので気が気ではなくて、私の睡眠時間が
ほとんどなくなってしまい、精神的にかなり追い詰められています。

先日自分が熱を出した時にあまりに辛くて、地方に住む母に電話したの
ですが「自分が産んだのだから熱があっても寝込んでいられない」と
言われた時には本当に辛かったです。夫には「熱を出したお前が悪い」
と言われて、怒りとやるせなさを感じてひきずっています。

夫は仕事が忙しく、出張の多い仕事であまり頼ることができません。
どうすれば、精神的にもっと楽に子育てができるようになるでしょうか。
~~~~~~~~~~~

私自身も一児の母なので、木の実さんのご苦労よくわかります。
特に0歳から1歳、1歳から2歳になる前まであたりは、ものすごく
手がかかる時期ですね。そして、これをワンオペで行うというのは、
本当にものすごく大変なことだと思います。

結論から言うと、誰でもいいのでサポートをつけることです。
サポートというのは、木の実さんの代わりに赤ちゃんをちゃんと
見てくれる人です。

育児は一人ではできません。

私が出産をする時にお世話になった病院で、看護師さんに聞いた話です。
その病院の看護師長だったか、副看護師長だったかの方が、
自分はもう何年も産婦人科で仕事をしているので、自分の子ども一人
ぐらい見られるだろうと思って、それこそワンオペで育児をしようと
したのだそうです。ところが2ヶ月で持たなくなって、実家に帰ったと
おっしゃっていました。

子どもを何人も取り上げているプロです。そして、お母さんの悩みにも
もう10年以上も寄り添ってきているような産科のプロフェッショナルで
あっても、やはり大変で2ヶ月しか持たなくて実家に帰ってしまった、
一人の手では子どもは育てられないということを実感したと。

私も最初はできる限り一人でやろうと思っていましたから、ものすごく
プレッシャーを感じていたのですが、そんな話を聞いて、そうか、プロに
無理なのにどうして私にワンオペの育児ができようかと思いました。

私も木の実さんと一緒で両親は実家におりますから、今来てとか明日来て
ということがなかなか言えない状態です。なので、それ以来私は、
周囲にサポートを求めるということをしました。

木の実さんも、まずは助けを求めるということをしてみてください。
リソースはどこでもいいです。お母様には断られたということですが、
再度頼んでみるのもいいかもしれません。その時には、精神的に追い
詰められているということをしっかり伝えてください。

また、ご自身がかかっている婦人科にも、母子の身体状態だけでなく、
精神的なことも伝えたほうがいいと思います。メンタルケアもしてくれる
ところはしてくれますので、相談してみましょう。

あるいは、市区町村の保健福祉課でも、どこでどんなサポートがあるか
ということを教えてくれますので、一度訪ねてみるのもいいでしょう。

自分が産んだ子の世話なのだからまずは自分、自分の次は親と、頼る先
は身近な人がよいと思いがちですが、逆に身内ではないからこそ、
気を遣わずに頼めるということもあります。

そして、ご主人との連携、役割分担については前向きな話をしていけると
いいですね。具体的にどのようなコミュニケーションで相談すればいいか
についてもお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:夫に振り回されてしんどいです。
 
夫は6年ほど前にうつと診断され、心療内科に通っています。
 
休職をはさんだりして今までやってきたのですが、
最近身体面でお腹や腰が痛い、しんどいと言い、
病院で検査しても異常なしで
うやむやなまま症状がなくなるということが続いています。
 
正直なところ医療費が高額になって
家計に負担がかかっており、
病院にかかる前に「命にかかわる病気かも」と
いろいろ不安になるようなことを言い
一日中布団から出てこず、
異常なしとわかるととたんにお菓子を食べたりします。
 
体に悪そうなことをしておきながら
後からしんどいと言う繰り返しで、見ていてイライラします。
 
しんどいと言っていれば寝ていてもいい
という考えなのかとも思います。
 
私が言うことには耳を貸さない夫ですが、
夫が前向きになれそうな言葉かけができればしたいです。
 
どのようにしたら聞く気になって、
自分の体と周りをいたわるようになるでしょうか。
 
【えい・40代・主婦】
 
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A:FROM 川畑のぶこ
 
ご主人が断続的に休職を繰り返されるなか、
えいさんも心配が続いていたことと思います。
 
辛いのはご主人だからと、言い聞かせて、
忍耐を含む、さまざまな努力をされてきていることと思います。
 
ご主人との関わりに関して、
どのようにコミュニケーションを工夫したら良いかとのご相談ですが、
 
ここは、言語的な方法論よりも、
非言語的なコミュニケーションを
大切にしていただくと良いのではと思います。
 
どういうことかというと、
えいさんのイライラは言葉に出さなくても
非言語的に伝わっていると思います。
 
これは理解できる状況であるものの、
ご主人の回復の過程には寄与しません。
 
それどころか、癒しの妨げになることと思いますし、
それはえいさんご自身も感じていらっしゃるのではないでしょうか。
 
いま、えいさんに取り組んでいただきたいのは、
「ご主人のことをどうしたらよいか」と、
これまで多くの注意を向けてきたことから、
 
ご主人がどうであれ、自分が機嫌よく
日々を過ごすにはどうしたら良いかということに
注意を向ける努力をすることをおすすめします。
 
おそらく、6年前までは、主婦のえいさんにとって、
ご自宅のほとんどはご自身の自由になる
パーソナルスペースであったことと思います。
 
そのようなスペースでは、
えいさんもくつろいで心身のエネルギーを
充電されていたのではないでしょうか。
 
ところが、この6年は、ご主人がご自宅にいることが多く、
日常のルーチンも変わったことと思います。
 
ご自宅は、ご自身の自由がきく充電の場というよりは、
相手をケアする場、
どちらかといえば、エネルギーを消費する場に
変わってきてはいないでしょうか。
 
もしそうであれば、ご主人が体調をくずして自宅にいる以上、
えいさんは自宅以外からご自身のエネルギーを
充電しなければいけません。
 
もちろん、ご主人が元気になってくれたに越したことはありませんが、
病んでいる相手が、思い通りになることで
自身を満たそうとするのは不毛です。
 
それよりも、ご主人や自宅以外で変化を起こし、
ご自身の心理的ニーズを満たせる場をつくることが大切です。
 
えいさんはどのようなことに喜びや充足感を感じますか?
 
それらをたくさんリストアップしてみて(最低5つ)、
ぜひ取り組んでみてください。
 
たとえば、気の置けない仲間とお茶をしたり、
カラオケに行ったりするひともいますし、
体を動かしたり、自然の中に身をおいたりする人もいます。
 
文化や芸術に触れたりすることで充電する人もいます。
 
好きなカフェで20分くらい読書をすることで満たされる人もいます。
 
ご主人が変わること以外で、
えいさんを満たせるものに注意を向けてみて、
それにとりくんでみてください。
 
すると、今まで気になっていたご主人の言動も
さほど気にならなくなるかもしれません。
 
煮詰まった場から少しばかり距離をとると、
より俯瞰的に状況を観ることができるようになって、
ご主人への理解が深まるかもしれません。
 
そのような状態からは思いやりある言葉かけが
自然と出てくるかもしれません。
 
何より、自分がどうであれ、病状がどうであれ、
いつも妻が穏やかに機嫌よくいてくれることは
彼の癒しを促進することと思います。
 
ぜひ、えいさんご自身を満たす努力をしてみてください。
 
夫が前向きになる努力は?というご相談でしたが、
まずは、えいさんが前向きになる努力をしてみてください。
 
応援しています!
   
   

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