200210

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、サムさん(60代・水泳コーチ)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
認知症の義母のやることが嫌でたまりません。
 
16年前、夫の転勤で関東から関西に来ました。
夫の両親が近所に住んでおり、2年間、義母と共に義父の介護をしました。
それからだんだん義母の認知症が進み、一昨年、夫が定年したのと同時に、
義母の家に引っ越しました。

食事中に痰をゴロゴロ言わせて、ペッとお皿やゴミ箱に吐くのをずっと続
けています。食後でも、いつでもやっていて、私は一緒に食事をとること
ができず、一人で2階で食べています。

夫は、老人ホームには入れるつもりはなく、義母も自分の家で家族に看取
ってもらいたいと、話していました。

私は義母に嫌悪感しか持てなくなり、いつまで続くのかと、毎日、憂鬱な
気分です。私が出て行けばよいのか、我慢する方がよいのか?
夫とも、義母のことでは全く折り合わず、悩んでいます。
~~~~~~~~~~~

介護をしていると、自分の時間が取りづらくなくなったりして
ニーズが満たされなくなってくることがありますね。
介護していなくても、同居するというだけでも
プライベートな時間はかなりなくなってくるのではないでしょうか。

そして、これが自分の親であれば気を抜いたりすることもできますが、
夫の母親ということで、ないがしろにはできない、ちゃんとしなくては、
というような気負いもあったりするとストレス度合いも高くなりますね。

お義母さんが食事中に痰をゴロゴロ言わせるとか、ペッと吐いたりすると
いうことは、もちろん生理的に嫌悪感を抱くことではあるかもしれないの
ですが、これはもうあくまでもトリガーにすぎず、サムさんはもしかした
ら、お義母さんの行為だけではなく、その行為の背景にある流れ自体に
嫌気がさしているのではないでしょうか。

どうでしょう? お義母さんの行為自体が問題なのか、そもそもの関係性
が問題なのか、どちらだと思われますか?

これまでたくさんの我慢をしてこられたでしょうし、今後も我慢をすれば
よいのかと考えていらっしゃるようすが、ご家族のケアをされる日々は、
サムさんご自身の大切な人生でもあるのです。ご自分のこともしっかり
ケアしてくださいね。

この機会にぜひ、改めてご主人と膝を突き合わせて話し合いをされ、
サムさんも納得したうえで、取り組まれることをお勧めします。

ご主人への話の仕方についてのポイントもお伝えしますね。
  

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:結婚20周年を迎えた子供3人と暮らす、5人家族です。
この先が不安です。
というのは、結婚15年経ってからの夫の変貌ぶりです。

元々私は時間にルーズで整理整頓が上手に出来ません。
やろうとしても空回りばかりです。

主人との結婚前、お付き合いは7年しました。
そのころも時間にはルーズ、
しかしながら文句一つ言われたことがなかったのです。

結婚生活が始まり子供が産まれ
優しい夫であり父親だったのですが、
15年経った47歳の頃から、
時間、整理整頓に関して口うるさくなり、
しまいにはキレ気味で怒り出します。

今まで家の整理整頓をした事がなく急にやり始めたのです。

子供に対しても口調がキツく、
それを聞いてるだけでストレスになります。

最近は主人に気を遣って生活している自分がいます。
主人を怒らせないようにと。

子供は上が17歳になろうとしています。
夫婦間を微妙に察する年でもあります。

アドバイスをお願いします。

【いち・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

これまで口うるさくなかったご主人が、
時間や整理整頓に関して口うるさくなったのですね。

まずご主人の前に、いちさんご自身は現在のご自身や
お子さんたちの時間や整理整頓に対する姿勢は
OKと思っているでしょうか?

理想とまではいえなくとも、
問題なく社会生活を営めるレベルと思っているでしょうか。
それとも、改善の余地はあると思っているでしょうか。

ご主人がここで変化してきたことに関して、
彼が変わってしまったとも取れますが、
ご主人を取り巻く環境が変わったことに対するストレスかもしれません。

おそらくは、家族5人で生活をして月日がたち、
家の中のモノの量は結婚当初に比べ
何倍かに膨れ上がっていませんか?

結婚当初くらいのモノの量であればまだしも、
現在の量は許容範囲を超えたということではないでしょうか?

またそれに連動して、子どもの頃であれば
許容できた時間やモノに対するルーズさが、
お子さんが成人に近くなることで、
きちんと社会に適応できるように心配する親心から、
ご主人は咎めるようになってはいませんか?

彼が豹変して口うるさくなったのか、
それとも彼を取り巻く環境が変化して、
彼の許容範囲を超えてしまったのか、
もういちど振り返ってみてください。

結婚当初の家の中の写真があれば、
現在の状態を写真に撮って見比べてみてみるといいです。

どうでしょう?変化に気づくでしょうか?

もし変化に気づいたのなら、改めて、家族全員で、
家の中のモノの量(散らかり具合)の許容範囲が
それぞれどれくらいなのか、そして、みんなが
どのような空間で日々を過ごしたいと望んでいるのかを
話し合ってみてください。

いちさんやお子さんたちも、
改善の余地はあると認めるのであれば、
断捨離に取り組まれることを強くお勧めします。

身のまわりのモノの量が多ければ多いほど、
脳内の情報処理速度は落ちます。

部屋がパツパツだと頭の中もパツパツなのですね。

モノを管理したり探したりする時間も増え、
時間がかかるようになります。

断捨離とは選択と集中です。

これができるようになると、物事の優先順位もつけやすくなり、
時間の管理にも変化がでてくることでしょう。

「あれもこれもぜんぶ」の忙しい日々ではなく、
「選び抜かれた少しのもの」に囲まれた、
清々しくゆとりある空間で過ごす
ご自身と家族をイメージされますように。

不要・不適・不快なモノが空間から減ると、
不安も減ることでしょう。
            
  

ーーー

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200203

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、いちさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑のぶこ先生、いつも心のこもったアドバイスありがとうございます。

今日は、ここ3年ほどずっと引っかかっていることを聞いていただきたい
と思います。

3年ほど前、勤めていた会社が親会社に吸収合併され、とても良い環境で
働いていた私たちは辛さもありましたが、社長と社員は全員続けて雇用
してもらえることになり、みんなで新たな気持ちで頑張ろうと前向きに
なっていました。

ところが社長が、自分はこの機会に辞めると言い出し、みんなの不安は
大きくなりました。その時、私が中心で社長を引き止め、考え直した社長
も親会社の役員として残ることになり、みんなで喜びました。

しかし、その直後から社長の様子がおかしくなり、心療内科に通うように
なりました。うつと診断され、現在も薬を飲んでいるようです。

社長と歳も近く話しやすいこともあるかもしれませんが、会うと「眠れな
い」「辛い」と話してきます。私はただ聞いてあげることしかできず、
何と言ってあげたらいいかわかりません。また、自分が引き止めたことを
責められているようで、辛くなります。

私にできることは何でしょうか? アドバイスがあればよろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~
 
いちさんの社長さんに対する思いやりが伝わってくるご相談内容です。

まず、いちさんが社長さんの話し相手になってあげているということ、
これだけでものすごく癒しの効果があるんだということを
知っておいていただきたいと思います。

「ただ聴いてあげることしかできない」「何と言ってあげたらいいかわか
らない」と書かれていますが、聴いてあげることしかできないということ
はもしかすると、いちさんは聴くことにあまり価値を見い出していらっし
ゃらず、何と言ってあげたらいいかわからない、すなわち、何か言って
あげなきゃいけないのに、と思っていらっしゃるかもしれませんね。

でも、実は、ただただ相手の言い分を受け止めてあげるだけ、耳を傾けて
「そうか、辛いのか」とそのことを受け止めて「そうですよね」と共感
するだけでも、相手にとってはものすごく救いになるのです。

傾聴と共感。相手の感じていることを一緒に感じてあげる。
要は、理解してあげようとする姿勢ですよね。

この傾聴と共感というのは、私も日頃行なっているカウンセリングでは
基本中の基本になることです。時として、カウンセリングは傾聴と共感だ
けでも成り立つくらいです。

カール・ロジャースという臨床心理学者は、クライエント中心主義、
来談者中心主義というものを唱えました。

私たち一人ひとりの中には、生まれながらにして、癒える力や、困難を
乗り越えて前進していく力、人生を切り開いていく力というのがきちんと
備わっていて、ただそこに寄り添っているだけで、その相手は自ら問題を
解決していったり、病気を克服していったりするようになる、
このような説を唱えました。

ですので、話し相手というのは必要なのですね。いちさんのように、
本当に親身になって耳を傾けてくれること自体、社長さんにとっては
セラピーですし、価値のあることなのだということを、ぜひもう一度
思い直していただきたいと思います。

そのうえで、どのように接していけばよいかということについて、
アドバイスさせていただきますね。
  

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:26歳になる一人娘のことで悩んでいます。

一人っ子だったので、どうしても
手を出しすぎた育児だったと思います。

おかしな表現ですが、常に親のフォローのもと、
過ごしてきたように思います。

それでも大学は親元を離れ4年間過ごしましたので
少しは生活力を身につけてくれたかと思いましたが…

まず片づけ、整理整頓が全く出来ず、
個室の部屋は足の踏み場もありません。

見かねて私が片づけたり、一緒に片づけたりしても、
すぐ元に戻ってしまいます。

諦めて手を出さなければ、
ますますエスカレートするばかり。

私に似たのか、仕事が遅く要領も悪いです。

私自身も「断捨離」の「だ」の字も出来ない状態ですが、
これまで生きてきて、
それなりの要領を得て日々過ごしております。

娘は仕事も忙しく
(要領が悪いせいも多々あると思います)
朝早くから出勤して帰りも夜遅く、
疲れきっているところに、
部屋を片づけなさいとはなかなか言えず、
そのくせ休日は予定を入れて出掛けています。

お恥ずかしいですが、これでは
ただだらしないだけなのではと思います。

料理もほとんどせず、
働いてお給料はいただいてきておりますが、
それも親のバックアップがあってこそであって
生活力が全くありません。

このままだと世間でいわれている、
8050問題を想像してしまいます。
アドバイスをお願いします。

【ちさと・50代・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ちさとさんの親心が伝わってきます。

娘さんが片づけができずだらしない、
これで社会人として、
ちゃんとやっていけるのかとご心配なのですね。

そして、子供の頃に母親であるちさとさんが
手を出しすぎてしまったのではないかと、
後悔されていらっしゃるのですね。

育児は万人にとっての正解はありませんし、
本当に子どもひとりひとり個性がありますから、
ちさとさんはその当時、
いちばん娘さんに近い存在として、
持ちうる知識も感覚も最大限にはたらかせながら、
ベストをつくして育児をされていたことと思います。

親が手を出しすぎたかどうかはわかりませんが、
娘さんは、本当に親の手が必要な子だった可能性もあります。

親が手を貸さなければ、彼女の生活が機能しない
局面もあったかもしれません。

そして、それは必ずしも娘さんがだらしない性格
だからとは限りません。

ちさとさんは、娘さんの状態に関して
ADHD(注意欠如・多動性障害)という
発達の障害を疑ったことはあるでしょうか?

もし、情報も乏しく、そのような観点から
娘さんの問題をとらえたことがないのであれば、
いちど受診してみることをおすすめします。

ADHDというのは、その日本語訳の通り、
注意が欠如してしまう人、多動の人で、
そのことで社会的な生活を健全に営むことが
難しくなってしまう障害で、
脳の機能によっておこる障害です。

性格やだらしなさから起こるものではありません。

病理がそうさせるので、必要なのは
性格を変える努力や戒めではなく、治療です。

ADHDの症状として、注意欠如に関しては
以下の症状が認められます。

1)学業、仕事、または他の活動中に、
 丁寧に注意を払うことができなかったり、
 ケアレスミスをしたりすることがときおりある

2)課題に取組んでいるときや遊んでいるときなど、
 注意を維持することが困難になることがときおりある

3)話しかけられても、心ここに在らずで、
 ちゃんと聞いていないように
 見えることがときおりある

4)指示にきちんと従えず、学業、用事、
 職場での任務を遂行できないことがときおりある

5)物事の優先順位を決めることが
 困難なことがときおりある

6)精神的な努力を要する課題に
 継続して取り組むことが苦手である

7)ものを無くしやすい

8)外部からの刺激ですぐに気が散ってしまう

9)約束や用事を忘れやすい

多動性および衝動性に関しては:

1)手足をそわそわと動かしたりトントン叩いたりする。
 またはいすの上でもじもじすることがときおりある。

2)席についている必要がある場面で、
 じっと席についていることができず
 離席することがときおりある。

3)不適切な状況でしばしば
  走り回ったり高い所へ登ったりする
 (青年や成人の場合は落ち着きのない行動など)

4)余暇を静かに過ごすとができない

5)駆り立てられたように
 衝動的に行動することがときおりある

6)しゃべりすぎることがときおりある

7)相手の質問が終わる前に
 答え始めることがときおりある

8)自分の順番を待てないことがときおりある

9)他人を妨害したり、邪魔したりすることがある
 (青年や成人の場合は横取りや口出しなど)

不注意の項目も、多動の項目も、
それらの症状のうち子どもでは6つ以上が、
青年期後期および成人(17歳以上)では5つ以上が
6カ月以上持続したことがあり、

その程度が一般的な発達の水準に不相応で、
社会的および学業や職業の現場で
悪影響を及ぼすレベルであることが目安となります。

ADHDの場合、
問題意識や取り組みたい気持ちはあっても、
課題を遂行することが難しくなります。

優先順位を決められませんので、
資料や持ち物を整理しておくことも難しくなるでしょう。

また、さまざまな作業も乱雑でまとまりがない
という問題もおきます。時間の管理が苦手で、
締め切りを守るのも難しいので、
混乱に拍車がかかります。

また、多動の場合、過活動で、
家でじっとしていることができませんから、
外に出ることも多くなります。

すると片づけの現場にいることができないわけですから、
さらに片づけは難しくなるわけです。

このように、
神経学的な発達の問題でおきている障害である場合、
個人的な努力・忍耐・根性などの精神論で解決しよう
としても難しいということを知っておいてください。

ADHDである場合、まずは障害の理解を深め、
治療(薬物療法、環境調整、認知行動療法など)
に取り組んだうえで、断捨離に取り組めたのなら
理想的かと思います。

絶対的なモノの量を減らしたうえで、
タスク(TO DOリスト)を書き出すなどして、
するべきことを見える化することも効果的でしょう。

昨今ではADHDに関する情報や書籍なども
手に入りやすくなっていますので、
ちさとさんもぜひご自身でも検索してみて、
わかりやすそうなものを入手されることをおすすめします。

娘さんを責めずに、思いやりの姿勢から理解を深めて、
共に困難を乗り越えられますように。
            
  

ーーー

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、フクロウさん(60代・弁護士)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつもメルマガでの心温まるアドバイスを参考に、心を見つめたり、
仕事に生かさせていただいております。

今回は、突然のアクシデントで心が硬直してしまうような体験をして
しまったので、どう乗り越えて行くべきかアドバイスをお願いいたします。

数日前、単身赴任中の主人と外で休日を過ごし、夕方、主人のアパートに
戻る途中、近隣のパーキングで男性が女性に暴力を振るっている所に遭遇
しました。男性は大声で女性を罵倒しながら殴ったり蹴ったりしており、
通行人が立ち止まっているにもかかわらず、やめようとしませんでした。

主人や他の人も警察に通報していましたが、30分以上パトカーが来ず、
その間、誰も止めに入る事なく8人位の人が立ち止まっていました。
男性も高校生くらいの子も含めて5人位いましたが、遠巻きに見ている
だけでした。

やがて警察官に現行犯逮捕され、女性も救急車で運ばれて行きましたが、
顔がかなり腫れており目も開けられない状態になっていました。

主人や周りの男性が止めに入らなかった事や、警察官の到着が遅かった事
など、自分の身にもし起こっても誰も止めに入ってくれないかもしれない
という不安感がトラウマになり、もう主人の赴任先のアパートにも来たく
ないとまで思ってしまいました。

また、30年以上前に自分自身も、付き合っていた男性にDVを受けていた
映像もフラッシュバックして来ており、主人に相談もできず、また主人や
自分に対する、人としての無力感にもなりました。

何か心が軽くなるようなアドバイスをいただけたらありがたいです。
~~~~~~~~~~~
  
救急車で運ばれなくてはならないくらい身体にダメージを受けた女性…。
そのようなとてもショッキングな暴行現場を目の当たりにして
これは本当にトラウマになっても当然のことだと思います。

まず、今のフクロウさんには、いちばんに怒り、
そして落胆という感情があるのではないでしょうか。
あと、もしかしたら同時に自責感。

自分自身も何もできなかった自責感もあって、
また、過去の出来事をたぶん彼女に投影してしまったのですね。

フクロウさんが、自分自身がもし殴られている、蹴られている、
罵倒されている女性の立場だったら……というように
その状況を見たのかもしれませんね。

そして、とても悲しくなって、あれは知らない誰かの話ではなく自分の
こと、フクロウさんご自身のこととして受け止めてしまったので、
それがすごく辛くなり、そして、それに対して、本来自分を守ってくれる
べきご主人が何もしなかったことに対する落胆、もしかしたら軽蔑もある
でしょうか、そのような感情が沸き起こってきたのでしょう。

このようなトラウマティックな事件や事故による緊張感や硬直感は、
一般的には時間の経過とともに薄れていくものではあるのですが、
もしフクロウさんがまだ当時と同じように苦しく辛い思いをされていたり、
はたまたさらに悪化しているような状況があったりする場合は、
これは専門家による治療が必要になってくると思われます。

治療、回復の過程で大切な心の持ちようについても、お伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:はじめまして。いつも興味深く拝読しています。
今回ご相談したいのは「癌患者への声掛け」です。

私の周りには何人も癌を患っている方がいます。
私の母も若くに癌で亡くなりました。
私より若い友人も癌で亡くなりました。

今も闘病中の友人、知人が数人おります。

お見舞いにも行きますし、メールなどで
治療の苦しさをお聞きすることもあります。

いつも、なんと声をかけていいものか・・と悩みます。
ただ「そうなんだ」「辛いね」と返答するばかりです。

一緒に落ち込んでもいけないと思い、
なるべく聞き役として静かにと思ってますが
時には一緒に泣いてしまう事もあります。

本当は何か笑えることでも言えたらいいいのか?
気分転換として全然関係ない話題を
明るく話した方が良いのか?

「私、癌になったの」 そう告白された時も、
「そうなんだ・・」と絶句してしまい言葉が出てきません。

その方のショックが私にわかるわけもなく、共感できるわけもなく・・・
どう受け止めたら、打ち明けてくれた方の心が
少しでも落ち着くのか・・毎回悩みます。

何かアドバイスをいただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

【さくらこ・50代・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

さくらこさんの相手への思いやりが伝わって来るご相談内容です。

いまの時代、2人に1人が一生に一度は
がんにかかると言われている時代です。

ですので、家族、友人、ご近所、隣にいる人をみれば、
相手か自分かのどちらかが一度はがんを経験するという確率ですね。

では、2人に1人ががんで死ぬのかというと、そうではありません。

がんの死亡率は約30%で、
がんに罹っても、5人のうち2人はがんでは亡くなりません。

私たちは、がん=死ととらえがちで、それ故に惨めな人ととらえがちです。

相手を弱者としてみてしまうと、
どう接していいのか、とまどいが出てしまうでしょう。

ここで、受け止め方を変えて、
相手を「困難に向き合う勇者」として受け止めてみてください。

そのことで、相手に対してリスペクトできるようになるでしょう。

かといって、前向きに励ますことばかりが
相手の癒しのプロセスに必要なこととは限りません。

さくらこさんがされてきているように、相手に共感し、
ときには一緒に涙することだって、相手の癒しを促進するのです。

一人ではないという感覚はとても大切です。
また、「前向き」とはネガティブなことから目を背けることや、
底抜けに明るいことを言うことではありません。

真の前向きとは、痛みや悲しみを受け入れ、
そのような困難の中にも意味を見出し、
学び、成長の機会とする姿勢を育むことでしょう。

そのような意味でも、相手をリスペクトし、
思いやりの眼差しで見守ることも立派なサポートです。

何かを「する」ことがサポートになることもありますが、
どのように「ある」かも大きなサポートです。

さくらこさんが病気や死に対して
リラックスして向き合うことができていれば、
そのような困難に直面している相手にも
リラックスして接することができることと思います。

そのような意味で、さくらこさんの人生観や
死生観が問われることになるのかもしれません。

死んだら終わりでしょうか?
それともこれまでとは異なるかたちで存在するのでしょうか。

ぜひこれを機にご自身の死生観を
振り返ったり育んだりしてみてください。

もしさくらこさんが、より具体的に相手のニーズを明確にして
そのニーズを満たすようなサポートをしたいのなら、
相手に「何かできることはあるか」と頻繁に尋ねるとよいと思います。

中には「ただこうやって話を聞いてくれるだけで十分」
という人もいることに気づくでしょう。

もちろん、それ以外のことでも、
さくらこさんにできることであれば力になれば良いですし、
できないことは他の人にパスすれば良いでしょう。

すべてを抱え込む必要はありませんし、
サポートの話は広がれば広がるほど良いということも覚えておいてください。

最後に、相手には、理想通りの人生を送るとは限らないけれども、
都度学びを得ながら、その人の人生を切り開く力が備わっていることも
信頼してみてください。
            
  

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、のりこさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
2人の子どもも巣立ち、姑と3人暮らし、主人の会社で一緒に仕事をして
います。結婚生活も30年を越え、会話も少なく、私はこんなものかなと
思っておりましたが、主人はもっと私に自分の方を向いてほしかったよう
で、不満があったそうです。

そんな時、主人が元カノ(既婚者・仮にFさん)と再会しました。
一方的な別れで、主人は未練があったようで、会いたかった人だそうです。
電話でそれをFさんに伝えたら感激で大泣きされたとか。
実際会ってからは、手をつないで歩いたとか来世は一緒になろうと言った
とか、主人から聞きました。

主人は魂の成長を目指しており、それにはFさんと会うことが、気づきが
あるので必要と言います(魂レベルでつながっていると感じたそう)。
月1回ペースで会ったり、頻繁に電話やメールはしているようです。

魂の表現は体で表現するしかないので、sexも伴うかもしれないと(実際
あったかは知りません)。それでも不倫ではない、私と自分から別れる気
はない、私に後ろめたさはないと言っています。

私も別れる気はありませんし、Fさんと主人の再会後、話し合いをだいぶ
したことで、夫婦仲も改善傾向にあると思います。でも、私は主人とFさん
の関係へのこだわりが捨てられません。辛く悲しく苦しい日々です。

川畑さんの「心のガラクタを捨てる生き方」を拝読しましたが、主人と
Fさんの中が続いていても、私がそれを気にせず、幸せに生きていくには
何をどう捨てればよいのでしょうか? 

できるだけ意識に上らないようにしていますが、私もFさんに会ったこと
もあり、ふとしたはずみで2人のことが頭をよぎり、そこから色々妄想が
出てきてしまいます。

私は何に執着しているのか、自分はどうしたいのかわかりません。
思考すれば2人の仲が浮かんできて苦しいです。2人が再会して1年近く
なりますが、何度か泣き叫んでしまいました。こんなことは人生初です。

自分軸で物事を見て、自分が心地よく、主人とFさんのことが気にならない
様になりたいです。
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これはもう本当に、辛くて悲しくて、というのはもちろん、執着が出て
きたり、大泣きしてしまうなどというのは当然のことではないでしょうか。
何度か泣き叫んでしまったとのことですが、人によっては泣き叫び続ける
ことだってあり得る状況です。

そのような中で、よく冷静にご主人と話し合いの機会を持とうとされましたね。

今は改善傾向にあるとのことですが、のりこさんがご主人のことを本当に
心から愛していて、一生添い遂げたいと思っているのであれば、こういった
裏切り行為と捉えられるようなことは心に深い傷を残すことと思います。

ですから、傷ついた状態で痛みを感じないようになる必要はありません。

約束してそれが守られなかったときに、悲しかったり辛かったりというのは
当然のことです。ご主人が約束を破っていても平気なのりこさんでいたい、
と思っていらっしゃるようですが、平気である必要は全くないのではないの
ではないでしょうか。

「魂の伴侶」という、スピリチュアリティとか魂とかという議論になると、
これはもう本当に人それぞれなので、正しいとか間違っているという判断が
及ばない部分ですが、今回のご相談内容を拝見する限り、なんとなくご主人
の都合がよいようにスピリチュアリティを利用されてしまっているような気
がしなくもないですね。

魂の成長を目指すとき、周りがどうなっても自分がやりたいことだけやれば
いいというわけではありません。

ご主人とは今一度しっかりと話をしていただきたいと思いますが、同時に、
スピリチュアリティをはじめ、結婚観、人生観について、のりこさんも
もう一度、ご自身の価値観を振り返ってみる機会にしていただけたらと
思います。

続きは、ビデオでお話しします……

『心のガラクタを捨てる生き方: 「自分は自分」と言い切る強さをつくる本』
川畑のぶこ著 三笠書房

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