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テレビのニュースで、
高速道路で停車させられて後ろからトラックに衝突され
亡くなられた御夫婦の話など、
キレやすい方がとても多い気がしています。

私も主人もどちらかというと注意してしまうタイプなので
逆キレされて怒鳴られた事もあります。

以前も美容院で女性スタッフだけしかいない日に、
待たされた男性客が怒鳴リ出し、長々と文句を言っているので
その時間も待たされているのだと口を挟んだら
「うるせぇばばあ」と怒鳴られてしまいました。

キレやすい方は幼少時の体験に影響を受けていたり
職場や家庭などでも上手くコミニケーション出来ないのだと思いますが、
日々生きて行く時に本来持っているその方の優しさや素直さを
引き出せるような接し方がありましたら教えて下さい。

【フクロウ・60代・訪問介護士】

―――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

フクロウさんの誠実さと正義感が伝わるご相談内容です。

私たちが社会的な生き物である以上、
望むと望まないとに関わらず、
時として苦手な人とも関わらなければいけないこともあるものです。

キレやすい人というのは、そんな人の一人でしょう。

まず、世の中のキレやすい人をすべて排除することは不可能ですので、
その事実は受け入れてしまいましょう。

コントロールさえすれば、たとえば、誰かが(あるいはみんなが)熱心に
注意したり説得したりすれば、そのような人が世の中からいなくなるのなら、
注意や説得による働きかけは有効でしょう。

ただし、残念ながら、注意や説得は
それを必要としている人には効力がありますが、
そもそもそんな注意を必要としていない人たちには無効です。

たとえば、雨の日に、前を歩いている人の不注意で、
その人の傘の先が手を振るたびにこちらに(あるいは誰かに)
当たりそうな場面で注意をするのは有効でしょう。

その人は意図的にではなく不注意から傘を振っていたのであり、
注意の意味を理解し恐縮し、時として感謝し、改善するでしょう。

このような良識ある人の不注意や問題行動に注意をすることは有効でしょう。

ただし、トラブルを避けるのであれば、批判的トーンでではなく、
気づかせてあげるように伝える思いやりの姿勢が大事でしょう。

「迷惑かけるな!」というトーンではなく
「どうも傘があたってしまうのですが」
「恐れ入りますが、ちょっと困っています」といったトーンですね。

私たちは常に注意力を保てるわけではありませんし、
その能力も個性があります。
全員が常に万全の注意力で周囲に配慮できたに越したことはありませんが、
それは不可能です。

相手に対して完璧であれ(問題を起こすな)という考えは、
怒りと批判からのコミュニケーションを生み出しやすく、
トラブルを招きやすいです。

基本的に人間は完璧でないのだから、
このような状況では何が有効かな?と
観察と好奇心から接することは賢いでしょう。

キレる人の中には暴君のような人もいるわけです。

ヒットラーに注意をして更生するならどんどんすれば良いでしょう。
そこまで歴史を遡らなくとも、
彼の地のリーダーにそんなキレ方をする人はいるかもしれませんね。

キレることで周囲をコントロールし、
「自分は強いんだ」とか「自分は正しいのだ」とかと、
力づくで己の価値を証明したり確認しようとしている人たちは存在します。

裏を返せば、自分は正しくないのではないか、自分は弱い、
取るに足らない人間なのではないかと、恐れを抱いている人たちです。

その防衛としてのキレであることが多いのです。
そうならざるを得ない、私たちの理解に及ばない過去があるのでしょう。

そのような状況下で彼らは周囲の注意を必要としません。

中には鬱積したものを発散するために、対象を問わず、
キレること自体がある意味目的化していることもあるわけです。

ですので、フクロウさんやご主人が誰かを注意するときは、
その行為が有益にはたらく相手なのかどうかをきちんと見極める上で
行動することが賢いでしょう。

相手の満たされないニーズをフクロウさんが深く理解して、
それを満たすことで、その相手をより楽にさせ、
より適応的な行動ができるようにしてあげたい、すなわち
「あなたは価値ある存在だ」と感じられるように接するような、
慈悲の心からの行為なら別でしょう。

本当に相手がより良くなるためには
慈悲以上にパワーを発揮するものはないでしょう。

ただし、これには大きなエネルギーと時間を必要とします。

果たしてフクロウさんは人生の一幕に
そのような人との関わりあいを含みたいと願うでしょうか。

そうでないのであれば、キレる第三者への対処は「残念だ」と、
スルーすることが賢いこともあると知ってください。

世の中のすべての人が好意的な態度であるに越したことはありませんが、
そうでなければ人生が機能しないわけでもありません。

「正しさ」を勝負する意味があるのか、
それはさらなる怒りや不調和を招きかねないか、
賢い判断をして調和を創造することを意識してみることをお勧めします。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、rikoさん(40代・専業主婦)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも、メールマガジン拝読しております。

先日の相談者、他人からの反応が怖いとの相談者への回答に、
過去に大切な人(おそらく親)から日常的に、あるいは、強烈に怒られた
経験がおありかもしれません。とありました。苦しくなりました。
私が今、その大切な人、親同様の事をしてきてしまった母親なのです。

中一の娘は一学期から不登校になりました。向き合って三ヶ月、芯の理由
はまだまだ吐き出せず、本人もわからない状態で、コントロールできない
強烈なイライラや癇癪のような怒り、「この状況をなんとかして欲しい」
という叫び。先日口論になった時は、「ママがずっと怖くて、言いたい
ことも言えずに我慢してきたんだ、こうなったのはママのせいでもある」
と、泣きながら訴えました。

不登校になってから、極力怒らないように努めてきました。
初期は猛烈に責めてしまいましたし、今も時々怒ってしまうことも事実です。
否定するような意見をしてしまう事もあります。学校へ行けない要素は、
「勉強がとにかく嫌でやりたくない」とのことですが、本当は、私が与え
た影響が隠れているのだと思います。

娘と信頼関係を取り戻したいのですが、その方法が分かりません。
思い通りにいかない怒りが消えないのかと思います。娘が甘えてくる事に、
身体がそっと避けてしまう自分をどうしたらいいのでしょう。
目を合わせて話せない時もあります。これでは娘との距離を縮めることも
難しい……

娘は私のことが大好きで、一番に理解して欲しい気持ちは充分に伝わって
きます。もちろん娘は大切です。でも無条件に愛せていない自分に
ショックもあります。信頼関係を取り戻せる自信がありません。
娘の愛し方、娘に与えてしまった傷を癒す方法を教えてください。
~~~~~~~~~~~

rikoさんの苦しみ、そして娘さんへの深い愛情が伝わってくるご相談内容
です。

娘さんに対して、思い通りにいかなくて怒りが出てくるということ。

母親には、「娘にはこうなってほしい」という理想がありますね。
そのことによって、理想の母親になれる、自分を認められるという思いが
rikoさんの中にもあるのではないでしょうか。そして、この価値観は、
おそらくrikoさんもお母様から、お母様はおばあさまから、受け継いできて
しまっているのではないかなと思います。

娘さんは、勉強が大嫌いと、とても素直に、正直におっしゃっているよう
ですが、ここは本当に救いだと私は思います。

勉強が嫌いで行きたくないということは、もしかすると、rikoさんが娘さんに
「勉強をしっかりやりなさい。いい成績をとりなさい。学校でいいパフォー
マンス上げなさい。そうしたら、そういういい子になれたら、私はあなたを
愛してあげますよ」というような、条件付きの愛情を、無意識のうちに表現
してしまっているのかもしれません。

いかがでしょうか?

それは、rikoさんのお母様にもさかのぼることができます。
いい母になるために、あるいは、いい嫁になるために「娘にしっかりして
もらわなきゃ」と、自分自身を娘のrikoさんに投影していたかもしれません。
そして、その流れで、rikoさんも自分自身を娘さんに投影して、ここまで
頑張ってこられたのかもしれませんね。

ここで、代々の悪循環を自分で絶ち切るという決意をされてはいかがでしょう。

rikoさん自身も、「私自身も、娘も、唯一無二の個性を備えた価値ある人間だ。
学校にちゃんと登校しているかどうかや、勉強がどれぐらいできるかで価値が
決まるわけではない」と捉えてみるのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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何かが出来なくても価値がない人間ではない。
愛される、大切にされるに値する人間だ、
と先生のお話を聞いてから、そう思おうと心がけています。

ですが、小さい頃の刷り込みから
なかなか脱することが出来ません。

私の母親は、他人より抜きん出ているものがないと
価値を認めない人でした。

スポーツなら1位をとれなければだめ、
勉強も成績がトップでなければだめ、
書道や絵画、習い事や作品製作などもすべて、
賞をもらっている人だけが優れていて、
母が価値があると認める人でした。

そのようなことに全く縁のなかった私は、
いつもダメの烙印を押され続け育ったため、
なかなか先生のお言葉を腹に落とし込むところまで
至ることができません。

口には出しませんが、私自身も抜きん出ているものがない人のこと
を価値がないと、心の中で位置付けている傾向があります。

夫や子供たちの手前それは口に出さず、子供にも、
「そのままのあなたを愛している」と伝えるようにしていますが、
私自身腹の底からそう思えていないことに
やましさや薄っぺらさを感じています。

先生のプログラムも購入し取り組みましたが、
理解はできたのに自分に落とし込めないという、
あと一歩のところで停滞したまま数ヶ月が過ぎました。

私は今後どうすれば腹の底から、
そのままのあなた・自分で価値があると思えるようになりますか。

【サリー・40代・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

素のままの自分を認めるというのは、
人生で最も大きな課題であると思います。
それを成し遂げずに人生を過ごす、
あるいは終える人も多くいることでしょう。

サリーさんはそれだけ難しい課題に取り組んでいるのです。
ですので気長に構えてみることをお勧めします。

実際に、素のままの自分で良いと思えるかどうかは別として、
サリーさんがそのように思えるようになろうと心がけること自体が
大事な姿勢ではないでしょうか。

それはサリーさんが自分自身をないがしろにせず、
きちんと向き合っている証拠です。

たとえ、素のままの自分で良いと、ありありと感じることが難しくても、
それは実際に価値がないからではなく、
サリーさんもお気づきのように強烈な刷り込みをされたからでしょう。

私たちは感じることを事実だ、あるいは感じられないから事実でない
などと歪んだ認知で物事をネガティブに受け止めてしまいがちですが、
私たちの感情やフィーリングは真実と連動しているわけではありません。

感情は、私たちの”思い”に強く影響を受けます。

お母様が、「1番でないと価値がない」という信念をお持ちで
そのように育てられたので、サリーさんご自身も
その価値を無意識のうちに採用されたのでしょう。

では、世の中すべてにおいて抜きんでている人とは誰でしょうか。
本当に、それ以外の人は価値がないでしょうか。

すべてにおいて抜きんでている人をリストアップしてみてください。
もちろん、その人の裏まできちんと理解している前提です。

そのような人だけがこの世に存在していることをイメージしてください。

どうですか? イメージできますか?

お母様も人間。完璧ではありません。
きっと、すべてにおいて1番であれば、我が子も、お母様自身も
幸せになれると思っていたのではないでしょうか。

「幸せとはすべてにおいて秀でていること」といういびつな信念が、
人生の根底に流れているのだと思います。

そう、私たちみんなが抱きがちな信念です。

サリーさんにできることは、
その信念を手放す姿勢を育むことかと思います。

そのために、まず、その信念が出てくるたびに
「お、出てきたぞ」と気づきます。
きちんとモニタリングしてください。
気づくだけで暴走を止めることができます。

母から受け継いだ、なんでも1番信念がにょきにょき出てきたと気づけたなら、
そのことで得られるフィーリングをじっくり味わってみてください。
結末をスルーせずに向きあうのです。

その時、身体感覚にも注意を払ってみます。
その結末を味わった結果、今後もこの感覚を味わいたいと思うか、
ご自身に問うてみてください。

答えがNOであれば、
「1番でなければ」信念を手放すという立場をとります。

「すべてにおいて1番でなくても価値がある。
そもそもすべてにおいて1番の人などこの世に存在しない。」
「1番でなくても幸せに生きることはできる」と。

そして、1番でないけれども、素敵な人や尊敬できる人を
たくさん思い浮かべてみてください。

自分も我が子も、母親もその一人だと
ただ、それに気づくことができなかった不器用な人間なのだと、
愛ある微笑みで包み込んであげてください。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、そらっこさん(49歳・会社員)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
母が認知症で、実家や地元に行きたがります。
そこまで1日に何度か車で回るよう言われます。
時間を問わず、夜中でもです。
特に夕方から夜にひどくなります。

私と父で対応していますが、父のほうが母より高齢ですし、
疲れがひどいです。私も仕事や趣味の活動もありますし、
帰りが遅くなったり、疲労度が強いことがあります。

回って落ち着くならよいのですが、あまり変化がないのです。
私が趣味をやめ、友達付き合いもやめて、
母に尽くすのが良いのでしょうか?

介護保険の申請をしてサービスを受けようとしましたが、
拒否も強く、それも叶わない状況です。
母は家事もほとんどしていないですし、自分の部屋を片付けたりも
できなくなっています。このままでは家族が先に潰れてしまいそうです。

一応、地域包括支援センターに連絡してあり、
担当のケアマネージャーさんにも相談しています。
~~~~~~~~~~~

認知症の親がいる場合、そらっこさんのように悩まれている方が
たくさんいらっしゃるのではないかと思います。

認知症のタイプにもよりますが、自分の欲求を満たしたいという
感情がより表に出やすくなる人は多いです。

まず、お母様はどのタイプの認知症なのか、正確な診断を受ける
ことをお勧めします。

正確な診断を受けて、これがお母さんの病理から来ているもので、
健全な状態ではないとわかると、正常な状態での欲求ときちんと
区別ができるようになります。

そして、お母さんの全てのリクエストに必ずしも応じなくてもよい
ということも理解できるようになり、そらっこさんも少し安心できる
ようになるでしょう。

夜中でも時間を問わず、特に夕方から夜にかけてひどくなるという
ことは、お母様はやはり病理からそうしてくれとおっしゃっている
可能性が高そうです。

それに全部そらっこさんが応えていると、結局そらっこさんも
この濁流に飲まれて一緒におぼれてしまうという状態にもなりかねません。

自分たちができる最善は尽くしているんだということを、まず、
そらっこさんが自分で認めてあげてください。

最善というのは、肉体的、精神的、あるいは心理的、限界をきちんと
尊重して、ということです。

続きは、ビデオでお話しします……

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現在、外国人の夫と7歳の娘と夫の国で暮らしています。
相談は娘と私自身のことです。

娘に何度も同じ事を注意しても改めようとしない時や、
勉強やピアノのサポートをしているのに真面目に取り組まないことが
続くと、つい感情的になってしまうのです。

感情的になってはいけない、6秒深呼吸して心を落ち着けて、
など分かっているのですが、それでも「ドッカーン」と爆発してしまい、
その後、物凄く自己嫌悪に陥ります。

今日は娘へのイライラとそんな自分に嫌気がさし、
ついに娘の前で大泣きしてしまいました。

子供の前で泣くなんて、心配させてはいけないと思えば思うほど
逆効果で泣けてしまいました。

自分の幼少時は、宿題やお稽古事など親が付いていずとも真剣に
取り組んでいたので、娘の適当さが理解出来ないと同時に、
私の母も厳しかったので、自分は母のようにはなりたくない、
絶対穏やかで優しいママになりたいと思っていたのに、
それが出来ていない不甲斐なさでいっぱいになってしまうのです。

娘は好奇心旺盛な優しい子で、学校でも全く問題なく過ごしています。

もし娘を知っている方が見たら
「こんないい子にそんなに厳しくしなくても」と言われてしまうと思います。

実際、厳しかった私の母にさえ
「あんたの言い方はキツイ」と諭されてしまいました。

泣いてしまった後、娘にぎゅーとハグしながら正直に気持ちを話しました。
そしてもちろん、娘のことが大好きだと。

娘も一緒に泣きながら、
「ママ大好き。ママはママでいてよ。」と言ってくれました。

こんなことくらいで泣いたり感情的になって
子供の気持ちを傷つけて大変情けないです。

どのようにしたら爆発せず、穏やかに子供と過ごせるのか、
具体的なアドバイスや心の持ちようを教えていただけたら幸いです。

【moko・40代・フリーランス】

 
―――――――――――――――――
 
A:

FROM 川畑のぶこ

うんうん、そうそう、と、
6歳児を持つ身として、大きく頷きながら読ませていただきました。

mokoさんの、娘さんを思うが故のイライラや不安が
手に取るように伝わってきます。

よって以下は、mokoさんへのメッセージで
あると同時に、私自身、自分に言い聞かせる
内容であることをあらかじめお断りしておきます。

まず、人間は感情的な動物であるという本質を
素直に受け入れてしまいましょう。

イライラしたらいけないとか、ガミガミ言ってはいけないなどと
抑圧してみても、やがてどこかで鬱積して爆発してしまいます。

おそらくmokoさんもそれを繰り返してこられたことと思います。

残念だけれども、子育てにイライラ・ガミガミ・クヨクヨはつきものと、
ひとまず受け入れてしまいます。

ただし、怒りにまかせて怒鳴るというのが常態化するのは
避けたいものです。

ここで、「怒る」と「叱る」をきちんと区別して、
「怒る」を「叱る」に変える努力をすることを提案します。

怒りは思い通りにならない相手に対して、
自分の鬱積した感情をぶちまけるものであるのに対し、
叱りは教育的な姿勢を伴います。

子どもが自立し、自発的に行動できるために、
より賢くものごとを考え、判断し、自己表現できるようになるために
語気を強く注意やアドバイスをするのが叱るということですね。

たとえ叱っていたとしても、そこに愛が伴っていれば、
子どももその非言語的なエネルギーを感じ取るはずです。

子どもが取り組む必要のあることに、不真面目に取り組まず、
時として親をナメているときには、毅然とした、かつ愛ある姿勢で
子どもを叱るのは大事なプロセスとなります。

これは日頃からお互いの信頼感が育めていれば、
歪んで受け止められることもないでしょう。

そのためには、日頃から相手が愛されていると実感できるように、
愛情表現をしているかが問われます。

また、好ましくない態度を叱るだけでなく、
良い行いや、ありがたい行為に対して、きちんと褒めたり感謝したり
するプロセスは欠かせません。

叱る以上に褒めたり感謝したりする頻度が高いことは大事でしょう。

叱られることは、子どもにしてみれば好まくないものであっても、
健全な成長には必要なことがあります。

無論、親の思い通りにするために叱るのではなく、
我が子が自分らしさを発揮して良い部分はどんどん開発し、
自己実現できるように促すために、克服すべき課題から逃げることなく
真摯に取り組むためのサポートとして行われる必要があります。

我が子らしさとはなんだろう。
自分がそのように成ってほしいと望む我が子像と、
我が子がこのようになりたいと願う我が子像は合致しているだろうか。

これは、折に触れて問うてみると良い質問ではないでしょうか。

あなたのことが大好きだから、
あなたがなりたい自分になるためのサポートを、お母さんは一生懸命する。

でも、あなたよりもお母さんの方が頑張っているのはおかしくない?
あなたは自分のなりたいものになるために、頑張っているかな?
今後、頑張るかな?

母親は自分の幸せを真剣に思っているからこそ、
私を叱っているんだと伝わることが大事でしょう。

そしてきちんと叱ったら、いつまでもくどくどと言わず、
パッと切り替える術を身に付けたいものですね。

あとは、mokoさん自身も日頃から子どものことだけでなく
喜びを多く持っていて、簡単に気分転換ができることは
良好な親子関係を育むのに大事かと思います。

子育てがんばってください。

ーーー
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171002

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、雨さん(30代・会社員)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
二人の子供、夫と自分の関係について悩んでいます。
下の息子には愛着を感じるのですが、上の娘と夫には、愛情を持てて
いるのかわからないくらい、何をされてもイライラしてしまいます。

私は家事や人に尽くすことが苦手で、夫との同棲時代から、
仕事と生活(家事)の両立ができずに悩んでいました。
そのことを夫は理解し、自己嫌悪と戦いながら、夫に許してもらい
ながら、なんとかやってきました。

そんな私に家族は「あんなに優しい人、あんたにはもったいない」
と言い、私も同意していましたが、振り返ると、交際当初から、
彼の優しさと自分の至らなさに悩み続けた日々だった気がします。

下の子を妊娠中、夫にも家事を負担させてしまったことで夫が
うつを患い、私もうつ状態になり、休職の後に転職。その頃から、
夫にあまり立ち入ったことを聞かないよう気を遣い、弱音を吐かず、
自分を責めることも少なくなりました。

現在は二人とも服薬していません。しかし、夫と気持ちが通わなくなり、
夫婦生活もできなくなり、そのことで夫を傷つけてしまいました。

話し合いで唯一わかったことは、夫が私に"明るく前向きでなんでも
できる、子供たちの母親を望んでいるということでした。そのことが
影響しているのか、娘が私に似ているからか、娘に厳しく追い詰める
ような叱り方をしてしまいます。

また、娘は甘え下手で、私の嫌がることばかりします。そんな彼女を
可哀想だとは思えど、可愛いとは思えなくなってしまったのです。

夫や娘にイライラしないために、自分の問題をどう解決すれば良いのか。
いっそ外に出て働き、他の人と接することで自分を満たすことを優先
した方がいいのか。自分の気持ちや原因はわかるような気がするのです
が、前への進み方がわかりません。

どうか、アドバイスをお願いします。
~~~~~~~~~~~

雨さんが非常に自分を責めてしまっている様子が伝わってくる
ご相談内容ですね。

娘さんに対して、愛着・愛情を持てているのかわからないとのこと。
おそらく、ご自身を娘さんに投影してしまっていることが問題で、
雨さんが自分自身を否定してしまっているため、自分を投影している
娘さんのことも受け入れられていないようにお見受けしました。

ですから、課題は、娘さんがどうなる、ご主人がどうなる、という
ことよりも、雨さんが自分自身のことをどう受け止めているのか、
自分とどう向き合っているのか、というところだと思われます。

雨さんは、家事が苦手なのにもかかわらず、「私は主婦なんだから、
全部私がやるべきだ」という強い信念がおありではありませんか?
そして、そのことに苦しめられてはいないでしょうか?

もし雨さんが、苦手を克服しなくては私は価値がない、と思っていて、
家事全般を雨さんが全部やることで自分の苦手を克服し、自分の
価値を見出し、夫からも家族からも認められようと思っているので
あれば、これはとても苦しくなってしまいます。

続きは、ビデオでお話しします……

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結婚してちょうど10年になる夫と2人暮らしですが、
夫によくそのことを指摘されますし、
自分でも自覚することがあります。

夫は私より9歳年上ですが、
私に対してコンプレックスを持っていると言います。

私の幼少期は、ひどい虐待はなかったものの、
母親は手のかかる弟にかかりきりで、
父親は仕事で家にほとんどおらず、
私は放っておかれて育ちました。

それが普通だと思って過ごしていたのですが、
このような生育環境は私を深く傷つけていたということを、
20代の頃に受けたセラピーやカウンセリングで、
自覚するようになりました。

両親に褒められたことがほとんどないので、
何をやっても「まだ足りない」と思っている自分がいます。

学生時代の成績は、いつも中の中~下くらいでしたし、
就職してからも自分より能力のある人がたくさんいたので、
「自分は人よりも能力がある」とは思っていませんでした。
むしろ劣等感のほうが強かったです。

そのせいなのか、「なぜこのくらいのことが出来ないのだろう?」
と人に対して思ってしまうのです。

人が自分よりも何かの能力が劣っているとしても、
それぞれ個性があり、向き不向きがあり、相手を尊重すべき、
と頭では思っているのですが、知らず知らずのうちに
「このくらいのことはできて当たり前なのではないか」
と思ってしまうので、態度にも出ているのだと思います。

時々、周りの人に劣等感を抱かせてしまうようです。

夫の他に、仕事関係の何人かの顔も思い浮かびます。

相手を尊重するということがよくわからないまま育ってしまいました。

このような自分は、子供を産み育てる資格がないと思いつつ、
40歳を過ぎてしまいました。

相手と誠実に向き合うためにはどうしたらよいのか、
アドバイスをいただけますとありがたいです。

【みつみ・41歳・自営業】

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A:

FROM 川畑のぶこ

みつみさんは、よくご自身を洞察されていらっしゃるなぁと思います。

頭でわかっていてもそれができないことはいっぱいありますよね。
世の中、理屈では動かないことが多々あります。

みつみさんは常に「まだ足りない」ので、
常に努力し続けなければいけないという信念がベースにあるのですね。
これは苦しいですね。

人間は自分の価値が正しいかどうかを見定めるのに、他人と比較をします。

もし、周囲の出来ていない人や努力しない人を、
みつみさんが許し受け入れてしまったのなら、それは、
自分のいままでの努力を否定し、自分の価値が損なわれるような気がするので、
無意識のうちに、頑張らない人はダメな人=私は頑張るからOKな人 
と、己の価値を保証しようとしているのかもしれません。

あるいは、相手を過小評価すれば、
比較対象の自分の価値が上のように感じられるので、
無意識に相手を下にしているのかもしれません。

このような心理をディスカウントといいます。
価値の引き下げですね。

相手のディスカウントをやめるには
自分の価値を認めてあげることが最も効果的です。

頑張らなくてもOKだよと、
周りと比較して、優っていなくても大丈夫だよ、大好きだよと、
幼いころのみつみさんに伝えてあげてください。

また、みつみさんが知らない、
幼い頃のお母さんにも語りかけてあげてください。

お母さんもいろいろ大変で、私を上手に愛することが難しかったんだねと。

みつみさんの幼少期とおなじように、
お母さんの幼少期にも、さまざまな苦労があったかもしれないことを理解し、
それを包み込んであげてください。

やがて、頑張らねばいけないからではなく、
純粋に、みつみさんが頑張りたいから頑張るようになれるでしょう。

相手が頑張っているかどうかはどうでもよくなるでしょう。

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