Frisch gekochtes Kompott aus Aprikosen mit Vanille, Zimt, u.a. Gewrzen

FROM 川畑のぶこ

「幸せに生きるにはどうしたらいいんですか?」

こんな漠然とした質問をたびたび受ける。
もし、この質問に一言で答えられる人がいるなら
私のほうが教えてもらいたい。

幸せの感じ方は人それぞれ。
人とのつながりに喜びを感じる人もいれば、
自然とのつながりに幸福を見いだす人もいるよう。

何かを達成したことで充足感を得ることもあれば、
人の役に立てたときに生き甲斐を見つけることもあるだろう。

美味しいものを食したり美しいものを目にしたときに、
あぁ、生きててよかった!と細胞レベルでいのちに感謝するかもしれない。

幸せに生きるには… そのためには某かの条件が整ったら―
たとえば
お金持ちになったらとか
欲しい物が手に入ったらとか
好きな人と一緒になれたらとか
某かの条件が整ったのなら得られるものと思っている人も多いよう。

されど人間とはまこと欲深く、ついこの間まであれほど切望していたのに、
ひとたびそれが手に入ったのなら、喜びもつかの間、
すぐにまた足りないものに目が向き、それらが手に入らない不幸を罵り、
幸せになれないと感じたりするもの。

恋人さえいれば…
結婚さえすれば…
子どもさえいれば…
もう1人子ども産めれば…
こんなに産みさえしなければ…

何度となく臨床で耳にしたこれらの言葉。

それらの条件を求めている限り、幸せとはまるで影踏みのように
たどり着いたと思ったとたんに足下からスルリと逃げ去るよう。

幸せとは「何かを手に入れる」結果訪れるものではなく、
その瞬間その瞬間、目の前に展開されていることに幸せを感じること
のできる力のことをいうのだと、つくづく思う。

一定の条件を全て持ち備えている人ではなく、
どのような条件下でも、そこにそれなりの気づきや感動をもって、
前進する力に転化することが出来る人こそ、真の幸せな人ではないかと。

幸せのレセプタを磨くとでも言おうか、開発するとでも言おうか。

そのためにはまずそのことを意識することがキモかと、
今この瞬間、身の回りに起こっていることで、喜ばしいことやありがたいこと
を意識してみることからはじめてみると良いのでは、と伝えることにしている。

そして、それも難しいというのであれば、
もうひとつ、己に究極の質問をしてみる。

「もし今日が人生最後の日だったら?」と…

チベット仏教の僧侶たちは、
混乱したら「今日死ぬ」ことをイメージするのだそう。

死の瞑想を行うことで、
いったい今の自分にとって何が真に大切なのか、
人生のプライオリティーが明確になって頭の中が澄んでくるのだそうだ。

実はこれ、私自身も日々パクリで実践しているアプローチ。

壁にぶつかったり、判断に迷ったりしたときは、
「もし今日死ぬなら、あんたはどうするの?」と己に問うことにしている。

すると明瞭な答えが、おなかの底あたりから自然と湧いてくる。

死を意識するというのは、生を意識することに他ならない。

生を輝かせたいと思うなら、人生に限りのあることを知り
一瞬一瞬、目の前に展開されている奇跡に注意を払ってみてほしい。

全てに感動するのは無理にせよ、はっとする瞬間があるはず。

人生なかなか捨てたもんじゃない…
そう思えたなら、それは十分幸せなことではないでしょうか。

PS
★ チベット仏教僧侶・ダライラマ法王主治医
Dr. バリー・カーズィン来日イベントのご案内★
(川畑のぶこもプロジェクトチームの一員です)

【1】11月3日(火・祝)10:00-17:00[1-DAY]
ハートシェアリングフォーラム
『共に病に臨みいのちの大切さを知る私たち』にて
Dr.カーズィン講演「死と向かい合い・生と向かい合う術」
※どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申込み ⇒ 【 http://peatix.com/event/113683 】

【2】11月7〜8日(土日)[2-DAY]
『幸せの処方箋』慈悲を養う瞑想研修会
※どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申込み ⇒ 【 http://peatix.com/event/113762 】

150907

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

私の背後にあるのは、新しいピアノです。
皆さんにはおそらくグランドピアノに見えると思うのですが、
実は、グランドピアノ“風”の電子ピアノなのです。
(ハイブリッド・ピアノと呼ばれるらしいです、笑)

この家は設計上、大きい引き戸や窓がなく、
以前あったアップライトピアノが入らなくなってしまったので、
それは友人宅にあげて、その家にあった電子ピアノを借りていたのですが、
息子も最近ピアノを習い始めて、長く続きそうな感触なので、
この機会にグランドピアノ型のものに買い替えたというわけです。

今回、このグランドピアノ“風”が入ったことによって、
その昔、一度は音大を目指した私の夢が一部叶ったということもあり、
ちょっとウキウキ、モチベーションが上がっています。

さて、今日は40代のよしさんという方(性別は分かりません)からの
「怒られるのが怖い」というお悩みです。

「仕事などで怒られた時に、とにかく怖くなってしまいます。
『もうこの人いらない、首にしたい』と思われているのかとか、嫌われたとか、恥ずかしいとか、
怒られた内容とともに、色んな思いがくっついてきて、血の気が引きます。

萎縮してしまい、動機がしてしまい、どうしたらいいかわからなくなります。
残りの時間も、家でもずっと引きずります。
失敗するのが怖くなり、もう仕事に行くのが怖くてしかたなくなります。
それで辞めてしまったこともあるし、その恐怖があることで、
仕事が長く続けられないという思いがあります。

心におこる動揺をどうしたら、扱えるようになるか知りたいです。」とのことです。

とても繊細で真面目な方なのでしょうね。
仕事や周囲の人々と誠実に関わり合おうとしていることが、文面からも伺えます。

まず、「怒られた」のか、はたまた「注意された」「間違いを正された」のか、
そのどちらなのかを、正しく捉えましょう。

そして、ご自身がおっしゃっている「色んな思いがくっついてきて、血の気が引きます」
という点について、この「色んな思い」というのが、
実際に相手や周囲が思っていることなのか、よしさんがそのように思い込んでいることなのか。
ここをきちんと区別していくことが、大切です。

人間というのは、失敗を免れない存在だというのをきちんと知っておくことも必要ですね。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/5QoJf_Smf_I

 

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Business lunch

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
Q:前妻が使っていた台所

断捨離に興味を持ち、変化を求めてやり始めたのですが
壁にぶつかっています。

自分の持ち物は順調に扱えていたのですが、
台所やリビングでやる気がでません。

何故なら、私と夫は再婚同士で、この家は前妻と夫が建てた所。

私は10年前からここに住んでいますが、
環境に自分を合わせて来たことに気づきました。

家電も家具もすでにあったもの。
今さら愛情もって扱えないのです。

子供部屋が二つ。
30歳と26歳になる夫の連れ子は、独立してますが
沢山の荷物が置きっ放しの物置です。

空間がもったいないけど、私にはどうすることもできません。
夫に相談しても気にならない様子で、そのままです。

断捨離の作業が止まって、
私の人生も諦めのものになりかけています。

このまま、事を荒げずそっとしていくのもありでしょうが、
この家で私がくつろげる空間がないのが事実です。

引越すだけの経済的余裕は、現在ありません。

どうすれば良いのでしょうか。

【46歳 会社員 匿名希望】

―――――――――――――――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

前妻の持ち物や家具が気になり寛げない、
夫の子どもたちのモノが気になり寛げない、
引越はできない。

寛げない状態を寛げるようにするには、
物理的な変化を起こすか、
起こっている出来事に対する捉え方を変えるかの
いずれかになると思います。

まずは物理的に寛げる空間を持つための最大限の努力
をすることから始めることがベストだと思いますが、
最大限の努力はされたでしょうか。

「夫に相談しても気にならない様子で、そのままです。」
とありますが、相談したのでしょうか?

それとも夫の意見を聞いただけなのでしょうか?
どちらでしょう?

夫が「気にならない」という意見であれば、
大切な居住者である妻の意見は却下なのでしょうか。

話し合いというのは一方の言い分を
一方が我慢をして聞くということではありません。

自分と相手、双方の意見を摺り合わせて、
何がベストかを互いに模索することです。

まず、ご自身のニーズを明確にご主人に伝えてみてください。

「あなたはどう思う?」と主語を相手にすり替えず、
「私はこう思っている。こうしたい。」
ときちんと主張を私にして主張します。

相手を攻撃する必要も批判する必要もありません。

相手は悪意でそのようにしているのではなく、
今までそうだったから気にならないだけなのですから。

むしろ「ああ、そんなに気になっていたんだ」と
びっくりするかもしれませんよ。

「環境や周囲に合わせてきたことに気づいた」とありますが、
ご自身ですらようやく最近気づいたことであれば、
ご主人はなおさら気づいておらず、
夢にも無理に合わせているとは思っていないかもしれません。

自分と同様、妻もさして気にならないのだろうという
イメージではないでしょうか。

また、きちんと主張をして伝えたなら
「そんなに気になっていたなら変えれば?」
とあっさり返答するかもしれません。

もちろん快く思わないケースもあるかもしれませんが、
少なくともきちんと伝えることで妻のニーズは把握できます。

自分は主張せず、夫が自ら察して変化の動機を得ることを
待つようなことだけは、不毛なのでしないよう心がけてください。

いたずらに消耗するエネルギーを、
自分の思うことを伝えるエネルギーに変えてみてください。

相手を悪者化して惨めな状態でいるのも、
自ら変化を起こして(時として自分が悪者化される立場に立って)
言いにくいことを主張することも、
いずれもエネルギーを要することです。

どうせなら建設的な方向にエネルギーを使いたいものですね。

勇気を持って相手に敬意と愛情を示しながら、
穏やかに、丁寧に、主張してみてください。

それでも変化を起こせない場合は、無いものに目を向けるのではなく、
今与えられているものでありがたいものやことに
目を向ける努力をしてください。

極論でいえば、パーソナルスペース(ご自身のテリトリー)は、
赤の他人がひしめく飛行機や新幹線の中の一席でも、
また満員電車の中でも確保できます。

6畳一間すべてを自分のパーソナルスペースに出来なくても、
居住空間の一角に自分が自分に帰れる場所を
意識的に作ってみてください。

参考になるかどうかわかりませんが、
私は現在住んでいる自宅に自分の部屋というのを持っていません。

夫と息子は持っていますが
私は自分の部屋を特に所有したいという欲もいまのところありません。

ただし、平日自宅にいる場合は、
家族が帰ってくるまでの時間や、今このメルマガを執筆している
家族が寝静まった後などは、リビングとダイニングは私の自由なスペースです。

全てのスペースではなく、その中で1平方メートルくらいでも
自分の思うようになれば、イマジネーションはふくらみ自分の世界をつくれます。

時間や場所を限定して意識を変えれば、そこで寛ぐことも可能です。

さらに、我が家には私個人は愛情が持てないものもたくさんあります。

3人家族がいれば、それぞれの価値や好みもさまざまです。

結婚や家庭はそれらをどう摺り合わせていくかが、試される場であって、
全てを妻の、あるいは夫の、はたまた子どもの好みにする場ではありません。

全てのモノにときめいて、愛情をもって扱う必要もありません。

夫の大切にするものを妻が理解することで家庭内が円満になるのであれば、
それは「ときめく」ことはなくても家庭内には「必要」なものです。

私はそれらを宝物ならぬ政治物と読んでいます。

宝箱ならぬ政治箱も持っています。

それらを持っていることで人間関係や己の生きる社会がうまく回る、
すなわち損をしていることもあるかもしれないけれど、
得ているものはたくさんある、ということを自覚し意識しているので、
そこに苦しみはないのです。

行動を変えるか意識を変えるか、その両方か、
ぜひチャレンジしてみてください。

応援しています。

———————–
★ 川畑のぶこによる公開断捨離セミナー
(今週末9月5日)
新宿『朝日カルチャーセンター』にて開催です:
詳細・お申込みはこちら⇒ https://goo.gl/GpM9tg

maxresdefault

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

先日、仕事で香港に行ってきました。

ゴンピン(昂坪)という街にある山をケーブルカーで25分間ひたすら登り切った所に、
ものすごく大きなお釈迦様、ブッダの銅像があります。

以前、やはり香港で仕事をしたときに高速道路からその銅像を見てびっくりし、
いつか行ってみたいと思っていたのですが、今回、仕事でご縁のあった方からお誘いがあり、
インターナショナル・マインドフルネス・コンフェレンスという、
マインドフルネス指導者の国際会議に参加するため、
その地を再訪するという巡り合わせとなりました。

5時起床。まずお寺でマインドフルネスの瞑想をし、みんなで歌を歌い、それから会議です。
世界各国から医療者やメンタルケアの臨床心理学者、教師、社会福祉士、世界平和の活動家
などが集まって、素晴らしい、実りあるレクチャーとパネルディスカッションが行われました。
その内容については、後日またどこかでシェアできたらいいなと思っています。

さて、今日は40代の女性からご相談いただきました。

「認知症へ向かう姑との付き合い方」。
これは、40代、50代になってくると、親あるいは義理の親に対して
多くの方が抱えるお悩みではないかと思います。

「軽度認知障害の義母と二世帯暮らし。
生活はほぼ自分でできますが、 物忘れがひどくなってきており、
何かが見つからなくなると、嫁の私が隠したり盗んだりしていると思っています。
病気なのだと頭では理解していても、心がついていかれません。
もう嫌だと思ってしまう自分を責めない、ということも含め、
いろいろな思いが出ては消え、me firstの精神でいても気分が上向きになれません」
とのことです。

経度の認知障害では、物忘れがひどくなるというのと、
誰かに物を盗まれたと言うのも症状の一つです。
病理の「正しい理解」、そして「冷静な態度」が必要になってくるでしょう。

「なくなって困っている」という患者さんの気持ちに耳を傾け、
寄り添う、具体的で時に有効な方法も、一つお伝えしたいと思います。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/ixtXUbkzGEs

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Vintage still life: flowers in bucket, pink alarm clock and bucket on wooden table outdoors

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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――――――――――
Q:自分は一体何をしたいんだろう?

私は自分のために何かをすることができません。

結婚前は読書が趣味だったのですが
例えば本を読もうとしても、
家のことをきちんとしてからやろうと思ってしまう。

そうすると家事って際限なくでてきます。

で、それをやっているとどんどん時間がなくなります。

そして、どんどん後回しになってしまい、
それで図書館に本を借りに行けなくなり
本を買っても積読になって読まない

「無駄なお金を使ってしまった」で買わなくなる。

今まで買った本も読まなくなります。
そして、邪魔だとなってBOOK OFF行き

その空間があく→娘の物置場になる
(娘はバイト代でたくさん服をかいます。でも捨てないんです)

それの繰り返しで、
今は家の中に自分の場所がたんだんなくなっていきます。

他のこともすべてそうです。

家族のために…で過ごしてきたからか、
「じゃぁ自分は何をしたいの?」となると何もない、真っ白です。

【52歳 専業主婦 うさぎ様】

―――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

人間には、楽しんでエネルギーをチャージしてから仕事をしようと
するタイプの人もいれば、
やるべきこと(仕事)をしてから褒美として楽しもうというタイプの
人がいるかと思いますが、うさぎさんのケースは後者ですね。

どちらが良いということはありませんし、人それぞれではあるかと思います。

ただし、気をつけるべき点は、うさぎさんのおっしゃる様に、
家事というのはこだわりだすと網羅する範囲が際限なく広がっていくので
なかなか仕事の終わりが見えないことです。

家事を自分なりに完璧にこなしたいという意識が強い人だと、
読書などで自分を楽しませることに罪悪感を覚えることも
あるのではないでしょうか。

このような時におすすめしたいのは、
遊びも喜びも人生の大切な仕事と切り替えることです。

私たちの文化・社会では、遊びの価値や自分を喜ばせることの価値
というのはないがしろにされがちですね。

うさぎさんのように、多くの人がそれらは時間が余った時にだけ
己に許可を与えているのではないでしょうか。

ところが、生きる目的は幸福を体験すること。

このことを思い出し、人生の大切な仕事として優先順位を高くして、
日頃から意識的に時間を取ることをおすすめします。

スケジュール帳に具体的に何曜日の何時から何時まで「読書」
と記入してみてください。

人生の目的に通じるその仕事を実行するために
家事のいくつかは手放すようにしてみてはいかがでしょうか。

それでも人生は機能しますし、
むしろ以前より機能的になるかもしれません。

うさぎさんご自身の幸せも、娘さんや家族の幸せ同様に
達成されるべき大切なものであることを忘れないでください。

150824

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

5月の終わりから 6月にかけて、無料のオンラインセミナー3回講座をしました。
(受講くださった皆さん、ありがとうございました!)

手前味噌ながら(笑)かなり充実した内容をお届けすることができました。
お陰様でとても大きな反響があり、「もっと知りたい」「これについてはどうなの?」
とたくさんのお声をいただきました。

これは本当にうれしいことで、そうであれば、
もっと教育的な内容で講座の製品を作ろう!という話になりました。

そして、それならば、実際に皆さんが抱えている悩み、リアルな事例を
ケーススタディとして盛り込もうということで、
3回講座をご受講くださった方の中からご自身の事例を提示してもよいという
20余名の方に、計6回にわたって、お話を聞かせていただくことになりました。

今日はその第1回目。
今まではオンラインやメルマガでしかつながっていなかった皆さんに、
実際にお目にかかれるうれしさと、皆さんのご好意に感謝する気持ちでいっぱいです。

今回の製品企画については、後日あらためて事務局から案内させていただきますので、
ご興味のある方はぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

さて、本日のご相談者は、
「職場で毎日イライラする自分が嫌です」という50代の女性会社員の方です。

「構造設計の職場で20人程度。経理、総務の仕事と雑用を全部任されています。
社内の人は、朝あいつさしても声が小さく、あいさつしない人もいます。
若い社員の掃除当番はありますが、無視する人もいて、お願いしても反応がありません。
社内で報告連絡、整理整頓、気の利く人は2〜3人くらいです。
この自分と違う感覚が受け入れられずに病んでいます。
どうしたら毎日ご機嫌に暮らせますか。」

というご相談です。

とても真面目な方で、いろいろなことに誠実に対応されているのだろうな
ということが伝わってきます。
きっと仕事のできる方なので、周りからもいろいろなことを依存されてしまう
のではないでしょうか。

お茶くみやゴミ拾いが苦痛ということですが、
もし、それらの仕事を低く見ていて、それをしている私は低い立場だ
というような信念が働いているのであれば、まずはそれを取り除くことです。

そして、これをする人もいればしない人もいるということに関しては、
ふさわしい方向性を「提案」してみてはいかがでしょう?

思ったことを飲み込まずに、また批判せず、不平不満を言わず、
健全に提案してみる。

キーワードは「健全なコミュニケーション」です。

また、あいさつに関しては「価値観」が関係してきます。
人それぞれ価値観が違う世の中、ある程度の割り切りも必要です。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/b6w0C5LIcsQ

 

PS
「自分と違う他人の言動が気になってイライラしてしまう」
「常に気がかりなことがあって、機嫌よく暮らせない」、、、
そんな方には、こちらのプログラムが役立つかもしれません。

http://123direct.jp/tracking/cr/Pl2OCD8S/200715/14547363

 

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Elderly couple rest at tropical resort

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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――――――――――
【Q】家内が老人ホームに入ったのですが…

私は86歳 家内は83歳
家内は2年前からアルツハイマー型認知症と診断され、
次第に家事もできなくなり、
失禁、徘徊ががあらわれるようになりました。

この二年間介護してきましたが、
耐え切れず、有料老人ホームに委託しました。

介護から解放され肉体的にも心理的にも楽になりましたが、
生き別れの状態では常に家内のことが気になり、落ち着かないし、
自分の生活をどうしていけばよいか悩んでいます。

家内の病は治る見込みはありませんので、自然に任せ見守ってやり、
自分は残された人生をゆっくりと過ごしたいと思いますが、
もう一つ納得できません。

【86歳 男性 tomy様】

―――――――――――――――――――――――――――――
【A

FROM 川畑のぶこ

tomyさんのように人生の伴侶が認知症を患い、
介護に苦労される方は多くいらっしゃり、
同じような苦しみを抱いていらっしゃいます。

tomyさんが、もう一つ納得がいかないのは、
どこかでまだ罪悪感や後悔が残るからではないかと察しますが、
人間が断腸の決断をするときは、どのような選択をしても、
少なからず後悔は伴うものです。

tomyさんが、その時点での、物理的、精神的、肉体的な限界を尊重し、
散々逡巡した上で下した判断であれば、
それはその時点での最善の選択であったということを
思い出してみてください。

物理的・肉体的・精神的な限界がないのなら
いくらでも理想を追い続ければ良いでしょうが、
私たちにはそれぞれの限界があります。

それを素直に受け入れず、
今の自分でない、誰かの限界を採用したり、
限界を知りながらも無視して無理をし続けたのなら、
かならず何れ破綻するでしょう。
奥様との関係性もいよいよ不健全なものになるはずです。

tomyさんはその時点でのベストを尽くされたのです。
人生には忍耐を必要とする場面が多々あります。

全体の流れを考慮した結果、互いにとって健全な判断をするときに、
手放さなければいけないものもあります。

生き別れではなく、心できちんと繋がっているということを
思い出してください。
会いたいときにはいつでも会えるのだと。

物理的にも、肉体的にも、精神的にもゆとりがない状態で、
質の薄くなってしまったサポートを日々行うのではなく、
物理的に関わる時間は少なくなったかもしれませんが、
精神的にゆとりをもっているが故、質のともなった濃い時間を
共に過ごせると考えてみてください。

一緒にいる時間の量よりも、その質が重要です。

奥様と一緒にいられない時間に焦点を当てるのではなく、
一緒にいられるその瞬間を、より生き生きと心を込めて関わり合い、
愛ある時間をじっくりと味わうよう心がけてみてください。

奥様にとっても、tomyさんの笑顔が何よりの薬となるはずです。

maxresdefault (16)

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

今日も皆さんからお悩み相談に、私なりのベストを尽くしてお答えします。
必ずしも的確な答えではないかもしれませんが、
イマジネーションを働かせ、いただいた文面からできる限り
キーワードを拾って、それを膨らませて、お答えしたいと思います。

今回は、家族との穏やかな付き合い方を知りたいというご相談をいただきました。

「機能不全家族で育ったので家族という安らぎを知らないため、
今の家族ともどうやってコミュニケーションをとればいいのかわからない。
特に娘との関係がギクシャクしていて難しい。
娘は家に帰るとほぼ部屋に引きこもっている。そんな姿を見ると自分の若い頃と同じ。
どうにかしたいのだがどうしたら良いのかがわからない。
娘と話すと緊張するし、なかなか本音が言えない。
貸しているお金を請求しても嫌な顔をしてなかなか返してくれない。
そんなことばかりなので言いにくくて苦痛、等、話したいことはいっぱいあります」

というお悩みです。

まず、ご自身が機能不全家族で育ったということで、安らぎを知らないとのこと。
とても残念で大変な家庭環境だったのだろうとお察しします。
ただ、この「安らぎを知らない。でも自分はその安らぎを得たいのだ」という
ご自身のニーズがあるということは、ぜひとも大事にされてください。

それを実現することは、場合によっては困難かもしれません。
でも、困難イコール、不可能ではありません。
困難でも可能だ、という立場、
自分は家庭に愛と安らぎ、心の平安を求めるし、それを作っていく人間なんだ
という立場を、まずはとってみてくださいね。

コミュニケーション下手であることについては、
自分の思いとともに、ご家族に素直に伝えてしまうのも一つの方法です。

器用に、上手になってからコミュニケーションしようとするのではなく、
自分は不器用だしコミュニケーションが苦手だけど、これを上手にして
家族みんなとうまくやっていきたいという気持ちはあるのだと、
その意思を伝えておくことは、
家族があなたの真意を理解してくれることにもつながるでしょう。

娘さんに対しては、ぜひ「ケアの精神」で。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/MCvCUjrB-8Q

 

PS
「人とのコミュニケーションがうまくできなくて憂うつ」
「常に相手を傷つけてしまっているのではないかと不安」、、、
そんな方には、こちらのプログラムが役立つかもしれません。

http://123direct.jp/tracking/cr/Pl2OCD8S/200715/14547363

 

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Portrait of happy woman sitting on sofa

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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――――――――――
【Q】自分を大切にするには?

断捨離の実行には自分軸で生きることが不可欠だ
と書かれていますし、私もそう思います。

でも、現実は夫や娘たちの意見ややりたいことを優先させることが
習い性になってしまっている自分がいます。

昨日も旅行中、博物館で見たい展示があったのに、
中で子供が喜びそうなイベントをみつけた途端、
その展示のことは頭から消え、イベント向かう自分がいました。

結局、子供たちはそれほど興味を示さず、
私は見たい展示が見れずで、我ながら何をしているのかとガックリ。

自分に自信がないのではないかと思います。

こうしよう、こうしたいと家では考えてしながら出かけても
その場で他の人に何か言われるとコロッと自分の考えを捨ててしまうんです。

まるで自分を捨てているようです。
どうすれば自分をもっと大切にできるのでしょう。

【55歳 主婦 アグネス様】

―――――――――――――――――――――――――――――
【A】
FROM 川畑のぶこ

アグネスさんのように、自分のことよりも
子どもや夫のことを常に優先する母であり妻は多くいると思います。

自分軸を実践する際に、必ずしも他人を満たすことを優先してはいけないか
といえば決してそうではありません。

私たちの喜びには、自分で自分を満たす喜びと、愛する者を満たす、
または愛する者が満たされる喜びとがあります。

どちらも大切な喜びあり大切な心理的ニーズです。

自分の喜びは相手の喜びであり相手の喜びは自分の喜びという
非二元性に気づくことができたのであれば、この上ない幸せではないでしょうか。

アグネスさんが博物館のケースでは
「私は私自身を満たすために相手を満たそうとしている」と
より自覚的に意識して子どものためのイベントに行けたのなら、
苦しみは減ったのでは無いかと思います。

私たちはそのことを歪曲して、自己犠牲を払い相手を満たしてあげている
という意識があるので、恩着せがましさが出てきてしまいます。

すなわち、相手が喜べば自己犠牲のお手柄であり、
喜ばなければ、自己犠牲を払ったのに、見返りが得られず損をした
という心理状態に陥るのです。

こうして落胆したり怒りを覚えたりします。

自分のニーズでなく、相手のニーズのためにやってあげているのだという幻想を
自分が相手の喜ぶ顔が見たいから、そのことによって「自分を満たしたいから」
やるのだと意識を切り替えることです。

そうであれば結果への執着は減るでしょうし、とらわれから解放されるでしょう。

子ども達は喜ぶかな?どうかな?という、子どものイベントへ行くプロセスそのものが
すでにワクワク感をもたらす喜びだと知り、結果は嬉しいことも残念なこともある。

これは、自分を喜ばそうとして某のイベントに参加しようとしたときも一緒。
喜ばしい結果のこともあれば残念な結果のこともあるでしょう。

人生とはそういうものであると受け入れ、うまくいかないチャンスもあるからこそ
うまくいったときの喜びも大きいことを受け入れることが出来たのであれば、
落ち込みも減るのではないでしょうか。

自分を満たすか相手を満たすか、両方大切ではありますが、
そのバランスも大切にしてみてください。
人によってそのバランスも違ってくると思います。

アグネスさんの場合は、前回は子どもを優先して満たそうとしたので、
今回は自分を優先して満たそう、というようなバランスの取り方も
良いかもしれませんね。

もちろん、自分を満たすときに、必ずしも家族を巻き込むイベントとは限らず、
家族抜きの場で前回のバランスとして自分を満たすことだって可能なわけです。

自分を満たすイコール誰かが犠牲を払う必要はありません。

人の意見や反応に影響を受けないところで、
まずは自分を満たす練習をしてみてはいかがでしょうか?

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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。
立秋とは名ばかり、暑い日が続きますが、お元気でしょうか。

前回のメルマガでもお伝えしましたが、
ロサンゼルスに旅立つ前日、晴れて、私の足からはギブスが外れ、
今はもうサポーターを着けるのみで、自在に動けるようになりました。
今日は後ほど、松葉杖を整骨院に返却しにいく予定です。

さて、今回は「夫の性格を変えたい」というご相談をいただきました。

「結婚25年ですが、もうずっと夫のことを尊敬できません。
年齢とともにますます向上心がなくなり、愚痴が増える一方で、
一緒にいると強いストレスを感じます。
(中略)
今すぐにでも別々に生きていきたいですが、
私は再婚なので、また離婚となると親に申し訳ないし、
娘のためにもどうしても離婚は避けたいのです。
でも、娘が独立した後の二人きりの生活を考えると、絶望的な気分になります」

というお悩みです。

愛し合って結婚した。
当時は相手のことを尊敬できて、結婚したとしても、
時間がたつと関係性はどんどん変わっていきます。

人生は本当に無常で、その状態が永遠に続くことはありません。
約束したのだから、それが永遠に続くと思うと、裏切られることも多いです。

残念なことではありますが、夫も妻も変化します。
起こり得ることが起きている。
その変化に自分がしなやかに対応できるかどうかには、
「結婚観」、結婚をどう捉えるかということが大きく関係してきます。

また、結婚生活では「どれくらい許容できるか」「どこまで妥協できるか」
も試されますね。

「別々に生きていきたいが、自分は再婚なので、また離婚となると親に申し訳ない。
娘のためにも離婚は避けたい」という点については、今一度、
親御さんの立場、娘さんへの影響についても、考え直してみる必要がありそうです。

結婚を続けるにしても、離婚するにしても、いずれにしても「苦しみ」は伴います。
であれば、より全体性を俯瞰し、それぞれの人生に何が健全に機能するのか
というところも丁寧に見ていきましょう。

そして、何よりご自身のケアをお忘れなく。
自分に厳しい人は、他人にも厳しくなりがちです。
自分自身から厳しさを外すことで、人にも優しくなることができ、
結果、楽に生きることが可能になることがあります。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/zFFA2ARx9d0

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