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FROM 川畑のぶこ

今日は、ワンニャン大好きさん(50代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】特にここ1〜2年、昔の嫌な記憶を
毎日のように鮮明に思い出すことが多くなり、
気分が悪くなります。

小学校高学年から中学にかけて、頻繁に、
実の兄に、睡眠中に身体を触られたり、
入浴中にいきなりドアを開けられたり、
部屋をこっそりのぞき見されたりしていました。

新興宗教を信仰している母に相談しても
「自分の息子がそんなことするはずがない」という考えで、
本人に確かめることもしませんでした。

私の言うことには聞く耳を持ってくれず、
自分の世界で忙しいという感じで、
それ以上何も言えませんでした。

兄は、親の前では優しい良い子でしたが、
私や弟には威圧的で、楽しく歌ったり喋ったりしていると
「うるせえ」と大きな声を出したり、
大きな音を立てたりしたので、
のびのびと生活ができませんでした。

進学したり結婚したりで、
距離的にはすっかり離れたにも関わらず、
テレビで性的虐待のニュースを見たりするたびに
「あれは虐待だったんだ」と認識し、
怒りが込み上げたりザワザワと嫌な気持ちになったり
するようになりました。

近年は、無意識に、常に思い浮かぶ感じが多くなり、
気分が悪くなります。

ここ数年は顔を合わせていませんが、
親戚に何かあれば会う機会がやってくると思うと
本当に嫌な気持ちになります。

何事もなかったかのように、
LINEを繋げようとしてきたり、年賀状を送ってきたり、
コンタクトを取ろうとしてくることがとても嫌です。

全ての事実を兄の家族に伝えてやろうかと思ったりもしますが、
義理の姉や甥っ子・姪っ子はとても良い人ですし、
自分がスッキリしたいだけだなと思い直して、
自分を止めています。

自分の今の生活にも不満はなく、家族の仲も良いです。
なのに、昔のことで今頃なぜこんなに
嫌な気持ちになるのでしょう。

心の底にあるものをきれいに消化したいです。

自分の気持ちを健やかに保つには
どのような方法があるのか、
ぜひ教えていただきたいです。

よろしくお願い致します。

【A】近年では、虐待やハラスメントに対する
意識が高くなってきて、
社会もそういったことを許さない、
これも暴力で、許さないんだという気概ができてきて、
立ち上がる人も増えてきたと思います。

そのような中で、ワンニャンさんも、
自分もそういう被害者だったんだと
改めて認識されたわけですね。

虐待を受けているとき、私たちは何か変だな、
嫌だな、気持ち悪いなとどこかで思っているのに、
平気なふりをしてしまったり、心に蓋をしてしまったりして、
あまりにも嫌すぎて向き合えないからなかったことにしてしまう、
そんな心理が働いてしまうんですね。

ワンニャンさんも、子ども心に何かおかしいこと、
許してはいけないことが起きていると思ったから、
お母さんに相談したわけですよね。

でも、お母さんがその時に向き合ってくれなかった、
ワンニャンさんにとって辛いことを受け止めてくれなかった、
保護者である、本来なら守ってくれなければいけない人が
守ってくれなかったというのはとてもショッキングなことですね。

当時の嫌な感情が、今また出てきているというのは、
もう抑圧をやめて解放しようということが、
ワンニャンさんの中で起こっているということでもあります。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、フクロウさん(60代・介護士)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
昨年も一年ありがとうございました。
おかげさまで心を大きく曇らせる事なく、亀のような歩みではありますが、
前向きな日々を過ごせる一年となりました。

私の2019年の「なりたい自分」は、怒りの感情を抑えて自然な笑顔を
出せる自分になる事です。外国人の方が、店員さんに当たり散らし、
物を投げ付けたりしている映像を最近テレビで見ました。

原因はとても些細な事だったり、自分の勘違いだったりで、働いている側の
店員さんも怖くて大変だなぁと思いつつ、私自身も時間のない時などに
対応の遅い店員さんにムッとする事はあるなあと感じました。

逆に、自分も仕事で不条理だと思うような言葉を利用者さんからかけられた
時に、怒りの感情が込み上げ、自分を守ることを最優先にしてしまい、
言葉の奥にある相手の心情を受け止める余裕に欠けてしまい、
介護士としてまだまだだなぁと思う出来事もありました。

同僚や友人知人との会話も、健康問題や家族や仕事の愚痴話で話が盛り上が
ってしまい、逆に楽しかった思い出話などは他人にはあまり話さないように
した方が良いのかなぁと感じ、自分の宝物にしています。
ブログやフェイスブックなどで発散されている方も今は多いと思いますが、
私は苦手でやっていません。

自分なりの過ごし方を見つけ、他人を傷付ける事なく他人に嫉妬する事も
なく、自然体で過ごせる人間関係をさらに構築できるような、明るい一年に
して行きたいと思います。そのためにはどんなことを意識していけばよいで
しょうか。ヒントをいただければ幸いです。
~~~~~~~~~~~

フクロウさんのとても誠実な気持ち、そして優しさ、思いやり。相手の悪い
ところを見たときに、相手をやみくもに避難するのではなく、自分自身を
照らし合わせて、自分を投影して、「自分もこんなところあるよな」と
顧みるあたりは、とても俯瞰力があり、素晴らしい姿勢ではないでしょうか。

このように「そう思ってしまっている自分」をちゃんと意識している自分、
「このような認識を持っている自分」を認識すること、これをメタ認知と
言いますが、フクロウさんはメタ認知の姿勢をお持ちですね。

まずこのように問題意識を持てていること、ただ「頭にくる」ではなく、
自分をも投影して「なるほど、こういう心の働きってあるよな」と、
ちゃんと相手の心理を理解すること、共感することは、とても大きなことです。

そして、もうワンステップ、そういったネガティブな感情をどうやって
コントロールしてゆけばよいかというお悩みについて。

フクロウさんは「怒りの感情を抑えて自然な笑顔を出せるように」というのを
今年の目標にしていらっしゃるようですが、感情を抑え込むというのはあまり
いいことではないことを、まずお伝えしたいと思います。

では、どうすればよいのでしょう?

続きは、ビデオでお話しします……

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