自分の性格・思考

0123.webp

FROM 川畑のぶこ

今日は、一歩さん(60代・女性・学校講師)
のご相談にお答えします。

【Q】私は初老とも言える67才ですが、
早とちりの上、心配性という自分の性格のため、
失敗が多く落ち込んでいます。

先日は、自分のバッグに入れておいたお財布が見当たらなくなり、
職場で紛失した可能性もあると思い上司に相談しました。

結局、そのお財布はそもそもバッグには入っておらず、
家にありました。

出かけたあとに、ガスの火を消したか?
と心配になったことも何度かあります。

実際に消し忘れたことは一度もなかったのですが、
常に心配になってしまいます。

もっと落ち着いた気持ちで、毎日を過ごしたいです。

 
【A】一歩さん、ちょっと早とちりで、心配性とのこと。
このあたりはパーソナリティによっても違いますね。

なので、それが認知機能の障害ではない場合、
「あ、そうか、そういう性格だから気をつけよう」
と思うことは大切です。

では、具体的にどのようにすれば
落ち着いた状態で日々を過ごせるかということに関して。

ご相談にあった、お財布の件もですが、
私たちは日々本当に忙しくて、やることがいっぱいあって、
マルチタスクになってしまうことが多々あると思います。

そうすると、今、目の前の作業に集中しなければいけないのに、
心はあちこちに飛んでしまっているということがあるわけですよね。

この状態をなくして、「今この瞬間」に
落ち着いて意識を集中できるようになるのには、
「マインドフルネス」がとても大切になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

230109

FROM 川畑のぶこ

今日は、ぐぅちゃんさん(50代・女性・パート主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】もうすぐ56歳になるパート主婦です。

夫、21歳長女、18歳長男とねこの5人暮らしです。
家事が苦痛です。
本当にうんざりしています。
特に夕方4時半からの洗濯物たたみ、掃除、
夕飯の支度、片付け、洗濯、洗濯干しと、
パートのあとも7時間労働です。
しかも家族の帰宅時間がバラバラで、
その都度あたためたりする手間で、
やりたいことがなにもできません。
夫と長女は少し家事を手伝ってくれますが
それはあくまで手伝い。
メインは私がやることというスタンスです。
永遠に続くこの家事地獄に
絶望感を感じています。
起きればまた朝食、
弁当作りにバタバタするのかと思うと、
それだけの自分に自己肯定感が下がります。
断捨離をしたくても、
またできなかったとイライラが募ります。
やりたいことや夢があるのに、
家事に忙殺されている現状。
夫や子どもたちはやりたいことをやっています。
その都合のフォローをする役割が
妻、母親だと思っていましたが、
もうそれはやめたいのです。
自由になりたいのです。
1人になりたいのです。
自分のためだけに生きたいのです。
【A】ぐぅちゃんの切実なお悩みです。
自分の時間がないということですよね。
私たちはみんな自由が大切ですし、
それを求めるのは当然です。
ただ、もうすべてを手放して
一人になりたいと思ってしまっているのは、
全か無か思考になってしまっている状態。
ぐぅちゃんが、それほどまでに
追い詰められているというか、
もしかしたら、自分自身を
追い詰めてしまっているかもしれません。
私からのアドバイスは2つあります。
1つは、家事との関わり合い方について、
今一度、考え直してみること。
もう1つは、ぐぅちゃんのニーズを適度に、
健全に、ご家族に伝えること。
正式に場を設けてコミュニケーションして、
理解と協力を仰ぐことはとても大切です。

 

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

1121

FROM 川畑のぶこ

今日は、みっちゃんさん(50代・女性・事務パート​​)
のご相談にお答えします。

 
【Q】私は小さい時から、母親から
「悪いことをするとバチが当たるよ!」とか、
「あんなことをするから、こんな悪いことが起きる!」と、
迷信みたいなものに縛られて生活してきました。

子どもの喘息についても
「ご先祖様が成仏されていないから…」と
宗教の人に言われ、勧誘されて入りました。

普段、何もない時は大丈夫なのですが、
少し何かあると、その物事そのものよりも
恐怖でいっぱいになってしまい、
周りが見えなくなります。

何か、ずーっと、恐れを感じながら
生活しているように思います。

この思い込みのような癖から、脱出したいです。

 
【A】ひと昔前は、親が子どもに
「そんなことすると罰当たるよ」とか、
「お天道様、見てるよ」「閻魔様に舌抜かれるよ」と
教えてしつけをしたりしたことがありますが、

みっちゃんの場合は、
お母様の言葉によって、その強度が増すというか、
真実味が増すというか、しつけのレベルを超えて、
もう呪縛のようになってしまったのかもしれませんね。

子どものしつけにおいて、確かに
「罰が当たる」というような概念は、
因果応報的に大事だと思うのです。

自分がやったことには責任取ろうとか、
人が傷つくようなこと、苦しむようなことをしちゃいけないよ、

そういうことをすると自分にも返ってきちゃうよ、
というのを因果応報的に教えるのは
すごくいいことだと思うのです。

ただ、あまりにも、見えない世界が
私たちを全てコントロールしていて、
自分たちでは何もできないんだというような状態に
なってしまうと、これはちょっと違いますよね。

科学的エビデンスのないいわゆる「スピリチュアル・ビリーフ」、
目に見えないものの観念や信念については、

みっちゃんが、それを採用して人生を歩むことが、
果たしてご自身にとって健全なのか否かという視点で
見ていくとよいでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

Autumn,Forest,Background.,Vibrant,Color,Tree,,Red,Orange,Foliage,In

Q:引っ越し先に馴染めず拒否感や焦りばかりあり、
もうすぐ2年経とうとしているのに
まだ前の地域に戻りたい気持ちがぬぐえません。

上の子の入学に合わせ夫や義実家の意向を汲み
隣町に戸建てを購入し引っ越しました。

しかし、私は適応障害のようになり、
娘は蕁麻疹が出るようになりました。

私の職場も娘の友達も前の地域で、
地方都市の中心であったため
便利さも楽しさも育児支援サービスも整っていました。

そのため慣れた地域から
引っ越したくはありませんでしたが、
夫の職場からは30分ほど離れている上に
夫は家族経営、長男、次期社長など家長制度も強い家で
色々私のわがままを通しきれず引っ越しました。

義父からも度々男を産んでくれ、
隣町に家を建てたらどうだ、夫を頼む、
成功した自慢などを聞いていて、
自分らしく楽しく前の地域にいることが
何か夫を支えていないように感じるようになりました。

少しHSPの気があるかもしれません。

夫にも自分の気持ちを伝えてはいましたが
あまり理解してもらえず、
私の夜勤のある仕事も手放したくなかったため、
夫も協力しやすいよう決意したつもりでしたが
心のバランスがとれなくなりました。

いつもイライラし落ち込むくらいなら
前の地域に戻ろうとなっても義父が反対、
夫は何も言わず私だけ悪者状態です。

どう気持ちを整え楽しく過ごしていけるか分かりません。

ぜひアドバイスお願い致します。

【こまき・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

引っ越しなどの環境の変化があるときは、
私たちはストレスを受けやすいものです。

しばらくすると慣れてくる人がほとんどですが、
なかなか新しい環境に適応できず、
適応障害になる人もいます。

すると、抑うつ感や絶望感が出たり、常に緊張したり
不安やあせりを感じたりといった状態が続き
辛くなってしまいますし
ときに、食欲不振や不眠などの
身体的症状が出ることもあります。

そのような場合は、無理をせずに
早めに受診をして治療に取り組むことが大切です。

こまきさんはご自身でHSP
(ハイリー・センシティブ・パーソン
=とても敏感で感受性が高い人)
かもしれないとおっしゃるように、
その感受性の強さゆえ、細かいところも気になり、
ストレスを抱え込んで適応障害になってしまった
可能性はあるでしょう。

適応障害の対処法は、
ストレスの原因を取り除くことがベストですが、
こまきさんのように、そのためには
引っ越ししなければいけないというと、大掛かりで、
なかなか簡単にはいかないでしょう。

環境の調整ができない場合は、
こまきさんの優れた感受性を違う方向へ向ける
努力をすることをおすすめします。

現在は、ネガティブなことに
焦点が行きがちかと思いますが、
身の回りに起きている喜ばしいこと、
美しいもの、また感謝できることなども
少なからずあるはずです。

たとえば、娘さんに蕁麻疹があるかもしれませんが、
学校の友達と仲良く楽しくやっていることなどは
どうでしょうか?

育児支援サービスも娘さんの成長とともに、
小学2年生になったなら、不要になっていませんか?

それは娘さんがしっかり成長している喜ばしい証です。

土地柄不便な分、自然が豊かであったり、
人々が親切などはどうでしょう?

それらに意識や注意を向けて、
それをありありと感じる努力をしてみてください。

こまきさんにとって、良いものに目を向ける努力です。

また、過去との比較でジャッジしてしまいがちなクセを、
これまで気づかなかった(価値とは思ってもみなかった)
新しい発見があるかもしれないという
愛ある好奇心に変えてみてください。

また、こまきさんは、繊細で
人の気持ちがわかってしまうがゆえに、
自分の領域を相手に簡単に明け渡してしまっていること
も多いのではないかと思います。

自分の心の中の大切な庭を、
その価値をわからない人に
簡単に明け渡す必要はありません。

庭に植えられている草花を雑草と思って
ズカズカと踏み入る人もいます。

大切な心の庭に囲いをたてて、大切な木をお世話し、
やがて大地に根をしっかり張って、大きく育ったなら、
もう囲いを外しても、周囲がズカズカ踏み入れても
微動だにしないでしょう。

相手に合わせすぎず、
自分を大切にしてよいと心底許し、
そのように行動したなら、
相手の振る舞いにいちいち反応しなくて
よくなるかもしれません。
     
ーーー
 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

20220926

FROM 川畑のぶこ

今日は、YouTubeにて公開中の動画に
コメントをくださった Iku Kawaさん
のご相談にお答えします。

【Q】
私の父は、良いことも悪いことも、
どう思っているのかあまりわからないような父でした。

子どもの頃から父にどう評価されているかわからず、
今でも自分に自信が持てず、自己肯定感も低く、
人と接することがとても苦手で苦痛です。

家庭も持ち、仕事は会社の一人社長で
極力狭い人間関係で何とかやっていますが、
ずっと頭から離れないことがあります。

それは、この先、子どもが成人して、
親として最低限役目を果たせたら、
病気などで死ねたら幸せだ、ということです。

自殺は考えませんし、
こんなことを考えていることを人には言えず、
家族にも悩んでいるところは絶対見せませんが、
こんな私は病んでいるのでしょうか?

 
【A】
家庭人・社会人として、真面目にやってはいる、
でも、本当に私の人生これだけ? これで合っているの?と
虚しさや虚しさ、そして不安も感じている
Ikuさんの心情が伝わってくるお悩みです。

Ikuさんにとっては
お父さんがすごく重要な人物だったのですね。

父親の自分に対する評価が今ひとつわからず、
自分が合っているのか間違っているのかもわからない、
なので、自分に自信が持てなくなってしまった、
このような流れですね。

人の評価というのは正確ではないことが多いです。
その人の都合に合えば良い評価をしてくれますし、
都合に合わなければ
良い評価をしてくれないことが多いです。

また、心の中で評価していたとしても、
それを都度口に出して表現してくれる人ばかりではありません。

そして、それらはすべて
Ikuさんの真の評価ではありません。

Ikuさんのことを本当に正しく評価できるのは
他ならないIkuさんだけなのです。

 
続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

Female,Hands,With,Pen,Writing,On,Notebook

Q:70代でフリーランスの仕事をやめて、
夫と大人の娘と猫2匹で
経済的な心配もなく穏やかに暮らしています。
 
キャリアはまあまあに成功したと思うのですが、
仕事のことを考えると、
うまくいかなかったこと、やり遂げられなかったこと、
小さな失敗などが思い出されて、気持ちが塞ぎます。
 
他の方から見たら一応尊敬される仕事をした人間
と思ってくださってるかと思います。
 
理由は父親と夫に「できて当たり前、
できなかったことを指摘され続けたこと」
が影響してるかもしれません。
 
自分に優しくと言い聞かせても、
頭では理解しても心がつながりません。
 
毎日を小さな幸せを愛しんで暮らそうと努力しています。
この先過去の自分の仕事など気にせず
心楽しく暮らすすべを提案していただけたらありがたいです。
 

【メラ・70代・女性・無職(元ライター)】
  
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
メラさんの仕事に対する誠実さとこだわりが
窺えるご相談です。
  
ライターさんとして素晴らしいお仕事を
されてきたことと思います。
 
厳しさをもって仕事に勤しんだがゆえの
成果をあげてこられたことと思いますが、
反面、自分に優しくすることが難しく
苦しんでいるのですね。
 
メラさんの中ではお父様やご主人など、
大切な相手の評価が自分の真の評価であるので、
それを守らなければという思いがあるのかもしれませんね。
 
確かに親しい人の評価というのは、
自分を見つめ直すのに有効なことがあると思います。
 
とくに、良き理解者の意見というのは
大切にする価値があると思います。
 
メラさんにとって、父親や夫は
メラさんのことを最もよく理解している人といえますか?
 
そうであれば、意見は参考にしたら良いと思います。
 
それでも鵜呑みにはしないでください。
 
相手の評価というのは、相手の好みや都合による評価
であることが多く、真のメラさんの評価とは限りません。
 
もし相手がメラさんの良き理解者でない場合、
その人達の評価で一喜一憂するのはもったいないことです。
 
メラさんが「このような人になりたい」と尊敬できたり、
この人は私のことをよく理解してくれている、という
人たちからの評価がどうかということを振り返ってみてください。
 
また、何より大切なのは、
メラさんに最も近い人はメラさん自身ですから、
相手に評価されたいように自分を評価できているのか
ということも振り返ってみてください。
 
もし、メラさん自身の自己評価が厳しいのならば、
同じように厳しい人の評価を採用してしまうことでしょう。
 
自分に優しくなる第一歩として、
正当に評価することから始めるとよいかもしれません。
 
うまくいかなかったことやできなかったことや
失敗したことだけに注目する代わりに、
うまくいったこと、できたこと、成功したことも
リストアップしてみてください。
 
これは過去の業績のことだけを言っているのではありません。
 
いま、身の回りに起こっていることで、
うまくいっていること、できていること、成功していること、
さらには、好ましいこと、感謝できることにも目を向けてください。
 
それをリストアップしてみることで、
心のバランスがとれてくると思います。
 
メラさんが完璧でないと価値がないという
考えを持っているのであれば、
その考えを捨てることです。
 
世の中完璧でなくても回っていますし、
完璧でないからこそバランスがとれていることもあります。
 
たとえ完璧でなくても、
すべてはそれなりにうまくいっていることを信頼してみてください。

きっとご自身にも周りの人々にも優しくなれるはずです。
     
     
ーーー
★自分を認め受け入れる~サイモントン療法
講師:川畑のぶこ認定トレーナー

詳細・お申し込みはこちら
https://simonton-pt-2022-09.peatix.com/
(患者さん・サポーター向け)
https://simonton-ip-2022-09.peatix.com/
(一般・セラピストを目指す方向け)
※こちらはNPO法人サイモントン療法協会様の主催です

 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

Silhouette,Woman,Walking,On,The,Street,At,Sunset.

【「進歩」するってどういうこと?】
       
Q:私はこれまで、自分の習い事について疑問を抱いてきました。
 
独身の頃は、母親が勧めたものを習っては
中途半端な資格を取って、飽きては辞める。
 
結婚してからも、数え切れないほどの習い事をして、
資格を取ったり取らなかったりするものの、
どれも飽きては辞める。その繰り返しをしてきました。
 
母親からは、小さい頃から習い事だけでなく、
家ではマナー本や食事の戴き方のビデオテープも渡され、
素直にそれらを受け取り学んでいました。
 
母親から勧められた習い事、結婚してから自分で選んだ習い事、
どれも最初は大好きでした。
 
ですが、日が経つにつれて段々億劫になり飽きてしまうのです。
 
そんな自分に疑問を抱きつつも、その繰り返しを続けていました。
 
ある時、新しい習い事の教材を見た時
「もう自分を解放してあげなさい。」と、
どこからかそんな言葉が出てきました。
 
ハッと思った私は「もういいんだ…。」と、
ホッとして、すぐに退会届を出しました。
 
ですが、数ヶ月するとまた別の習い事をしていたのです。
 
それから程なくして、
やましたひでこ先生イベントのトークショーに伺った時、
きっと何か得られるものがあるのではないかと思っていたら、
それから1ヶ月後のある日、
突然「欠乏感」と言葉が出てきたのです。
 
またハッとしましたが、
ようやく涙しながら納得する事が出来ました。
 
母はよく「人間は進歩する生き物だから、
マミちゃんも進歩しないとダメよ。」そう言っていました。
 
結婚式の両親への花束贈呈の時でさえ、母は私に
 
「人間は進歩する生き物だから、
 マミちゃんも進歩するのよ。」
 
と、私は自分の頬をつたっていた、
感謝の涙が引っ込んでいったのを覚えています。
 
長年「欠乏感」に支配されていた私は今、
「脱力感」のようなものを感じています。
 
母の言う「進歩」ではなく、私としての「進歩」をするには
どうすれば良いのでしょうか。
 
どうぞよろしくお願い致します。
 
【マミ・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ

「常に進歩しなければいけない」という
強迫観念にかられていたマミさんなのですね。
 
そして、その進歩とはあくまでも母親や誰かからみての
進歩だったと気づかれたとのこと。
  
そんな呪縛によって、結果的に常に
「今のままでは足りない」という欠乏感を生み出してしまい、
今の自分を受け入れられなくなってしまったのですね。
 
進歩しないとダメ=あなたは進歩していないからダメと。
 
「母のいう進歩でなく私なりの進歩」というポイントに
マミさんが至ることができたのは、
とても素晴らしいことだと思います。
 
これからはマミさんにとっての進歩を大切にされると同時に、
常にそこに無い何かを求めるのではなく、
ぜひ、今この瞬間に目の前に展開されていることを
十全にたのしむことも大切にされてみてください。
 
今、ここに集中していること自体が
すでにすばらしい進歩です。
 
禅僧のティク・ナット・ハンは
 
「幸せへの道はない。幸せとは道そのものなのだから。」
 [ There is no way to happiness.
 Happiness is the way. ]
 
と説いています。
 
進歩というと、
進んだ先で得られる何かに注意があるかもしれませんが、
進み歩むその行程そのものが大事ということを教えているのです。
 
資格や習い事というのは
客観的に見て達成したことがわかりやすい何かであり、
ラベリングしやすいものだと思います。
 
取得した資格が日常や仕事などに役立つなら大いに結構ですが、
資格取得自体が幸せにつながるかというと
必ずしもそうではありません。
 
マミさんが、資格や習い事は飽きるけど、
また次に手を出してしまうというのも、
得られる結果そのものよりも、
結果に向かって何かに取り組むプロセス自体に
喜びを感じているからではないでしょうか?
 
そうであれば、
ラベリングできる何かを獲得することにこだわらず、
生きる道程そのものをじっくり味わい歩むのも良い、
と許可を与えてみてはいかがでしょうか。
 
もしかしたら、そのような気づきそのものが、
母親のそれとは異なる、
マミさんなりの進歩なのかもしれません。
     
     
ーーー
★自分を認め受け入れる~サイモントン療法
講師:川畑のぶこ認定トレーナー

詳細・お申し込みはこちら

https://simonton-pt-2022-09.peatix.com/

(患者さん・サポーター向け)

https://simonton-ip-2022-09.peatix.com/

(一般・セラピストを目指す方向け)
※こちらはNPO法人サイモントン療法協会様の主催です

★あなたが今抱えている『悩み』を
 お聞かせください。
 ご質問はこちらから
   ↓

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

  
ーーー
★自分を認め受け入れる~サイモントン療法
講師:川畑のぶこ認定トレーナー

詳細・お申し込みはこちら
https://simonton-pt-2022-09.peatix.com/
(患者さん・サポーター向け)
https://simonton-ip-2022-09.peatix.com/
(一般・セラピストを目指す方向け)
※こちらはNPO法人サイモントン療法協会様の主催です

 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

Young,Woman,Standing,Alone,On,Lake,Footbridge,And,Staring,At

Q:私は物心がついた時からずっと
人との関わりがうまくいきませんでした。
 
保育園、小学生、いじめまではいかなくても、
基本的に孤立した感じでした。
 
記憶に残っている出来事の一つで
従兄弟の母親から
『〇〇ちゃん(私の名前)嫌い』
と言われたりして傷ついたりしてきました。
 
高校、大学を卒業し、友達もできて
やっと普通の人と同じになれたと
思っていたのですが、
職場では今もなんとなく孤立しています。
 
たぶん私が
物事が自分の思い通りに進まなくなると
相手を攻撃してしまったりしてしまうから
なんだと思います。
  
そして後から言い過ぎた、と我に返り、
相手にへつらってしまいます。
  
なので相手は『なに、この人?
なにを考えてるのかわからない』
という感じでしょうか。
 
先日最も信頼している友人から、
インナーチャイルドが癒されていないのも
一つの要因かもしれない、と言われました。
 
ただ、私のインナーチャイルドは、
友達の指摘どおり癒されてたまるか、
簡単に許してチャラにできるわけがない、
と自覚のないところで
潜在意識がそう思っているのだと思います。
 
瞑想などをして、自分自身を見つめることが
できれば良いのですが、
集中力がないためうまくいきません。
 
どうやって前に進んでいけばいいのか模索中です。
 
何かアドバイスをいただけると嬉しいです。
 

【おにぎり・50代・女性・パート】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
健全な人間関係をどのように育んだらよいか、
おにぎりさんなりに模索中なのですね。
 
ものごとが思い通りに進まないと
相手に対して攻撃的になり、
爆発した結果それを悔いて、
こんどは相手との関係修復を試みるべく、
へつらってしまうとのこと。
 
確かに、このような状態では
周囲の人々は混乱してしまうでしょうし、
どのように関わってよいかわからず
距離ができてしまうかもしれません。
 
このパターンの理由に、
おにぎりさんにとって、
相手が自分に同意してくれることこそが
自分に存在価値があることの証という
思いがあるのかもしれません。
 
相手が認めてくれたなら
おにぎりさんの存在価値があることの証拠であり、
認めてもらえなければ価値がない証拠
という具合ではないでしょうか。
 
おにぎりさんにはおにぎりさんなりの意見が
あるように、
相手には相手なりの意見があります。
 
相手がおにぎりさんと異なる意見や価値観を
持っているからといって、
決してそれはおにぎりさんの存在価値を
貶めるものではありません。
 
私たちは自己承認ができていないと、
他人が認めてくれることによって
自分の存在価値を確かめようとしてしまいがちです。
 
インナーチャイルドが相手を許したくないのも、
同じ理由から損得や勝ち負けの構図に
陥ってしまっているのではないでしょうか。
 
そこに調和はありません。
 
勝ち負けにはつねに緊張がつきまといます。
 
おにぎりさんの望むものは、
相手を打ち負かすことによって自分の価値を
高めることではなく、
相手とのあいだの純粋な調和であるということを
いまいちど明確にしてみてはいかがでしょうか。
 
たとえおにぎりさんが相手の意見に妥協したとしても、
決して負けではなく、
健全な調和をもたらすかもしれません。
 
つねに正しくある必要はないことを
思い出してください。
 
これから人と関わる際には、「正しさ」ではなく
「やさしさ」を発揮してください。
 
やさしさは弱さではなく強さです。
  
ーーー
 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

Young,Woman,Running,Free,In,Nature,Looking,To,The,Sky

Q:いつも拝読させて頂き、
自己を内省をして、新たな思考を手に入れ
前に進むことができており、感謝致しております。
 
自分に起こる事象を自分の考え方や受け取り方
によって変わることを実感しております。
 
今回の相談は、私は家族を守ることを最優先して
生活をしてきました。
 
夫や子供をサポートしていくことが私の使命となり、
夫や子供の成功が私の勲章や喜びだと信じてきました。
 
しかしながら、断捨離のやましたひでこ先生や
川畑のぶこ先生のお話から
自己を大切にすることの重要性を学びました。
 
定年退職した夫がコロナ禍で自宅にいる時間が増え、
また、もうすぐ40才になる二人の娘が自立せずに
私にいろいろ依存していることが負担になり
心が晴れない日々が続いております。
 
依存しているだけならまだしも
思うようにならないと
暴言や脅迫をして従わせようとしてきます。
 
私は自分を優先し、今まで自分を大切にする意味を
少しずつ実現しようと努めるようにしています。
 
自分を大切にしないから
他者から尊重されないんですよね。
 
私は他者を尊重してきたから
他者のサポートを心よくしてきた見返りが
私を便利屋に成り下がる事態を招いた自分が情けなく、
悲しい気持ちになりました。
 
これからどう考えて他者と接していけば良いのか
模索しております。
 
どう考え、どう対応したら良いか
アドバイスをしていただけましたら有り難いです。
  
 
【えみねむ・60代・女性・専業主婦】
  
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
えみねむさんのご家族への献身が伺えます。
 
コロナ時代は多くの人に家族関係の課題を
浮き彫りにしてくれているようです。
 
えみねむさん宅では、
ご家族がえみねむさんに依存していることが
浮き彫りになり、それをえみねむさんが
負担に感じるようになってしまったのですね。
 
依存はする側とさせる側の
絶妙なバランスのもとに成り立っています。
 
家族への献身は美しいものです。
 
ただし、常に自己犠牲を払ってまで行うと
バランスを欠いて依存を招きます。
 
相手に依存させる心理は、
「自分が必要とされる人間である」ことを
確認するニーズによって
もたらされることが多いです。
 
裏を返せば、そのニーズが過剰な場合は
「自分は素のままでは必要とされない
 人間なのでは?」という
己の価値への疑いによって生じます。
 
その疑いを晴らし、安心したいがために、
相手の力を奪うことで、自分に力を集中させる
力学がはたらいてしまうわけです。
 
ところが、本来相手が自立した人間として、
自分で出来てしかるべきことも奪ってしまうと 、
(「妻がやってくれるから」「母がやってくれるから」
と依存状態が常となると)結局は
負担が妻・母へ一極集中することになります。
 
ときとして、その結果
負荷を担う者が病気になるなどして機能しなくなり、
家族が自立せざるを得ない状態がもたらされ、
ようやくバランスを取り戻すようなケースもあります。
 
病気は無意識な問題解決者となるわけです。
 
このように、アンバランスな承認欲求の満たし方の
代償は大きいことがわかると思います。
 
共依存状態から抜け出すには、
相手に過度の助力を与えないのと同時に、
えみねむさんがご自身の存在を
自己承認できている必要があります。
 
私はあらゆることを完璧にこなすわけではないし、
失敗することも多々あるけれど、
基本的に価値のある存在で、必要とされる存在である、
ということを思い出してください。
 
そう思えないならその理由を書き出してみます。
 
それと同じ理由で
愛する友が悩んでいたならどうでしょうか?
 
いかに不合理な考えのもと悩んでいたか
ということに気づけるかもしれません。
 
断捨離すべきはそのような不合理なものの見方や
考え方だということを覚えておいてください。
 
えみねむさんは
ご自身がそう感じられるか否かは別として、
ただそこにいるだけで価値ある大切な存在なのですから。
  
ーーー
 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから

Cat,With,Only,Apparent,Head,,Peering,Over,An,Eave,,Under

Q:2年前に母を癌で亡くしました。
遠方のため看取ることもできず、
自宅に帰りたい母の願いも
叶えられませんでした。

私は独身で既婚者の弟がいますが、
母亡き後、あまり会話もしていなかった
父と過ごすことも多く、
愛猫を連れて帰ることも多かったのですが、
いつも側にいてくれた唯一の味方の猫が
先日急逝しました。

病院選びなど私のせいで死期を早めたことは確かで、
自宅で看取ることはできましたが、
直前まで入院させて、
結局母と同じ苦しみを与えてしまいました。

父や弟から連日大丈夫か、落ちついたかと
連絡があり、もう爆発してしまい、
あなたには何もできない口をききたくない
と返信してしまいました。

仕事も含めですが、
私は自分の気持ちをうまく伝えることが出来ず、
限界に達すると後先考えずストレートに
相手に気持ちをぶつけてしまいます。

客観的に自分を見ることができない
本当に自分が嫌いです。

どうすれば人とうまくやっていけるのでしょうか。

大切な存在を失い続けるのは
私がこんな人間だからでしょうか。
私は何を学べばよいのでしょうか。

【まにゃ・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

人とのコミュニケーションがいびつになって
しまうことがあり、うまくやっていけるように、
なりたいまにゃさんなのですね。

まにゃさんは、相手の気分を害したくないとか、
相手に気分良くなってもらいたいという
配慮が強いがゆえに、
たとえ言いたいことがあっても、
ぐっと言葉を飲み込んでしまうのでしょうね。

一時的に波風を立てないことには
成功するかもしれませんが、
言いいたいことを溜め込んで蓄積させてしまうと、
ご自身でもお気づきのように、
やがて爆発してしまいます。
 
とりわけ、
がまんしたり自己犠牲を払ったりしたのに
望む結果が得られなかったときには爆発も大きくなり、
ときとしてコントロール不能な状態に
陥ってしまうかもしれません。
 
そして、その爆発は、相手に対するもののようでいて、
その実、自分自身の不甲斐なさに対する苛立ち
ということもあることでしょう。
 
まず、まにゃさんに心がけていただきたいのは、
相手に優しくなろうとするのとおなじくらい、
自分自身にも優しくなってあげてください。
 
そして、相手の感情の責任を取りすぎないよう
心がけてください。
 
感情というのは、
ものの見方や受け止め方の影響を多く受けます。
  
そして、相手の受け止め方はまにゃさんが
常にコントロールできるものではありません。
 
究極、その人の感情と人生の責任は本人にしか
とれないということを覚えておいてください。
 
そのうえで思いやりある態度で接し、
あとは相手の領域の問題であると知って
手放す感覚を大切にしてください。
 
お母さんや猫ちゃんも、今はまにゃさんが
まだ体験していない別な次元や世界で、
それぞれの課題に笑顔で取り組んでいる
可能性もあるのです。
 
たとえ、旅立つ瞬間がまにゃさんやお母様や
猫ちゃんの理想形ではなかったとしても、
そこで終わりではなく、
まだ物語は別な次元で続いている、
そしてふたりにとって素敵な物語が続いている
ことを想像してみてください。
 
そして、思いやりをもって語りかけてみてください。
 
もし、お母さんや猫ちゃんが
まにゃさんを見守っていたのなら、
人生を嘆いてばかりいて謳歌していないことの
ほうがよほど心配かもしれません。

まにゃさんが完璧なふるまいをもって
人生を生き続けなくても、
みなそれぞれに人生を切り開く力があることも
信頼してください。
 
そのような意味で、
たとえまにゃさんが相手に意見を伝えたとしても、
必ずしも相手が打ちのめされてしまうわけでは
ありません。
 
まにゃさんの意見が参考になることも多々ある
ということを知ってください。
  
まずご自身に優しくなって良いという許可が
必要です。
 
そして、まにゃさんご自身の人生を
豊かで穏やかなものにするための努力を
重ねてください。
  
ーーー
 
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
 ご質問はこちらから