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Q:私は物心がついた時からずっと
人との関わりがうまくいきませんでした。
 
保育園、小学生、いじめまではいかなくても、
基本的に孤立した感じでした。
 
記憶に残っている出来事の一つで
従兄弟の母親から
『〇〇ちゃん(私の名前)嫌い』
と言われたりして傷ついたりしてきました。
 
高校、大学を卒業し、友達もできて
やっと普通の人と同じになれたと
思っていたのですが、
職場では今もなんとなく孤立しています。
 
たぶん私が
物事が自分の思い通りに進まなくなると
相手を攻撃してしまったりしてしまうから
なんだと思います。
  
そして後から言い過ぎた、と我に返り、
相手にへつらってしまいます。
  
なので相手は『なに、この人?
なにを考えてるのかわからない』
という感じでしょうか。
 
先日最も信頼している友人から、
インナーチャイルドが癒されていないのも
一つの要因かもしれない、と言われました。
 
ただ、私のインナーチャイルドは、
友達の指摘どおり癒されてたまるか、
簡単に許してチャラにできるわけがない、
と自覚のないところで
潜在意識がそう思っているのだと思います。
 
瞑想などをして、自分自身を見つめることが
できれば良いのですが、
集中力がないためうまくいきません。
 
どうやって前に進んでいけばいいのか模索中です。
 
何かアドバイスをいただけると嬉しいです。
 

【おにぎり・50代・女性・パート】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
健全な人間関係をどのように育んだらよいか、
おにぎりさんなりに模索中なのですね。
 
ものごとが思い通りに進まないと
相手に対して攻撃的になり、
爆発した結果それを悔いて、
こんどは相手との関係修復を試みるべく、
へつらってしまうとのこと。
 
確かに、このような状態では
周囲の人々は混乱してしまうでしょうし、
どのように関わってよいかわからず
距離ができてしまうかもしれません。
 
このパターンの理由に、
おにぎりさんにとって、
相手が自分に同意してくれることこそが
自分に存在価値があることの証という
思いがあるのかもしれません。
 
相手が認めてくれたなら
おにぎりさんの存在価値があることの証拠であり、
認めてもらえなければ価値がない証拠
という具合ではないでしょうか。
 
おにぎりさんにはおにぎりさんなりの意見が
あるように、
相手には相手なりの意見があります。
 
相手がおにぎりさんと異なる意見や価値観を
持っているからといって、
決してそれはおにぎりさんの存在価値を
貶めるものではありません。
 
私たちは自己承認ができていないと、
他人が認めてくれることによって
自分の存在価値を確かめようとしてしまいがちです。
 
インナーチャイルドが相手を許したくないのも、
同じ理由から損得や勝ち負けの構図に
陥ってしまっているのではないでしょうか。
 
そこに調和はありません。
 
勝ち負けにはつねに緊張がつきまといます。
 
おにぎりさんの望むものは、
相手を打ち負かすことによって自分の価値を
高めることではなく、
相手とのあいだの純粋な調和であるということを
いまいちど明確にしてみてはいかがでしょうか。
 
たとえおにぎりさんが相手の意見に妥協したとしても、
決して負けではなく、
健全な調和をもたらすかもしれません。
 
つねに正しくある必要はないことを
思い出してください。
 
これから人と関わる際には、「正しさ」ではなく
「やさしさ」を発揮してください。
 
やさしさは弱さではなく強さです。
  
ーーー
 
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