親子関係

170215_FB_kawabata

Q:子どもは上から17歳(長男)、13歳(次男)、8歳(長女)です。
長男は自宅に引きこもっております。
長男もそうだった気がしますが、長女も私との密な時間を求めてきます。

ただ、私は自分の子どもにも関わらず、子どもと遊ぶのが苦痛で、
1人で遊んで欲しいと思ってしまいます。

近くに住んでいる実母は私と正反対で
理想的な母親、祖母に見え、娘から比べられている気がします。

私はフルタイム勤務でシングルでやっていますので、
実母との方が娘にとっては心地よいのだと思います。

子どもとの時間が苦痛な自分はどこかおかしいのでしょうか。
また、この先どう接したら良いのでしょうか。

学校に行かないこと自体は有りだと思っていますが(今は毎日登校しています)
この先長女も長男と同じように引きこもってしまうかと心配です。

ご助言お願い致します。

【りんご・43歳・医薬情報担当者】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

シングルマザーで3人のお子さんを育てながらフルタイム勤務というのは、
並大抵の努力ではこなせないことと思います。

子どもは親や大人の計画通りにはいきませんし、突然病気になること
などもあります。一人が治ったと思ったら、また次なんてともあるでしょう。
そのようなままならなさを乗り越えながら、本当にここまでよく頑張って
いらっしゃるなと、ひたすらりんごさんに頭の下がる思いです。

お母さんがフルタイムでなかなか家にいることができない、
兄弟妹も他に2人いるとなると、
たしかに、お母さんの愛情争奪戦は必至かもしれませんね。

おそらくりんごさんは、自分は子どもたちが必要とする愛を
きちんと与えることができない薄情な母親だと
ご自身を責めていらっしゃるのではないのでしょうか。
自分は母親失格だと。

でも、そんなことはありません。
現に、このように悩んでいらっしゃること自体、
愛情あるがゆえのことではないでしょうか。

シングルマザーとして、3人を育てるのに、
父親の分まで必死に働いてきたりんごさんです。

おそらく、仕事の後はスーパーへ行き、重いレジ袋を持って帰宅し、
座る暇もなくキッチンに立ち、子ども達のお腹を満たして、
ようやく自分も腰を据えて箸を口に運び、お腹が満たされて
リラックスしてきたと思ったら、またすぐにキッチンに立って洗い物。

子どもたちを寝かしつけてから洗濯やらアイロンやらの家事。
お風呂でうとうとすることもあるのではないでしょうか。

朝目覚めたら一呼吸する間もなく、またキッチンに立ち、
自分の仕事の支度もし、子どもたちの準備も手伝い…
子どもが自分たちで遊んでくれたら… 自分だけの時間があれば…
至極健全な反応ではないでしょうか。

私たちはロボットではありませんし、
ロボットでもクールダウンすることなく動き続ければ故障するでしょう。

りんごさんには子どもたちを愛する能力はもともと備わっているので
どうか安心されてください。

ただ、その愛を健全に表現するゆとりがないだけでしょう。
能力と容量は別物。

フルマラソンを走り終えた後や、徹夜明けなどに、
子どもと遊ぶことは苦行以外の何ものでもないように、
日々身を粉にして家族のために働いていれば、
エネルギー切れとなって当然でしょう。

オーバーキャパでは相手に与えるエネルギーが無くても無理ありません。
ですからご自身を責めることはやめましょう。

そして、いかにして自分のエネルギーをチャージするか、
ということを課題にしてみてください。

おそらくこれまでは、いかにして子どもたちを満たすかということ
ばかりに目がいっていたこと思います。

それができていないのに、自分のことだなんてとんでも無いと
思っておられるかもしれません。
でも、エネルギーが枯渇している時はまずチャージなのです。

りんごさんにゆとりが無い時に、子どもが
ゆとりのあるお祖母さんと一緒にいることができるのは、
幸運なことではないでしょうか。

ここはお母様の力も存分に借りて、チームで家族愛を育くめば良いと
受け止めてみてはいかがでしょうか。

まずは、りんごさんご自身が、少しでも自分自身の時間を取る工夫を
してみてください。
罪悪感を抱きながらではなく、これは家族のためにとっても良いことで、
必要不可欠なことなのだと知って取り組まれてみてください。

あるお母さんは、子どもが寝た後、静けさの中で
お気に入りのハーブティーを一杯、好きな音楽を聴きながら
じっくり味わって飲むことで充電できると報告されました。

またあるお母さんは週に1-2度、バスタイムをエステに見立てて、
香りの良いバスエッセンスを入れてキャンドルをつけながら、
いつもより少し長めに湯に浸ることで疲れが取れると報告されていました。

月に1度は親に子どもを預けて、友人と食事に出かけたり
カラオケに出かけたりすることでリフレッシュでき、
帰宅する頃には子どもが愛おしく思えてくると報告したお母さんもいます。

毎日5分や10分からでも良いので、ぜひできるセルフケアから始めてみる
ことをお勧めします。お母さんの機嫌が良くなれば、
お子さんたちとの関係も自ずと良好になってくるでしょう。

りんごさんの、ご自身をも満たしながらの子育てが
上手くいきますように、応援しています♪

ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

★好評!川畑のぶこ
少人数制カウンセリングゼミ 第2弾 開講!
5ヶ月間かけてじっくり心のケアとスキルの習得に取り組みます。
詳しくはこちらから

http://dansharian.com/wp/seminar/

(日曜コースは満席となりました)

※「カウンセリングゼミ・実践集中コース」は、川畑のぶこ個人が主催する講座です。

170208_FB_kawabata

Q:私の悩みは、数年前に亡くなった「完璧主義の母」の事です。

母の口癖は「こんなこともできないの!?」
「あんたは何もできないなあ」でした。
とにかく「失敗」や「できない」を許さない考え方でした。

私が小学校の頃、得意ではない夏休みの工作の宿題を一生懸命作った完成品を
見ては「なにこれ?こんな汚いの恥ずかしい」と貶したり、
中学の時の家庭科のお裁縫の課題を家で私が慣れない手つきで
時間を掛けて作っていたら、「こんな簡単な事もできないの!イライラする!貸しなさい!」
と取り上げ、母がミシンをガーッとかけ始め、泣いてる私の横で母が仕上げてしまいました。

料理やお菓子作りも、鬼の形相の母に何度か横取りされました。
私が、「失敗も勉強のうち、私の勉強の機会を奪わないで!」と、言うと
「あんたが悪いのに、親に向かって偉そうに!」と聞く耳を持ちません。

母は実は子供時代に両親ではなく、母の祖父母に預けられて育てられたこともあり、
母の事を姉や親戚に相談すると、
「お母さんも苦労したんだよ」と言いくるめられられるだけです。

母の尋常でない苦労は私も理解はしてます。
母は亡くなりましたが、人生ってある意味失敗やしくじりの積み重ねで、
今でも何かと母の「こんなこともできないの!」が、仕事中や家事、習い事の最中に
耳について辛いです。

私は決して「できる人」でなくても「できない人ではない」と信じたいのですが、
もう母の言葉から解放されたいです。

アドバイスをお願いします。

【ライム・42歳・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ライムさんのお母様の呪縛からの解放を願う気持ちが伝わってきます。

親の態度や評価というのは
子どもである私たちに大きな影響を与えますね。
子どもの頃から「あんたはダメな子」と刷り込まれ続けると、
それを解き放つのは大変な作業かと思います。

親の幸せと子の幸せは表裏一体です。
親は我が子が幸せであることで幸せな親になろうとしています。
その確信を持ちたいがゆえに、
自分の価値観から見て、わが子が幸せの道を歩んでいないと思ったら、
たとえば、なんでも早くこなすとか、失敗をしないとか、
みんなに好かれるなど、それが得られるようにコントロールしてしまうのです。

これは、子どもを認めていないとか愛していないとかということではなく、
そうでなければ自分を認められないという不安であり嘆きなのです。

お母様の生育歴からいって、
人間関係にとても苦労をされたのではないでしょうか。
祖父母に愛されるいい子になろうと、そのことで親に愛されるいい子になろうと、
並々ならぬ努力で周囲の期待に応えてきたのではないでしょうか。

そして、おそらくそのことに成功したのではないでしょうか。
ただし、そのような努力で周囲を満たすことはできても、
お母様ご自身が真に幸せと感じられるたかどうかは疑問ですね。

安堵感が、必ずしも幸福感に結びつくとは限りません。

でも、私たちは不安要素さえなくなれば幸せになれると信じています。
そして不安要素を取り除こうとオーバーコントロールになり
結果人間関係がギクシャクして平和で幸せな関係から遠ざかってしまうのですね。

自分がした苦労はさせない、あるいは、自分が克服したように克服させたい。
信念が強く、完全主義の人はコントロールも強くなる傾向があります。
ライムさんのお母様はそのような典型であったのではないかと思われます。

ライムさんの行動を受け入れてくれなかったお母さんの行動を肯定する必要は
ありませんが、そうならざるを得なかった、お母さんの背景を理解することは
ライムさんご自身を楽にしてくれると思いますし、
呪縛から解き放ってくれるのではないでしょうか。

完璧主義のお母さんも気づかなかったことに、ライムさんは気づいてあげてください。
人それぞれに幸せの道があり、それを歩んで良いのだと。
そしてイメージしてみてください。
お母様も今ごろ頃天から「あぁ、私もそれがわかっていたら、もっと楽だったなぁ」と
「もっと娘に優しくなれたなぁ」と人生の反省会をしていることを思い浮かべてみてください。

私たちの先祖は、彼らが犯した過ちを、子孫が犯さないことを願っているはずです。

ライムさんは先祖の良いところを受け継いで、
先祖の抱える苦しみは全てご先祖さまとともに大地に返してみてください。

ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

★好評!川畑のぶこ
少人数制カウンセリングゼミ 第2弾 開講!
5ヶ月間かけてじっくり心のケアとスキルの習得に取り組みます。
詳しくはこちらから

http://dansharian.com/wp/seminar/

(日曜コースは満席となりました)

※「カウンセリングゼミ・実践集中コース」は、川畑のぶこ個人が主催する講座です。

170206

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、なこななさん(40代・女性・幼稚園教諭)からのご相談に
お答えします。

~~~~~~~~~~~
中3・中2・小3の3人の子どもの母です。
成績のことで、必要以上に激怒して、暴言を吐いてしまいます。

特に、中3の女の子との関係は、以前から、自分と似ているところが
あるからなのか(人に頼る。自己主張ができない。自信のなさなど)
いつも不機嫌になってしまいます。

受験生でもあるので、”穏やかに接しよう”と、自分に言い聞かせるの
ですが、我慢すると……爆発して暴言を吐いてしまっています。
その後、自己嫌悪に落ちる毎日です。

間近に迫った受験生の娘に、なんとか力を発揮して、頑張ってほしいです。
成績は頑張っているわりに伸びません。
また、私のイライラした時の我慢の仕方を教えてください。

ちなみに小3の娘は学習がとても困難で、支援を考え中です。
その娘に対しては、”仕方がない。できるところから”と素直に対応
できるのですが……。
~~~~~~~~~~~

育児は1人でも本当に大変です。
3人を育てていらっしゃるなこななさん、尊敬いたします。

娘さんの成績が気になってイライラするとのこと。親心ですね。
子どもがちゃんと勉強ができて、ちゃんと進学できて、いい学校に行けて、
いい大学に行けて、いい会社に就職できて、幸せになってほしいと思う親心
ゆえの悩みですよね。

下の子にはおおらかでいられるのに、長女に対してはイライラしてしまう。
これはよく受ける相談です。多くの親が、長男や長女に対して期待が大きく
なってしまう傾向があります。

なこななさんも気付いていらっしゃるように、第一子には自分を投影しやす
いのです。自分のいいところを全部継いでほしい、自分の苦手なところは
矯正してより良くなってほしい。要は、自分ができなかったこと(=自己実現)
を子どもでしてしまおうという心理が、第一子には働きやすいのです。
両親が「自分たちの代表作品」というような感じで関わってしまうのです。

でも、子どもというのは、親とは違った魂と個性を持って生まれてきますから、
コントロールすることはできません。私たちは、自分自身でさえコントロール
することが困難です。自分以外の存在、それがたとえ我が子であっても、
コントロールは不能だということを、心しておきましょう。

ただ、ここで、なこななさんは、ご自身の「人に頼る。自己主張ができない。
自信がない」部分にすでに気付いて、俯瞰視していらっしゃいますね。
この力はとても素晴らしいと思います。

その俯瞰力を生かして、まずご自身が「人に頼らない。健全な自己主張を
できる。自信を持てる」自分になれるよう、努力をしてみましょう。
娘さんを責める前に、まず、なこななさんご自身が、人に頼るのではなく、
自分の足で幸せを感じられる人生を歩めるかどうかということが大切です。

具体的にはどうしたらよいでしょう?

続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

170201_FB_kawabata

Q:主人と義父、24の娘、大学2年の息子と暮らしています。

息子は中学一年から不登校になり家に引きこもっていました。
高校は通信制に入学して、少しずつ外に行けるようになり
地元の大学に合格して現在元気に通っています。

私の兄は二人とも難関大学を卒業し、一人は大学教授をしています。
主人も難関大学を出ています。
私は勉強があまり得意ではなく専門学校しか出ていませんが、
好きな仕事をしておりそれほどコンプレックスはないつもりでした。

専門学校の時の友達や、職場の同僚の子供さんはみなさん優秀な成績で、
国立大学や地元でも難関な高校に通っている人が多いのに、
自分の息子は三流大学に通っていることが恥ずかしく思うことがあります。

そんな風に思う自分が情けなくて恥ずかしいです。
息子が引きこもっていた時は、生きていてくれるだけでいい、
普通に生活できてくれたら充分!と思っていたのに。

友達とのランチや、職場での同僚との会話で子供の話になると
辛くなることがあります。

息子は不登校になる前はとても成績が良く、
誰からも好かれる良い子でした。

あのまま不登校にならなかったら良い大学に行っていただろうと
思うこともあります。でも、今、精一杯頑張っている息子のことが
大好きだし、これで充分、よくやっていると思っているのですが。

しあわせは学歴ではないことも充分わかっています。なのに、
友人と子供の話になるのが辛くて、会いたくない時もあります。

こんな自分が嫌になるのですが、
どうしたら心の持ち方を変えられるでしょうか?

【コスモス・51歳・看護師】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

息子さんの学歴を恥じてしまう、そして、恥じる自分を責めてしまう、
揺れるコスモスさんなのですね。

中学の不登校から大学受験というのは本当に大きな変化であり、
大きな努力であったことと思います。
息子さんだけでなく、お母様であるコスモスさんの努力も大きかったことでしょう。
大いに息子さんもご自身も褒めてあげてください。

人間というのは、まことに無いものねだりですね。
あれほど欲していて、それさえ手に入れば望むものはない、と思っていたのに、
ひとたびそれが手に入ったのなら、
喜びもつかの間、また次の欲が湧いてきます。

エンドレスな欲とどう付き合うか、これは人生の大きな課題なのだと思います。

結婚さえ出来れば。
夫が優しくさえあれば。
子どもさえ出来れば。
子どもが大学さえ卒業してくれれば。
大学が一流でさえあれば。
就職さえ出来れば。
給与さえ高ければ。
昇進さえすれば。
人間関係さえうまくいけば。

内容は変わっても、あり方は変わらず、継続し続けてしまいますね。

楽を求めるが故に苦労する。
まこと苦楽は表裏一体ですね。

私たちの苦しみは、それに対する抵抗からくると言われています。

苦しみがあってはいけないと思うので、その原因を探して
それを滅しさえすれば、幸せが手に入ると思ってしまうのですね。

もちろん、問題を探してそれを滅すのは効果的なこともあるかもしれませんが、
人生から全ての苦しみを取り除いたり、全てを思い通りにしたりすることは
不可能です。

コスモスさんは、ご自身や家族には苦しみがあって、
同僚や同窓生には苦しみがないと思っているならそれは間違いです。

大丈夫です。
見えないところで、皆さんそれぞれに「ちゃんと」苦労されています。

いろいろなものを犠牲にされています。
楽を得るための、そんな見えない苦労にも目を向けてみてあげてください。

同窓生や同僚のお子さんは「みんな」良い大学を出ているというのは、
事実でしょうか?

そういう人もいればそうでない人もいる、
だけれども、コスモスさんは、どうもそういう人に目が行きやすい
ということはないでしょうか。

目が行きにくい人やことにも、どうか目を向けてみてください。

難関校を卒業して、穏やかに生きているひともいれば、苦労している人もいます。
難関校を卒業せず、穏やかに生きている人もいれば苦労している人もいます。

本当に難関校を卒業した、あるいはしていないことが理由で、
そうなっているのか、それとも、ただそれを理由にしただけなのか、
もう一度振り返ってみるのもいいかもしれません。

息子さんに自分を重ね合わせ、自分が取り組まなかった課題に
息子さんが代わりに取り組んでくれて克服することで、
自分を認めようとか、満たそうという思いがどこかにあるのなら、
その姿勢を手放す努力をしてみると良いのではないかと思います。

人生の課題は難関校の卒業ではなく、
「条件が整わない限り幸せにはなれない」という信念を手放すことに
あるのかもしれません。

あるいは、どんな条件下でも、与えられた場で豊かに生きる術かもしれません。

そのために、今無いものばかりに目を向けるのではなく、
今の条件だからこそ得られているものにも
きちんと目を向けてみることをお勧めします。

それを称え、味わうことができるのなら
今持っているこだわりも、やがて自然と消えていくのではないでしょうか。

人生に苦しみはつきものと受け容れつつ、そんな中にも、幸せはある。
幸せとは条件が整ったら感じられるものではなく、
それを見出す力であり、感じる力と信じて、
息子さんとコスモスさんの持ち備えた良さに目を向けてあげてください。

ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

★好評!川畑のぶこ
少人数制カウンセリングゼミ 第2弾 開講!
5ヶ月間かけてじっくり心のケアとスキルの習得に取り組みます。
詳しくはこちらから

http://dansharian.com/wp/seminar/

(日曜コースは満席となりました)

※「カウンセリングゼミ・実践集中コース」は、川畑のぶこ個人が主催する講座です。

170130

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みどりさん(39歳・女性・学生兼フリーター)からの
ご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
父が亡くなった後の、父の再婚家族との関係に戸惑っています。

父は生前「自分の家族とも仲良くしてほしい」と言っていましたが、
私には抵抗がありました。父の命が危ないかもしれない、という連絡を
奥さんからもらい、その時初めて会いました。
その後9ヶ月余りの後、父は他界しました。

連絡をくれたことには本当に感謝しており、拒絶されるよりありがたいこと
だと思っています。とてもいい方々で感謝しているのですが、葬儀などで
ご親族やご友人らと顔を合わせた時などは、「私はここに入っていくの
だろうか?」という違和感がありました。ご家族は「これからもずっと
家族同様に」と、父の願いでもあったし、と好意的に接してきてくれます。

兄は、父の家族とは距離をおく姿勢を貫き、結局、面会にも葬儀にも
来ませんでした。

母も他界しており、私も兄も独り身で、それを不憫に思ってのことなのか、
父の思いを叶えたいからなのか、再婚を肯定したいエゴではないか、などと
嫌な方にどんどん考えてしまいます。配偶者や子供がいなければ、自分達の
遺産も姉妹同然の従姉妹より、異母兄弟に継がれていくんだな、などと
本当に心の狭い、つまらない考えに囚われて、自分が嫌になります。

私が7歳で両親は離婚しましたが、それまで父との記憶があまりありません。
父がその後、幸せだったと知ることができ、看取るまで、わずかな孝行が
できたこと、私はそれで十分です。そうさせてくれたことに感謝しています。

それ以上に、兄と私を母方の親族と一緒に、不自由なく、寂しさや恨みを
持たせることなく、懸命に育ててくれた母に親孝行できず、真面目ゆえに
心の病になり逝かせてしまった後悔の方が強いです。今後はせめて、
子供の頃から今も支えてくれる母方の親族や、兄との関係を、より大切に
したいです。

自分が幸せを掴み歩んでいれば、こんなに囚われずに済むはずなのに、と
また自分を不甲斐なく思ってしまいます。

~~~~~~~~~~~

もう、この相談内容の中に、答えが全て含まれているように思います。

みどりさんは「どうする“べき”か」とお考えなのではないでしょうか。
どうするべきか。なぜかというと、血はつながっていないけれども、
一応親族になるし、父親の遺言でもあるし、と。

いろいろな“縛り”を考え、社会一般では、世間一般では、どうなのかなと、
ものごとを考える軸が自分の中ではなく外に行っている状態で「どうする
“べき”か」と判断しようとしているため、苦しいのではないでしょうか。

大切なのは、自分が「どうしたい」と思っているか、です。さんざん悩んで、
逡巡した挙句、最後に拠りどころとなるのは、心の中から湧いてくる声です。
それは、世間一般と比較すると合理的ではないかもしれないし、
平均的な考えや選択ではないかもしれません。

ところが、平均であるとか、一般的であるということが、みどりさん個人の
人生にとっての正解とは限りません。1の人もいれば10の人もいるから、
5という平均値が出てくるわけですよね。多数の人が言うことが正解で、
少数派の意見が不正解ということではないわけです。

人生とは、思い通りになることもあれば、ならないこともある場。
お父さんの思い通りに全てのことが運ぶ必要もありませんし、
全てみどりさんの思う通りに進む必要もありません。

「選択」した結果の「課題」を誰もが抱えて生きていくのです。
苦しいことや辛いこと、それらを全て排除する必要はなく、

淡々と冷静に学ぶ姿勢を持つことで、人生をしなやかに生きてゆくことは
可能です。

続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

1612021_FB_kawabata

Q:悩みといえるかどうかなのですが、
私にとって悩ましい事があってご相談させてください。

嫁いだ1人娘夫婦の夕食をほぼ毎日作って持って帰らせている
のですが、この行為を止めた方が娘たちの為なのか
決めかねているのです。

私61歳主人64歳、娘36歳娘婿47歳
一緒には暮らしていません。

主人の小さな建設会社の経営の中で、
娘夫婦はケーキ屋さんを営んでいて
私は癒し処をやっております。

経営はまずまず順調で、特にケーキ部門の似顔絵ケーキが忙しく
お休みでも娘は似顔絵かきに終始し
婿は段取りに追われて、まだ子供ができません。

孫ができるかどうかは神様にお任せするとして、
夜9時10時迄お店で朝は8時に家を出なければいけないらしく、
まともな食事支度が出来かねる様子。

そんな中私が出来る事といえば美味しい夕食を作る事位なので、
夜遅くまで夫婦で働く娘たちの分も作って持って帰らせるのが
習慣になっています。

娘は「無理に作らなくていいよ、ついでにあれば有難いけど・・・」といい、
主人は「ドンドンしっかり作ってやれ」といい、
私も少し面倒な時もあるけど、やりがいは感じています。

いつも感謝してくれるし、
作れない時も「大丈夫!大丈夫!!」と理解してくれるので
一見何の問題もないようなのですが、もしかして私って、
娘の自立を阻害しているのではないかと思ってみたり。

私にも夢や目標があって、その為に作りたくても作れない時がきて、
自然になるようになる時が来るとも思ってみたりしています。

いつも川畑先生のメルマガを愛読し、
他人には川畑先生はそんな時こうアドバイスされていたよを言える
のですが、自分事となるとどうも明確になりません。

どうかアト゛ハ゛イス宜しくお願い致します。

【佳那惠・61歳・自営】

―――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

佳那惠さんの、娘さんへの愛が伝わって来るご相談です。

娘さんのお仕事がうまくいくようにと手伝っていることが、
娘さんの妻業を怠る原因になっていることを
心配されていらっしゃるのですね。

まず、佳那惠さんにとって、自立とはいったい何を指すのかを、
じっくりと振り返ってみることをお勧めします。

たとえば、男性が手に職を持ち、稼いで家に帰ってくる。
もし彼が、料理をしなかったら、同じように、
自立していないと受け止めるでしょうか。

朝から晩まで働かないと間に合わないほどに人々に必要とされる
技術を持ち備え、十分に生計を立てられるレベルであっても、
女性である限り料理をしないと自立ではないのでしょうか。
それはなぜでしょうか。

ライフスタイルは人それぞれです。

とりわけこの時代は、男女共同参画の時代でもあり
男たるやかくあるべき、とか女たるやかくあるべき、という価値観
は崩れてきています。

何が、「私たち家族の状況において合理的か?」
「みんなが幸せになれるのか?」という判断を
されてみることをお勧めします。

世間一般や会社員と比較をしないことです。

他人軸で生き始め、自分(たち)の本性から離れてしまうと、
一気に様々な調和が崩れ始めてしまいます。

娘さんが料理をしないことによって
娘さんご夫婦やご両親である佳那惠さんたちが不幸になって
いるのなら、いちど家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

もし娘さんが人の持っていない才能を活かして
自己実現をしながら、生業を立てている、大変だけど充実して
幸せで、娘さんの作品ケーキを手にした人たちも幸せを得られる
というのなら、娘さんは立派に自立しているのではないでしょうか。

どこかから借りてきた「嫁業=自立」という価値観が
自分たち家族に合理的なのかどうかを
もういちど振り返ってみてください。

もちろん、佳那惠さんご自身が負担になっているのなら
それは続けてはいけません。

その場合は、負担になっていることを
率直に娘さんに伝えてみることをお勧めします。

そうであれば、娘さんは自分で作るのか、
スーパーでお惣菜を買ってくるのか、それとも
他に料理をしてくれるお手伝いさんを探しても良いわけです。

これも何が合理的で機能的かを健全に判断しながら生きる術
であり、自立のプロセスです。

もしも、佳那惠さんご自身もやりがいや喜びになっていて
基本的に無理はないし、娘さんも喜んでくれているのなら、
それが佳那惠さんご家族における絶妙なバランスであり、
みんなが幸せになるために必要なプロセスなのではないでしょうか。

未来に立ってみて、あの時は家族全員が一丸となってがむしゃらに
人生プロジェクトを達成したねと、お互いに笑い合いながら振り返る日
が来るのなら、それは佳那惠さんにとって正しい選択なのだと思います。

迷った時は、ご自身の中の心の声に耳をすませてみて、
その声に従ってみてください。

ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

maxresdefault.webp

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みどりさん(仮名・50代・女性)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
こんにちは。いつも、みんないろんな事を抱えているんだという思いとともに、
川畑さんの回答に、勉強させてもらっています。

なのに・・・私は子どもに暴言を吐き、手をあげます。
今日は掃除機でたたきました。掃除機をかけていたら、押し入れに脱いだ服や
洗濯済みのものも、一緒くたに突っ込まれていて。
これは何度も繰り返し注意し続けていることなのに、子どもは「後で、後で」
の習慣で、洗濯物が引出しに片づけられない、脱いだ服がたためないんです。

そういう日常の繰り返しの中、普通に子どもと会話することもできなくなり、
あいさつすら、あほらしくてできなくて。自分の小ささに呆れます。
それでも弁当を作り、日常をこなす自分は何でしょう。

断捨離に出会い、軽トラ2台分のものを捨てました。
それ以降も、日々捨て続けても、全然すっきりしない日常です。

子供(高2・小3、ともに女子)とつい2週間前、話し合いました。
私は暴力を振るわないこと、子供は嘘をつかないこと、穏やかに会話したいこと。
たった2週間前なのに、なぜもう日常のように嘘をつくのでしょう。
そして私はなぜ怒鳴り、手をあげてしか向き合えないのでしょう。
怒りはどう処理していくのでしょう。

人から言われるのは、「いい子らやね」。
そう、「いい子ら」だから、こんな私の暴言や暴力にも耐え、笑っているの
でしょうか。そして、その我慢が嘘をつく行為になるのでしょうか。

上の子は、嘘をつくのは自分を守るためだと言いました。
自分を守る嘘をついても自分が苦しいだけではないのでしょうか。
責任感だけで子どもと向き合っている自分は、
何を変えれば、変われるのでしょうか?
~~~~~~~~~~~

子ども二人を育てるというのはとても大きな仕事だと思います。
みどりさんはとても誠実な方で、ご自分にも、そしてお子さん達にも、
人に対して素直、正直、誠実であれ、という教育を大切にされてきたのでしょう。

私たちの日常生活の中で、こうすれば人と調和がとれる、人間関係を良好に
保てる、といった働きかけから、親は子どもに対して
「こうしなさい、ああしなさい。そうすると、あなたも幸せになれますよ。
周りも幸せになれますよ。より調和的に生きることができますよ」と、
様々な教育をします。

ところが、「かくあるべき」が度を過ぎてしまうと、
それは、時として怒りになってしまいます。

娘さんの「嘘をつかなければならなかった理由」は何でしょう?

表面的形式的な「嘘をついた。よくない」「嘘をつかない。はい、いい子」
ではなく、どのような動機からこの嘘がつかれたのかを掘り下げて理解しよう
としないと、これは延々に続いていくでしょう。表面だけを刈り取っても、
根っこは残ったままなのです。

みどりさんの「かくあるべき」、そして娘さんの「嘘の動機」。
両者の出処、関係性を見ていきましょう。

なお、親子での話し合いを持ったというのは、たいへん素晴らしいことですね。
この話し合いを今後も有効に機能させるための、ポイントもお伝えします。

続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

姑との辛い同居.webp

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、佳代子さん(仮名・40代・会社員)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
子どもたちが大きくなり、普段の生活はほとんど、家と会社を行ったり来たり……。
主人は会社から帰宅するのが毎日21時以降で、夕食は80歳の姑と二人で食べています。

母は耳が遠く、補聴器を何度か勧めたのですが、掛けていません。
口を開けば文句や悪口が多く、嫌で嫌で仕方ありません。
主人に早く帰ってきてほしいと言っても、なかなか早くは帰って来てくれません。

母は近所のおばあさん達と時々お茶をしたりしているみたいですが、
ほとんど家にいます。
私が出掛けるのは好ましく思ってないようで、ひどいときは返事もしません。
仕方ないことと諦めようとしますが、顔を見ると嫌な思いが……。

この気持ちをどのようにすればいいのか、アドバイスをいただけませんでしょうか。
~~~~~~~~~~~

嫁姑の問題というのは、なかなか一筋縄ではいかない部分がありますね。
まずは、ご主人と協力していく必要があると思います。

ぜひ一度、フォーマルなコミュニケーションの場を持ってください。
佳代子さんが何か言ったとき、愚痴のように聞こえてしまうと、ご主人はじめ
多くの男性はシャットアウトするか、右から左へ流してしまう可能性が高いです。

それを避けるため、「心理的な負荷があって本当に辛いので、何とかしたい」
という佳代子さんの気持ちを伝え、テーブルをはさんで向き合って、きちんと
フォーマルな場を設けて話し合いをしてみることをお勧めします。

また、お母様との「煮詰まってしまう」関係に関しては、お互い気晴らしの場
があると、かなり柔和になることが考えられます。たまには佳代子さん自身も
リフレッシュのために、友達と飲みに行ったり食べに行ったりしてもよいのですよ。

そのために、お母様のためにはご飯を予め作っておくなど必要になるかもしれま
せんが、もし、80歳のお母様がまだ自立していて、身の回りのことも自分でできて、
お料理もできるのであれば、「全て嫁がやるべきだ」という考え方を捨て、
お母様にご自身のことをやっていただくというのも一つではないでしょうか。

初めは、お母様も快く思わないかもしれません。自分は大事にされていないと
いう気持ちになるかもしれません。でも、大事にされていないわけではない
ですし、お嫁さんである佳代子さんも自分自身の時間を作ることで充電できて、
結果、機嫌よくお母さんと向かい合うことができるのであれば、これはお互いに
とってよいことですよね。

お母様との関係性を少しずつ変えていきましょう。
佳代子さんの気持ちの持ちようと具体的なアクションで、機嫌よくお母様に
接することができるようになりますし、お母様自身も、今よりもっと心地よく
楽しく過ごせる場や関係性を構築できるはずです。

続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

161121

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、虹さん(42歳・家事手伝い)からいただいたご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生こんにちは。毎週、相談への回答を拝見し、鋭い洞察に感心しながら、
私も多いに参考にさせていただいています。今日は、胸の内を誰かに聞いて
頂きたくお便りさせて頂きました。よろしくお願いします。

私は42才。米国人と結婚、7才と4才の子どもがおります。年内に米国に移住を
する予定で、夏に、主人と上の子は学校や就職・家探しで先に主人の実家に
渡米しました。私と下の子は家が見つかるまで日本の実家に滞在させてもらい、
私の両親(2人暮らし。共に70才)の自営業、家事手伝いをしています。

渡米が決まってからすぐに私の母の乳ガンが発覚し、現在闘病中です。
リンパにも転移しているという事ですぐに化学療法が行われましたが、
副作用で入院するほど身体がきつく、1回目のみで中止し、先日乳房全摘手術
を行いました。少しずつ腕に浮腫が出ており、家事や事務作業にも支障が出て
きています。渡米までの何ヶ月かは私が家事や自営業を手伝えるのですが、
私の他の兄弟夫婦と同居を始めるとか、新しい人を雇うなど具体的な解決策を
話し合う事も避けられ、心配は募る一方です。

だんだんと弱っていく母のそばにいたい、恩返しがしたいと渡米を延期する事
も考える一方で、先に渡米している7才の子にも寂しい思いをさせているので
早く家族一緒になりたいという思いも。母と次回会う時はもう弱っている時か、
お別れに間に合うか、という気持ちが交錯し、毎日涙をこらえながら
母と接しています。より未来のある家族に目を向けなきゃと、
年末の飛行機のチケットを購入しました。

母は化学療法、放射線、手術などこれ以上の治療を望んでおらず、
ドクターからは他の臓器に転移するのも時間の問題と言われています。
日に日に体も心も弱っていく母を見ながら、出発の日が刻々と近づいているのも、
辛くてたまりません。

これから先、どのような心持ちでいたら、私や母にとりましてベストでしょうか。
やはり前向きに笑顔でいる事でしょうか。
~~~~~~~~~~~

海外への引っ越しというとても大きなライフイベントがあるときに、愛するお母様
のがんがわかったとのこと、本当になぜこのタイミングにと思わざるをえませんね。
非常に大きなストレスがかかる出来事が短期間の間に起きている、虹さんの辛さが
ひしひしと伝わってきます。

まず、年末のアメリカ行きのチケットを買ったというのは、よい決断をされたの
ではないかと思います。悩んで悩んで、逡巡して、最後にお腹の底で「こうだ」と
思うことに従うことが、いいことです。

お母様のこと、子どものこと、虹さんが考えた結果、家族と一緒にいようと決断
されたのであれば、これがこの時点でのベストだと思います。そして、それは
お母様にとってもベストだと思います。

病気になると、いろいろと不便は出てきてしまいますね。が、一方では、
もちろん病気の進行の度合いやお母様の精神状態にもよりますが、これから回復
に向かう可能性もあるわけです。

がん=死ではありません。もちろん、いずれ私たちは死を迎えますし、当然のこと
ながら、親の方が先に旅立つ確率は高いわけです。が、親世代であろうと子世代で
あろうと、人間の生涯の死亡率は100%ですから、それぞれがどうやって人生、
そして死に向き合うかということが、問われるのではないでしょうか。

私たちの人生の目的は、死なないことでも延命することでもありません。
100年生きれば正解かと言えば、そういうものでもありません。
与えられた時間をいかに豊かに過ごすかということが大切です。

そして、この豊かさには「距離」というものは関係ないと思います。近くにいても
いがみ合っている人たちはいますし、遠く離れていても心を通わせたり、見えない
エネルギー的な絆やつながりを育むことはできます。

「情緒的サポート」「コミュニケーション」そして「祈り」。
ぜひ、この三つに取り組まれることを、虹さんにお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

161116_FB_kawabata

Q:母(私の家から徒歩数分の実家で父と二人暮らし)に対して
報われない気持ちを抱えています。

四人兄弟の三番目で良い子で当たり前という中で育ってきました。

母に対して自分の気持ちをわかって欲しくて、
大人になってから気持ちをぶつけたこともありましたが
都度否定され叱られて終わっています。

日々年老いて行く母との残りの時間を良い関係にしたいと、
最近、無理をしない程度に実家に両親の様子を見に帰るようにして、
お互いが穏やかにやって行ければいいと考えてその様にしていました。

父母は高齢で持病を抱えながらも
私達子供には極力頼らず、なんとか二人で生活しています。

実家では母がモノを溜め込み、モノで溢れている家の有り様に、
実際困ることも多く、父がすぐにイライラして怒りだすということが
何十年も前から続いています。

私や姉も片付けて欲しいと何度か言いましたが
聞き入れてもらえることはなく逆に怒られてしまいます。

子供達が実家を出て家が広くなるとますますモノで溢れ
改善される様子はありません。

少しでも長く実家で父母が気持ち良く暮らせるように、
家を片付けようと家族で話し合い、母もその時は同意するのですが、
母のモノに対する執着がすごくて、
片付けが進まないと言うより出来ないという状態です。

母に満たされなさのようなものがあってモノに執着しているのではとも
思うのですが、どうして良いのかわかりません。

仮にそういうものを抱えているとして、父との関係もあるかも知れないし、
母の長い人生でそうなってしまうことがあったのかもしれません。

母とは気持ちとか本心とか心の話をしても通じないと感じることが多く、
実際私の気持ち等を聴いて貰えたことはありません。

そんな私だからか、母の気持ちを聴こうとしてもうまくいきません。

実際、母は長年に渡ってめまい、高血圧、耳鳴り、浮遊感などに悩まされており、
私なりにその関係性について話し、一度家をスッキリさせれば頭の中も
スッキリするし、父もその事で怒らなくなるし、楽になると思うよと何度か話し、
母もそうかなあと興味を示すのですが、執着が勝って行動に移すことはありません。

自分にできることとして、実家に帰った際は母の話し相手になって
話の腰を折ったり否定したりしないよう気をつけています。

そんな中、何とか母と良い関係を続けられるかもと思っていたのですが
母の言葉に傷つくことが続き、

「〇〇(私)が義母を引きとらなかったから○○さん(私の夫)がこんな事になったんやわ
(夫が職場のトラブルから抑鬱状態になり休職した時)」

「〇〇(私)にだまされてるんやわ(私の知人に依頼した実家の修繕工事の
値段に対して母が父に言った言葉)」

平気で私を傷つける発言をする母に対して穏やかな気持ちを持てるはずもなく、
母は軽い気持ちで言ったのだと思うのですが、
それに対して、ここに来て、そのくらいで傷ついてしまうのかと
自分の弱さを痛感しつつも傷ついてしまう自分がいます。

悲しくて、情けない気持ち、そして少し腹もたちます。

どうしたら気持ちが収まるのか、どうしたら母と良い関係でいられるのか
などアドバイスよろしくお願いします。

【ベス・56歳・パート】

――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ベスさんのメッセージには、お母様の健康やより良い日々に対する憂慮と、
お母様から得たい承認や愛情という課題があると思います。

まず、お母様の健康や豊かな人生のためのサポートに関しては、
年老いて気力や体力も衰えている親と対峙する時は、その脆さを理解して、
優しさや思いやりが大切になることは言うまでもありませんが、
同時にサポートする側が執着を手放す姿勢も大切になってくると思います。

ベスさんやご家族は、部屋が片づかない限り、母の人生は機能しない、と
思われていることと思います。

もちろん、お母様がすっきりした空間で健やかに過ごせたに越したことは
ありませんが、何が何でもという姿勢は、
ベスさんとお母様の関係性を膠着させてしまう危険があります。

人間は命や健康より考え方に執着するといわれています。

お母様には命や健康を犠牲にしてでもモノを持っていたい無意識な理由が
あるかもしれませんし、いろいろな言い訳があるかもしれません。

まず、そのことに対して、怒りから批判的に接するのではなく、
不器用でいびつな、それでも母ながらの現時点での最善の対処法なのだなと、
深い理解をしてあげることが大事になると思います。

深い理解とは、表面的に波風を立てないようにするということとは全く異なります。

表面的に波風を立てないように自分の心を抑圧していると、
やがて感情が爆発することでしょう。
「私はこんなに無理して自分を抑えてガンバっているのに!」と。

ですので、できるだけ平穏を保つのではなく、相手がそうならざるをえなかった
理由や動機を理解する努力をしてみてください。

もしかしたら、お母さんは(も)「誰も私をわかってくれない」と、周囲からの意見に
耳を傾けないことによって、無意識な抵抗を示しているのかもしれません。

「たとえ部屋が片づかなくたって、たとえモノが多くったって、
私のことを受け入れてよ!」という叫びがあるのかもしれません。

自分が正しくあるために、周囲の意見を取り入れてはいけないと
恐れているのかもしれません。

その恐れを理解できたなら、お母様もベスさんも楽になれるのではないでしょうか。

「お母さんも私と一緒なんだ。認めてもらいたいんだ。自分が正しいって、
価値がある人間だって確かめたいんだ。私と一緒で愛されたいんだ。
それが不器用でいびつなかたちで表現されているのだ。」と。

お母様がベスさんに対してとる態度〜母親が子どもを服従させようとする態度
は、恐れから来ています。

それは子どもが愛される価値がないからではなく、母親自身が価値ある母親、
正しい母親であることを認めさせようとする心理から来ていることが多いのです。

すなわち、お母様は自分が本当に正しいのか、価値があるのか、愛に値するのか
を疑っているということです。
周囲が自分を受け入れることによって、その疑いを晴らそうとしているということです。
そして、そのことに無自覚です。

親子の関係において、親は子どもほどに愛情を必要とせず、
愛が必要なのは常に子どもであって親ではないと思われがちですが、
決してそんなことはありません。

お母様の方が、ベスさん以上に、承認欲求や愛情欲求が強い可能性だって
十分にあるのです。それが、モノとの関係に現れている可能性もあるのです。

「モノを捨てなさい」という周囲の姿勢は、お母様にとって
「あなたの価値は不要だから捨てなさい」と聞こえている可能性があります。

モノはモノのようでいてモノではないということを深く理解してみてください。

私が、溜め込み性の母親に断捨離を伝える時は
決して「捨てろ」というメッセージは伝えませんでした。
むしろ、捨てない母を全面的に肯定し、受け入れていました。

「仕方ないよ。飢餓も体験して、モノが乏しくて、苦しい時代を生きてきたんだから。
さぞトラウマ的な出来事だったでしょう。捨てるなんて心が引き裂かれるような
思いでしょう。そうなのに、無理して捨てる必要なんてないよ。
別にモノが溢れていたって、それなりに幸せに生きていけるでしょうから」

と、徹底的に母の現状を受け入れる状態でした。

これは無理にそうしたのではなく、本当にそうだったろうなと、理解したからです。
自分が様々なものを手放してみて、
また、母の溜め込んできたモノを眺めてみて、その苦しみを理解したからです。

もちろん、その苦しみを体験してまでも不要なものを手放すことの価値は
理解していましたから、希望は持ち続けていました。

そのために、自分の体験をひたすらシェアし、最後に、

「あくまでもこれは私個人の経験であって、お母さんにはお母さんの
価値観があるだろうから、それを大事にすることが良いと思うよ。
無理に捨てない方がいいよ」

と付け加えることを忘れませんでした。

この根底には、希望を持ちつつも執着を手放す姿勢がありました。

人それぞれに人生のプロセスがあり、母には母に必要なプロセスがある。

それは私のエゴを満たすかたちや私のエゴを満たすタイミングで行われる
とは限らないけれども、必要なかたちやタイミングで、時として、
私にとって不都合で嫌いなやり方で行われることがあると、信頼していました。

また、今世で成し遂げられなかった課題は来世に持ち越されるだろうという、
執着を手放すための死生観も大切にしていました。

ですので、母が断捨離を進めて楽に人生を過ごせたに越したことはないし
そのための努力はする(説得ではありません)けれども、たとえ、
思い通りの結果が出なくても私の人生も母の人生も、それなりに機能する。
という姿勢でした。

最初は私が断捨離のシェアをするたびに興味を持ちつつも、緊張感が走る母
でしたが、徐々に「この子は本当に私が捨てようが捨てまいが、
私のことをOKだと思っているな。(私の価値を受け入れてくれているな)」と
理解したのでしょう。

このようなやりとりの中で、閉ざしていた心を徐々に開くようになってきました。
そしてある日、断捨離を始めたのです。

私自身、私の言うことを母が聞くことによって、
己の承認欲求や愛情欲求を満たす道具に使わないよう気をつけました。

そのために、私自身、母親が私の思い通りになろうがなるまいが、
私は価値がある存在で愛に値するということを理解し、
それに伴った行動をするよう努力していました。

モノがあろうがあるまいが、母が幸せを感じながら生きるために
どのように関わることができるか、
そのために、私が大切にするもの、あるいは捨てるべきものは何か
ということを問い直し続けました。

捨てるのが難しいのは、モノではなく考え方です。

ぜひ、ベスさんもこれらのことを参考にしていただければと思います。

ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。