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33歳、30歳、26歳の3人の娘の母親です。
上2人は結婚し、孫もいます。
末娘は同居で、土日のみバイトをしています。

モラハラの旦那と、12年の別居後
離婚が成立しました。

私は、家族団欒への憧れというか
こだわりが強いように思います。
なのに、家族はバラバラになっていきました。

私は、他の家族が私がいない場に出掛け
楽しんでいることが辛くて仕方ないのです。

私も一緒に行きたかった!
私も一緒にやりたかった!
私も誘って欲しかった!

という気持ちでいっぱいになります。

今では、子どもたちから、
「お母さんは私たちが何処かに行くことを怒るから、
言いたくないんだ!」と言われ、
出かけることや、出掛けたことを
言ってもくれなくなりました。

当然の結果だと思ってます。
決して怒っているのではないです。
悲しくて寂しくてやり切れない、、だけなんです。

こんなことで苦しむ私ですが、
家族が幸せそうに楽しそうに暮らしてることは、
心から嬉しくて喜べます。

この複雑で異常な感情は、どこから来るのでしょう。

大家族とガヤガヤすることへの執着が拭い去れないです。
思い通りにしたいとか、もっと思いやってほしい、
というのではなく、ただ家族と一緒に何かをする
瞬間空間が欲しくて仕方ないんです。

趣味がないわけではないです。
友達もいます。

けれど、家族と出掛けたりガヤガヤする時間がなく、
子どもからも拒否される事が、辛いです。

こんな親だから離れて行くことも分かります。
こんな親は自分も嫌です。
でも、湧き出て来る複雑な思いはどうしようもできません。

【ロミ・50歳・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

お子さんが3人とも成人され、お2人は巣立たれたのですね。
ご主人とのモラハラや離婚など大きな困難を乗り越えて、
3人の娘さんを育ててこられたロミさんの努力は
並大抵のものではなかったことと思います。

ロミさんは大家族でのガヤガヤに執着してしまうとのこと。
おそらく、幼少期に影響を受けた幸せのカタチなのではないでしょうか。

テレビの中にそのカタチを見たのかもしれませんし、
周囲にそのような大家族がいらっしゃったのかもしれませんね。

幸せの価値観はそれぞれですから
大勢でガヤガヤすることを好む人もいれば、
プライバシーを保って穏やかに過ごすことを好む人もいることと思います。

それぞれが、自分の人生に対して、理想や希望を持つことは
良いことでしょうし、大事なことでしょう。

ただし、それが一度執着となると
喜びではなく苦しみを生み出してしまいますね。

希望が「大家族でガヤガヤと過ごしたい。そうすれば楽しいだろう!」
といった思いから育まれるのに対して、
執着は「何が何でも、大家族でガヤガヤ過ごさねば!私の人生は
惨めになってしまう」という心理が働いていることと思います。

大切なのは、「そうであったに越したことはないけれど、
たとえそうでなくても、私も家族も幸せに生きることはできる」
という心の柔軟性です。

ロミさんの苦しみは、常に大家族でガヤガヤしていなければ
幸せとは言えないと、その他から得られる幸せを排除してしまっている
ことにあるのではないでしょうか。

ささやかな望み、とのことですが、
家族全員がいつも集まって仲良くワイワイガヤガヤやるということは、
かなりレベルの高い望みではないでしょうか。

ロミさんのご家族は、
過去に家族でガヤガヤやっていたことはありませんでしたか?
たとえば、今33歳、30歳、26歳の娘さんたちが、
13歳、10歳、6歳のときにはどうでしょう?
ワイワイガヤガヤやっていませんでしたか?

それ以前はどうだったでしょうか?
なかったことになっていませんか?

そうであれば、おそらく、お子さんたちも、
たとえ皆が集まってワイワイとやったとしても、
ロミさんがそれで十分と満たされることはないと思っているかもしれません。

私たちは「いつも」望む状態で満たされるということはありません。

ロミさんもお気づきの通り、自分の喜びを満たすために人をコントロールする
けれども、人の喜びを一緒に喜べなかったり、人の幸せを認められない人と
一緒にいたくないと思うのは、自然の流れでしょう。

相手の苦しみや痛みがなくなり喜びや安らぎを望む慈悲の心は、
調和的で愛ある人間関係の基本です。

子どもは親のニーズを満たすための道具ではなく、それぞれが幸せを求めて
生きる権利があります。それを尊重し、思いやり、喜べるようになるための
努力が必要ということになります。

その努力のアプローチとして、
まず、今ロミさんに無いものではなく、あるものに焦点を当ててみます。

お子さんが巣立たれる前は、家族でガヤガヤしていたのであれば、
そのような豊かな思い出があることに感謝できるでしょう。

また、毎日でなくても、年に1度や2度は、家族皆で集まる機会があるのなら、
そのことにも感謝できるのではないでしょうか。

さらに、大勢でガヤガヤしなくてもお子さんたちとの関係で、
幸せだなと思える瞬間がロミさんにもたくさんおありかと思います。

心を素直にオープンにして、そのことをリストアップしてみてください。
そしてそれらのことに対する感謝の気持ちを十分に味わってみてください。

ないことに意識を向けるのではなくあることに意識を向けていきます。

そのような努力が積み重なると、
やがてお子さんたちに感謝を伝えられるようになるかもしれません。

すると、きっとお子さんたちも「お?最近のお母さん、イイ感じかも…」と、
お母様と一緒にいる時間やコミュニケーションする時間に
苦痛を感じなくなるでしょうし、むしろ喜びを感じるようになるかもしれません。

人は苦しみから離れ、喜びや安らぎに向かう、自然の法則があります。

その法則を尊重し、従って生きる努力をされてみてください。

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1 件のコメント

  • あはは より:

    17歳年上の夫と結婚し、14歳と11歳の子供がいます。
    下の子が、2歳の時に主人は定年退職、それに合わせて私が職場復帰しました。
    上の子を持った時から、価値観の違いに違和感を覚えながら、また、子供を一人で育てていく自信もなかったので、その違和感を誤魔化してきました。一度夫に訴えたことがありましたが、相手にされませんでした。
    10年が過ぎた時、我慢できずに自分の思いを話しました。主人は、心を入れ替えると言って、態度も一変しましたが、3か月後には元に戻りました。
    それから、また気持ちのすれ違いがあり、離婚を訴えましたが、また気持ちを切り替えると言ってきたので、誓約書に署名してもらいました。
    それから、二回、私が価値観が違うと訴えたことがありましたが、その都度少しの期間は良くなりますが、数ヶ月後には、元に戻ります。
    何度も今度こそと信じてきましたが、その都度、その程度の覚悟なのかなと、裏切られたような悲しい気持ちになりました。
    結婚当初は、子どもが小さいにも関わらず、仕事で家を空けることが多く、家事を主人に任せていたので、機嫌を損ねると、子供たちに八つ当たりされるかもしれないと、顔色を伺って、怒らせないようにしていました。
    今では、少しは自分の意見も言えるようになりましたが、タイミングや話し方など、色々計画的に話を提案します。
    しかし、今までのうやむやな部分は、ずっと心に残っていて、その事をじっくり話したいのですが、昔の話を持ち出すと、主人は相手にしてくれません。
    ずっと、言いたいことが、伝わらなくて、悲しさや寂しさはありました。
    主人は、難聴で話が伝わりにくいので、補聴器をつけてほしいと、最近お願いできるようになり、機嫌かいいときにはつけてくれるようになりました。
    しかし、今までのうやむやな思いは解消されず、価値観の違いをずっと感じてきたので、もう離婚したいなと思っています。
    ずっと、もし、主人が死んだら、悲しくて泣けるかな、と思ってきました。
    子どもたちのお父さんが死んでも泣いてあげられないなら、一緒にいる意味はないのかもしれないと、ずっと思ってきました。
    子どもたちは、主人とはあまりコミュニケーションをとれてないので、仲良くもなく、悪くもなく、どちらかといえば、お互い無関心のようです。私は、コミュニケーションを積極的に取らなかった主人に原因があるのでは、と思っています。
    私は、できる限りのことをしてきたと思っています。
    子どもたちには、価値観の違う人とでも、どうにかよい関係を築きたくて、もがいている姿を見せてきたつもりです。この姿を見て、子どもたちがきっと何か学んでくれると思い、主人との結婚生活をしてきました。でも、今は、もう手を尽くして、信頼もないので、離婚したいと思っています。