自分の性格・思考

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Q.何事もうまくいかないことは、全て自分のせいだと感じます。

「そんなことはない」と、
私の思い込みだ、妄想だと思っても止まりません。

自分のせいだと思うと、自暴自棄な気持ちになり、
イライラして、全て投げ出したくなったり、
めちゃくちゃにしてしまいたいという
破壊的?破滅的な感情に飲み込まれそうになります。

どうにかそこを思い止まっても、
その後の疲労感、虚無感がずっしりとのしかかり、
ひどい無価値感に苛まれ、

やはり自分のせいだ、私がダメだから、
私ができてないからこんなことになるんだ
と自分責めが止まりません。

これではダメだと思うのです。
ここから抜け出さなくてはと思うのですができません。

だめだと思うのではなく、
そんな自分もOKとしてあるがままを受け入れるなどと
読んだり聞いたりしますが、必ず
「でも、できてないでしょ」という問いかけが浮かんできます。

どうすればこの全て自分が至らないからだという
自分責めから脱出できるのでしょうか?

【断捨るー・40代・女性・子育てインストラクター・カウンセラー】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

何事も自分のせいだと思ってしまう癖があるんですね。

自分の行動を省みることは、
人生を歩む上でときとして大切な要素であり、
私たちの成長にもつながります。

ただし、起きているネガティブなことばかり、
全て自分のせいだと思い込んでしまうと、
人生は辛いものになってきてしまいますね。

ネガティブなことばかりでなく、
起きている好ましいことも、
やっぱり自分のおかげ!と思えていれば、
バランスがとれて、さほど辛くもならないのでしょうが。

おそらく、断捨るーさんの場合、そうではないのでしょう。

断捨るーさんは、
子育てインストラクターをされていらっしゃるとのこと。

もし、ご自身のお子さんが、
起こっていることで悪いことの全ては自分のせいだ、
と悩んでいたら、
いったいどんな言葉を投げかけてあげたいでしょうか。

自分が我が子を愛するように、
断捨るーさんもまた、愛に値する対象であるとすれば、
一体どのような対応をするのでしょうか?

おそらく、断捨るーさんは幼少期に
悪いことはみんな自分のせいだ、と思い込んでしまうような
インパクトのある出来事や生活があって、
その思考パターンでこれまでやってきてしまったのかもしれませんね。

そうであれば、癒されていない、
心の中のリトル・断捨るーちゃんを癒してあげてください。

幼少期のご自身が、
そんなふうに悩んでいる姿を思い浮かべてみてください。

ニックネームがあれば
そのニックネームで呼んであげたらいいでしょう。

リトル・断捨るーちゃんに、
「そういうふうに考えちゃうよね。
でも、それはあなたのせいじゃないよ。」
と伝えてあげてください。

また、物事がうまくいかなくても、そういうこともあるよと、
それでもちゃんと人生は切り開かれるから大丈夫だよと、
小さな傷ついた断捨るーちゃんに語りかけてあげてください。

失敗したり、ズッコケたりしながら、ときとして、這いつくばりながら、
前進したっていいんだよ、と秘密を教えてあげてください。

そして、私はいつもあなたの味方だよ。

たとえ、周りの全ての人が敵に見えても、
私だけはあなたの味方だよと、ひっそりと教えてあげてください。

そして彼女を温かいエネルギーで抱擁してあげてください。

同じ感情がふたたび襲ってきたら、
「あ、心の中のリトル・断捨るーちゃんがまた出てきたな…」と
気づいてあげて、そして優しく微笑んで、
リトル・断捨るーちゃんを包み込んでください。

決して悩んでいることを批判する必要はありません。

あー、やっちゃってるね、と
不器用な愛すべき存在として包み込んであげてください。

やがてリトル・断捨るーちゃんと大人の断捨るーさんが
統合されていくことでしょう。

もちろん焦らず、時間をかけて向き合ってあげてください。

  
ーーー
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Q.子どもが思うように育たなくて
気持ちが沈んでしまいます。

私は正社員で仕事をしながら、
子ども3人を育てました。

主人は単身赴任が多く、ほぼワンオペで育て、
子どもの教育にも熱心に取り組みました。

仕事のキャリアを捨てて
子どもにとって良い環境を整えました。

自分のすべての時間を
子どもを育てることに注ぎ込んできました。

でも、子どもは思ったよりも優秀ではなく、
それは仕方がないとは考えながらも、
こんなに尽くしてきたのにという
気持ちが捨てられません。

子どもは素直で優しい子になってくれたので、
それだけで幸せに思うべきなのですが、
ただ悲しく気持ちが落ち込んでしまうのです。

そして、頑張ってもこの程度しかできないなんてと
子どもの将来も心配してしまいます。

どうやって気持ちを切り替えたら良いのでしょうか。

【くまこ・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ
 

フルタイムで仕事をしながら
ワンオペで3人を育てられてきたくまこさん、
ひたすら頭が下がります。

子どもの教育も手を抜くことなく、
頑張ってこられたのですね。

ご自身のキャリアを断念してまで、
くまこさんがお子さんのために
尽くしてきたとのことですが、
その意図をぜひもういちど
振り返ってみていただきたいと思います。

くまこさんがお子さんの為に
尽くしてきた理由は…

子どもが幸せに生きるためでしょうか?

それとも…

くまこさんの期待に応えてもらうためでしょうか?

親が自分で叶えることができなかった夢を
代理で達成してもらうためでしょうか?

私たちは、ときとして、自分の思い描く理想と
子どもの幸せを混同してしまいます。

くまこさんとしては、

 良い教育を受け
→勉学で成果を残し
→良い大学を卒業すれば
→良い就職ができて
→結果幸せになれる!

…と思い描いていらっしゃったことと思います。

さて、この幸せスキームは
本当にくまこさんのお子さんにとって
正しいのでしょうか?

子育ての最終目標は子どもの自立で、
子どもが自分の人生を切り開く力を
身につけることです。

いったい自分には何が出来て、何が出来ないのか?

何になりたくて、実際何になれるのか?

何を得て、何を手放すのか?

どのような状況下でも幸せの種を見つけ、
それに水やりをすることができるか?

これらを体得するためのサポートが
親の大事な仕事ではないでしょうか。

そうであれば、
勉強ができるようになることもさながら、
自分は何者かに気づくことができる知性を
育むことが大事になってきます。

誰かに敷かれたレールがあったとして、
果たしてそのレールが
本当に自分に合っているのか否かを
見極める力をはぐくむことが、
より重要なこととなるでしょう。

敷かれたレールが合っていないのに、
無理に合わせて
誰かの望む人生を歩んでいたのであれば、
人の心は充たせても、自分の心を
充たすことはできなくなってしまいます。

真のサポートとは自分が望む結果ではなく、
相手が望む結果をサポートすることです。

くまこさんは、その時点で親としてできる
最善を尽くされたことと思います。

結果が思い通りにならないので
すべてが無駄だった、と想うと、
悲しかったり、腹立たしかったり、悔しかったり
といったネガティブな感情が湧いてきて、
辛くなるでしょう。

でも、その結果、
自分に合っているもの、合っていないものが
何かを明確に把握できたのであれば、
それは決して無駄なプロセスではなく
価値の有るプロセスです。

これまでの取り組みも、
必要なだけ身についているはずです。

なので、決して無駄ではないのです。

素直で優しい子に育ったのであれば、
くまこさんの育児は十分
成功しているのではないでしょうか?

相手に思いやりと優しさをもって
接することができるのは、
優れた社会的スキルで、
机上で簡単に学べるものではありません。

くまこさんが子どもに寄り添う姿、
何ごとにも真摯に取り組む背中を
見てきた結果ではないでしょうか。

すなわち、くまこさんが意図しないところで、
子どもたちは人生でもっとも重要なことを
身につけていたのですね。

ぜひ、ご自身とお子さんを称えてあげてください。

「教材ではなく、私自身が子どもの
良き教科書になっていたのだ!」と。

そして、これからは、子どもばかりでなく、
ご自身のためにも尽くしてあげてくださいね。

  
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Q. 私はいつも、物事を
最悪のことを考えて行動してしまいます。

そうすると、現実は、
そこまでには、ならないからです。

良くと考えて行動すると悪くなるからです。
マイナス思考に、疲れてしまいます。

良いアドバイスを、お願いします。

【ムーミン・60代・女性・無職】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

最初から悪いことを想定していれば、
実際の状況が悪かったときの
ショックを回避できるので、
防衛的に常に悪い状態を想定して
過ごし疲れてしまっているのですね。

このような心理的な防衛機制は
決して悪いものとは限らず、
「備えあれば憂いなし」という文脈で
はたらくことも多々あります。

楽観主義が過ぎて、
アリとキリギリスでいうところの
キリギリスにならないように
してくれたりもします。

何事も、過不足ないバランスは大事です。

ただ、ひとつムーミンさんと確認したいのは、
ムーミンさんは、実際の結果として、
良いことが起こったときはその分
人よりも謳歌して楽しめているのでしょうか?

1から10のスケールで、
10が最高の結果、1が最悪の結果だとします。

ムーミンさんの場合、
常に1を想定しているので、
実際に5だった場合、
差引いた4は得した良い気分になるけれども、
最高の10を想定すると、
差引5のショックが加わるという心理経済が
はたらいていることになるかと思います。

では、常に1を想定しているので、
2から10のときは常に喜べていますか?

実際に10が起きたときに、
「私はラッキー!」とか
「人生素晴らしい!」など、
差引9の喜びを享受しているでしょうか?

それとも、どうせ次は悪くなるに違いない、
と愉悦に浸ることは棚上げして、
次に起こるかもしれない最悪の事態に
備えているのでしょうか?

もし後者であれば、
「備えあれば憂いなし」どころか、
「備えすぎて憂いあり」の状態に
なってしまっています。

期待しているあいだの喜びもなければ、
どの結果であっても喜ぶゆとりがなければ、
結局、常にマイナスばかり
経験していることにならないでしょうか。

私の師であるサイモントン博士は、
「希望を持ちつつ執着を手放す」
というバランスが大切だと説いています。

未来に前進するときに、ムーミンさんが
望む状態が起こることを想像しつつ、
同時に、たとえ最悪の事態が起こっても
大丈夫なように備えるというバランスです。

期待感や希望を持っている人というのは、
そうでない人に比べて
健康度や人生の満足度が高いという
研究報告もあります。

ムーミンさんにおすすめしたいのは、
人生からネガティブなことを
すべて取り除くのではなく、
ネガティブなことがあっても大丈夫
という信頼感を育むということです。

たとえ、望み通りの結果にならなくても、
取り返しがつかなくなるわけではなく、
人生それなりに機能するという姿勢です。

現に、過去を振り返ってみても、
備えていたおかげで
うまく行ったこともあれば、
うまく行かないこともあったかと思います。

それでも、今日、今、ここに
ムーミンさんがきちんと立っているのは
厳然たる事実です。

思い通りでなくても、なんとかなって
人生を切り開いてきていることと思います。

ぜひ、失敗も人生の大切なプロセス
として包みこんでみてください。

失敗やネガティブな部分を受容することで、
それを避けることに
エネルギーを注ぐのではなく、
人生に起きている好ましいことや
喜ばしいことにも目が向けられるようになり、
未来に希望が持てるようになることと思います。

  
  
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20210517

FROM 川畑のぶこ

今日は、わくさん(50代・女性・主婦)のご相談にお答えします。

【Q】
高校受験の息子が志望校に合格できず、
母親の私の方が落ち込んでいます。

3番目の子どもで、病気がありながらも
たくさんの周りの方に支えられ、
勉強や部活動、生徒会活動など
充実した中学校生活でした。
私もママ友に恵まれ、
受験生の息子を応援していました。

結果はママ友2人のお子さんは
息子と同じ高校を受験し、
お二人とも合格しました。

息子の方が傷ついているはずなのに、
私の方がそのママ友ともう会いたくない
という気持ちにまでなってしまいました。

息子には、長い人生の通過点として
気持ちを切り替えて、
新しい環境で頑張ってほしいと思います。

しかし、心のどこかで、どうしてうちの子が
合格できなかったのだろうと、考えてしまいます。

発表後に偶然、ママ友と会って、
〇〇さんや△△くんは合格したのか?など質問され、
そこでかなり傷つきました。

息子が不合格だったということでいっぱいいっぱいで、
他のお子さんのことなど考えられない状況でした。
今までのお付き合いでは感じたことがない
悔しい、悲しい思いでした。

初めての受験ではないのに、
こんな思いをしてしまう自分が情けないです。

息子はやれるだけのことをやって、
それで届かなかった……頭では分かっていても、
どうしても受け入れることができません。

息子をサポートしていく立場の母親として
恥ずかしいです。息子の出来事を自分のこと
として悩み、考えてしまっています。

また、ママ友とは大人の付き合いとして
今まで通りにお付き合いしないと、
かえって気を遣われたり自分が惨めになるのでは?
と、こんな考えをする自分に驚いています。

無理してお茶やランチをする余裕がない自分を
認めてあげて、気持ちが落ち着くまで、
息子とゆっくり過ごすことが良いのかな?
とも思います。

器の小さな母で情けないです。
アドバイスをお願いいたします。

 
【A】
受験は、人生の浮き沈みを感じる
大きなイベントの一つですね。

私も一人の息子を持つ身として、
わくさんのお気持ちはわかる気がします。

我が家は、高校進学はまだこれからなのですが、
自分もきっとこんな思いを体験するんだろうなぁ
なんて思いながら、お話を聴いていました。

さて、息子さんよりも自分が落ち込んでしまって、
他のママさんとお付き合いもしたくないと
思ってしまうまでになってしまったとのこと。

でも同時に、そんな自分が嫌だなという、
自己嫌悪のような気持ちもあるわけですよね。

エリザベス・キューブラー・ロスという、
アメリカの精神学者で
死に関する研究をしていた人がいますが、彼女は、
「人生には小さな死がたくさん訪れる」と言っています。

自分が期待していたものが挫かれてしまったとき、
信用していた人に裏切られてしまったとき、
あるいは、今回のわくさんの息子さんのように、
受験や就職活動に失敗してしまったとき、、、
このようなときに、
私たちは小さな死を体験すると言っています。

そして、このような小さな死を体験したとき、
喪に服する期間というのが必要です。

すぐに元気になる必要はなく、
しばらくは後悔したり、何が悪かったんだろう、
もっとできたことがあるのではないか、と考えると
思いますが、その過程を受容することが大切です。

5月は特に落ち込む時期でもあります。

五月病などと言われたりしますが、
季節性情動障害と言って、季節が変わると
私たちの心理的・精神的な状態も変わったりする
ということがわかっていますので、まずは、
ご自身に優しくなっていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Beautiful,Doctor,In,Blue,Scrubs,Is,Covering,Her,Face,While

Q. 川畑先生、いつもメルマガ拝見し
温かいコメントに癒されています。

今、私は仕事を辞め専業主婦をしております。
以前は透析クリニックで看護師として働いておりました。

長期療養で治る見込みのない患者さんと
ずっと付き合っていました。
長い方では20年近くご縁のある方もいました。

私なりに誠意をもってやってきたと自負しています。

患者さんの我儘も仕方がないと
多少拒否をされたとしても、受け入れてきました。

ある時、どうしても受け入れがたいことがありました。
「お前ウザイ、担当変えて、二度と俺のところにくるな。」と
怒鳴られたことがありました。

よく攻撃的なモノ言いをする方ではあったのですが、
そこまで拒否をされることはなかったのでとても驚きました。

それからというもの、その方の無視する態度は続き、
上司に相談しても
暴力は振るわれていないのだから対処できない。
その時は退職を決めていた私に対して、
上司は取り合う態度は見受けることはできませんでした。

夫に相談したとしても、
「その人の琴線に触れることを私が言ったのだろう」というだけで
親身に聞いてはくれませんでした。

そんなことで夫との関係も距離が離れていたと思います。

同じ想いを抱えた同僚は親身に相談に乗ってくれたことは
今でも感謝しています。

今でも、そのことを思い出すと、怒り、悲しみ、苦しみが出てきます。
仕事をしたい、でも怖いという思いが手放せずにいます。

この気持ちを手放すためには、どうすればよいのでしょうか。

【eri・50代・女性・専業主婦(看護師)】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

看護臨床の現場でのパラドックスのひとつは、
eriさんのように真摯に患者さんと向き合う看護師であればあるほど、
患者さんの一つひとつの反応に丁寧に向き合うことで消耗してしまい、
精神的に辛くなって臨床を去ってしまうこともあるということだと思います。

命や健康を預かる場であるが故に、当然のことながら、
日々患者さんと真剣に向き合うことは必要とされるのですが、
真剣を通り越して深刻に捉えてしまうと、
心身ともにもたなくなってしまうことがあります。

かといって、鈍感力高く、
患者のクレームをいちいち気にしない医療者ばかりが増えてしまっても、
看護の質の低下という問題が起きてしまいます。

この辺のバランスは、患者さんからの暴言や無視などで、
精神的な攻撃(や暴力)を受けている場にずっと身を置き続けるのは、
いうまでもなく不健全で、対処が必要です。

その対処法として場を去るというのもひとつですが、
別な視点を育み対処することも可能です。

今回のeriさんのような出来事も、視点を少し変えてみると、
受け止め方や感じ方は変わってくるかもしれません。

もし、この患者さんのいる現場が、腎内科ではなく、
精神科や認知症病棟であったならどうでしょうか?

暴力的な言動は病理やパーソナリティーの障害などによるもので、
医療者の多くは、真剣に対応しつつも、
暴言の内容をパーソナルなこととして深刻に悩み
引きずることは少ないのではないでしょうか。

透析患者さんの中には、腎疾患のみならず、
精神や神経系の問題を抱えている患者さんもおり、
他人への攻撃的な態度など、
病的なふるまいをする人もいます。

もし、eriさんが20年働いている現場で、
そのような態度を取られることがこの患者さんしかなく、身に覚えが無い、
同僚と確認してもeriさんに対する改善の指摘が無いのであれば、
これはeriさんの問題ではなく、
患者さん側の問題ということが考えられます。

患者さんの病理や攻撃的なパーソナリティがそうさせているのであれば、
eriさんがそのことをパーソナルに受け止めて悩むのは的外れであること
をお分かりいただけると思います。

いじめっ子は、憂さ晴らしをするのに、いじめやすい子
(反発せず真剣に受け止めて悩みやすいなど、
いじめっ子が意図する反応がある人)
をターゲットにすることを想像してみると
理解が深まるかもしれません。

いじめは、いじめられる側ではなく、
いじめる側の問題であることを考えてみます。

いじめられっ子がいじめっ子の態度を、自分のどこが悪いのかと、
自己否定的に深刻に受け止めてしまうことで、
さらにいじめっこの態度が正当化されるという悪循環が
おきてしまいます。

また、いじめっこ自身も自分自身の未解決な問題で苦しんでいて、
その苦しみに気づいていません。

誰かをターゲットに憂さ晴らしし、問題を誰かのせいにしている間は、
自分の大きな課題に取り組まなくていいので都合が良いのです。

未解決な問題を抱えている患者さんの中には、
そんないじめっこのような未熟な精神状態におかれていることも多く、
そのようなダイナミズムを
俯瞰的な視点で理解しておくことは大切です。

eriさんはサイコネフロロジーというのはご存知でしょうか?

腎疾患、腎不全、腎移植患者およびその家族の
精神・心理・社会的問題や、それらの医療現場に携わる
スタッフの精神衛生についての研究分野で
1990年に学会が設立されています。

これはネフロロジーの領域に留まることではありませんが、
精神科と各診療科の連携が構築されることで、
eriさんが体験したような問題に
より建設的に対処できることが可能となります。

このような連携はリエゾンと呼ばれます。

リエゾンが機能することで、
患者の精神・心理・社会面も専門的にケアされ、
攻撃のターゲットとなる医療者が個別に悩まずにすむ、
よりシステマティックに効果的に問題を解決していくことが
可能になることと思います。

医療者が、患者さんの状態を包括的に把握することで、
ネガティブな言動に巻き込まれず
(被害者意識にさいなまれることなく)、
冷静で客観的な目で患者さんを見守り、
慈しみの心で接することができるようになるでしょうし、
この姿勢は、自分を守ることにも繋がることと思います。

上司やご主人も、もしかしたら
eriさんがそこまで悩むことではなく、
ものごとを曲解してしまう患者さんの問題なので、
気にする必要はないと思っている可能性もありますね。

ご主人の言葉も、eriさんの悪意ない言動が、
その患者さんにとっては曲解と妄想のトリガーとなったという
文脈だった可能性もあるのではないでしょうか。

また、もしかしたらeriさんは、
ご主人に解決策を求めていたのではなく、
ただひたすら共感してほしかったのかもしれませんね。

そうであれば、ご主人に
「私は状況分析や解決法ではなく、
ただ、大変だったねとあなたに共感してほしい」
と伝えてみてはいかがでしょうか。

そのことで、ご主人はeriさんとの関係において
「共感という解決策」を見出すかもしれません。

eriさん自身のニーズを大切な相手に伝えることも怠らずに、
ご自身を大切にしてあげてください。

こころの断捨離セミナー
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FROM 川畑のぶこ

私が断捨離に出会ったのは2008年秋で、
実際に着手したのがその年末から2009年の年始にかけて。

季節は早くも、ぐるりんとひと回りしてしまいました。

いまだに、~断捨離は続くよどこまでも♪~の世界で、
日々精進ですが、改めて、断捨離との出会いがなければ、
私の人生どんなだったろうと思います。

「だって~なんだから、仕方ないじゃん。」
「分かってる、分かってるって。そのうちやるから大丈夫」

と、日々自分への、そして誰とも同定できぬ誰かへの、
心の中の言い訳ばかりして、
いまだに無意識なエネルギー漏れを起こしながら、

「あぁ~なんだかしんどいわぁ…」

と、でも、その重たさを引きずりながらも
それなりに前進できちゃっている状態で
生活していたのかなぁ…なんて、
 
パラレルワールドのもうひとりの自分に想いを馳せながら、
ゾッとするこの頃です。

心理療法家として人々と向き合う際、
いかに執着心を手放すかは、
メンタルヘルスのキモとなっています。

これは私の師であるサイモントン博士から常々学んできた教えであり、
私自身、パーソナルライフで日々チャレンジしていることです。

そして、執着の対象で、私たちがもっとも執着してしまうのが、
思考や信念と言われています。

堆積するモノは、目に見えない執着心が
目に見えるカタチとして現れたもの。

モノを手放すことで観念を手放すことができる反面、
観念を手放すことでモノを手放せることもあります。

これらのアプローチを臨床では認知行動療法と呼びます。

行動療法はより行動に違いを起こすことによって
認知(もののとらえかた)を変容させていくもので、
認知療法はものごとの受け止め方を変えることで
行動しやすくなるアプローチです。

両方のアプローチが行えることで、
私たちの変容は促進されていきます。

たとえば、私がはじめて大量のモノたちに向き合ったとき、
どう考えても、こんなもん手放したほうが楽になれるに
決まっているとわかっていても、
なかなか行動に移せませんでした。

それは、私の中の深い部分、無意識な部分に
刷り込まれていた信念が影響していました。

「使えるものを捨てたらバチがあたる」とか
「祖父母の教え(伝統)に背く行為」とか

「あとで後悔して取り返しのつかないことになる」
とかといったものです。

これらは、すべて非合理的な考え方で、
私の人生を豊かにしてくれません。

幸い、サイモントン博士から、
これらの役に立たない考え方を捨てるすべを学んでいたので、
私は即そのメソッドを適用して断捨離に勤しむことができました。

現実に目をやれば、ものが堆積して苦しいこの状態こそが
バチみたいなものだし、後悔の対象そのものでしょう。

また、先祖は自分たちのやり方を死守してほしいわけではなく、
子孫に幸せになってほしいはず。

祖父母たちの時代では役立っていたものが、
孫の時代では不幸を呼ぶのであれば、
そんな観念、とっとと捨てろと、孫を愛する祖父母は言うはずです。

万一、天のジジババが、己への忠誠を試すだけの、
愛のない執着からの教えなら、私の代でその悪の連鎖を断ち、
後世にはしなやかさと自由さを伝承しましょうと。

執着の解毒剤は信頼感である、
というのもサイモントンの教えです。

しがみついているものを手放すには、
たとえそれがなくても私の人生はそれなりに機能するという
基本的な自分自身と人生に対する信頼感が必要です。

そんな信頼感を育めると断捨離も促進されます。

断捨離とは人生への信頼を確認する
イニシエーションともいえるでしょう。

東京は桜も散り、ハナミズキが美しい季節となりました。

コートを脱いで青空に手を伸ばすように、
今では不要となった古い観念を捨てて、
みずみずしい人生を謳歌したいものですね。

そんなシーズンにぴったりの講座が
いくつかありますのでぜひお役立てください。

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20210412

FROM 川畑のぶこ

今日は、ゆきさん(50代・女性・ピアノ講師)のご相談にお答えします。

【Q】
息子が結婚して1年になり、最近子どもも生まれました。

かつて、私は主人の両親と同居し、
それがうまくいかず10年で別居しました。

当初も今も、姑はズケズケとものを言う人で、
正直、そのトラウマから今も逃れられません。
もう結婚生活も35年を過ぎ
25年も別居しているという今もです。

そして、そんな関係や思いは絶対に
息子の嫁にも継承させてはいけないと、
結婚当初から思っています。

お嫁さんとは距離を取り、問題ありません。

と、ここからが私の悩みです。

結婚の際、息子はお嫁さんの実家の近くに新居を持ちました。
働くお嫁さんが少しでも楽なようにということで、です。

そして昨日、子どもも生まれたし、
お嫁さんの家の目の前に良い物件があるから
引っ越しをするという報告でした。

「え?目の前?」
即座に、プライバシーもなくなるので辞めたほうがよい。
マスオさんになるよ。お母さんに頭が上がらなくなる、
などと反対してしまいました。

すると、息子からは
「おばあちゃん(姑)と同じことを言って、
結局お母さんは同じことをしている。
僕たちが幸せになる選択をしたのなら、
頑張ってと応援してくれるべきではないの?」
と、全くもってその通りの返答でした。

つまり私の本心は、今まで以上に息子を取られてしまう、
そう、寂しいということなんです。

また、実家の近くに住むなど、
かつて私ができなかったことをやすやすと手に入れようと思う
お嫁さんに嫉妬をしているのかもしれません。

また、お嫁さんと子どもとの生活がいちばん大事と言える
息子の発言がとても羨ましく、
自分の夫はここまで守ってくれたのかなど、
思い出しては悶々としています。

頭では理解し、応援しているのですが、
やはり気持ちに踏ん切りがつきません。

自分の気持ちの執着を手放すには、
時間の経過しかないでしょうか。

【A】
ゆきさんの正直な気持ちが表れていますね。
息子にとってのベストがベストに決まっていると
頭ではわかっているけど、振り返ってみると、
いったい自分の人生何なんだったんだと。

あなたもお嫁さんも、やすやすと自己実現してしまって、
それに引き換え私は……ということですよね。

かと言って、じゃあ、息子さんが
お嫁さんの実家から離れて住めば済むことか
というと、そうじゃないということも、
ゆきさんはもうおわかりだと思います。

物理的な距離をとって、お嫁さんが苦労すれば
自分の気持ちが収まってそれでめでたしめでたしかというと、
そうではありませんよね。

相手がどうであれ、子どもがどうであれ、お嫁さんがどうであれ、
そして、ゆきさんの姑さんとの関係がどうであれ、
ゆきさんが、 私は私でOKと思える生き方ができる
ということが大きな課題になってくるのだと思います。

難しい課題だとも思いますが、
でも、大いにチャレンジする価値のある課題です。

続きは、ビデオでお話しします……

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FROM 川畑のぶこ

今日は、目が三角になるさん(50代・女性・地方公務員)
のご相談にお答えします。

【Q】
こんにちは。川畑先生の芯のある、柔らかく、
広く大きな心と考え方とお話の仕方に、
いつも学びをいただいています。

YouTubeを通して有り難い機会を与えていただいて
いることに、心から感謝いたします。

今回は、ときどき出てくる、
自分が体罰しそうになる衝動を
どうやってコントロールしたらよいのか、
ほとほと困り果てていることについての相談です。

そのような状況になる度に
仕事を辞めようかと思うようになりました。

怒りが湧いてきた瞬間に数を数えるとよいとは
聞きますが、その瞬間に余裕がないことも多く、
すぐに声を荒げてしまいます。

瞬間的に怒りで心が煮えたぎる、そんな状況で。
そして、その直後から自分を責めて、落ち込んで……。

どうやったらこの負のループから抜け出し、
自分を好きになり、他者との関係もスムーズに
築いていくことができるようになるでしょうか。

自分がそうやって育ったから、という素地はあります。
でも、もうそこからは卒業して、自分の人生を生きる。
そのためには自分で自分を認めること。

相手に拒否されたという無意識下での想いが、
瞬間的に目に見えぬ速さで怒りに変換されて
いるのか、とも頭では理解しています。
けれども、実際の場面には、機能的に繋がりません。

30歳の頃より数年間、アダルトチルドレンで
カウンセリングを受けたことがあります。

その後、自己啓発の学びもいくつか、
数年間ずつやってきましたが、
この問題については解決には至らず、
現在54歳になりました。

問題点と解決法、
ご教授のほど、よろしくお願いします。

【A】
怒りのコントロール、
アンガーマネジメントなどという言葉を
最近よく聞くようになったかと思います。

私自身もアンガーマネジメントの研修を
することがあります。

三角さんは、何か教育とか、教えるとか、
そういったお仕事をされているのでしょうか。

推測の域を出ないのでわかりませんが、
いずれにせよ、お仕事の中で
実際に手は出さないまでも、
そういった衝動が出てしまうということですよね。

怒りのコントロールについて
私なりにアドバイスさせていただけることが
あるとすると、
マインドフルネスはとても有効であろうということ。

マインドフルネスも昨今は
いろいろなところで聞くようになりましたし
学べる機会も増えていますので、
三角さんにもぜひ
取り組んでいただけたらと思います。

マインドフルネスをひとことで言うと、
「今、この瞬間にていねいに注意が向いている状態」
のこと。

そして「ジャッジしていない状態」
自分のことも相手のことも、
裁いていない状態のことを指します。

裁いていない状態で、ただただ、
あるがままを観察できている状態のことですね。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_302398244

Q.自信を持って!自分の思うようにしたらいいのに~
と親しくしている人たちからよく言われます。

自信ってなんだろう…
自分を信じるってどういことだろう…と
ますますわからなくなってしまいます。

でも心の奥底では自信を持てたら
どんなに良いかと沸々考えています。

どうしたら自信が持てますか?

【上田 真弓・50代・女性・無職】

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A:FROM 川畑のぶこ

とてもシンプルな質問で、
正直、どのような切り口で回答するべきか、
とても悩ましいです。

ただ、周囲からのコメントだけでなく、
まゆみさんご自身、自信がなくて、
自信を持てるようになりたいという思いがあるようですので、
基本的な3つの態度についてお伝えしたいと思います。

自信の無い人というのは、
自己肯定感や自尊心が低いことが多く、
周りの価値に合わせて生きてしまうことが多いです。

まゆみさんの周囲が
「もっと自分の思うようにしたらいいのに」
とコメントされるということは、
まゆみさんが、自分のことは横に置いておいて、
周りに合わせてしまうことが多いということかと思います。

その理由は何でしょうか?

自分の思いや考え、価値観は取るに足らないものと
思っているのではないでしょうか?

そうであれば、まず第一に、
私は私なりの考えや価値観を持って良いと
自身へ許可を出すことです。

私は考えたいことを考え、思いたいことを思い、
感じたいことを感じて生きて良いと。

これはニーズ(欲求)を持って良いという許可です。

そして次に、自分は何を満たしたいのか、
そのニーズの内容を明確にして、
満たす努力をしてみてください。

いったい自分はどのようなときに、
喜びや充足感を感じるのか、
を振り返ってみるとヒントになると思います。

まゆみさんの場合、
相手がいると相手に遠慮してしまうクセが
あるかもしれませんから、
相手無しに満たせるものから
始めると良いかもしれません。

たとえば、美しい自然の中に身を置くとか、
芸術に触れるとか、体を動かすことなど。

そのときに、漫然と行わず、
今から自分をもてなすこと、
私は大切にされるに値する人間であることを意識して
取り組まれてください。

自分を大切にするレッスンです。

そして第三ステップとして、
自分の思ったことや感じたことを
相手に伝えたり、主張するように努めてみます。

率直に、どうしたいのか、どう思うのか、
どう感じるのかを相手に伝えます。

まゆみさんが相手を尊重してきたように、
相手にもまゆみさんを尊重したい気持ちが
あることを忘れないでください。

人は違って良いのです。
また、違うからこそ学びあえるのですから。

まゆみさんが相手と異なる考えや感じ方をして、
それを伝えることは、
相手に新たな視点を提供する機会を与えていると
受け止めてみてください。

このように、
1)ニーズを持って良いと許可する、
2)ニーズを確認して満たす、
3)ニーズを相手に伝える、努力をしてみてください。

応援しています!
 
 
 
ーーー
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FROM 川畑のぶこ

今日は、eコさん(40代・女性・アルバイト)
のご相談にお答えします。

【Q】
私は40歳です。40歳なのですが、子どもです。
普通なら、40歳とは、社会経験もして
落ち着いているのが普通だと思いますが…。

私は仕事をアルバイトで過ごしていました。
それは実家暮らしだったからなのですが、
正社員での経験は少しで、直ぐに辞めてしまいました。

母は私が9歳のときに亡くなり、
それから私は心を閉ざし、
父親とも会話もせずに過ごしてきました。

いい子でいないとと思い、
子どもながらに判断して生きてきました。

社会人になって、
自分で今までやってきたことが否定されました。

それまでは人に嫌われないように自分を抑えてきたのに、
注意されることで自分が全否定された気分になり、
それがだんだんと感情に表れて、
仕事を最低な辞め方で辞めてしまいました。
それからはアルバイトで過ごしています。

父は、私が34歳のときに亡くなりました。
その後、私も39歳でなんとか結婚できましたが、
すごく虚しく思います。

40歳なのに社会経験もなく、子どもっぽい。
本当は前に進みたいのに、
自分をさらけ出すのが怖いです。

どうしたら自分を認め、恥ずかしくなく、
自分の殻を破ることができるでしょうか?。

【A】

9歳の時にお母様を亡くされて、その後、
お父様とも精神的な距離ができてしまったとのこと。
まだまだお母様からの愛情をたくさん受け取りたかった
であろう年齢で、とてもお辛い経験だったと思います。

心にポッカリ空いてしまった穴を
お母さんでもお父さんでもない他の誰かに埋めてもらうべく、
おそらくeコさんは、お名前のとおり「いい子」になって、
周りから愛されるように努力をなさってきたのでしょう。

でも、お母さんが子どもに注いでくれるような愛情と
周りからの愛情というのは、しょせん質が違いますよね。

永遠に埋まらない大きな穴を抱えたような気持ちになって
しまって、その後もずっと虚しさや生きづらさを感じて
いらっしゃるのかもしれませんね。

まず、ご自分は社会人になりきれていないというような
自責感がeコさんの中におありのようですが、
きちんとアルバイトを続けていらっしゃいますよね。
これはすごいことです。

正規雇用、非正規雇用など、働き方の違いこそあれ、
立派に社会参画されているわけですから、
まずはそんなご自分を認めてあげましょう。

そのためには、ご自分の中にご自分に対する偏見がないか
どうかを見てみることが必要です。

続きは、ビデオでお話しします……

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