自分の性格・思考

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FROM 川畑のぶこ

今日は、サキさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】「目の前の現実は自分が選んでいる」って本当でしょうか? 
いわゆる「引き寄せの法則」や「鏡の法則」についてです。

私は20年くらい前に「人には潜在意識があり、
心の在り方が現実を作る」ということを知り、
興味を持ってその手の本をたくさん読みました。

やがてSNSや動画配信が普及し、
それを題材にした動画やブログをたくさん見るようになり、
そこから実際にお金を払ってオンラインで
講座を受けたりすることもありました。

しかし、ほぼそこで言われるのは、
「思い込みが現実を作っている」
「嫌な出来事もあなたがそれを望んでいる」
ということ。いろいろな人が言います。

嫌なことをわざわざ望む人なんているのでしょうか?

 
私は小学生のときに担任の先生が暴力的で、
当時受けた理不尽な暴力や私の人格を否定するような
暴言が、今でもトラウマになっています。

その話を講師の人に言うと、
「その先生を嫌だと思うからその先生を引き寄せた」
という話です。

自分に暴力・暴言をする人なんて、
嫌に決まっていると思うのですが…。

川畑さんの動画でも
「暴力にはNOを突きつけましょう」と言っていますよね?

当時、私は子どもで、相手は先生、大人だったので
「NO」なんて言えませんでしたし、
親に言っても「厳しくしてくださってるんだから」
としか言ってくれませんでした。

これが私自身の引き寄せなら、どうしたらよかったのでしょうか?

「心が現実を作っている」なら、
戦争で悲惨な目に遭っている人は、それを選んでいるのでしょうか? 
事故や災害の被害で苦しんでいる人は、それを選んでいるのでしょうか?
ありえないと思います。

幸せになりたくて勉強した「引き寄せの法則」ですが、
知れば知るほど苦しくなりました。

川畑さんの動画やメルマガでも
「心が現実を作る」というお話をされていますが、
どう捉えたらいいのでしょうか? 

ヒントをいただけたら幸いです。

【A】引き寄せの法則や鏡の法則に関して
矛盾があるのではないですかということですね。
 
私自身も、心のあり方で人生が開けるというようなお話は
よくさせていただいていますけれども、

今回のサキさんのご相談に関しては、
まず、「心が現実を作る」という場合の「現実」って何?
というところを見ていたきたいと思うんですね。

サキさんはおそらく、自分が現実を作っているんだから、
自分さえ変われば世の中が全て
コントロールできるんじゃないか、思い通りにできるんじゃないか、
私がいつもハッピーに感じられるような理想的な状況に、
周りも、他人も、世の中も変わるんじゃないかと、

そんなふうに「現実」というものを定義していらっしゃるように
思うのですが、いかがでしょう?

まずは、この前提を変えてみるといいかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、サクラさん(50代・女性・幼児教室講師)
のご相談にお答えします。

【Q】先日、主人が亡くなりました。
主人はASDで、
私はADHDの傾向にありました。

主人が、人間関係が苦手で
転職を重ねる傍ら、
私は、人の顔色を見ながらうまく
人間関係を通り抜けてきました。

なのに、主人が入ると
壊れていくことが多いと感じ、疲弊し、
苛立ちから怒鳴って諭す日々になり、
そんな私に主人は
不信感を持ちはじめていました。

娘が道理に合わないことをしたので、
怒鳴って諭そうとしたら、
怖いと言われました。

自分のやり方、生き方を変えなければ、
娘も私から離れてしまうと思いました。

娘から、ボーイフレンドの両親が
仲が良いと聞くと、
喜ばしいことなのに、

私達夫婦も仲が良い時もあったのに、
怒鳴ってきたことで、
人も自分も傷つけてしまったなぁ
と後ろめたく思います。

自分の罪悪感に何年も悩まされ、
主人が亡くなってからは、
落ち込みが強くなってきました。

気持ちの整理を
少しずつしていきたいです。​​
何からどう始めたらよいでしょうか?

【A】ご主人がお亡くなりになった
とのことで、
いろいろ大変なこともあったようで、

でも、ぶつかり合うというのは、
それだけ思い入れがあるからですよね。

愛があるから私たちは心配もするし、
心配するからそれがエスカレートして
怒りになったりもしますよね。

きっとサクラさんもそんな状況
だったのではないかなと思います。

そしてご主人が亡くなって、
そのことについて、生前の関わり方に
関して後悔していらっしゃる。

娘さんにも同じような態度で接していて、
離れていってしまうのではないかと
恐れているということなのですが、

まず私たちは
人生でたくさんの失敗を犯します。
失敗をしない人は存在しないですね。

ただ、罪悪感でいつまでも自分を
責めていても何の役にも立ちませんから、
しっかり反省をしたら、
そこから学んで次に進むことが必要です。

その際、ご主人にもサクラさんご自身にも
限界があったんだということを認める
ということも大切になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:自分の予想外のことが起こった途端、
思考がフリーズしてしまい、
予測できなかった自分を延々と責め続けてしまいます。

直近では、株の売却を先延ばしにしていたら下落、
自分を責め、それに疲れて、
ひいては遺してくれた父を恨む始末です。

私の夫は、「そういうこともある」と思って、
前に進める人なので羨ましいです。

未来をネガティブに考えることで
余計なトラブルを抱えることが多く、
心の持ちようだとわかっているのですが

また良いこともある、と思えるようになるには
どうしたら良いでしょう。

【サイ・60代・女性・主婦】

 
―――――――――――――――――
    
    
A:FROM 川畑のぶこ
      
あのとき売っていれば儲かっていたのに…と
株の動向を正確に予測できなかったご自身を
責めているのですね。
   
さらには、
株さえなければこんな思いをしなくて良かったのにと、
自身を責める状況をつくった父親を恨んでしまうのですね。
   
それが意識的であれ、無意識的であれ、
サイさんの中で、
徹底的に情報を収集したり分析したりすれば、
必ず未来は予測通りになり、
株で儲けられたはずなのにという思い、
  
さらには、すべてが予測通りにならないことには
人生が機能しないという思いをお持ちではないでしょうか。
  
さて、予想や予測というのは、
あくまでも将来の見当をつけることであり、
そうなることもあればならないこともあるという質のものです。
   
そのような意味から、
サイさんは予測できなかったというよりは、
予測したけれど、今回のこの事柄に関しては
その通りにならななった、というのが
より正確な概念の使い方でしょうか。
   
科学技術が発達した現代で、人類の叡智を集結させても、
いまだに天気予報ですら外れることがあります。
   
そのような中で、常に未来の予測を寸分違わず
的中させることは不可能です。
  
株価を予測して毎回的中させる人が
世界にどれほどいるのでしょうか?
   
不可能にチャレンジしようとすると、
私たちは病んでしまいます。
   
株も人生も予測通りのこともあれば
そうでないこともあるからチャレンジであり
躍動がもたらされます。
   
リスクを背負いたくなければ何もしないことでしょうが、
それでは喜びも感じられません。
  
株を売るタイミングを逸したかもしれませんが、
売ったら売ったでやはりもうちょっと
持っておけば良かったと悩んだかもしれませんし、
  
事実その株の価値が未来にどのように上下するかは
未来にならないことには分かりません。
   
人生には喜怒哀楽あり、
すべてが互いに支え合っています。
   
光は影に支えられるように、
ダメなときもあるから良いときが輝きます。
   
蓮の花は泥に支えられていることを思い出してください。
     
そして、これまでもそうであったように、
サイさんが全てを正確に予測できず、
思い通りにことが運ばなくても、
それなりに人生は回ってきているという
事実にも目を向けてみてください。
   
必ずしも取り返しのつかないことには
なっていないはずです。
   
その辺は、ある種人生をゲーム感覚で
チャレンジしてみると良いと思います。
   
落ち込むことがあるということは、
それだけ心浮き立つ
豊かな経験もしている証なのですから。
       
             
ーーー

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1120のコピー

FROM 川畑のぶこ

今日は、まいまいさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】57歳の会社員、独身です。
定年退職を3年後に控え、
将来のことをいろいろ考えます。

このまま一人で暮らしていくのか?
残りの人生、退職金だけで足りるわけはなく、
どうやって稼いでいくのか?

実家の84歳の母は今のところは元気ですが、
そのうち何らか手助けが必要になる時もくるでしょう。

これまでに介護や看病はまともにしたことがなく、
想像もできません。
私自身の健康維持も、ちゃんとできるのか心配です。

半世紀以上生きてきたというのに、
いざ自分のこと、将来のことを考え出すと、
自信がなく、弱音ばかり出てきて、情けなくなります。

適度な距離で付き合う女友達は数人いますが、
「生きていく」ことになると結局のところ、
人は一人なんだと、ふと寂しく感じたりもします。
 

人生100年時代なんて言われるようになって、
私には希望や楽しみより不安ばかりが
膨らむことが多くなりました。

あと30年?もしかしたら40年?
生きていかなくてはなりません。

どんなふうに考え、何からどうしたらよいのでしょう。
手がかりになることを、教えていただけたら幸いです。

【A】あと3年で退職とのこと、
過渡期にいらっしゃるのですね。

このように変化がある時というのは、
人間はすごく不安になりやすいです。

入社する時も不安になりやすかったと思いますし、
あるいは昇進する時は、うれしい一方で、
新しいタスクがかかって、責任も重くなるので、
また不安になったり、ということもあると思います。

そして、それを肥やしにする人もいれば、
不安のままでいる人もいます。

不安というのはある意味、危機管理で
人間がうまく活用しようと思えば
活用できる感情なんですね。

不安があるからそれを解消しようとして計画したり、
準備したりするわけなんですよね。

まいまいさんが、
3年後に定年退職を控えて不安だということは、
おそらく、ネガティブに考えるとすると、

60歳になって定年になったら、
もう私は世の中に 必要されなくなってしまう、

退職金だけでは足りないから、
どうやって稼いでいくのか、
稼いでいけないと思うから不安なのではないでしょうか。
 
ここはぜひ、「不安」を前向きに活用して
エネルギーに換えていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、おおみゃんさん(50代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】夫との考え方の違いに
悩んでいます。

現在、大学院生で、来年就職が
決まっている息子がいます。

今まで、子どもたちのしつけについて、
たまには父親として、子どもたちを
諭してくれるようお願いしても、
ほとんど子どもの言うことに同意する
だけで、何も言ってくれませんでした。

私は少し不満に思ってはいましたが、
仕事で忙しいのもあり、
面倒なのだろうと、我慢していました。

最近、院生の息子が2回目のコロナに
かかり、まだ病み上がりの状況で、
推し活でライブに行くと言い出しました。

私は、もしものことを考え、
来年、正社員になるまで待って、
推し活はまたその後に始めるよう
言いましたが、

もう申し込んだし、社会人になったら
行けないかもしれないと言い、
喧嘩になってしまいました。

コロナ禍の状況で、
このようなやりとりは2回目ですので、
今度こそ、主人に言ってもらおうと
お願いしたら、

「自分が考えたことだから
何も言わない」と言われました。

仮にそれで、せっかく掴んだ内定を
取り消されたとしても、
自分で選択したことだから、
仕方がないという考え方です。

私は、親は、人生や命に関わることには
意見すべきだと思いますし、
放っておいて全ては自己責任というのは
冷たいし、無責任とすら思います。

こんなに冷たい人だったのかと、
悲しくなりました。
私が甘やかしすぎなのでしょうか?

ちなみに、
子どもが高校生になって以降は、
普段はほとんど口出しはせずに来ました。

主人は50代で早期退職し、
特に仕事をすることなく、
ずっと家にいます。

私は、趣味でも仕事でも、何かしら
外と繋がっていてほしいと思っています。

お金の不自由はないのですが、
私とは考えが違いすぎるようで、
人間として、今後、一緒にいるのも
嫌になりそうです。

今後、どのように接していけばいいのか、
わからなくなりました。
どうか、アドバイスをお願いいたします。​​

【A】ご主人と、そして息子さんとも
意見が食い違っているとのこと。

おおみゃんとしては、今まで、
高校以降は子育てに関してはほとんど
口出ししてこなかったということで、
これは正しいですね。

そして、
人生や命や健康に関わることに関して、
ここ一番というときには
大切なことを伝えておきたいというのも
全くその通りだと思います。

なので、意見することには
何ら問題はないと思うんです。

ただ、おおみゃんさんの苦しみは
どこから来るかと言うと、

ご主人の意見が欲しいということでは
なくて、私の意見を通して欲しい、
となるから苦しいのだと思うんです。

ご主人は、意見がないのではなく、
「自分の考えたことは
自分で責任を取っていく」
という意見があるんですよね。

おおみゃんさんの中で、そこを少し
クリアにした方がいいかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:子どもが4人おり、
主人を含め家族6人で暮らしています。

主人の転勤で、一昨年
私の地元から家族で移住しました。
移住を決断したのも私です。

子育ての環境や単身赴任になる主人のことなど
色々考えて決断したものの、
いざ来てみると、
やはり地元に残れば良かったと後悔しています。
  
ちょうどその頃主人も転勤先と折り合いが合わず、
転職したいと考えていたので、
私の地元には戻らず新天地を求め、
主人の実家の地域に転職と移住を決めました。
  
ですが、また後悔しています。
  
慣れない土地での子育てということもありますが、
思っていたより主人の両親の手は借りれず、
子どものためにと、
今まで色々な道を選択してきたことにも
疲れてしまいました。
 
このままじゃいけないと思うのですが、
どうしたらいいかわかりません。
選択、決断するのが怖いです。
ですが、このままでいるのも辛い。

私は一体何がしたいのか、どう生きたいのか
自分のことなのに全然わからなくて苦しいです。
   
【三日月・40代・女性・介護職】
  
   
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

4人のお子さんを育てながらの新天地での生活は
苦労なことも多いことと思います。
  
ご主人の状態を考慮して、家族全員での移住を
三日月さんが決められたとのことで、
ご主人への思いやりと敬意が伝わってきます。
   
ただ、いざ移住してみるとままならないことが多くて
地元に残ればよかったのではないかと
後悔してしまうとのことですが、
 
ここで、
三日月さんにひとつ振り返っていただきたいのは、 
では地元に残ったら移住しなかったことを
後悔しなかったのか?ということです。
  
恐らく、どちらの選択をされても三日月さんは
後悔したのではないかと思うのです。
  
人生に後悔はつきものなので、
変化によるままならなさはある程度
潔く受け入れることは私たちに課せられた
課題なのだと思います。
 
後悔というのは、
「別の選択さえしていれば人生が機能したはず」
とか  
「この選択をした以上、人生は機能しない」
といった思いから湧いてくるものと思いますが、
   
実際は別の選択をしていたからといって
すべてが機能したとは限りません。
  
また、この選択をした以上
「未来は暗いもの」と決めつけてしまっている
かもしませんが、
  
未来は今からの三日月さんの振る舞いによって、
いかようにも変えることができるものであり、
決定づけられたものではありません。
  
移住してまだ1年ちょっとかと思いますが、
地元と移住先のギャップが大きければ、
適応するのにある程度の時間は必要です。
  
人によっては数年かけて
適応していくこともあるでしょう。
  
焦らずにじっくりと時間をかけていけばよい
という姿勢も大切かもしれません。
  
また、ご主人の親のサポートが
思ったほどに得られないことに関しては、
三日月さんの苦悩はきちんと相手に
伝わっているでしょうか?
 
親が率先して孫を見てくれたに
越したことはありませんが、
その期待を捨てて、
  
三日月さんご自身から率直に、
子育てが大変で地元に帰りたいと
思ってしまうことがあるということを
伝えてみてはいかがでしょうか。
 
義理の親の中には、
頼まれてもいないのに子育てに口や手を出すのは、
お嫁さんとの関係性を悪化するので
慎重な人もいますから、  
そこは一度確認をして
素直に依頼をしてみることをおすすめします。
  
「言ってくれさえすればするのに」
という人も一定数いるのです。
 
また、お子さんの年齢がわかりませんが、
数年すれば上の子たちが下の子たちのお守りを
できるようになることもあり、気がついたら
子育てに手がかからなくなるということもあります。
  
周囲に積極的に助けを求めながら、
数年というスパンで流れを俯瞰してみてください。
  
三日月さんは移住を決めたときは、
それがベストの選択だったのであり、
それ以上もそれ以下もありませんでした。
  
行動してみて、
我慢ならないレベルのストレスであれば、
それは間違いだったのではなく、
 
合うものと合わないものをきちんと
確認できたということでもあり、
これからの選択、決断、行動の変化に
役立つことでもあるわけです。
 
これまで一人で頑張ってこられたことを
称えつつも、それにしがみつくのをやめて、
声を出して人の助けを求めることも
大切な変化のひとつです。
 
全てに満足することはできないかもしれませんが、
それは別の決断をしていても一緒のことでしょう。
 
今の状況でも満足できたり感謝できたりする部分、
好ましい部分にもきちんと
目を向けるようにしてみてください。
 
人生、このような寄り道をしたからこそ見えてくる、
新しい景色や大切な発見もあります。
  
寄り道も決して無駄ではないのです。

ある程度期間を決めて変化を起こす努力をし、
それでもやはりこの土地では無理だと思ったなら、
再度地元に戻る決断もあるのではないでしょうか。
  
それは失敗ではなく、
ベストを尽くした上での善処です。
 
私たちの人生はトライ&エラーを繰り返しながら、
たまには後悔しながら、エラーも学びの糧として、
少しずつ豊かに発展していくことを信頼してください。
        
     
ーーー

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Portrait,Of,Senior,Woman,Leaning,Against,Door,At,Home,And

Q:私は夫の言う事をいつも聞いている性格です。

親の介護のために仕事を辞めろと言われて辞めました。

本当は定年まで続けたかったのですが、
夫の指示に従ってしまいました。

そして、父が亡くなって
父の仕事場を売却するのに夫が手配してくれました。

売れる土地ではなかったから、
その時は感謝していたのですが、 

本当は売りたくなかったと、今更ですが、
そこを私が仕事場として使いたかった事を言えませんでした。
売ってしまってから、何度も後悔して落ち込んでいます。

夫には言いたいことを言えない。
夫を愛していますけど、自分の意見は言えない。

あとから、ああすれば良かった、こうすれば良かったと
いつも思ってしまいます。

【しっぽ・60代・女性・専業】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご自身のことよりも相手のことを優先するが故に、
言葉を飲み込んでしまいがちなしっぽさんなのですね。

しっぽさんの周囲の人たちは、
しっぽさんのそんな配慮に救われることが多いことと思います。
協調性と思いやりはしっぽさんの長所でしょう。

同時に、何か意思決定を迫られると、
責任がとれるか不安で優柔不断になってしまうのも
しっぽさんの特徴にお見受けします。

意思決定に影響を及ぼす相手が、
夫であれ、親であれ、職場の上司であれ、 
しっぽさんが自己判断せず相手に委ねるという姿勢は
変わらないのではないでしょうか。

おそらく、仕事を続けたら続けたで、
愛する夫の親の介護をしなかったことを
後悔するかもしれませんし、
 
土地をキープしたらしたで、
なぜあの時夫のアドバイス通り売らなかったのだろうと
後悔するかもしれません。
 
どちらか迷う選択は、
どちらをとってもある程度後悔は残るということ、
それを潔く受け入れることを学ぶことは大切かもしれません。

ご自身で下した決断が、たとえ後悔する内容であったとしても、
その時点での出来る限りを尽くしたんだから仕方ない。
ここから新たに学んでいけばよい、と手放す勇気が必要です。

さもなくば、誰かにその役を担わせて、
後悔をその相手のせいにして、
いつまでも人生の犠牲者でいなければいけなくなってしまいます。
 
私たちはみな、
「自分の人生を生きている」という感覚が必要で、 
その感覚が芽生えないと生きる気力を無くしてしまいます。

自分の人生に起こることや、それにまつわる決断は私に出来る。
たとえ後悔してもそこからやり直せることを信頼して、
自己決断してみることが大切です。
 
どうせ同意してもらえないから、と思うかもしれませんが、
たとえ相手が同意しなくても、
しっぽさんが自分の意見や思いを相手に伝えるということは、
しっぽさんが自分の人生を生きている感覚をもたらすのに
大切です。
 
コミュニケーションは
相手をコントロールするためにするのではなく、
相手に思いを誠実に伝える、そしてそれが伝わる
(たとえ同意が得られずとも)ことに価値があることを
覚えておいてください。

しっぽさんの人生が少しずつ動き出すことと思います。
      
         
  
ーーー

★自分の本性に帰り輝いて生きる〜
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※こちらはNPO法人サイモントン療法協会様の主催です

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Q:私は、子どもの頃から3歳年上の兄と比べては、 
「自分ばかり手伝いをさせられる」
「勉強しなさいと言われる」
と思い、文句を言ったりしていました。

OLとして働いてた時も、
(自分で言うのもなんですが)
先輩よりも速く処理出来たりしたのもあり、
何でも頼まれてしまい、楽に出来る訳ではなく

他の人がゆったりしてる時も頭の中フル回転で
自分に負荷をかけてきたので、
「給料同じなのに私ばっかり」と愚痴を言っていました。

今も面倒事など、機械が苦手な夫に代わり
調べたり色々動いてると、
旦那任せの他所の奥さんが羨ましくなります。

そして、「私ばっかり」のワードが
夫に対しても甦ってきます。 

私の何がそうさせるのでしょうか? 
自分でもこんな気持ちから脱出したいです。

何かアドバイスがあればよろしくお願いいたします。

【おちゃ・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

しっかり者で、みんなから頼りにされる
おちゃさんの姿が浮かびます。

子どもの頃、兄弟姉妹と
比較してしまうことはよくあることです。

おちゃさんのジェネレーションですと、
とくに親世代では、家事や手伝いは
女子がするものというジェンダーバイアスが
強い傾向があったでしょうから、

兄との比較で「私ばっかり」と
文句を言いたくなったのでしょうね。

親に評価され愛されることは
子どもにとって死活問題ですから、
兄妹間での愛情争奪戦で、

親の期待に一生懸命応えることで
認めてもらおうと努力された
おちゃさんだったのではないでしょうか。

この親子関係が、月日が経過して成人しても、
今度は昔の親子関係が職場での
上司との関係に投影されて、

「周囲の期待に応えなければ受け入れられない私」
という無意識なプレッシャーが
働いてしまっているのかもしれませんね。

同じ給与なのに自分ばかり働いているとか、
自分だけ損をしていると思っているにもかかわらず、

相手にNOと言うことができなかったり、
周囲の要請を過剰に受け入れて
頑張ってしまうのであれば、

課題は要請する周囲だけにあるのではなく、
それに応えねばと過剰に受け入れてしまう
おちゃさん側にも存在するかと思います。

「無理です」「できません」
「他の方にお願いしてもらえませんか」
といった毅然とした態度を取ることも可能な中、

おちゃさんがそれをしないのは何故か、
その理由を静かにご自身に問うてみてください。

さもなくば私は必要とされない人間になってしまう
という不安があるのではないでしょうか?

他の人のように適度に働いても、
やはり他の人と同様、
組織や周囲から必要とされる可能性が高いにも
関わらずです。

もし、他の人のようにはなりたくないし、
自分の能力を十全に発揮したいおちゃさんなのであれば、

人からの評価のためでなく、
自分自身へのチャレンジとして取り組んでいることを
再確認してみてください。

もし、それらの行動が、
自分の人生に納得したいからとか、
自分の人生の価値を高めたいからといった
理由で取っている行動であれば、
周囲からの評価はさほど気にならなくなるはずです。

「相手のために仕方なくやってあげている」
という状態を、
「私が私の人生のために やりたいからやる」
という、より主体的なものに変えてみてください。

すると犠牲者でいる必要は無くなり、
仕事や人間関係も軽やかになってくるのでは
ないでしょうか。

周囲がどうであれ、おちゃさん自身が
自分を評価し大切にしてあげてください。
      
         
  
ーーー

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__________20230515

FROM 川畑のぶこ

今日は、オレンジさん(40代・女性・介護職)
のご相談にお答えします。

【Q】いつも川畑先生のメルマガや
YouTubeを、楽しみに拝見しています。

私は40代で、仲の良い職場の同僚も40代です。

同僚は独身ですが、同僚の兄や姉は
それぞれに子どもや孫の数が多く、

そのうちの何人かが不正に生活保護を
受けているということを聞いていて、
心穏やかではいられません。

例えば、生活保護を受けるためにわざと働かない。

書類上は離婚して保護を受けているが、
実質は夫婦関係にある。

知り合いの居酒屋で短時間だけ内緒で働いているが、
保護の金額を減らされたくないので
収入の申告をしていない、などです。

医療費が無料だから、薬局で薬を買うより
病院に行けばタダでお薬をもらえるからと、
なんでもかんでも病院に行く。

元気で働けるのに働かず、
昼間からパチンコに行っていたり、

毎日モーニングを食べに行ったり、
高額なランチをしょっちゅう食べに行ったり、

一族そろって旅行に行ったりと、
生活保護のお金を使って遊び放題で、

お金がなくなれば、なんとか誰かに
借りる生活をしているようです。

コロナ禍で、非課税世帯の給付金も
何度も受け取っています。

同僚の兄弟姉妹のそのような話を聞くと、
イライラが止まりません。

自分には関係ないとは思うのですが、
その人たちに腹が立ち、

少ないお給料の中から
私たちが納めた税金なのにと思うと
さらに腹が立ちます。

しまいには、保護を受けているわけでもない
同僚まで嫌いになりそうです。

私は毎月一生懸命にやりくりしているのに、
なんだあの人達は! 

罰が当たればいいとか、
地獄に堕ちろとまで思ってしまうこともあり、
そのことにイライラしている自分が嫌になります。

どういう風に考え方を変えれば楽になるのでしょうか?

【A】そうですね、このような不正や
ずるをしている人たちの話を聞くと

自分たちはこんなに真面目に働いているのにと
オレンジさんがイライラしたり、
怒りを感じたりするのも当然だと思います。

ただ、世の中一定の割合で
このようなことはどうしても起きますね。

また、不誠実な人たち全員を正すことができるか
というと、残念ながらそうではありません。

世の中には、陰も陽も、善も悪も、
誠実なこともあれば不誠実なこともあるし、
ずるい人もいればそうでない人もいる……
 
これが世の中だということを受け入れていくということは、
私たちがいちいちイライラしなくて済むのに
大切な姿勢になってきます。

「受容する」ということですね。

それは「悪」や「不正」を善や正として受け止める
ということではありません。

そのような事態はなくならない、
そのような人はいなくならない、
という現実を受け入れつつ、

そこにどう向き合うか
自身の姿勢を考えるということです。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:小学校中学校時代にいじめられたのを
ひきずっているのか
人前で感情を出すことができません。

笑うこともありません。

人と話すのも苦手で
人が嫌いなのかもしれません。

この年でこういう相談をするのも恥ずかしいですが
どのようにしたら直すことができるでしょうか?
 
  
【静岡大好き・50代・男性・会社員】
   
   
―――――――――――――――――
  
   
A:FROM 川畑のぶこ

勇気をもってご相談くださってありがとうございます。

静岡大好きさんのハンドルネームの「大好き」という部分に、
感情の豊かさが潜んでいることを感じています。

静岡大好きさんは決して感情が無いわけではなく、
それを表現するのが苦手なのかもしれませんね。

小中学校時代にいじめに遭っていたとのことで、
とてもお辛かったことと思います。

きっと、そのときも苦しさに耐えて、
ぐっと感情を抑えていたことと思います。

皮肉なことに、いじめは感情表現が豊かな人よりも、 
いじめる側からみて、
その行為に耐えられるようにみえる子や、
無反応な子がターゲットになることもあります。
 
声を荒げて教師や周囲に訴えることもないので、
大ごとにならず、陰湿にいじめが続くわけですね。
 
本来、静岡大好きさんの長所でもあるべき忍耐強さが、
いじめっ子との関係においては
裏目に出てしまっていたのだと察します。
  
「常に強くあらねば」、とか「がまんして耐えねば」
という思いで、頑張ってきたのかもしれませんし、
 
そのことで自分を崩してしまいそうな激しい感情と
向き合うことを免れてきたのかもしれません。
 
でも、安心していただきたいのは、
もう大人としての静岡大好きさんは、
  
いじめは理不尽であり、
ご自身がいじめに値する人間でないことは
ご存知だと思うので、
   
「そこまで頑張らなくても大丈夫だよ」と、
小中学生のあの頃の自分に
言い聞かせてあげてほしいのです。
   
そして、まずは一人きりになれる部屋など、
人目に触れない場所で、   
映画や本など、静岡大好きさんが
感情を動かされる作品に触れて、
思いっきり涙を流してみてほしいのです。
   
感情をリリースする練習です。
   
誰も他に人はいませんから、
そのことをジャッジする人はいませんし、
いるとすれば静岡大好きさんだけです。
     
そして、スッキリしたら、鏡を見て
すこしだけ自分自身に微笑んでみてください
(大きく笑う必要はありません)。
        
このように、少しずつ、抑圧していた感情を
リリースして自分自身に晒していきます。
   
それでも自分は自分で大丈夫だ
ということに気づくでしょう。
      
何より、そんな自分を
静岡大好きさん自身が受容してあげてください。
    
また、感情を説明的に表現してもかまいません。
   
たとえば泣くかわりに「悲しい」、
笑う代りに「楽しい」「面白い」「愉快」、
怒鳴る代りに「あたまにくる」などと
言葉で表現してみます。
   
身振り手振りや表情など、
さほど身体的なエネルギーを使わずに、
喜怒哀楽を伝えることができますね。
    
静岡大好きさんなりに、
無理のないことから表現し始めてみてください。
      
ただ、万一、そもそも昔から
感情が湧かないというような場合は、
アレキシサイミア(失感情症)の可能性もあります。
    
アレキシサイミアは病気ではなく、
その人の性格の特性なのですが、
   
自分の感情(情動)への気づきや、
その感情を言語化することに困難を持っています。
    
決して感情がまったく無いわけではなく、
自分自身や状況を内省するのが苦手
という特徴があります。
     
近年、アレキシサイミアは、
共感能力の欠如や衝動性などによる、
ストレスの対処の問題や
対人関係の問題との関連も研究されています。
   
遺伝的要因としては、
自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群などの
発達障害のある人にも見られることがあります。
   
その場合、周囲から空気が読めないなどと言われて
いじめの対象になることもあるかもしれません。
     
また、アレキシサイミアは
他の精神疾患の陰性症状として出ていることも
ありますので、その場合は
精神科を受診して治療に取り組むことも大切です。
   
集団精神療法など、同じ課題を持つもの同士で
ワークをすることで気づきが得られることもあります。
  
「感情から逃げなくても大丈夫」ということを、
少しずつ確認していくことから始めてみてください。
  
ストレスに耐えるのではなく、
対処していけばよいことを覚えておいてください。
     
そして、自分自身を愛ある好奇心をもって観察して、
頑張りすぎて疲れがあることに気づいたなら、

無理をせずに休んだり、
充電するための時間をとるようにしてください。
   
そのようなご自身への優しさは
決して弱さではなく、強さであることを知ってください。
 
  
ーーー

  
★近日開催!
自分の感情と向き合い自分に優しく生きる
川畑のぶこの心理療法の原点
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詳細はこちら
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※こちらはNPO法人サイモントン療法協会様の主催です。

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