断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
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【Q】厳しすぎる性格を改善したい

毎回読ませていただき、川畑先生の洞察の深い、
ぬかりのないご回答に感動しています。わたしも相談したくなり
応募させていただきます。宜しくお願いいたします。

わたしは、前向きで明るくがんばりやです。
健康で仕事もうまくいっていて幸せです。

ただ、自分を凹ませてしまう、
自分の傲慢でわがままな性格に困っています。
厳しすぎるんです。

信頼して大切にしていたスタッフがわたしの意向に沿わないと、
話し合って改善してもらったり、励ましたり勇気づけたり
できるのですが、そのうち私のことを尊重せず勝手な行動や
言動をしていると感じると相手にしなくなるのです。

価値観がずれている人を尊重できない自分の了見の狭さに
気付いていやになるのに、やめられないのです。

小さい時からかわいがってきた姪が反抗期に入って、
あいさつもおざなりな感じになって、返事もちゃんと
しなくなったときも、はじめは辛抱して優しくしていたのですが、
がまんが続かなくなって無視するようになりました。

彼女は反抗期も過ぎ、わたしにまた笑顔を向けてくるのですが、
わたしの心は傷ついていて彼女を受け入れる気になれません。
「謝れ!」って思ってしまいます。
家族の集まるイベントも気が重くなります。

さみしいのかな、自分を認めてもらいたいのかな。
これまでにも、仲良くしていた友人に
連絡を取らなくなって疎遠になった事が何度かあります。

性格を改善したいのです。
何をすればいいのかアドバイスお願いいたします。

【50代女性 自営業 ワガママンさん】

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FROM 川畑のぶこ

【A】
自分の価値観や信念が強い人というのは、完璧主義の人が多いです。
恐らくワガママンさんは、常日頃から志や理想を高くもち、仕事や
人生の課題に真摯に向かい合いチャレンジされていることと思います。

これは仕事などでプロジェクトやミッションを遂行するのに
とても役立つ気質であり、立派な姿勢ですし、人からも
頼りにされることが多いことと思います。

ただし、プライベート含め、「常に」この姿勢を持ち続けると、
周囲と波風を立ててしまうことも少なくありません。

信念の強いパーソナリティーの人というのは、
自分も完璧であるように努めるのですが、自分の心理的ニーズが
満たされず、ストレス下に陥ったときには、自分よりも他人に対して
非常に厳しくなる傾向があります。

また、他人の良い部分よりも、欠けている部分に目を向け
それを指摘しがちです。いわゆる粗探しですね。

自分が正しいという気持ちが強く働いてしまい、
自分の価値信念に同意できない人間は愚かに見えてしまうこともあり、
時として、そのような人たちに対して敬意を払わないどころか、
蔑む気持ちすら抱いてしまいます。

そのような姿勢で接すると、相手との溝はいよいよ深まり、
やがて周囲の人々に対して疑心暗鬼になって怒りの感情を
抱くようになるのではないでしょうか。

残念ながら、このような姿勢は周囲との関係にも、
自分自身との関係にも調和を生み出すことはなく、
やがて孤立するようになってしまいます。

信念の強い人というのは、基本的な心理的ニーズに、
自分の価値観や姿勢を認めてほしい、また、自分の取り組んでいる仕事
(家庭内での役割や地域コミュニティーへの貢献などを含め)を
承認して欲しいというものがあります。

このような姿勢や仕事に対する承認欲求が満たされているときには、
比較的良好な人間関係が構築できるのですが、自己承認が
出来ていない場合においては、相手と価値観の相違があったり、
仕事を思うように認めてもらえなかったときには
ストレス下に陥って非建設的なコミュニケーションをもち、
人間関係に不調和をきたしてしまいます。

大切な姿勢は、他人が認めてくれることで自分を評価しよう
とすることをやめることです。なぜならば、他人というのは
その人の好みや都合でしかワガママンさんを評価しません。
相手にとって好都合な言動をすればよく評価してくれますが、
不都合な言動をすれば悪く評価するものです。

逆もしかりではないでしょうか。
相手の評価は必ずしもワガママンさんの真の評価とは一致しません。
大切なのは、ワガママンさんご自身が自分自身を
真に評価しているのかどうかです。

ぜひ、自己承認というキーワードを大切にされてください。

そして、人は信じたいことを信じるし、信じたいことを信じる
権利があることを許してください。

他人がなんと言おうが、ご自身が自分の価値や意見を
大切にされるのと一緒です。また、
「ものごとが機能するために、かならずしも常に完璧である必要はない」
ということを繰り返し思い出してほしいと思います。

人間は失敗を免れない存在です。それでもなんとか人生を
切り開いていけるのです。全てが完璧で理想的に整っていたに
越したことはありませんが、残念ながら世の中や宇宙は
そのようにはなっていません。

秩序があれば混沌もあるのが自然界です。私達もその自然の一部です。
自分も他人も失敗を免れないことを受け入れ、常にそこから
学んで前進する。それを繰り返しながらどんどん賢くなっていく
ということを信頼してみてください。

人間は不器用な存在です。それでも何が最善かを
それぞれが模索しながら一生懸命生きようとする、愛すべき存在です。

私達の歩みは緩やかかもしれませんが、宇宙は気長に私たちの変化を
待ってくれていることも信頼してみてください。

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