2016 written with sparkles, silhouette of a boy jumping in the sun

みなさま、新年はどのようにお過ごしでしょうか。

私自身は、年末年始の大断捨離が恒例となって久しいですが、
今年は部屋や物の断捨離はさほど時間をとることはなく、
そのかわりに「手間ひまの断捨離」をしました。

そのことに自分の時間をかける必要のあるもの
物理的にも、心理的にも、社会的にも
本当にそれをするべきかどうかを問うてみた結果、
今年は年賀状の断捨離をしました。

昨年までは手間ひまはかかっても、
賀状を作成する楽しさ、アートごころの刺激の獲得、
また仕事でお世話になっている人への感謝をつたえる機会など、
己の心理社会的ニーズを満たすことのほうが比重が大きかったため、
あえて時間を割いていました。
ところが、昨年末は、それよりも必要としていたのは「ゆとり」でした。

このときにふと脳裏に過るのは社会的バランス。
年賀状を送ってくださる皆さんとの人間関係です。

年賀状を返さないと悪いのでは?
人間関係を悪化させるのでは?
日本人としての常識に欠けるのでは?
などといった不安や罪悪感が足かせとなります。

私自身もそんな、社会的ニーズを認識してはいますが、
それよりも自分自身の物理的、心理的ニーズを優先させたのは、
年賀状でバランスをとらずとも、他の時間や機会に十分バランスを
とっているという信頼感が根底にあるからです。

昨今ではSNSなどを通じて頻繁に近況や己の思いを発信しています。
また、頻繁にやりとりがある相手には、メールで挨拶もできます。
郵送による賀状によって、相手が私の近況を知ったり
新年の挨拶をしなくても、繋がるべき人にはきちんと繋がっています。

それでも郵送による年賀状が届かなかったことで著しく人間関係が
崩れるような場合は、それは年賀状の問題ではないはず。
もっと根本的な問題に向かい合う必要があるでしょうし、
そもそもそのような人間関係を今後も保っていく必要があるのか、
いまいちど問い直すことのほうが大事となるでしょう。

郵便受けに誰かから年賀状が届くたびに
ごめんね〜!という詫びの気持ちは出てきますが、
年賀状が無くてもちゃんと繋がる人と、
今年こちらが年賀状を送らなければ、来年からは相手からも送られて
こないであろう人は、賀状を手に取った瞬間にわかります。

惰性と義理を手放す機会、
それは生きた人間関係を明らかにする清々しい瞬間でもあります。

執着を手放すために…
今年もさらにあらゆるものとの信頼感を深めていきたいと思う
年明けでした。

みなさんにとって2016年が素敵な年となりますように♪

PS
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