親子関係

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長年苦しんでいるのは長女を愛せない事です。

出産がお正月に重なり病院スタッフが手薄な中で、
同時間帯に二人が出産することになりました。

医師と看護師は喧嘩しながら娘を取り上げ、
黄疸が出ているからと直ぐに保育器に入れられて、
産まれてすぐに抱っこも出来ず、
今、思うと産後うつの始まりだったのでしょう。
お風呂場で泣いてばかりいました。

夫は自分の母親を産後の手伝いに呼ぶと言うので、
『気を使うからヘルパーさんをお願いするから良い』
と断ったのに呼んでしまったり、
それを良いことに飲み会に行ったり一日中寝ていたりと、
心身の休まる日がありませんでした。

長女はミルクを吐きやすく、
ソファーで抱っこして寝ないといけませんでした。
半年ほど横になって寝る事ができず、
気が付くと可愛いと思えなくなっていました。

思春期になり、荒れて壁やドアなど物を破壊して、
学校も行ったり行かなかったり。

二女(助産院で幸せな出産でした)が産まれてから特に、
愛していない気持ちが長女に伝わっているのだと思うのですが、
子育てセミナーや講演会に行ってみても、私の気持ちに変化はなく、
二女と同じように愛するには、どうしたら良いのでしょうか。

アドバイスをお願い致します。

【こきん・49歳・パート】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

出産トラウマの有無に関わらず、
こきんさんのように、次女は可愛いのに長女は愛せない、
という相談はよくあります。

誰にとっても初めての出産というのは不安も期待もあるものです。

どうやら、長女というのは母親が無意識のうちに、
自分自身を投影しやすい対象のようです。

理想の自分や、なれなかった自分を、
長女通して実現させようとしてしまうのです。

長女を見ていると、自分自身を見ているようで嫌だという声もよく聞きます。

長女はそのように母親の期待を背負ってしまうことがあるのですね。

おそらくお義母様も初孫でしたらいろいろと期待してしまうでしょうし、
嫁のプレッシャーを他所に、愛情あるからこその自身の思いを
あれこれ口にしてきたことでしょう。

すると、今度はお義母様の期待にも答える子供にせねばと…
無言のプレッシャーを感じるという、悪循環に陥ってしまうこともあります。

こきんさんのお悩みは、
理想の母像と実際のご自身のギャップにあるのではないでしょうか。

まず、「母としてかくあるべき」という姿勢を捨ててみましょう。
たとえば、「母なのだから娘を愛せるべき」という姿勢です。

初めての出産で大変だったんだから、
諸々のプレッシャーを背負って歩んできたんだから、
サポートがなくって大変だったんだから、「そんなこともある」と。

理想的な母親でなくてもオーケーと、ご自身を受け入れてみてください。
そんなご自身を受け入れることは、
結果的に娘さんを受け入れることにつながるはずです。

安心してください。
こきんさんの中には、我が子を愛する種はきちんと宿っています。

ただ、素直にその種に適度な水やりをできない状況があっただけでしょうし、
ゆとりのなさゆえ、上手に表現できていないだけでしょう。

ですので、ご自身も娘さんもどちらも責めないでください。

今後その種がどんな風に芽を出すか、
好奇心を持って見守ってみてください。

「私は理想的に娘を愛してこなかったかもしれないけれど、
愛がないからではない。
いままではゆとりを持って愛を表現することができていなかっただけ。
私と娘にしかない唯一無二の愛ある関係を構築するプロセスに、
いま私はいる。時間をかけて取り組めば良い。」

どうか急がずに、ご自身と娘さんのタイミングを尊重してください。

ーーー
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主人に○と×だけではなく△の部分を持って欲しいと思うのですが、
どう対処したらいいのかわかりません。

というのも、PTAや子供に関係する資料など
主人にも知っていて欲しい事を読むよう渡しても
「わからない」と返されます。

解る、解らないではなく読んで欲しいと言っても
難しくて解らない、と怒ってしまいます。

他にも息子はちょっと特殊で手のかかる子で、
何をするにも時間がかかります。

でも主人は気が短く待てません。

「やれ」と怒るのはいいのですが、
なかなか始めない息子に「もういい、やるな!」となり、
息子は「どうしてそんな事言う」と大泣きになってしまうんです。

頭ごなしに怒鳴るので、
息子の話も聞いてあげてとか、もう少し違ういい方を考えて欲しい
と言うと「俺には出来ない」とか「無理」と言われ、
何も言えなくなってしまうんです。

だからといって子供のことを何もしないわけではありません。
ちゃんと考えてくれているところもあります。

私も息子の事等、解らない事だらけ試行錯誤の日々です。
でも、夫がこんな感じでは相談にもなりません。

私の接し方、話し方を変えれば、夫も変わるのでしょうか?

【としみ・40代・パート事務】

――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

育児は試行錯誤ですね。育児に限らず、
夫婦関係や人生そのものも試行錯誤。

育児に正解はありませんし、としみさんと息子さんには、
としみさんと息子さんだけの特別な関係があるのだということを
まずは信頼してください。

外に正解を求めず、自分(たち)の中に正解を求める姿勢を
育んでみてください。

ここは母親の直感を存分に発揮することも大事かもしれません。
母が育児で困難や困惑があるとき、父にとってのそれは、
母の何倍もの困難になることと思います。

おそらくとしみさんの意図は
夫にももっと積極的に育児に参加してほしいということだと思います。

そして、子どものことを考えているのなら、
PTAや子ども関連の資料にも目を通すはずという思いが
あるのではないでしょうか。

ご主人にとって「内容が難しい」というのは、
文字通り、彼にとっては難しいのだと思います。

すると、ご主人は子どもに関心が無いのではと思うかもしれませんが、
必ずしもそうではなく、おそらくとしみさんが示してほしいやり方で
関心を示していないだけかもしれません。

ご主人が柔軟な対処の仕方を身につけてくれたに越したことはありませんが、
本人がそれを望んでいない限り、相手に何かを「させる」というのは至難の技です。

ですので、ここはひとつ、としみさんの方が少しゆとりと柔軟な姿勢をもって、
夫は必ずしも私の望むかたちではないけれども、
夫なりに息子に関心を持っているし、関わっている、ということに目を向けて
それを受け入れてみることが得策と思います。

としみさんご家族のケースは、
夫への「率先して育児資料に目を通すべき」という執着を手放し、
必要事項を要約して、分かりやすいように口頭で伝えるというのも
夫婦や家族の賢い連携プレーかもしれません。

それぞれの家族にふさわしい対応の仕方がありますので、
としみさんとご主人らしさを大切に
工夫をしながら取り組まれてみてください。

ある家庭では、父親は働く姿を見せることや、経済的な支援をしたりして、
子育てに参画していることもあります。

ある家庭はその逆もあります。

それぞれの得意不得意を認め、
得意は伸ばし、不得意は補完する姿勢があると、スムースではないでしょうか。

苦手を克服させようという相手の意図が読んで取れると、
関係性に緊張感が生じてきます。
すると、イライラする場面もおのずと増えるでしょう。

息子さんが物事を成し遂げるのに、時間がかかるのは個性と、
としみさんは受け入れていらっしゃること思います。

両親揃ってそのように受け止められたに越したことはありませんが、
ここはまず母親だけでも息子さんを無条件で受け入れてあげることができれば、
父親の不健全な対応は、反面教師として学び、役立てることもできる
と切り替えてみるのも良いでしょう。

また、ご主人と大切なことを話すときは、イライラしている最中ではなく、
改めてお互いに冷静で機嫌の良い時を見計らって話すよう心がけてみてください。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、rikoさん(40代・専業主婦)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも、メールマガジン拝読しております。

先日の相談者、他人からの反応が怖いとの相談者への回答に、
過去に大切な人(おそらく親)から日常的に、あるいは、強烈に怒られた
経験がおありかもしれません。とありました。苦しくなりました。
私が今、その大切な人、親同様の事をしてきてしまった母親なのです。

中一の娘は一学期から不登校になりました。向き合って三ヶ月、芯の理由
はまだまだ吐き出せず、本人もわからない状態で、コントロールできない
強烈なイライラや癇癪のような怒り、「この状況をなんとかして欲しい」
という叫び。先日口論になった時は、「ママがずっと怖くて、言いたい
ことも言えずに我慢してきたんだ、こうなったのはママのせいでもある」
と、泣きながら訴えました。

不登校になってから、極力怒らないように努めてきました。
初期は猛烈に責めてしまいましたし、今も時々怒ってしまうことも事実です。
否定するような意見をしてしまう事もあります。学校へ行けない要素は、
「勉強がとにかく嫌でやりたくない」とのことですが、本当は、私が与え
た影響が隠れているのだと思います。

娘と信頼関係を取り戻したいのですが、その方法が分かりません。
思い通りにいかない怒りが消えないのかと思います。娘が甘えてくる事に、
身体がそっと避けてしまう自分をどうしたらいいのでしょう。
目を合わせて話せない時もあります。これでは娘との距離を縮めることも
難しい……

娘は私のことが大好きで、一番に理解して欲しい気持ちは充分に伝わって
きます。もちろん娘は大切です。でも無条件に愛せていない自分に
ショックもあります。信頼関係を取り戻せる自信がありません。
娘の愛し方、娘に与えてしまった傷を癒す方法を教えてください。
~~~~~~~~~~~

rikoさんの苦しみ、そして娘さんへの深い愛情が伝わってくるご相談内容
です。

娘さんに対して、思い通りにいかなくて怒りが出てくるということ。

母親には、「娘にはこうなってほしい」という理想がありますね。
そのことによって、理想の母親になれる、自分を認められるという思いが
rikoさんの中にもあるのではないでしょうか。そして、この価値観は、
おそらくrikoさんもお母様から、お母様はおばあさまから、受け継いできて
しまっているのではないかなと思います。

娘さんは、勉強が大嫌いと、とても素直に、正直におっしゃっているよう
ですが、ここは本当に救いだと私は思います。

勉強が嫌いで行きたくないということは、もしかすると、rikoさんが娘さんに
「勉強をしっかりやりなさい。いい成績をとりなさい。学校でいいパフォー
マンス上げなさい。そうしたら、そういういい子になれたら、私はあなたを
愛してあげますよ」というような、条件付きの愛情を、無意識のうちに表現
してしまっているのかもしれません。

いかがでしょうか?

それは、rikoさんのお母様にもさかのぼることができます。
いい母になるために、あるいは、いい嫁になるために「娘にしっかりして
もらわなきゃ」と、自分自身を娘のrikoさんに投影していたかもしれません。
そして、その流れで、rikoさんも自分自身を娘さんに投影して、ここまで
頑張ってこられたのかもしれませんね。

ここで、代々の悪循環を自分で絶ち切るという決意をされてはいかがでしょう。

rikoさん自身も、「私自身も、娘も、唯一無二の個性を備えた価値ある人間だ。
学校にちゃんと登校しているかどうかや、勉強がどれぐらいできるかで価値が
決まるわけではない」と捉えてみるのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、そらっこさん(49歳・会社員)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
母が認知症で、実家や地元に行きたがります。
そこまで1日に何度か車で回るよう言われます。
時間を問わず、夜中でもです。
特に夕方から夜にひどくなります。

私と父で対応していますが、父のほうが母より高齢ですし、
疲れがひどいです。私も仕事や趣味の活動もありますし、
帰りが遅くなったり、疲労度が強いことがあります。

回って落ち着くならよいのですが、あまり変化がないのです。
私が趣味をやめ、友達付き合いもやめて、
母に尽くすのが良いのでしょうか?

介護保険の申請をしてサービスを受けようとしましたが、
拒否も強く、それも叶わない状況です。
母は家事もほとんどしていないですし、自分の部屋を片付けたりも
できなくなっています。このままでは家族が先に潰れてしまいそうです。

一応、地域包括支援センターに連絡してあり、
担当のケアマネージャーさんにも相談しています。
~~~~~~~~~~~

認知症の親がいる場合、そらっこさんのように悩まれている方が
たくさんいらっしゃるのではないかと思います。

認知症のタイプにもよりますが、自分の欲求を満たしたいという
感情がより表に出やすくなる人は多いです。

まず、お母様はどのタイプの認知症なのか、正確な診断を受ける
ことをお勧めします。

正確な診断を受けて、これがお母さんの病理から来ているもので、
健全な状態ではないとわかると、正常な状態での欲求ときちんと
区別ができるようになります。

そして、お母さんの全てのリクエストに必ずしも応じなくてもよい
ということも理解できるようになり、そらっこさんも少し安心できる
ようになるでしょう。

夜中でも時間を問わず、特に夕方から夜にかけてひどくなるという
ことは、お母様はやはり病理からそうしてくれとおっしゃっている
可能性が高そうです。

それに全部そらっこさんが応えていると、結局そらっこさんも
この濁流に飲まれて一緒におぼれてしまうという状態にもなりかねません。

自分たちができる最善は尽くしているんだということを、まず、
そらっこさんが自分で認めてあげてください。

最善というのは、肉体的、精神的、あるいは心理的、限界をきちんと
尊重して、ということです。

続きは、ビデオでお話しします……

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171002

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、雨さん(30代・会社員)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
二人の子供、夫と自分の関係について悩んでいます。
下の息子には愛着を感じるのですが、上の娘と夫には、愛情を持てて
いるのかわからないくらい、何をされてもイライラしてしまいます。

私は家事や人に尽くすことが苦手で、夫との同棲時代から、
仕事と生活(家事)の両立ができずに悩んでいました。
そのことを夫は理解し、自己嫌悪と戦いながら、夫に許してもらい
ながら、なんとかやってきました。

そんな私に家族は「あんなに優しい人、あんたにはもったいない」
と言い、私も同意していましたが、振り返ると、交際当初から、
彼の優しさと自分の至らなさに悩み続けた日々だった気がします。

下の子を妊娠中、夫にも家事を負担させてしまったことで夫が
うつを患い、私もうつ状態になり、休職の後に転職。その頃から、
夫にあまり立ち入ったことを聞かないよう気を遣い、弱音を吐かず、
自分を責めることも少なくなりました。

現在は二人とも服薬していません。しかし、夫と気持ちが通わなくなり、
夫婦生活もできなくなり、そのことで夫を傷つけてしまいました。

話し合いで唯一わかったことは、夫が私に"明るく前向きでなんでも
できる、子供たちの母親を望んでいるということでした。そのことが
影響しているのか、娘が私に似ているからか、娘に厳しく追い詰める
ような叱り方をしてしまいます。

また、娘は甘え下手で、私の嫌がることばかりします。そんな彼女を
可哀想だとは思えど、可愛いとは思えなくなってしまったのです。

夫や娘にイライラしないために、自分の問題をどう解決すれば良いのか。
いっそ外に出て働き、他の人と接することで自分を満たすことを優先
した方がいいのか。自分の気持ちや原因はわかるような気がするのです
が、前への進み方がわかりません。

どうか、アドバイスをお願いします。
~~~~~~~~~~~

雨さんが非常に自分を責めてしまっている様子が伝わってくる
ご相談内容ですね。

娘さんに対して、愛着・愛情を持てているのかわからないとのこと。
おそらく、ご自身を娘さんに投影してしまっていることが問題で、
雨さんが自分自身を否定してしまっているため、自分を投影している
娘さんのことも受け入れられていないようにお見受けしました。

ですから、課題は、娘さんがどうなる、ご主人がどうなる、という
ことよりも、雨さんが自分自身のことをどう受け止めているのか、
自分とどう向き合っているのか、というところだと思われます。

雨さんは、家事が苦手なのにもかかわらず、「私は主婦なんだから、
全部私がやるべきだ」という強い信念がおありではありませんか?
そして、そのことに苦しめられてはいないでしょうか?

もし雨さんが、苦手を克服しなくては私は価値がない、と思っていて、
家事全般を雨さんが全部やることで自分の苦手を克服し、自分の
価値を見出し、夫からも家族からも認められようと思っているので
あれば、これはとても苦しくなってしまいます。

続きは、ビデオでお話しします……

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170918

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ノブさん(60代・無職)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
30代後半になるパチンコ依存症の息子は、障害年金を受給しているのと、
自立支援作業所で働いているのとで、ある程度の収入がありますが、
毎月家族からの借金を返済していること、以前サラ金から借りたお金を
弁護士を仲介して返済をしていることから、手元に残るお金も微々たる
ものです。このお金も、給料日あるいは、年金支給日の翌々日ぐらいには、
すべてパチンコに使い果たしてしまいます。

今は、私の妻の年金で家計をやりくりしながら、ギリギリの生活を送って
いる状況です。また、在職中には思ってもみなかった私の心臓・肺の疾病
と妻の癌の医療費が、家計をさらに圧迫しています。少しあった蓄えも
なくなりました。

しかし、息子はそんな事情には一切おかまいなしで、断られても断られても、
しつこくお金の無心をしてきます。結局、最後には、妻も息子の要求に
押し負けるかたちで、お金を貸してしまいます。息子は、自分の意に沿わない
ことは、まるで幼児が駄々をこねる様な態度で、嫌だ嫌だの一点張りか、
黙秘をします。お金のためならどんな約束でもしますが、平気で嘘をつき、
守りません。

公立の精神福祉センターにも相談をしました。同じような苦しみを経験して
いる人や克服した人たちが集まり思いをシェアする自助グループを紹介して
もらい、一度参加したこともあります。しかし、本人が依存症を治したいと
いう意志がないので、今は参加していません。

連日、息子からお金を貸してくれとうるさく言われることがストレスになり、
それが原因で妻の癌が再発することを懸念しています。つい最近もヤミ金と
思われる業者から封書が多数きています。私たち家族がお金を貸さなければ、
ヤミ金に手を出してしまうのは明らかです。どうしたらよいのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

本当に切実なお悩みですね。

パチンコというのは日本独特の文化で、ギャンブルではなく遊戯に位置付け
られているんですね。これは本当に不思議と申しましょうか、コンビニに入る
ようにパチンコ店にフラッと入って遊んだり時間つぶしをしたりできる環境
というのは、海外ではなかなかないのではないかと思います。

もちろん、ほとんどの人は「今日はこれぐらい」と、きちんと予算を決めて、
健全に楽しんでいらっしゃると思いますが、中には、ノブさんの息子さんの
ように依存症になってしまう人が少なからずいらっしゃいます。

まず、依存症に関しては、脳が通常と同じようには機能していませんから、
本人の意志でなんとか変えられるものでもないということは知っておいたほう
がよいかもしれません。

ある統計によると、賭博(ギャンブル)依存症者は、パチンコなら、平均的に
1,300万円ぐらいをつぎ込むそうです。なかには、1億円ぐらい使ってもまだ
やめられないという人もいらっしゃるようです。

これはもう本人の意志とは無関係に、体が覚えてしまって、パチンコ店に
フラフラッと吸い寄せられていっているような状態で、かなりヘビーな病理です。
家族や周囲の人々は、まず、お金を貸すことで彼を助けようとすることはやめる
こと、経済的な助力は与えないという意志が必要です。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ともりんさん(46歳・会社員)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
子どもの反抗期に悩んでいます。

私は短大を卒業、職場結婚し、産休、育休を取り、育児をしながら仕事を
しています。幸い実親も近くにおり、サポートを受けながら、子どもは
保育園、小学校を卒業、この春、私立中学に合格し楽しそうに通っています。

夫は転勤族のため、一緒に暮らせる時と単身赴任を繰り返しています。
赤ちゃんの反抗期、中学の今、第二次反抗期、そういう時に限って、
夫は転勤で単身赴任。辛い時期に一人で育児をしています。

赤ちゃんのときの反抗期もかなりひどく、スーパーでひっくり返り、
保育園から帰る帰らないで毎日ひと騒動。女の子ですが、かなり反抗し、
大変でした。保育園の中でも反抗期がひどかったようで、保育士さんに
かなり声をかけていただきました。

だから、第二次反抗期もひどいかもと覚悟はしていましたが、
「うるさい、うざい、ババア死ね」の連発で、想像を絶するレベルです。
女の子の一人っ子で、かなりおっとりとして生活してきたのが嘘のようです。

私立中学に合格したのはいいけれど、安心したのか、入ってからは全然
勉強せず、成績も下から数えた方が早いくらい。しっかりやればもう少し
勉強も楽しくなりそうなので励ましても、「うるさい」と言われる始末。
部屋にこもるか切れるかで、ほとほと困り果てています。
機嫌のいいときは普通です。

どう対応したらいいか、私の子育てが失敗なのか、悩んでいます。
~~~~~~~~~~~

ともりんさんの娘さんに対する愛がひしひしと伝わってくる内容ですね。
同じお年頃の娘さん・息子さんをお持ちの方たちの中には、
「うん、うん」とうなずいていらっしゃる方も多いかもしれませんね。

ともりんさんの娘さんは、非常に健全に成長されているのでないでしょうか。
おっしゃる通り、第二次反抗期ですね。この時期はホルモンバランスも
崩れますし、人間関係もどんどん変わっていくときですね。

また、自分が誰なのか。今まではお母さんの子どもだったけれども、
これからは一人の人間としてお母さんと対等にやっていく、巣立ちのとき
が来ている。中学生というのは、そのトランジションですね。高校生・
大学生ぐらいになれば、もうここはひと越えしますので、今、この通過点
はあたたかく見守るというのがベストの子育てだと思います。

大事なのは、娘さんを信頼してあげることです。恐怖や執着を持って、
自分の思う通りのいい子ちゃんでいてもらおうと、コントロールしようと
すればするほど、反発心が出てきます。

そして、この反発は健全です。なぜかと言うと、子どもは巣立つときに
心理的な親殺しをしなくてはいけないからです。

続きは、ビデオでお話しします……

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娘と子細なことで喧嘩をしました。
冷戦状態で、お互いに連絡を取ろうとはしていません。

私は未だに許せず、
このまま縁が切れても仕方がないと思っています。

娘はもう成人しておりますし、健康で友人もおります。
先行きの心配はないと思っています。

しかし、心が晴れません。
娘のことを思い、鬱々としてしまいます。

すっぱりと娘のことを思い切りたいのですが、うまくいきません。

【ケイ・50代・主婦】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

人間関係は、根底に愛あるがゆえに、
思いが歪んで憎しみに変わってしまうことがありますね。

親子のように、相手が近しい人間であればあるほど
「同じはず」とか、「わかっているはず」などという期待感や依存心から、
そうでないと知ったときの反発も激しくなってしまうことがあるでしょう。

近すぎるから生じる摩擦であれば、
心理的にも、物理的にも、適度な距離を保つことは理にかなっています。

それぞれが、それぞれの価値観を持って、個性豊かな人生を生きて良いと、
互いに自由に生きる権利を尊重できるようになるための適度な距離。

互いに自分の好みや、都合通りではないけれど、
それぞれがその時点での本人なりのベストを尽くしているのだということ
を冷静に理解するための適度な距離。

冷戦状態は、精神的に近すぎた親子に
適度な距離感を作り出す絶好の機会になるのではないでしょうか。

離れてみて初めて、冷静さを取り戻せることもあります。
離れたからこそ、感謝や愛おしさが湧いてくることもあります。

たとえ、すぐに解決しなくても、時間が、そして、親子の内に宿る叡智が、
自然と解決していくのではないでしょうか。

今はそのことを信頼して、忍耐する時期なのかもしれません。

種に水をたくさんやれば明日花が咲くわけではありません。

親子の健全な距離感と、相手を一人の人間として尊重するための芽が
育まれるのを適度な距離感を持って、じっと待ってみてください。

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33歳、30歳、26歳の3人の娘の母親です。
上2人は結婚し、孫もいます。
末娘は同居で、土日のみバイトをしています。

モラハラの旦那と、12年の別居後
離婚が成立しました。

私は、家族団欒への憧れというか
こだわりが強いように思います。
なのに、家族はバラバラになっていきました。

私は、他の家族が私がいない場に出掛け
楽しんでいることが辛くて仕方ないのです。

私も一緒に行きたかった!
私も一緒にやりたかった!
私も誘って欲しかった!

という気持ちでいっぱいになります。

今では、子どもたちから、
「お母さんは私たちが何処かに行くことを怒るから、
言いたくないんだ!」と言われ、
出かけることや、出掛けたことを
言ってもくれなくなりました。

当然の結果だと思ってます。
決して怒っているのではないです。
悲しくて寂しくてやり切れない、、だけなんです。

こんなことで苦しむ私ですが、
家族が幸せそうに楽しそうに暮らしてることは、
心から嬉しくて喜べます。

この複雑で異常な感情は、どこから来るのでしょう。

大家族とガヤガヤすることへの執着が拭い去れないです。
思い通りにしたいとか、もっと思いやってほしい、
というのではなく、ただ家族と一緒に何かをする
瞬間空間が欲しくて仕方ないんです。

趣味がないわけではないです。
友達もいます。

けれど、家族と出掛けたりガヤガヤする時間がなく、
子どもからも拒否される事が、辛いです。

こんな親だから離れて行くことも分かります。
こんな親は自分も嫌です。
でも、湧き出て来る複雑な思いはどうしようもできません。

【ロミ・50歳・会社員】

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A:

FROM 川畑のぶこ

お子さんが3人とも成人され、お2人は巣立たれたのですね。
ご主人とのモラハラや離婚など大きな困難を乗り越えて、
3人の娘さんを育ててこられたロミさんの努力は
並大抵のものではなかったことと思います。

ロミさんは大家族でのガヤガヤに執着してしまうとのこと。
おそらく、幼少期に影響を受けた幸せのカタチなのではないでしょうか。

テレビの中にそのカタチを見たのかもしれませんし、
周囲にそのような大家族がいらっしゃったのかもしれませんね。

幸せの価値観はそれぞれですから
大勢でガヤガヤすることを好む人もいれば、
プライバシーを保って穏やかに過ごすことを好む人もいることと思います。

それぞれが、自分の人生に対して、理想や希望を持つことは
良いことでしょうし、大事なことでしょう。

ただし、それが一度執着となると
喜びではなく苦しみを生み出してしまいますね。

希望が「大家族でガヤガヤと過ごしたい。そうすれば楽しいだろう!」
といった思いから育まれるのに対して、
執着は「何が何でも、大家族でガヤガヤ過ごさねば!私の人生は
惨めになってしまう」という心理が働いていることと思います。

大切なのは、「そうであったに越したことはないけれど、
たとえそうでなくても、私も家族も幸せに生きることはできる」
という心の柔軟性です。

ロミさんの苦しみは、常に大家族でガヤガヤしていなければ
幸せとは言えないと、その他から得られる幸せを排除してしまっている
ことにあるのではないでしょうか。

ささやかな望み、とのことですが、
家族全員がいつも集まって仲良くワイワイガヤガヤやるということは、
かなりレベルの高い望みではないでしょうか。

ロミさんのご家族は、
過去に家族でガヤガヤやっていたことはありませんでしたか?
たとえば、今33歳、30歳、26歳の娘さんたちが、
13歳、10歳、6歳のときにはどうでしょう?
ワイワイガヤガヤやっていませんでしたか?

それ以前はどうだったでしょうか?
なかったことになっていませんか?

そうであれば、おそらく、お子さんたちも、
たとえ皆が集まってワイワイとやったとしても、
ロミさんがそれで十分と満たされることはないと思っているかもしれません。

私たちは「いつも」望む状態で満たされるということはありません。

ロミさんもお気づきの通り、自分の喜びを満たすために人をコントロールする
けれども、人の喜びを一緒に喜べなかったり、人の幸せを認められない人と
一緒にいたくないと思うのは、自然の流れでしょう。

相手の苦しみや痛みがなくなり喜びや安らぎを望む慈悲の心は、
調和的で愛ある人間関係の基本です。

子どもは親のニーズを満たすための道具ではなく、それぞれが幸せを求めて
生きる権利があります。それを尊重し、思いやり、喜べるようになるための
努力が必要ということになります。

その努力のアプローチとして、
まず、今ロミさんに無いものではなく、あるものに焦点を当ててみます。

お子さんが巣立たれる前は、家族でガヤガヤしていたのであれば、
そのような豊かな思い出があることに感謝できるでしょう。

また、毎日でなくても、年に1度や2度は、家族皆で集まる機会があるのなら、
そのことにも感謝できるのではないでしょうか。

さらに、大勢でガヤガヤしなくてもお子さんたちとの関係で、
幸せだなと思える瞬間がロミさんにもたくさんおありかと思います。

心を素直にオープンにして、そのことをリストアップしてみてください。
そしてそれらのことに対する感謝の気持ちを十分に味わってみてください。

ないことに意識を向けるのではなくあることに意識を向けていきます。

そのような努力が積み重なると、
やがてお子さんたちに感謝を伝えられるようになるかもしれません。

すると、きっとお子さんたちも「お?最近のお母さん、イイ感じかも…」と、
お母様と一緒にいる時間やコミュニケーションする時間に
苦痛を感じなくなるでしょうし、むしろ喜びを感じるようになるかもしれません。

人は苦しみから離れ、喜びや安らぎに向かう、自然の法則があります。

その法則を尊重し、従って生きる努力をされてみてください。

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結婚十年目の41歳の主婦です。
夫と小学一年生の息子、3歳の娘の4人家族です。

生前贈与で義父母の家の隣に家を建てる計画が持ち上がっています。
しかし、私は義母と不仲なので、隣に住みたくありません。

義母からは心ないことを言われ続けてきました。

「あなたは不細工よね」と真正面から言われたり、
「常識もないし、挨拶も出来ないから私がたたき直す」と
親戚の前で言われたり。

孫が生まれると、「私が育て上げるから」と
私から取り上げるようなことも何度かありました。

世間から見たら、隣にキャッシュで家を建ててもらえるのは
贅沢な話だと言われます。

が、また心ないことを言われたり、心に土足で踏み込まれ、
踏みにじられる思いをするのではないかと怖いです。

夫は乗り気で家が欲しくてたまらないようです。

私がわがままなのでしょうか。

【ひまわり・41歳・女性】

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A:

FROM 川畑のぶこ

嫁と姑の不仲はいつの時代も大きなテーマですね。

うちに嫁いできたのだから、嫁はうちのモノ、
よって自分たちの好きなように扱うというような、
前時代的な価値観による扱いを受けていることかと察します。

もし、何らそのようなことを言われる経緯はないのであれば、
ひまわりさんが幸せに生きる権利が侵害されていますね。

心ないことを言われ続けていることに関しては、
まず、嫁は夫の家族からどのように扱われても良い存在ではないという、
ひまわりさんの毅然とした姿勢は大事になります。

ひまわりさんは、ご自身に対して決して裏切ることのない親友となって、
きちんと自分自身を守ってあげてください。

ご主人にはこのことを相談されているのでしょうか。
それとも、ご主人に対しても従順に尽くす姿勢で、
意見は控えてきたのでしょうか。

もし、ご自身の意見を主張してこなかったのであれば、
まずはご主人にひまわりさんの意見を主張してみてください。

主張とは、傷つけたり批判したりすることではありません。

自分と自分の家族の将来に対して、何が最も健全だと思うかを、
穏やかに爽やかに伝えることを心がけてみてください。

姑さんからの扱いに、心を痛めていること。
家は手に入っても、幸せが手に入ることがイメージできないこと。
経済的な負担は背負ってでも精神的な穏やかさを優先させたいことなど、

ひまわりさんにとって、一番大切なものは何かを伝えてみてください。

その主張から波紋が起きるかもしれません。

でも、人生は時として波風が立つものです。
ここ一番、という決断をする時には、
多少、波風が立っても仕方ないという潔さも必要でしょう。

これをきっかけに、さらに姑の意地悪がひどくなるなら、やはり
ひまわりさんの選択は間違っていないという裏付けになるでしょう。

逆に、姑が「嫁はそこまで思いつめていたのか」と、
態度を改めてくる可能性も、ないとは限りません。

そうであれば、これもやはり意味がある行動だったことになります。

滅多に主張をしない嫁が主張をするというのは、
とても大きなインパクトを与えることになると思います。

どうかご自身の人生と幸せを諦めないでください。

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