自分の性格・思考

Portrait,Of,Senior,Woman,Leaning,Against,Door,At,Home,And

Q:私は夫の言う事をいつも聞いている性格です。

親の介護のために仕事を辞めろと言われて辞めました。

本当は定年まで続けたかったのですが、
夫の指示に従ってしまいました。

そして、父が亡くなって
父の仕事場を売却するのに夫が手配してくれました。

売れる土地ではなかったから、
その時は感謝していたのですが、 

本当は売りたくなかったと、今更ですが、
そこを私が仕事場として使いたかった事を言えませんでした。
売ってしまってから、何度も後悔して落ち込んでいます。

夫には言いたいことを言えない。
夫を愛していますけど、自分の意見は言えない。

あとから、ああすれば良かった、こうすれば良かったと
いつも思ってしまいます。

【しっぽ・60代・女性・専業】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご自身のことよりも相手のことを優先するが故に、
言葉を飲み込んでしまいがちなしっぽさんなのですね。

しっぽさんの周囲の人たちは、
しっぽさんのそんな配慮に救われることが多いことと思います。
協調性と思いやりはしっぽさんの長所でしょう。

同時に、何か意思決定を迫られると、
責任がとれるか不安で優柔不断になってしまうのも
しっぽさんの特徴にお見受けします。

意思決定に影響を及ぼす相手が、
夫であれ、親であれ、職場の上司であれ、 
しっぽさんが自己判断せず相手に委ねるという姿勢は
変わらないのではないでしょうか。

おそらく、仕事を続けたら続けたで、
愛する夫の親の介護をしなかったことを
後悔するかもしれませんし、
 
土地をキープしたらしたで、
なぜあの時夫のアドバイス通り売らなかったのだろうと
後悔するかもしれません。
 
どちらか迷う選択は、
どちらをとってもある程度後悔は残るということ、
それを潔く受け入れることを学ぶことは大切かもしれません。

ご自身で下した決断が、たとえ後悔する内容であったとしても、
その時点での出来る限りを尽くしたんだから仕方ない。
ここから新たに学んでいけばよい、と手放す勇気が必要です。

さもなくば、誰かにその役を担わせて、
後悔をその相手のせいにして、
いつまでも人生の犠牲者でいなければいけなくなってしまいます。
 
私たちはみな、
「自分の人生を生きている」という感覚が必要で、 
その感覚が芽生えないと生きる気力を無くしてしまいます。

自分の人生に起こることや、それにまつわる決断は私に出来る。
たとえ後悔してもそこからやり直せることを信頼して、
自己決断してみることが大切です。
 
どうせ同意してもらえないから、と思うかもしれませんが、
たとえ相手が同意しなくても、
しっぽさんが自分の意見や思いを相手に伝えるということは、
しっぽさんが自分の人生を生きている感覚をもたらすのに
大切です。
 
コミュニケーションは
相手をコントロールするためにするのではなく、
相手に思いを誠実に伝える、そしてそれが伝わる
(たとえ同意が得られずとも)ことに価値があることを
覚えておいてください。

しっぽさんの人生が少しずつ動き出すことと思います。
      
         
  
ーーー

★自分の本性に帰り輝いて生きる〜
サイモントン療法2Dayプログラム
  ↓
詳細はこちら
※こちらはNPO法人サイモントン療法協会様の主催です

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

Retro,Effect,And,Toned,Image,Of,A,Woman,Hand,Writing

Q:私は、子どもの頃から3歳年上の兄と比べては、 
「自分ばかり手伝いをさせられる」
「勉強しなさいと言われる」
と思い、文句を言ったりしていました。

OLとして働いてた時も、
(自分で言うのもなんですが)
先輩よりも速く処理出来たりしたのもあり、
何でも頼まれてしまい、楽に出来る訳ではなく

他の人がゆったりしてる時も頭の中フル回転で
自分に負荷をかけてきたので、
「給料同じなのに私ばっかり」と愚痴を言っていました。

今も面倒事など、機械が苦手な夫に代わり
調べたり色々動いてると、
旦那任せの他所の奥さんが羨ましくなります。

そして、「私ばっかり」のワードが
夫に対しても甦ってきます。 

私の何がそうさせるのでしょうか? 
自分でもこんな気持ちから脱出したいです。

何かアドバイスがあればよろしくお願いいたします。

【おちゃ・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

しっかり者で、みんなから頼りにされる
おちゃさんの姿が浮かびます。

子どもの頃、兄弟姉妹と
比較してしまうことはよくあることです。

おちゃさんのジェネレーションですと、
とくに親世代では、家事や手伝いは
女子がするものというジェンダーバイアスが
強い傾向があったでしょうから、

兄との比較で「私ばっかり」と
文句を言いたくなったのでしょうね。

親に評価され愛されることは
子どもにとって死活問題ですから、
兄妹間での愛情争奪戦で、

親の期待に一生懸命応えることで
認めてもらおうと努力された
おちゃさんだったのではないでしょうか。

この親子関係が、月日が経過して成人しても、
今度は昔の親子関係が職場での
上司との関係に投影されて、

「周囲の期待に応えなければ受け入れられない私」
という無意識なプレッシャーが
働いてしまっているのかもしれませんね。

同じ給与なのに自分ばかり働いているとか、
自分だけ損をしていると思っているにもかかわらず、

相手にNOと言うことができなかったり、
周囲の要請を過剰に受け入れて
頑張ってしまうのであれば、

課題は要請する周囲だけにあるのではなく、
それに応えねばと過剰に受け入れてしまう
おちゃさん側にも存在するかと思います。

「無理です」「できません」
「他の方にお願いしてもらえませんか」
といった毅然とした態度を取ることも可能な中、

おちゃさんがそれをしないのは何故か、
その理由を静かにご自身に問うてみてください。

さもなくば私は必要とされない人間になってしまう
という不安があるのではないでしょうか?

他の人のように適度に働いても、
やはり他の人と同様、
組織や周囲から必要とされる可能性が高いにも
関わらずです。

もし、他の人のようにはなりたくないし、
自分の能力を十全に発揮したいおちゃさんなのであれば、

人からの評価のためでなく、
自分自身へのチャレンジとして取り組んでいることを
再確認してみてください。

もし、それらの行動が、
自分の人生に納得したいからとか、
自分の人生の価値を高めたいからといった
理由で取っている行動であれば、
周囲からの評価はさほど気にならなくなるはずです。

「相手のために仕方なくやってあげている」
という状態を、
「私が私の人生のために やりたいからやる」
という、より主体的なものに変えてみてください。

すると犠牲者でいる必要は無くなり、
仕事や人間関係も軽やかになってくるのでは
ないでしょうか。

周囲がどうであれ、おちゃさん自身が
自分を評価し大切にしてあげてください。
      
         
  
ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

__________20230515

FROM 川畑のぶこ

今日は、オレンジさん(40代・女性・介護職)
のご相談にお答えします。

【Q】いつも川畑先生のメルマガや
YouTubeを、楽しみに拝見しています。

私は40代で、仲の良い職場の同僚も40代です。

同僚は独身ですが、同僚の兄や姉は
それぞれに子どもや孫の数が多く、

そのうちの何人かが不正に生活保護を
受けているということを聞いていて、
心穏やかではいられません。

例えば、生活保護を受けるためにわざと働かない。

書類上は離婚して保護を受けているが、
実質は夫婦関係にある。

知り合いの居酒屋で短時間だけ内緒で働いているが、
保護の金額を減らされたくないので
収入の申告をしていない、などです。

医療費が無料だから、薬局で薬を買うより
病院に行けばタダでお薬をもらえるからと、
なんでもかんでも病院に行く。

元気で働けるのに働かず、
昼間からパチンコに行っていたり、

毎日モーニングを食べに行ったり、
高額なランチをしょっちゅう食べに行ったり、

一族そろって旅行に行ったりと、
生活保護のお金を使って遊び放題で、

お金がなくなれば、なんとか誰かに
借りる生活をしているようです。

コロナ禍で、非課税世帯の給付金も
何度も受け取っています。

同僚の兄弟姉妹のそのような話を聞くと、
イライラが止まりません。

自分には関係ないとは思うのですが、
その人たちに腹が立ち、

少ないお給料の中から
私たちが納めた税金なのにと思うと
さらに腹が立ちます。

しまいには、保護を受けているわけでもない
同僚まで嫌いになりそうです。

私は毎月一生懸命にやりくりしているのに、
なんだあの人達は! 

罰が当たればいいとか、
地獄に堕ちろとまで思ってしまうこともあり、
そのことにイライラしている自分が嫌になります。

どういう風に考え方を変えれば楽になるのでしょうか?

【A】そうですね、このような不正や
ずるをしている人たちの話を聞くと

自分たちはこんなに真面目に働いているのにと
オレンジさんがイライラしたり、
怒りを感じたりするのも当然だと思います。

ただ、世の中一定の割合で
このようなことはどうしても起きますね。

また、不誠実な人たち全員を正すことができるか
というと、残念ながらそうではありません。

世の中には、陰も陽も、善も悪も、
誠実なこともあれば不誠実なこともあるし、
ずるい人もいればそうでない人もいる……
 
これが世の中だということを受け入れていくということは、
私たちがいちいちイライラしなくて済むのに
大切な姿勢になってきます。

「受容する」ということですね。

それは「悪」や「不正」を善や正として受け止める
ということではありません。

そのような事態はなくならない、
そのような人はいなくならない、
という現実を受け入れつつ、

そこにどう向き合うか
自身の姿勢を考えるということです。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

Vector,Illustration.,A,Man,Is,Watching,A,Sad,Movie,And

Q:小学校中学校時代にいじめられたのを
ひきずっているのか
人前で感情を出すことができません。

笑うこともありません。

人と話すのも苦手で
人が嫌いなのかもしれません。

この年でこういう相談をするのも恥ずかしいですが
どのようにしたら直すことができるでしょうか?
 
  
【静岡大好き・50代・男性・会社員】
   
   
―――――――――――――――――
  
   
A:FROM 川畑のぶこ

勇気をもってご相談くださってありがとうございます。

静岡大好きさんのハンドルネームの「大好き」という部分に、
感情の豊かさが潜んでいることを感じています。

静岡大好きさんは決して感情が無いわけではなく、
それを表現するのが苦手なのかもしれませんね。

小中学校時代にいじめに遭っていたとのことで、
とてもお辛かったことと思います。

きっと、そのときも苦しさに耐えて、
ぐっと感情を抑えていたことと思います。

皮肉なことに、いじめは感情表現が豊かな人よりも、 
いじめる側からみて、
その行為に耐えられるようにみえる子や、
無反応な子がターゲットになることもあります。
 
声を荒げて教師や周囲に訴えることもないので、
大ごとにならず、陰湿にいじめが続くわけですね。
 
本来、静岡大好きさんの長所でもあるべき忍耐強さが、
いじめっ子との関係においては
裏目に出てしまっていたのだと察します。
  
「常に強くあらねば」、とか「がまんして耐えねば」
という思いで、頑張ってきたのかもしれませんし、
 
そのことで自分を崩してしまいそうな激しい感情と
向き合うことを免れてきたのかもしれません。
 
でも、安心していただきたいのは、
もう大人としての静岡大好きさんは、
  
いじめは理不尽であり、
ご自身がいじめに値する人間でないことは
ご存知だと思うので、
   
「そこまで頑張らなくても大丈夫だよ」と、
小中学生のあの頃の自分に
言い聞かせてあげてほしいのです。
   
そして、まずは一人きりになれる部屋など、
人目に触れない場所で、   
映画や本など、静岡大好きさんが
感情を動かされる作品に触れて、
思いっきり涙を流してみてほしいのです。
   
感情をリリースする練習です。
   
誰も他に人はいませんから、
そのことをジャッジする人はいませんし、
いるとすれば静岡大好きさんだけです。
     
そして、スッキリしたら、鏡を見て
すこしだけ自分自身に微笑んでみてください
(大きく笑う必要はありません)。
        
このように、少しずつ、抑圧していた感情を
リリースして自分自身に晒していきます。
   
それでも自分は自分で大丈夫だ
ということに気づくでしょう。
      
何より、そんな自分を
静岡大好きさん自身が受容してあげてください。
    
また、感情を説明的に表現してもかまいません。
   
たとえば泣くかわりに「悲しい」、
笑う代りに「楽しい」「面白い」「愉快」、
怒鳴る代りに「あたまにくる」などと
言葉で表現してみます。
   
身振り手振りや表情など、
さほど身体的なエネルギーを使わずに、
喜怒哀楽を伝えることができますね。
    
静岡大好きさんなりに、
無理のないことから表現し始めてみてください。
      
ただ、万一、そもそも昔から
感情が湧かないというような場合は、
アレキシサイミア(失感情症)の可能性もあります。
    
アレキシサイミアは病気ではなく、
その人の性格の特性なのですが、
   
自分の感情(情動)への気づきや、
その感情を言語化することに困難を持っています。
    
決して感情がまったく無いわけではなく、
自分自身や状況を内省するのが苦手
という特徴があります。
     
近年、アレキシサイミアは、
共感能力の欠如や衝動性などによる、
ストレスの対処の問題や
対人関係の問題との関連も研究されています。
   
遺伝的要因としては、
自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群などの
発達障害のある人にも見られることがあります。
   
その場合、周囲から空気が読めないなどと言われて
いじめの対象になることもあるかもしれません。
     
また、アレキシサイミアは
他の精神疾患の陰性症状として出ていることも
ありますので、その場合は
精神科を受診して治療に取り組むことも大切です。
   
集団精神療法など、同じ課題を持つもの同士で
ワークをすることで気づきが得られることもあります。
  
「感情から逃げなくても大丈夫」ということを、
少しずつ確認していくことから始めてみてください。
  
ストレスに耐えるのではなく、
対処していけばよいことを覚えておいてください。
     
そして、自分自身を愛ある好奇心をもって観察して、
頑張りすぎて疲れがあることに気づいたなら、

無理をせずに休んだり、
充電するための時間をとるようにしてください。
   
そのようなご自身への優しさは
決して弱さではなく、強さであることを知ってください。
 
  
ーーー

  
★近日開催!
自分の感情と向き合い自分に優しく生きる
川畑のぶこの心理療法の原点
「サイモントン療法」開催

詳細はこちら
https://simontonjapan.com/event/
※こちらはNPO法人サイモントン療法協会様の主催です。

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

Divorce,,Breakup,,Separation,Concept.,Depressed,Man,And,Woman,Divided,By

Q:夫と喧嘩になると
何日かその気持ちを引きずってしまい、
気持ちの切り替えに時間がかかります。

怒りの感情の扱い方と
気持ちの切り替え方を教えて頂きたいです。

【ひろ・40代・女性・保育士】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

怒りはいかにも激しい感情で、
私達を消耗させるものですよね。

私たちは相手が怒りをぶつけてきたなら、
その攻撃性に、ショックを受けて落ち込んだり、
逆に攻撃し返すかで対応してしまいがちです。

攻撃しかえすと一瞬はスカッとするかもしれません。
でも、その結果平和が訪れるかというと、
逆効果なのは私たちみんなが経験済みですね。

相手も、ならばさらに苦しめてやろうと、
苦しみの連鎖が生まれてしまいます。

怒りはものごとや相手が期待どおりや
思い通りにならなかったときに生じる感情ですが、

その多くは「かくあるべき」とか「かくあらねば」などと
いった信念によって生じています。
自分たちなりの「正しさ」ですね。

その正しさは自分が努力して(負荷をかけて)
つくりあげてきたものであればあるほど、執着してしまいます。
あの私の努力が無駄だったなどとは言わせない!と。

自分の価値を落としたくないので、
相手が間違っていることにしたいのです。
そのほうが楽ですしね。

相手が自分の理想通りであったに越したことはないのですが、
なかなかそうもいかないものです。

また、どちらが正しいかなんて、
実は全体の流れの中で見るとわからないことも多いものです。

相手や場面によっても正しさや健全さはつねに変化します。

たとえば、私は昨日、海外の僧侶と仕事をしていました。

比較的規模の大きい研修のオーガナイザーをしていたのですが、
会場の自動扉が故障しており時間になっても開きませんでした。

主催者ですから参加者が会場に入れなかったら大変と、
責任を感じますし、苛立ちを覚えます。
スタッフの中には守衛にきつく当たる者もいました。

それを観察していた若い僧侶が、懇親会の際、
あなたたちは、なぜ扉が開かないことにあそこまで一斉に、
そして必死に動いたのか?と疑問を投げかけられました。

私としては、時間ぴったりに会場の扉が開かなければ
イライラして当然ではないかと思いましたし、
日本では時間通りに事が進むのが当たり前と伝えました。

ところが、「こういうことは時として起こりうることなので、
それでは日本人はストレスばかりで
健康を害してしまうのでは?」と心配してきたのです。

確かに、「常に時間通りであるべきで、失敗は許されない」
と信じているからイライラする(怒る)わけで、
メンタル面で健康を蝕んでいるのはまちがいないです。

こういうことは起こりうることで、
さらに、こういうことが多くある国では、
そんなことにいちいちイライラせず、
皆、「待てば良い」と切り替えるわけです。

どちらが正しいかは何に重きを置くかによって変わってきます。

もちろん、私は国がちがうので、
相手の発想におもしろいなぁと感心こそするものの、
その価値観を否定する気にもならなければ苛立ちも覚えません。

これは国と国の異文化の話ですが、
夫婦も、もともとは違う文化を持つ家庭で育ち、
一緒になっています。

そのような意味で、
夫婦も異文化交流をしているわけです。

ならば、異なる価値観を持っていて当然だし、
どちらの価値観が常に正しいかではなく、
いま、この場面において、

より効果的な受け止め方は何か?という視点で、
好奇心をもって向き合えたのなら、
怒りの炎が激しくなることはないかもしれません。

そして、私が主催していた研修とは、
まさにティク・ナット・ハン禅師の教えを学ぶものであり、
禅師の教えには、怒りの炎をいかに消すかという
テーマが含まれます。

禅師は、
怒りは困っていることがあるから湧くのであり、
相手を攻撃者としてでなく、
困っている人と受け止めると良いと教えます。
自分も、相手も、困っているのです。

困っている人がいれば、私たちは
慈悲の気持ちをもって接するのではないでしょうか。

お互いに困っていることを確認しあって、
相互理解を深めようとする姿勢は
平和への第一歩となることと思います。

自分にも自分なりさまざまな限界があり、
その中での最善を尽くしていくように、
相手にも相手なりの限界がある中で最善を尽くしている、
ということを深く理解できると、

その理解を火を消す水のような
役割を果たすのではないでしょうか。

ぜひ、自分にも相手にも厳しさではなく
理解と思いやりの気持ちをもって接する努力を
してみてください。

ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

サムネ_20230417

FROM 川畑のぶこ

今日は、オランジーナさん(50代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】思った通りになるのが辛いです。

「不安の99%は実際には起こらない」
というような言葉を聞いたことがありますが、
私の場合、予想したことがほぼほぼ当たります。

現在高校3年の長男のことです。

小学校2年ごろから、同級生に
チビだのグズだのからかわれることが多くなり、
不登校になりました。

地元中学には進学したくないとの希望で中学受験をし、
少し遠くの中学に入学しましたが、五月雨登校。

本人の希望で高校受験をし直しました。

高3になり「自分は鬱だ」と言い出し
また不登校になり、塾も行かなくなり、
勉強も全くしなくなりました。

実はわたし自身、
「ああ、この子はいずれ学校行かなくなるだろうな」と、
彼が小学生の頃から思っていました。

この子がまともに生きられる予感がしませんでした。

こんなふうに言うと「引き寄せの法則が…」
などと言われるかもしれませんが、

それも勉強して、素敵な未来が引き寄せられるよう、
自分なりに前向きな声掛けをしてきたつもりです。

私は今、暗い結末ばかりを予感しています。

もはや、自分自身が生きていたいとも
思えなくなることもあります。

どんな考え方や姿勢で息子や自分自身の心と
向き合ったらよいのでしょうか?

 
【A】オランジーナさんの母心あふれるご相談です。

自分の子どもが苦しむ姿を見ることほど
親にとって辛いことはありませんね。

まず、引き寄せの法則や
悪い予感が当たってしまうということに関しては、

当たることもあれば当たらないこともある、
というのが真実だと思いますので、
あまり鵜呑みにしないことが肝要ではないでしょうか。

また、「不安」というものは悪いことばかりではありません。
なぜなら、不安は危機管理のメカニズムでもあるからです。

例えば、白線がない道路を歩くとき、
私たちは直感的に

「これ以上内側にいくと車に跳ねられてしまう危険性が
ある」と、不安を感じるようになっています。

ここで「そんなこと99%起こらないから不安はない」
と言ってみたとしても、
実際には跳ねられてしまうこともあるわけですよね。

このように、私たちは
不安というメカニズムを使うことによって、
何かあった時のリスクヘッジをしています。

よって「不安」という感情自体は
悪いものではないのです。

もっとも、不安の内容と深さによっても
健全か不健全かは変わってきますので、
個々に見ていく必要があります。

息子さんとの向き合い方については、
彼のパーソナリティや心理的ニーズを
いま一度しっかり理解した上で
取り組むことが大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

Apple,Reflecting,In,The,Mirror

Q:こんにちは。
いつもYouTubeなどで拝見させていただいてます。

私は常に色んな事で悩んでいます。

悩むのが癖といいますか、性格みたいな感じで
常に何か考えています。

「悩んでも仕方ない。なるようにしかならない。」
と考えられず、
何かと揉めたり、問題がでたりしています。

その度に自分を責めたり、
人のせいにしたりの繰り返しです。

何か悩みを抱えていても隠して明るく笑顔で過ごす。
ってことができず、
顔に直ぐに出てきてしまいます。

今も自分のこと、仕事のこと、家のこと、人間関係のこと…

周りでもきっと沢山悩みを抱えて生きていらっしゃる
と思うのですが、そんな感じには見えないくらい、
楽しく笑顔で過ごしているように見えます。

休みの日も体を動かす事が面倒で
ゴロゴロばかりして過ごしています。

昔から面倒くさがりなんです。
自分の脳みそを燃やしたいくらい、
ネガティブで面倒くさがりです。

どうしたら日々を楽しく
笑顔で過ごせるようになるでしょうか?

私は自分でもなんですが、HSP気質だと思います。

ご意見いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

【エクボ・40代・女性・アルバイト掛け持ち】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

色々なことに過敏に反応して悩んでしまうのですね。

問題に目が行きがちなエクボさん、
もしかしたら心の底に「問題はあってはいけない」
と思ってはいないでしょうか?

問題がある限り、あるいはそれらが解決しない限り、
自分の人生は(あるいは世の中は)
十全に機能しない、という思いが
心のどこかにあるのではないでしょうか。

もちろん、
人生に問題がなかったに越したことはありませんが、
そのようなユートピアは私達の想像の中にしか存在しません。

ユートピアにこだわりすぎると、
それにふさわしくない、さまざまなものを
排除しなければいけなくなります。

でも、排除すればするほどに反対側のものは増えて
逆に気になってしまうという
パラドックスに陥ってしまいます。

それは、無菌室の中で生きようとすればするほどに、
ほんの少しの菌も気になってしまうように。

きっとこの人生で私達が試されているのは、
問題がたくさんあるなかで、
どのようにしなやかに人生を切り開いていくか、
ということだと思うのです。

泥があるから花が咲くわけですが、
美しい花だけを求めて泥を排除したなら、
美しい花も枯れてしまうことを理解するように、

人生の陰と陽は相互に依存しながら存在することを
深く理解することができたなら、

身の回りの問題も
さほど気にならなくなるかもしれません。

エクボさんの身の回りに起こっている
事象の意味を考えてみることも大切です。

病気になったからこそ
健康のありがたさを知るでしょう。

孤独や寂しさを感じるからこそ
友のありがたさを知るでしょう。

冬があるから春の温かさに感謝するでしょう。

すべては切り離すことができず、
反対側のものによって生かされているということを
知ってください。

問題に直面したら、
その問題の反対に存在するものは、
問題があるからこそ輝くということを
ぜひ思い出してみてください。

そして、エクボさんご自身にも、今まさに
問題の反対側のことが起きているにもかかわらず、

それらは棚上げされ、感謝されることなく、
次の問題ばかりに意識がいってしまっていないか
振り返ってみてください。

私達は問題を探そうと思えば、永遠に探し続けられます。

それよりも、今起きていることで
好ましいことやありがたいことに
意識を向ける努力をしてみてください。

きっと少しずつエクボさんにも
微笑みがもたらされることと思います。
      

ーーー

★苦しみを乗り越え今この瞬間を輝いて生きる
〜マインドフルネス研修会(2-DAYワークショップ)

詳細・お申込み
https://peatix.com/event/3497014

※こちらは NPOハートシェアリングネットワーク様の主催です。

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

Young,Woman,Looks,At,The,Mirror,And,Sees,Her,Happy

Q:思春期の頃から、友達の前でも
なかなか自分の素の姿を出せなくなっていて、
大人になるにつれそれが
どんどん増しているように感じています。

だから友達と会っていても、
疲れてしまうことも少なくありません。

自分自身は人と話すときには、
自分のことを話すよりも、そこにいる人が
まんべんなく話をできるように努めているのですが、

結局人の話を聞いているばかりで、
本当は話を聞いてもらいたいのに、
聞き役になることも多いです。

どこか自分の中で、聞かれもしないのに話してはいけない
と思ってしまう部分があるんだと思います。

また聞かれないのは
自分への関心があまりないからなのかなと思ってしまい、
そう思うと余計に話し出せなくなってしまいます。

もう少し楽に、人と接することができるために、
アドバイスいただけますでしょうか。

【ハナ・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ハナさんに限らず、思春期というのは
他人の目や評価をことさら気にし始める時期であり、
それ故に社会性を確立する大切な時期でもあります。

大人への以降の時期ですが、
「大人の対応」といえば、「我を殺す」ことが
できるといえるのではないでしょうか。

社会的な生き物である私達が、
いつでもどこでも好き勝手に振る舞っていたら
社会は無秩序になり混沌としてきます。

相手に配慮したり、協調したりすることは
大切な社会的スキルです。

ところが、この配慮や協調も、
いつでもどこでも、そればかりしていると
バランスを欠いて生きづらい人生になってしまいます。

とくにプライベートでは、
息を抜ける場=ある程度ハナさんが
我を出しても受け入れられる場が必要です。

ハナさんにそのような場がない場合、
おそらく「素を出したら受け入れてもらえない」
という無意識で非合理的な思い込みが
あるのではないでしょうか。

幼少期にいい子でいることで、
親や周囲から評価を受けたという
インパクトある成功体験があったり、

逆に、そうしなかったことで
痛い目にあったなどといった
インパクトある失敗体験があると、

私たちは周囲に過渡に合わせることで
うまくやり過ごすことを
身に着けるようになる傾向があります。

また、親がさまざまな理由からゆとりがなく、
子どもに多くの時間を割けなかったり、
十分に関与できなかった場合に

「自分は関心を持ってもらえない人間なのだ」
という心理的な刷り込みがされてしまい、

「どうせ私の話など誰も興味を持ってくれない」
と決めつけてしまうことがあります。

この刷り込みの解除をするのに、
ハナさんの心の中にいまだに住み続けている、
子どものハナさんに向き合ってみるのは
大切かもしれません。

「そっか、あのときそんなふうに思っちゃったんだね」
「そりゃそうだよね」

って、
いつもハナさんが他の人の話に耳を傾けてあげるように
心の中の小さな自分に丁寧に耳を傾けてあげてください。

そして、

「周りがどうであれ、私はあなたのことにとても関心があるし、
 あなたの話を聞きたいよ」

と伝えてあげてください。

また、小さなころのハナさんに
インパクトを与えた親や大切な人も、
実はハナさんに関心がなかったのではなくて、

「もしかしたら、愛情や関心を表現するゆとりが
 なかっただけなのかもしれないね」

って、
小さなハナさんと一緒に振り返ってみてあげてください。

ハナさんの心の中のリトルハナさんが受け入れられ、
ハナさん自身と良き友になれたのなら、
自然と周囲の人とハナさんとの関わりに
変容が訪れるかもしれません。

どうか、愛ある姿勢でご自身と接してあげてください。
      

ーーー

★今週末です!
自分自身と丁寧に向き合う
マインドフルネスin九州

川畑のぶこ・ファシリテーター
梅田陽子・ボディーワーク
https://mindfulness2023-miyazaki-3.peatix.com

※こちらは NPOハートシェアリングネットワーク様の主催です。

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

Vector,Cartoon,Illustation,Of,No,Furious,Screaming,Woman.,Rebel,Anngry

Q:初めまして。
悩みは、義理の父のことです。

結婚して14年になります。

義理の父は、とてもお元気で活動的ですが、
自分の思い通りにいかないと、周りに当たり散らします。

暴言を吐く行為や、不機嫌になります。

私は会う時は、できるだけ不機嫌にならないようにと、
色々なことを共感する!という姿勢で会いますが、
長い時間一緒にいると、とても疲労感があります。

年末年始の海外旅行も、毎回成田空港に到着すると、
「もうこれで最後! 2度と旅行には行かない!」
と心に決めます。

でも、旅行に一緒に行くことは、自分が決めたこと。

「行きません。」と言えれば
このような気持ちにはならないのに、

毎年、声をかけられると、
「一緒にいきましょう。」と言ってしまいます。

帰宅後は、思い出しては、
義父に対する嫌悪感がでてきます。

朝のお弁当作りもいつもイライラしながら
作っていることに気づき、落ち込みます。

そんな自分が嫌になります。

結局、義父の問題ではなく、
私の心の中の問題なのではないか?と感じています。

実際、義父は私に対して
嫁としてアレやれ、コレやれ、は言わないです。
もしかしたら世間的にみても、言われてないと思います。

このように、ある対象者を思い出すと出てくる感情には、
どのように向き合ったら良いのでしょうか?

アドバイス頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

【アイ・40代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

アイさんのお義父様に対する複雑な気持ちが伝わってきます。

アイさんにとって、大切な家族なので
波風立てずにうまくやっていきたいからと、
ご自身の気持ちを抑えてきた結果、
心の中は荒波になってしまったのですね。

己の不機嫌を周囲にぶちまけ、暴言を吐く人に対して、
嫌悪感や疲労感を覚えるのは自然のことと思います。

このような精神的暴力に耐え続けることは不健全ですし、
アイさんの心身を蝕むことになってしまいますので、
耐える必要はないということを覚えておいてください。

私たちは、ときに思いやりや慈しみを
甘やかしと混同してしまいます。

相手の暴力を肯定したりうやむやにすることは
優しさのようでいて、実は怠慢です。

違うことを「違う」と伝える努力を怠った結果、
相手の暴言は許され続け、
改善や更生の機会を失ってしまうのです。

また、相手の不機嫌や暴言を受け入れ続けることは
アイさんがご自身を大切にすることも怠っています。

このように自他を大切にすることから離れてしまうのです。

我慢して言葉を飲み込み、心を抑圧していると、
やがて圧力を増した心は耐えられなくなり、
どこかで爆発してしまうでしょう。

顔も見たくなくなるのも当然ですが、そうなる前に、
飲み込んだ言葉を健全な形で出してみてください。

もちろん、相手を罵る必要も蔑む必要もありません。

「いまのような言葉(または振舞い)に
私は傷ついてしまいました。」と率直に伝えて良いのです。

「あなたはダメだ」と伝える必要はなく、
「私がどうなのか」という
“I” を主語にしたメッセージで伝えてみてください。

また、お義父さんが大切な家族なので
良い時間を過ごしたいと思っているけれど、
現状アイさんにとって苦痛になってしまうことも
伝えると良いと思います。

もし、ご主人が協力的なら、ご主人からみて
アイさんの心の負担になってしまっているようなので
改善を求めるのも良いと思います。

このとき、「アイさんが言っていた」と伝えると
三角コミュニケーションで
関係性を拗らせてしまう可能性がありますから、

あくまでもご主人からそう見えること、
やはりご主人も”I”を主語に伝えることが大事です。

このようなやり取りに憤慨するようであれば、
それを理由にある程度の距離を取ることになるかも
しれませんが、そうであればそれは
願ったり叶ったりではないでしょうか。

その場合、健全な関係性を維持するために、
今、お互いに必要な距離感と受け止めてください。

アイさんが優しくも毅然とした態度で臨むことで、
暴言を吐きにくくなるはずです。

NOにはNOと言う。
暴力は許さない。

このような態度を育むことで、
アイさんの奪われたエネルギーを取り戻せることと思います。

勇気のいることですが、
大切な変化を起こすときには、ときに勇気を振り絞る決断が
必要だということを覚えておいてください。

応援しています!
      
     
ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』を
 お聞かせください。
 ご質問はこちらから
   ↓

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

A,Woman,Is,Holding,A,Paper,White,Heart,Writing,The

Q:すぐに人と比べて、人を見下してしまいます。

別に自分がすごい人間だって誇れるわけではないです。
人の欠点を見つけることで安心しているのかもしれません。

「他人と比べるな。」って子どもに言いつつ
比べている自分が嫌になります。

家族に対しては、私だけ部屋がない。
私だけ家事をしている。
と、いつもモヤモヤしています。

旦那にも人とすぐ比べるから損をするって
指摘されました。

他人でなく自分の過去と
比べられるようになりたいです。

子どもにも欠点ばかり指摘してしまう自分も
変わりたいです。

【ポテチ・50代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ポテチさんのように
人と自分を比べてばかりで不安になったり
落ち込んだりする人はたくさんいると思います。

比較するときに、
相手にできているところで
自分は出来ていないことに着目して、
「自分も頑張ろう!」と前向きな気持ちになり、

チャレンジ精神が出てくるのであれば、
その比較は健全にポテチさんの
人生に機能していると思います。

心理学者のアドラーは、
これを人生の補償機能と言っています。

彼の開業した地域には遊園地があったのですが、
そこで働く大道芸人は子どもの頃から
身体的な器質へのコンプレックスがあり、

それゆえに身体能力を磨き上げて、
すなわちそのコンプレックスを昇華して
人生を切り開いている人が
多かったことに着目しました。

ただ、このようにチャレンジと達成に
結びつく劣等感なら良いのですが、

「それに引きかえ私は…」と卑屈になり
自分を貶めるかたちで比較してしまっている
のであれば、その比較は
ポテチさんの人生を損なってしまいますね。

その場合、今回ポテチさんがお悩みの
「相手を見下す」というかたちで、

私たちの無意識は
劣等感を一気に優越感に反転させることで
心理的な補償をしようと
苦肉の策に打って出るのです。

優越感も劣等感と同様にトリッキーです。

ある分野において私は相手よりも優っているという
ニュートラルな事実に基づいた
比較からの優越感なら問題ありませんし、

適切な評価やさらなる向上心に
つながるかもしれません。

その場合、相手には別の分野で
自分より優っている部分があることも
ニュートラルに理解し評価できています。

そこには不要な緊張や不安がありません。

ところが、卑屈さを消したいがための優越感は、
一見充足感をもたらしてくれそうですが、
いっときの満足感しかもたらしません。

その気分は長持ちしないので、
また不安にかられて
見下す相手を探し続けなければいけません。

常に心が乾いているので、
潤す対象=見下す相手を
見つけなければいけない状態です。

豊かさに前向きにはたらく健全な優越感は
内発的な力により育まれるものです。

マイナスを消し去ろうとする後ろ向きな優越感は
外発的な力によって刺激されます。

その背景には「私は基本的に劣っているので…」
という不安や緊張がいつもつきまとうのです。

大切なのは、私には相手と比較して
優っている部分もあれば劣っている部分もある
ということを知ること。

また、優劣があるからといって、
それが私の人生の価値を決定づけるものではない
ことを知ることです。

「私の人生の価値は
 私の内的な力により変わるもので、私次第である。」

「私には何とも比較できない唯一無二の個性と
 価値があり、それを大切に
 自身の人生を充足させることができる。」

といった信念を大切に、
また、ポテチさんの良い面にもたくさん注意を注いで
あげて、それを伸ばしてください。

劣等感も優越感も
人生のバネにもなれば、足かせにもなります。

諸々、優劣あるけれど、私もOK。あなたもOK。

この精神はポテチさんがよりリラックスして
人生に向き合う力につながることと思います。

ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから