執筆者

Asian,Mother,And,The,Daughter

Q.こんにちは。
メルマガ、拝読させて頂いております。
 
相談なのですが、現在もうすぐ2年生と
年中さんになる2人の子供を育てながら、
パートとして働いております。
 
もともと人間関係が得意ではないので、
最初はかなり苦痛を伴いながら働いてきました。
 
最近は自己肯定感を高める事や
人間関係を無理しすぎない、など
色々自分なりに考えながら過ごしてきました。
 
やっと仕事場での人間関係は無理しすぎず、
まず仕事をきちんとやる!というスタンスで
職場での関係や過ごす事も少し慣れてきた
と思います(ちなみに3年目)
 
ただ、近い職場や行事などでは
休みを貰っている事などで
ありがたいとは思いながらも、
週5で働いており、時々辞めたい、
もう少し余裕のある働き方をしたい…
という思いが湧いてきます。
 
特に下の子が時々登園拒否をして、
その事で休んだりしたりで…
気持ちが落ち込みます。
育て方が悪いのかな…とも思います。
 
せっかく慣れてきたし、
結局、子供が居ての働く場所などは
本当に限られているし、生活費はいるので…
無理か…とはなりますが、
悲しい気持ちにもなります。
 
今まで私がちゃんと決めてこなかったから、
今こんな事になっているのだな…とか。
 
若い時にうつ病も患っています。
 
大分マシになってきたようにも感じながら、
時々なんでもっと楽に生きられないのか、
なんて気持ちにもなります…
 
こんな私に何かアドバイスを頂けると
ありがたいです…。
 
 
【悩みママ・30代・女性・パート】
 
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
まだ手のかかる、2人の子育てをしながら、
週5日働いていらっしゃるのですね。
 
がんばり屋で誠実な悩みママさんの姿が
見えます。
 
以前はうつ病も患っていたけれども、
最近は人間関係を無理しないように
コントロールし、
以前よりもマシになってきたとのこと。
 
完璧を目指したらキリのない私達ですが、
このような少しずつの変化が
起こせていること自体が
とてもすばらしいことであるという認識を
持っていただきたいですし、
そのように変化を起こしてきたご自身を
まずはきちんと称えてあげてください。
  
また、ご自身を大切にする
(決して甘やかしているわけではなく)
実践ができているからこそ、
今の働き方に関しても
惰性で続けるのではなく、
このように振り返る時間を
持てていることと思います。
 
悩みママさんは、
家計と育児のバランスについて、
ご主人とはご相談されていますか?
 
無論、生活費は稼げたに越したことは
ありませんが、心身を蝕んでまで
稼ぎを優先するのは不健全ですし、
いつか破綻します。
 
下のお子さんが今、年中とのことですが、
年長や小学生になる頃には
多くのことを自分でできるようになり、
今ほど手がかからなくなるでしょう。
 
もちろん、そこまでがんばるというのも
ひとつかもしれませんが、
理想的には、そこまでもう少し
時間的なゆとりを持てないか、
家計の状態を俎上に載せて、
ご主人と相談してみてはいかがでしょうか。
 
たとえば、今週5日働いているのを
3-4日にすると考えると
肩の荷が降りるでしょうか?
 
その収入で当面回すことができないか、
話し合いをしてみてください。
 
私達は漠然と不安を抱き、
漠然と「より多く稼がねば」と
自身を駆り立てていることが多いです。
 
実際は、1年くらいなら、
そこまで稼がなくても
なんとか家計を回していけるので、
育児を優先し、
子どもの手がかからなくなってから
取り戻せば大丈夫というケースもあります。
 
同時に、サポートの拡充も
検討してみてください。
 
子どもが病気になったときなどは、
親が対応できたに越したことはありませんが、
悩みママさん以外でも対応できる人の
リストがあると安心です。
 
あらかじめ、親族や病児保育サービスなどと
連携しておければ理想的です。
 
子どもを育てながら働ける場所は限られる
というのはそのとおりかもしれませんが、
しばらくは限られていても
そのような環境があることに
感謝しながら対応し、
子どものある程度の自立をまって
職場のオプションもより好待遇なものに
広げていけばよいではないでしょうか。
 
ずっとこのままの状態が
続くわけではありません。
 
日々お子さんの成長に
驚かされることがあるように、
悩みママさんの人生そのものも
ひと所に留まることなく、
必要に応じて変化していくということを
信頼してください。
 
子どもに物理的に手のかかる時期は、
気がつくと去ってしまいますから、
今この瞬間のお子さんとの時間を
どうか大切にされますように。
 
育児、楽しみながらがんばってくださいね!

ーーー
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Q.こんにちは。
いつも感銘を受けつつ拝読しています。
 
一年前までの職場で、ある一人の同僚に
あからさまに避けられつつ勤務してきました。
  
廊下で会うと大回りして避けるとか、
同じ部屋に入ろうとすると
やりかけの仕事はそのままに
出て行ってしまうとかです。
  
4年ほど前の、私のミスがその人にとって
許しがたいものだったようです。
個人的にはその人に被害の及ぶものではありません。
  
立場上その人が全職員に通達しなければならない
業務連絡も、私にはないまま1年過ぎました。
   
下駄箱の靴を捨てられてしまったこともありましたが、
何も取り合わず自分で対処して過ごしました。
  
昨年の異動で別の職場となり安心して過ごしましたが、
その人と似た背格好の人と会いそうになると
不安で胸騒ぎがするような一年でしたが、
今回の人事異動でまた4月から同じ職場になるようです。
  
今から不安と不快感でどうしようもありません。
  
その人の感情は自分とは関係ないことと思おうとしていますが、
自分の気持ちをどのように持って
仕事をしていけばよろしいでしょうか?
 
どうか川畑さん助けてください。
 
【ms・60代・女性・高校教諭】
 
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
職場の同僚から嫌がらせを受けているのですね。
 
このような精神的ダメージをもたらす行為は
モラルハラスメントで、
msさんが個人的に心理体制を整えることのみならず、
組織的な対策が必要です。
  
繊細な人であればあるほど、
このような人が職場に一人いるだけで、
仕事のやる気やパフォーマンスが低下してしまいますし、
msさんだけでなく、職場全体にとってダメージをもたらします。
  
msさんの職場にはハラスメントに関する相談窓口は
設置されていないでしょうか?
  
昨今、教育現場でも、
そのような窓口を設置するところが増えていますので、
もし窓口があれば尋ね、なければ
人事関係者に相談することも大切です。
  
どうか一人で抱え込まないようにしてください。
  
立場上その人が全職員に通達しなければならない
業務連絡をmsさんだけに伝えないのは
逸脱した行為であり許されないものです。
  
これは職務不履行に該当しますから、
本来罰の対象となってもおかしくないはずです。
  
どう考えてもおかしいと思うことには
勇気を出して声を上げることを大切にされてください。
  
もし、msさんがその同僚のハラスメントにより
心身に不調をきたしているのなら
(たとえば動悸がしたり、仕事に集中できなくなるなど)、
心療内科や精神科を受診し治療をすると同時に、
受診のエビデンスをきちんととっておくことも大切です。
  
そのエビデンスをもって、
人事担当者と話をすればなお効果的で
真剣にとりあってくれるでしょう。
  
また、嫌がらせやいじめをする人間というのは、
歯向かわずにじっと耐える人を
ターゲットにする傾向があります。
  
相手は、自分が嫌がらせをしたところで、
msさんが立ち上がる人ではないと
足元を見られているので、行動を改善しないどころか
エスカレートしてしまっているのかもしれません。
  
これだと相手の思うつぼですから、
このような状況に耐えることなく、
勇気をもって立ち上がってください。
  
このことで、なすすべなく状況に翻弄される状況から、
「私はわたしを大切にする」という自身へのコミットメントや、
   
「自分の行動によって外界にちがいをもたらすことができる」
といった自己効力感を育むことができるようになるでしょう。
  
この自己効力感は私達が
自身の人生を健全に切り開くうえで必要な感覚です。
   
同時に、人生、ある程度の人からは
嫌われる勇気も備えてください。
 
msさんが尊敬できず、好きでない(むしろ嫌い)な人に
好かれる必要はありませんし、
そんな人に好かれなくても人生はそれなりに機能します。
  
「嫌われて結構。好かれちゃ困る。」くらいの心持ちで
その人と向き合ってみてください。
  
みんなから好かれないといけないという、
いわゆる「いい子」は
周囲に合わることを優先しがちで
あまり主張をしませんから、
  
さきほどもお伝えしたように
相手の思うつぼという悪循環に陥る可能性が
出てしまうのです。
  
ぜひご自身を大切にするために、
勇気を出して立ち上がってください!

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Q.コロナをきっかけに断捨離を始めました。
 
自分軸を覚え、
家は自分としてはとても良い状態になり、
服はもちろん、身の回りが
好きなものだけですっきりし、
 
パソコンや携帯のデータといった
目に見えないものも整理されて、
思考も自分のやりたいことや好きなことに
フォーカスできるようになりました。
 
ちょっとした悩みも整理できるようになり、
ごきげんな時間が増え
断捨離をしてよかったと思っています。
 
そんな変化の中で、
自分の人間関係観にも変化がありました。
 
以前は、長女気質で誰とでも仲良くやろうと
時には我慢したり自分を押し殺して、
他者を優先させるところがありました。
 
といって人格者というわけではないので
傷ついたり、ひとり落ち込んだりして、
自然とくる別れまで我慢してやり過ごすのが
私のスタイルだったのですが、
 
最近は「この人とはうまくやれないな」
「わたしには必要がないな」と思ったら、
すっと距離を置けるようになりました。
 
おかげで人間関係によるストレスは
格段に減りました。
 
ご相談したいのは、時々ふとそんな自分に
「これで良いのだろうか」
とよぎることがあります。
 
母親に
「耐えるこちゃん」(本名たえこです)
と褒められ続けてきたせいで
それがアイデンティティになってしまって
いるんだと思います。
 
断捨離のおかげでそんな自分に気付き、
母の期待に応えようと人間形成してきた自分
を労い、もう卒業して自分が喜ぶ人生に
させてもらおうと思っています。
 
それなのに、どこかでそんな自分を
批判する自分がいます。
 
時々襲われる、
「これでいいんだろうか」という逡巡には
どう対応すれば良いのでしょうか。
   
  
【たえこ・40代・女性・大学職員】
  
  
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
   
断捨離で自分軸を取り戻し始めている
たえこさん、素晴らしいですね。
 
私たちはみんな親には、
とりわけ母親には認められたいものです。
 
子どものころの行動の動機には
「おかあさんを喜ばせたい」というものが
大きく占めることでしょう。
 
とりわけ、「忍耐強い」子は、
親の手もかかりませんし、
社会的にも好ましいとされる特性で、
第一子に期待されがちなものではないでしょうか。
 
忍耐強さは社会生活を営むうえで
必要不可欠なものであるものの、
常に自分を押し殺して誰にでも
良い顔をして合わせることは不健全です。
 
断捨離は、過不足ないこと、すなわち、
不要・不適・不快を取り除き、
要・適・快を取り入れることが基本で、
これは人間関係にもおなじです。
 
たえこさんが、相手のことを
不快に思っているにもかかわらず、
「快」なふりをして一緒にいるのは
相手を欺くような行為でもあります。
 
相手からみると、本当は自分と
一緒にいたくないと思っている人に、
そうでないふりをされて
大切な時間を奪われているわけですから。
  
たえこさんからすると、
相手は自分を偽らなければならず、
エネルギーを消耗させる加害者と
思うかもしれませんが、
 
相手からすると、
自分に無理に合わせて私を騙し、
自己評価を高めようとする策士で
自分はその被害者といえるかもしれません。
 
好きでない人や嫌いな人に対して
適度な距離をとることは、
相手に対するリスペクトでもあるわけです。
 
いったい誰とどれくらいの距離をとることが
健全で互いにとって良いのか、
今後もぜひ俯瞰的な視点から
関わり合ってみてください。
 
また、たえこさんが気を使うと、
周囲も気を使ってしまいますが、
たえこさんが無理せず自由でいることは、
周囲の人々にも気楽さを提供し、
自由な空気を作り出してくれると思います。
 
思いやりは交わしつつも、
過度に気を使わなくてよい仲間が
自分の周りに増えるのは
素敵なことではないでしょうか。
 
ぜひこれからも自分軸を大切にされてください。
 
自分軸は相手の自分軸をも
大切にすることにつながるのです。
  

ーーー
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Q.40代を前にし、子どもが欲しいと思って、
お金をかけ婚活を始めたのですが、
仕事の忙しさとコロナ禍でうまくお見合いも進まず、
時間が経ち40代になりました。

やっと良さそうな方がいても決断できません。

決断できない理由は、自分が相手を探す時に、
地元で、ある程度年収と学歴があって、
清潔感もあり話が合う人と思って探すため、

その条件で、自分に好意を示し
結婚を考えてくれる相手となると、
一回り近く年上の人や、
人が嫌厭しやすい親と同居の長男や、
面白くない人や、
趣味が多く家庭向きでない人など、
何かしら理想ではない条件が入った人しかいません。

婚活の決まりもあり
決められた期間内に決断しないといけませんが、
何を優先したら幸せになれるか考えると、
どれも理想と違うため決断できずにいます。

早く決断しないと、自分的にも
子どもができる可能性が低くなるために、
早く決めたいのですが、

結婚によりキャリアも失う悲しさや、
選択した人が早く亡くなり苦労するかもしれず、
子どもができないかもしれないという不安も
あったりして後悔したくない自分もいます。

また相手の実家が田舎であったり、
先々は相手の親の介護や親族優先の
振る舞いが求められることも考えると、

高年齢での結婚は幸せなのは数年で、
子どもができたとしても、
大変なことの方が多くなりそうだという不安もあります。

料理の苦手さや、一人が安心できる気質もあり、
結婚への不安材料もあります。

また恋愛ではないので、相手に好きという感情が
ないのも決断できない要素です。

ただ、一人で生きるよりは信頼できる人と
少しでも長く幸せに過ごしたいし、
子どももできたら嬉しいという願いもあります。

決断のタイムリミットと仕事もなぜかなくなり、
仕事もなかなか決まらず困った状況にもあり、
結婚相手を急いで決断をしないといけない状況です。

どう決めたら納得できるでしょうか。

【ないものねだり・40代・女性・教員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

婚活がなかなか思い通りにいかずに
子どもを産むこと思うと焦燥感にかられてしまう、
ないものねだりさんなのですね。

結婚は人生の大きな決断ですから、
可能な限り理想に近いお相手と
ご縁がいただけるに越したことはありません。

しかしながら、
すべての条件を満たすことにこだわりすぎると、
婚期を逃してしまうのも事実ですね。

自分が相手側に多くを求めるように、
相手も自分側に求めているものがあるわけですから、
それらのかけ合わせとなると、条件がかさむほどに
ハードルはいよいよ高くなってしまいます。

また、自分が相手に完璧を求めるほどに、
自分の完璧でないところが
コンプレックスや不安となって、
婚活に対する無意識な足枷になってしまっていませんか?

また、ないものねだりさんのコメントで気がかりなのは、
「恋愛でないので、好きという感情が無いので
決断できない」とあることです。

恋愛結婚でなくても、相手に対して
好きという感情無しに生涯寝食をともにしたり、
ままならない子育てをしたり、
看病や介護をすることは可能でしょうか?

男女関係や夫婦関係は、
多少の不満はあっても、
相手への愛情があるからこそ許せるし我慢できる
という関係で成り立つものではないでしょうか。

好きな人であれば
家族にも関心が湧き、親にも関わりたいし、
介護をしてもかまわないと思えるかもしれません。

逆に、さまざまな条件が飛んでしまうほど、
相手に対して好意や愛情を持てたのなら、
その結婚はうまくいく可能性は十分にあります。

結婚に関して、これだけは外せない
というものを絞り込んでみて、
あとは、会ったときのフィーリングを
大切にされてみてはいかがでしょうか?

諸々の条件にあったに越したことはないけれど、
なくてもとくに困るわけではなく、
人生はそれなりに機能するものは手放していきます。

これだけはどうしても譲れないということのみに
条件を絞り込んでみます。

まさに、断捨離精神を婚活でも
発揮していただきたいと思います。

ないものねだりさんが書かれているように、
「信頼できる人と少しでも長く幸せに過ごしたいし、
子どももできたら嬉しい」というこの部分を
大切にされてみてはいかがでしょうか。

どんなに外的な条件が整っていても、
フィーリングや関係性において
安らぎが得られなければ、
その結婚生活は幸せなものとは
言えなくなってしまうでしょう。

アタマを使いながら合理的に
婚活をすることは大事ですが、
生涯の伴侶はココロを使うことをお忘れなく。
  

ーーー
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shutterstock_1716917587

Q.いつも本当に心にしみるアドバイス
ありがとうございます。
  
我が家は2人の息子たちが巣立ち、
夫婦だけになりました。
 
子育て中は日々の仕事や生活に追われ、
必死で生きてきたという感じでしたが、
急に時間にもお金にも余裕ができ、
自分の好きなことができるようになったのですが、
 
ぽっかり穴があいたようで、
最近ようやく家の片づけを始めました。
 
ところが、押し入れから
子どものモノがいろいろと出てくると、
あーもっと一緒に遊んでやればよかったとか、
もっとこんなことをしてやればよかったとか、
後悔ばかりが出てきて、とても悲しくなります。
 
今さらどうしようもないことですが、
今ならもっと充実した子育てが出来ただろうに
と思うばかり。
 
子育て中、どちらかというと
子どもにもドライな方だったと思いますが、
次男が進学で家を出た時は毎日毎日泣き暮らしました。
 
自分がこんなふうになるとは思ってもみませんでした。
 
特に次男には寂しい思いをさせたなぁ
と後悔の思いが強いのです。
 
また、長男は結婚して近くに住んでいますが、
長男が大学受験の時は、主人のリストラで、
一人暮らしがしたいと言った長男の希望を
叶えてやることが出来ず、申し訳ない思いが残っています。
 
これからどうやって吹っ切って、
明るく生きていけば良いのでしょうか?
 
何かアドバイスがあれば、よろしくお願いします。
  
【いち・50代・会社員】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
まずは、お二人の息子さんが巣立たれたこと、
息子さんにも、いちさんにも、
心からおめでとうございます。
 
大きな、とっても大きな人生のお仕事を
成し遂げられたと思います。
 
会社の仕事には正解があるかもしれませんが、
子育てというのは正解がありませんね。
 
ですので、振り返って後悔ばかりが出てくるのも
ある程度は仕方のないことだと思いますし、
多くの親がいちさんと同じような思いを
されていることと思います。
 
「今ならもっと充実した子育てができたのに」…
そう思ってはみても、いざ、実際に今、目の前に、
小さかったころの二人の男の子が
タイムスリップして現れたのなら、
 
やはりいちさんはあれこれ忙しくなって、
その日その日、その場その場を過ごすのに
精一杯になるのではないでしょうか。
 
ゆとりがあるから考えられることがありますが、
子育てというのは振り返るゆとりも無い中で、
その瞬間その瞬間のベストをつくす試練と
いえるのではないでしょうか。
 
ですので、いちさんはあのときのベストを
尽くしていますから、大丈夫です。
 
悩まないようにするには、
あのころのように振り返る暇もないくらいに
人生を何かで埋めることです。
 
もちろん、問題探しではなく、
いちさんに喜びをもたらすものに目を向ける良い機会です。
 
これまで子どもたちのことばかりに注いできた
愛あるいちさんのエネルギーを、
ご自身の中に潜む子ども心に注いであげてください。
 
楽しいこと、うれしいことが大好き、
好奇心旺盛なリトルいちさんの、
まだ芽が出ていない種のお世話を
丁寧にしてあげてください。
 
私たちひとりひとりの中に、生まれながらにして
喜びや幸せを感じる種は宿っています。
 
それを信頼して大切に育んであげてください。
 
いうなれば、いちさんの中の、
新たな子育てのはじまりかもしれませんね。
 
また、息子さんたちとの関係も、
時を経て後悔することのないよう、
今の関わりを大切にされますように。
  

ーーー
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Woman,Playing,The,Piano.,3d,Render

Q.音大卒です。
ピアノを専攻していましたが、
在学中ジストニアになり、弾けなくなりました。
 
心理学の学びを根拠に、
弾けなくなることはかわいそうな私になれたり、
大きな舞台に立たなくて済むようになるなど、
脳が何らかのメリットを選んだのだと解釈しています。
  
手の機能に問題があるのではなく、脳のずれだと。
 
弾けなくなって約30年。
良くも悪くもなっていないです。
 
医者からは、ジストニアという病気は
治るのは難しいと言われましたが、
認知のずれを直したりイメージが変わったりしたら、
ふっと前のように(前以上に)
弾けるようになる気がしています。
弾けるようになりたいです。
 
ジストニアを辞めて弾きたい曲を自由に弾ける私になるには、
どのように捉えて、何を大切にすると良いでしょうか。
 
【おんぷ・40代・女性・講師】
  

―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
ピアノを弾くのが大好きでありながら、
ジストニアで思うように弾けない…
私自身、ピアノを弾きますので辛さが伝わります。
 
私の師であるサイモントン博士は、
病気にはかならず恩恵があると教えています。
 
おんぷさんが、大舞台に立たなくて良くなったと仰るなら、
プレッシャーを感じる場面がなくなったことや、
周囲からの注意、思いやり、優しさなどを得られたりということは
病気の恩恵と言えるのかも知れませんね。
 
病気によって得られる恩恵を、
病気なくして得られるようになれたなら、
すなわち、より意識的に肯定的に
それらを日々の生活に散りばめられるようになったなら、
人生の質は向上し、そのフィードバックが
生体にもたらされることと思います。
 
また、病気は、ピアノ以外にも
人生を豊かにするものに目を向けることも
教えてくれている可能性があります。
 
生きる喜びをひとつの対象に絞ることなく、
おんぷさんがまだご自身で気づいていない、
未知なる可能性に目を向けることを
促している可能性です。
 
この宇宙は私たちを魅了してやまない
さまざまな喜びやワクワクする冒険を準備してくれています。
 
それらに意識を向けて、充足されてくると、
健康を取り戻す希望は持ちつつも、
もはやピアノのため(だけ)に病気を治すことや、
おんぷさんの仰る「やめる」ことへの執着からも
解放されることになるでしょう。
 
そのような執着からの解放は、
心の詰まりを取り除くと同時に、
身体にも良い巡りをもたらしてくれることと思います。
 
どうか、病気の恩恵と人生の喜びに目を向け、
それらを日常に散りばめてください。
  

ーーー
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Caregiver,,Carer,Hand,Holding,Elder,Hand,In,With,City,Urban

Q.人の役に立ちたいと思えない私は
異常でしょうか?

散文ですがお許しください。

私には、人の役に立ちたい、社会に貢献したい
という気持ちが欠落しています。
特に仕事関係では、そういう感情は皆無です。

もちろん、電車でお年寄りには席を譲ります。
私よりも座席を必要としているのであれば、
譲るのが当然だと思うからです。

迷子がいれば迷子センターに、
ゴミが落ちていたらゴミ箱に、
これらは当然だと思いますし、実際行います。

ただ、休日を返上して参加する
ボランティアには一切興味がありません。

参加する人の中に
“アピール”のためにする人がいて、
そういう打算的な気持ちはわかりますが、
その他の方々の気持ちは想像もできません。

仕事に関しても、
学生時代のアルバイトに関しても、
役に立ちたいと思ったことはありません。
ただ、お金をもらっているからその対価を
出資者(雇い主)に返すという感覚です。

愛想は良い方だと思うので、アルバイトでは
接客業は好んでやってきましたが、
「お客様を喜ばせてあげよう」なんて
1度も思ったことすらありませんでした。

なので、「人の役に立つ仕事がしたい」
という感情を持ち合わせていないし、
理解が出来ません。

警察官、消防士他、命をかけて働く方々、
頑張ってくださるのは大変ありがたいですが、
天地がひっくり返っても私がなろうとする
ことはないでしょう。(なれないとも思います)

離島の医師、救急救命士他、
努力の上にやっとなれる割に、
待遇が期待出来ない可能性が高い所で
努力される方々もそうです。

きっと、彼ら彼女らは「人の役に立ちたい」
というのがあるんですよね?

そうでなければ
わざわざ激務を選択しないですよね?
なんで選択しようと思えるのでしょうか?

末筆ではございますが、
「人の役に立ちたい」と思う人を
否定する意図は一切ありません。

私にとって未知の感覚で、
そのように思えない自分は異常なのか、
と思うことがあり、ご相談しました。

よろしくお願いします。

【ひかり・30代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

人の役に立ちたいという気持ちが欠落していて、
ご自身が異常なのではないかと
悩んでいらっしゃるのですね。

結論からいうと、程度によります。

たとえば、どんなに人が苦しもうが、
己の利益を優先するような場合において、
それは病的です。

自己愛型パーソナリティ障害や
反社会性パーソナリティ障害などといった
障害はそのような例でしょうし、
ときに犯罪につながることもあります。

また、自閉スペクトラム症などでも、
「心の理論」と心理学で呼ばれる
相手の気持ちを推察したり、
共感したりする能力が欠如する、
ということが分かっています。

ただし、ひかりさんの場合は
当然のこととして、高齢者に席を譲ったり、
迷子の小さな子どものお世話をしたり、
公共の場にゴミが落ちていれば拾って
捨てるという利他心や公共心がおありです。

また、接客業も喜ばせたいという「情熱」
は持てずとも、仕事をきちんとこなし、
必要なものを提供することで
相手に利するという立場は取られていますし、
相手を害さないことには注意が
払われているのではないでしょうか。

このことから、実際にひかりさんが
そう感じられているかどうかは別として、
ひかりさんはとても世や人の役に立っています。

本人が役に立ちたちたいと感じていなければ
役に立てないわけではありません。

また、ご自身が役に立ちたいと思えないことが異常か?
と振り返るのも、
世の中で人々とうまくやっていきたい気持ちが
あるからこそ湧いてくる課題意識です。

人はそれぞれ心理的欲求が異なります。

共感力高く、人と喜怒哀楽を共感しながら
ふれあいやつながりを感じることで
基本的な心理的ニーズが満たされる人もいれば、
人から邪魔されず、一人の時間を大切に
することで基本ニーズを満たす人もいます。

おなじように、フィーリングはさておき、
公正さや公平さの観点から社会的な意識高く
仕事や社会的活動に自身を捧げることで
基本ニーズが満たされる人もいます。

一方が正常で他方が異常ということではなく、
どちらもポジティブな部分もネガティブな部分
も持ちそなえています。
これらはニーズの多様性です。

また、もともと人々の役に立ちたいという
ニーズがあっても、疲労やストレスなどで
そう思えなかったり行動できなかったり
することもあります。

そのような場合は
罪悪感を抱くかもしれませんが、
まずは自分自身をケアすることが大切です。

充電することで、本来の人とつながったり
人のためにはたらいたりするエネルギーが
湧いてくるでしょう。

ひかりさんにはひかりさんの個性が
ありますからそれを大切にされてください。

合理性を重んじる人は、
仕事で能力を発揮する人が多いでしょう。

ただし、ストレス下では
打算的となることがあります。
 
これらはすべてコインの裏表なのです。
  

ーーー
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20220221

FROM 川畑のぶこ

今日は、ノン子さん(70代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
初めてお便りします。

私は家庭菜園をしておりますが、
同じように家庭菜園をしているお隣の方が、
4〜5ヵ月ほど前から、
私との畑の境界の所で、残飯や野菜くず、
どう見ても焼くのは無理だろうと思われる
残飯等を家の中から持ち出し、
焼くようになりました。

当然、焼き残り、
そのままの形で何日も置かれ、
そこにはお茶碗やコップの割れたもの、
化粧品のケースチューブ、アルミ箔など、
いわゆる家庭ゴミ全般が混じり、
散らかっています。

不衛生で何とかしたいと思っているのですが、
普段はわりと親しくお付き合いをしている
のでうまく話せません。

どのように話せば気分よくわかってもらえる
でしょうか? 見る度にモヤモヤした気持ち
になり、悩んでいます。

その方はおそらく80代で、
娘さんと二人暮らしですが、
あまり良好な関係ではないようです。
「ゴミを持ち込むことも娘は怒るんだけど…」
と言っています。

せめて、私との境界でなく
ご自分の畑の中で焼いてもらうと
気持ちが楽になるのですが、
その方の畑は、草一つなくキレイです。

なぜ境界で焼き、
汚いままにするのか解りません。

良い方法はありませんか?
本当に悩んでいます。
よろしくお願いいたします。

【A】
ご近所なので、あまり波風立てずに
穏便にいきたいという、
ノン子さんのお気持ちが窺い知れますが、
これは非常にシンプルです。

こういったゴミを焼く行為、
野焼きというのは法律で禁じられています。
なので、このお隣さんがしている行為は
違法行為になるんですね。

ノン子さんは70代、お隣さんは80代という
ことで、おそらく若い頃は家で焚き火したり、
ゴミを焼いたりするのは当たり前だった時代
だと思うのです。

なので、染みついた習慣として軽い気持ちで
行なっている可能性が高いかもしれませんが、
もうこれは現代では違法行為に
なってしまいますから、その観点から
アプローチをしていくのがよいでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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Woman,Take,Care,A,Red,Heart

Q..私は主人、2人の息子、母と
5人で暮らしている会社員です。
 
私の悩みは、
一年前に留学生の女の子を迎え入れた時に
主人の過剰なもてなしに反論したことから
夫婦関係がおかしくなったことです。
 
それまでは夫婦として距離感は感じているものの
家族幸せに過ごしていましたが
私が反論したしたことに対し、
 
「今まで我慢していた。
 私や母を見ないように暮らしていた。
 亡くなっている父のことも嫌いだった。
 結婚を後悔してる。
 今後母とは食事をしたくない。」
 
など辛辣な言葉が私を傷つけました。
 
長年主人がそんな風に思っていたのかと思うとショックで
主人が別人に思えて
以前のようには接することができなくなりました。
 
主人のそこまでの不満に気づけなかったことや、
気づいても私にはどうしようもないことだったり、
学歴や家柄にもコンプレックスがありましたから、
尚更落ち込み自分の存在すら消したくなります。
 
父で苦労していた母を楽にさせようと
仕事も続け、子育てもありましたから、
自分を省みることもできず
歳を重ねてきたことを反省しています。
母のことも重荷に感じ、母と接するのも苦痛です。
 
結婚当初にも主人の言葉で心が傷つき、
心を開けなく寂しい思いをしていたこと、
父親に甘えられなかった思いから
主人が留学生に接する時間は苦痛でした。
 
原因は自分の中にあると気づいているものの、
一年たった今でも涙が溢れ、心がぐちゃぐちゃです。
 
どのように整理したらよいのでしようか。
 
  
【ミルク・50代・女性・会社員】
 
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
留学生というこれまで縁のなかった人を
我が家へ長期間受け入れるというのは、
かなり非日常的なことであり、
心理的負荷もかかりやすい一大ライフイベントだと思います。
 
これはライフスタイルがガラリと変わる、結婚当初も一緒ですね。
 
このようなときは互いに緊張もしますし、
うまくやろうと張り切ったり、ナーバスになったり、
困惑したりすることでしょう。
 
それぞれが、ストレス下に陥ったときの
それぞれのパターンや課題が浮き彫りになりやすい状況であり、
これまで溜め込んできたものがあるなら
それらが噴出しやすい状況でもあるかと思います。
 
我が子のように女の子と日常的に関わりを持ってきたことのない
お二人であれば、無意識な心理的負荷は
なおさらだったのではないでしょうか。
 
ご主人の留学生に対するもてなしが、
果たして過剰かどうかはここでは判断できませんが、
ご主人の立場に立って考えてみると、
他所の家の大切な娘さん、
しかも海外の子を預かるという、初めての経験に、
日本の体験、我が家での体験をぜひとも
豊かなものとしてあげたいという気持ちから、
できる限りを尽くそうとされたのが想像できます。
 
それがミルクさんにとっては「過剰」に思えたわけですね。
 
おそらく、身内に対する態度というよりは、
お客さんをもてなす態度に見えたのでしょうか。
 
そして、反応してしまう理由として、
ご自身の父親との関係を投影させ、
比較してしまっているご自身にも気づかれたのですね。
 
このように素直に、冷静にご自身を分析できるのは
素晴らしいことだと思います。
 
おそらくミルクさんご自身も自分のそんな部分に
嫌気が差していることもあると思いますし、
それを認めるのは勇気のいることだと思います。
  
ご主人がそのような状況下で放った言葉が真意なのか、
それとも、自分の好意や誠意を批判され、
場合によっては人格否定をされたような気持ちになって、
防衛的かつ発作的にその場の勢いで、
 
それこそ目には目を歯には歯をの心理から
反撃に出たのかどうかは、冷静に振り返る必要がありそうです。
 
私たちは、それが夫婦であれ、義理の家族であれ、
さらには血のつながった家族であれ、
私たちは社会生活を営む以上、少なからず我慢を強いられます。
 
それらを健全なかたちでコミュニケーションしたり、
自身の心のなかで適切に処理をしたりしてこなかったのであれば、
小さな抑圧の積み重なりがいつかはけ口を求めて、
たとえば今回のような事件をトリガーとして
溢れ出てくることがあります。
 
実際は、いいこともたくさんあったけれども嫌なこともあった。
 
だけれども、今回は相手を攻撃する意図なので、
嫌なことだけをとりあげて仕返しをしたのか、
それとも本質的にこの結婚にいいことなど感じられず、
常に我慢ばかりをしてきたと思っているのかを
冷静に振り返ってみることです。
 
同時に、ミルクさんご自身が、
自分が父親にされたかったけれどしてもらえなかった、
あるいは自分が父親に対してしたかったけどできなかったことを
ご主人と留学生のあいだに見て、
有る種の嫉妬心が言動となってご主人の行動を批判したのであれば、
その部分に関しては素直に謝ることが得策ではないでしょうか。
 
一方で、ミルクさんの中には、
ホストファミリーとして、留学生をお客様としてではなく、
家族として身内のように接すれば十分であり、
そのことで相手も気遣いしなくて心理的な負荷が減る
という思いもあったかもしれません。
 
もし、そのことを伝えたい場合は、
ご主人の善意を理解し、認めたうえで、
また自分自身も気をつけているとしたうえで、
嫉妬心とは切り離したうえで、コミュニケーションしていれば
伝わりやすかったのかもしれません。
 
嫉妬心を原動力に正論を走らせるのではなく、
自分がこの部分は純粋で健全だと感じられる部分
(=適度なもてなし)に意識を向けて、
そのニュートラルな意見として伝えるということですね。
 
また、ミルクさん自身が、
父親との関係をご主人に投影させてしまっていることが
苦しみになっているのであれば、

父親との関係を振り返り、
いったいどんな決め事をしてしまったから苦しいのか
(たとえば「父は私を愛していない」とか
「私は基本的に愛に値しない」など)を振り返り、
そこを正していくことが
過剰反応を低減させるうえで大切になってくることと思います。
 
相手を大切にできる人というのは、
自分をも適切に大切にできる人なのでしょうね。
 
どうかまずはご自身を大切にされてください。

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20220214

FROM 川畑のぶこ

今日は、ともこさん(40代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
はじめまして。
いつもYou Tubeを拝見しております。
兄のことで相談させていただきます。

兄は現在44歳、バツイチで、小3の息子がいます。
数年前に離婚しているのですが、
今も元奥さんの実家に同居をしており、
子どもは両親が離婚していることも知らない
という状況です。

親権は元奥さんが持っています。
彼女も、その両親も、家賃も払わず同居している兄に
不満を抱きながらも一緒にいるようです。

兄は20歳頃から借金問題を抱えていました。
債務が溜まると母が肩代わりして清算し、
そんな風にしてきたので、兄は改心することもなく、
未だに常にお金に困っている状態のようです。

困っているだけなら良いのですが、
兄は昔から手癖が悪く、
家族の財布や、銀行口座から
お金を抜き取ることがありました。

私自身も、口座から100万円ほど
引き出されたことがありました。
それについては、返済してもらいました。

私は結婚して、物理的にも距離が離れているので、
今、被害を受けることはないのですが、
義理の姉と甥っ子のことがとても気がかりです。

最近、義姉の身の回りで、
お金や、金目の物がなくなることが度々あったらしく、
犯人は兄しかいないだろうと彼女は思っているそうです。

私としては、彼女にはできれば兄から離れてほしい
と思っているのですが、
まだ離れるつもりはないようです。

非常に心配ですが、彼女がどんな選択をしても、
それは仕方ないなぁとも思います。

が、甥っ子がとても不憫です。
私がなにか甥っ子にしてあげられることは
あるのでしょうか。

川畑先生のお考えを
お聞かせいただけましたら幸いです。

 
【A】
お兄さんのこと、お母さんのこと、
義理のお姉さんと甥っ子さんのこと、
ご家族に対するとこもこさんの思い、
そして、胸の痛みが伝わってきます。

お兄さんの金銭トラブルの状況からして、
これはもうある種の依存症的なものが
背景にあるのではないかなと推測します。

ご家族にできることとしては、
まず、お兄さんがお金を何に使っているのかを
はっきりさせること。

そして、それが依存症的な使い方なのであれば、
精神科の受診を促すことです。

ご本人に病識がないと
受診もなかなか難しいかもしれませんが、
依存症は本人の意思や性格の問題ではなく
脳の病気です。

ご家族の理解や患者ご本人への対応法が
とても大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

PS
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