Q.音大卒です。
ピアノを専攻していましたが、
在学中ジストニアになり、弾けなくなりました。
心理学の学びを根拠に、
弾けなくなることはかわいそうな私になれたり、
大きな舞台に立たなくて済むようになるなど、
脳が何らかのメリットを選んだのだと解釈しています。
手の機能に問題があるのではなく、脳のずれだと。
弾けなくなって約30年。
良くも悪くもなっていないです。
医者からは、ジストニアという病気は
治るのは難しいと言われましたが、
認知のずれを直したりイメージが変わったりしたら、
ふっと前のように(前以上に)
弾けるようになる気がしています。
弾けるようになりたいです。
ジストニアを辞めて弾きたい曲を自由に弾ける私になるには、
どのように捉えて、何を大切にすると良いでしょうか。
【おんぷ・40代・女性・講師】
―――――――――――――――――
A:FROM 川畑のぶこ
ピアノを弾くのが大好きでありながら、
ジストニアで思うように弾けない…
私自身、ピアノを弾きますので辛さが伝わります。
私の師であるサイモントン博士は、
病気にはかならず恩恵があると教えています。
おんぷさんが、大舞台に立たなくて良くなったと仰るなら、
プレッシャーを感じる場面がなくなったことや、
周囲からの注意、思いやり、優しさなどを得られたりということは
病気の恩恵と言えるのかも知れませんね。
病気によって得られる恩恵を、
病気なくして得られるようになれたなら、
すなわち、より意識的に肯定的に
それらを日々の生活に散りばめられるようになったなら、
人生の質は向上し、そのフィードバックが
生体にもたらされることと思います。
また、病気は、ピアノ以外にも
人生を豊かにするものに目を向けることも
教えてくれている可能性があります。
生きる喜びをひとつの対象に絞ることなく、
おんぷさんがまだご自身で気づいていない、
未知なる可能性に目を向けることを
促している可能性です。
この宇宙は私たちを魅了してやまない
さまざまな喜びやワクワクする冒険を準備してくれています。
それらに意識を向けて、充足されてくると、
健康を取り戻す希望は持ちつつも、
もはやピアノのため(だけ)に病気を治すことや、
おんぷさんの仰る「やめる」ことへの執着からも
解放されることになるでしょう。
そのような執着からの解放は、
心の詰まりを取り除くと同時に、
身体にも良い巡りをもたらしてくれることと思います。
どうか、病気の恩恵と人生の喜びに目を向け、
それらを日常に散りばめてください。
ーーー
★イメージのちからが人生を変える!川畑のぶこ講師
サイモントンメソッドに学ぶイメージ療法と人間心理
詳細・申込はこちら
https://simontonmethod-2022.peatix.com/view
※こちらは川畑のぶこカウンセリングオフィス様の主催です
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから