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Q.コロナをきっかけに断捨離を始めました。
 
自分軸を覚え、
家は自分としてはとても良い状態になり、
服はもちろん、身の回りが
好きなものだけですっきりし、
 
パソコンや携帯のデータといった
目に見えないものも整理されて、
思考も自分のやりたいことや好きなことに
フォーカスできるようになりました。
 
ちょっとした悩みも整理できるようになり、
ごきげんな時間が増え
断捨離をしてよかったと思っています。
 
そんな変化の中で、
自分の人間関係観にも変化がありました。
 
以前は、長女気質で誰とでも仲良くやろうと
時には我慢したり自分を押し殺して、
他者を優先させるところがありました。
 
といって人格者というわけではないので
傷ついたり、ひとり落ち込んだりして、
自然とくる別れまで我慢してやり過ごすのが
私のスタイルだったのですが、
 
最近は「この人とはうまくやれないな」
「わたしには必要がないな」と思ったら、
すっと距離を置けるようになりました。
 
おかげで人間関係によるストレスは
格段に減りました。
 
ご相談したいのは、時々ふとそんな自分に
「これで良いのだろうか」
とよぎることがあります。
 
母親に
「耐えるこちゃん」(本名たえこです)
と褒められ続けてきたせいで
それがアイデンティティになってしまって
いるんだと思います。
 
断捨離のおかげでそんな自分に気付き、
母の期待に応えようと人間形成してきた自分
を労い、もう卒業して自分が喜ぶ人生に
させてもらおうと思っています。
 
それなのに、どこかでそんな自分を
批判する自分がいます。
 
時々襲われる、
「これでいいんだろうか」という逡巡には
どう対応すれば良いのでしょうか。
   
  
【たえこ・40代・女性・大学職員】
  
  
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
   
断捨離で自分軸を取り戻し始めている
たえこさん、素晴らしいですね。
 
私たちはみんな親には、
とりわけ母親には認められたいものです。
 
子どものころの行動の動機には
「おかあさんを喜ばせたい」というものが
大きく占めることでしょう。
 
とりわけ、「忍耐強い」子は、
親の手もかかりませんし、
社会的にも好ましいとされる特性で、
第一子に期待されがちなものではないでしょうか。
 
忍耐強さは社会生活を営むうえで
必要不可欠なものであるものの、
常に自分を押し殺して誰にでも
良い顔をして合わせることは不健全です。
 
断捨離は、過不足ないこと、すなわち、
不要・不適・不快を取り除き、
要・適・快を取り入れることが基本で、
これは人間関係にもおなじです。
 
たえこさんが、相手のことを
不快に思っているにもかかわらず、
「快」なふりをして一緒にいるのは
相手を欺くような行為でもあります。
 
相手からみると、本当は自分と
一緒にいたくないと思っている人に、
そうでないふりをされて
大切な時間を奪われているわけですから。
  
たえこさんからすると、
相手は自分を偽らなければならず、
エネルギーを消耗させる加害者と
思うかもしれませんが、
 
相手からすると、
自分に無理に合わせて私を騙し、
自己評価を高めようとする策士で
自分はその被害者といえるかもしれません。
 
好きでない人や嫌いな人に対して
適度な距離をとることは、
相手に対するリスペクトでもあるわけです。
 
いったい誰とどれくらいの距離をとることが
健全で互いにとって良いのか、
今後もぜひ俯瞰的な視点から
関わり合ってみてください。
 
また、たえこさんが気を使うと、
周囲も気を使ってしまいますが、
たえこさんが無理せず自由でいることは、
周囲の人々にも気楽さを提供し、
自由な空気を作り出してくれると思います。
 
思いやりは交わしつつも、
過度に気を使わなくてよい仲間が
自分の周りに増えるのは
素敵なことではないでしょうか。
 
ぜひこれからも自分軸を大切にされてください。
 
自分軸は相手の自分軸をも
大切にすることにつながるのです。
  

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