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Q:夫との関係で気持ちの整理ができず
悩んでおります。

夫も私も60代前半で
夫は長年勤めた会社を退職し
同じ仕事を続けています。

私は下の子どもが小学校からフルタイムで働き、
今はパートをしています。

生活費は公共料金は夫が払い、
他はお互いのお給料でやりくりしています。
お互いに帰る時間が違うので食事の用意はしません。

子ども達は皆社会人となり手が離れ、
夫は夫婦で旅行等一緒に出かけたいと
思っていたようですが、
私は夫婦で出かけたいと思いませんし、

できれば別居したいくらいに思っていますが
それは経済的に無理です。

それというのも夫は、
子ども達が社会人になってからは
穏やかになりましたが、

子どもが育つ時にはわがままで
短気で気に入らないと物に当たり、
普段は子どもの面倒を見ない。

子どもが大学に入る時には
奨学金の手続き等協力してくれましたが、
嫌な気持ちになるメールを頻繁に送ってきたり
何年も嫌な思いをし続けてきました。

そんな経緯があり
とても仲良く出かけたいとは思いません。
(子ども達が来た時には夫婦で歓迎して
 気持ちよく過ごしています)

気持ちを変えて夫婦仲良く過ごしたいと
思ったりしますが、生理的に無理です。

どう気持ちを整理したら良いか
アドバイスをいただけたらうれしいです。

【すみれ・60代・女性・公務員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

これまですみれさんの下支えで
家庭が円滑に回っていたことが伝わってきます。

恐らく、その苦労に対する感謝の気持ちが
伝えられることなく、すみれさんは寂しい思いを
されてきたのではないでしょうか。

すみれさんはそのことに静かに耐えてきているので、
夫もそのことに無自覚で、
まさか妻の心がそのようなことで
自分から離れているとは
夢にも思っていないのかもしれません。

夫は妻と旅行に行きたいけれど、
妻は完全に冷めてしまっている。

ただ、すみれさんの嫌悪感が、
夫の無理解や無配慮の蓄積からくる反応であって、

心の底では関心を持ってもらいたいし、
感謝や愛情表現をしてもらいたいと
思っているのであれば、
まだすみれさんとご主人は
仲良くなるチャンスは十分あると思います。

まず、すみれさんがご自身のニーズに
素直に正直になって、寂しかった思いを
伝えてみることをお勧めします。

その際、まずすみれさん自身が
夫に感謝できる部分にも目を向けて、
その気持を伝えたうえで、
つぎに気がかりなことを
伝えるようにしてみてください。

また、気がかりなことを伝える際は、
「あなたがこうさせた」と、相手を主語にせず、
「私はこう感じてしまった」という、
「私」を主語にして伝えてください。

「あなた」を主語にすると、
相手を否定しているようで、
相手も防衛的になりがちです。

仕事が忙しいときなどは、
ゆとりがなかったこともあるとは思うけど、
イライラや不満のコミュニケーションだけでなく、

愛や感謝のコミュニケーションもしてほしかったんだ
という、相手を配慮しつつ、
自分のニーズも伝えてみます。

ご主人も昔とくらべて穏やかになったとのことですから、
人はどこからでも変われることを信頼して、
すみれさんの言い分に耳を傾けるかもしれません。

女性の多くは言わなくてもわかって欲しいという
気持ちがあるかもしれませんが、
男性からみると言ってくれさえすればわかるのに
というすれ違いも多いものです。

相手の立場にたって、どのようなコミュニケーションが
効果的かを振り返って伝えてみてください。

何も急がなければいけないことはありませんから、
誠実な気持ちを伝えてみて、
それでも相手が変わらなければ、
それはそのときに次のステップを
考えてみるのも良いでしょう。

ただ、自分が正直な気持ちを伝えたというだけでも、
関係性に変化は出てくるはずです。

すぐに伝わらなくても、
徐々に効果が出てくることもあります。

どうかコミュニケーションを諦めずに、
ご自身を大切にニーズを満たす努力を
してみてください。
         
  
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、のんちゃんさん(50代・女性・パート事務員)
のご相談にお答えします。

【Q】30年前のことが、乗り越えられません。

長女が生まれて半年ほど経ったある日の深夜、
泥酔した夫はポケットから手紙を落としました。
会社の同僚の女性からでした。

携帯電話がない頃でしたので、
出勤時に駅前の公衆電話から
「今から電車に乗る」コールをしていたことや、

毎週日曜日、2人で場外馬券場に行っていること、
会社の帰りに
競馬関係のセミナーに一緒に行っていること、

仕事で嫌なことがあると追いかけてくれたことなど、
前々からおかしいなと思っていたことが、
克明に書かれていました。

几帳面な夫が証拠を落とすなんて、
まるで神様が教えてくれたような偶然でした。

手紙はそっとポケットに返しましたが、
今でも内容は忘れません。

最後の一線は越えていないにしても、
完全な恋愛モードで、
私にはかけない優しさにショックは大きくて、
今でもトラウマになっています。

彼女とは恋愛モードは終えたようですが、
彼女は定年まで勤め上げ、
その間、私はずっと心を揺さぶられ、
ことあるごとに疑心暗鬼になっていました。

夫は反省して、良き夫良き父親として
頑張っているので、忘れなければと思いますが、
彼女と始めた競馬がすっかり趣味になっている
ことも、私を落ち着かせません。

そして、最近夫がハマり出した若手女性ボーカル
がその彼女と同じ高い声質であることが、
さらにトラウマを揺さぶり、
やっぱり忘れられないのだと思ってしまいます。

それなら、離婚してお互い自由になる方が
私も安定するのではないかと思いますが、
私が乗り越えれば大したことはない問題
なのかもしれないとも思います。

社会人の子ども達は、夫と私は仲良く見えるけど、
全く相性が悪いと言います。

離婚した方がいい?ときくと、
私が1人で生活するには金銭的に大変だから、
お母さんのベクトルを他に向けて
父から意識を変えて、生活すれば良いと言います。

どう考え、結論を導き出せばよいのかわからず、
袋小路に入っている状態です。

【A】30年間、とてもお辛かったことでしょう。

こういった浮気というのは、本当に
心をえぐるようなショックを受けると思います。

特に、長女さんが生まれて半年ほど経った時
ということなので、
子どものことにものすごく手がかかって
いちばん忙しい時ですよね。

そんな時に、自分はこんなに一生懸命子どものため、
家庭のために尽くしているのにという
絶望感というかショックというか、そして、
恨みや怒りも出てきたのではないでしょうか。

そして、これをずっと引きずっている理由の一つに、
おそらく、のんちゃんは自分とこの人を比較した時に、

自分が劣っているので
愛に値しないんだ、愛されないんだ、
女性としての魅力がないんだと思って、
劣等感を持ってしまっていると思うのです。

ただ、人間というのは人生、
いろいろと横道逸れることというのはあると思います。

ご主人も、職場でストレスがあったりした時、
同僚だと同じようなダイナミズムの中にいるので、
分かり合えたり慰め合えたりする。

妻は家で忙しそうだし、というような状況になった時に、
魔が差すということがあったのかもしれないですよね。

でも、結果として、のんちゃんは
きちんと妻としての立場は確保していて、
現実の問題として、ご主人は別れずに
ずっと来ているわけですよね。

これは、のんちゃんを選んでいるということ
なんですよね。なので、
ここは自信を持ってよい部分だと思うんです。

そして、のんちゃんにはぜひ
この出来事から何が学べるのかな、というところに
目を向けていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:東京に住む独身51才の建築士の娘が、
設計や現場管理などをやりながら、
某会社に転職を重ねています。

今は、自分で起ち上げた会社でやってみると言い、
過労で続かなくて、失業保険を貰いながらの生活
を繰り返しています。

親としてどうしてあげればよいか、
2週間程娘と過ごしましたが、
かえって世話をかけることになり、甘やかさないで!と。

男社会の中での生活は体力的にも無理があると思い、
田舎で小さな事業所をと思いましたが、
同業者が多く、心配で何もできません。

何かよい方法を教えてください。

【ピー子・70代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

建築士のように専門性が高い職業は、
完璧を求めるとキリがないので、
ついついオーバーワークになりがちのことと思います。

そのような大変な環境で、
娘さんも頑張っていらっしゃるのですね。

ピー子さんも母親として、
気がかりなのがとても伝わってきます。

しかしながら、そのような親心は理解するものの、
娘さんの人生は、基本的に
娘さんしか決めることはできませんね。

ですので、ピー子さんの課題は、
苦労をしている娘さんと、
どのように心の平安を保って向き合うか
ということになってくるかと思います。

起業するとなると、失敗したらどうしようという
不安が出てくることでしょう。

ただし、失敗も含めて全て学びの過程ですし、
人生に失敗はつきものです。

その失敗から学んで、
さらに仕事に磨きをかけていくこともできるわけです。

男性社会なので心配とのことですが、
逆に、女性のニーズを汲んだ建築は
確実に求められているはずですし、

男性社会の中にいる女性だからこそ、
見える視点があり、成し遂げられることもあるはずです。

世の中には女性で成功している建築士もたくさんいます。

ピー子さんが親としてできる事は、
そのような娘さんならではの
仕事の可能性を応援することであり、

ある程度失敗をしたとしても、
それを肥やしとして前進できるように
応援する姿勢ではないでしょうか。

もちろん、試行錯誤のうえ、
やっぱり起業は難しかったとなれば、
そこからリスタートして
再度会社勤めに戻っても良いわけです。

いちど外に出て苦労を知ったからこそ、
改めて会社勤めの良さにも気づくかもしれませんし、
そうであれば前回とは異なる体験となるはずです。

それはそれで価値あるプロセスではないでしょうか。

起業に保証はありませんし、
そもそも人生そのものに保証もありません。

リスクもあれば、ベネフィットもあるわけで、
娘さんもそれを承知で、
この選択をしていることと思います。

また、仕事に関してはピー子さんは専門家ではないので
悩んでも直接的なアドバイスができることも無いか
少ないわけですから、

そのことは横に置いておいて、それよりも、
娘さんがリラックスしたり楽しんだりできる会話や時間
を作るよう心掛けてみてください。

「私がどんな状況であれ、お母さんは
 私を信頼して穏やかでいてくれる」
と娘さんが思えれば、安心感と自信につながります。

そのような心理状態は、
間接的に仕事にも良い影響を与えることでしょう。

また、ピー子さんご自身も良い気分になれますし、
力になっている感覚が得られるのではないでしょうか。

心配よりも、ぜひ信頼を心掛けてみてください。
         
  
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FROM 川畑のぶこ

今日は、ちぇるさん(30代・女性・公務員)
のご相談にお答えします。

【Q】4歳、3歳の娘を育てる2児の母です。

育休中、断捨離をして部屋をスッキリさせ、
心もすっきりし、毎日穏やかに過ごしてきたのですが、
今直面すべき問題がやってきました。

両親との問題です。

これに気づく際に、きっかけになったことがあります。

親は私に何もしてくれないと思っていました。

いつも親に反発していました。
お金も自分にはかけてくれないと思っていました。

そして、私は塾に行ったり、私立の学校に通っていたので、
両親には「金のかかる娘だ」と言われていましたし、
親は私を迷惑な存在だと思っていると思い込んでいました。

奨学金を借りて行った大学。

母からは、「お父さんと仲が良くなかったから、
仕方のない借金だね」と言われました。

育休中お金に困ったとき、
この奨学金の支払いさえなければ、といつも恨んでいました。

しかし、断捨離して残ったものは
両親が私に買ってくれたものばかり。

そしてそれは、私が生活に困らないようにと
買ってくれたものでした。

「自分にはお金をかけてくれない」というのは、
私の思い込みだったことに気づきました。

また、奨学金も実は姉妹両方が借りていて、
それはお金が我が家にはなかったからであって、
母が言うように父との関係が悪かったからでは
なかったことが最近わかりました。

私だけがその事情を知らずに、
借金を負わされた被害者だと思っていたのです。

その中で子育てをしていますが、
長女は私にそっくりで、いつも私に反発ばかりです。

いろいろしているつもりですが、
「ママはいつも聞いてくれない、してくれない」と
いつも言われています。

最近、長女は嘘をつくようにもなり、
気持ちを隠すようになりました。

それを見ていて、私にそっくりだと思いました。

保育者の方からも「お母さんの何かが影響している
んだろうね」と言われ、「やっぱり…」と思いました。

親への反発心。親のしてくれたことを、
素直に受け取らないところ。

親のことは好きなのに、素直に謝ったり、
表現できないところ。気持ちを隠すところ。

全部、私の問題が、
この子に投影されていると思えたのです。

私と親との関係がこんがらがっているから、
私と子の関係もこんがらがってしまっているように
さえ思います。

そして、最近、子どもたちが
私の両親に会いたいと言い出しました。

私は、本当は行きたいのに
「私は行かない」の一点張りだったので、

それを見かねた旦那が私の母に電話をして、
会いに行きたいと伝えたそうです。

母が父に聞いてみたところ、
来たらいいよと優しく言ったそうです。

ところが、私は今、この両親に会えるチャンスを
また素直に受け取れず、反発心が出てしまい、
なぜこんなに素直になれないのか、わかりません。

会ったら傷つくかもしれない。
会ったら、親を全否定するくらい
罵ってしまうかもしれないと思うと怖いのです。

本当は関わりたい両親。
でも、素直になれない私がいます。

こんな私もまだあるんだと受け入れているつもりですが、
もっと楽に生きたいんです。

ここを突破できたら、その他の人間関係もよくなるように
思えるし、何とかしたいんです。

このことをどう捉え、考え、行動したらいいのか、
わからなくなってしまいました。

何か人生が豊かになる考え方など、
コメントを頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

【A】ちぇるさん、ご自身のことをとてもよく
洞察していらっしゃいますね。

どんなところに問題や課題があるのかが、
ご自身の中でクリアになっていることが伝わってきます。

幼い頃のリトルちぇるちゃんが
4歳の長女さんに投影されているのかなと
ご自身も気づいていらっしゃるように、

私もそうなんだろうな、なんて思いながら
読ませていただいておりました。

素直になりたいのになれないということについて、
ご両親との関係がこんがらがってしまったことの
影響も確かにあるとは思うのですが、

同時に、ちぇるさん自身がご自身を
「愛に値する存在だ」と認めることができているかどうか
もとても大きなポイントになってきます。

自分のことを愛する、自分のことを認めるというのは、
私たちの人生においてとても大切で、
かつ難しい課題です。

そして、それゆえ、
その課題に正面から向き合うことをせず、
自らの不幸や生きづらさを無意識のうちに、
親や他人のせいにしてしまっていることがあります。

その方が楽で、メリットがあるということを
私たちは知っているからです。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:こんにちは。
いつもメール拝読しております。

今回、先生にご相談したいのは、
中学2年の双子の姉妹の不登校の事です。

1人は頭痛がきっかけで、
中学1年の夏休み明けから、
もう1人は友人問題がきっかけで、
冬休み明けから不登校です。

今まで、スクールカウンセラーや
外部のカウンセラーに相談してほしく、
支援学級に行かないかと話をしましたが、
「行かない」の一点張り。

学年が変わるタイミングに期待しましたが、
まだ、一度も行けていません。

ここ最近は、
二人が生きていてくれたらいいのだと、
自分に言い聞かせて、学校行けと言わずに、
普通の会話を心がけています。

気持ちには波があり、
いい時は二人とも外に散歩に出たり、
コンビニや本屋などに行けたりはしています。

友達とは連絡は取っていない様子です。

私も、なるべく話しかけていますが、
反応は学校へ行けてた頃に比べると薄い。
すぐに部屋に戻ってしまうといった感じです。

心のモヤモヤを誰かに話して、軽くなってもらいたい。
私がその相手であれば理想的なのですが。

このまま見守り続けて良いのか、
何もしないでどんどん長期化したらと心配になり、
日々葛藤です。

どうか、良いアドバイスを頂けるとありがたいです。

【はな・40代・女性・事務】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

中学生になると精神的な親殺し(=反抗期)が
始まって、巣立つ時期と重なりますね。

これまで親と分かち合ってきた価値観を
同年代の子たちと共有したりするようになります。

そのような意味で、
親との会話が減ってきているのは、
巣立ちのプロセスでもあることと思います。

同時に、精神的には巣立ちたくても、
社会的にも経済的にも、
まだまだ親の助けも必要としますから
子どもとしてはアンビバレントな状態でしょう。

はなさんも親として、
このまま見守り続ければ良いのか、
とてももどかしい状態かと思います。

今の時代は
多様性を受け入れることが求められますし、
さまざまなライフスタイルに対応した
社会的な仕組みも出来つつあります。

オンラインスクールなどもしかりです。

オンラインスクールでは、
人との物理的な距離や関わりを最小限として、
パーソナルスペースを確保しつつも、
スクーリングなどでは、
適度に他者と関わる機会も与えられています。

このような環境は、もしかしたら娘さんたちに
新しい人生の道を切り開いてくれるかもしれません。

また、このような場には似たような子たちが集まります。

同じ課題を抱える者同士が集まることで
「ひとりではない」という繋がりの感覚が
芽生えてくることが多いのです。

社会的動物である私たちにとって、
この繋がりの感覚は、
学力を維持したり高めたりする以上に
基本的で大切な要素といえるでしょう。

似た者同士が
オンラインやオフラインの会で集うことで、
仲間同士が支え合う、
ピアカウンセリングのような状態がもたらされ、
癒やしが起こることもあります。

新たな一歩を前進する力に繋がり得るのです。

子どもたちも、どうにかしたいけれど、
どうしてよいかわからない状態だと思います。

このように、はなさんが親として
ひとりで頑張ろうとせずに、
社会的なしくみを活用して、
連携しながら環境を整えていくことも
大切な取り組みかもしれません。

もちろん、そのような関わりすら
拒否する可能性もありますが、
そのようなときは、親なりの種まきをしつつも、
子どもなりのタイミングを信頼して
見守ってあげましょう。

「あのとき親は私を信頼して、
 静かに見守ってくれていた」
という体験も、自己肯定や自己承認に
つながる感覚で大切なものです。

何も出来ていないと思うかもしれませんが、
はなさんはとても大きなことをされているのです。
         
  
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FROM 川畑のぶこ

今日は、サニー さん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】不機嫌でダンマリになる夫に困っています。

何が気に食わないのかは分からないのですが、
時々不機嫌になり、無言でぼーっとテレビや
スマホを見続けたりすることがあります。

小さい子が3人いるのですが、
子どももほったらかしで不機嫌なオーラを振り撒くので、
いい加減うっとおしいです。

「何か怒ってる? 気に食わないことあるなら言って」
と聞くのですが何も言わず、
仕方がないので放っておくのですが、

何日もそうされているとさすがに限界が来て、
「うっとうしいから出て行って」など文句を言うと、
激昂して「お前がうっとうしいんだ、出て行け!」
と大声で怒鳴ります。

私も負けていないので、家を追い出すのですが、
そうすると電話もLINEも無視する始末です。

昔から喧嘩になるとダンマリで、何も言わなくなる人でした。
私は逆の口達者で、怒れば怒るほど冷静になり、
口が滑らかになるタイプです。

最近は、「怒る人は困っている人」
という川畑先生の教えを受け、
責めるのではなく穏やかに、
「何かできることがあれば教えて」
という姿勢で接しているのですが、

それでも頑なにダンマリで、
文字通りお話にならず、もうお手上げです。

普段は穏やかで仕事も真面目にする人ですが、
外面がよい内弁慶で、
家ではこのように時々荒れたりします。

こういうタイプの人にはどのように
接していけばいいのでしょうか。

正直、子どもっぽくて迷惑だなぁ、
普通に穏やかに家庭を運営していきたいだけなのに
めんどくさいなぁと感じてしまいます。​​

【A】不機嫌でずっとだんまりのパートナーがいると
こちらも消耗してしまいますよね。

まず、サニーさんもものすごく
コミュニケーションを取ろうと努力されていて、
「何かできることあれば教えて」というオープンな姿勢で
接していらっしゃるとのこと、
たいへん素晴らしいなと思います。

ただ、パーソナリティ的に見てみると、
何か問題があった時に、
人と話をしながら解決していくタイプの人もいれば、
ずっと内にこもる、自分の世界に入る人もいるんですね。

ご主人は外面が良いということなので、
外でかなり無理していて、
エネルギーを消耗してしまっている可能性があります。

だとすると、家に帰るとチャージをしたい、
心理的な充電をしたいと思っていると思います。

これはご主人に限らず、
サニーさんも一緒だと思うんですよね。

すると、自分の世界を大事にするような
内向的な人というのは、
人と話して何かを解決するのではなくて、
自分自身の世界にこもって内省する、

そんな時間が心理的なニーズとしてある
可能性が考えられます。

なので、彼が充電するには、
一人の時間と空間になってくるわけなのです。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、あっちゃんさん(50代・女性・看護師)
のご相談にお答えします。

【Q】25歳(女)、23歳(男)、19歳(女)の子を持つ母です。
上2人は社会人で、自分達のしたい仕事についています。

次女はブライダルプランナーの仕事に興味を持ち、
現在専門学校2年生です。

1年の終わりごろ、担任の先生から
「学校を休みがちで」と電話がかかるようになり、
娘と話したところ
「何がしたいかわからなくなった」とのことで、
話し合った結果、辞めようと決めました。

ところが、先生との話し合いで、
もう少し頑張ると言い現在に至りますが、
やはり徐々に学校に行けなくなっているようです。

夜、居酒屋でバイトをしており、
バイト先のみなさんがあたたかいこともあってか、
バイトは休まず行っており楽しいようで、
店長さんも「したいことが見つかるまで、
ここで働いてもらってよい」と言ってくれています。

私も、娘がそれを望めばそれでよいと考えていますが、
県外で一人暮らしで、電話やラインをしても
なかなかつながらないということもあり、
主人は「お前は甘い、実家に連れて帰った方がいい!」
と言っています。

週末に娘の学校へ行き、辞める方向で先生と話をして
一旦は連れて帰って、
ゆっくり娘の気持ちを聞こうと考えていますが、
その結果、娘が県外での生活を続けたいと言えば、
私はそれをさせてみて応援していきたいと考えています。

でも、不安もあります。
何事もありませんようにと願う気持ちでもあります。

これまで、何度も娘と話して決めてきたことが
できていないということも重なり、
娘への信頼というか、我が子ながら
情けなくなるような気持ちもあります。

そんな気持ちを抱きながらでも娘がしたいように…と考え、
このまま県外での生活を続けさせるという選択は
甘いのでしょうか?

何が正解とかはないのでしょうけれど、
娘のためにどう考えたらよいのか、
どうしてあげられるのか、
川畑先生のご意見、アドバイスをうかがいたいです。

【A】あっちゃんの親心あふれるご相談です。

そうですね、自分の子どもが若くして
もうやりたいことが分かって前進しているのであれば、
親としては安心感を持って「好きなことをやったらいいよ」
と伝えられるかもしれませんが、

何をやっていいかわからなくて迷っている状況だと、
心配になる気持ちはよくわかります。

次女さんは19歳ということで、ちょうどモラトリアム、
アイデンティティを探る時期にいらっしゃるのかも
しれませんね。

そんな中で、あっちゃんが本当に素晴らしいなと思うのは、
娘がやりたいことを支援したいというお気持ちが
あるということ。

ただ、ご主人のご意見は違っているとのことで、
そこは話し合いが必要ですね。

その際には、ぜひ、過去の失敗やできなかったことに
言及するのではなく、あくまでも、
彼女が何をしたいのかということが見つけられるような
会話を持たれることをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:断捨離をする度に、
人生が変化してきた体験がありますが、
  
最近、本当に好きなモノや服が
無い自分に気づきました。
 
高価なカバン、着物もありますが、
それも手入れが続くと思うと
面倒に感じてしまいます。
 
事務パートの仕事に必要で、当たり障りの無い、
惜しくない服やカバン、靴ばかり。
   
好きな服は長年着ててくたびれてますが、
探しに行く時間、お金もそんなに無く、
手放す勇気がありません。
 
仕事選び、人間関係にも共通した点があります。
   
自分の傲慢さも垣間見えて嫌です。
好きなものってどうやって見つけていくのでしょう。
   
【はる・50代・女性・事務パート】
   
―――――――――――――――――
   
A:FROM 川畑のぶこ
   
断捨離は単にモノを減らすプロセスではなく、
ましてや、モノを持たないことを目指すもの
でもありませんね。
   
ものごとを絞り込むことによって、
己の真のニーズを見極めていくプロセスです。
 
ですので、「持つべき」でもなければ、
「持たないべき」でもありません。
   
いったい私は「何を持ちたいんだろう」。
引いては、「人生にいったい何を携えて
生きていきたいんだろう。」と、
振り返り行動するプロセスです。
   
はるさんは、モノを探しに行く時間やお金も
無いということですが、
   
対象をモノに限定せずに考えてみることも
大切かもしれません。
   
たとえば、時間の使い方も、
本来何かを「する」ことを減らせれば、
ゆとりが生まれるのに
「せねば」と思ってはいませんか?
   
スケジュール帳を開いて空白があると、
まるで棚にスペースがあると、
モノで埋めたくなるように、
空欄を埋めてはいませんか?
   
人間関係に本当はNOといいたいのに、
自動的にYESと言ってしまっていませんか?
   
すると心のゆとりが無くなってきて、
エネルギーが枯渇し、
さまざまな物事の管理も
億劫になってしまうことでしょう。
  
時間に関しては、自分をもてなすのに、
スケジュール帳のマスを
ときに空欄にしてみたり、
リラックスタイムとしてみてはいかがでしょうか? 
   
また、人間関係も、
断っても差し支えのない行事や関係から
少しずつ断るようにしてみると
少しずつ心にゆとりが出てくることでしょう。
   
くつろいだり、休んだりすることに
罪悪感を覚えるかもしれませんが、

そのようなときは、これは決して
相手を蔑ろにしているのではなく
自分を大切にする行為であることを
覚えておいてください。
   
人生の目的は幸福を体験すること。
私は幸せに値する人間であること。
    
ときに、得たいものを得てよいと
どうかはるさんが
ご自身に許可を与えてあげてください。
         
  
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ミモザさん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】夫が消費者金融12社から1千万円近い借金をして、
個人再生という法律を弁護士さんを通してしたのが4年前。

独身時代にも3社から借りていたほか、
夫の実家からも内緒で毎月数万円を
15年間にわたって借りており、
合計700万円以上になっていたこともわかりました。

通帳の中身、数百万円も知らないうちにすっからかんで、
私としては離婚したいのですが、

日本の今の法律では
預金がない人からの慰謝料は1円も出ず、

逆に、何もしていない私が生活保護になってしまい、
家もある夫の方がぬくぬくの生活になることが
目に見えているので、踏み切れません。

私はパニック障害とうつ病を発症し、
親類も全く助けてくれず、困っています。

市にも相談しましたが、依存性は介入できないとのこと。

持病がありながらも自営業をしているのですが、
最近は身体が思うように動きません。

生活保護になれば何もかも取り上げられて、
もう助けられなくなってしまうと弁護士からも言われました。

早く新しい出会いは欲しいですが、
そこにいくまでにはいろいろと対処しなければならないこと
が多すぎて、気持ちが折れそうです。

私の心をどう保てばよいか、教えてください。

【A】ご主人の多額の借金が発覚したとのこと、
とてもショックだったと思います。

ご相談メールだけだとわからないのですが、
ご主人は何にお金を使っているのでしょうか?

もしギャンブルやアルコール、ドラッグ、
はたまた女性につぎ込んでしまっている
といったようなことであれば、

もうこれは本当に依存症的で、
ご主人に大事なのは治療になってきます。

そうではなく、事業を営んでいらっしゃって
資金繰りなどでお金を借りていたのであれば、
事業の見直しをしていく必要がありますし、

もうどうしようもないのであれば、事業はやめて
他所で働くという選択が妥当かと思います。

ミモザさんご自身の今後については
状況を伺う限りでは
これまでにお仕事もされてきいますし、
すぐに生活保護になることはないと思います。

精神的に落ち込んでいる時は
何でもネガティブに考えてしまいがちで
負のスパイラルに入ってしまうことがあると思いますが、

仮に今後、離婚をしたり、仕事が変わったり
環境面が変化することで、
身体・心理面もよい方向に変化する可能性もあるわけです。

あまり悲観的にならず、ご主人との関係、お仕事、体調面など
ぜひ総合的にバランスよく考えて、
一つずつ進めていかれることをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:会社の人間関係に悩んでいます。

勤務している会社は旧体質な風土があり、
はっきり言うと男性上位社会です。

男性管理職からの印象がよいほど
女性は評価が高くなるという面があります。

またコンプラ違反があったとしても
馴れ合いで何もなかったことになります。
女性管理職は男性管理職に
右に倣えの状態です。

そのような会社の風土に馴染めず、
嫌悪感すら感じることもあり、
特に高圧的な男性管理職には反発心を強く感じます。

実は幼少期に父から言葉と力の暴力が頻繁にあり
憎んでいた時期がありました。

母からも、あんたさえ生まれてなければ、
という言葉を投げられたりで
両親の不仲の板挟みのような時期が
20代半ばまで続きました。

親との関係は改善してはいるのですが、
会社で高圧的な男性管理職に対して
冷ややかな態度をしてしまいます。

ある人からは幼少期の影響だと言われましたが、
円満な人間関係を築くことが出来るのでしょうか。

【ゆみ・50代・女性・会社員】

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A:FROM 川畑のぶこ

父親による、身体的・精神的暴力に耐え、
不仲なご両親のあいだで窮屈な思いをして
育ったゆみさんなのですね。

とてもお辛かったことと思います。

そして、その苦しみをともなう関係性が、
今の男性上司に投影されて、過剰に反応してしまい、
円満な人間関係を形成する妨げになっていると
感じていらっしゃるのですね。

まず、職場でのジェンダーの差別や
コンプライアンス違反に対しては、
それらを許容する必要はありませんし、
そのような状態に麻痺して
波風立てないようにする必要もありません。

子どものときのトラウマがあり、
それを繰り返し感じないようにしたい
というお気持ちは分かります。

でも、暴力や差別に慣れてはいけません。

暴力や差別には声を上げなければいけないのです。

円満に関しては、ゆみさんの場合、それらの間違いを、
いかに円満に伝えることができるかが
チャレンジになってくるのではないでしょうか。

企業風土が男性優位である場合、
真っ向から間違いを正すと、向かい風が強くなり、
不要にエネルギーを消耗してしまうかもしれません。

その代りに、横並びの姿勢で、
このようなことがあり、どうして良いかわからず、
困っていると相談し、助けを求める姿勢を育んでみます。

当事者に対して伝える必要もなく、
人事担当者に伝えます。

もちろん、人事担当者も男性優位主義が
染み付いてしまっている人かもしれませんが

少なくとも、仕事としてそれらに取り組まなければ
いけないことは理解していますし、
声が上がれば対応せざるを得ません。

「ちゃんとしてください!」ではなく
「いったいどうしたら良いでしょうか?」と問うてみて、
相手に答えを出させます。

この場合、企業の役員であれば
常識的な答えを出さざるを得ません。

そのことで、ゆみさん個別の話しとしてではなく、
全体に対して注意喚起の連絡が入ることになるかと思います。

その後も現場で似たような事象が起きるなら、
「それはハラスメントですよ!」とか
「違反ですよ!」とかと言う代りに、

「私は今の言動で心が痛みました」とか
「これは違反にならないか
 心配になりましたが大丈夫でしょうか」
などと確認をするような姿勢で
マイルドに気づきを促すようにしてみます。

主語を「あなた」ではなく「私」にして話してみます。

そのことで、
相手も過剰に防衛的、または攻撃的にならずに、
冷静に対応ができるようになるかもしれません。

このように、気がかりなことを伝えるときは、
相手に怒りをぶつけるのではなく、
困っているので助けてほしいという依頼をする姿勢で
伝えることを心がけてみてください。

そのような行動を取ることで、
ゆみさんは不要に戦わずに済みますし、
間違いや違反に対して毅然とした態度を取ることで、
自分を大切にする姿勢が育めるでしょう。

親や上司や周囲がどうであれ、
私は私をないがしろにせず、
きちんと丁寧に対応するのだという、
自己効力感が育めることはもっとも大事なことです。

どうかゆみさん、ご自身を大切にされてください。
  
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