断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
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【Q】家庭持ちの彼と一緒になりたい

はじめまして。
いつも川畑さんの相談コーナーは
楽しみに読ませていただいております。

今日ご相談したいのは、私の気持ちの持って行き方です。

大好きな彼がいます。私も彼も家庭持ちです。
私の家庭は特に問題があるわけではありませんが、
結婚して25年ほども経ち、子供も成人した今、
今後の人生を考えてもおかしくない。そう思っています。

たぶん主人とは、たとえ離婚したとしても
お互いに友達関係になって、お互いの人生を歩んで行ける
と思っています。

しかし、彼の方が問題です。
彼は今の奥様と、知り合って2ヶ月しないうちに
お子さんが出来てしまい結婚。
しかも一緒に暮らしてみるとどんどん性格が正反対だと気づき、
お子様は今中1。

また、奥様の義母も同居。そのお話はかなりすさまじく、
義母と奥様とで、いわゆる逆DVの生活だったそうです。
もちろん、言葉や態度のです。

数年前からは自分の部屋で一人で食事です。
お正月もなにか気に入らないことがあれば正座をさせられて
説教、子供とは外に出かけたこともないそうです。
お風呂も一緒に入ったこともない…

そんな生活を13年間、でも子供の笑顔だけが頼りの日々
だったので、私と出会ってお互いに心底愛しあって
私と再婚したい、でもやはり心の救いだったお子さんと
離れたくない葛藤・・・

そんな中、つきあって3年目の去年から徐々に
奥様に離婚話を始めました。

もちろん聞き入れるわけもなく(ただ、その2年前には
奥様から、子供が成人したら一緒にいる気はない!と
言われたそうです)、
しかし、どうして今?と言われ続け。

最終的に去年の春に、奥様が子供を引き入れてきて離婚話。
結果は彼の想像と違い、問題ないと思っていた子供の方が
離れたくないと泣き喚いてしまった。

それからお子さんは不安定になり学校で盗みや、
家からお金を持ち出すようになったらしいです。

そうなると、離婚どころではなくなり…当然ですが。

しかし私の気持ちは晴れませんでした。
頭では理解してるけど、離婚話にまでなって、
彼との再婚を現実に描いていた。
それをなかったことにできなくて…悩んで悩んで。

そこであるとき、そんな状況さえも不信に感じるようになり、
真面目で嘘をつかない彼の携帯を覗いてしまいました。

何もないと確信していたその中身は、過去の女性たちとの
不倫の写真やメール…
そこから信じる気持ちが崩れていきました。
彼は私と出会う前の事だと。それは確かです。

だから気にしなくてもいいと思いつつ、女性関係がほとんど
なかったと聞いていて、過去の話で私を傷つけたくなかった
と言いますが、それを信じようと頑張ったり、
また思い出したり。。。

でも今私が悩むことは、やはり、今の方との離婚です。
きちんと離婚してくれれば、すべて忘れることができるのに、
今のままでは、不信か現実の子ども思いな正しい姿勢か
どちらを思えばいいのか…頭の中がぐるぐるです。

確かに彼は悪い人ではないのです。
結婚当初からの過酷な家庭内のいじめと孤独な生活の中で
浮気したくなる気持ちも当然です。

そしてそれを、人生初めて本当に愛する女性と出会えたと
言ってくれる。私への愛も本当だと思うのです。

そして、今のお子様の思春期の状況を見るとそれも頷ける。
また、その過去の女性関係が奥様にばれてしまい
去年秋には修羅場になりました。

そんな奥様と義母ですから、彼の両親にも言いつけ、
呼び出し家族会議まで。

その後彼は今まで以上に、お金も行動も制限され、
まるで地獄のようです。なのになのに、そんな環境の中でも、
結局子供の為と、今は離婚できない…そうなっています。

子供はいずれ離れていくから、それまでは子供の為に
生きなければ。。。と

でも、私とは一緒になりたいと言ってくれます。
かならず迎えに行く。と

普通なら私も家庭ある身、じっくり待てばいいのは
わかってるのです。
でも理解しつつ、やはりヤキモチ?嫉妬?

その恨んでいるとまで言ってる奥さんと一緒に暮らして
いることが許せなくて。。。

彼は、その人(奥様)の存在は関係ない。と言います。
とにかく今は子供の為と。。。

私がわがままなんですよね? わかっています。
でもまだ数年この生活が続くと思うと苦しいのです。
そんな苦しい気持ちで付き合っているから、
二人の相性はピッタリなのに、
そんな余計な会話でギクシャクしていく
壊したくないんです。

私の気持ちの持ち方?ですよね
どうしたらまた希望を胸に付き合っていけるのでしょう。。。

【40代 会社員 101様】

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FROM 川畑のぶこ
A:
心から愛する彼が今の妻と離婚してくれない
そして私と結婚してくれない。

「離婚」に「結婚」、どちらも形式的なことですね。

101さんが、彼との関係性そのものではなく、
この形式にこだわりがでてくるのはなぜか、
静かに振り返ってみたことはありますか?

愛にはいろいろなかたちがあると、ゆとりをもって
構えられない
性急に「目に見える結果」をせまる自分がいるのはなぜか、
内省したことはあるでしょうか。

心から愛し合っている。信頼している。でも疑いもある。
この堂々巡りはどこからくるのでしょう。

かたちにしがみつく執着心は多くの場合
恐れからやってきます。

101さんの恐れ ー それは、
「彼は本当は私をそこまで愛してはいない。」
ということではないでしょうか。

故に「奥さんより私を愛しているその『証拠』に離婚して
私と結婚して」という気持ちが、湧き起こってきては
いないでしょうか?

『証拠』さえあれば安心できると。

本当に愛し合っている確信があるのであれば、
性急に結果を求める必要もなく、証拠を必要としません。
誰かと自分を天秤にかけて相手を図る必要もないでしょう。

決して自分(たち)の思い通りのタイミングや形ではないし、
それは残念なことだけれども、私たちの中にある愛は
変わることは無く、必要なタイミングやかたちで
それが成就されると自分も相手も信頼できるのではないか
と思うのです。

愛にはいろいろなかたちがある。
これが個性豊かな私たちの愛のかたちと。
本当に愛し合っている確信があるのであれば、ひと呼吸ついて
俯瞰的な視野から対応できるのではないでしょうか。

そのような心持ちがあれば、悩みは解消するのではないか
と思います。

101さんも冒頭で綴られているように、問題は彼の行動では
なく、それをどのように受け止めて、しなやかに対応するか、
101さん自身にかかっていると思います。

愛が試されているのかもしれませんね。
愛は独り占めしないと損してしまうでしょうか。

愛する我が子を思い、離婚はこのタイミングでは無いと、
愛する彼が悩んだ結果決断する。
それを尊重できない気持ちはどこからくるでしょうか。

ご自身の子どもが、同じような状況におかれて、
同じように泣き叫び自分のもとにいるよう懇願したら
問題児になるほどに親の注意と愛を欲しいと訴えるのなら、
どうするかと考えてみることです。

それをいとも簡単に振り切り、誰かと一緒になるような人を
やすやすと信用してはいけません。

不器用な彼なりの子どもへの誠実な愛のかたちと受け止める
ゆとりも大切ではないでしょうか。

そのように彼の子どもへの愛を受け入れてしまったら、
私への愛が目減りしてしまいますか?
憎き妻の子どもなのだから、
その愛は注がれるべきでないでしょうか?

万一そんな気持ちが過るのであれば、いかに自分(だけ)が
得られるかという損得勘定の上になりたつ愛は、早かれ遅かれ
ほころびが出ることも覚えておくと良いかもしれません。

なぜ急ぐのか? なぜ待てないのか?
もういちどじっくり心の声に耳を傾けてみてください。

なぜ彼の携帯を覗いたのか?
もういちど自分の行動をじっくりと振り返ってみてください。

同じことが未来に起こる可能性がある。
それでも、自分は受け入れられるのか。
本当は精錬潔白なはず、私との関係に限っては大丈夫、
だから受け入れられるのでしょうか?

不器用でいろいろ横道それるしいろいろな過去がある、
いろいろな未来もあるかもしれない
たとえそうであっても、すべてひっくるめて愛せるでしょうか。

自分は何を得ようとしているのか?
それは本当に速やかな「離婚」や「結婚」というかたちで
得られるものなのか。
また、かたちが得られたとして本当に持続するものなのか?
どうか、じっくり考えてみてください。

彼が離婚をして、101さんが離婚をして、その後すぐに
再婚することはせず、互いに5年間、自分自身をじっくり
見つめ直すブランクを設けたと想定してみてください。

どうでしょう、5年後自分たちが変わらぬ愛で一緒にいる姿は
自然に見えますか?

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1 件のコメント

  • 田中裕美子 より:

    川畑先生のお言葉、沁みます。
    俯瞰がいかに大切か。繰り返し繰り返し自分に言い聞かせています。