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Q:一昨年、父が亡くなり現在、
母と子ども2人(長女6年生と長男2年生)と
4人暮らしです。

夫は仕事の事情もあり、離れて暮らしています。
子どもたちも新しい学校や地域にも慣れてきた様子です。

いま困っているのは長男のことなのですが、
とてもマイペースで頑固です。

私は、宿題や食事、歯磨きなど
日々の生活で最低限やるべきことはやる。
という基本的なことしか言わないのですが、

なかなか言うことを聞いてくれないので
イライラし出すと、それを察知した途端に
拗ねた言動を起こします。

お姉ちゃんのちょっとした言葉にも敏感で、
「姉ちゃんが嫌なことを言ったー」などと言い出します。

客観的に見てお姉ちゃんは
そこまで悪くないときも謝ったりなだめたり
機嫌を取り戻すまで大変ですし、

何度もそういうことが繰り返される日々が
数年も続いているので、
私を含め周りはとても消耗してしまいます。

その度に抱っこやぎゅーを要求してくるので
私の愛情不足なのだろうとは思って
対応しているのですが、
なかなか収まらない状況です。

心身が疲弊すると共に、
このような態度を続ける息子
(息子自身もマイナス感情やストレスで
 しんどいはずです)に
どう対応していけば良いのか、

何かアドバイスをいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

【モーちゃん・50代・女性・主婦】

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A:FROM 川畑のぶこ

手の焼ける下の子の対応に
悩まれているモーちゃんさんなのですね。

同じお腹から生まれてきたのに、
なぜこんなにも姉弟で性格が違うのかと
不思議に思うことも多かったことと思います。

子どもは一人ひとり、実に豊かな個性があるものですね。

下の息子さんには、
甘えとわがままが半分ずつある感じでしょうか。

機嫌が悪くなるたびに抱っこやむぎゅうを
要求してくるのは可愛いですね。

モーちゃんさんもお気づきのように、
息子さんが言うことを聞かないのは
無意識な愛情を確認するためかもしれません。

本人も何が理由かなど気づいていません。

私達は真に大切なニーズが満たされないと、
そのニーズを取り下げるのではなく、
否定的に、無意識的になってまでも満たそうとします。

日頃から母親や家族など大切な人からの
注意や愛情がほしかったけれど、
それが肯定的に意識的に十分得られない場合、

子によってはわがままを言ったり、
わざと親や周囲のいうことと反対のことをするなどして
注意を得たり愛情を得たりしようとします。

たとえそれが叱られるなどの
ネガティブな注意の向けられ方であったとしても、
注意がないよりはマシなのです。

僕はここにいるよ、気づいて、見て、聞いて、愛して、
というサインですね。

もちろん、モーちゃんさんが
息子さんを愛していないわけではありません。

親たちはみな、忙しい中で、精一杯、
我が子を愛しているわけです。

現に上の子はわがままなど言わず、
問題なく育っているじゃないと。

ここで、モーちゃんさんには
子どものパーソナリティーの違いについて
考えてみていただきたいと思います。

努力したらご褒美がもらえることが
動機づけとなって頑張る子もいれば、
最初にご褒美がもらえるとニーズが
満たされてやる気が出る子もいます。

おそらく、息子さんは後者ではないでしょうか。

そうであれば、息子さんが不穏な空気を出す前に、
少なくとも出し始めたらすぐに、

モーちゃんさんから「おいで」と言って、
むぎゅぅをしてあげたり
抱っこしてあげたりしてみてください。

ママはあなたが大好きよ、
いつも気に留めているよ、
ということが伝わることが大事なのです。

親は愛情表現をしているつもりなのですが、
それが子どもには伝わりにくいことがあるのですね。

「あなたのために稼いでいる」
「だから忙しくしているんだ」などというのは、
子どもにとっては
もっとも分かりにくい愛情表現なのです。

ですので、子どもから見て、
分かりやすい愛情表現を心がけてみてください。

子どもが宿題をやらないで、
かわりにしていることは何でしょうか?

「先に宿題を済ませなさい」というかわりに、
「先に遊んじゃいなさい」と言ってみてはいかがでしょうか。

5-10分だけモーちゃんさんが
遊びに付き合うのも良いかもしれません。

あとから何十分も不機嫌になることを考えたら、
そのほうが効率も気分も良いはずです。

息子さんの場合は、まず好きなことでチャージしてから
宿題を試してみてください。

もちろん、このように息子さんに合わせるのには
モーちゃんさんもエネルギーが必要です。

そのためにも、時にはモーちゃんさん自身が
自分自身の時間をつくって
充電することを忘れないでください。

モーちゃんさんが充電したあとは、
いつもなら目くじらを立てることも、
おおらかな気持ちで見守れることを体験するでしょう。

子育て、大変ですが頑張ってくださいね♪
      
      
         
  
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