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Q:夫との暮らしが辛いです

川畑先生、いつも拝読しております。

結婚12年目の夫との暮らしが辛すぎて、ご相談させてください。

夫は専業主婦の義母に大切に育てられた長男で、
法学部卒、外資系企業に勤めています。

私は資格職で、結婚の際
仕事を辞めてと言われて辞めてしまいました。

夫は一般的には高収入ですが、
結婚してから月10万円きっかりしか家庭に入れてくれません。

子供も二人できて、
幼稚園に行かせたり習い事をさせたりすると、正直やっていけず、
冠婚葬祭や壊れた家電代金も家族旅行のお金も
その生活費の中から出すよう言われて、
独身時代の貯金を切り崩してきました。

結局現在私もフルタイムで働いてます。

家事、育児は全く夫はやらないので、
私一人のワンオペレーションでがむしゃらに頑張って来ました。

何故かというと子供達には不自由させたくないからです。

家を買った際も、主人の意向で主人の実家近くに購入、
私の実家は顧みられることはありません。
そのローンも共働きだからと折半です。

家を購入する前から夫はお金がないと言い張るので、
習い事や事あるごとに結局私が休日出勤して
時間外勤務を入れるようにして養育費を稼いでいます。

でも年収は夫の方がいいはず。
何に使ってるのか聞くとキレたり大声を出すので、
ここ2年会話もありません。

別れたいけど、
法学部卒で理屈をこねまわす姿をこれまでも見ているので、
またこれ以上搾取されるのではと不安です。

子供も特に長男は一挙手一投足を怒られてきた経緯もあり、
夫のことを嫌っています。

典型的な外面がいい人間なので、
周りからはいい旦那さんなのになんでと言われます。

顔を見るのも苦痛な人とどうやってこちらの心が壊れずに
付き合っていけばいいのか、心の持ちようを教えてください。

正直、子供や義母のことがなければさっさと別れてると思います。

【ミカン・40代・公務員】

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A:FROM 川畑のぶこ

経済状況が苦しい中で、二人のお子さんを育てながら、
よくここまでやりくりしてこられましたね。

本当に多くのことを譲歩されてきたことと思います。

共働きとなり、経済も折半となったのであれば
(それ以前からミカンさんの負担が多いようですが)
家事も折半が公平ですね。

ミカンさんはご主人が法学部出身で弁が立つため、
言いくるめられてしまうと物怖じされているようですが、
法を学んでいればこそ、
不公平さや理不尽さはよく理解されているはずです。

平和のための法であり、もし家庭内に相手を打ち負かし、
理不尽を通すための法が持ち込まれたのなら、
その家庭では誰も幸福になれないでしょう。

私たちは一人一人、幸福を体験して生きる権利を有しています。

ぜひその原点に立ち帰ってみてください。

夫婦が仲良く暮らす状態が
お子さんにとっても幸せであることはいうまでもありません。

ミカンさんがご主人と別れられないのは、
子どもの幸せを願えばこそでしょう。

母親が自分の幸せよりも子どもの幸せを優先させることは
自然なことですし、決して悪いことではないと思います。

ただし、実際は夫婦仲が悪く、
理不尽な要求を母親が子どものためだからと我慢して飲み込み、
じっと耐えることで、子どもに本当に幸せは訪れるのでしょうか。

子どもに不自由をさせていないと言えるでしょうか。

子どもは愛する母親の姿勢から、
理不尽なことには立ち上がることなく、ひたすらそれに耐える、
ということを学習するのではないでしょうか。

真の幸せのためなのか、それとも
波風を立てずに、自分たちの幸せに責任をとってはくれない、
誰かの目を気にしての体裁なのか。

もういちど、しずかにふりかえってみることをお勧めします。

もしも、ミカンさんにご主人と別れる覚悟があるのなら、
理不尽さに立ち上がるのも大事ではないでしょうか。

不器用でもいい、たとえ相手に論破されようが、
人として正しいと思うことを、
勇気をもってミカンさんなりの表現で主張してみてはいかがでしょうか。

そのような姿から、お子さんも何が健全かを学びとられるかもしれません。

結果として、別れるか別れないか…
それはその次に考えることかもしれませんね。

資格もお持ちとのことですので、
経済的にも精神的にも夫に依存せずやっていくための
シミュレーションをしておくことも心の安定に繋がることと思います。

ご自身の幸せの価値観を大切に、
お仕事に子育てにがんばってください。
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